この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Remote Access Service(RAS; リモート アクセス サービス)VPN は、モバイル ユーザや在宅勤務者などのリモート ユーザへの接続の安全性を保護します。RAS VPN のモニタリングは、クラスタ、コンセントレータ、およびユーザ セッション パフォーマンスの最も重要なすべての指標を、ひと目でわかるように提示します。
Performance Monitor により、RAS VPN の問題が存在しているか、どこに問題があるかを、すばやく判断することができます。この情報を利用し、ネットワーク管理ツールを使用して、ネットワークおよびユーザの問題を軽減したり、なくしたりすることが可能です。
オプションとして、一度に 1 人の RAS ユーザをログアウトできます。
ヒント RAS VPN サービスの一般的な問題をトラブルシューティングするには、付録のトラブルシューティングを参照してください。
(注) • Performance Monitor およびマニュアルにおけるロード バランシング サービスは、コンテンツ スイッチング サービス モジュールの Web サーバ ロードバランシング機能だけを表しています。Performance Monitor は、仮想クラスタ内で組み合わせたコンセントレータまたはアプリケーションのロード バランシングはモニタしません。
• PIX OS および Easy VPN は RAS VPN の使用をサポートしていますが、これらの 2 つのテクノロジーは、両方とも仮想クラスタの使用をサポートしていません。
RAS VPN では、リモート ユーザが、ダイヤルアップ、ISDN、DSL、ケーブル、その他のテクノロジーによって接続し、共有しているパブリック インフラストラクチャを介してプライベート ネットワークに参加することができます。
Performance Monitor は、複数の種類の異なるデバイスで生じた RAS VPN サービスをモニタしますが、Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータおよび ASA 5520 または 5550 アプライアンスに対しては特別な考慮が必要です。これらのものはロードバランシングに対して単独で、または 仮想クラスタ 内で組み合わせてモニタすることが可能なためです。仮想クラスタでは、コンセントレータのコレクション、またはアプライアンスのコレクションを 1 つのエンティティとして機能させることができます。
クラスタは、1 つの IP アドレスによって外部のクライアント スペースに認識されます。仮想 IP アドレスはルーティング可能なアドレス、つまり他のデバイスがパケットを送信できる有効なアドレスにする必要があります。そうしないと、受信パケットがクラスタに到達できません。
この仮想 IP アドレスは、VPN クラスタ内の特定のデバイスには関連付けられません。これは、 仮想クラスタ マスター によってサービスされます。仮想クラスタ マスタ コンセントレータは、特定のクラスタ内のすべてのセカンダリ コンセントレータまたはアプライアンスからのロード情報を保持しています。各セカンダリ コンセントレータは、KeepAlive 負荷情報をマスターに送信します。
• VPN 3000 シリーズには、6 つの異なったコンセントレータ モデルがあります。これらのモデルの使用および機能については、 http://www.cisco.com/en/US/products/hw/vpndevc/ps2284/index.html を参照してください。モニタしているコンセントレータが正常に機能しているかどうかを判断するうえで役に立ちます。
• ASA 5520 および 5550 アプライアンスの使用および機能については、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6120/index.html を参照してください。
Cisco Easy VPN は、いくつかの種類のシスコ デバイスに対するソフトウェアの機能で、リモート オフィスおよびテレワーカーに対する VPN の展開を簡潔にするものです。Easy VPN では、多数のデバイスにおける VPN 管理が一元化されるため、VPN 展開の複雑さが軽減します。Easy VPN の実装では、サポートされているデバイス内で Cisco Easy VPN Server と Cisco Easy VPN Remote 機能の両方を使用する必要があります。
Easy VPN を使用すると、サポートされているルータ、アプライアンス、ファイアウォール、およびコンセントレータはリモート VPN クライアントのように機能します。したがって、これらのデバイスは Easy VPN サーバからセキュリティ ポリシーを受け取ることが可能になり、これにより組織内の遠隔地における VPN 構成の要件が最小になります。
また、Cisco Easy VPN Server に対応しているデバイスは、自身の PC 上で Cisco VPN クライアント ソフトウェアを実行しているモバイル リモート ワーカーによって開始された VPN トンネルを終了することができます。
Performance Monitor では、ある Easy VPN サーバで、サイト間 VPN またはリモートアクセス VPN のいずれかで、サポートされているルータ、アプライアンス、ファイアウォール、およびコンセントレータが VPN ヘッドエンド デバイスのように機能することが可能であっても、すべての Easy VPN セッションが RAS VPN セッションのように示されます。
Easy VPN の詳細については、次の URL を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/secursw/ps5299/index.html
(注) • Easy VPN は RAS クラスタの使用をサポートしていません。
• Performance Monitor は Easy VPN セッションのユーザ名を表示しません。また、 ユーザ名を特別な Easy VPN セッションに関連付けません。
• Performance Monitor の User Session Report 機能は、Easy VPN をサポートしていません。
Performance Monitor では、すべてのリモート アクセス クラスタの概要を表示できます。この概要を使用して、ユーザ データとコンセントレータ データを分離し、有効なクラスタ統計情報のサブセットを表示します。
ヒント Performance Monitor は、1 日に 1 回、クラスタ メンバシップのレコードを自動的に更新します。クラスタ内で VPN コンセントレータを追加または削除した場合、またはクラスタ間でコンセントレータを移動した場合は、[Devices] > [Importing Devices] を選択し、[Revalidate] をクリックする必要があります。このようにしないと、次の自動更新まで、対象のクラスタについて誤った情報が表示されます。
Performance Monitor は、VPN コンセントレータのヘルスとパフォーマンスの測定値を平均して、ネットワーク内のクラスタについて表示する概要レベルの統計情報を作成します。
ステップ 2 次のいずれかを実行して、リストを調整したり、さらに詳細な情報を取得することができます。
• リスト内でデバイスを見つけるには、[Find Device] フィールドでデバイスの IP アドレスまたは DNS 名を入力し、[Find] をクリックします。デバイスが見つかると、[Remote Access Device Graphs] ページに、指定されたコンセントレータの情報が表示されます。グラフの種類については、「RAS デバイスの詳細グラフの表示」を参照してください。
• RAS クラスタのドロップしたパケットのグラフを表示するには、[Packet Drop %] カラムの対象エントリをクリックします。
• RAS クラスタのスループット グラフを表示するには、[Throughput (kbps)] カラムの対象エントリをクリックします。
• RAS クラスタの帯域幅使用率のグラフを表示するには、[Bandwidth Usage %] カラムの対象エントリをクリックします。
検証済みの VPN コンセントレータのステータスを説明している情報を分離してモニタする方法については、次のトピックを参照してください。
• 「RAS デバイスの使用状況とアクティビティのモニタリング」
• 「RAS デバイスの暗号化アクティビティのモニタリング」
• 「RAS デバイスの暗号化アクセラレータ カード データの表示」
• 「リモート アクセス インターフェイス テーブルの表示」
ネットワーク内で検証済みの VPN 3000 シリーズ コンセントレータの情報を分離し、そのヘルスとパフォーマンスを示す詳細グラフを表示することができます。
ステップ 1 [Monitor] > [Remote Access VPN] > [Device Details] を選択します。
デフォルトでは、[Remote Access Device Graphs] ページに、IP アドレスとして最も小さい数を使用しているデバイスのヘルスとパフォーマンスを表すグラフが表示されます。グラフの説明については、 表 5-2 を参照してください。
(注) 2 つの縦(Y)軸を使用するグラフを解釈するときに、既知の問題が発生することがあります。最初の Y 軸は常にゼロで始まるのに対し、2 番目の Y 軸は、指定された時間範囲の最も低い値がゼロよりも大きい場合でも、 その値で始まります。そのため、2 つの Y 軸を直接比較できないことがあります。
ステップ 2 [Select Device] リストから、グラフを表示するデバイスを選択します。
Performance Monitor では、ネットワーク内のクラスタで RAS VPN サービスを提供している検証済みのすべての Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータについて、概要を参照できます。この概要を使用すると、次のことができます。
• VPN コンセントレータの使用およびアクティビティ、コンセントレータの障害、およびコンセントレータの暗号化アクティビティを表しているデータを分離します。
• VPN コンセントレータの状態を要約しているテーブルおよびグラフを表示します。
[Remote Access Devices] ページに、コンセントレータの使用およびアクティビティの統計情報のテーブルが表示されます。このページ上のすべての測定値は、 デルタ として計算されます(あるポーリング サイクルから次のサイクルまでの差の範囲を示します)。ただし、現在のユーザ数は整数です。
(注) いずれかのユーザが RAS ユーザからログアウトすると、次に表示がリフレッシュされたときに、現在のユーザ数の整数値が異なる場合があります。
ステップ 2 次のいずれかを実行して、リストを調整したり、さらに詳細な情報を取得することができます。
• 特定のクラスタ内でこれらのデバイスだけをリストに表示するには、[Select Cluster] リストでクラスタを選択します。Easy VPN は、RAS クラスタの使用をサポートしていないことに注意してください。
• 特定のコンセントレータについて詳細グラフを表示するには、[Device] カラムで IP アドレスまたは DNS 名をクリックします。
• コンセントレータのドロップしたパケットのグラフを表示するには、[Packet Drop %] カラムの対象エントリをクリックします。
• コンセントレータのスループット グラフを表示するには、[Throughput (kbps)] カラムの対象エントリをクリックします。
• コンセントレータの帯域幅使用のグラフを表示するには、[Bandwidth Usage %] カラムの対象エントリをクリックします。
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重大度が高い問題または障害が発生した場合に、アラート アイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、イベント ブラウザが開き、重大な RAS エラーだけが表示されるようにフィルタ処理された画面が表示されます。「インターフェイスのアイコンについて」を参照してください。 イベント ブラウザ要素のリファレンス情報については、「イベント ブラウザ ウィンドウ」を参照してください。 (注) イベントをクリアした後、1 分経過するか、ページがリフレッシュされるかのいずれか早い方まで、アラート アイコンはデバイス モニタリング ページに表示され続けます。 |
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デバイスの IP アドレスまたは DNS 名が表示されます。 新しいブラウザを開いて、グラフとして選択した内容を表示するには、[Device] カラムでハイパーリンクされているエントリをクリックします。 |
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(注) いずれかのユーザが RAS ユーザからログアウトすると、次に表示がリフレッシュしたときに、この値が異なる場合があります。 | |
フェーズ 1(IKE)トンネルおよびフェーズ 2(IPSec)トンネルでドロップしたパケットの計算結果を、すべての受信および送信パケットの割合(パーセンテージ)として表示します。 新しいブラウザを開いて、グラフとして選択した内容を表示するには、[Packet Drop %] カラムでハイパーリンクされているエントリをクリックします。 |
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指定した RAS デバイス上のパブリック インターフェイスを介した送信および受信の合計オクテットが表示されます。 新しいブラウザを開いて、グラフとして選択した内容を表示するには、[Throughput (kbps)] カラムでハイパーリンクされているエントリをクリックします。 |
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指定した RAS デバイスで使用されている帯域幅を、そのデバイスで使用できる帯域幅で除算した割合(パーセンテージ)が表示されます。 新しいブラウザを開いて、グラフとして選択した内容を表示するには、[Bandwidth Usage] カラムでハイパーリンクされているエントリをクリックします。 |
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検証済みの VPN コンセントレータの操作における障害が記載されているテーブルを表示および操作できます。
ステップ 1 [Monitor] > [Remote Access VPN] > [Devices] > [Failures] を選択します。テーブルのカラムの説明については、 表 5-4 を参照してください。
[Remote Access Failures] ページ上のすべての測定値は、デルタとして計算されます。
ステップ 2 リストを絞り込んで、より詳細な情報を表示することができます。
• 特定のクラスタ内でこれらのデバイスだけをリストに表示するには、[Select Cluster] リストでクラスタを選択します。Easy VPN は、RAS クラスタの使用をサポートしていないことに注意してください。
• 特定の VPN コンセントレータについて詳細な統計情報を表示するには、[Device] カラムで IP アドレスまたは DNS 名をクリックします。「RAS デバイスの操作」を参照してください。
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重大度が高い問題または障害が発生した場合に、アラート アイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、イベント ブラウザが開き、重大な RAS エラーだけが表示されるようにフィルタ処理された画面が表示されます。「インターフェイスのアイコンについて」を参照してください。 イベント ブラウザ要素のリファレンス情報については、「イベント ブラウザ ウィンドウ」を参照してください。 |
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デバイスの DNS 名または IP アドレスが表示されます。 選択したデバイスのパフォーマンスのサマリー グラフを表示するには、[Device] カラムでいずれかのエントリをクリックします。 |
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リモートで開始され、フェーズ 1(IKE)またはフェーズ 2(IPSec)で失敗したすべての受信接続試行の割合(パーセンテージ)が表示されます。 |
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現在のトンネル、および前のフェーズ 2(IPSec)トンネルのすべてにおいて(アンチリプレイ処理のために)ドロップした受信パケットの合計数が表示されます。 |
検証済みの VPN コンセントレータについて、暗号化アクティビティ データの概要テーブルを表示および操作できます。
(注) 表示される結果には、VPN 3005 コンセントレータまたは VPN 3015 コンセントレータは含まれていません。これらのデバイスは、Scalable Encryption Processor(SEP)カードの代わりにソフトウェアの暗号化を使用します。
[Remote Access Cryptos] ページ上のすべての測定値は、SEP カード数の整数値を除いて、デルタとして計算されます。
ステップ 2 リストを絞り込んで、より詳細な情報を表示することができます。
• 特定のクラスタ内でこれらのデバイスだけをリストに表示するには、[Select Cluster] リストでクラスタを選択します。Easy VPN は、RAS クラスタの使用をサポートしていないことに注意してください。
• 特定の VPN コンセントレータについて詳細な統計情報を表示するには、[Device] カラムで IP アドレスまたは DNS 名をクリックします。「RAS デバイスの操作」を参照してください。
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重大度が高い問題または障害が発生した場合に、アラート アイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、イベント ブラウザが開き、重大な RAS エラーだけが表示されるようにフィルタ処理された画面が表示されます。「インターフェイスのアイコンについて」を参照してください。 イベント ブラウザ要素のリファレンス情報については、「イベント ブラウザ ウィンドウ」を参照してください。 |
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すべての SEP カードにおいて、現在アクティブなフェーズ 2(IPSec)の全トンネルで失敗した送信の暗号化の割合(パーセンテージ)が表示されます。 |
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すべての SEP カードにおいて、現在アクティブなフェーズ 2(IPSec)の全トンネルで失敗した受信の復号化の割合(パーセンテージ)が表示されます。 |
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すべての SEP カードにおいて、フェーズ 1(IKE)およびフェーズ 2(IPSec)のトンネルでドロップしたパケットの割合(パーセンテージ)が表示されます。 |
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すべての SEP カードにおいて、送信(暗号化)および受信(復号化)されたオクテットの集約数(Kbps)が表示されます。 |
検証済みの VPN コンセントレータについて、暗号化アクセラレータ カード データのテーブルを表示および操作できます。
(注) 表示される結果には、VPN 3005 コンセントレータまたは VPN 3015 コンセントレータは含まれていません。これらのデバイスは、SEP カードの代わりにソフトウェアの暗号化を使用します。
ステップ 1 [Monitor] > [Remote Access VPN] > [Device Details] > [Crypto Status] を選択します。テーブルのカラムの説明については、 表 5-6 を参照してください。
[Remote Access Cryptos] ページ上のすべての測定値は、デルタとして計算されます。
ステップ 2 [Select Device] リストから、表示するデバイスを選択します。
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フェーズ 1(IKE)トンネルおよびフェーズ 2(IPSec)トンネルでドロップしたパケットの数を、復号化された受信パケットおよび暗号化された送信パケットの割合(パーセンテージ)として表示します。 |
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検証済みの VPN コンセントレータについて、インターフェイス ステータス データのテーブルを表示および操作できます。
[Remote Access Interfaces] ページには、 パブリック インターフェイス および プライベート インターフェイス の情報が表示されます。パブリック(外部)インターフェイスは、パブリック IP アドレスを使用して、外部ネットワークに接続します。プライベート(内部)インターフェイスは、プライベート IP アドレスを使用し、外部ネットワークからは見えません。
[Remote Access Interfaces] ページ上のすべての測定値は、デルタとして計算されます。
ステップ 2 [Select Device] リストから、表示するデバイスを選択します。
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TCP/IP がバインドされているフレーム タイプが表示されます。たとえば、表示されたタイプ iso88023-csmacd は、Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection(CSMACD; 搬送波感知多重アクセス/衝突検出)に適用される、100 Mb/s ファースト イーサネットのフレーム タイプを示します。 |
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ここでは、RAS ユーザをモニタする次の機能について説明します。
現在の 1 人の RAS VPN ユーザに関して、最新の詳しい接続情報を分離および表示できます。オプションで、検索したユーザをログアウトすることができます。
(注) 対象の RAS VPN コンセントレータに多数のアクティブ セッションがある場合、ユーザ セッションの検索時間が 1 分を超えることがあります。
• 選択した傾向タイプに従った、指定した期間における RAS VPN ユーザの上位 10 人のランク。「RAS VPN の上位 10 ユーザ レポートの表示」を参照してください。
• 指定した期間における、1 人以上の RAS VPN ユーザの VPN セッションの説明。「RAS VPN ユーザ セッション レポートの表示」を参照してください。
• 自分の CiscoWorks ユーザ ロールが System Administrator または Network Administrator の場合。「ユーザの権限について」を参照してください。
• 対象の VPN コンセントレータで VPN 3000 Concentrator Series Manager がイネーブルになっており、Performance Monitor が対象のコンセントレータについて、正しい認証クレデンシャルのレコードを持っている場合。
• [Find User]:ユーザの IP アドレスまたはユーザ名を入力します。
• [Search In]:必要な場合は、1 つのデバイスまたは 1 つのクラスタのいずれかに制限して検索し、その名前または IP アドレスを選択することで検索の対象を特定できます。特定のデバイスまたはクラスタに関する検索を制限しない場合は、[Devices All] を選択します。
ステップ 3 [Go] をクリックします。ユーザが見つかった場合は、次のユーザ セッションの詳細が表示されます。
• [Group Name]:ユーザが属しているユーザ グループ。
• [Cluster Name]:VPN コンセントレータがクラスタ メンバの場合、名前または IP アドレスによってクラスタを識別します。
• [Device Name]:名前または IP アドレスによって VPN コンセントレータを識別します。
• [Client IP Address]:ユーザの IP アドレス。
• [Protocol]:ユーザの接続プロトコル(IPSec over UDP など)。
• [Throughput (Kbps)]:ユーザの平均スループット/秒。
• [Connection Duration]:日、時間、分、および秒で測定されます。
• [Octet In]:トンネルの開始以降の受信オクテットの合計数。
• [Octet Out]:トンネルの開始以降の送信オクテットの合計数。
ステップ 4 ( 任意 )ユーザ セッションを終了するには、[Logout] をクリックします。
ログアウトが正常に終了すると、指定したユーザがログアウトされ、そのユーザの IP アドレスは、アクティブな RAS セッションを表すテーブルに表示されなくなります。「The user <username> was logged out successfully」というシステム メッセージが表示されます。
Performance Monitor は、検証済みのすべての VPN コンセントレータに接続した、または 1 つのクラスタ内で検証済みのコンセントレータに接続されている上位 10 人のユーザをランキングすることができます。ランキングの値はスループット、接続期間、または 1 ユーザあたりのトラフィック数によって判断されます。
(注) Performance Monitor は、各 VPN コンセントレータの上位 10 人のユーザをランキングします。次に、全体の上位 10 人のユーザを算出するときに、それらの 10 人のみを対象として互いにランクを決めます。あるコンセントレータに対して上位 10 人に入らないユーザは、(個別のコンセントレータについて 1 位のユーザが持っているスループットまたは帯域幅の要件が、除外されるユーザよりも低い場合でも)全体のランキングから除外されます。したがって、上位 10 人のランキングはおよそのランキングです。
• 自分の CiscoWorks ユーザ ロールが System Administrator または Network Administrator の場合。「ユーザの権限について」を参照してください。
• 対象の VPN コンセントレータで VPN 3000 Concentrator Series Manager がイネーブルになっており、Performance Monitor が対象のコンセントレータについて、正しい認証クレデンシャルのレコードを持っている場合。
ステップ 1 [Monitor] > [Remote Access VPN] > [Device Details] > [Top 10 Device Users] を選択します。
[Top 10 Device Users] ページ上のすべての測定値は、デルタではなく整数です。テーブルのカラムについては、 表 5-8 を参照してください。
ステップ 2 [Select Device] リストから、表示するデバイスを選択します。
ステップ 3 上位ユーザを算出するランキング基準を、[Compute Using] リストから選択します。次のオプションがあります。
• [Throughput]:kbps 単位で測定されたスループットに従ってユーザをランキングします。
• [Connect Duration]:現在のセッションの期間(日、時間、分、および秒)に従ってユーザをランキングします。
• [Total Traffic]:受信および送信パケットの合計に従ってユーザをランキングします。
ステップ 4 必要な場合は、ユーザを切断できます。対象の RAS VPN コンセントレータに多数のアクティブ セッションがある場合、ユーザ セッションを終了するための時間が 1 分を超えることがあります。
ユーザをログアウトするには、対象ユーザのオプション ボタンをクリックし、[Logout] をクリックします。ログアウトが正常に終了すると、対象ユーザがログアウトされ、そのユーザの IP アドレスは、アクティブな RAS セッションを表すテーブルに表示されなくなります。
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現在のセッションに関連付けられているユーザ名が表示されます。 (注) EzVPN セッションはこの機能をサポートしていません。 |
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ユーザ名に関連付けられているユーザ グループ名が表示されます。 ユーザ セッションが Easy VPN サーバとして設定されているルータに関連付けられている場合は、そのグループ名がハイパーリンクされています。このような場合は、リンクをクリックして [Details of the Group Policy] ウィンドウを開きます。「グループ ポリシーの詳細」を参照してください。 |
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1 つのユーザ セッションあたりの一定期間の暗号化された送信オクテットおよび復号化された受信オクテットの合計数が表示されます。 |
1 つのクラスタに接続されているすべてのユーザをランキングすることも、すべてのクラスタ間で(Easy VPN ユーザを除く)ユーザをランキングすることもできます。Easy VPN は RAS クラスタの使用をサポートしていません。
Easy VPN ユーザを除いて、一度に 1 人のユーザをログアウトすることができます。
• 自分の CiscoWorks ユーザ ロールが System Administrator または Network Administrator の場合。「ユーザの権限について」を参照してください。
• 対象の VPN コンセントレータで VPN 3000 Concentrator Series Manager がイネーブルになっており、Performance Monitor が対象のコンセントレータについて、正しい認証クレデンシャルのレコードを持っている場合。
[Top 10 Cluster Users] ページ上のすべての測定値は、デルタではなく整数です。
ステップ 2 表示するクラスタを、[Select Cluster] リストから選択します。レポートの対象を特定のクラスタに制限しない場合は、[All] を選択します。
ステップ 3 上位ユーザを算出するランキング基準を、[Compute Using] リストから選択します。次のオプションがあります。
• [Throughput]:kbps 単位で測定されたスループットに従ってユーザをランキングします。
• [Connect Duration]:現在のセッションの期間(日、時間、分、および秒)に従ってユーザをランキングします。
• [Total Traffic]:受信および送信パケットの合計に従ってユーザをランキングします。
ステップ 4 必要な場合は、ユーザを切断できます。対象の RAS VPN コンセントレータに多数のアクティブ セッションがある場合、ユーザ セッションを終了するための時間が 1 分を超えることがあります。
ユーザをログアウトするには、対象ユーザのオプション ボタンをクリックし、[Logout] をクリックします。ログアウトが正常に終了すると、対象ユーザがログアウトされ、そのユーザの IP アドレスは、アクティブな RAS セッションを表すテーブルに表示されなくなります。
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指名ユーザに関連付けられているユーザ グループ名のエントリが表示されます。 ユーザ セッションが Easy VPN サーバとして設定されているルータに関連付けられている場合は、そのグループ名がハイパーリンクされています。このような場合は、リンクをクリックして [Details of the Group Policy] ウィンドウを開きます。「グループ ポリシーの詳細」を参照してください。 (注) ユーザ セッションが、PIX ファイアウォールまたは VPN 3000 コンセントレータ上の Easy VPN サーバに関連付けられている場合は、グループ名はハイパーリンクされません。 |
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この VPN セッションに対して、IPSec、L2TP、または PPTP のどのレイヤ 2 プロトコルが使用されているかを識別します。 |
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次の表は、セッションが、Easy VPN サーバとして設定されているルータに関連付けられている場合に、ユーザ セッションに割り当てられているグループ ポリシーのフィールドについて説明しています。このウィンドウを開く方法については、「RAS デバイスの上位 10 ユーザの識別」または 「RAS クラスタの上位 10 ユーザの識別」を参照してください。
(注) PIX Security Appliances からの Easy VPN セッションに対しては、同等の情報がありません。