この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章では、Cisco Broadband Access Center(BAC)の Device Provisioning Engine(DPE)を管理および監視するために使用するコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドについて説明します。
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clear cache コマンドは、DPE キャッシュを消去して、サーバを初期状態にリセットするときに使用します。DPE を再起動すると、RDU に接続されて、RDU データベースに格納されている情報を基にキャッシュが再作成されます。
(注) DPE キャッシュを消去する前に、dpe stop コマンドを実行して必ず DPE を停止してください。詳細については、「dpe start | stop」を参照してください。
DPE で大きな問題が発生したときだけ、キャッシュをクリアする必要があります。このコマンドを実行すると、自動的に DPE のデバイス キャッシュが再作成されるか、キャッシュへの読み込みが再開されます。このプロセスは、完了までに長時間かかる場合があります。
このコマンドを入力すると、DPE キャッシュがクリアされ、その結果クリアになったディスク領域の量を示すプロンプトが表示されます。キャッシュがクリアできなかった場合は、失敗の理由が表示されます。
dpe docsis shared-secret コマンドは、DPE 上の DOCSIS shared secret(DSS; DOCSIS 共有秘密情報)を設定するときに使用します。DSS は、ケーブル モデルおよび cable modem termination system(CMTS; ケーブル モデム ターミネーション システム)のメッセージ整合性チェックの計算に使用されます。
(注) DSS の設定中または変更中は、安全な接続を使用することをお勧めします。
DSS をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
dpe docsis shared-secret type secret
• type :共有秘密ストリングをクリア テキストで入力するか、暗号化されたテキストで入力するかを表します。
–0:クリア テキスト ストリングの場合。このストリングがデフォルトの設定です。
–7:Cisco IOS によって暗号化された共有秘密テキスト ストリングの場合。
• secret :秘密ストリングを表します。2 ~ 80 文字の値を入力する必要があります。
このコマンドの実行後に show running-config コマンドを使用すると、共有秘密情報とそのタイプを示す新しい行が表示されます。
no dpe docsis shared-secret コマンドは、DPE に設定されている DOCSIS 共有秘密情報(DSS)をディセーブルにするときに使用します。
DSS をイネーブルにするには、「dpe docsis shared-secret」を参照してください。
dpe port コマンドは、DPE が Network Registrar 拡張ポイントとの通信に使用するポート番号を指定するときに使用します。このポート番号は、ファイアウォール関連の理由で変更する必要がない限り、そのままにしておくことができます。
(注) ポート番号を変更する前に、DPE を停止する必要があります。稼動中の DPE でこのコマンドを実行しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
ERROR: DPE must be stopped before changing the port number.
このコマンドによって変更された内容を有効にするには、DPE を再起動する必要があります。DPE の起動と停止については、「dpe start | stop」を参照してください。
dpe provisioning-group primary コマンドは、DPE を特定のプライマリ プロビジョニング グループのメンバとして指定するときに使用します。ほとんどの DPE は単一のプライマリ プロビジョニング グループを使用して構成されますが、複数のプロビジョニング グループを選択すると、複数の DHCP サーバでこの DPE を使用できるようになります。
(注) PacketCable 音声技術をイネーブルにする場合は、DPE が 1 つのプロビジョニング グループだけに所属することを確認してください。
デバイス数の多い新しいプロビジョニング グループを割り当てたときに、ネットワーク内のデバイス数およびデバイス構成のサイズによっては、DPE を再起動するのに長時間かかる場合があります。これは、各プロビジョニング グループではキャッシュの同期化、新しいプロビジョニング グループではキャッシュの完全な再作成が必要なためです。
(注) 通常、プロビジョニング グループは、DPE が最初にネットワーク上に配置されたときにのみ変更する必要があります。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
構成されたプライマリ プロビジョニング グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。「no dpe provisioning-group primary」を参照してください。
dpe provisioning-group primary name [ name* ]
• name :割り当てられたプライマリ プロビジョニング グループを表します。
• name* :複数のプロビジョニング グループのエントリを許可します。複数のプロビジョニング グループを指定するときは、名前の間にスペースを挿入する必要があります。
デフォルトのプライマリ プロビジョニング グループは、デフォルトとして設定するプロビジョニング グループです。
任意の名前を使用して、プライマリ プロビジョニング グループを指定できます。ただし、デフォルトでは、プライマリ プロビジョニング グループは「default」と示されています。
これは、単一のプライマリ プロビジョニング グループを指定したときの結果です。
これは、複数のプライマリ プロビジョニング グループを指定したときの結果です。
no dpe provisioning-group primary コマンドは、構成されたプライマリ プロビジョニング グループをクリアするときに使用します。プライマリ プロビジョニング グループが利用できない場合、他のプロビジョニング グループのバックアップとして、または TFTP ファイル キャッシュとして、DPE を使用することができます。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
DPE を特定のプライマリ プロビジョニング グループのメンバとして指定するには、「dpe provisioning-group primary」を参照してください。
dpe provisioning-group secondary コマンドは、DPE サーバ用のセカンダリ プロビジョニング グループを設定するときに使用します。ほとんどの DPE は単一のプライマリ プロビジョニング グループを使用して構成されますが、複数のプロビジョニング グループを選択すると、複数の DHCP サーバでこの DPE を使用できるようになります。
(注) セカンダリ プロビジョニング グループは、プライマリ プロビジョニング グループが利用できない場合または過負荷の場合にだけ、プロビジョニングに使用されます。
デバイス数の多い新しいプロビジョニング グループを割り当てたときに、ネットワーク内のデバイス数およびデバイス構成のサイズによっては、DPE を再起動するのに長時間かかる場合があります。これは、各プロビジョニング グループではキャッシュの同期化、新しいプロビジョニング グループではキャッシュの完全な再作成が必要なためです。
(注) 通常、プロビジョニング グループは、DPE が最初にネットワーク上に配置されたときにのみ変更する必要があります。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
構成されたセカンダリ プロビジョニング グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。「no dpe provisioning-group secondary」を参照してください。
dpe provisioning-group secondary name [ name* ]
• name :割り当てられたセカンダリ プロビジョニング グループを表します。
• name* :複数のプロビジョニング グループのエントリを許可します。複数のプロビジョニング グループを指定するときは、名前の間にスペースを挿入する必要があります。
これは、単一のセカンダリ プロビジョニング グループを指定したときの結果です。
これは、複数のセカンダリ プロビジョニング グループを指定したときの結果です。
no dpe provisioning-group secondary コマンドは、構成されたセカンダリ プロビジョニング グループをクリアするときに使用します。セカンダリ プロビジョニング グループが利用できない場合、他のプロビジョニング グループのプライマリとして、DPE を使用することができます。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
DPE のセカンダリ プロビジョニング グループを設定するには、「dpe provisioning-group secondary」を参照してください。
dpe rdu-server コマンドは、RDU サーバに接続するために DPE を設定するときに使用します。 表3-1 は、このコマンドとともに使用できるキーワードを一覧表示しています。
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DPE の接続先の RDU を表します。通常、RDU はデフォルトのポートに設定しますが、セキュリティ上の理由から、RDU を非デフォルトのポートで実行するように設定することもできます。 このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。 |
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dpe rdu-server { host | x.x.x.x } port • host :RDU ホストの fully qualified domain name(FQDN; 完全修飾ドメイン名)を表します。 |
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RDU への接続時に特定のインターフェイスを送信元として使用するように DPE を設定します。インターフェイスを指定しない場合、DPE は、RDU サーバとの通信時に使用するインターフェイスをオペレーティング システムが決定できるようにします。 (注) このコマンドを使用する場合は、必ず IPv4 形式でアドレスを指定してください。 このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。 設定されているインターフェイスをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。設定されているインターフェイスをクリアする場合、インターフェイスの IP アドレスを指定する必要はありません。 |
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dpe rdu-server source ip ip_address [ ? ] • ip_address :特定の DPE インターフェイスの IP アドレス(IPv4 アドレス形式)を表します。 • ? :利用可能な IP アドレスを動的に判断して表示します。これは省略可能なパラメータです。このオプションを使用する場合、IP アドレスを指定する必要はありません。 |
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これは、設定されている DPE インターフェイスをクリアしたときの結果です。 |
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RDU への接続時に特定のポートを送信元ポートとして使用するように DPE を設定します。ポートを指定しない場合、DPE は、RDU との通信時に使用するポートをオペレーティング システムが決定できるようにします。 このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。 設定されているポートをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。設定されているポートをクリアする場合、ポート番号を指定する必要はありません。 |
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dpe rdu-server source port port (注) 指定したポートが利用できない場合は、エラー メッセージが表示されます。 |
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これは、RDU と通信するためのポートを設定したときの結果です。 これは、RDU との通信で DPE が使用する設定済みポートをクリアしたときの結果です。 |
dpe reload コマンドは、DPE を再起動するときに使用します。リロードする前に DPE が実行されている必要があります。DPE が 60 秒以内に停止されない場合、BAC プロセス ウォッチドッグ(bprAgent)によって DPE が自動的に停止され、DPE が停止したことを伝えるアラート メッセージが表示されます。メッセージが表示された後、DPE が再起動します。
dpe shared-secret コマンドは、RDU との通信に必要な共有秘密情報を設定するときに使用します。2 台のサーバで設定された共有秘密情報が一致しない場合、通信は失敗します。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
dpe start | stop コマンドは、DPE を起動または停止するときに使用します。
• start :DPE を起動します。このコマンドは、DPE が実行されていないときにのみ使用できます。DPE を正常に起動しても、DPE が正常に実行されるという保証はありません。DPE ログをチェックして、DPE が正しく起動されたことを確認します。さらに、ログを定期的にチェックして、別のエラーが発生していないかどうかを確認します。
• stop :DPE を停止します。このコマンドは、DPE が実行されているときにのみ使用できます。DPE が 60 秒以内に停止されていない場合、DPE プロセス ウォッチドッグ(bprAgent)によって DPE が自動的に停止され、DPE が停止されたことを伝えるアラート メッセージが表示されます。
これは、すでに稼動中の DPE が起動されたときの結果です。
interface ip pg-communication コマンドは、Network Registrar 拡張との通信時に特定のインターフェイス(IP アドレスで表す)を使用するように DPE を設定するときに使用します。インターフェイスを指定しない場合、DPE は、Network Registrar 拡張との通信時に使用するインターフェイスをオペレーティング システムが決定できるようにします。
(注) Network Registrar 拡張との通信には、必ず IPv4 インターフェイスを設定してください。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
設定されているインターフェイスをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。「no interface ip pg-communication」を参照してください。
no interface ip pg-communication コマンドは、Network Registrar 拡張との通信時に使用するよう DPE に設定されているインターフェイスをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
DPE インターフェイスを設定するには、「interface ip pg-communication」を参照してください。
interface ip provisioning コマンドは、プロビジョニング要求を処理するための特定のインターフェイス(IP アドレスで表す)を設定するときに使用します。プロビジョニングがイネーブルになっているインターフェイスだけが、デバイスおよび DHCP サーバとの通信に使用されます。
Network Registrar 拡張との通信用のインターフェイスを指定しない場合、拡張は、プロビジョニングがイネーブルなインターフェイスを介して DPE と通信します。拡張との通信用のインターフェイスを設定した場合( interface ip pg-communication コマンドを使用)、拡張は、指定したインターフェイスを介して DPE と通信します。この設定を使用すると、スプリットネットワーキング技術を利用して、通信に直面するデバイスを管理通信から分離できます。
(注) IPv6 を使用している場合は、Network Registrar 拡張と通信するためのインターフェイスを設定する必要があります。インターフェイスを設定しない場合、DPE は拡張と通信できません。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
設定されているインターフェイスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。「no interface ip provisioning」を参照してください。
interface ip ip_address provisioning [ ? ]
• ip_address :インターフェイスの IP アドレスを IPv4 形式または IPv6 形式で指定します。
• ? :利用可能なインターフェイスを動的に判断し、IP アドレスで表示します。これは省略可能なパラメータです。このオプションを使用する場合、IP アドレスを指定する必要はありません。
? オプションの使用時に表示される IP アドレスは、CLI のインストール後に変更されません。プロビジョニング IP アドレスを変更する場合は、次の手順に従って、手動で既存の IP アドレスを削除し、新しい IP アドレスを設定します。
1. no interface ip provisioning コマンドを使用して、既存の IP アドレスを削除します。
2. /etc/init.d/bprAgent stop cli コマンドを使用して、CLI プロセスを終了します。
4. /etc/init.d/bprAgent start cli コマンドを使用して、CLI プロセスを再び起動します。
5. interface ip provisioning コマンドを使用して、DPE コマンドラインから新しい IP アドレスを追加します。
これは、IPv4 アドレスを指定してインターフェイスを設定したときの結果です。
これは、IPv6 アドレスを指定してインターフェイスを設定したときの結果です。
no interface ip provisioning コマンドは、特定のインターフェイスを介したプロビジョニングをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
インターフェイスをイネーブルにするには、「interface ip provisioning」を参照してください。
no interface ip ip_address provisioning [ ? ]
• ip_address :インターフェイスの IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを指定します。
• ? :利用可能なインターフェイスを動的に判断し、IP アドレスで表示します。これは省略可能なパラメータです。このオプションを使用する場合、IP アドレスを指定する必要はありません。
これは、IPv4 アドレスを指定してインターフェイスをディセーブルにしたときの結果です。
これは、IPv6 アドレスを指定してインターフェイスをディセーブルにしたときの結果です。
interface ip provisioning fqdn コマンドは、特定のインターフェイスに完全修飾ドメイン名(FQDN)を設定するときに使用します。プロビジョニング FQDN は、特定の DPE インターフェイスを接続するためにデバイスに設定するドメイン名です。
(注) インターフェイスに FQDN を設定する前に、このインターフェイスでプロビジョニングがイネーブルになっていることを確認してください。インターフェイス上でプロビジョニングをイネーブルにするには、「interface ip provisioning」を参照してください。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
設定されている FQDN をクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。「no interface ip provisioning fqdn」を参照してください。
interface ip ip_address provisioning fqdn fqdn
• ip_address :DPE 上のインターフェイスを表します。
• fqdn :特定のインターフェイスに設定される FQDN を表します。この FQDN は、DHCP オプション 177 サブオプション 3 の SNMPEntity として送信されます。
これは、IPv4 インターフェイスの FQDN を設定したときの結果です。
これは、IPv6 インターフェイスの FQDN を設定したときの結果です。
no interface ip provisioning fqdn コマンドは、特定のインターフェイスの完全修飾ドメイン名(FQDN)をクリアするときに使用します。プロビジョニング FQDN は、特定の DPE インターフェイスを接続するためにデバイスに設定するドメイン名です。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
インターフェイスに FQDN を設定するには、「interface ip provisioning fqdn」を参照してください。
no interface ip ip_address provisioning fqdn fqdn
• ip_address :DPE 上のインターフェイスを表します。
• fqdn :特定のインターフェイスに設定されている FQDN を表します。この FQDN は、DHCP オプション 177 サブオプション 3 の SNMPEntity として送信されます。
これは、IPv4 アドレスを指定してインターフェイスの FQDN をクリアしたときの結果です。
これは、IPv6 アドレスを指定してインターフェイスの FQDN をクリアしたときの結果です。
service tftp コマンドは、TFTP 関連の設定を構成するときに使用します。 表3-2 は、このコマンドとともに使用できるキーワードを一覧表示しています。
DPE 上の TFTP サービスは、要件に合せて設定できる、サービスの 1 つのインスタンスをフィーチャしています。
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ファイル システムに対する TFTP 読み取り要求をイネーブルにします。このコマンドをイネーブルにすると、DPE は要求されたファイルをローカル ディレクトリで検索します。DPE キャッシュは検索しません。 |
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これは、ファイル システムに対する読み取り要求をイネーブルにしたときの結果です。 これは、ファイル システムに対する読み取り要求をディセーブルにしたときの結果です。 |
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IPv4 または IPv6 を使用する TFTP 転送のブロックサイズ オプションをイネーブルまたはディセーブルにします。ブロックサイズ オプションでは、データ オクテット数を指定し、クライアントとサーバがネットワーク メディアに適したブロックサイズをネゴシエートできるようにします。 ブロックサイズがイネーブルである場合、要求された転送用ブロックサイズが、指定されている下限と上限の間にあると、TFTP サービスはそのブロックサイズを使用します。ブロックサイズがディセーブルである場合、TFTP サービスはクライアント要求を無視し、適切なメッセージが DPE ログ ファイルに記録されます。 |
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service tftp 1..1 ipv4 | ipv6 blocksize lower upper • 1..1 :TFTP サービスのインスタンスを表します。 • ipv4 :IPv4 のブロックサイズをイネーブルにします。 • ipv6 :IPv6 のブロックサイズをイネーブルにします。 • lower :ファイル転送用のブロックサイズの下限をオクテット単位で指定します。指定した制限未満の転送が要求された場合、そのオプションは無視されます。 • upper :ファイル転送用のブロックサイズの上限をオクテット単位で指定します。指定した制限を超える転送が要求された場合、そのオプションは無視されます。 |
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これは、TFTP 転送用のブロックサイズをイネーブルにしたときの結果です。 これは、TFTP 転送用のブロックサイズをディセーブルにしたときの結果です。 |
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IPv4 または IPv6 の TFTP サービスをイネーブルまたはディセーブルにします。 このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。 (注) 標準的な TFTP ポート(ポート番号 60)が利用できない場合は、エラー メッセージが表示されます。 |
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service tftp 1..1 ipv4 | ipv6 enabled true | false • 1..1 :TFTP サービスのインスタンスを表します。 • ipv4 :IPv4 の TFTP サービスをイネーブルにします。 • ipv6 :IPv6 の TFTP サービスをイネーブルにします。 |
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これは、TFTP サービスをイネーブルにしたときの結果です。 これは、TFTP サービスをディセーブルにしたときの結果です。 |
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TFTP ダイナミック構成要求における要求者の IP アドレスの確認をイネーブルにします。 TFTP ダイナミック構成要求における要求者の IP アドレスの確認をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
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service tftp 1..1 ipv4 | ipv6 verify-ip • 1..1 :TFTP サービスのインスタンスを表します。 |
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これは、TFTP 要求における要求者の IP アドレスの確認をイネーブルにしたときの結果です。 これは、TFTP 要求における要求者の IP アドレスの確認をディセーブルにしたときの結果です。 |
service tod コマンドは、DPE 上で動作する、IPv4 または IPv6 の Time of Day(ToD)サービスをイネーブルまたはディセーブルにするときに使用します。ToD サービスは、プロビジョニング用に設定されているインターフェイスだけにバインドします。インターフェイスでプロビジョニングをイネーブルにする方法については、「interface ip provisioning」を参照してください。
このコマンドの使用後は、 dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。「dpe reload」を参照してください。
(注) ToD ポートが利用できない場合は、エラー メッセージが表示されます。
service tod 1..1 ipv4 | ipv6 enabled true | false
• ipv4 :IPv4 の ToD サービスをイネーブルにします。
これは、DPE 上の ToD サービスをイネーブルにしたときの結果です。
これは、DPE 上の ToD サービスをディセーブルにしたときの結果です。
show device-config コマンドは、DPE にキャッシュされているデバイス構成を表示するときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
• mac :デバイスの MAC アドレスを指定します。 mac に使用できる形式は次のとおりです(MAC アドレス ヘッダーが 1,6 である場合)。
–「Type,len,addr」:たとえば、1,6,00:01:02:03:04:05 または 9,10,43:43:31:32:33:34:35:36:2d:41
–正確なサイズのオクテット:たとえば、000102030405 または 00:01:02:03:04:05
• duid :IPv6 環境におけるデバイスの DHCP Unique Identifier(DUID)を指定します。たとえば、00:03:00:01:00:18:68:52:75:c0。DUID の長さは 128 オクテットを超えることはありません。
これは、デバイスの MAC アドレスに基づいて構成を調べたときの結果です。この例では、MAC アドレスが 1,6,aa:bb:cc:dd:ee:ff であると想定しています。
これは、デバイスの DUID に基づいて構成を調べたときの結果です。この例では、DUID が 00:00:00:00:00:00:00:52:75:c0 であると想定しています。
これは、指定したデバイスの構成を DPE キャッシュで入手できなかったときの結果です。
show dpe コマンドは、DPE が実行されているかどうかをチェックするときに使用します。結果として、プロセスの状態および稼動の統計(実行されている場合)が表示されます。このコマンドによって、DPE が正常に実行されているかどうかは確認できません。プロセスが実行されているかどうかのみ示されます。ただし、DPE が実行されているときには、このコマンドが表示する統計を使用して、DPE によって要求が正常にサービスされているかどうかを確認できます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
このエラーが発生した場合は、DPE プロセスを起動します。「dpe start | stop」を参照してください。
このエラーは、DPE で問題が発生しているときに発生します。DPE ログ( dpe.log )を調べて、問題のトラブルシューティングを実行してください。
show dpe config コマンドは、DPE の現在の設定を表示するときに使用します。