この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco IOS XR ソフトウェアの Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)の手法について説明します。
• 「コマンド履歴」
(注) コマンドは、大文字、小文字、または大文字と小文字を混在させて入力できます。大文字と小文字の区別があるのはパスワードだけです。ただし、シスコシステムのマニュアル表記法に従い、ここではコマンドを小文字で表記しています。
ここでは、CLI を使用する際に役立つヒントおよびショートカットについて説明します。
• 「オンスクリーン コマンド ヘルプを表示するための疑問符(?)の使用」
• 「不完全なコマンド名を完全にするための Tab キーの使用」
コマンドおよびキーワードは、一意の省略形として認識可能な文字数まで省略できます。たとえば、 configure コマンドは config と省略できます。それは、このコマンドの省略形が一意であるためです。ルータは、省略されたコマンドを受け入れて実行します。
使用可能なコマンドおよびコマンドの正しい構文を調べるには、疑問符( ? )を使用します。 表 5-1 に、オンスクリーン ヘルプのオプションをまとめます。
ヒント 疑問符(?)の前にスペースを含めるかどうかは、重要な意味を持ちます。疑問符の前にスペースを含めると、コマンドまたは CLI モードに対して使用できるすべてのオプションが表示されます。スペースを含めない場合は、特定の文字ストリングで始まるコマンドのリストが表示されます。
次に、エントリをアクセス リスト 99 に追加する例を示します。追加するエントリにより、サブネット 172.0.0.0 上のすべてのホストへのアクセスが拒否され、0 ~ 255 の範囲内で始まる IPv4 アドレスのビットが無視されます。次の手順は、オンスクリーン コマンド ヘルプの例を示しています。
ステップ 1 access-list コマンドを入力し、続けてスペースと疑問符を入力すると、そのコマンドに使用できるオプションのリストが表示されます。
ステップ 2 アクセス リスト名 list1 に続けてスペースと疑問符を入力すると、キーワードおよび簡単な説明に適用される引数が表示されます。
ステップ 3 deny オプションと疑問符を入力すると、さらにコマンド オプションが表示されます。
ステップ 4 IP アドレスを入力し、続けてスペースと疑問符(?)を入力すると、追加のオプションのリストが表示されます。
<cr> 記号は単独で、それ以上キーワードまたは引数がないことを示します。
ステップ 5 Enter キーを押してコマンドを実行します。
(注) 設定は、commit コマンドを入力してターゲット コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションに追加するまで、アクティブになりません。
完全なコマンド名を思い出せない場合や、入力する必要がある文字数を減らしたい場合は、コマンドの先頭の数文字を入力して、Tab キーを押します。入力した文字ストリングで始まるコマンドが 1 つしかない場合は、自動的に完全なコマンド名が入力されます。入力した文字で始まるコマンドが複数存在する場合は、文字ストリングが一意でないことがビープ音によって示され、入力済みの文字と一致するコマンドのリストが表示されます。
次の例では、 conf は、EXEC モードで一意のストリングとして認識されるため、Tab キーを押すと完全なコマンド名が入力されます。
CLI には完全なコマンド名が表示されますが、このコマンドを実行するには、 Enter キーを押す必要があります。このため、ユーザは、提示されたコマンド名を変更したり拒否したりできます。
次の例では、入力した文字と一致するコマンドが 2 つ認識されます。
ヒント キーボード上に Tab キーがない場合は、代わりに Ctrl キーを押した状態で I キーを押します。
正しくないコマンドを入力すると、エラーメッセージが返され、エラー ポイントにキャレット(^)が表示されます。次の例では、コマンド内の正しくない文字が入力されている位置にキャレットが表示されます。
(注) パーセント記号(%)は、その行にエラー メッセージが表示されていることを示します。
正しいコマンド構文を表示するには、コマンドの後に「?」を入力します。
ほとんどすべてのコンフィギュレーション コマンドには no 形式があります。コマンドによっては、 no 形式を使用して、機能をイネーブルまたはディセーブルにする場合があります。たとえば、インターフェイスを設定する場合には、 no shutdown コマンドでインターフェイスを始動し、 shutdown コマンドでインターフェイスをシャットダウンします。また、有効なユーザ名を入力している場合には、 username コマンドで新しいユーザを作成し、 no username コマンドでユーザを削除します。
Cisco IOS XR ソフトウェア のコマンドリファレンスには、コンフィギュレーション コマンドの詳細な構文と、 no 形式のコマンドの機能に関する説明が記載されています。詳細については、「表記法」を参照してください。
画面上で 1 行を超えるコマンドには、ラップアラウンド機能を使用できます。カーソルが右マージンに達すると、そのコマンドラインは 10 文字だけ左へシフトされます。行の先頭から 10 文字までは見えなくなりますが、左へスクロールしてコマンドの先頭部分の構文をチェックできます。コマンドラインを左へスクロールするには、Ctrl キーを押した状態で B キーを押すか、左矢印キーを繰り返し押します。コマンドラインの先頭に直接移動するには、Ctrl キーを押した状態で A キーを押します。
次の例では、 ipv4 access-list コマンド エントリは長すぎるため、1 行に表示できません。カーソルが行末に達すると、その行は左へシフトされ、再表示されます。コマンドプロンプトの後のドル記号($)は、その行が左へスクロールされ、コマンドの先頭が非表示になっていることを示します。
次は、Ctrl キーを押した状態で A キーを押してコマンドラインの先頭を表示したときの例です。コマンドラインの末尾のドル記号($)は、そのコマンドが右へスクロールされ、コマンドの末尾が非表示になっていることを示します。
次は、右矢印キーを使用して右へスクロールしたときの例です。行の両端にドル記号が表示されていることに注目してください。これは、このコマンドの先頭および末尾にあるコマンド情報が非表示になっていることを示します。
デフォルトでは、Cisco IOS XR ソフトウェアは幅が 80 カラムの端末画面を使用します。異なる画面幅に調整するには、EXEC モードで terminal width コマンドを使用します。
show コマンドは、システムおよびその設定に関する情報を表示するために使用します。ここでは、一般的な show コマンドを示し、それらのコマンドの出力を管理するための手法について説明します。
• 「--More-- プロンプトが表示された場合の表示出力の閲覧」
表 5-2 に、最も一般的な show コマンドを示します。
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トラブルシューティングのための大量のシステム情報を収集します。この出力は、テクニカルサポート担当者に問題を報告する際に提供できます。 |
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ファン、LED、電源電圧および電流、温度など、システムのハードウェア情報を表示します。追加のコマンドオプションを表示するには、 show environment ? と入力します。 |
これらのコマンドの使用の詳細については、「表記法」を参照してください。
? 、 show 、 more など、コマンド出力が複数画面に及ぶコマンドの場合、出力は 1 画面ずつ表示され、画面の下部に --More--
プロンプトが表示されます。
次の例は、1 画面分のデータと --More--
プロンプトを示しています。
ヒント --More--
プロンプトが表示されない場合は、EXEC モードで terminal length コマンドを使用して、画面長の値を入力してみてください。length の値を 0 に設定している場合、コマンド出力は一時停止されません。次の例は、terminal length の設定方法を示しています。
terminal length 20
RP/0/RSP1/CPU0:router#
CLI の出力の検索やフィルタリングについては、「show コマンド出力のフィルタリング」を参照してください。
画面出力を中断して表示を終了するには、次の例のように、Ctrl キーを押した状態で C キーを押します。
デフォルトでは、CLI のコマンド出力は画面上に表示されます。 show コマンド構文の後にファイル名および場所を入力することにより、ユーザが指定したファイルに CLI のコマンド出力をリダイレクトできます。出力をファイルにリダイレクトするには、次のコマンド構文を使用します。
この機能を使用すると、将来の分析および参照用に、任意の show コマンドの出力をファイルに保存できます。コマンド出力をリダイレクトする場合は、次の注意事項に従ってください。
• ファイルのフル パスを指定しない場合は、アカウントのデフォルト ディレクトリが使用されます。ターゲット コンフィギュレーション ファイルは、常にこの場所に保存する必要があります。
• 保存した出力をコンフィギュレーション ファイルとして使用する場合は、容易に識別できるように、ファイル名の最後に拡張子
cfg
を付けます。この拡張子は必須ではありませんが、ターゲット コンフィギュレーション ファイルを特定する際に役立つ場合があります。
例:myconfig.cfg
次の例では、ターゲット コンフィギュレーション ファイルはデフォルト ユーザ ディレクトリに保存されます。
大規模な実行コンフィギュレーションを表示すると、何千行もの出力データが生成されます。確認する必要がある項目だけが表示されるように show コマンドの出力を制限するには、次のセクションの手順に従います。
show コマンドにキーワードや引数を入力すると、 show コマンドの出力は、特定のキーワードまたはインターフェイスに制限されます。
次の例では、スタティック IP ルート設定に関する情報だけが表示されます。
すべてのインスタンスの設定を表示するには、アスタリスク( * )ワイルドカード文字を入力します。
(注) 詳細については、「show コマンドでインターフェイスを特定するためのワイルドカードの使用」を参照してください。
次の例では、すべてのギガビット イーサネット インターフェイスの設定が表示されます。
show コマンドの出力では、大量のデータが生成される可能性があります。情報の一部だけを表示するには、パイプ文字( | )を入力し、続けてキーワード( begin 、 include 、 exclude 、または file) と正規表現を入力します。 表 5-3 に、 show コマンドのフィルタリング オプションを示します。
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次の例では、 show interface コマンドは、「protocol」という表現を含む行だけを表示しています。
(注) フィルタリングが使用できるのは、サブモード、完全なコマンド、および「?」を指定したときに出力に <cr>
が表示される場合だけです。
show コマンドの出力の --More--
プロンプトで、フィルタを指定できます。そのためには、スラッシュ( / )を入力し、続けて正規表現を入力します。フィルタは、コマンドの出力が完了するか、中断される(Ctrl キーを押した状態で Z キーを押すか、Ctrl キーを押した状態で C キーを押す)までアクティブになります。この手法には、次の規則が適用されます。
• 元のコマンドまたは直前の
--More--
ロンプトでフィルタが指定されている場合は、2 番目のフィルタを適用できない。
• キーワード begin を使用してもフィルタが構成されない。
• 正規表現の前にマイナス(-)記号を配置すると、正規表現が含まれない出力行が表示される。
• 正規表現の前にプラス(+)記号を配置すると、正規表現が含まれる出力行が表示される。
次の例では、 --More--
プロンプトでフィルタを追加することにより、残りの出力に正規表現「ip」を含む行だけを表示しています。
ヒント ほとんどのシステムでは、いつでも Ctrl キーを押した状態で C キーを押して出力を中断し、EXEC モードに戻ることができます。
詳細については、 付録 A「正規表現、特殊文字、およびパターンの概要」 を参照してください。
マルチパイプ機能では、コマンドライン インターフェイス上で複数のパイプがサポートされます。この機能を使用すると、拡張ユーティリティ セットで出力を処理できます。さまざまなユーティリティの組み合わせを使用して、 show コマンドの出力を収集、フィルタリング、および書式設定できます。コマンドライン インターフェイス上でサポートされるパイプ数は無原則に 8 パイプに制限されていますが、パイプを使用して指定した個々のコマンドの長さによっては、1 行に入力できる文字数の制限(1,024)がこの制限に優先します。
また、パイプ文字( | )をパターンとして指定する場合は、二重引用符で囲む必要があります。次に例を示します。
RP/0/RP1/CPU0:single8-hfr# show running-config|include "gi|ospf"|file disk0:/usr/a.log
show parser dump コマンドを実行すると、特定のサブモードに対する CLI 構文オプションが表示されます。
これは、ルータでサポートされているパーサー コマンドをダンプするためのユーティリティであり、サブモードで使用できる行ごとのコマンドを表示するツールでもあります。このコマンドはすべてのモードで使用でき、そのモードで使用できるコマンド セットを表示します。これは、モードに使用できる CLI コマンドを収集するための非常に便利なツールです。
show parser dump コマンドは、フィルタをサポートしています。コマンドの最初の部分を指定すると、一致するコマンドが表示されます。
• 「show コマンドでインターフェイスを特定するためのワイルドカードの使用」
• 「エイリアス」
ワイルドカード( * )を使用して、 show コマンドでインターフェイスのグループを特定します。 表 5-4 に、インターフェイスのグループを特定するためのワイルドカードの使用例を示します。
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(注) ワイルドカード(*)は、インターフェイス名の最後の文字である必要があります。
次の例では、ラック 0、スロット 1 にあるすべてのギガビット イーサネット インターフェイスの設定が表示されます。
次の例では、すべてのギガビット イーサネット インターフェイスの状態が表示されます。
コンフィギュレーション テンプレートにより、コンフィギュレーション コマンドのグループを表す名前を作成できます。テンプレートを定義すると、そのテンプレートをすべてのユーザがインターフェイスに適用できるようになります。ネットワークの規模が大きくなり、ノードやポートの数が多くなると、テンプレートを使用して複数のポートをすばやく設定する機能を使用することで、インターフェイスの設定するための時間を大幅に削減できます。
テンプレートを使用する作業での 2 つの主要なステップは、テンプレートの作成とテンプレートの適用です。ここでは、コンフィギュレーション テンプレートの作成方法について説明します。
2. template template-name [($ parameter $ parameter... )] [ config-commands ]
次の例では、簡単なテンプレートを定義しています。テンプレートの内容を表示するには、例のように show running-config template template-name と入力してください。
次の例では、テンプレートを定義していますが、このテンプレートにはパラメータが必要です。テンプレートの内容を表示するには、例のように show running-config template template-name と入力してください。
テンプレートを適用するには、グローバル コンフィギュレーション モードで apply-template template-name [( parameter )] コマンドを入力します。その場合、次の注意事項に従ってください。
• 同じテンプレートを 2 回以上適用すると、最新のアプリケーションによって以前のアプリケーションが上書きされます。
• テンプレートには、正確な数のパラメータを指定してください。
• テンプレートは、「ベストエフォート型」処理として適用されます。つまり、有効な変更だけが保存されます。テンプレート内のコマンドのいずれかが失敗すると、そのコマンドは廃棄されます。
• テンプレートを適用したら、 show configuration コマンドを使用して対象の設定変更を表示します。ターゲット コンフィギュレーションは、実行コンフィギュレーションの一部となるように、( commit コマンドを使用して)保存する必要があります。
次の例では、簡単なテンプレートを定義しています。テンプレートの内容を表示するには、例のように show running-config template template-name と入力してください。
次の例では、パラメータを 1 つ指定したテンプレートを適用し、 show configuration コマンドを使用して結果を表示します。
Cisco IOS XR ソフトウェアでは、ルータ内の任意の物理エンティティまたは論理エンティティに対してコマンドライン エイリアスを定義できます。定義したエイリアスは、CLI で実際のエンティティを参照するために使用できます。
コマンド エイリアスを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードまたは管理コンフィギュレーション モードで alias コマンドを入力します。
alias alias-name [( parameter1 parameter2... )] command-syntax [$ parameter1 ] [ command-syntax [$ parameter2 ]}
表 5-5 に、 alias コマンド構文の定義を示します。
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command-syntax の引数に指定したコマンドに属する引数またはキーワード。エイリアス名に続けてカッコ内にパラメータを入力している場合は、エイリアスにパラメータが必要です。エイリアス内のコマンドにパラメータを関連付けるには、パラメータ名の前に $ 記号を入力します。 |
1 つのコマンド エイリアスで複数のコマンドをサポートできます。また、コマンドごとに複数の変数をサポートできます。1 つのエイリアスで複数のコマンドを指定すると、各コマンドは、その alias 内にリストされている順序で実行されます。
次の例では、管理イーサネット インターフェイスに対して my-cookie という名前のエイリアスを作成し、その新しいエイリアスを指定してインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
エイリアスを使用してコマンドを入力すると、入力したコマンドがエイリアスの値と共に表示されるため、そのエイリアスの値を確認できます。
特定のキーストローク(キーの組み合わせまたはシーケンス)をコマンド エイリアスとして認識するようにシステムを構成できます。つまり、キーストロークは、コマンドを実行するためのショートカットとして設定できます。システムがキーストロークをコマンドとして解釈できるようにするには、コマンド シーケンスを入力する前に、Ctrl キーを押した状態で V キーを押すか、Esc キーを押してから Q キーを押します。
Cisco IOS XR ソフトウェアでは、最近入力または削除したコマンドの履歴を表示できます。コンソール メッセージが表示されているときに、コマンドラインを再表示することもできます。ここでは、コマンド履歴機能について説明します。
(注) 以前コミットしたコンフィギュレーションにロールバックする方法については、「コンフィギュレーション履歴の管理とロールバック」を参照してください。
Cisco IOS XR ソフトウェアの履歴バッファには、コマンドラインで実行された最新のコマンドが 10 個まで記録されています。この機能は、アクセス リストなど、長いまたは複雑なコマンドやエントリを呼び出す場合、特に便利です。
履歴バッファのコマンドを表示するには、次のように show history コマンドを入力します。
Cisco IOS XR ソフトウェアの履歴バッファには、コマンドラインで実行された最新のコマンドが 10 個まで記録されています。この機能は、アクセス リストなど、長いまたは複雑なコマンドやエントリを呼び出す場合、特に便利です。
履歴バッファのコマンドを呼び出すには、 表 5-6 に示すコマンドまたはキーの組み合わせのいずれかを使用します。
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直前に入力したコマンドから始めて、履歴バッファに保管されているコマンドを呼び出します。キー シーケンスを繰り返すと、古いコマンドが順に呼び出されます。 |
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Ctrl+P または上矢印キーでコマンドを呼び出してから、履歴バッファ内のより新しいコマンドに戻ります。キー シーケンスを繰り返すと、より新しいコマンドが順に呼び出されます。 |
Cisco IOS XR CLI では、削除したコマンドやキーワードも履歴バッファに保存されます。履歴バッファには、Ctrl キーを押した状態で K キーを押す、Ctrl キーを押した状態で U キーを押す、または Ctrl キーを押した状態で X キーを押すことによって削除した最新の 10 項目が保存されます。Back Space キーを押すか、Ctrl キーを押した状態で D キーを押すことによって削除した個々の文字は保存されません。
表 5-7 に、削除したエントリをコマンドラインに呼び出すために使用するキーストロークの組み合わせを示します。
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(注) キー シーケンス Esc、Y が機能するためには、まずキーの組み合わせ Ctrl+Y を押す必要があります。Esc、Y を押した回数が 10 回を超えると、バッファ内の最新のエントリに戻って循環します。
コマンドの入力中にシステムからメッセージが送信された場合は、キーの組み合わせ Ctrl+L または Ctrl+R を使用して、現在のコマンドライン エントリを再表示できます。
表 5-8 に、修正または変更を加える際、コマンドラインでカーソルを移動するために使用できるキーの組み合わせまたはキー シーケンスを示します。カーソル制御キーを使用する場合は、次の注意事項に従ってください。
• Ctrl は Ctrl キーを示し、関連する文字キーと同時に押す必要があります。
• Esc は Esc キーを示し、このキーを最初に押してから、続けて関連する文字キーを押す必要があります。
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1 文字左へ移動します。1 行を超えるコマンドを入力する場合は、左矢印キーまたは Ctrl+B キーを繰り返し押してシステム プロンプトの方へスクロールし、コマンド エントリの先頭に戻るか、キーの組み合わせ Ctrl+A を押します。 |
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単純なキー シーケンスを使用して、大文字と小文字を変更できます。 表 5-9 に、キャピタリゼーションを制御するために使用するキーストロークの組み合わせを示します。
(注) Cisco IOS XR コマンドには、一般に大文字と小文字の区別はありませんが、通常はすべて小文字で表記します。
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表 5-10 に、コマンドライン エントリを削除するために使用するキーストロークを示します。
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