この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Call Home メッセージの出力の収集をイネーブルにする IOS コマンドを実行するために、AAA 許可をイネーブルにするには、Call Home コンフィギュレーション モードで aaa-authorization コマンドを使用します。 AAA 許可をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
aaa-authorization [ username username ]
no aaa-authorization [username]
username username |
許可のためのユーザ名を指定します。 デフォルトのユーザ名は callhome です。 最大長は 64 文字です。 |
AAA 許可は、IOS コマンドを実行するための組み込みアプリケーションとしての Call Home サービスに対してはディセーブルです。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
aaa-authorization コマンドを使用すると、Call Home サービスが Call Home メッセージの出力の収集のために IOS コマンドを実行するときに AAA 許可をイネーブルまたはディセーブルにできます。 AAA 許可のユーザ名を変更するには、aaa-authorization username コマンドを使用します。 デフォルトのユーザ名に戻すには、aaa-authorization username コマンドの no 形式を使用します。 AAA 許可をイネーブルにしたら、Call Home サービスが IOS コマンドを実行できるように、TACACS サーバのユーザ名として Call Home aaa-authorization ユーザ名を設定する必要があります。
(注) |
AAA 許可がディセーブルの場合、正しい Call Home メッセージを送信するために AAA 許可のユーザ名を入力する必要はありません。 |
次に、AAA 許可をイネーブルにする例を示します。
Router(cfg-call-home)# aaa-authorization
次に、AAA 許可のユーザ名を cisco に変更する例を示します。
Router(cfg-call-home)# aaa-authorization username cisco
コマンド |
説明 |
---|---|
call-home |
Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Call Home の宛先プロファイルをイネーブルにするには、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードで active コマンドを使用します。 プロファイルをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 ユーザ定義のプロファイルをイネーブルにするには、このコマンドの default 形式を使用します。または、CiscoTac-1 の定義済みプロファイルをディセーブルにするには、このコマンドの default 形式を使用します。
active
no active
default active
ユーザ定義の宛先プロファイルは、作成後 Call Home で自動的にイネーブルになります。 定義済みの CiscoTac-1 プロファイルはディセーブルです。
Call Home プロファイル コンフィギュレーション(cfg-call-home-profile)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
Call Home の宛先プロファイルは作成時にイネーブルになります。 プロファイルをディセーブルにするには、no active コマンドを使用します。
次に、作成時に自動的にアクティブになっている宛先プロファイルをディセーブルにする例を示します。
Switch(config)# call-home Switch(cfg-call-home)# profile cisco Switch(cfg-call-home-profile)# no active
次に、ディセーブルになっている宛先プロファイルを再度アクティブ化する例を示します。
Switch(config)# call-home Switch(cfg-call-home)# profile cisco Switch(cfg-call-home-profile)# active
コマンド |
説明 |
---|---|
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
profile(Call Home) |
宛先プロファイルを設定して、Call Home のアラート通知の配信方法を指定し、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
Snapshot アラート グループに IOS コマンドを追加するには、スナップショット コンフィギュレーション モードで add-command コマンドを使用します。 アラート グループから IOS コマンドを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
add-command command string
no add-command command string
command string |
IOS コマンド。 最大長は 128 文字です。
|
Snapshot アラート グループには実行するコマンドはありません。
スナップショット コンフィギュレーション(cfg-call-home-snapshot)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
Snapshot アラート グループにコマンドを追加すると、追加したコマンドの出力がスナップショット メッセージに含まれます。
次に、Snapshot アラート グループに追加された show version コマンドの例を示します。
Router(cfg-call-home-snapshot)# add-command “show version”
コマンド |
説明 |
---|---|
alert-group-config snapshot |
スナップショット コンフィギュレーション モードを開始します。 |
アラート グループをイネーブルにするには、Call Home コンフィギュレーション モードで alert-group コマンドを使用します。 アラート グループをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
alert-group { all | configuration | diagnostic | environment | inventory | syslog }
no alert-group
all |
すべてのアラート グループを指定します。 |
configuration |
コンフィギュレーション アラート グループを指定します。 |
diagnostic |
診断アラート グループを指定します。 |
environment |
環境アラート グループを指定します。 |
inventory |
インベントリ アラート グループを指定します。 |
syslog |
Syslog アラート グループを指定します。 |
すべてのアラート グループがイネーブルになります。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
アラート グループは、プラットフォームでサポートされている Call Home のアラートの定義済みサブセットです。 Call Home アラートはタイプごとに別のアラート グループにグループ化されます。 アラートは次のとおりです。
(注) |
診断アラート グループは、Cisco IOS Release 12.4(24)T ではサポートされていません。 |
Call Home 起動イベントはアラート グループにグループ化され、各アラート グループにはイベント発生時に実行するコマンドライン インターフェイス コマンドが割り当てられます。 これらのアラート グループ起動イベントおよび実行コマンドは、プラットフォームによって異なります。 詳細については、Cisco.com の Smart Call Home サイトにあるプラットフォーム固有のコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7334/serv_home.html
次に、特定のアラート グループをイネーブルにする例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# alert-group configuration
次に、すべてのアラート グループをイネーブルにする例を示します。
Router(cfg-call-home)# alert-group all
次に、特定のアラート グループをディセーブルにする例を示します。
Router(cfg-call-home)# no alert-group syslog
次に、すべてのアラート グループをディセーブルにする例を示します。
Router(cfg-call-home)# no alert-group all
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
スナップショット コンフィギュレーション モードを開始して、Snapshot アラート グループへの IOS コマンドの追加をイネーブルにするには、Call Home コンフィギュレーション モードで alert-group-config snapshot コマンドを使用します。 Snapshot アラート グループからすべての IOS コマンドを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
alert-group-config snapshot
no alert-group-config snapshot
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
IOS コマンドは Snapshot アラート グループに追加されません。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
次に、スナップショット コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Router(cfg-call-home)# alert-group-config snapshot
コマンド |
説明 |
---|---|
add-command |
Snapshot アラート グループに IOS コマンドを追加します。 |
call-home |
Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
TAC プロファイルを匿名モードに設定するには、TAC プロファイル コンフィギュレーション モードで anonymous-reporting-only コマンドを使用します。 Anonymous Reporting をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
anonymous-reporting-only
no anonymous-reporting-only
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
Anonymous Reporting はディセーブルです。 TAC プロファイルはプロファイルに登録されているすべてのイベント タイプが記載された完全なレポートを送信します。
TAC プロファイル コンフィギュレーション(cfg-call-home-profile)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
anonymous-reporting-only が設定されている場合、クラッシュ、インベントリ、およびテスト メッセージだけが送信されます。
次に、TAC プロファイルを匿名モードに設定する例を示します。
Router(cfg-call-home-profile)# anonymous-reporting-only
コマンド |
説明 |
---|---|
profile |
TAC プロファイル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。 |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで call-home コマンドを使用します。
call-home
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
なし
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
call-home コマンドを使用すると、Call Home コンフィギュレーション モードを開始し、システムの Call Home 機能を設定できます。
Call Home メッセージが Call Home のバックエンド サーバのみに送信される場合、サーバは各メッセージの出力長をチェックします。 メッセージ長が 10 KB を超えている場合、サーバは出力長を圧縮します。 圧縮されたメッセージ長がまだ 10 KB を超えている場合、サーバはメッセージをドロップします。
次に、Call Home コンフィギュレーション モードを開始する例、およびリリースに応じて Call Home コンフィギュレーションで使用可能なコマンドの一覧を示します。
Device(config)# call-home Device(cfg-call-home)#? Call-home configuration commands: alert-group Enable or disable alert-group contact-email-addr System Contact's email address contract-id Contract identification for Cisco AutoNotify copy Copy a call-home profile customer-id Customer identification for Cisco AutoNotify default Set a command to its defaults exit Exit from call-home configuration mode mail-server Configure call-home mail_server no Negate a command or set its defaults phone-number Phone number of the contact person profile Enter call-home profile configuration mode rate-limit Configure call-home message rate-limit threshold rename Rename a call-home profile sender Call home msg's sender email addresses site-id Site identification for Cisco AutoNotify street-address Street address for RMA part shipments vrf VPN Routing/Forwarding instance name
コマンド |
説明 |
---|---|
alert-group |
アラート グループをイネーブルにします。 |
contact-email-addr |
Call Home の顧客連絡先に使用する電子メール アドレスを割り当てます。 |
contract-id |
Call Home の顧客の契約 ID 番号を割り当てます。 |
copy profile |
既存のプロファイルと同じ設定で新しい宛先プロファイルを作成します。 |
customer-id(Call Home) |
Call Home のカスタマー ID を割り当てます。 |
mail-server |
Call Home の SMTP 電子メール サーバのアドレスを設定します。 |
phone-number |
Call Home の顧客連絡先に使用する電話番号を割り当てます。 |
profile(Call Home) |
宛先プロファイルを設定して、Call Home のアラート通知の配信方法を指定し、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
rate-limit(Call Home) |
Call Home の 1 分あたりのメッセージの最大数を設定します。 |
rename profile |
宛先プロファイルの名前を変更します。 |
sender |
Call Home のメッセージの [from] および [reply-to] フィールドに使用する電子メール アドレスを割り当てます。 |
service call-home |
Call Home をイネーブルにします。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
site-id |
Call Home のサイト ID を割り当てます。 |
street-address |
Call Home の RMA 機器の配送先住所を指定します。 |
vrf(Call Home) |
Call Home 電子メール メッセージ転送の VRF インスタンスを関連付けます。 |
フル レポートまたは Anonymous Reporting と共に Smart Call Home サービスをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで call-home reporting コマンドを使用します。
call-home reporting { anonymous | contact-email-addr email-address } [ http-proxy { ipv4-address | ipv6-address | name } port port-number ]
anonymous |
Call Home TAC プロファイルがクラッシュ、インベントリ、およびテスト メッセージのみを送信し、匿名でメッセージを送信できるようにします。 |
contact-email-addr email-address |
Smart Call Home サービスのフル レポート機能をイネーブルにし、フル インベントリ メッセージを Call Home TAC プロファイルから Smart Call Home サーバに送信してフル登録プロセスを開始します。 |
http-proxy {ipv4-address| ipv6-address | name} |
(任意)IP(IPv4 または IPv6)アドレスまたはプロキシ サーバの名前。 最大長は 64 文字です。 |
port port-number |
(任意)ポート番号です。 範囲:1 ~ 65535。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
call-home reporting コマンドを使用して匿名モードまたはフル登録モードで Call Home を正常にイネーブルにすると、インベントリ メッセージが送信されます。 Call Home がフル登録モードでイネーブルになっている場合、フル登録モードのフル インベントリ メッセージが送信されます。 Call Home が匿名モードでイネーブルになっている場合、匿名のインベントリ メッセージが送信されます。
call-home reporting コマンドは、実行またはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルには存在せず、このコマンドの no 形式はサポートされていません。
Call Home 機能をディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで service call-home コマンドの no 形式を使用します。
no service call-home
割り当て済みの電子メール アドレスを削除するには、Call Home コンフィギュレーション モードで contact-email-addr の no 形式を使用します。
no contact-email-addr email-address
HTTP プロキシ オプションでは、バッファリングするための独自のプロキシ サーバおよびデバイスからのセキュアなインターネット接続を利用できます。
HTTP 要求の指定された HTTP プロキシ サーバおよびポートをディセーブルにするには、Call Home コンフィギュレーション モードで http-proxy コマンドの no 形式を使用します。
no http-proxy
宛先プロファイルをディセーブルにするには、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードで active コマンドの no 形式を使用します。
no active
CiscoTac-1 の定義済みプロファイルをディセーブルにするには、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードで active コマンドの default 形式を使用します。
default active
Smart Call Home を使用しない場合でも、Anonymous Reporting をイネーブルにすると、シスコはデバイスから最小限のエラーおよびヘルス情報をセキュアに受信できます。 詳細については、『Configuring Call Home for Cisco Integrated Service Routers』を参照してください。
Anonymous Reporting をディセーブルにするには、TAC プロファイル コンフィギュレーション モードで anonymous-reporting-only コマンドの no 形式を使用します。
no anonymous-reporting-only
次に、すべてのアラート グループ メッセージに対してイネーブルになっていて、Smart Call Home の登録を開始するためにフル インベントリ メッセージを送信可能な Call Home TAC プロファイルの例を示します。
Router(config)# call-home reporting contact-email-addr email@company.com
次に、プロキシ サーバ 1.1.1.1 のポート 1 にクラッシュ、インベントリ、およびテスト メッセージを匿名で送信できる Call Home TAC プロファイルの例を示します。
Router(config)# call-home reporting anonymous http-proxy 1.1.1.1 port 1
システムの情報をシスコに送信して、レポートおよび分析情報を得るには、特権 EXEC モードで call-home request コマンドを使用します。
call-home request { bugs-list | command-reference | config-sanity | output-analysis "show-command" | product-advisory } { profile name [ ccoid user-id ] | ccoid user-id [ profile name ] }
bugs-list |
実行中のバージョンおよび現在適用されている機能の既知のバグのレポートを要求します。 |
command-reference |
実行コンフィギュレーションに含まれるすべてのコマンドへの参照リンクのレポートを要求します。 |
config-sanity |
現在の実行コンフィギュレーションに関連するベスト プラクティスの情報のレポートを要求します。 |
output-analysis " show-command " |
分析用として指定した CLI show コマンドの出力を送信します。 show コマンドは、引用符(" ")で囲む必要があります。 |
product-advisory |
ネットワークのデバイスに影響する可能性のある Product Security Incident Response Team(PSIRT)通知、End of Life(EOL)または End of Sales(EOS)通知、あるいは Field Notice(FN)のレポートを要求します。 |
profile name |
要求が送信される既存の Call Home の宛先プロファイルを指定します。 プロファイルが指定されていない場合、要求は CiscoTAC-1 プロファイルに送信されます。 |
ccoid user-id |
登録済み Smart Call Home ユーザの ID を指定します。 user-id を指定すると、結果の分析レポートは登録ユーザの電子メール アドレスに送信されます。 user-id を指定しない場合、レポートはデバイスの連絡先電子メール アドレスに送信されます。 |
デフォルトの動作や値はありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXI |
このコマンドが導入されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
このコマンドを使用すると、設定した連絡先の電子メール アドレスに分析レポートが送信されます。 Call Home 要求の受信者プロファイルをイネーブルにする必要はありません。 要求メッセージを Cisco TAC に転送し、Smart Call Home サービスから返信を受信できるように、Transport Gateway が設定された電子メール アドレスをプロファイルに指定します。
指定したキーワード オプションに基づき、show running-config all、show version、および show module(スタンドアロン)または show module switch all(VS システム)コマンドなど、ユーザのシステムに適用可能な所定のコマンド セットの出力がシスコに送信されて分析されます。
次に、「TG」という名前の Call Home の宛先プロファイルに指定されている連絡先情報に、show diagnostic result module all コマンドの分析を送信する要求の例を示します。
Router# call-home request output-analysis "show diagnostic result module all" profile TG
次に、「CiscoTAC-1」という名前の Call Home の宛先プロファイル、および CCO 登録ユーザ ID「myuserid」に既知のバグ リストを送信する要求の例を示します。
Router# call-home request bugs-list profile CiscoTAC-1 ccoid myuserid
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
call-home send |
EXEC レベルの CLI コマンドを実行し、電子メールを使用して Call Home のコマンド出力を送信します。 |
call-home send alert-group |
Call Home のアラート グループ メッセージを手動で送信します。 |
service call-home |
Call Home をイネーブルにします。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
EXEC レベルの CLI コマンドを実行し、電子メールを使用して Call Home のコマンド出力を送信するには、特権 EXEC モードで call-home send コマンドを使用します。
call-home send "exec-command" { email email-addr [ tac-service-request request-number ] | tac-service-request request-number [ email email-addr ] }
call-home send "exec-command" { email email-addr [ service-number SR ] | service-number SR }
" exec-command " |
実行する EXEC レベルの CLI コマンドを指定します。 コマンド出力は電子メールで送信されます。 EXEC コマンドは、引用符(" ")で囲む必要があります。 |
email email-addr |
CLI コマンド出力の送信先の電子メール アドレスを指定します。 電子メール アドレスを指定していない場合、コマンド出力は Cisco TAC(attach@cisco.com)に送信されます。 |
service-number SR |
(Cisco IOS Release 12.2(33)SRC の Cisco 7600 シリーズ ルータ)コマンド出力が関係するアクティブな TAC ケース番号を指定します。 この番号は、電子メール アドレス(または TAC 電子メール アドレス)が指定されていない場合にのみ必要で、電子メールの件名行に表示されます。 |
tac-service-request request-number |
電子メールの件名の行に表示される TAC サービス要求番号を指定します。 email オプションの入力後に使用される場合、このキーワードはオプションです。 |
このコマンドにデフォルトの動作または値はありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SRC |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 service-number キーワード オプションは、tac-service-request キーワード オプションに置き換えられました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
このコマンドを使用すると、指定した CLI コマンドがシステム上で実行されます。 コマンドは引用符(" ")で囲む必要があります。また、すべてのモジュールのコマンドを含む、すべての EXEC レベルのコマンドを指定できます。
その後、コマンド出力は、電子メールで指定の電子メール アドレスに送信されます。 電子メール アドレスを指定していない場合、コマンド出力は Cisco TAC(attach@cisco.com)に送信されます。 電子メールは件名の行にサービス番号(指定した場合)が付いたロング テキスト形式で送信されます。
次の例では、CLI コマンドを送信して、コマンド出力を電子メールで受け取る方法を示します。
Router# call-home send "show diagnostic result module all" email support@example.com
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
call-home send alert-group |
Call Home のアラート グループ メッセージを手動で送信します。 |
service call-home |
Call Home をイネーブルにします。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
Call Home 機能のアラート グループ メッセージを手動で送信するには、特権 EXEC モードで call-home send alert-group コマンドを使用します。
call-home send alert-group { configuration | crash | diagnostic module number | inventory } [ profile profile-name ]
call-home send alert-group { configuration | crash | diagnostic slot number | inventory } [ profile profile-name ]
configuration |
コンフィギュレーション アラート グループ メッセージを宛先プロファイルに送信します。 |
crash |
最新のクラッシュ情報を含むシステム クラッシュ メッセージを宛先プロファイルに送信します。 |
diagnostic module number |
特定のモジュール、スロット/サブスロット、またはスロット/ベイ番号に関する診断アラート グループ メッセージを宛先プロファイルに送信します。 number の値は、モジュール番号、スロット/サブスロット番号、またはスロット/ベイ番号にすることができます。 このオプションは、Cisco Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ、および Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
diagnostic slot number |
ルート プロセッサ(RP)のスロット 0 の R0 など、指定されたスロットの宛先プロファイルに診断アラート グループ メッセージを送信します。 このオプションは、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでサポートされています。 |
inventory |
宛先プロファイルにインベントリ Call Home メッセージを送信します。 |
profile profile-name |
(任意)宛先プロファイルの名前を指定します。 |
Call Home アラート グループ メッセージは手動で送信されません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 diagnostic slot キーワードが追加されました。 |
15.2(3)T |
このコマンドが変更されました。 crash キーワードが追加されました。 |
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータは、 diagnostic module キーワードをサポートしていません。 代わりに、 diagnostic slot キーワードを使用します。
キーワードと引数のペア profile profile-name を指定しない場合、登録されたすべての宛先プロファイルにメッセージが送信されます。 プロファイルを指定する場合、宛先プロファイルはアラート グループに登録される必要はありません。
手動で送信できるのは、コンフィギュレーション、クラッシュ、診断、およびインベントリ アラート グループ メッセージだけです。
次に、宛先プロファイルにコンフィギュレーション アラート グループ メッセージを送信する例を示します。
Device# call-home send alert-group configuration
次に、宛先プロファイルに最新のクラッシュ情報を含むシステム クラッシュ メッセージを送信する例を示します。
Device# call-home send alert-group crash
次に、特定のモジュール、スロット/サブスロット、またはスロット/ベイ番号の診断結果よりも低い重大度が登録されている、すべての登録された宛先プロファイルに診断アラート グループ メッセージを送信する例を示します。
Device# call-home send alert-group diagnostic module 3/2
次に、特定のモジュール、スロット/サブスロットまたはスロット/ベイ番号の profile1 という名前の宛先プロファイルに診断アラート グループ メッセージを送信する例を示します。
Device# call-home send alert-group diagnostic module 3/2 profile profile1
次に、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの RP スロット 0 の profile1 という名前の宛先プロファイルに診断アラート グループ メッセージを送信する例を示します。
Device# call-home send alert-group diagnostic slot R0 profile profile1
次に、宛先プロファイルにインベントリ Call Home メッセージを送信する例を示します。
Device# call-home send alert-group inventory
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
call-home test |
宛先プロファイルに Call Home テスト メッセージを手動で送信します。 |
service call-home |
Call Home 機能をイネーブルにします。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
宛先プロファイルに Call Home テスト メッセージを手動で送信するには、特権 EXEC モードで call-home test コマンドを使用します。
call-home test [ "test-message" ] profile profile-name
" test-message " |
(任意)テスト メッセージ テキストは必須の引用符(" ")で囲みます。 |
profile profile-name |
宛先プロファイルの名前を指定します。 |
このコマンドにデフォルトの動作または値はありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
このコマンドを使用すると、テスト メッセージが指定の宛先プロファイルに送信されます。 テスト メッセージ テキストを入力するときに、テキストにスペースが含まれている場合は、テキストを引用符(" ")で囲む必要があります。 メッセージを入力しない場合、デフォルト メッセージが送信されます。
次に、CiscoTAC-1 という名前のプロファイルにテキスト「test of the day」を含む Call Home テスト メッセージを手動で送信する例を示します。
Router# call-home test “test of the day” profile CiscoTAC-1
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
call-home send alert-group |
Call Home のアラート グループ メッセージを手動で送信します。 |
service call-home |
Call Home をイネーブルにします。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
ルート プロセッサ(RP)で維持されているリソース予約プロトコル(RSVP)トラフィック エンジニアリング(TE)ハイ アベイラビリティ(HA)カウンタをクリア(0 に設定)するには、特権 EXEC モードで clear ip rsvp high-availability counters コマンドを使用します。
clear ip rsvp high-availability counters
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SRA |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRB |
In Service Software Upgrade(ISSU)のサポートが追加されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。 |
ステート、ISSU、リソース障害、および履歴情報を含む、HA カウンタをクリア(0 に設定)するには、clear ip rsvp high-availability counters コマンドを使用します。
次に、RP によって現在維持されているすべての HA 情報をクリアする例を示します。
Router# clear ip rsvp high-availability counters
コマンド |
説明 |
---|---|
show ip rsvp high-availability counters |
RP によって維持されている RSVP TE HA カウンタを表示します。 |
In Service Software Upgrade(ISSU)プロセス中にルート プロセッサ(RP)のステートと現在のバージョンをクリアするには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで clear issu state コマンドを使用します。
clear issu state
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SRB |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドは、ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンをクリアします。
次に、ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンをクリアする例を示します。
Router# clear issu state
ロールバック タイマー値を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで configure issu set rollback timer コマンドを使用します。
configure issu set rollback timer seconds
seconds |
ロールバック タイマー値(秒単位)。 有効なタイマー値の範囲は、0 ~ 7200 秒(2 時間)です。 0 秒の値を設定すると、ロールバック タイマーはディセーブルになります。 |
ロールバック タイマー値は 45 分です。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(28)SB |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(31)SGA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SGA に統合されました。 |
12.2(33)SRB |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)のサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 In Service Software Upgrade(ISSU)は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB ではサポートされていません。 |
12.2(33)SRB1 |
ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB の Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
ロールバック タイマーの値を設定するには、configure issue set rollback timer コマンドを使用します。 このコマンドは、ルート プロセッサ(RP)が Init ステートの場合にのみイネーブルにできます。
次に、ロールバック タイマーの値を 3600 秒、つまり 1 時間に設定する例を示します。
Router(config)# configure issu set rollback timer 3600
コマンド |
説明 |
---|---|
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
show issu rollback timer |
ISSU ロールバック タイマーの現在の設定を表示します。 |
Call Home の顧客連絡先に使用する電子メール アドレスを割り当てるには、Call Home コンフィギュレーション モードで contact-email-addr コマンドを使用します。 割り当てられた電子メール アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
contact-email-addr email-address
no contact-email-addr email-address
email-address |
最大 200 文字(スペースなし)の標準の電子メール アドレス形式(contactname@domain)。 |
顧客連絡先には電子メール アドレスは割り当てられません。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
Call Home 機能をサポートするには、contact-email-addr コマンドを設定する必要があります。
次に、顧客連絡先の電子メール アドレス「username@example.com」を設定する例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# contact-email-addr username@example.com
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
Call Home の顧客の契約 ID 番号を割り当てるには、Call Home コンフィギュレーション モードで contract-id コマンドを使用します。 契約 ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
contract-id alphanumeric
no contract-id alphanumeric
alphanumeric |
契約番号、最大 64 文字の英数字を使用します。 スペースを含める場合は、エントリを引用符(" ")で囲む必要があります。 |
契約 ID は割り当てられません。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
Smart Call Home サービスを使用するには、シスコ デバイスのサービス契約を結んでいる必要があります。 Call Home 機能のこの契約番号は、contract-id(Call Home)コマンドを使用して指定できます。
次に、顧客契約 ID として「Company1234」を設定する例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# contract-id Company1234
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
既存のプロファイルと同じ設定で新しい宛先プロファイルを作成するには、Call Home コンフィギュレーション モードで copy profile コマンドを使用します。
copy profile source-profile target-profile
source-profile |
コピー元の既存の宛先プロファイルの名前。 |
target-profile |
コピーから作成する新しい宛先プロファイルの名前。 |
デフォルトの動作や値はありません。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
新しいプロファイルの設定を簡素化するために、既存の宛先プロファイルに、新しい宛先プロファイルの基礎として使用する設定がある場合は copy profile コマンドを使用します。
新しいプロファイルを作成したら、profile(Call Home)コマンドを使用して、別の値が必要なコピーした設定を変更できます。
次に、「profile1」という名前の既存プロファイルから「profile2」という名前のプロファイルを作成する例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# copy profile profile1 profile2
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
profile(Call Home) |
宛先プロファイルを設定して、Call Home のアラート通知の配信方法を指定し、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
新しいアクティブ Route Switch Processor(RSP)が以前のアクティブ RSP をリロードするまでに待つ最長時間を設定するには、冗長モードで crashdump-timeout コマンドを使用します。 新しいアクティブ RSP が以前のアクティブ RSP をリロードするまでに待つ時間をデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
crashdump-timeout [ mm | hh: mm ]
no crashdump-timeout
mm |
(任意)新しいアクティブ RSP が以前のアクティブ RSP をリロードするまでに待つ時間(分単位)。 指定できる範囲は 5 ~ 1080 分です。 |
hh : mm |
(任意)新しいアクティブ RSP が以前のアクティブ RSP をリロードするまでに待つ時間(時間および分単位)。 指定できる範囲は 5 分 ~ 18 時間です。 |
このコマンドのデフォルトのタイムアウトは 5 分です。
冗長性
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(22)S |
このコマンドが、Cisco 7500 シリーズ ルータに追加されました。 |
12.2(18)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)S に統合されました。 |
12.2(20)S |
Cisco 7304 ルータのサポートが追加されました。 Cisco 7500 シリーズ ルータは、Cisco IOS Release 12.2(20)S ではサポートされていません。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SXH に統合されました。 |
新しいアクティブ RSP が以前のアクティブ RSP をリロードするまでに待つ時間の長さを指定するにはこのコマンドを使用します。 この時間は、RSP をリロードする前にコア ダンプの完了を待つ時間を検討する際に重要です。
ステートフル スイッチオーバー(SSO)をサポートするネットワーキング デバイスでは、スイッチオーバーが行われた後、新たにアクティブになったプライマリ プロセッサがコア ダンプ処理を実行します。 スイッチオーバー後、新しいアクティブ RSP は、コア ダンプが完了するまで一定時間待った後、以前のアクティブ RSP のリロードを試みます。
コア ダンプが指定された時間内に完了しなかった場合、コア ダンプがまだ実行中であるかどうかに関係なく、crashdump timeout コマンドの設定に基づき、スタンバイ RSP がリセットされて、リロードされます。
(注) |
コア ダンプ プロセスは、ファイルの内容を生成したプロセッサを識別するためのスロット番号をコア ダンプ ファイルに追加します。 システムのコア ダンプの設定方法の詳細については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide , Release 12.4』を参照してください。 |
次に、以前のアクティブ RSP がリロードされるまでの時間を 10 分に設定する例を示します。
Router(config-r)# crashdump-timeout 10
Call Home のカスタマー ID を割り当てるには、Call Home コンフィギュレーション モードで customer-id コマンドを使用します。 カスタマー ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
customer-id alphanumeric
no customer-id alphanumeric
alphanumeric |
カスタマー ID、最大 256 文字の英数字で指定します。 スペースを含める場合は、エントリを引用符(" ")で囲む必要があります。 |
カスタマー ID は割り当てられません。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
customer-id コマンドはオプションです。
次に、カスタマー ID として「Customer1234」を設定する例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# customer-id Customer1234
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show call-home |
Call Home コンフィギュレーション情報を表示します。 |
ユーザのプライバシーを保護するために実行コンフィギュレーション ファイルのデータのスクラビング処理を行うには、Call Home コンフィギュレーション モードで data-privacy コマンドを使用します。 データ プライバシーをデフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
data-privacy { level { normal | high } | hostname }
no data-privacy { level | hostname }
デフォルトのレベルは標準で、ホスト名のスクラビング処理はディセーブルです。 パスワード/秘密および他のコマンドは実行コンフィギュレーション ファイルからスクラビング処理されます。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
data-privacy コマンドは、顧客のプライバシーを保護するために実行コンフィギュレーション ファイルのデータ(IP アドレスなど)のスクラビング処理を行います。 Cisco IOS Release 15.2(2)T および以前のリリースでは、show running-config all および show startup-config データ内のコンフィギュレーション メッセージを除き、show コマンドの出力のスクラビング処理は行われません。
(注) |
data-privacy コマンドをイネーブルにすると、大量のデータのスクラビング処理を行う際に CPU 使用率に影響を及ぼすことがあります。 |
次に、すべての標準レベル コマンドに加えて、実行コンフィギュレーション ファイルの IP domain name コマンドと IP address コマンドのスクラビング処理を行う例を示します。
Router(cfg-call-home)# data-privacy level high
コマンド |
説明 |
---|---|
call-home |
Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Call Home のプロファイルにメッセージの宛先パラメータを設定するには、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードで destination(Call Home)コマンドを使用します。 宛先パラメータを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
destination { address { email address | http url } | message-size-limit size | preferred-msg-format { long-text | short-text | xml } | transport-method { email | http } }
no destination { address { email address | http url } | message-size-limit size | preferred-msg-format { long-text | short-text | xml } | transport-method { email | http } }
address {email address | http url |
Call Home メッセージが送信されるアドレス タイプと場所を設定します。
|
message-size-limit size |
このプロファイルの Call Home メッセージの最大サイズをバイト単位で表示します。 指定できる範囲は 50 ~ 3145728 です。 デフォルト値は 3145728 です。 |
preferred-msg-format {long-text | short-text | xml} |
このプロファイルのメッセージ形式を指定します。
|
transport-method |
このプロファイルの転送方式を指定します。
|
宛先アドレス タイプは設定されません。 destination(Call Home)コマンドを設定しない場合、次のデフォルトがプロファイルに設定されます。
Call Home プロファイル コンフィギュレーション(cfg-call-home-profile)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXH |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(24)T に統合されました。 |
12.2(52)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(52)SG に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。 |
1 つのプロファイルに異なるメッセージ パラメータを設定するために、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードで destination(Call Home)コマンドを繰り返し実行できます。 このコマンドの destination address 形式にはデフォルトはなく、すべてのプロファイルにアドレスを指定する必要があります。
ユーザ定義プロファイルの場合、プロファイルに対して destination transport-method email コマンド、および destination transport-method http コマンドを入力して、承認された転送方式として電子メールと HTTP の両方をイネーブルにできます。
CiscoTAC-1 の定義済みプロファイルの場合、一度に 1 つの転送方式のみイネーブルにできます。 2 番目の転送方式をイネーブルにすると、既存の方式は自動的にディセーブルになります。 デフォルトでは、電子メールを使用して Cisco Smart Call Home バックエンド サーバに情報を送信できますが、セキュアな HTTPS 転送を使用する場合は、HTTP を設定する必要があります。
次に、ユーザ プロファイルに両方の転送方式を設定する例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# profile example Router(cfg-call-home-profile)# destination transport-method email Router(cfg-call-home-profile)# destination transport-method http
次に、long-text 形式を使用する電子メール メッセージのプロファイルの設定例を示します。
Router(config)# call-home Router(cfg-call-home)# profile example Router(cfg-call-home-profile)# destination address email username@example.com Router(cfg-call-home-profile)# destination preferred-msg-format long-text
次に、Cisco ASR 1006 ルータで long-text 形式を使用する Syslog アラート通知(Syslog アラートを受信するように登録されている場合)の一部の例を示します。
TimeStamp : 2009-12-03 12:26 GMT+05:00 Message Name : syslog Message Type : Call Home Message Group : reactive Severity Level : 2 Source ID : ASR1000 Device ID : ASR1006@C@FOX105101DH Customer ID : username@example.com Contract ID : 123456789 Site ID : example.com Server ID : ASR1006@C@FOX105101DH Event Description : *Dec 3 12:26:02.319 IST: %CLEAR-5-COUNTERS: Clear counter on all interfaces by console System Name : mcp-6ru-3 Contact Email : username@example.com Contact Phone : +12223334444 Street Address : 1234 Any Street Any City Any State 12345 Affected Chassis : ASR1006 Affected Chassis Serial Number : FOX105101DH Affected Chassis Part No : 68-2584-05 Affected Chassis Hardware Version : 2.1 Command Output Name : show logging Attachment Type : command output MIME Type : text/plain Command Output Text : Syslog logging: enabled (1 messages dropped, 29 messages rate-limited, 0 flushes, 0 overruns, xml disabled, filtering disabled) No Active Message Discriminator. No Inactive Message Discriminator. Console logging: disabled Monitor logging: level debugging, 0 messages logged, xml disabled, filtering disabled Buffer logging: level debugging, 112 messages logged, xml disabled, filtering disabled Exception Logging: size (4096 bytes) Count and timestamp logging messages: disabled Persistent logging: disabled No active filter modules. Trap logging: level informational, 104 message lines logged Log Buffer (1000000 bytes): *Dec 3 07:16:55.020: ASR1000-RP HA: RF status CID 1340, seq 93, status RF_STATUS_REDUNDANCY_MODE_CHANGE, op 0, state DISABLED, peer DISABLED *Dec 3 07:17:00.379: %ASR1000_MGMTVRF-6-CREATE_SUCCESS_INFO: Management vrf Mgmt-intf created with ID 4085, ipv4 table-id 0xFF5, ipv6 table-id 0x1E000001 *Dec 3 07:17:00.398: %NETCLK-5-NETCLK_MODE_CHANGE: Network clock source not available. The network clock has changed to freerun *Dec 3 07:17:00.544: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface LI-Null0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.545: %LINK-3-UPDOWN: Interface EOBC0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.545: %LINK-3-UPDOWN: Interface Lsmpi0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.546: %LINK-3-UPDOWN: Interface LIIN0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.546: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0, changed state to down *Dec 3 07:17:01.557: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface EOBC0, changed state to up *Dec 3 07:17:01.557: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Lsmpi0, changed state to up *Dec 3 07:17:01.558: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface LIIN0, changed state to up *Dec 3 07:17:01.558: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0, changed state to down *Dec 3 07:17:01.818: %DYNCMD-7-CMDSET_LOADED: The Dynamic Command set has been loaded from the Shell Manager *Dec 3 07:16:30.926: %CMRP-5-PRERELEASE_HARDWARE: R0/0: cmand: 2 is pre-release hardware *Dec 3 07:16:24.147: %HW_IDPROM_ENVMON-3-HW_IDPROM_CHECKSUM_INVALID: F1: cman_fp: The idprom contains an invalid checksum in a sensor entry. Expected: 63, calculated: fe *Dec 3 07:16:24.176: %CMFP-3-IDPROM_SENSOR: F1: cman_fp: One or more sensor fields from the idprom failed to parse properly because Success. *Dec 3 07:16:27.669: %CPPHA-7-START: F1: cpp_ha: CPP 0 preparing image /tmp/sw/fp/1/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:27.839: %CPPHA-7-START: F1: cpp_ha: CPP 0 startup init image /tmp/sw/fp/1/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:28.659: %CPPHA-7-START: F0: cpp_ha: CPP 0 preparing image /tmp/sw/fp/0/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:28.799: %CPPHA-7-START: F0: cpp_ha: CPP 0 startup init image /tmp/sw/fp/0/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:32.557: %CPPHA-7-START: F1: cpp_ha: CPP 0 running init image /tmp/sw/fp/1/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:32.812: %CPPHA-7-READY: F1: cpp_ha: CPP 0 loading and initialization complete *Dec 3 07:16:33.532: %CPPHA-7-START: F0: cpp_ha: CPP 0 running init image /tmp/sw/fp/0/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:33.786: %CPPHA-7-READY: F0: cpp_ha: CPP 0 loading and initialization complete . . .
次に、プロファイルに destination preferred-msg-format xml コマンドが設定されている場合に、Cisco ASR 1006 ルータで XML 形式を使用する Syslog アラート通知の一部の例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <soap-env:Envelope xmlns:soap-env="http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope"> <soap-env:Header> <aml-session:Session xmlns:aml-session="http://www.cisco.com/2004/01/aml-session" soap-env:mustUnderstand="true" soap-env:role="http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope/role/next"> <aml-session:To>http://tools.cisco.com/neddce/services/DDCEService</aml-session:To> <aml-session:Path> <aml-session:Via>http://www.cisco.com/appliance/uri</aml-session:Via> </aml-session:Path> <aml-session:From>http://www.cisco.com/appliance/uri</aml-session:From> <aml-session:MessageId>M0:FOX105101DH:CEC1E73E</aml-session:MessageId> </aml-session:Session> </soap-env:Header> <soap-env:Body> <aml-block:Block xmlns:aml-block="http://www.cisco.com/2004/01/aml-block"> <aml-block:Header> <aml-block:Type>http://www.cisco.com/2005/05/callhome/syslog</aml-block:Type> <aml-block:CreationDate>2009-12-03 12:29:02 GMT+05:00</aml-block:CreationDate> <aml-block:Builder> <aml-block:Name>ASR1000</aml-block:Name> <aml-block:Version>2.0</aml-block:Version> </aml-block:Builder> <aml-block:BlockGroup> <aml-block:GroupId>G1:FOX105101DH:CEC1E73E</aml-block:GroupId> <aml-block:Number>0</aml-block:Number> <aml-block:IsLast>true</aml-block:IsLast> <aml-block:IsPrimary>true</aml-block:IsPrimary> <aml-block:WaitForPrimary>false</aml-block:WaitForPrimary> </aml-block:BlockGroup> <aml-block:Severity>2</aml-block:Severity> </aml-block:Header> <aml-block:Content> <ch:CallHome xmlns:ch="http://www.cisco.com/2005/05/callhome" version="1.0"> <ch:EventTime>2009-12-03 12:29:01 GMT+05:00</ch:EventTime> <ch:MessageDescription>*Dec 3 12:29:01.017 IST: %CLEAR-5-COUNTERS: Clear counter on all interfaces by console</ch:MessageDescription> <ch:Event> <ch:Type>syslog</ch:Type> <ch:SubType></ch:SubType> <ch:Brand>Cisco Systems</ch:Brand> <ch:Series>ASR1000 Series Routers</ch:Series> </ch:Event> <ch:CustomerData> <ch:UserData> <ch:Email>username@example.com</ch:Email> </ch:UserData> <ch:ContractData> <ch:CustomerId>username@example.com</ch:CustomerId> <ch:SiteId>example.com</ch:SiteId> <ch:ContractId>123456789</ch:ContractId> <ch:DeviceId>ASR1006@C@FOX105101DH</ch:DeviceId> </ch:ContractData> <ch:SystemInfo> <ch:Name>mcp-6ru-3</ch:Name> <ch:Contact></ch:Contact> <ch:ContactEmail>username@example.com</ch:ContactEmail> <ch:ContactPhoneNumber>+12223334444</ch:ContactPhoneNumber> <ch:StreetAddress>1234 Any Street Any City Any State 12345</ch:StreetAddress> </ch:SystemInfo> <ch:CCOID></ch:CCOID> </ch:CustomerData> <ch:Device> <rme:Chassis xmlns:rme="http://www.cisco.com/rme/4.0"> <rme:Model>ASR1006</rme:Model> <rme:HardwareVersion>2.1</rme:HardwareVersion> <rme:SerialNumber>FOX105101DH</rme:SerialNumber> <rme:AdditionalInformation> <rme:AD name="PartNumber" value="68-2584-05" /> <rme:AD name="SoftwareVersion" value="" /> <rme:AD name="SystemObjectId" value="1.3.6.1.4.1.9.1.925" /> <rme:AD name="SystemDescription" value="Cisco IOS Software, IOS-XE Software (PPC_LINUX_IOSD-ADVENTERPRISEK9-M), Experimental Version 12.2(20091118:075558) [v122_33_xnf_asr_rls6_throttle-mcp_dev_rls6 102] Copyright (c) 1986-2009 by Cisco Systems, Inc. Compiled Wed 18-Nov-09 01:14 by " /> </rme:AdditionalInformation> </rme:Chassis> </ch:Device> </ch:CallHome> </aml-block:Content> <aml-block:Attachments> <aml-block:Attachment type="inline"> <aml-block:Name>show logging</aml-block:Name> <aml-block:Data encoding="plain"> <![CDATA[ Syslog logging: enabled (1 messages dropped, 29 messages rate-limited, 0 flushes, 0 overruns, xml disabled, filtering disabled) No Active Message Discriminator. No Inactive Message Discriminator. Console logging: disabled Monitor logging: level debugging, 0 messages logged, xml disabled, filtering disabled Buffer logging: level debugging, 114 messages logged, xml disabled, filtering disabled Exception Logging: size (4096 bytes) Count and timestamp logging messages: disabled Persistent logging: disabled No active filter modules. Trap logging: level informational, 106 message lines logged Log Buffer (1000000 bytes): *Dec 3 07:16:55.020: ASR1000-RP HA: RF status CID 1340, seq 93, status RF_STATUS_REDUNDANCY_MODE_CHANGE, op 0, state DISABLED, peer DISABLED *Dec 3 07:17:00.379: %ASR1000_MGMTVRF-6-CREATE_SUCCESS_INFO: Management vrf Mgmt-intf created with ID 4085, ipv4 table-id 0xFF5, ipv6 table-id 0x1E000001 *Dec 3 07:17:00.398: %NETCLK-5-NETCLK_MODE_CHANGE: Network clock source not available. The network clock has changed to freerun *Dec 3 07:17:00.544: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface LI-Null0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.545: %LINK-3-UPDOWN: Interface EOBC0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.545: %LINK-3-UPDOWN: Interface Lsmpi0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.546: %LINK-3-UPDOWN: Interface LIIN0, changed state to up *Dec 3 07:17:00.546: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0, changed state to down *Dec 3 07:17:01.557: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface EOBC0, changed state to up *Dec 3 07:17:01.557: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Lsmpi0, changed state to up *Dec 3 07:17:01.558: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface LIIN0, changed state to up *Dec 3 07:17:01.558: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0, changed state to down *Dec 3 07:17:01.818: %DYNCMD-7-CMDSET_LOADED: The Dynamic Command set has been loaded from the Shell Manager *Dec 3 07:16:30.926: %CMRP-5-PRERELEASE_HARDWARE: R0/0: cmand: 2 is pre-release hardware *Dec 3 07:16:24.147: %HW_IDPROM_ENVMON-3-HW_IDPROM_CHECKSUM_INVALID: F1: cman_fp: The idprom contains an invalid checksum in a sensor entry. Expected: 63, calculated: fe *Dec 3 07:16:24.176: %CMFP-3-IDPROM_SENSOR: F1: cman_fp: One or more sensor fields from the idprom failed to parse properly because Success. *Dec 3 07:16:27.669: %CPPHA-7-START: F1: cpp_ha: CPP 0 preparing image /tmp/sw/fp/1/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:27.839: %CPPHA-7-START: F1: cpp_ha: CPP 0 startup init image /tmp/sw/fp/1/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:28.659: %CPPHA-7-START: F0: cpp_ha: CPP 0 preparing image /tmp/sw/fp/0/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:28.799: %CPPHA-7-START: F0: cpp_ha: CPP 0 startup init image /tmp/sw/fp/0/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:32.557: %CPPHA-7-START: F1: cpp_ha: CPP 0 running init image /tmp/sw/fp/1/0/fp/mount/usr/cpp/bin/cpp-mcplo-ucode *Dec 3 07:16:32.812: %CPPHA-7-READY: F1: cpp_ha: CPP 0 loading and initialization complete . . .
コマンド |
説明 |
---|---|
call-home(グローバル コンフィギュレーション) |
Call Home のコンフィギュレーション設定のために、Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
profile(Call Home) |
宛先プロファイルを設定して、Call Home のアラート通知の配信方法を指定し、Call Home プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
フレーム リレー ローカル管理インターフェイス(LMI)シーケンス番号の自動同期を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで frame-relay redundancy auto-sync lmi-sequence-numbers コマンドを使用します。 このコマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除し、このコマンドについてシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
frame-relay redundancy auto-sync lmi-sequence-numbers
no frame-relay redundancy auto-sync lmi-sequence-numbers
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
フレーム リレー LMI シーケンス番号の自動同期はデフォルトでディセーブルになっています。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(22)S |
このコマンドが、Cisco 7500 および 10000 シリーズ インターネット ルータに追加されました。 |
12.2(18)S |
このコマンドが、Cisco 7500 シリーズ ルータの Cisco IOS Release 12.2(18)S に統合されました。 |
12.2(20)S |
Cisco 7304 ルータのサポートが追加されました。 Cisco 7500 シリーズ ルータは、Cisco IOS Release 12.2(20)S ではサポートされていません。 |
12.0(28)S |
SSO のサポートが、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータのマルチリンク フレーム リレー機能に追加されました。 |
12.2(25)S |
SSO のサポートが、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータのマルチリンク フレーム リレー機能に追加されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。 |
frame-relay redundancy auto-sync lmi-sequence-numbers コマンドをイネーブルにすると、ピア フレーム リレー DCE が LMI エラーを許容できない場合に、フレーム リレー DTE インターフェイスでクリーンなスイッチオーバーが行われる可能性が増加します。 このコマンドは、3 回未満の LMI エラー後に DCE がライン プロトコルに失敗する場合、および DCE 設定の変更が可能でも現実的でもない場合に、LMI を設定するために使用します。
次に、フレーム リレーを実行しているルータで LMI DTE シーケンス番号の同期をイネーブルにする例を示します。
frame-relay redundancy auto-sync lmi-sequence-numbers
コマンド |
説明 |
---|---|
debug frame-relay redundancy |
ネットワーキング デバイスで、フレーム リレー冗長をデバッグします。 |
HTTP 要求の HTTP プロキシ サーバおよびポートを指定して、デバイスが HTTP を直接使用してシスコや他の宛先に接続しないようにするには、Call Home コンフィギュレーション モードで http-proxy コマンドを使用します。 ディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
http-proxy { ipv4-address | ipv6-address | name } port port-number
no http-proxy
ipv4-address | ipv6-address | name |
プロキシ サーバの IP(IPv4 または IPv6)アドレスまたは名前。 最大長は 64 文字です。 |
port port-number |
ポート番号。 範囲:1 ~ 65535。 |
HTTP プロキシ サーバは、Call Home メッセージには使用されません。
Call Home コンフィギュレーション(cfg-call-home)
リリース |
変更内容 |
---|---|
15.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
次に、HTTP 要求の HTTP プロキシ サーバ ポートとしてプロキシ サーバ 1.1.1.1 のポート 1 を指定する例を示します。
Router(cfg-call-home)# http-proxy 1.1.1.1 port 1
コマンド |
説明 |
---|---|
call-home |
Call Home コンフィギュレーション モードを開始します。 |
進行中の In Service Software Upgrade(ISSU)アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルして、ルータのステートをプロセス開始前に戻すには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで issu abortversion コマンドを使用します。 このコマンドは Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの診断モードでも使用できます。
issu abortversion slot image
issu abortversion [verbose]
slot |
ネットワーキング デバイス上の指定スロット。 ネットワーキング デバイス上のスロット数の詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照してください。 |
image |
スタンバイ にロードされる新しいイメージ。 |
verbose |
詳細な情報を表示します。つまり、プロセス中にコンソールに表示できるすべての情報が表示されます。 |
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)診断(diag)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(28)SB |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(31)SGA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SGA に統合されました。 |
12.2(33)SRB |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)のサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB ではサポートされていません。 |
12.2(33)SRB1 |
ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB の Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに追加され、診断モードに導入されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
issu abortversion コマンドを使用すると、ユーザは issu commitversion コマンドを入力してプロセスの完了をコミットする前に、いつでも ISSU プロセスを停止することができます。 何らかのアクションが実行される前に、両方の RP が実行バージョン(RV)ステートまたはロード バージョン(LV)ステートであることを検証するためのチェックが行われます。
issu runversion コマンドの前に issu abortversion コマンドを入力すると、スタンバイ RP がリセットされてリロードされます。 issu runversion コマンドの後に issu abortversion コマンドを入力すると、ネットワークが以前の Cisco IOS ソフトウェア バージョンに切り替わります。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでは、このコマンドを含む issu コマンド セットを使用して、個々のサブパッケージおよび統合パッケージをアップグレードできます。 request platform software package コマンド セットも、このプラットフォームの ISSU のアップグレードに使用できます。通常、アップグレードごとにより多くのオプションが用意されています。
以前は、ISSU が Init 以外のステートのときに、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、ロードされているか実行されているイメージが存在しない場合、ISSU Init ステートに戻る唯一の方法は、ステートを手動でクリアして、ルータをリロードすることでした。 今は、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、イメージを検索できない場合、ISSU ステートは自動的にクリアされて、issu abortversion または issu loadversion コマンドが入力される前に存在していたイメージでスタンバイ RP がリロードされます。
次の例では、issu abortversion コマンドでスタンバイ RP をリセットしてリロードしています。
Router# issu abortversion bootdisk:c10k2-p11-mz.2.20040830
次の例では、issu abortversion コマンドを入力して、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの統合パッケージの ISSU アップグレードを中止しています。
Router# issu abortversion --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization --- Starting installation changes --- Cancelling rollback timer Finished installation changes SUCCESS: Target RP will now reload
コマンド |
説明 |
---|---|
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
issu commitversion |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。 |
issu loadversion |
ISSU プロセスを開始します。 |
issu runversion |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します |
show issu state |
ISSU プロセス中に のステートと現在のバージョンを表示します。 |
ロールバック タイマーを停止し、In Service Software Upgrade(ISSU)プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動的に中断されないようにするには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで issu acceptversion コマンドを使用します。 このコマンドは Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの診断モードでも使用できます。
issu acceptversion { active slot-number | active slot-name slot-name }
issu acceptversion [verbose]
active slot-number |
ネットワーキング デバイス上の指定されたアクティブなスロット。 ネットワーキング デバイス上のスロット数の詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照してください。 |
active slot-name slot-name |
特定のスロット名を識別します。 |
verbose |
詳細な情報を表示します。つまり、プロセス中にコンソールに表示できるすべての情報が表示されます。 |
issu runversion コマンドが入力されてから、issu acceptversion が入力されるまでの時間は 45 分です。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)診断(diag)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(28)SB |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(31)SGA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SGA に統合されました。 |
12.2(33)SRB |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)のサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB ではサポートされていません。 |
12.2(33)SRB1 |
ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB の Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに追加され、診断モードに導入されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
issu acceptversion コマンドを使用して、アクティブなルート プロセッサ(RP)が新しいイメージを実行し、スタンバイ RP が古いイメージを実行し、両方の RP が実行バージョン(RV)ステートであることを確認します。 issu runversion コマンドを入力してから 45 分以内に issu acceptversion コマンドが入力されなかった場合、新しいアクティブな RP は到達不能であると見なされ、ISSU プロセス全体が以前のバージョンのソフトウェアに自動的にロールバックされます。 ロールバック タイマーは、issu runversion コマンドを入力後すぐに開始します。
ロールバック タイマーが 1 分間などの短時間に設定されていて、スタンバイ RP がまだホット スタンバイ ステートになっていない場合、1 分の延長時間が 15 回与えられ、その間にルータはスタンバイ ステートからホット スタンバイ ステートになるのを待ちます。 ただし、15 分の延長時間内にスタンバイ ステートがホット スタンバイ ステートになった場合でも、1 分のロールバック タイマーが期限切れになっているので、ルータは ISSU プロセスを中止します。 そのため、ロールバック タイマーを、スタンバイ ステートがホット スタンバイ ステートになるのに必要な時間よりも短く設定することはお勧めしません。
ロールバック タイマーが、デフォルトの 45 分などの長時間に設定されていて、スタンバイ RP が 7 分でホット スタンバイ ステートになった場合、ロールバックまで 38 分(45 - 7)あることになります(必要な場合)。
ロールバック タイマーに 45 分のデフォルト値を設定するには、configure issu set rollback timer を使用します。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでは、このコマンドを含む issu コマンド セットを使用して、個々のサブパッケージおよび統合パッケージをアップグレードできます。 request platform software package コマンド セットも、このプラットフォームの ISSU のアップグレードに使用できます。通常、アップグレードごとにより多くのオプションが用意されています。
次の例では、ロールバック タイマーを停止して、ISSU プロセスを続行させる方法を示します。
Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次の例では、ロールバック タイマーを停止して、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで ISSU プロセスを続行する方法を示します。
Router# issu acceptversion
コマンド |
説明 |
---|---|
configure issu set rollback timer |
ロールバック タイマー値を設定します。 |
issu abortversion |
進行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルし、ルータのステートを、プロセスが開始する前のステートに戻します。 |
issu commitversion |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。 |
issu loadversion |
ISSU プロセスを開始します。 |
issu runversion |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します |
show issu state |
ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンを表示します。 |
1 ステップで完了する In Service Software Upgrade(ISSU)アップグレード プロセス サイクルを実行するには、特権 EXEC モードで issu changeversion コマンドを使用します。
issu changeversion active-image
Cisco 7600 シリーズ ルータ
issu changeversion { active-slot active-image | standby-slot active-image } [ { [ at hh:mm ] | in hh:mm | quick } ]
active-slot |
ネットワーキング デバイス上のアクティブなスロット。 |
active-image |
ネットワーキング デバイス上のアクティブなイメージ。 |
standby-slot |
ネットワーキング デバイス上のスタンバイ スロット。 |
at hh:mm |
(任意)次の 24 時間以内でアップグレードを開始する正確な時刻(hh:mm、24 時間形式)を指定します。 |
in hh:mm |
(任意)アップグレードを開始するまでの経過時間(時間と分単位)を指定します。 |
quick |
(任意)スイッチオーバー発生時に、スタンバイを古いイメージではなく、新しいイメージでブートすることでアップグレードを高速化します。 |
アップグレードは開始されません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SCD2 |
このコマンドが導入されました。 |
15.1(2)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(2)S に統合されました。 このコマンドは、Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
issu changeversion コマンドは、1 ステップで完了する ISSU アップグレード プロセス サイクルを開始します。 このコマンドは、4 つの標準コマンド(issu loadversion、issu runversion、issu acceptversion、および issu commitversio)すべてのロジックを、次のステップを完了するために必要なユーザの介在なしで実行します。
issu changeversion コマンドを使用すると、ネットワーキング デバイスは、完全なアップグレード サイクルを自動的に実行していることをシステムに通知することができ、次のステップに自動的に移行するための状態遷移が可能になります。
issu changeversion コマンドを入力後は、issu abortversion コマンドを使用してアップグレードを中止できます。 issu changeversion コマンドを使用しているアップグレードは、システムが何らかの問題を検出するか、またはアップグレード中に健全でないシステムを検出すると、自動的に中止されることがあります。
ISSU アップグレード プロセスは次の 3 つのステートから成ります。
これらの各ステートは、一連の変数(プライマリ バージョン(PV)、セカンダリ バージョン(SV)、現在のバージョン(CV)、および ISSU ステート(IS))よって定義されます。 これらすべてのステートの遷移は、これらの状態遷移を自動的に実行する issu changeversion コマンドを使用して行われます。
次に、スロット 0 の disk0:ubr10k4-k9p6u2-mz.122-33.SCC2 イメージを使用して、1 ステップで完了するアップグレード プロセス サイクルを開始する例を示します。
Router# issu changeversion disk0:ubr10k4-k9p6u2-mz.122-33.SCC2
コマンド |
説明 |
---|---|
issu abortversion |
進行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルし、ルータのステートを、プロセスが開始する前のステートに戻します。 |
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
issu commitversion |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。 |
issu loadversion |
ISSU プロセスを開始します。 |
issu runversion |
アクティブ RP からスタンバイ RP に強制的にスイッチオーバーし、新たにアクティブとなった RP で issu loadversion コマンドで指定した新しいイメージを実行します。 |
show issu state |
ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンを表示します。 |
Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの特定のルート プロセッサ(RP)の In Service Software Upgrade(ISSU)ソフトウェア パッケージの互換性をチェックするには、特権 EXEC モードで issu checkversion コマンドを使用します。
issu checkversion rp identifier file disk-type image-file-name [ bay number [ slot number ] | slot number [ bay number ] ] [ mdr ] [ force ]
rp identifier |
Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの RP を指定して、アップグレードされたソフトウェア バージョンを確認します。 rp 0 コマンドを入力するとスロット 0 の RP が選択され、rp 1 コマンドを入力するとスロット 1 の RP が選択されます。 |
file disk-type image-file-name |
|
bay number |
(任意)共有ポート アダプタ(SPA)がインストールされている共有ポート アダプタ インターフェイス プロセッサ(SIP)内のベイ番号を指定します。 ベイ番号を指定することで、ISSU のチェックを指定したベイに限定します。 |
slot number |
(任意)SIP がインストールされている Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのスロット番号を指定します。 スロット番号を指定することで、ISSU のチェックを指定したスロットに限定します。 |
mdr |
(任意)ISSU アップグレードが Minimal Disruptive Restart(MDR)を使用して実行されている場合に、ソフトウェア バージョンの互換性をチェックします。 |
force |
(任意)ISSU アップグレードが MDR 非互換の SIP(SIP-10 など)または MDR 非互換の SPA で実行されている場合に、自動ロールバックのオーバーライドをチェックします。 |
issu checkversion コマンドを入力しない場合、RP の ISSU MDR の互換性はチェックされません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE Release 3.8S |
このコマンドが導入されました。 |
前述の条件のいずれかを満たしていない場合、MDR の互換性チェックは、MDR 対応/互換 SIP 上の MDR 非対応/非互換 SPA の存在、または MDR 非互換 SIP の存在が原因で失敗します。 強制的に MDR ソフトウェアの互換性チェックを実行するには、force キーワードを使用します。
次に、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのスタンバイ RP で mdr キーワードを使用して、ISSU MDR の互換性をチェックする issu checkversion コマンドの出力例を示します。
Device# issu checkversion rp 1 file stby-harddisk:issu_dir/xe38_iso2.bin mdr --- Starting local lock acquisition on R0 --- Finished local lock acquisition on R0 --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization --- Starting local lock acquisition on R1 --- Finished local lock acquisition on R1 --- Starting file path checking --- Finished file path checking --- Starting system installation readiness checking --- Finished system installation readiness checking --- Starting image verification --- Compatibility check with running software on active RP WARNING: WARNING: Candidate software combination not found in compatibility database WARNING: Software sets are identified as compatible Finished image verification --- Starting mdr compatibility verification --- Extracting consolidated package content Checking and verifying packages contained in consolidated package Creating candidate provisioning file Processing candidate provisioning file WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x46F] located at slot [1] bay [1] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x507] located at slot [1] bay [3] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for CC type [0x515] located at slot [2] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020] As SIP2 does not support MDR none of the SPA's within in may be upgraded using MDR FAILED: MDR compatibility failed - alternatively run with 'force' option to proceed. However not all FRU's may be upgraded using MDR
(注) |
前述の出力例では、MDR 互換の SIP-40 は Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータで使用できますが、MDR の互換性チェックは、MDR 非互換の SIP-10 が存在するために失敗します。 |
次に、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのスタンバイ RP で mdr および force キーワードを使用して、ISSU MDR の互換性をチェックする issu checkversion コマンドの出力例を示します。
Device# issu checkversion rp 1 file stby-harddisk:issu_dir/xe38_iso2.bin mdr force --- Starting local lock acquisition on R0 --- Finished local lock acquisition on R0 --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization --- Starting local lock acquisition on R1 --- Finished local lock acquisition on R1 --- Starting file path checking --- Finished file path checking --- Starting system installation readiness checking --- Finished system installation readiness checking --- Starting image verification --- Compatibility check with running software on active RP WARNING: WARNING: Candidate software combination not found in compatibility database WARNING: Software sets are identified as compatible Finished image verification --- Starting mdr compatibility verification --- Extracting consolidated package content Checking and verifying packages contained in consolidated package Creating candidate provisioning file Processing candidate provisioning file WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x46F] located at slot [1] bay [1] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x507] located at slot [1] bay [3] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for CC type [0x515] located at slot [2] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020] As SIP2 does not support MDR none of the SPA's within in may be upgraded using MDR MDR compatibility failed - proceeding with forced MDR-upgrade - some traffic will be impacted during the upgrade Finished mdr compatibility verification SUCCESS: Software is ISSU MDR compatible.
(注) |
前述の出力例では、MDR 非互換の SIP-10 が存在するにもかかわらず、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータで MDR の互換性チェックが強制的に行われています。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
issu abortversion |
進行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルし、ルータのステートを、プロセスが開始する前のステートに戻します。 |
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動的に中断されないようにします。 |
issu commitversion |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。 |
issu runversion |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します |
request platform software package install file |
デバイス上の統合パッケージまたは個々のサブパッケージをアップグレードします。 |
show issu state |
ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンを表示します。 |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージをスタンバイ ルート プロセッサ(RP)にロードできるようにするには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで issu commitversion コマンドを使用します。 このコマンドは Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの診断モードでも使用できます。
issu commitversion slot active-image
issu commitversion [verbose]
slot |
ネットワーキング デバイス上の指定スロット。 ネットワーキング デバイス上のスロット数の詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照してください。 |
active-image |
アクティブなネットワーキング デバイスにロードされる新しいイメージ。 |
verbose |
詳細な情報を表示します。つまり、プロセス中にコンソールに表示できるすべての情報が表示されます。 |
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)診断(diag)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(28)SB |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(31)SGA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SGA に統合されました。 |
12.2(33)SRB |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)のサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 In Service Software Upgrade(ISSU)は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB ではサポートされていません。 |
12.2(33)SRB1 |
ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB の Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、ASR 1000 シリーズ ルータに追加され、診断モードに導入されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
issu commitversion コマンドで、スタンバイ RP のファイル システムに新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがあり、両方の RP が実行バージョン(RV)ステートであることを確認します。 これらの条件を満たしている場合、次のアクションが実行されます。
issu commitversion コマンドを入力すると、In Service Software Upgrade(ISSU)プロセスが完了します。 新しい ISSU プロセスを開始することなく、このプロセスを中止したり、元の状態に戻したりすることはできません。
この段階で issu commitversion コマンドを入力することは、issu acceptversion コマンドと issu commitversion コマンドの両方を入力することと同じです。 現在のステートで一定期間実行しない予定で、新しいソフトウェア バージョンに満足している場合は、issu commitversion コマンドを使用します。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでは、このコマンドを含む issu コマンド セットを使用して、個々のサブパッケージおよび統合パッケージをアップグレードできます。 request platform software package コマンド セットも、このプラットフォームの ISSU のアップグレードに使用できます。通常、アップグレードごとにより多くのオプションが用意されています。
issu runversion のステップは、redundancy force-switchover コマンドを使用して RP 間でスイッチオーバーを行い、アップグレードされている RP に issu commitversion コマンドを入力することで、Cisco ASR 1000 サービス ルータ上でパイパスできます。 ただし、issu runversion コマンドはこのルータで依然使用可能であり、ISSU を使用したソフトウェアのアップグレード プロセスの一部として使用することができます。
以前は、ISSU が Init 以外のステートのときに、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、ロードされているか実行されているイメージが存在しない場合、ISSU Init ステートに戻る唯一の方法は、ステートを手動でクリアして、ルータをリロードすることでした。 今は、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、イメージを検索できない場合、ISSU ステートは自動的にクリアされて、issu abortversion または issu loadversion コマンドが入力される前に存在していたイメージでスタンバイ RP がリロードされます。
次に、スタンバイ RP をリセットし、新しい Cisco IOS ソフトウェア バージョンと共にリロードする例を示します。
Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次に、スタンバイ RP または Cisco IOS プロセスをリセットし、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの新しいシスコ統合パッケージと共にリロードする例を示します。
Router# issu commitversion --- Starting installation changes --- Cancelling rollback timer Saving image changes Finished installation changes Building configuration... [OK] SUCCESS: version committed: harddisk :ASR1000rp1-advipservicesk9.01.00.00.12-33.XN.bin
コマンド |
説明 |
---|---|
issu abortversion |
進行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルし、ルータのステートを、プロセスが開始する前のステートに戻します。 |
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
issu loadversion |
ISSU プロセスを開始します。 |
issu runversion |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します |
show issu state |
ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンを表示します。 |
In Service Software Upgrade(ISSU)プロセスを開始するには、ユーザ EXEC モード、特権 EXEC モード、または診断モードで issu loadversion コマンドを使用します。
issu loadversion active-slot active-image standby-slot standby-image [force]
issu loadversion rp identifier file disk-type image-file-name [ bay number [ slot number ] | slot number [ bay number ] ] [ mdr ] [ force ]
active-slot |
ネットワーキング デバイス上のアクティブなスロット。 |
active-image |
ネットワーキング デバイス上のアクティブなイメージ。 |
rp identifier |
Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのルート プロセッサ(RP)を指定して、アップグレードされたソフトウェア バージョンを確認します。 rp 0 コマンドを入力するとスロット 0 の RP が選択され、rp 1 コマンドを入力するとスロット 1 の RP が選択されます。 |
file disk-type image-file-name |
|
standby-slot |
ネットワーキング デバイス上のスタンバイ スロット。 |
standby-image |
スタンバイ ネットワーキング デバイスにロードされる新しいイメージ。 |
bay number |
(任意)共有ポート アダプタ(SPA)がインストールされている共有ポート アダプタ インターフェイス プロセッサ(SIP)内のベイ番号を指定します。 ベイ番号を指定することで、ISSU のアップグレードを指定したベイに限定します。 |
slot number |
(任意)SIP がインストールされているスロット番号を指定します。 スロット番号を指定することで、ISSU のアップグレードを指定したスロットに限定します。 |
mdr |
(任意)Minimal Disruptive Restart(MDR)を使用した ISSU アップグレードを実行します。 MDR のアップグレードは、MDR 互換の SIP(SIP-40 など)および MDR 互換の SPA で実行できます。 |
force |
(任意)ISSU アップグレードが MDR 非互換の SIP(SIP-10 など)または MDR 非互換の SPA で実行されている場合に、自動ロールバックのオーバーライドを実行します。 |
issu loadversion コマンドを入力しない場合、ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスはデバイスで開始されません。
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
診断(diag)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(28)SB |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(31)SGA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SGA に統合されました。 |
12.2(33)SRB |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)のサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB ではサポートされていません。 |
12.2(33)SRB1 |
ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB の Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、診断モードの Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに統合されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.8S |
このコマンドが変更されました。 mdr キーワードが追加されました。 |
issu loadversion コマンドをイネーブルにすると、スタンバイ RP はリセットされ、このコマンドで指定した新しいシスコ ソフトウェア イメージで起動されます。 アクティブおよびスタンバイ RP の両方のイメージが ISSU 対応で、ISSU 互換であり、設定の不一致がない場合、スタンバイ RP はステートフル スイッチオーバー(SSO)モードに移行し、両方の RP はロード バージョン(LV)ステートに移行します。
issu loadversion コマンドを入力後、シスコ ソフトウェアがスタンバイ RP にロードされ、スタンバイ RP が SSO モードに移行するまで数秒かかることがあります。
Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの使用上のガイドライン
Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータでは、issu loadversion コマンドを含む issu コマンド セットを使用して、個々のサブパッケージおよび統合パッケージをアップグレードします。 request platform software package コマンド セットも、このプラットフォームの ISSU のアップグレードに使用できます。通常、アップグレードごとにより多くのオプションが用意されています。
ISSU ロールバック タイマーを開始するには、issu loadversion コマンドを使用します。
ISSU が Init 以外のステートの場合、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、イメージがロードされているか、または実行が存在しない場合、ISSU Init ステートに戻る唯一の方法は、ステートを手動でクリアして、デバイスをリロードする方法です。 今は、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、イメージを検索できない場合、ISSU ステートは自動的にクリアされて、issu abortversion または issu loadversion コマンドが入力される前に存在していたイメージでスタンバイ RP がリロードされます。
前述の条件のいずれかを満たしていない場合、MDR の互換性チェックは、MDR 対応/互換 SIP 上の MDR 非対応/非互換 SPA の存在、または MDR 非互換 SIP の存在が原因で失敗します。 MDR ソフトウェアの互換性チェックをスキップするには、force キーワードを使用します。MDR 非互換 SIP/SPA は、アップグレード プロセス中にリセットされず、アップグレードが完了し、コールド リブート後にオンラインになります。
次に、アクティブな RP スロットにアクティブ イメージをロードし、スタンバイ RP スロットにスタンバイ イメージをロードすることによって、ISSU プロセスを開始する例を示します。
Device# issu loadversion rp 0 file disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次に、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータで ISSU 統合パッケージのアップグレードを開始する issu loadversion コマンドの出力例を示します。
Device# issu loadversion rp 1 file stby-harddisk:ASR1000rp1-advipservicesk9.01.00.00.12-33.XN.bin --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization --- Starting file path checking --- Finished file path checking --- Starting system installation readiness checking --- Finished system installation readiness checking --- Starting installation changes --- Setting up image to boot on next reset Starting automatic rollback timer Finished installation changes SUCCESS: Software will now load.
次に、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのスタンバイ RP で mdr キーワードを使用して ISSU 統合パッケージのアップグレードを開始する issu loadversion コマンドの出力例を示します。
Device# issu loadversion rp 1 file stby-harddisk:issu_dir/xe38_iso1.bin mdr --- Starting local lock acquisition on R0 --- Finished local lock acquisition on R0 --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization --- Starting local lock acquisition on R1 --- Finished local lock acquisition on R1 --- Starting file path checking --- Finished file path checking --- Starting system installation readiness checking --- Finished system installation readiness checking --- Starting image verification --- Compatibility check with running software on active RP WARNING: WARNING: Candidate software combination not found in compatibility database WARNING: Software sets are identified as compatible Finished image verification --- Starting mdr compatibility verification --- Extracting consolidated package content Checking and verifying packages contained in consolidated package Creating candidate provisioning file Processing candidate provisioning file WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x46F] located at slot [1] bay [1] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020_2] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x507] located at slot [1] bay [3] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020_2] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for CC type [0x515] located at slot [2] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020_2] As SIP2 does not support MDR none of the SPA's within in may be upgraded using MDR FAILED: MDR compatibility failed - alternatively run with 'force' option to proceed. However not all FRU's may be upgraded using MDR
(注) |
前述の出力例では、MDR 互換の SIP-40 は Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータで使用できますが、MDR の互換性チェックは、MDR 非互換の SIP-10 が存在するために失敗します。 |
次に、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのスタンバイ RP で mdr および force キーワードを使用して ISSU 統合パッケージのアップグレードを開始する issu loadversion コマンドの出力例を示します。
Device# issu loadversion rp 1 file stby-harddisk:issu_dir/xe38_iso1.bin mdr force --- Starting local lock acquisition on R0 --- Finished local lock acquisition on R0 --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization --- Starting local lock acquisition on R1 --- Finished local lock acquisition on R1 --- Starting file path checking --- Finished file path checking --- Starting system installation readiness checking --- Finished system installation readiness checking --- Starting image verification --- Compatibility check with running software on active RP WARNING: WARNING: Candidate software combination not found in compatibility database WARNING: Software sets are identified as compatible Finished image verification --- Starting mdr compatibility verification --- Extracting consolidated package content Checking and verifying packages contained in consolidated package Creating candidate provisioning file Processing candidate provisioning file WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x46F] located at slot [1] bay [1] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020_2] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for SPA type [0x507] located at slot [1] bay [3] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020_2] WARNING: WARNING: ISSU between engineering builds with release strings in non-standard format. Skipping MDR Software Compatibility checks. WARNING: MDR for CC type [0x515] located at slot [2] not supported by running package version [BLD_V153_1_S_XE38_THROTTLE_LATEST_20121004_080020_2] As SIP2 does not support MDR none of the SPA's within in may be upgraded using MDR MDR compatibility failed - proceeding with forced MDR-upgrade - some traffic will be impacted during the upgrade Finished mdr compatibility verification --- Starting installation changes --- Setting up image to boot on next reset Starting automatic rollback timer Finished installation changes SUCCESS: Software will now load. *Oct 10 07:21:36.032: %IOSXE_OIR-6-OFFLINECARD: Card (rp) offline in slot R1 *Oct 10 07:21:36.065: %REDUNDANCY-3-STANDBY_LOST: Standby processor fault (PEER_NOT_PRESENT) *Oct 10 07:21:36.065: %REDUNDANCY-3-STANDBY_LOST: Standby processor fault (PEER_DOWN) *Oct 10 07:21:36.065: %REDUNDANCY-3-STANDBY_LOST: Standby processor fault (PEER_REDUNDANCY_STATE_CHANGE) *Oct 10 07:21:38.273: %RF-5-RF_RELOAD: Peer reload. Reason: EHSA standby down *Oct 10 07:21:38.284: % Redundancy mode change to SSO
(注) |
前述の出力例では、MDR 非互換の SIP-10 が存在するにもかかわらず、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータでソフトウェアのアップグレードが強制的に行われています。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
issu abortversion |
進行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルし、ルータのステートを、プロセスが開始する前のステートに戻します。 |
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動的に中断されないようにします。 |
issu commitversion |
新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。 |
issu runversion |
アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します |
request platform software package install file |
デバイス上の統合パッケージまたは個々のサブパッケージをアップグレードします。 |
show issu state |
ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンを表示します。 |
アクティブ ルート プロセッサ(RP)からスタンバイ RP に強制的にスイッチオーバーして、新しいアクティブ RP で issu loadversion コマンドで指定した新しいイメージを実行するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで issu runversion コマンドを使用します。 このコマンドは Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの診断モードでも使用できます。
issu runversion slot image
issu runversion [verbose]
slot |
ネットワーキング デバイス上の指定スロット。 ネットワーキング デバイス上のスロット数の詳細については、ハードウェアのマニュアルを参照してください。 |
image |
スタンバイ RP にロードされる新しいイメージ。 |
verbose |
詳細な情報を表示します。つまり、プロセス中にコンソールに表示できるすべての情報が表示されます。 |
デフォルトの動作や値はありません。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)診断(diag)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(28)SB |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(31)SGA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SGA に統合されました。 |
12.2(33)SRB |
Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)のサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB ではサポートされていません。 |
12.2(33)SRB1 |
ISSU は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB の Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされています。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに追加され、診断モードに導入されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
issu runversion コマンドをイネーブルにして、スイッチオーバーを実行すると、スイッチオーバーによるリセット後に古いイメージ バージョンでスタンバイ RP が起動されます。 スタンバイ RP がスタンバイ ステートに移行すると、すぐにロールバック タイマーが開始します。
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでは、このコマンドを含む issu コマンド セットを使用して、個々のサブパッケージおよび統合パッケージをアップグレードできます。 request platform software package コマンド セットも、このプラットフォームの ISSU のアップグレードに使用できます。通常、アップグレードごとにより多くのオプションが用意されています。
issu runversion のステップは、redundancy force-switchover コマンドを使用して RP 間でスイッチオーバーを行い、アップグレードされている RP に issu commitversion コマンドを入力することで、Cisco ASR 1000 サービス ルータ上でパイパスできます。 ただし、issu runversion はこのルータで依然使用可能であり、ISSU を使用したソフトウェアのアップグレード プロセスの一部として使用することができます。
以前は、ISSU が Init 以外のステートのときに、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、ロードされているか実行されているイメージが存在しない場合、ISSU Init ステートに戻る唯一の方法は、ステートを手動でクリアして、ルータをリロードすることでした。 今は、issu commitversion または issu runversion コマンドが入力され、イメージを検索できない場合、ISSU ステートは自動的にクリアされて、issu abortversion または issu loadversion コマンドが入力される前に存在していたイメージでスタンバイ RP がリロードされます。
次に、issu runversion コマンドを使用して、新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがある冗長 RP に切り替える例を示します。
Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
次に、issu runversion コマンドを使用して、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの新しい Cisco IOS XE 統合パッケージがあるスタンバイ RP に切り替える例を示します。
Router# issu runversion --- Starting installation state synchronization --- Finished installation state synchronization Initiating active RP failover SUCCESS: Standby RP will now become active
コマンド |
説明 |
---|---|
issu abortversion |
進行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスをキャンセルし、ルータのステートを、プロセスが開始する前のステートに戻します。 |
issu acceptversion |
ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。 |
issu commitversion |
スタンバイ RP のファイル システムに新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージをコミットし、アクティブおよびスタンバイ RP の両方が RV ステートになっていることを確認します。 |
issu loadversion |
ISSU プロセスを開始します。 |
show issu state |
ISSU プロセス中に RP のステートと現在のバージョンを表示します。 |
未完了または失敗した In Service Software Upgrade(ISSU)後に以前のソフトウェア イメージに戻すようにソフトウェア イメージのロールバック タイマーを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで issu set rollback-timer コマンドを使用します。 このタイマーをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
issu set rollback-timer { seconds | hh:mm:ss }
no issu set rollback-timer
seconds |
秒単位のロールバック タイマー値。 |
hh:mm:ss |
時間、分、秒単位のロールバック タイマー値。 |
デフォルトのロールバック タイマー値は 2700 秒(45 分)です。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXI |
このコマンドがサポートされるようになりました。 |
ISSU 中にロールバック タイマーが切れると、ソフトウェア イメージは以前のソフトウェア イメージに戻ります。 タイマーを停止するには、新しいソフトウェア イメージを受け入れまたは確定する必要があります。
タイマーの時間は、秒数を表す 1 つの数値(秒)、またはコロンで区切られた秒、分、および時間(hh:mm:ss)を使用して設定できます。 範囲は 0 ~ 7200 秒(2 時間)、デフォルトは 2700 秒(45 分)です。 0 を設定すると、ロールバック タイマーはディセーブルになります。
次に、両方のコマンド形式を使用してロールバック タイマーを 3600 秒(1 時間)に設定する例を示します。
Router(config)# issu set rollback-timer 3600 % Rollback timer value set to [ 3600 ] seconds Router(config)# issu set rollback-timer 01:00:00 % Rollback timer value set to [ 3600 ] seconds
次に、ロールバック タイマーをディセーブルにする例を示します。
Router(config) no issu set rollback-timer
コマンド |
説明 |
---|---|
show issu |
eFSU の情報を表示します。 |
show issu rollback-timer |
eFSU ロールバック タイマー値を表示します。 |