この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
アクティブとスタンバイの両方のルート プロセッサ(RP)のシスコ エクスプレス フォワーディングの現在の Cisco Nonstop Forwarding(NSF)ステートを表示するには、特権 EXEC モードで show cef nsf コマンドを使用します。
show cef nsf
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(22)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(18)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)S に統合されました。 |
12.2(20)S |
Cisco 7304 ルータのサポートが追加されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。 |
スイッチオーバーが発生する前に、show cef nsf コマンドを入力すると、スイッチオーバー アクティビティは報告されません。 スイッチオーバー発生後、show cef nsf コマンドを入力して、新しいアクティブ RP によって報告されたスイッチオーバーの詳細を表示できます。 Cisco 12000 および 7500 シリーズ インターネット ルータでは、ラインカード スイッチオーバーの詳細も表示されます。
次に、現在の NSF ステートの例を示します。
Router# show cef nsf Last switchover occurred: 00:01:30.088 ago Routing convergence duration: 00:00:34.728 FIB stale entry purge durations:00:00:01.728 - Default 00:00:00.088 - Red Switchover Slot Count Type Quiesce Period 1 2 sso 00:00:00.108 2 1 rpr+ 00:00:00.948 3 2 sso 00:00:00.152 5 2 sso 00:00:00.092 6 1 rpr+ 00:00:00.632 No NSF stats available for the following linecards:4 7
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Last switchover occurred |
前回のシステム スイッチオーバーからの経過時間。 |
Routing convergence duration |
スイッチオーバー後、ルーティング プロトコルが収束されたシスコ エクスプレス フォワーディングに通知するまでにかかった時間。 |
Stale entry purge |
シスコ エクスプレス フォワーディングが各 FIB テーブル内の古いエントリを消去するのにかかった時間。 例では、「Default」および「Red」という名前の FIB テーブルです。 |
Switchover |
ラインカードごとの NSF 統計情報。 |
Slot |
ラインカードのスロット番号。 |
Count |
ラインカードがスイッチオーバーした回数。 この値は、タイプが SSO でない限り、常に 1 です。 |
Type |
ラインカードが最後に実行したスイッチオーバーのタイプ。 タイプは SSO、RPR+、または RPR です。 |
Quiesce Period |
ラインカードがスイッチング ファブリックから切断されていた期間。 この間、パケット転送は行われません。 他のシステム再起動の要件により、ラインカードがパケットの転送を開始するまでの遅延時間が増えることがあります。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
clear ip cef epoch |
新しいエポックを開始し、シスコ エクスプレス フォワーディング テーブルのエポック番号を増分します。 |
show cef state |
ネットワーキング デバイスのシスコ エクスプレス フォワーディングのステートを表示します。 |
ネットワーキング デバイスのシスコ エクスプレス フォワーディングのステートを表示するには、特権 EXEC モードで show cef state コマンドを使用します。
show cef state
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(22)S |
このコマンドが、Cisco 7500、10000、および 12000 シリーズ インターネット ルータに追加されました。 |
12.2(18)S |
このコマンドが、Cisco 7500 シリーズ ルータの Cisco IOS Release 12.2(18)S に統合されました。 |
12.2(20)S |
Cisco 7304 ルータのサポートが追加されました。 Cisco 7500 シリーズ ルータは、Cisco IOS Release 12.2(20)S ではサポートされていません。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。 |
12.4(20)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されました。 |
次に、アクティブなルート プロセッサ(RP)のシスコ エクスプレス フォワーディングのステートの例を示します。
Router# show cef state CEF Status: RP instance common CEF enabled IPv4 CEF Status: CEF enabled/running dCEF disabled/not running CEF switching enabled/running universal per-destination load sharing algorithm, id A189DD49 IPv6 CEF Status: CEF enabled/running dCEF disabled/not running original per-destination load sharing algorithm, id A189DD49
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
RP instance |
シスコ エクスプレス フォワーディングのステータスは RP 用です。 |
common CEF enabled |
共通のシスコ エクスプレス フォワーディングがイネーブルになります。 |
IPv4 CEF Status |
シスコ エクスプレス フォワーディング モードとステータスは IPv4 用です。 |
universal per-destination load sharing algorithm |
IPv4 は、シスコ エクスプレス フォワーディングのトラフィックに universal per-destination load sharing algorithm を使用しています。 |
IPv6 CEF Status |
シスコ エクスプレス フォワーディング モードとステータスは IPv6 用です。 |
original per-destination load sharing algorithm |
IPv6 は、シスコ エクスプレス フォワーディングのトラフィックに original per-destination load sharing algorithm を使用しています。 |
次に、アクティブなルート プロセッサ(RP)のシスコ エクスプレス フォワーディングのステートの例を示します。
Router# show cef state RRP state: I am standby RRP: no RF Peer Presence: yes RF PeerComm reached: yes Redundancy mode: SSO(7) CEF NSF: enabled/running
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
I am standby RRP: no |
この RP はスタンバイではありません。 |
RF Peer Presence: yes |
この RP には RF ピアが存在しています。 |
RF PeerComm reached: yes |
この RP は RF ピア通信に達しました。 |
Redundancy mode: SSO(&) |
この RP の冗長モードのタイプ。 |
CEF NSF: enabled/running |
シスコ エクスプレス フォワーディング Nonstop Forwarding(NSF)が動作しているかどうかのステート。 |
次に、スタンバイ RP のシスコ エクスプレス フォワーディングのステートの例を示します。
Router# show cef state RRP state: I am standby RRP: yes My logical slot: 0 RF Peer Presence: yes RF PeerComm reached: yes CEF NSF: running
コマンド |
説明 |
---|---|
clear ip cef epoch |
新しいエポックを開始し、シスコ エクスプレス フォワーディング テーブルのエポック番号を増分します。 |
show cef nsf |
アクティブ RP とスタンバイ RP の両方におけるシスコ エクスプレス フォワーディングの現在の NSF ステートを表示します。 |
IP Open Shortest Path First(OSPF)Nonstop Forwarding(NSF)ステート情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip ospf nsf コマンドを使用します。
show ip ospf nsf
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
メインライン リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI よりも前のリリースに導入されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。 |
次に、show ip ospf nsf コマンドの出力例を示します。 フィールドの意味は自明です。
Router# show ip ospf nsf Routing Process "ospf 2" Non-Stop Forwarding enabled IETF NSF helper support enabled Cisco NSF helper support enabled OSPF restart state is NO_RESTART Handle 1786466308, Router ID 192.0.2.1, checkpoint Router ID 0.0.0.0 Config wait timer interval 10, timer not running Dbase wait timer interval 120, timer not running
ディセーブルになっている場合に、ステートフル スイッチオーバー(SSO)の仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)サポートをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで vrrp sso コマンドを使用します。 SSO の VRRP サポートをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp sso
no vrrp sso
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
SSO の VRRP サポートはデフォルトでイネーブルになっています。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(33)SRC |
このコマンドが導入されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.1 に統合されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 |
no vrrp sso コマンドを使用して手動でディセーブルにされている場合に、SSO の VRRP サポートをイネーブルにするには、このコマンドを使用します。
次に、SSO の VRRP サポートをディセーブルにする例を示します。
Router(config)# no vrrp sso
コマンド |
説明 |
---|---|
debug vrrp all |
VRRP のエラー、イベント、および状態遷移のデバッグ メッセージを表示します。 |
debug vrrp ha |
VRRP ハイ アベイラビリティのデバッグ メッセージを表示します。 |
show vrrp |
1 つまたはすべての設定済み VRRP グループの概要または詳細ステータスを表示します。 |