この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
8000 シリーズ アプライアンスは、導入環境にモジュール方式による柔軟性を提供します。次の作業を行う場合に、この項の手順を使用します。
• アプライアンスに事前に装着されているモジュールを取り外すかまたは交換する
ここでは、8000 シリーズ モジュールの挿入、取り外し、および交換の手順を説明します。
• 「8000 シリーズ アプライアンスのモジュール スロット」
• 「付属品」
• 「はじめる前に」
8000 シリーズ アプライアンスの次のスロットでモジュールを使用できます。
アプライアンスにモジュールを挿入したら、モジュールの使用法の詳細について次の項を参照してください。
• センシング インターフェイスの設定については、「センシング インターフェイスの識別」を参照してください。
• スタック モジュールの使用については、「スタック構成でのデバイスの使用」を参照してください。
81xx ファミリ アプライアンスの次のスロットでモジュールを使用できます。
スタック構成デバイスの場合、モジュールを次のように設定します。
• 1 つのスタック モジュールをプライマリ モジュールに装着し、もう 1 つのスタック モジュールをセカンダリ デバイスに装着します。
82xx ファミリおよび 83xx ファミリ アプライアンスでは、次のスロットでモジュールを使用できます。
図 C-2 82xx ファミリおよび 83xx ファミリ プライマリ デバイス
スタック構成デバイスの場合、モジュールを次のように設定します。
• プライマリ デバイスに、スタック構成のセカンダリ デバイスごとに 1 つのスタック モジュールを装着し、もう 1 つのスタック モジュールを各セカンダリ デバイスに装着します。
図 C-3 82xx ファミリおよび 83xx ファミリ セカンダリ デバイス
モジュール アセンブリ キットには T8 トルクス ドライバと、次の 1 つ以上のモジュールが含まれています。
• クワッド ポート 1000BASE-T 銅線設定可能バイパス NetMod。詳細については、「クアッドポート 1000BASE-T 銅線設定可能バイパス NetMod」を参照してください。
• クワッド ポート 1000BASE-SX ファイバ設定可能バイパス NetMod。詳細については、「クアッドポート 1000BASE-SX ファイバ設定可能バイパス NetMod」を参照してください。
• デュアルポート 10GBASE(MMSR または SMLR)ファイバ設定可能バイパス NetMod。詳細については、「デュアルポート 10GBASE(MMSR または SMLR)ファイバ設定可能バイパス NetMod」を参照してください。
• デュアル ポート 40GBASE-SR4 ファイバ設定可能バイパス NetMod。詳細については、「デュアルポート 40GBASE-SR4 ファイバ設定可能バイパス NetMod」を参照してください。
(注) このデュアル スロット NetMod は、容量が 40G の 3D8250 または 3D8350 でのみ使用してください。アプライアンスをアップグレードする必要がある場合は、『シスコ 8000 シリーズ Device 40G Capacity Upgrade Guide』を参照してください。
• クワッド ポート 1000BASE-T 銅線非バイパス NetMod。詳細については、「クアッドポート 1000BASE-T 銅線非バイパス NetMod」を参照してください。
• クアッド ポート 1000BASE-SX ファイバ非バイパス NetMod。詳細については、「クアッドポート 1000BASE-SX ファイバ非バイパス NetMod」を参照してください。
• クアッド ポート 10GBASE(MMSR または SMLR)ファイバ非バイパス NetMod。詳細については、「クアッドポート 10GBASE(MMSR または SMLR)ファイバ非バイパス NetMod」を参照してください。
• スタック モジュール。詳細については、「スタッキング モジュール」を参照してください。
NetMod をアプライアンス上の互換性がないスロットに装着する場合、または NetMod にご使用のシステムとの互換性がない場合は、NetMod を設定しようとすると管理元の防御センター Web インターフェイスにエラー メッセージまたは警告メッセージが表示されます。支援が必要な場合は、サポートに連絡してください。
(注) 韓国の認証(KCC マーク)を受けているフル構成されたアプライアンスの場合、NetMod を交換するとその構成が変更される可能性があります。詳しくは、アプライアンスの元のコンフィギュレーション マニュアル、および『Regulatory Compliance and Safety Information for FirePOWER and FireSIGHT Appliances』マニュアルを参照してください。
モジュールのセンシング インターフェイス、速度、寸法に関係なく、すべてのモジュールで付属部品は同一です。
図 C-4 モジュールまたはスロット カバーの例(開いた状態)
図 C-5 モジュール レバーの例(ネジを穴に取り付け、閉じた状態)
次のガイドラインを使用してモジュールの挿入または取り外しの準備をしてください。
• すべてのアプライアンスおよびモジュールの部品を確認します。
ヒント NetMod は、使用可能な互換性のあるスロットに挿入できます。
• スタック モジュールを挿入する正しいスロットを確認します。「スタック構成でのデバイスの使用」を参照してください。
• 3D8250、3D8260 および 3D8350、3D8360 プライマリ スロット:スロット 5
• 3D8270 および 3D8370 プライマリ スロット:スロット 5 および 1
• 3D8290 および 3D8390 プライマリ スロット:スロット 5、1、および 4
• 3D82xx および 3D83xx セカンダリ:スロット S
モジュールを扱うときには、リスト ストラップの装着や静電気防止作業台の使用など、適切な静電気防止(ESD)対策に従ってください。損傷を防ぐため、未使用のモジュールは静電気防止用の袋または箱に入れて保存します。
モジュールまたはスロット カバーを取り外すには、次の手順を実行します。
ステップ 1 付属のドライバを使用して、モジュールのレバーから T8 トルクス ネジを取り外して保管します。
ステップ 2 ラッチが解除されるまでレバーをモジュールから引き出します。
ステップ 3 モジュールを滑らせながらスロットから取り出します。
新しいモジュールを挿入できるようにスロットを準備するため、既存のモジュールまたはスロット カバーを取り外します。詳細については、「モジュールまたはスロット カバーの取り外し」を参照してください。
モジュールまたはスロット カバーを挿入するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 付属のドライバを使用して、モジュールのレバーから T8 トルクス ネジを取り外して保管します。
ステップ 2 ラッチが開くまで、レバーをモジュールから引き出します。ラッチの近端が目で確認できます。ラッチの遠端はモジュール内側にあります。
ステップ 3 ラッチの遠端がスロットの内側に入り、ラッチの近端がモジュール スロットの外側に接触するまで、モジュールをスロットに挿入します。
ステップ 4 ラッチがはまり、モジュールをスロットに引き込むまで、レバーをモジュールの方へ押します。
ステップ 5 ネジ穴部分をしっかり押し、ラッチが確実にはまるまでモジュールに対してレバーを押し込みます。
レバーがモジュールにしっかりと押し込まれると、モジュールがシャーシとぴったりと揃います。
ステップ 6 保管しておいた T8 トルクス ネジをレバーに差し込んで締めます。