ファイルについて
Cisco Nexus 1000V のファイル システムは、スイッチによって使用される次のようなファイル システムすべてに対するインターフェイスとなります。
• フラッシュ メモリ ファイル システム
• ネットワーク ファイル システム(TFTP および FTP)
• データを読み書きするためのその他のエンドポイント(実行コンフィギュレーションなど)
ファイル システム内の移動
ここでは、ファイル システム内の移動方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。
• 「ファイル システムの指定」
• 「作業ディレクトリの特定」
• 「ディレクトリの変更」
• 「ファイル システム内のファイルの一覧表示」
• 「ファイルをコピーするために使用できるファイル システムの特定」
• 「タブ補完の使用」
ファイル システムの指定
ファイル システムを指定するための構文は、 <file system name> : [ // server / ] です。 表 6-1 にファイル システムの構文を示します。
表 6-1 ファイル システムの構文の構成要素
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bootflash |
sup-active sup-local sup-1 module-1 |
アクティブ スーパーバイザにある内部メモリ。システム イメージ、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの格納に使用されます。Cisco Nexus 1000V CLI でのデフォルトは bootflash: ファイル システムです。 |
sup-standby sup-remote sup-2 module-2 |
スタンバイ スーパーバイザにある内部メモリ。システム イメージ、コンフィギュレーション ファイル、およびその他のファイルの格納に使用されます。 |
volatile |
-- |
スーパーバイザ モジュールにある、一時的または保留中の変更のために使用される、Volatile Random-Access Memory(VRAM; 揮発性 RAM)。 |
作業ディレクトリの特定
CLI の現在のディレクトリ名を表示するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
このコマンドを使用する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• CLI にログインします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
pwd
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現在の作業ディレクトリを表示します。 |
ディレクトリの変更
CLI で、あるディレクトリまたはファイル システムから別のディレクトリまたはファイル システムに場所を変更するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
このコマンドを使用する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• 任意のコマンド モードで CLI にログインします。
• Cisco Nexus 1000V CLI でのデフォルトは bootflash: ファイル システムです。
ヒント volatile: ファイル システムに保存されたファイルは、スイッチのリブート時にすべて消去されます。
手順の詳細
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ステップ 1 |
pwd
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CLI の現在のディレクトリ名を表示します。 |
ステップ 2 |
cd directory name |
CLI の場所を指定したディレクトリに変更します |
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CLI の場所を、bootflash: ファイル システムのルート ディレクトリに変更します。 |
n1000v# cd bootflash:mydir
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CLI の場所を、bootflash: ファイル システムの mydir ディレクトリに変更します。 |
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CLI の場所を、現在のディレクトリの中にある mystorage ディレクトリに変更します。 現在のディレクトリが bootflash: mydir だった場合、このコマンドを実行すると、現在のディレクトリが bootflash: mydir/mystorage に変更されます。 |
ファイル システム内のファイルの一覧表示
ディレクトリまたはファイルの内容を表示するには、ここに示す手順を実行します。
手順の詳細
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ステップ 1 |
dir [
directory | filename]
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ディレクトリまたはファイルの内容を表示します。 |
DCOS-112-R5# dir lost+found/
49241 Jul 01 09:30:00 2008 diagclient_log.2613
12861 Jul 01 09:29:34 2008 diagmgr_log.2580
31 Jul 01 09:28:47 2008 dmesg
1811 Jul 01 09:28:58 2008 example_test.2633
89 Jul 01 09:28:58 2008 libdiag.2633
42136 Jul 01 16:34:34 2008 messages
65 Jul 01 09:29:00 2008 otm.log
741 Jul 01 09:29:07 2008 sal.log
87 Jul 01 09:28:50 2008 startupdebug
Usage for log://sup-local
ファイルをコピーするために使用できるファイル システムの特定
コピー先またはコピー元として使用できるファイル システムを特定するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
この手順を実行する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• EXEC モードで CLI にログインします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
copy ?
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copy コマンドで使用できるコピー元ファイル システムを表示します。 |
ステップ 2 |
copy filename ?
bootflash: Select source filesystem
core: Select source filesystem
debug: Select source filesystem
ftp: Select source filesystem
licenses Backup license files
log: Select source filesystem
nvram: Select source filesystem
running-config Copy running configuration to destination
scp: Select source filesystem
sftp: Select source filesystem
startup-config Copy startup configuration to destination
system: Select source filesystem
tftp: Select source filesystem
volatile: Select source filesystem
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copy コマンドで特定のファイルに対して使用できるコピー先ファイル システムを表示します。 |
タブ補完の使用
CLI でコマンド中のファイル名の一部だけを入力して残りを自動的に補完するには、次に示す手順を実行します。
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ステップ 1 |
show file filesystem name: partial filename <Tab> 例:
n1000v# show file bootflash:nexus-1000v-
bootflash:nexus-1000v-dplug-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin bootflash:nexus-1000v-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
bootflash:nexus-1000v-kickstart-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
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部分的なファイル名を入力して Tab を押すと、入力した文字が単一のファイルに一致する場合、CLI によりファイル名が補完されます。 一致しない場合は、入力した文字に一致するファイル名の選択肢の一覧が表示されます。 単一のファイル名に一致するまで文字を入力し直すと、CLI によりファイル名が補完されます。 |
ステップ 2 |
show file bootflash:c <Tab>
n1000v# show file bootflash:c<Tab>
-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
MIICXgIBAAKBgQDSq93BrlHcg3bX1jXDMY5c9+yZSST3VhuQBqogvCPDGeLecA+j
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CLI によりファイル名が補完されます。 |
ファイルのコピーとバックアップ
保存のためや別の場所で再利用するために、コンフィギュレーション ファイルなどのファイルをコピーするには、ここに示す手順を実行します。内部ファイル システムが壊れると、コンフィギュレーションが失われるおそれがあります。コンフィギュレーション ファイルは定期的に保存およびバックアップしてください。また、新しいソフトウェア コンフィギュレーションをインストールしたり、新しいソフトウェア コンフィギュレーションに移行する前に、既存のコンフィギュレーション ファイルをバックアップしてください。
始める前に
この手順を開始する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• Telnet または SSH 接続を通じて CLI にログインします。
• 離れた場所にコピーする場合は、デバイスから宛先に到達できるルートを確保します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータまたはデフォルト ゲートウェイがない場合は、使用デバイスとリモートのコピー先が同じサブネットワーク内にあることが必要です。
• ping コマンドを使用して、デバイスがコピー先に接続できることを確認します。
• コピー元のコンフィギュレーション ファイルがリモート サーバ上の正しいディレクトリにあることを確認します。
• コピー元ファイルのアクセス権が正しく設定されていることを確認します。ファイルのアクセス権は、誰でも読み取り可能に設定されている必要があります。
(注) dir コマンドを使用して、コピー先のファイル システムに十分なスペースがあることを確認してください。十分なスペースがない場合は、delete コマンドを使用して不要なファイルを削除してください。
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bootflash |
sup-active sup-standby sup-1 または module-1 sup-2 または module-2 sup-local sup-remote |
ユーザ指定 |
volatile |
-- |
ユーザ指定 |
system |
-- |
running-config |
tftp |
IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、または DNS 名 |
ユーザ指定 |
ftp |
scp(secure copy) |
sftp |
core |
slot-number |
プロセス識別番号 |
手順の詳細
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ステップ 1 |
copy [source filesystem:] filename [destination filesystem: ] filename
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指定したコピー元から指定したコピー先にファイルをコピーします。 |
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n1000v# copy system:running-config
tftp://10.10.1.1/home/configs/switch3-run.cfg
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実行コンフィギュレーションのコピーをリモートのスイッチに保存します。 |
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n1000v# copy bootflash:system_image bootflash://sup-2/system_image
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アクティブ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュから、スタンバイ スーパーバイザ モジュールのブートフラッシュにファイルをコピーします。 |
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n1000v#
copy system:running-config bootflash:my-config
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実行コンフィギュレーションを bootflash: ファイル システムにコピーします。 |
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n1000v# copy scp://user@10.1.7.2/system-image bootflash:system-image
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IPv4 アドレスで識別される SCP サーバからシステム イメージ ファイルをブートフラッシュにコピーします。 |
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n1000v# copy sftp://172.16.10.100/myscript.txt volatile:myscript.txt |
IPv4 アドレスで識別される SFTP サーバからスクリプト ファイルを volatile: ファイル システムにコピーします。 |
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n1000v# copy system:running-config bootflash:my-config |
実行コンフィギュレーションのバックアップ コピーを bootflash: ファイル システムに格納します(ASCII ファイル)。 |
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n1000v# copy bootflash:samplefile bootflash:mystorage/samplefile
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samplefile という名前のファイルを、bootflash: ファイル システムのルート ディレクトリから mystorage ディレクトリにコピーします。 |
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n1000v# copy samplefile mystorage/samplefile |
現在のファイル システム内でファイルをコピーします。 |
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n1000v# copy tftp://10.10.1.1/home/configs/switch3-run.cfg system:running-config
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コピー元ファイルをスイッチの実行コンフィギュレーションにコピーします。ファイルは行単位で解析され、スイッチが設定されます。 |
ディレクトリの作成
現在のディレクトリ レベルまたは指定したディレクトリ レベルにディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。
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ステップ 1 |
mkdir directory name dir filename |
現在のディレクトリ レベルにディレクトリを作成します。 |
n1000v# mkdir bootflash:test
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test という名前のディレクトリを bootflash: ディレクトリに作成します。 |
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test という名前のディレクトリを現在のディレクトリ レベルに作成します。現在のディレクトリが bootflash:mydir の場合、このコマンドを実行すると、bootflash:mydir/test というディレクトリが作成されます。 |
既存のディレクトリの削除
フラッシュ ファイル システムから既存のディレクトリを削除するには、次の手順を実行します。
始める前に
このコマンドを使用する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• CLI にログインします。
• このコマンドは、フラッシュ ファイル システムでだけ有効です。
• ディレクトリを削除するには、ディレクトリを空にします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
rmdir {bootflash: | debug: | volatile:} directory |
ディレクトリを削除します。 |
n1000v# rmdir bootflash:test
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bootflash ディレクトリ内の test という名前のディレクトリを削除します。 |
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現在のディレクトリ レベルにある test という名前のディレクトリを削除します。現在のディレクトリが bootflash:mydir の場合、このコマンドを実行すると、bootflash:mydir/test ディレクトリが削除されます。 |
ファイルの移動
ある場所から別の場所にファイルを移動するには、次の手順を実行します。
始める前に
このコマンドを使用する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• CLI にログインします。
• 移動先のディレクトリに十分なスペースがない場合、コピーは完了しません。
注意 移動先のディレクトリに同じ名前のファイルがすでに存在する場合、そのファイルは移動したファイルで上書きされます。
手順の詳細
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ステップ 1 |
move {source path and filename} {destination path and filename }
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ディレクトリを削除します。 |
n1000v# move bootflash:samplefile bootflash:mystorage/samplefile
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あるディレクトリから同じファイル システム(bootflash:)内の別のディレクトリにファイルを移動します。 |
n1000v# move samplefile mystorage/samplefile
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現在のファイル システム内であるディレクトリから別のディレクトリにファイルを移動します。 |
ファイルまたはディレクトリの削除
フラッシュ メモリ デバイス上のファイルまたはディレクトリを削除するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
注意 削除する際にファイル名の代わりにディレクトリ名を指定すると、ディレクトリとその内容がすべて削除されます。
• ファイルを削除する場合、ソフトウェアによってファイルが消去されます。
• 環境変数 CONFIG_FILE または BOOTLDR で指定されているコンフィギュレーション ファイルまたはイメージを削除しようとすると、削除を確認するプロンプトが表示されます。
• BOOT 環境変数で指定されている最後の有効なシステム イメージを削除しようとすると、削除を確認するプロンプトが表示されます。
手順の詳細
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ステップ 1 |
delete [ bootflash: | debug: | log: | volatile: ] filename or directory name
n1000v# delete bootflash:dns_config.cfg
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指定したファイルまたはディレクトリを削除します。 |
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n1000v# delete dns_config.cfg
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指定したファイルを現在の作業ディレクトリから削除します。 |
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n1000v# delete bootflash:my-dir
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指定したディレクトリとその内容を削除します。 |
ファイルの圧縮
LZ77 符号化を使用して指定したファイルを圧縮(zip)するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
• CLI にログインします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
show command > [path] filename
n1000v# show system internal l2fm event-history errors
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show コマンドの出力をファイルに保存します。 |
ステップ 2 |
dir
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最初の手順で作成した新しいファイルを含め、現在のディレクトリの内容を表示します。 |
ステップ 3 |
gzip [path] filename
n1000v# gzip bootflash:errorsfile
n1000v# |
指定したファイルを圧縮します。 |
ステップ 4 |
dir
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新たに圧縮したファイルを含め、指定したディレクトリの内容を表示します。新たに圧縮したファイルのファイル サイズの違いを表示します。 |
n1000v# show system internal l2fm event-history errors >errorsfile
2687 Jul 01 18:17:20 2008 errorsfile
16384 Jun 30 05:17:51 2008 lost+found/
4096 Jun 30 05:18:29 2008 routing-sw/
49 Jul 01 17:09:18 2008 sample_test.txt
1322843 Jun 30 05:17:56 2008 nexus-1000v-dplug-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
21629952 Jun 30 05:18:02 2008 nexus-1000v-kickstart-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
39289400 Jun 30 05:18:14 2008 nexus-1000v-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
n1000v# gzip bootflash:errorsfile
1681 Jun 30 05:21:08 2008 cisco_svs_certificate.pem
703 Jul 01 18:17:20 2008 errorsfile.gz
16384 Jun 30 05:17:51 2008 lost+found/
4096 Jun 30 05:18:29 2008 routing-sw/
49 Jul 01 17:09:18 2008 sample_test.txt
1322843 Jun 30 05:17:56 2008 nexus-1000v-dplug-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
21629952 Jun 30 05:18:02 2008 nexus-1000v-kickstart-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
39289400 Jun 30 05:18:14 2008 nexus-1000v-mzg.4.0.0.S1.0.34.bin
ファイルの圧縮解除
LZ77 符号化を使用して圧縮された、指定したファイルを圧縮解除(unzip)するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
• CLI にログインします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
gunzip [path] filename |
指定したファイルを圧縮解除します。 |
ステップ 2 |
dir |
新たに圧縮解除したファイルを含め、ディレクトリの内容を表示します。 |
n1000v# gunzip bootflash:errorsfile.gz
2687 Jul 01 18:17:20 2008 errorsfile
16384 Jun 30 05:17:51 2008 lost+found/
4096 Jun 30 05:18:29 2008 routing-sw/
49 Jul 01 17:09:18 2008 sample_test.txt
1322843 Jun 30 05:17:56 2008 nexus-1000v-dplug-mzg.4.0.0.SV1.0.42.bin
21629952 Jun 30 05:18:02 2008 nexus-1000v-kickstart-mzg.4.0.4.SV1.0.42.bin
39289400 Jun 30 05:18:14 2008 nexus-1000v-mzg.4.0.0.SV1.0424.bin
Usage for bootflash://sup-local
コマンド出力のファイル保存
コマンド出力をファイルに保存するには、次の手順を実行します。
手順の詳細
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ステップ 1 |
show running-config > [path | filename] |
コマンド show running-config の出力を、指定したパスおよびファイル名に保存します。 |
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n1000v# show running-config > volatile:switch1-run.cfg
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コマンド show running-config の出力を、volatile: ファイル システム上のファイル switch1-run.cfg に保存します。 |
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n1000v# show running-config > bootflash:switch2-run.cfg
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コマンド show running-config の出力を、ブートフラッシュ上のファイル switch2-run.cfg に保存します。 |
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n1000v# show running-config > tftp://10.10.1.1/home/configs/switch3-run.cfg
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コマンド show running-config の出力を、TFTP サーバ上のファイル switch3-run.cfg に保存します。 |
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n1000v# show interface > samplefile
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コマンド show interface の出力を、ブートフラッシュなど、同じディレクトリ レベルのファイル samplefile に保存します。 |
ロード前のコンフィギュレーション ファイルの確認
イメージをロードする前にその完全性を確認するには、ここに示す手順を実行します。このコマンドは、システム イメージとキックスタート イメージの両方に使用できます。
手順の詳細
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ステップ 1 |
copy source path and file system:running-config
n1000v# copy tftp://10.10.1.1/home/configs/switch3-run.cfg system:running-config
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コピー元ファイルをスイッチの実行コンフィギュレーションにコピーします。ファイルは行単位で解析され、スイッチが設定されます。 |
ステップ 2 |
show version image [bootflash: | modflash: |volatile:]
n1000v# show version image bootflash:isan.bin
image name: nexus-1000v-mz.4.0.4.SV1.1.bin
bios: version unavailable
system: version 4.0(4)SV1(1)
compiled: 4/2/2009 23:00:00 [04/23/2009 09:55:29]
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指定したイメージを検証します。 |
以前のコンフィギュレーションへのロールバック
以前保存したコンフィギュレーションからコンフィギュレーションを復元するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
(注) copy running-config startup-config コマンドを実行するたびに、バイナリ ファイルが作成され、ASCII ファイルが更新されます。有効なバイナリ コンフィギュレーション ファイルを使用すると、ブート全体の時間が大幅に短縮されます。バイナリ ファイルはアップロードできませんが、その内容を使用して既存のスタートアップ コンフィギュレーションを上書きできます。write erase コマンドを実行すると、バイナリ ファイルが消去されます。
手順の詳細
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ステップ 1 |
copy running-config bootflash: {filename}
n1000v# copy running-config bootflash:June03-Running
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以前保存した実行コンフィギュレーションのスナップショット コピー(バイナリ ファイル)に戻します。 |
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copy bootflash: {filename} startup-config
n1000v# copy bootflash:my-config
startup-config |
bootflash: ファイル システムに以前保存したコンフィギュレーションのコピー(ASCII ファイル)に戻します。 |
ファイルの表示
ここでは、ファイルに関する情報の表示方法について説明します。具体的には次の手順について説明します。
• 「ファイルの内容の表示」
• 「ディレクトリの内容の表示」
• 「ファイル チェックサムの表示」
• 「ファイルの最後の行の表示」
ファイルの内容の表示
指定したファイルの内容を表示するには、次の手順を実行します。
始める前に
• CLI にログインします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
show file [bootflash: | debug: | volatile:] filename
n1000v# show file bootflash:sample_test.txt
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指定したファイルの内容を表示します。 |
ディレクトリの内容の表示
ディレクトリまたはファイル システムの内容を表示するには、ここに示す手順を実行します。
始める前に
このコマンドを使用する前に、次の点を理解または実行しておく必要があります。
• CLI にログインします。
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ステップ 1 |
pwd
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現在の作業ディレクトリを表示します。 |
ステップ 2 |
dir |
ディレクトリの内容を表示します。 |
ファイル チェックサムの表示
ファイルの完全性を確認するためにチェックサムを表示するには、次の手順を実行します。
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ステップ 1 |
show file filename [cksum | md5sum]
n1000v# show file bootflash:cisco_svs_certificate.pem cksum
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元のファイルと比較するために、ファイルのチェックサムまたは Message-Digest Algorithm 5(MD5)チェックサムを表示します。 |
n1000v# show file bootflash:cisco_svs_certificate.pem md5sum
d3013f73aea3fda329f7ea5851ae81ff
n1000v# |
ファイルの Message-Digest Algorithm 5(MD5)チェックサムを表示します。MD5 はファイルの電子的なフィンガープリントです。 |
ファイルの最後の行の表示
指定したファイルの最後の行(末尾)を表示するには、ここに示すコマンドを使用します。
始める前に
• EXEC モードで CLI にログインします。
手順の詳細
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ステップ 1 |
tail {path}[filename] {Number of lines} |
指定したファイルの末尾から、要求された数の行を表示します。 行数に指定できる範囲は 0 ~ 80 です。 |
n1000v# tail bootflash:errorsfile 5
20) Event:E_DEBUG, length:34, at 171590 usecs after Tue Jul 1 09:29:05 2008
[102] main(326): stateless restart
ファイル管理機能の履歴
ここでは、ファイル管理機能のリリース履歴を示します。
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ファイル管理 |
4.0(4)SV1(1) |
この機能が追加されました。 |