この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、4GE セキュリティ サービス モジュール(SSM)および SSM の取り付けと交換の方法について説明します。このマニュアルでは、SSM とはインテリジェント SSM、Advanced Inspection and Prevention Security Services Module(AIP) SSM、または Content Security and Control Security Services Module(CSC) SSM のことをいいます。この付録では、次のトピックについて取り上げます。
(注) SFP ポートまたは RJ-45 ポートのどちらかを使用し、両方のポートを同時に使用しないでください。
SFP ポートと RJ-45 ポートの両方を接続できますが、メディア タイプを銅線またはファイバ ギガビット イーサネットに設定するには、media-type コマンドをインターフェイス設定モードで実行してください。コマンド構文の詳細な説明については、『Cisco Security Appliance Command Reference』を参照してください。
4GE SSM には 10/100/1000 Mbps 用、銅線の RJ-45 ポートが 4 個、およびオプションの 1000 Mbps 用着脱可能小型フォーム ファクタ(SFP)ファイバ ポートが 4 個あります。
この項では、適応型セキュリティ アプライアンスに対する 4GE SSM の取り付けと交換の方法について説明します。次のトピックについて取り上げます。
• 「概要」
図A-1 に、4GE SSM ポートと LED を示します。
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(注) 図A-1 は、ポート スロットに取り付けられている SFP モジュールを示しています。この機能を使用する場合は、SFP モジュールを注文し、取り付ける必要があります。SFP ポートとモジュールの詳細については、「SFP モジュールの取り付けと取り外し」を参照してください。
表A-1 で、4GE SSM の LED について説明します。
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(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540 でのみサポートされています。
新しい 4GE SSM を初めて取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を切ります。
ステップ 2 アクセサリ キットからアース ストラップを取り出して、肌に密着するように、ストラップの一端を手首に固定します。もう一方の端をシャーシに接続します。
ステップ 3 シャーシ背面左端の 2 個のネジを外して(図A-2 を参照)、スロット カバーを取り外します。
ステップ 4 スロット開口部に 4GE SSM を差し込みます(図A-3 を参照してください)。
ステップ 5 ネジを取り付けて、4GE SSM をシャーシに固定します。
ステップ 6 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を入れます。
ステップ 7 LED を確認します。4GE SSM が適切に取り付けられると、ステータス LED が点滅(ブート アップ中の場合)、または点灯(操作可能になった場合)します。
ステップ 8 RJ-45 ケーブルの一方の端をポートに接続し、もう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。詳細については、「インターフェイス ケーブルの接続」を参照してください。
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540 でのみサポートされています。
既存の 4GE SSM を交換するには、次の手順に従います。
ステップ 1 特権 EXEC モードで hw-mod mod 1 shut コマンドを入力します。LED がすべてオフであることを確認して、モジュールが停止していることを検証します。
ステップ 2 アクセサリ キットからアース ストラップを取り出して、肌に密着するように、ストラップの一端を手首に固定します。もう一方の端をシャーシに接続します。
ステップ 3 シャーシ背面左端にある 2 個のネジを外します。
ステップ 4 4GE SSM を取り外し、静電気防止用バッグに入れて、横に置きます。
ステップ 5 既存のカードの代わりに、スロット開口部に新しい 4GE SSM を差し込みます。
ステップ 6 ネジを取り付けて、4GE SSM をシャーシに固定します。
ステップ 7 特権 EXEC モードで hw-mod mod 1 reset コマンドを入力して、4GE SSM をリセットします。
ステップ 8 LED を確認します。4GE SSM が適切に取り付けられると、電源 LED が緑色に点灯し、ブート アップ中はステータス LED が点滅します。
ステップ 9 RJ-45 ケーブルの一方の端をポートに接続し、もう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。詳細については、「インターフェイス ケーブルの接続」を参照してください。
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、ASA 5540、および ASA 5550 でサポートされています。
SFP は、ホットスワップ可能な入力/出力デバイスで、SFP ポートに接続されます。次の SFP モジュール タイプがサポートされています。
• 長波長/ロング ホール 1000BASE-LX/LH (GLC-LH-SM=)
• 短波長 1000BASE-SX (GLC-SX-MM=)
この項では、光ギガビット イーサネット接続を使用できるように、適応型セキュリティ アプライアンスに対する SFP モジュールの取り付けと取り外しを行う方法について説明します。次のトピックについて取り上げます。
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、ASA 5540、および ASA 5550 でサポートされています。
適応型セキュリティ アプライアンスは、現場交換可能な SFP モジュールを使用して、ギガビット接続を確立します。
表A-2 に、適応型セキュリティ アプライアンスによってサポートされる SFP モジュールを示します。
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1000BASE-LX/LH と 1000BASE-SX の SFP モジュールは、光ファイバ接続の確立に使用されます。SFP モジュールに接続するには、LC コネクタに光ファイバ ケーブルを使用します。SFP モジュールは、850 ~ 1550 nm の公称波長をサポートします。ケーブルの長さは、信頼できる通信の要件であるケーブル長を超えることはできません。 表A-3 に、ケーブル長の要件を示します。
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適応型セキュリティ アプライアンスには、シスコ認定の SFP モジュールのみを使用します。SFP モジュールにはそれぞれ、セキュリティ情報で符号化された内部シリアル EEPROM があります。この符号化によって、SFP モジュールが適応型セキュリティ アプライアンスの要件を満たしていることを、シスコが識別して検証できます。
(注) 適応型セキュリティ アプライアンスでサポートされるのは、シスコによって認定された SFP モジュールのみです。
警告 ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部からは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光に当たらないようにし、開口部をのぞきこまないでください。ステートメント 70
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、ASA 5540、および ASA 5550 でサポートされています。
SFP モジュールを 4GE SSM に取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 SFP モジュールをポートの位置に合せ、ロックする位置までポート スロット内にスライドさせます(図A-4 を参照してください)。
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ステップ 2 光ポート プラグを取り外し、ネットワーク ケーブルを SFP モジュールに接続します。
ステップ 3 ケーブルのもう一方の端をネットワークに接続します。ケーブル接続の詳細については、「インターフェイス ケーブルの接続」を参照してください。
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、ASA 5540、および ASA 5550 でサポートされています。
SFP モジュールには、ポートから SFP モジュールを取り外すために使用する、各種のラッチ デバイスがあります。次に各種モジュールを示します。
警告 ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部からは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光に当たらないようにし、開口部をのぞきこまないでください。ステートメント 70
ステップ 2 SFP ラッチを外します(図A-5 を参照してください)。
(注) SFP モジュールでは、モジュールを SFP ポートに固定するためにさまざまなラッチ設計を使用しています。ラッチ設計は、SFP モデルまたはテクノロジー タイプとリンクしていません。SFP テクノロジー タイプとモデルの詳細については、SFP の側面にあるラベルを参照してください。
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ステップ 3 SFP の両側をつかんで、ポートから取り外します。
適応型セキュリティ アプライアンス は、AIP SSM および CSC SSM(このマニュアルではインテリジェント SSM とも呼ぶ)をサポートしています。
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540 でのみサポートされています。
AIP SSM は、セキュリティ検査を行う高機能 IPS ソフトウェアを実行します。AIP SSM には、AIP SSM 10 と AIP SSM 20 の 2 つのタイプがあります。両タイプの外観は同じですが、AIP SSM 20 は AIP SSM 10 よりもプロセッサが高速で、多くのメモリを備えています。スロットに実装できるのは、一度に 1 モジュール(AIP SSM 10 または AIP SSM 20)のみです。
表A-4 に、AIP SSM 10 と AIP SSM 20 のメモリ仕様を示します。
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AIP SSM の詳細については、『 Cisco Security Appliance Command Line Configuration Guide 』の「 Managning the AIP SSM 」を参照してください。
CSC SSM は、コンテント セキュリティとコントロール ソフトウェアを実行します。CSC SSM は、ウイルス、スパイウェア、スパムなどの好ましくないトラフィックを予防します。CSC SSM の詳細については、『 Cisco Security Appliance Command Line Configuration Guide 』の「Managing the CSC SSM」を参照してください。
表A-5 は、各プラットフォームでサポートされている SSM を示しています。
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この項では、適応型セキュリティ アプライアンスに対する SSM の取り付けと交換の方法について説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。
• 「SSMの交換」
図A-6 に、SSM の LED を示します。
表A-6 で、SSM の LED について説明します。
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(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540 でのみサポートされています。
新しい SSM を初めて取り付けるには、次の手順に従います。
ステップ 1 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を切ります。
ステップ 2 アクセサリ キットからアース ストラップを取り出して、肌に密着するように、ストラップの一端を手首に固定します。もう一方の端をシャーシに接続します。
ステップ 3 シャーシ背面左端の 2 個のネジを外して( を参照)、スロット カバーを取り外します。
ステップ 4 スロット開口部に SSM を差し込みます(図A-8 を参照してください)。
ステップ 5 ネジを取り付けて、SSM をシャーシに固定します。
ステップ 6 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を入れます。
ステップ 7 LED を確認します。SSM が適切に取り付けられると、電源 LED が緑色に点灯し、ステータス LED が緑色に点滅します。
ステップ 8 RJ-45 ケーブルの一方の端をポートに接続し、もう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。詳細については、図3-15 を参照してください。
(注) 次の手順は ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540 でのみサポートされています。
ステップ 1 特権 EXEC モードで hw-mod mod 1 shut コマンドを入力します。LED を確認して、モジュールが停止していることを検証します。
ステップ 2 アクセサリ キットからアース ストラップを取り出して、肌に密着するように、ストラップの一端を手首に固定します。もう一方の端をシャーシに接続します。
ステップ 3 シャーシ背面左端の 2 個のネジを外して( を参照)、スロット カバーを取り外します。
ステップ 5 既存のカードの代わりに、スロット開口部に新しい SSM を差し込みます。
ステップ 6 ネジを取り付けて、SSM をシャーシに固定します。
ステップ 7 特権 EXEC モードで hw-mod mod 1 reset コマンドを入力して、SSM をリセットします。
ステップ 8 LED を確認します。SSM が適切に取り付けられると、電源 LED が緑色に点灯し、ステータス LED が緑色に点滅します。
ステップ 9 RJ-45 ケーブルの一方の端をポートに接続し、もう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。詳細については、図3-15 を参照してください。