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コマンドまたはアクション |
目的 |
ステップ 1 |
enable
例:
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 2 |
configure terminal
例:
Router# configure terminal
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グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ip sla monitor responder
例:
Router(config)# ip sla monitor responder
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IP SLA Responder をイネーブルにします。 |
ステップ 4 |
exit
例:
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グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 |
PfR マスター コントローラになっているネットワーク デバイスに移動します。 |
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ステップ 6 |
enable
例:
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 7 |
configure terminal
例:
Router# configure terminal
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グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 8 |
pfr-map map-name sequence-number
例:
Router(config)# pfr-map TARGET_MAP 10
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PfR マップ コンフィギュレーション モードを開始して、選択した IP プレフィックスにポリシーを適用するように PfR マップを設定します。
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各 PfR マップ シーケンスには、match 句を 1 つだけ設定できます。
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deny シーケンスは最初に IP プレフィックス リストに定義してから、ステップ 9 で match ip address (PfR) コマンドを使用して適用します。
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例では、TARGET_MAP という名前の PfR マップが作成されます。
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ステップ 9 |
match ip address {access-list access-list-name| prefix-list prefix-list-name}
例:
Router(config-pfr-map)# match ip address access-list VOICE_ACCESS_LIST
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PfR マップ内の一致基準として拡張 IP アクセス リストまたは IP プレフィックスを参照します。
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各 PfR マップ シーケンスには、match 句を 1 つだけ設定できます。
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例では、VOICE_ACCESS_LIST という名前の IP アクセス リストが、PfR マップ内の一致基準として設定されます。 アクセス リストは「アクセス リストを使用して最適化する音声トラフィックを識別する方法」タスクで作成されています。
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ステップ 10 |
set active-probe probe-type ip-address [target-port number] [codec codec-name]
例:
Router(config-pfr-map)# set active-probe jitter 10.20.22.1 target-port 2000 codec g729a
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set 句エントリを作成して、アクティブ プローブのターゲット プレフィックスを割り当てます。
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プレフィックスのターゲット IP アドレスを指定し、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコー(ping)メッセージを使用してアクティブな監視を行うには、echo キーワードを使用します。
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プレフィックスのターゲット IP アドレスを指定し、ジッター メッセージを使用してアクティブな監視を行うには、jitter キーワードを使用します。
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プレフィックスのターゲット IP アドレスを指定し、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコー(ping)メッセージを使用してアクティブな監視を行うには、tcp-conn キーワードを使用します。
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プレフィックスのターゲット IP アドレスを指定し、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコー(ping)メッセージを使用してアクティブな監視を行うには、udp-echo キーワードを使用します。
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例では、set 句エントリを作成し、ジッターを使用してアクティブに監視するプレフィックスのターゲット IP アドレスと特定のポート番号を指定しています。
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ステップ 11 |
set probe frequency seconds
例:
Router(config-pfr-map)# set probe frequency 10
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set 句エントリを作成して、PfR アクティブ プローブの頻度を設定します。
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指定した IP プレフィックスのアクティブ プローブ モニタリングの間隔を秒単位で設定するには、seconds 引数を使用します。
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例では、アクティブ プローブ頻度を 10 秒に設定する set 句を作成しています。
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ステップ 12 |
set jitter threshold maximum
例:
Router(config-pfr-map)# set jitter threshold 20
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set 句エントリを作成して、ジッターしきい値を設定します。
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最大ジッター値をミリ秒単位で設定するには threshold キーワードを使用します。
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例では、同じ PfR マップ シーケンスで一致するトラフィックのジッターしきい値を 20 に設定する set 句を作成しています。
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ステップ 13 |
set mos {threshold minimum percent percent}
例:
Router(config-pfr-map)# set mos threshold 4.0 percent 30
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set 句エントリを作成して、代替出口を選択するかどうかの判断に使用される MOS しきい値および割合値を設定します。
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最低 MOS 値を設定するには threshold キーワードを使用します。
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MOS しきい値を下回る MOS 値の割合を設定するには percent キーワードを使用します。
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PfR は、5 分間隔で記録された MOS しきい値を下回る MOS 値の割合を計算します。 この割合値が、設定した割合値またはデフォルト値を上回る場合、マスター コントローラは代替出口リンクを検索します。
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例では、同じ PfR マップ シーケンスで一致するトラフィックのしきい値 MOS 値を 4.0 に設定し、割合値を 30% に設定する set 句を作成しています。
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ステップ 14 |
set resolve {cost priority value | delay priority value variance percentage | jitter priority value variance percentage | loss priority value variance percentage | mos priority value variance percentage | range priority value | utilization priority value variance percentage}
例:
Router(config-pfr-map)# set resolve jitter priority 1 variance 10
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set 句エントリを作成し、ポリシー プライオリティを設定するか、ポリシーの競合を解決します。
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このコマンドは、同じプレフィックスに対して複数のポリシーが設定されている場合に、ポリシー タイプのプライオリティを設定するために使用されます。 このコマンドが設定されている場合、最高プライオリティのポリシーが選択されて、ポリシー決定を行います。
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プライオリティ値を指定するには、priority キーワードを使用します。 1 という番号を設定すると、ポリシーに最高プライオリティが割り当てられます。 10 という番号を設定すると、最低プライオリティが割り当てられます。
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各ポリシーには、異なるプライオリティ番号を割り当てる必要があります。
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ユーザ定義のポリシーに許容分散を設定するには、variance キーワードを使用します。 このキーワードでは、出口リンクまたはプレフィックスがユーザ定義のポリシー値と異なっても、まだ同等であると見なす許容割合が設定されます。
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分散は、コストまたは範囲ポリシーには設定できません。
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例では、音声トラフィックのジッター ポリシーのプライオリティを 1 に設定する set 句が作成されます。 プレフィックスがポリシー違反と判定されるまでに、ジッター統計情報で 10 % の差異が許容されるように分散が設定されます。
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ステップ 15 |
set resolve mos priority value variance percentage
例:
Router(config-pfr-map)# set resolve mos priority 2 variance 15
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set 句エントリを作成し、ポリシー プライオリティを設定するか、ポリシーの競合を解決します。
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例では、音声トラフィックの MOS ポリシーのプライオリティを 2 に設定する set 句が作成されます。 プレフィックスがポリシー違反と判定されるまでに、MOS 値で 15 % の差異が許容されるように分散が設定されます。
(注) |
この例では、このタスクに適用可能な構文だけが使用されています。 詳細については、ステップ 14 を参照してください。 |
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ステップ 16 |
set delay {relative percentage | threshold maximum}
例:
Router(config-pfr-map)# set delay threshold 100
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set 句エントリを作成して、遅延しきい値を設定します。
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遅延しきい値は、相対割合または一致基準の絶対値として設定できます。
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相対遅延割合を設定するには relative キーワードを使用します。 相対遅延割合は、短期測定値および長期測定値の比較に基づいています。
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絶対最大遅延期間をミリ秒単位で設定するには threshold キーワードを使用します。
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例では、同じ PfR マップ シーケンスで一致するトラフィックの絶対最大遅延しきい値を 100 ミリ秒に設定する set 句を設定しています。
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ステップ 17 |
exit
例:
Router(config-pfr-map)# exit
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PfR マップ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 18 |
pfr master
例:
Router(config)# pfr master
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PfR マスター コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、ルータをマスター コントローラとして設定します。
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マスター コントローラおよび境界ルータのプロセスを同じルータ上でイネーブルにできます(別個のサービス プロバイダーに 2 つの出口リンクを持つ 1 つのルータを含むネットワーク内など)。
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ステップ 19 |
policy-rules map-name
例:
Router(config-pfr-mc)# policy-rules TARGET_MAP
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PfR マスター コントローラ コンフィギュレーション モードで、PfR マップからマスター コントローラ コンフィギュレーションに設定を適用します。
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新しい PfR マップ名でこのコマンドを再入力すると、以前の設定がただちに上書きされます。 この動作は、定義済みの PfR 間での迅速な選択および切り替えを可能にするように設計されています。
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例では、TARGET_MAP という名前の PfR マップから設定が適用されます。
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ステップ 20 |
end
例:
Router(config-pfr-mc)# end
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PfR マスター コントローラ コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
ステップ 21 |
show pfr master active-probes [appl| forced]
例:
Router# show pfr master active-probes forced
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PfR マスター コントローラ上のアクティブ プローブに関する接続情報およびステータス情報を表示します。
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このコマンドからの出力には、アクティブ プローブのタイプおよび宛先、アクティブ プローブのソースである境界ルータ、アクティブ プローブに使用されるターゲット プレフィックス、およびプローブが学習済みだったか、または設定済みだったかが表示されます。
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出力をフィルタリングして、マスター コントローラによって最適化されるアプリケーションに関する情報を表示するには、appl キーワードを使用します。
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割り当てられたすべての強制ターゲットを表示するには、forced キーワードを使用します。
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例では、強制ターゲット割り当てで設定された音声トラフィック用に生成されたアクティブ プローブに関する接続情報およびステータス情報が表示されます。
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ステップ 22 |
show pfr master policy {sequence-number|policy-name | default}
例:
Router# show pfr master policy TARGET_MAP
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PfR マスター コントローラ上のポリシー設定を表示します。
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PfR マップを設定して、出口リンクでの送信中に PfR が許可するパケット損失の相対割合または最大数を指定するには、このコマンドを使用します。 パケット損失がユーザ定義またはデフォルトの値を超えると、マスター コントローラはその出口リンクをポリシー違反であると判断します。
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指定した PfR マップ シーケンスのポリシー設定を表示するには sequence-number 引数を使用します。
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指定した PfR ポリシー マップ名のポリシー設定を表示するには policy-name 引数を使用します。
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デフォルトのポリシー設定だけを表示するには、default キーワードを使用します。
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例では、TARGET_MAP ポリシーで指定されたポリシー設定が表示されます。
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