この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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• 「Cisco ISE スタンドアロン ノードのアップグレード」
• 「リリース 1.1 を実行する Cisco ISE スタンドアロン アプライアンスとリリース 1.1.1 を実行するアプライアンスの交換」
Administration、Policy Service、Monitoring のペルソナを担当するスタンドアロン Cisco ISE ノードの CLI から application upgrade コマンドを実行できます。
スタンドアロン ノードの Cisco ISE をアップグレードするには次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco ISE のアップグレード前に、管理ユーザ インターフェイスまたは CLI から、スタンドアロン ISE ノードのオンデマンド バックアップ(手動)を実行し、管理ユーザ インターフェイスから Monitoring ノードのオンデマンド バックアップを実行します。
オンデマンド バックアップの詳細な実行方法については、「オンデマンド バックアップの実行」を参照してください。
ステップ 2 Cisco ISE CLI から application upgrade コマンドを起動します。このプロセスは、アプリケーション バイナリ、データベース スキーマ、データモデル モジュールを内部でアップグレードします。また Cisco Application Deployment Engine(ADE)リリース 2.0 オペレーティング システム(ADE-OS)の更新のアップグレードも処理します。
アップグレード プロセスを完了するためにシステムのリロードが必要な場合、アップグレードの成功後に Cisco ISE ノードは自動的に再起動します。
スタンドアロン ノードでアップグレードを成功させるための CLI トランスクリプトは次のとおりです。
ステップ 3 Cisco ISE リリース 1.0.3.377 または Cisco ISE メンテナンス リリース 1.0.4.573 から Cisco ISE リリース 1.1.1 へのアップグレードの後、 host-key host <sftp servername> コマンドを使用してホスト キーを受け入れるまで、SFTP リポジトリを使用することができます。コマンドの使用方法の詳細については、『 Cisco Identity Services Engine CLI Reference Guide, Release 1.1.x 』を参照してください。
(注) Cisco ISE リリース 1.0.3.377 または Cisco ISE メンテナンス リリース 1.0.4.573 から Cisco ISE リリース 1.1.1 へのアップグレードの後、古いジョブは適切に機能しないため、スケジュールされたバックアップ ジョブを再作成する必要があります。
(注) 次のステップ 4 は Cisco ISE リリース 1.0.3.377 から新しいリリースへのアップグレードを実行している場合にのみ適用されます。それ以外の場合にはこの手順は無視することができます。
ステップ 4 リブート プロセスの完了後、ログイン資格情報によるログインが指示され、すぐに Cisco ISE 内部データベース管理者パスワードおよびユーザ パスワードを入力するように求められます。(このプロセスは、ログインに使用しているユーザ アカウントに管理者レベルのアクセス権限がある場合にのみ成功します)。
アプリケーション バイナリおよび Cisco ADE-OS のアップグレード中に障害が発生した場合は、アプリケーション バンドルの前のバージョンを削除または再インストールしてバックアップから復元を行うしかありません。
アップグレードの障害から復旧する方法の詳細については「スタンドアロン ノードでのアップグレードの障害からの復旧」を参照してください。
(注) Cisco ISE リリース 1.0.3.377、Cisco ISE メンテナンス リリース 1.0.4.573 または Cisco ISE リリース 1.1 から Cisco ISE リリース 1.1.1 へのアップグレードの後、古いジョブは適切に機能しないため、スケジュールされたバックアップ ジョブを再作成する必要があります。
このアップグレード シナリオは、既存の Cisco ISE シャーシの交換と同時に、Cisco ISE リリース 1.0、Cisco ISE メンテナンス リリース 1.0.4 または Cisco ISE リリース 1.1 ソフトウェアを Cisco ISE リリース 1.1.1 にアップグレードする場合にのみ必要です。
同じ物理アプライアンスまたは仮想マシンを使用している場合は、バックアップからの復元ではなく CLI からのアプリケーション アップグレードの使用を使用することを推奨します。
Cisco ISE 1.1 を実行する Cisco ISE スタンドアロン アプライアンスと Cisco ISE リリース 1.1.1 を実行する Cisco ISE アプライアンスを交換するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco ISE 1.1 アプライアンスをバックアップします。
ステップ 2 新しい Cisco ISE 1.1.1 アプライアンスを起動および設定します。
ステップ 3 Cisco ISE 1.1 のバックアップを復元します。
(注) 以前のバージョンのバックアップからデータを復元する場合、古い機能も新しい機能も関係なく、既存の設定はすべて復元後に消去されます。
バックアップと復元の実行方法の詳細については、『 Cisco Identity Services Engine User Guide, Release 1.1.1 』の 14 章、「Backing Up and Restoring Cisco ISE Data」を参照してください。
データの復元後は、すべてのアプリケーション サーバ プロセスが作動するまで待機する必要があります。
Cisco ISE アプリケーション サーバ プロセスの起動を確認するには、Cisco ISE CLI から次のコマンドを入力します。
CLI コマンドの詳細については、『 Cisco Identity Services Engine CLI Reference Guide, Release 1.1.x 』を参照してください。