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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
このモジュールでは、シスコ エクスプレス フォワーディングについて説明します。また、シスコ エクスプレス フォワーディングおよび分散型シスコ エクスプレス フォワーディングの動作を確認するための、必須および任意のタスクについて説明します。
シスコ エクスプレス フォワーディングは、高度なレイヤ 3 IP スイッチング テクノロジーです。 これにより、すべての種類のネットワークに関して、ネットワーク パフォーマンスとスケーラビリティが最適化されます。こうしたネットワークの種類としては、インターネットや、負荷の大きい Web ベース アプリケーションや対話形式セッションを特長とするネットワークなど、少量のトラフィックと大量のトラフィックを複雑なパターンで伝送するものがあります。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、Bug Search Tool とご使用のプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
シスコ エクスプレス フォワーディングには、シスコ エクスプレス フォワーディングおよび IP ルーティングがデバイスでイネーブルになっているソフトウェア イメージが必要です。
シスコ エクスプレス フォワーディングには、次の制約事項があります。
ご使用のネットワーク アーキテクチャで、シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングのスイッチングとフォワーディングをディセーブルまたはイネーブルにし、ロード バランシング スキームを変更し、シスコ エクスプレス フォワーディング テーブルを更新し、シスコ エクスプレス フォワーディングのネットワーク アカウンティングを設定するか、またはシスコ エクスプレス フォワーディング イベント表示をカスタマイズする必要がある場合は、これらのタスクについて「関連資料」にあるリンクを参照してください。 そうでない場合は、ネットワーク上でのシスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作の設定に関して、それ以上の作業は必要ありません。
(注) |
シスコ エクスプレス フォワーディングは、IEEE 802.1Q カプセル化がサブインターフェイス レベルでイネーブルになっているインターフェイス上でサポートされます。 VLAN サブインターフェイスで IEEE 802.1Q カプセル化を使用しているインターフェイスでの CEF 動作をディセーブルにする必要はなくなりました。 |
シスコ エクスプレス フォワーディングは、Cisco IOS ソフトウェア Release 12.0 以降を実行しているほとんどのシスコ プラットフォームで、デフォルトでイネーブルになっています。 シスコ エクスプレス フォワーディングがルータ上でイネーブルの場合、ルート プロセッサ(RP)はエクスプレス フォワーディングを実行します。
ご使用のプラットフォーム上でシスコ エクスプレス フォワーディングがデフォルトでイネーブルになっているかどうか確認するには、show ip cef コマンドを入力してください。 シスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルの場合は、次のような出力が表示されます。
Router# show ip cef Prefix Next Hop Interface [...] 10.2.61.8/24 192.168.100.1 FastEthernet1/0/0 192.168.101.1 FastEthernet6/1 [...]
ご使用のプラットフォーム上でシスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルでない場合、show ip cef コマンドの出力は次のようになります。
Router# show ip cef %CEF not running
分散型シスコ エクスプレス フォワーディングは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ、Cisco 7500 シリーズ ルータ、および Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータで、デフォルトでイネーブルになっています。 プラットフォーム上で分散型シスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルになっている場合、ラインカードはエクスプレス フォワーディングを実行します。
プラットフォーム上でシスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルになっていない場合は、ip cef コマンドを使用してシスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにするか、または ip cef distributed コマンドを使用して分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにします。
従来ルート キャッシュに格納されていた情報は、シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングのいくつかのデータ構造に格納されます。 これらのデータ構造では、ルックアップが最適化され、パケット転送を効率的に行えるようになっています。 シスコ エクスプレス フォワーディング動作の 2 つの主要コンポーネントは、転送情報ベース(FIB)と隣接関係テーブルです。
FIB は、概念的にはルーティング テーブルや情報ベースに似ています。 ルータはこのルックアップ テーブルを使用して、シスコ エクスプレス フォワーディング動作中に宛先ベースのスイッチング判断を行います。 FIB は、ネットワーク内で変更が発生すると更新され、その時点で既知のすべてのルートが含まれます。 FIB の詳細については、「Cisco Express Forwarding Overview」モジュールを参照してください。
隣接関係テーブルには、すべての FIB エントリに関するレイヤ 2 ネクストホップ アドレスが保存されます。 隣接関係テーブルの詳細については、「Cisco Express Forwarding Overview」モジュールを参照してください。
到達可能性情報(シスコ エクスプレス フォワーディング テーブル内)および転送情報(隣接テーブル内)のこの分離によって、2 つの主なメリットが得られます。
シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングにラインカードが対応していない場合、分散型シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングと互換性のない機能を使用する必要がある場合、または分散型プラットフォームではないプラットフォーム上で動作する場合は、集中型シスコ エクスプレス フォワーディング モードを使用できます。 集中型シスコ エクスプレス フォワーディング モードがイネーブルの場合、シスコ エクスプレス フォワーディング FIB および隣接関係テーブルは RP 上に存在し、RP はエクスプレス フォワーディングを実行します。
次の図は、集中型シスコ エクスプレス フォワーディング モードの動作の間のルーティング テーブル、FIB、および隣接関係テーブル間の関係を示します。 Catalyst スイッチは、ワークグループ LAN から、集中型シスコ エクスプレス フォワーディングが動作するバックボーン上の Cisco 7500 シリーズ ルータにトラフィックを転送します。 RP は、エクスプレス フォワーディングを実行します。
さらにスケーラビリティを向上させるために、シスコ エクスプレス フォワーディングは、処理タスクを 2 つ以上のラインカードにわたって分散させることにより、特定のプラットフォーム上で分散型シスコ エクスプレス フォワーディングの形式で動作します。 分散型シスコ エクスプレス フォワーディング モードがイネーブルの場合、ラインカードは FIB と隣接関係テーブルの同一のコピーを保持します。 ラインカードはポート アダプタ間でエクスプレス フォワーディングを行い、RP をスイッチング動作から解放し、システム パフォーマンスも向上させます。
分散型シスコ エクスプレス フォワーディングは、プロセス間通信(IPC)メカニズムを使用して、RP およびラインカード上の FIB テーブルと隣接関係テーブルとの同期を保証します。
次の図は、分散型シスコ エクスプレス フォワーディング モードがアクティブな場合の RP とラインカード間の関係を示します。
Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータでは、上の図に示すように、ラインカードがスイッチングを行います。 その他のルータでは、同じルータ内で各種タイプのカードが混在できる場合、すべてのカードが分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをサポートするとは限りません。 これらのその他のルータの 1 つで、分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをサポートしないラインカードがパケットを受信した場合、そのラインカードは 1 つ上位のスイッチング レイヤ(RP)にパケットを転送します。 この構造により、レガシー インターフェイス プロセッサが、新しいインターフェイス プロセッサとルータ内に共存できます。
(注) |
Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータは、分散型シスコ エクスプレス フォワーディング モードだけで動作します。 |
設定タスクはありません。 シスコ エクスプレス フォワーディングは、デフォルトでイネーブルになっています。
ここでは、シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングの基本的な動作を確認する手順を示します。
以降のタスクを実行する前に、ルータでどのモードのシスコ エクスプレス フォワーディングが動作しているか知る必要があります。 シスコ エクスプレス フォワーディングは、Cisco 7100、7200、および 7500 シリーズ ルータではデフォルトでイネーブルになっています。 分散型シスコ エクスプレス フォワーディングは、Catalyst 6500 スイッチと Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータでデフォルトでイネーブルです。 ルータ上でシスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルになっているか判断するには、show ip interface コマンドを入力して「IP CEF switching enabled」または「IP Distributed CEF switching enabled」のエントリを探します。シスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルでない場合は、コマンド出力内に「IP CEF switching is disabled」というエントリが表示されます。
シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングの基本動作を確認するには、次の手順とタスクを実行してください。
ルータがシスコ エクスプレス フォワーディングと分散型シスコ エクスプレス フォワーディングのどちらに設定されているか確認するには、次のタスクを実行します。
1. enable
2. show ip interface [type number] [brief]
3. exit
ここに示す順序で次のタスクを実行し、ルータでのシスコ エクスプレス フォワーディング動作を確認するか、またはルータでのシスコ エクスプレス フォワーディング動作の情報を調べます。
分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作用に実行するタスクについては、分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作の確認を参照してください。
ルータ上の入力(着信)インターフェイスでシスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングがイネーブルであることを確認するには、次の手順に従います。
1. enable
2. show ip cef
3. show cef interface type number detail
4. show ip interface type number
5. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | show ip cef このコマンドを使用すると、シスコ エクスプレス フォワーディングがグローバルにイネーブルになっていることを確認できます。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef %CEF not running シスコ エクスプレス フォワーディングが動作していない場合は、ip cef コマンドを使用してシスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにするか、または ip cef distributed コマンドを使用して分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにします。 シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルの場合、show ip cef コマンドでは、すべての FIB エントリの概要が表示されます。 |
ステップ 3 | show cef interface type number detail このコマンドを使用すると、シスコ エクスプレス フォワーディングが特定の入力インターフェイスに対してイネーブルであることを確認できます。 「IP CEF switching enabled」というエントリを探します。次に例を示します。 例: Router# show cef interface fastethernet 1/0/0 detail FastEthernet1/0/0 is up (if_number 9) Corresponding hwidb fast_if_number 9 Corresponding hwidb firstsw->if_number 9 Internet address is 10.2.61.8/24 ICMP redirects are always sent Per packet load-sharing is disabled IP unicast RPF check is disabled Inbound access list is not set Outbound access list is not set IP policy routing is disabled Hardware idb is FastEthernet1/0/0 Fast switching type 1, interface type 5 IP CEF switching enabled IP Feature Fast switching turbo vector IP Feature CEF switching turbo vector Input fast flags 0x0, Output fast flags 0x0 ifindex 7(7) Slot 1 Slot unit 0 VC -1 Transmit limit accumulator 0x48001A82 (0x48001A82) IP MTU 1500 |
ステップ 4 | show ip interface type number このコマンドを使用すると、インターフェイス上でイネーブルになっている Cisco IOS スイッチング方式を表示できます。 次に例を示します。 例: router# show ip interface fastethernet 1/0/0 FastEthernet1/0/0 is up, line protocol is up IP fast switching is enabled IP fast switching on the same interface is enabled IP Flow switching is disabled IP CEF switching is enabled IP Distributed switching is enabled IP Fast switching turbo vector IP Normal CEF switching turbo vector IP multicast fast switching is enabled IP multicast distributed fast switching is disabled IP route-cache flags are Fast, Distributed, No CEF この出力で、「IP CEF switching is enabled」エントリは、シスコ エクスプレス フォワーディングがデフォルトでイネーブルであることを示しています。 「No CEF」の IP ルートキャッシュ フラグは、管理者がこのインターフェイスで no ip route-cache cef コマンドを入力したため、シスコ エクスプレス フォワーディングがディセーブルであることを示します。 このインターフェイスでシスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにするには、ip route-cache cef コマンドを入力します。 これを実行すると、「CEF」フラグによって、シスコ エクスプレス フォワーディングが実行中であることが示されます。 |
ステップ 5 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
フォワーディング テーブル内でプレフィックスを検索するには、次の手順に従います。
1. enable
2. show ip cef
3. show ip cef vrf vrf-name
4. 必要な回数だけステップ 2 を繰り返し、プレフィックスを検索します。
5. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | show ip cef FIB のエントリを表示し、プレフィックスが FIB に表示されていることを確認するためにこのコマンドを使用します。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef Prefix Next Hop Interface [...] 10.2.61.8/24 192.168.100.1 FastEthernet1/0/0 192.168.101.1 FastEthernet6/1 [...] |
ステップ 3 | show ip cef vrf vrf-name このコマンドを使用すると、バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)ルーティング/フォワーディング(VRF)テーブル インスタンスに関連付けられたフォワーディング テーブル内でプレフィックスを検索できます。 たとえば、このコマンドでは vpn1 という名前の VRF に対して、左のカラムにプレフィックスが表示されます。 例: Router# show ip cef vrf vpn1 Prefix Next Hop Interface 0.0.0.0/32 receive 10.1.0.0/8 10.0.0.1 Ethernet1/3 10.2.0.0/8 10.0.0.2 POS6/0 10.0.0.0/8 attached Ethernet1/3 10.0.0.0/32 receive 10.0.0.1/32 10.0.0.1 Ethernet1/3 10.0.0.2/32 receive 10.255.255.255/32 receive 10.3.0.0/8 10.0.0.2 POS6/0 10.50.0.0/24 receive 255.255.255.255/32 receive |
ステップ 4 | 必要な回数だけステップ 2 を繰り返し、プレフィックスを検索します。 シスコ エクスプレス フォワーディングが VPN 内で行われている場合は、複数の VRF を調べる必要があります。 |
ステップ 5 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
RP 上のプレフィックスに関連付けられたシスコ エクスプレス フォワーディング出力情報を検索するには、次の手順に従います。
1. enable
2. show ip cef
3. show ip cef prefix
4. show ip cef prefix detail
5. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | show ip cef このコマンドを使用すると、FIB にプレフィックスが示されていることを確認できます。 次に例を示します。 例: router# show ip cef Prefix Next Hop Interface 0.0.0.0/32 receive 192.168.0.0/30 attached Serial2/0/0:1 192.168.0.0/32 receive 10.2.61.8/24 192.168.100.1 FastEthernet1/0/0 |
ステップ 3 | show ip cef prefix このコマンドを使用すると、集中型シスコ エクスプレス フォワーディングに対する FIB 内のプレフィックス エントリを表示できます。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef 10.2.61.8 255.255.255.0 10.0.0.0/8, version 72, per-destination sharing 0 packets, 0 bytes via 192.168.100.1, 0 dependencies, recursive traffic share 1 next hop 192.168.100.1, FastEthernet1/0/0 via 192.168.100.1/32 valid adjacency via 192.168.101.1, 0 dependencies, recursive traffic share 1 next hop 192.168.101.1, FastEthernet6/1 via 192.168.101.1/32 valid adjacency 0 packets, 0 bytes switched through the prefix |
ステップ 4 | show ip cef prefix detail このコマンドを使用すると、送信先プレフィックスに関連付けられた各アクティブ パスの詳細を表示できます。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef 10.0.0.0 detail 10.0.0.0/8, version 72, per-destination sharing 0 packets, 0 bytes via 192.168.100.1, 0 dependencies, recursive traffic share 1 next hop 192.168.100.1, FastEthernet1/0/0 via 192.168.100.1/32 valid adjacency via 192.168.101.1, 0 dependencies, recursive traffic share 1 next hop 192.168.101.1, FastEthernet6/1 via 192.168.101.1/32 valid adjacency 0 packets, 0 bytes switched through the prefix |
ステップ 5 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
RP 上の隣接関係またはネクスト ホップ情報を確認するには、次の手順を実行します。
次の隣接関係の場合は、隣接関係テーブルに隣接関係が追加されます。
隣接関係の詳細については、「Cisco Express Forwarding Overview」モジュールを参照してください。
1. enable
2. show ip cef
3. show adjacency detail
4. show adjacency summary
5. show adjacency type number
6. show ip cef exact-route source-address destination-address
7. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | show ip cef 出力インターフェイスを検出するためにこのコマンドを使用します。 次に例を示します。 例: router# show ip cef Prefix Next Hop Interface 0.0.0.0/32 receive 192.168.0.0/30 attached Serial2/0/0:1 192.168.0.0/32 receive 10.2.61.8/24 192.168.100.1 FastEthernet1/0/0 この例で、プレフィックス 10.2.61.8/24 の出力インターフェイスは FastEthernet 1/0/0、およびネクスト ホップ アドレスは 192.168.100.1 です。 |
ステップ 3 | show adjacency detail このコマンドを使用すると、レイヤ 2 情報を含む隣接関係情報を表示できます。 次に例を示します。 例: Router# show adjacency detail Protocol Interface Address IP Ethernet1/0/0 10.2.61.8(7) 0 packets, 0 bytes 00107BC30D5C 00500B32D8200800 ARP 02:01:49 カプセル化ストリング 00107BC30D5C00500B32D8200800 が、Ethernet II カプセル化方式によりイーサネット リンク上でルータの外部で交換されるトラフィックで使用される隣接関係情報です |
ステップ 4 | show adjacency summary このコマンドを使用すると、シスコ エクスプレス フォワーディング隣接関係テーブルの概要情報を表示できます。 次に例を示します。 例: Router# show adjacency summary Adjacency Table has 1 adjacency Interface Adjacency Count Ethernet1/0/0 1 |
ステップ 5 | show adjacency type number このコマンドを使用すると、特定のインターフェイスの隣接関係情報を表示できます。 次に例を示します。 例: Router# show adjacency fastethernet 2/3 Protocol Interface Address IP FastEthernet2/3 172.20.52.1(3045) IP FastEthernet2/3 172.20.52.22(11) |
ステップ 6 | show ip cef exact-route source-address destination-address このコマンドを使用すると、送信元 IP アドレスと送信先 IP アドレスのペアに対する正確なルートを表示して、ネクストホップ アドレスを確認できます。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef exact-route 10.1.1.1 10.2.61.8 10.1.1.1 -> 10.2.61.8 :FastEthernet1/0/0 (next hop 192.168.100.1) この例では、送信元アドレス 10.1.1.1 から送信先アドレス 10.2.61.8 への正確なルートは、インターフェイス Ethernet1/0/0 からネクスト ホップ アドレス 192.168.100.1 を通過します。 |
ステップ 7 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
ルータで分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作を確認するには、ここに示す順序で次のタスクを実行します。
ルータ ラインカードでタスクを実行するには、execute-on[slot slot-number | all] command の構文を使用する必要があります。 execute-on コマンドは、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータにだけ適用されます。 all キーワードは、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータだけに対して使用できます。
たとえば、次のコマンドを使用すると、最初のスロット内のラインカード上の FIB エントリを表示できます。
Router# execute-on 0 show ip cef
Catalyst 6500 シリーズ スイッチでタスクを実行するには、remote command module mod command の構文を使用する必要があります。 次に例を示します。
Router# remote command module 2 show ip cef
このドキュメント内のタスクは、Cisco 7500 シリーズおよび Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータに適用されます。
ラインカードの入力インターフェイスで分散型シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングがイネーブルであることを確認するには、次の手順に従います。
1. enable
2. show ip cef
3. execute-on slot slot-number show ip cef prefix
4. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | show ip cef このコマンドを使用すると、シスコ エクスプレス フォワーディングがグローバルにイネーブルになっていることを確認できます。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef %CEF not running シスコ エクスプレス フォワーディングが動作していない場合は、ip cef コマンドを使用して(集中型)シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにするか、または ip cef distributed コマンドを使用して分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにします。 シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルの場合、show ip cef コマンドでは、すべての FIB エントリの概要が表示されます。 |
ステップ 3 | execute-on slot slot-number show ip cef prefix このコマンドを使用すると、ラインカード上のインターフェイスに関する情報を確認できます。 次に例を示します。 例: Router# execute-on slot 0 show ip cef 192.68.0.0 255.255.255.0 show ip cef 192.68.0.0 255.255.255.0 from slot 0: 192.68.0.0/24, version 19, epoch 0, attached, connected 0 packets, 0 bytes via Ethernet5/0/0, 0 dependencies valid glean adjacency |
ステップ 4 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
ラインカード上のフォワーディング テーブル内でプレフィックスを検索するには、次の手順に従います。
1. enable
2. execute-on slot slot-number show ip cef
3. execute-on all show ip cef vrf vrf-name
4. 必要な回数だけステップ 2 を繰り返し、プレフィックスを検索します。
5. show ip cef
6. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | execute-on slot slot-number show ip cef ラインカード上の FIB のエントリを表示し、プレフィックスが FIB に表示されていることを確認するためにこのコマンドを使用します。 次に例を示します。 例: Router# execute-on slot 0 show ip cef show ip cef from slot 0: Prefix Next Hop Interface 0.0.0.0/0 192.168.0.1 Ethernet5/0/0 0.0.0.0/32 receive 192.168.0.0/24 attached Ethernet5/0/0 192.168.0.0/32 receive 192.168.0.1/32 192.168.0.1 Ethernet5/0/0 192.168.0.141/32 receive 192.168.0.255/32 receive 239.224.0.0/4 drop 239.224.0.0/24 receive 255.255.255.255/32 receive |
ステップ 3 | execute-on all show ip cef vrf vrf-name このコマンドを使用すると、バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)ルーティング/フォワーディング(VRF)インスタンスに関連付けられているフォワーディング テーブル内でプレフィックスを検索できます。 たとえば、このコマンドでは vpn1 という名前の VRF に対して、左のカラムにプレフィックスが表示されます。 例: Router# execute-on all show ip cef vrf vpn1 Prefix Next Hop Interface 0.0.0.0/32 receive 10.1.0.0/8 10.0.0.1 Ethernet1/3 10.2.0.0/8 10.0.0.2 POS6/0 10.0.0.0/8 attached Ethernet1/3 10.0.0.0/32 receive 10.0.0.1/32 10.0.0.1 Ethernet1/3 10.0.0.2/32 receive 10.255.255.255/32 receive 10.3.0.0/8 10.0.0.2 POS6/0 10.50.0.0/24 receive 255.255.255.255/32 receive |
ステップ 4 | 必要な回数だけステップ 2 を繰り返し、プレフィックスを検索します。 分散型シスコ エクスプレス フォワーディングが VPN 内にある場合は、複数の VRF を調べる必要があります。 |
ステップ 5 | show ip cef RP 上の FIB 内のエントリを表示し、ラインカードの FIB が、ルータで保持されている FIB と同期していることを確認するためにこのコマンドを使用します。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef Prefix Next Hop Interface [...] 10.2.61.8/24 192.168.100.1 FastEthernet1/0/0 192.168.101.1 FastEthernet6/1 [...] この出力内のプレフィックス、ネクストホップ、およびインターフェイスと、ステップ 1 の出力とを比較し、ラインカード上の FIB とルータで保持されている FIB が同期していることを確認します。 |
ステップ 6 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
ラインカード上のプレフィックスに関連付けられた分散型シスコ エクスプレス フォワーディング出力情報を検索するには、次の手順に従います。
1. enable
2. execute-on slot slot-number show ip cef
3. execute-on slot slot-number show ip cef prefix
4. execute-on slot slot-number show ip cef prefix detail
5. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | execute-on slot slot-number show ip cef このコマンドを使用すると、FIB にプレフィックスが示されていることを確認できます。 次に例を示します。 例: Router# execute-on slot 0 show ip cef show ip cef from slot 0: Prefix Next Hop Interface 0.0.0.0/0 192.168.0.1 Ethernet5/0/0 0.0.0.0/32 receive 192.168.0.0/24 attached Ethernet5/0/0 192.168.0.0/32 receive 192.168.0.1/32 192.168.0.1 Ethernet5/0/0 192.168.0.141/32 receive 192.168.0.255/32 receive 239.224.0.0/4 drop 239.224.0.0/24 receive 255.255.255.255/32 receive |
ステップ 3 | execute-on slot slot-number show ip cef prefix このコマンドを使用すると、ラインカード上の FIB 内のプレフィックス エントリを表示できます。 次に例を示します。 例: Router# execute -on slot 3 show ip cef 192.68.0.0 255.255.255.0 show ip cef 192.168.0.0 255.255.255.0 from slot 0: 192.168.0.0/24, version 19, epoch 0, attached, connected 0 packets, 0 bytes via Ethernet5/0/0, 0 dependencies valid glean adjacency |
ステップ 4 | execute-on slot slot-number show ip cef prefix detail このコマンドを使用すると、ラインカード上の送信先プレフィックスに関連付けられた各アクティブ パスの詳細を表示できます。 次に例を示します。 例: Router# execute-on slot 0 show ip cef 10.24.48.32 detail show ip cef 192.168.0.0 255.255.255.0 from slot 0: 192.168.0.0/24, version 19, epoch 0, attached, connected 0 packets, 0 bytes via Ethernet5/0/0, 0 dependencies valid glean adjacency |
ステップ 5 | exit このコマンドを使用して、特権 EXEC モードを終了します。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
ラインカード上の隣接関係またはネクストホップ情報を確認するには、次の手順に従います。
シスコ エクスプレス フォワーディングでは、次の隣接関係の場合に、隣接関係テーブルに隣接関係が追加されます。
隣接関係の詳細については、「Cisco Express Forwarding Overview」モジュールを参照してください。
1. enable
2. show ip cef
3. show adjacency detail
4. show adjacency summary
5. show adjacency type number
6. show ip cef exact-route source-address destination-address
7. execute-on all show ip cef destination
8. exit
シスコ エクスプレス フォワーディング コマンド出力の情報を解釈するには、次のタスクを実行します。
シスコ エクスプレス フォワーディング情報が、予想どおりに表示されることを確認するには、次のタスクを行います。
1. enable
2. show ip route
3. show ip cef
4. ステップ 2 と 3 のコマンド出力を比較します。
5. (分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作のみ)execute-on slot slot-number show ip cef
6. (分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作のみ)ステップ 3 と 5 のコマンド出力を比較します。
7. exit
シスコ エクスプレス フォワーディング コマンド出力のマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)情報を解釈するには、次の手順に従ってください。
シスコ エクスプレス フォワーディングは、主にラベル スイッチド パス(LSP)開始時と終了時、つまりラベル インポジション時(IP パケットから MPLS パケット)とラベル ディスポジション時(MPLS パケットから IP パケット)に LSP と対話します。 シスコ エクスプレス フォワーディング コマンドの出力には、これらのプロセスが示されている必要があります。
MPLS のシスコの実装は、シスコ エクスプレス フォワーディングの利点を活用します。 ルータを MPLS エッジ ルータとして使用する場合、シスコ エクスプレス フォワーディングは、着信パケットのルートを識別し、パケットに適用するラベルを調べます。
ただし、ルータをラベル スイッチ ルータ(LSR)として使用する場合は、MPLS ラベル転送情報ベース(LFIB)からのテーブルが MPLS パケットの交換に使用されます。 これらのテーブルは、FIB テーブルがシスコ エクスプレス フォワーディング内で分散されているのと同じ方法で、Versatile Interface Processor(VIP)またはラインカードに分散されます。
カスタマー サイトの VRF には、所属する VPN からそのサイトへの、使用可能なすべてのルートが格納されます。 VPN ルーティング情報は、各 VRF 上の IP ルーティング テーブル、およびシスコ エクスプレス フォワーディング テーブル内に格納されます。 各テーブル セットは VRF ごとに維持されます。これにより、情報が VPN 外部に転送されたり、VPN 外部のパケットが VPN 内のルータに転送されることがなくなります。 パケットは VRF IP ルーティング テーブルおよび VRF CEF テーブルに格納されたルーティング情報に基づいて、宛先に転送されます。 シスコ エクスプレス フォワーディング コマンドの出力は VRF シスコ エクスプレス フォワーディング テーブルからの詳細情報を示します。
1. enable
2. show ip cef vrf vrf-name detail
3. exit
ステップ 1 | enable このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。 このコマンドは、ユーザ EXEC モードでも入力できます。 パスワードを入力します(要求された場合)。 次に例を示します。 例: Router> enable Router# |
ステップ 2 | show ip cef vrf vrf-name detail このコマンドを使用すると、VRF に関連付けられたシスコ エクスプレス フォワーディングのフォワーディング テーブルから、詳細情報を表示できます。 次に例を示します。 例: Router# show ip cef vrf vpn1 detail IP CEF with switching (Table Version 10), flags=0x0 8 routes, 0 reresolve, 0 unresolved (0 old, 0 new) 46 leaves, 51 nodes, 54640 bytes, 361 inserts, 315 invalidations 0 load sharing elements, 0 bytes, 0 references universal per-destination load sharing algorithm, id F968AD29 5 CEF resets, 38 revisions of existing leaves refcounts: 1400 leaf, 1392 node Adjacency Table has 2 adjacencies 0.0.0.0/32, version 0, receive 192.168.6.0/24, version 9, cached adjacency to Serial0/1.1 0 packets, 0 bytes シスコ エクスプレス フォワーディング出力の次のセクションには、最初の隣接関係に対する MPLS 情報があります。 「tag rewrite」は、シスコ エクスプレス フォワーディング隣接関係と同等です。 タグによってインポーズされたフィールドを確認します。 最初のタグ {20} は、ネクスト ホップ 10.1.1.13 に到達するために使用するタグです。 2 番目のタグ {30} は、リモート プロバイダー エッジ(PE)ルータによってローカル PE ルータにアドバタイズされたタグです。 例: tag information set local tag: VPN-route-head fast tag rewrite with Se0/1.1, point2point, tags imposed: {20 30} via 10.10.10.6, 0 dependencies, recursive next hop 10.1.1.13, Serial0/1.1 via 10.10.10.6 valid cached adjacency tag rewrite with Se0/1.1, point2point, tags imposed: {20 30} 次の出力セクションには、2 番目の隣接関係に関する情報があります。 2 番目の隣接関係については、「tag rewrite with , ,」エントリに示されているようにタグの書き換えは発生せず、MPLS タグは、「tags imposed : {}」エントリに示されるパケットに付加されません。また、ルータは、「valid discard adjacency」エントリに示されているこのパケットを破棄します。 例: 192.168.4.0/24, version 6, attached, connected 0 packets, 0 bytes tag information set local tag: 28 via Loopback102, 0 dependencies valid discard adjacency tag rewrite with , , tags imposed: {} 192.168.4.0/32, version 4, receive 192.168.4.1/32, version 3, receive 192.168.4.255/32, version 5, receive 192.168.0.0/24, version 2, receive 255.255.255.255/32, version 1, receive |
ステップ 3 | exit このコマンドを使用して、ユーザ EXEC モードに戻ります。 次に例を示します。 例: Router# exit Router> |
シスコ エクスプレス フォワーディングの設定例はありません。 シスコ エクスプレス フォワーディングは、デフォルトでイネーブルになっています。
シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディング動作をディセーブルにする場合は、『Enabling or Disabling Cisco Express Forwarding or distributed Cisco Express Forwarding to Customize Switching/Forwarding for Dynamic Networks』を参照してください。
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
Cisco IOS コマンド |
|
IP スイッチング コマンド:完全なコマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用に関する注意事項、および例 |
『Cisco IOS IP Switching Command Reference』 |
シスコ エクスプレス フォワーディング機能の概要 |
『Cisco Express Forwarding Overview』 |
シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルまたはディセーブルにするためのタスク |
『Enabling or Disabling Cisco Express Forwarding or distributed Cisco Express Forwarding to Customize Switching/Forwarding for Dynamic Networks』 |
シスコ エクスプレス フォワーディングのロード バランシング スキームを設定するためのタスク |
『Configuring a Load-Balancing Scheme for Cisco Express Forwarding Traffic』 |
シスコ エクスプレス フォワーディングの整合性チェッカを設定するためのタスク |
『Configuring Cisco Express Forwarding Consistency Checkers for Route Processors and Line Cards』 |
シスコ エクスプレス フォワーディング テーブルのエポックを設定するためのタスク |
『Configuring Epochs to Clear and Rebuild Cisco Express Forwarding and Adjacency Tables』 |
シスコ エクスプレス フォワーディングのネットワーク アカウンティングを設定および確認するためのタスク |
『Configuring Cisco Express Forwarding Network Accounting』 |
記録されたシスコ エクスプレス フォワーディング イベントの表示をカスタマイズするためのタスク |
『Customizing the Display of Recorded Cisco Express Forwarding Events』 |
シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングの確認手順 |
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1828/products_tech_note09186a00801e1e46.shtml 『How to Verify Cisco Express Forwarding Switching』 |
不完全な隣接関係に対するトラブルシューティングのヒント |
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk827/tk831/technologies_tech_note09186a0080094303.shtml 『Troubleshooting Incomplete Adjacencies with CEF』 |
Cisco 7500 および 12000 シリーズ ルータで使用可能なシスコ エクスプレス フォワーディングの整合性チェッカの説明と使用方法 |
『Troubleshooting Prefix Inconsistencies with Cisco Express Forwarding』 |
シスコ エクスプレス フォワーディングのルーティング ループと準最適ルーティングのトラブルシューティングについての情報 |
|
分散型シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングが動作するプラットフォーム(Cisco 7500 シリーズ ルータおよび Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータ)上での、一般的なシスコ エクスプレス フォワーディング関連エラー メッセージの原因と、そのトラブルシューティング方法 |
『Troubleshooting Cisco Express Forwarding-Related Error Messages』 |
シスコ エクスプレス フォワーディング使用時の、複数のパラレル リンク間のレイヤ 3 ロード バランシングの Cisco IOS ソフトウェア実装に関する説明とトラブルシューティング情報 |
『Troubleshooting Load Balancing Over Parallel Links Using Cisco Express Forwarding』 |
シスコ エクスプレス フォワーディングが必要な QoS 機能 |
標準 |
タイトル |
---|---|
この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。 |
-- |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。 |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
RFC |
タイトル |
---|---|
この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。 |
-- |
説明 |
リンク |
---|---|
シスコのサポートおよびドキュメンテーション Web サイトでは、ダウンロード可能なマニュアル、ソフトウェア、ツールなどのオンライン リソースを提供しています。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。 |
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能の設定情報 |
---|---|---|
CEF/dCEF:シスコ エクスプレス フォワーディング |
Cisco IOS XE Release 2.1 15.0(1)S |
この機能は、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに追加されました。 この機能は、Cisco IOS Release 15.0(1)S に統合されました。 |
隣接関係:ルーティング情報を交換するため、選択した隣接ルータとエンドノード間で形成された関係。 隣接関係は、関連するルータとノードによる共通メディア セグメントの使用に基づいています。
シスコ エクスプレス フォワーディング:レイヤ 3 スイッチング テクノロジー。 シスコ エクスプレス フォワーディングは、シスコ エクスプレス フォワーディング動作の 2 つのモードの 1 つである、集中型シスコ エクスプレス フォワーディング モードを指す場合もあります。 シスコ エクスプレス フォワーディングにより、ルート プロセッサ(RP)がエクスプレス フォワーディングを行うことができます。 分散型シスコ エクスプレス フォワーディングは、シスコ エクスプレス フォワーディングのもう 1 つの動作モードです。
分散型シスコ エクスプレス フォワーディング:シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングのタイプの 1 つであり、ラインカード(Versatile Interface Processor(VIP)ラインカードなど)に、転送情報ベース(FIB)および隣接関係テーブルの同一のコピーが保持されます。 ラインカードは、ポート アダプタ間でエクスプレス フォワーディングを実行します。これにより、ルート スイッチ プロセッサがスイッチング動作から解放されます。
FIB:転送情報ベース。 シスコ エクスプレス フォワーディングのコンポーネント。 ルータは FIB ルックアップ テーブルを使用して、シスコ エクスプレス フォワーディング動作中に送信先ベースのスイッチング判断を行います。 ルータには、IP ルーティング テーブル内の転送情報のミラー イメージが保持されます。
IPC:プロセス間通信。 ルータが分散型シスコ エクスプレス フォワーディング モードで動作している場合に、Route Switch Processor(RSP)からラインカードへの、シスコ エクスプレス フォワーディング テーブルの配布を可能にするメカニズム。
ラベル ディスポジション:ネットワーク エッジでのマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ヘッダーの除去。 MPLS ラベル ディスポジションでは、ヘッダーが除去された MPLS パケットとしてルータに到着したパケットは、IP パケットとして送信されます。
ラベル インポジション:パケットにラベルを付加するアクション。
LER:ラベル エッジ ルータ。 ラベル インポジションを実行するルータ。
LFIB:ラベル転送情報ベース。 ラベル付きパケットを交換するためにスイッチング機能が使用するデータ構造。
LIB:ラベル情報ベース。 他のラベル スイッチ ルータ(LSR)から学習したラベル、およびローカル LSR によって割り当てられたラベルを格納するために、LSR が使用するデータベース。
ラインカード:さまざまなシスコ製品で使用可能なインターフェイス プロセッサに対する一般的用語。 たとえば、Versatile Interface Processor(VIP)は、Cisco 7500 シリーズ ルータのラインカードです。
LSP:ラベル スイッチド パス。 ホップのシーケンス(ルータ 0 ~ルータ n)。 パケットは、ラベル スイッチング メカニズムによって、R0 から Rn に送られます。 LSP は、通常のルーティング メカニズムに基づいて動的に選択することも、また手動で設定することもできます。
LSR:ラベル スイッチング ルータ。 パケット内のラベル カプセル化の値に基づいて、パケットを転送するレイヤ 3 ルータ。
MPLS:マルチプロトコル ラベル スイッチング。 通常のルーティング パスに沿ってパケットを転送するための新しい業界標準(MPLS ホップバイホップ フォワーディングと呼ばれる場合もある)。
プレフィックス:IP アドレスのネットワーク アドレス部分。 プレフィックスはネットワークおよびマスクによって指定され、一般的にネットワーク/マスクの形式で表されます。 マスクは、どのビットがネットワーク ビットかを表しています。 たとえば、1.0.0.0/16 は、IP アドレスの最初の 16 ビットがマスクされることを表し、これがネットワーク ビットであることを示しています。 残りのビットはホスト ビットです。 この場合、ネットワーク番号は 10.0 です。
RIB:ルーティング情報ベース。 レイヤ 3 到達可能性情報および送信先 IP アドレスまたはプレフィックスを含むルートの中央リポジトリ。 RIB は、ルーティング テーブルとも呼ばれます。
RP:ルート プロセッサ。 Cisco 7000 シリーズ ルータのプロセッサ モジュールであり、CPU、システム ソフトウェア、およびルータで使用されるメモリ コンポーネントの大部分が含まれます。 スーパーバイザリ プロセッサと呼ばれることもあります。
RSP:ルート スイッチ プロセッサ。 Cisco 7500 シリーズ ルータで使用されるプロセッサ モジュールであり、ルート プロセッサ(RP)とスイッチ プロセッサ(SP)の機能を内蔵しています。
SP:スイッチ プロセッサ。 Cisco 7000 シリーズのプロセッサ モジュールであり、すべての CxBus アクティビティのアドミニストレータとして動作します。 CiscoBus コントローラと呼ばれることもあります。
VIP:Versatile Interface Processor。 Cisco 7000 および Cisco 7500 シリーズ ルータで使用されるインターフェイス カード。 VIP は、マルチレイヤ スイッチングを行い、Cisco IOS を実行します。
VPN:バーチャル プライベート ネットワーク。 トンネリングを使用し、公衆 TCP/IP ネットワークを通じて IP トラフィックを安全に転送することを可能にするルータ構成。
VRF:バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)ルーティング/フォワーディング インスタンス。 VRF は、IP ルーティング テーブル、取得されたルーティング テーブル、そのルーティング テーブルを使用する一連のインターフェイス、ルーティング テーブルに登録されるものを決定する一連のルールおよびルーティング プロトコルで構成されています。 一般に、VRF には、PE ルータに付加されるカスタマー VPN サイトが定義されたルーティング情報が格納されています。