Cisco 人工知能アシスタント のプロンプトガイドは、人工知能アシスタント とのより効果的な会話を可能にするように作成されており、クエリやコマンドに対する正確で、関連性の高い、有用な応答を確実に得ることができます。Cisco 人工知能アシスタント との会話を効果的に行うことで、エクスペリエンスを大幅に向上させることができます。

プロンプトについて

プロンプトは、会話を開始したり情報を要求したりするために Cisco 人工知能アシスタント に提供する質問などのテキスト入力です。基本的に、人工知能アシスタント への質問です。どのような書式および構成でプロンプトを作成するかは、人工知能アシスタント からの応答を決定する上で重要な役割を果たします。

プロンプトの重要な要素：

• 明確さ：求めている内容を明確かつ具体的に示します。

• コンテキスト：必要な背景情報を提供します。

• 目的：プロンプトで達成したいことを示します。

効果的なプロンプトの例

効果的なプロンプトを作成するためのガイドライン

正確な入力とコンテキストを提供することにより、ターゲットを絞った、関連性の高い、有用な回答を 人工知能アシスタント から得る可能性が大幅に高まります。

• 具体的な説明とコンテキストの提供：関連情報を使用してドラフトを作成し、人工知能アシスタント が要求をよりよく理解するために役立つ正しいデバイス名、ポリシー名などを使用します。

• 適切な構文の使用：人工知能アシスタント は口語を理解できますが、明確で文法的に正しい文章を使用すると、応答の精度が向上します。

• 必要な出力の明確化：応答の形式（リスト、詳細な説明、表など）に関して希望がある場合は、それを記述します。

• 修正およびフィードバック：応答が期待したものでない場合は、次の質問でフィードバックを提供するか、説明を求めることができます。

• 直接命名要求：「give me only the names」（名前だけを教えてください）というフレーズを使用して、応答で名前のみを示すように 人工知能アシスタント に指示します。たとえば、ユーザーがファイアウォールルールの名前またはポリシーの名前を追加の詳細なしで知りたい場合は、「give me only the names of firewall rules」（ファイアウォールルールの名前だけ教えてください）というフレーズを使用して、応答で名前のみを示すように 人工知能アシスタント に指示できます。

• 一意の値：「unique」（一意の）というキーワードを使用して、人工知能アシスタント に一意の値を要求します。

• ルールとアクション：ルールに関する情報を要求する場合、ユーザーは、応答に含める属性を指定して、包括的なインサイトを得ることができます。たとえば、特定のゾーンへのアクセスを許可するファイアウォールルールについて知りたい場合は、アクション（許可または拒否など）や関連する送信元ゾーンなどの追加属性を指定できます。具体的な指示を入力することで、ユーザーは、正確な要件に合わせて応答を調整し、設定に関するより深いインサイトを得ることができます。このアプローチにより、人工知能アシスタント からより関連性の高い実用的な情報を取得できます。

• 連続した質問：複数の質問がある場合は、それらを単一の複雑な質問にまとめるのではなく、個別のフォローアップ質問として提示して、明確さとコンテキストを強化します。

• 明示的な複数属性のクエリ：複数の属性を求める場合は、「Both」（両方）や「all of the following」（次のすべて）と明記します。それ以外の場合は、人工知能アシスタント が、応答する属性をランダムに選択する可能性があります。たとえば、ファイアウォールルールについてクエリする場合、属性には、ルール名、説明、アクション（許可または拒否など）、送信元 IP アドレス、接続先 IP アドレス、ポート、プロトコルなどの詳細が含まれる可能性があります。

  複数属性のクエリのコンテキストでは、複数の特性またはプロパティに関する情報を同時に要求することを意味します。たとえば、ユーザーは、ファイアウォールルールの名前と説明の両方を知りたい場合や、ネットワークトラフィックの送信元 IP アドレスと接続先ポートに関心がある場合があります。