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コマンドまたはアクション |
目的 |
ステップ 1 |
enable
例:
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 2 |
configure terminal
例:
Router# configure terminal
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グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
pfr master
例:
Router(config)# pfr master
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PfR マスター コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、ルータをマスター コントローラとして設定します。
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マスター コントローラおよび境界ルータのプロセスを同じルータ上でイネーブルにできます(別個のサービス プロバイダーに 2 つの出口リンクを持つ 1 つのルータを含むネットワーク内など)。
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ステップ 4 |
border ip-address [key-chain key-chain-name]
例:
Router(config-pfr-mc)# border 192.168.1.2 key-chain border1_PFR
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PfR 管理境界ルータ コンフィギュレーション モードを開始して、境界ルータとの通信を確立します。
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境界ルータを識別するために、IP アドレスを設定します。
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PfR の管理対象ネットワークを作成するには、少なくとも 1 台の境界ルータを指定する必要があります。 1 台のマスター コントローラで制御できる境界ルータは、最大 10 台です。
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key-chain-name 引数の値は、境界ルータの設定時に指定されたキー チェーン名と一致する必要があります。
(注) |
境界ルータが最初に設定されている場合は、key-chain キーワードおよび key-chain-name 引数を入力する必要があります。 ただし、既存の境界ルータを再設定する場合、このキーワードは省略可能です。 |
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ステップ 5 |
interface type number external
例:
Router(config-pfr-mc-br)# interface GigabitEthernet 0/0/0 external
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PfR 管理の外部インターフェイスとして境界ルータ インターフェイスを設定します。
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外部インターフェイスは、トラフィックの転送およびアクティブ モニタリングに使用されます。
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PfR 管理のネットワークには、最低 2 つの外部境界ルータ インターフェイスが必要です。 各境界ルータでは、少なくとも 1 つの外部インターフェイスを設定する必要があります。 1 台のマスター コントローラで制御できる外部インターフェイスは、最大 20 です。
ヒント |
ルータでインターフェイスを PfR 管理外部インターフェイスとして設定すると、PfR ボーダー出口インターフェイス コンフィギュレーション モードが開始されます。 このモードでは、インターフェイスに対して最大リンク使用率またはコストベースの最適化を設定できます。 |
(注) |
external キーワードまたは internal キーワードを指定せずに interface(PfR)コマンドを入力すると、ルータは、PfR ボーダー出口コンフィギュレーション モードではなく、グローバル コンフィギュレーション モードで開始されます。 アクティブ インターフェイスがルータ設定から削除されないように、このコマンドの no 形式は慎重に適用してください。 |
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ステップ 6 |
link-group link-group-name [link-group-name [link-group-name]]
例:
Router(config-pfr-mc-br-if)# link-group VIDEO
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PfR 境界ルータ出口インターフェイスをリンク グループのメンバーとして設定します。
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インターフェイスのリンク グループ名を指定するには、link-group-name を使用します。
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各インターフェイスには最高 3 つのリンク グループを指定できます。
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この例では、ギガビットイーサネット 0/0/0 外部インターフェイスが、VIDEO という名前のリンク グループのメンバーとして設定されます。
(注) |
link-group(PfR)コマンドは、リンク グループとインターフェイスを関連付けます。 ステップ 17 では、set link-group(PfR)コマンドを使用して、PfR マップで定義されているトラフィック クラスのプライマリまたはフォールバック グループとしてリンク グループを識別します。 |
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ステップ 7 |
exit
例:
Router(config-pfr-mc-br-if)# exit
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PfR 管理ボーダー出口インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、PfR 管理境界ルータ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
適切な変更を加えてステップ 5 ~ 7 を繰り返し、すべての外部インターフェイスにリンク グループを設定します。 |
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ステップ 9 |
interface type number internal
例:
Router(config-pfr-mc-br)# interface GigabitEthernet 0/0/1 internal
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境界ルータ インターフェイスを PfR 制御内部インターフェイスとして設定します。
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内部インターフェイスはパッシブ モニタリングだけに対して使用されます。 内部インターフェイスはトラフィックを転送しません。
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各境界ルータでは、少なくとも 1 つの内部インターフェイスを設定する必要があります。
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ステップ 10 |
exit
例:
Router(config-pfr-mc-br)# exit
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PfR 管理ボーダー コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 11 |
ip access-list {standard | extended} access-list-name
例:
Router(config)# ip access-list extended ACCESS_VIDEO
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IP アクセス リストを名前で定義し、拡張名前付きアクセス リスト コンフィギュレーション モードを開始します。
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PfR は、名前付きアクセス リストだけをサポートします。
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例では、ACCESS_VIDEO という名前の拡張 IP アクセス リストが作成されます。
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ステップ 12 |
[sequence-number] permit udp source source-wildcard [operator [port]] destination destination-wildcard [operator [port]] [dscp dscp-value]
例:
Router(config-ext-nacl)# permit tcp any any 500
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パケットが名前付き IP アクセス リストを通過できる条件を設定します。
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例では、任意の宛先または送信元から、および宛先ポート番号 500 からのすべての伝送制御プロトコル(TCP)トラフィックを識別するように設定されます。 この特定の TCP トラフィックが最適化されます。
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ステップ 13 |
必要に応じて、追加のアクセス リスト エントリについてステップ 12 を繰り返します。 |
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ステップ 14 |
exit
例:
Router(config-ext-nacl)# exit
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(任意)拡張名前付きアクセス リスト コンフィギュレーション モードを終了して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 15 |
pfr-map map-name sequence-number
例:
Router(config)# pfr-map VIDEO_MAP 10
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PfR マップ コンフィギュレーション モードを開始して、PfR マップを設定します。
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各 PfR マップ シーケンスには、match 句を 1 つだけ設定できます。
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permit シーケンスは最初に IP プレフィックス リストに定義してから、ステップ 16 で match ip address(PfR)コマンドを使用して適用します。
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例では、VIDEO_MAP という名前の PfR マップが作成されます。
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ステップ 16 |
match traffic-class access-list access-list-name
例:
Router(config-pfr-map)# traffic-class access-list ACCESS_VIDEO
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PfR マップを使用して、トラフィック クラスの作成に使用される一致基準として、アクセス リストを手動で設定します。
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各アクセス リスト エントリには、送信先プレフィックスが含まれている必要があります。また、他の省略可能なパラメータを含むこともできます。
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例では、ACCESS_VIDEO という名前のアクセス リストで定義された条件を使用してトラフィック クラスが定義されます。
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ステップ 17 |
set link-group link-group-name [fallback link-group-name]
例:
Router(config-pfr-map)# set link-group video fallback voice
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PfR マップで指定されているトラフィック クラスのリンク グループを指定して、PfR ポリシーを作成します。
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ポリシーのプライマリ リンク グループ名を指定するには、link-group-name を使用します。
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ポリシーのフォールバック リンク グループ名を指定するには、fallback キーワードを使用します。
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この例では、アクセス リスト ACCESS_VIDEO と一致するトラフィック クラスのプライマリ リンク グループとして VIDEO リンク グループを指定します。 リンク グループ VOICE は、フォールバック リンク グループとして指定されます。
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ステップ 18 |
end
例:
Router(config-pfr-map)# end
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(任意)PfR マップ コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 19 |
show pfr master link-group [link-group-name]
例:
Router# show pfr master link-group
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設定されている PfR リンク グループに関する情報を表示します。
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指定された PfR リンク グループの情報を表示するには、オプションの link-group-name 引数を使用します。
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link-group-name 引数を指定しない場合、すべての PfR リンク グループに関する情報が表示されます。
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この例では、設定されているすべてのリンク グループに関する情報を表示します。
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