RPM と SMU の更新
RPM には特定の不具合に対する修正が含まれており、その修正でシステムを更新する必要があります。RPM および SMU を新しいバージョンに更新するには、install source コマンドを使用します。特定の RPM に対してこのコマンドが発行されると、ルータによりリポジトリとの間で通信が行われ、RPM がダウンロードされてアクティブにされます。依存関係にある RPM がリポジトリにある場合、ルータによってその RPM も特定されてインストールされます。
install source コマンドの構文は次のとおりです。
install source リポジトリ [rpm]
install source コマンドは、次の 4 つの方法で実行できます。
-
パッケージ名を指定しない。
パッケージ名を指定しないと、すべてのインストール済みパッケージがコマンドによって最新の SMU で更新されます。
install source [repository]
-
パッケージ名を指定する。
パッケージ名を指定すると、そのパッケージがコマンドによってインストールされ、依存関係とともにそのパッケージの最新の SMU で更新されます。パッケージがすでにインストールされている場合、そのパッケージの SMU だけがインストールされます(すでにインストールされている SMU は、スキップされます)。
install source [repository] asr9k-mpls.rpm
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パッケージ名とバージョン番号を指定する。
パッケージの特定のバージョンをインストールする必要がある場合、完全なパッケージ名を指定します。このパッケージは、リポジトリにあるパッケージの最新の SMU とともにインストールされます。
install source [repository] asr9k-mpls-1.0.2.0-r710.x86_64.rpm
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SMU を指定する。
SMU を指定すると、その SMU は依存関係にある SMU とともにダウンロードおよびインストールされます。
install source [repository] asr9k-mpls-1.0.2.1-r611.CSCub12345.x86_64.rpm