vPC コマンド
この章では、Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで使用可能な Cisco NX-OS vPC コマンドについて説明します。
peer-config-check-bypass
Multichassis EtherChannel トランク(MCT)がダウンしているときにプライマリ vPC デバイスでタイプ チェックを無視するには、 peer-config-check-bypass コマンドを使用します。タイプ チェックの無視を停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
peer-config-check-bypass
no peer-config-check-bypass
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Multichassis EtherChannel トランク(MCT)とも呼ばれているピア リンクは、vPC ピア スイッチを接続します。ピア リンクでは常に転送が行われています。セカンダリ vPC ピアの vPC ポートで受信された Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケットまたは Link Aggregation Control Protocol(LACP)パケットは、ピア リンク経由でプライマリ vPC ピアに転送され、処理されます。
ピア リンクは、vPC ピア スイッチの MAC アドレスを同期するために使用され、マルチキャスト トラフィックに必要な転送を提供します。また、ピア リンクは孤立ポート(つまり、vPC ポートではないポート)宛てに発信されたトラフィックを転送するためにも使用されます。
例
次に、MCT がダウンしているときにタイプ チェックを無視するようにプライマリ vPC デバイスを設定する例を示します。
switch(config-vpc-domain)# peer-config-check-bypass
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc brief |
各 vPC ドメインに関する要約情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ リンクのステータスを表示します。 |
show vpc statistics |
キープアライブ メッセージのコンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
peer-keepalive
キープアライブ メッセージを伝送する vPC ピア キープアライブ リンクのリモート エンドの IPv4 アドレスを設定するには、 peer-keepalive コマンドを使用します。ピア キープアライブ リンクの関連付けを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
peer-keepalive destination ipv4_address [ hold-timeout holdtime_seconds | interval mseconds { timeout seconds } | { precedence { prec_value | critical | flash | flash-override | immediate | internet | network | priority | routine }} | source ipv4_address | tos { tos_value | max-reliability | max-throughput | min-delay | min-monetary-cos t | normal } | tos-byte tos_byte_value | udp-port udp_port | vrf { vrf_name | management }]
no peer-keepalive destination ipv4_address [ hold-timeout holdtime_seconds | interval mseconds { timeout seconds } | { precedence { prec_value | critical | flash | flash-override | immediate | internet | network | priority | routine }} | source ipv4_address | tos { tos_value | max-reliability | max-throughput | min-delay | min-monetary-cos t | normal } | tos-byte tos_byte_value | udp-port udp_port | vrf { vrf_name | management }]
構文の説明
destination |
リモート(セカンダリ)vPC デバイス インターフェイスを指定します。 |
ipv4_address |
vPC デバイスの A . B . C . D 形式の IPv4 アドレス。 |
hold-timeout holdtime_seconds |
(任意)セカンダリ vPC ピア デバイスが vPC ピアキープアライブ メッセージを無視するホールド タイムアウト時間を(秒単位で)指定します。有効な範囲は 3 ~ 10 です。デフォルトのホールド タイムアウト値は 3 秒です。 |
interval mseconds |
(任意)vPC デバイスがピアキープアライブ メッセージを受信する時間間隔を(ミリ秒単位で)指定します。有効な範囲は 400 ~ 10000 です。 vPC ピアキープアライブ メッセージのデフォルトの時間間隔は 1 秒です。 |
timeout seconds |
(任意)リモート(セカンダリ)vPC デバイスへの再送信間隔のタイムアウトを(秒単位で)指定します。有効な範囲は 3 ~ 20 です。 デフォルトのタイムアウト値は 5 秒です。 |
precedence |
(任意)IP ヘッダーの Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)バイト フィールドの precedence 値に基づいて、vPC ピアキープアライブ インターフェイス トラフィックを分類します。 precedence 値は次のいずれかになります。 • prec_value :IP precedence 値。有効な範囲は 0 ~ 7 です。デフォルトの precedence 値は 6 です。 • critical:critical precedence(5) • flash:flash precedence(3) • flash-override:flash-override precedence(4) • immediate:immediate precedence(2) • internet:internet precedence(6) • network:network precedence(7) • priority:priority precedence(1) • routine:routine precedence(0) |
source |
(任意)送信元(プライマリ)vPC デバイス インターフェイスを指定します。 |
tos |
(任意)Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)の値を指定します。 ToS の値は次のいずれかになります。 • tos_value :A 4 ビット ToS 値。有効な範囲は 0 ~ 15 です。 • max-reliability:max-reliability(2) • max-throughput:max-throughput(4) • min-delay:min-delay(8) • min-monetary-cos t :min-monetary-cost(1) • normal:normal(0) |
tos-byte tos_byte_value |
(任意)8 ビットの ToS 値を指定します。有効な範囲は 0 ~ 255 です。 |
udp-port udp_port |
(任意)ピア キープアライブ リンクに使用される UDP ポート番号を指定します。有効な範囲は 1024 ~ 65000 です。 |
vrf vrf_name |
(任意)ピア キープアライブ リンクに使用される Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)の名前を指定します。名前は最大 32 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
management |
管理 VRF を指定します。これがデフォルトの VRF です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
システムで vPC ピア リンクを形成できるようにするには、まず vPC ピアキープアライブ リンクを設定する必要があります。ピアキープアライブ メッセージに使用される送信元 IP アドレスと宛先の IP アドレスの両方が、ネットワーク内で一意であることを確認してください。また、vPC ピアキープアライブ リンクに関連付けられている Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)から、これらの IP アドレスが到達可能であることを確認してください。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、vPC ピア間でピアキープアライブ リンクを使用して、設定可能なキープアライブ メッセージを定期的に送信します。これらのメッセージを送信するには、ピア デバイス間にレイヤ 3 接続が必要です。ピアキープアライブ リンクが起動および動作していないと、システムは vPC ピア リンクを開始できません。
(注) vPC ピアキープアライブ リンクを使用する際は、個別の VRF インスタンスを設定して、各 vPC ピア デバイスからその VRF にレイヤ 3 ポートを接続することを推奨します。ピア リンク自体を使用して vPC ピアキープアライブ メッセージを送信しないでください。
例
次に、プライマリとセカンダリの vPC デバイス間でピア キープアライブ リンク接続を設定する例を示します。
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# peer-keepalive destination 192.168.2.2 source 192.168.2.1
--------:: Management VRF will be used as the default VRF ::--------
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
vpc peer-link |
vPC ピア デバイス間で vPC ピア リンクを作成します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ リンクのステータスを表示します。 |
show vpc statistics |
キープアライブ メッセージのコンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
role
vPC デバイスにプライマリまたはセカンダリのロールを手動で割り当てるには、 role コマンドを使用します。デフォルトのロール プライオリティを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
role priority priority_value
no role priority priority_value
構文の説明
priority |
vPC コンフィギュレーションにプライマリとセカンダリのロールを定義するプライオリティを指定します。 |
priority_value |
vPC デバイスのプライオリティ値。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デフォルトでは、vPC ドメインと、vPC ピア リンクの両端を設定すると、Cisco NX-OS ソフトウェアはプライマリとセカンダリの vPC ピア デバイスを選択します。ただし、vPC のプライマリ デバイスとして、特定の vPC ピア デバイスを選択することもできます。選択したら、プライマリ デバイスにする vPC ピア デバイスに、他の vPC ピア デバイスより小さいロール値を手動で設定します。
vPC はロールのプリエンプションをサポートしていません。プライマリ vPC ピア デバイスに障害が発生すると、セカンダリ vPC ピア デバイスが、vPC プライマリ デバイスの機能を引き継ぎます。ただし、以前のプライマリ vPC が再起動しても、機能のロールは元に戻りません。
例
次に、vPC デバイスのロール プライオリティを設定する例を示します。
switch(config-vpc-domain)# role priority 100
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc role |
vPC システム プライオリティを表示します。 |
show feature
スイッチの機能のステータスを表示するには、 show feature コマンドを使用します。
show feature
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、スイッチのすべての機能の状態を表示する例を示します。
Feature Name Instance State
-------------------- -------- --------
fabric-binding 1 disabled
fc-port-security 1 disabled
fport-channel-trunk 1 disabled
関連コマンド
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feature |
スイッチの機能をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
show module
モジュール情報を表示するには、 show module コマンドを使用します。
show module module_num
構文の説明
module_num |
スイッチ シャーシのモジュール番号。有効な範囲は 1 ~ 3 です。 |
コマンド デフォルト
すべてのモジュールの情報を表示します。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、特定のモジュールのモジュール情報を表示する例を示します。
Mod Ports Module-Type Model Status
--- ----- -------------------------------- ---------------------- ------------
1 40 40x10GE/Supervisor N5K-C5020P-BF-SUP active *
Mod Sw Hw World-Wide-Name(s) (WWN)
--- -------------- ------ --------------------------------------------------
Mod MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
1 0005.9b78.6e48 to 0005.9b78.6e6f JAF1413ADCS
関連コマンド
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show hardware inventory |
物理ハードウェアに関する情報を表示します。 |
show inventory |
ハードウェア インベントリ情報を表示します。 |
show port-channel capacity
設定されているポート チャネルの数や、デバイスで未使用のポート チャネルの数を表示するには、 show port-channel capacity コマンドを使用します。
show port-channel capacity
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
例
次に、デバイスでポート チャネルを表示する例を示します。
switch# show port-channel capacity
768 total 120 used 648 free 15% used
関連コマンド
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show vpc brief |
vPC に関する要約情報を表示します。 |
show running-config interface
特定のポート チャネルの実行コンフィギュレーションを表示するには、 show running-config interface コマンドを使用します。
show running-config interface [ all | { ethernet { slot/port } [ all ]} | expand-port-profile | { loopback { number } [ all ]} | { mgmt 0 [ all ]} | { port-channel { channel-number } [ membership ]} | { tunnel { number } [ all ]} | { vlan { vlan-id } [ all ]}
構文の説明
all |
(任意)デフォルトに設定されているコンフィギュレーションを表示します。 |
ethernet slot/port |
イーサネット インターフェイス スロット番号とポート番号を表示します。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
expand-port-profile |
ポート プロファイルを表示します。 |
loopback number |
ループバック インターフェイスの数を表示します。値の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
mgmt 0 |
管理インターフェイスのコンフィギュレーション情報を表示します。 |
port-channel channel-number |
ポート チャネル グループの数を表示します。値の範囲は 0 ~ 1023 です。 |
membership |
指定したポート チャネルのメンバシップを表示します。 |
tunnel number |
トンネル インターフェイスの数を表示します。値の範囲は 0 ~ 65535 です。 |
vlan vlan-id |
VLAN の数を表示します。値の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ポート チャネル 10 の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch(config)#
show running-config interface port-channel 10
関連コマンド
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show running-config |
デバイスの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show running-config vpc
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の実行コンフィギュレーション情報を表示するには、 show running-config vpc コマンドを使用します。
show running-config vpc [ all ]
構文の説明
all |
(任意)デフォルトに設定されている vPC の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show running-config vpc
!Command: show running-config vpc
!Time: Wed Mar 31 06:11:52 2010
peer-keepalive destination 192.168.183.52 source 192.168.76.51 vrf management
switch#
関連コマンド
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show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていないと、このコマンドからはエラーが返されます。 |
show startup-config interface
スタートアップ コンフィギュレーションのインターフェイス設定情報を表示するには、 show startup-config interface コマンドを使用します。
show startup-config interface [ ethernet slot/port | expand-port-profile | loopback number | mgmt 0 | port-channel { channel-number } [ membership ] | tunnel number | { vlan vlan-id }
構文の説明
ethernet slot/port |
(任意)モジュールの数とポート番号を表示します。 スロット 番号は 1 ~ 255、 ポート 番号は 1 ~ 128 です。 |
expand-port-profile |
ポート プロファイルを表示します。 |
loopback number |
ループバック インターフェイスの数を表示します。値の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
mgmt 0 |
管理インターフェイスのコンフィギュレーション情報を表示します。 |
port-channel channel-number |
ポート チャネル グループの数を表示します。値の範囲は 0 ~ 1023 です。 |
membership |
(任意)指定したポート チャネルのメンバシップを表示します。 |
tunnel number |
トンネル インターフェイスの数を表示します。値の範囲は 0 ~ 65535 です。 |
vlan vlan-id |
VLAN の数を表示します。値の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、インターフェイス イーサネット 7/1 のスタートアップ コンフィギュレーションの情報を表示する例を示します。
switch(config)# show startup-config interface ethernet 7/1
関連コマンド
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|
show interface |
指定されたインターフェイスに関する情報を表示します。 |
show startup-config vpc
スタートアップ コンフィギュレーションの Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の設定情報を表示するには、 show startup-config vpc コマンドを使用します。
show startup-config vpc [ all ]
構文の説明
all |
(任意)すべての vPC のスタートアップ コンフィギュレーション情報を表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、スタートアップ コンフィギュレーションの vPC 情報を表示する例を示します。
switch(config)# show startup-config vpc
関連コマンド
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show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show tech-support vpc
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)に関するトラブルシューティング情報を表示するには、 show tech-support vpc コマンドを使用します。
show tech-support vpc
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC トラブルシューティング情報を表示する例を示します。
switch# show tech-support vpc
Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002-2010, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
other third parties and are used and distributed under license.
Some parts of this software are covered under the GNU Public
License. A copy of the license is available at
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
kickstart: version 4.2(1)N1(1) [build 4.2(1)N1(0.329)]
system: version 4.2(1)N1(1) [build 4.2(1)N1(0.329)]
BIOS compile time: 09/08/09
kickstart image file is: bootflash:/n5000-uk9-kickstart.4.2.1.N1.latest.bin
kickstart compile time: 4/18/2010 8:00:00 [04/18/2010 15:03:44]
system image file is: bootflash:/n5000-uk9.4.2.1.N1.latest.bin
system compile time: 4/18/2010 8:00:00 [04/18/2010 16:08:18]
cisco Nexus5020 Chassis ("40x10GE/Supervisor")
Intel(R) Celeron(R) M CPU with 2074284 kB of memory.
Processor Board ID JAF1413ADCS
Device name: d14-switch-2
Kernel uptime is 0 day(s), 2 hour(s), 25 minute(s), 26 second(s)
Last reset at 414529 usecs after Mon Apr 19 05:59:19 2010
Reason: Disruptive upgrade
System version: 4.2(1u)N1(1u)
Core Plugin, Ethernet Plugin, Fc Plugin
Mod Ports Module-Type Model Status
--- ----- -------------------------------- ---------------------- ------------
1 40 40x10GE/Supervisor N5K-C5020P-BF-SUP active *
2 8 8x1/2/4G FC Module N5K-M1008 ok
3 6 6x10GE Ethernet Module N5K-M1600 ok
Mod Sw Hw World-Wide-Name(s) (WWN)
--- -------------- ------ --------------------------------------------------
2 4.2(1)N1(1) 0.200 20:41:00:05:9b:78:6e:40 to 20:48:00:05:9b:78:6e:40
Mod MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
1 0005.9b78.6e48 to 0005.9b78.6e6f JAF1413ADCS
2 0005.9b78.6e70 to 0005.9b78.6e77 JAB1228016M
3 0005.9b78.6e78 to 0005.9b78.6e7f JAB12310214
(*) - local vPC is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer adjacency formed ok
vPC keep-alive status : peer is alive
Configuration consistency status: success
Number of vPCs configured : 150
Dual-active excluded VLANs : -
---------------------------------------------------------------------
id Port Status Active vlans
-- ---- ------ --------------------------------------------------
1 Po1 up 1-330,335,338-447,1000-1023,2000-2018
----------------------------------------------------------------------------
id Port Status Consistency Reason Active vlans
------ ----------- ------ ----------- -------------------------- -----------
41 Po41 down* failed Consistency Check Not -
48 Po48 down* failed Consistency Check Not -
2000 Po24 down success success -
4000 Po12 down success success -
4001 Po5 down success success -
4096 Po3 down success success -
101376 Eth100/1/1 down* failed Consistency Check Not -
101377 Eth100/1/2 down* failed Consistency Check Not -
101378 Eth100/1/3 down* failed Consistency Check Not -
101379 Eth100/1/4 down* failed Consistency Check Not -
101380 Eth100/1/5 down* failed Consistency Check Not -
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show vpc
スイッチに設定されている Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の詳細な情報を表示するには、 show vpc コマンドを使用します。
show vpc [ vpc-number ]
構文の説明
vpc-number |
(任意)vPC 番号。有効な範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC 情報を表示する例を示します。
(*) - local vPC is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer adjacency formed ok
vPC keep-alive status : peer is alive
Configuration consistency status: success
Type-2 consistency reason : Consistency Check Not Performed
Number of vPCs configured : 1
Dual-active excluded VLANs : -
---------------------------------------------------------------------
id Port Status Active vlans
-- ---- ------ --------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
id Port Status Consistency Reason Active vlans
------ ----------- ------ ----------- -------------------------- -----------
10 Po10 up success success 3001-3200
次に、特定の vPC 情報を表示する例を示します。
----------------------------------------------------------------------------
id Port Status Consistency Reason Active vlans
------ ----------- ------ ----------- -------------------------- -----------
10 Po10 up success success 3001-3200
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC 情報の要約を表示します。 |
vpc |
スイッチに vPC 機能を設定します。 |
show vpc brief
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)に関する要約情報を表示するには、 show vpc brief コマンドを使用します。
show vpc brief [ vpc number ]
構文の説明
vpc number |
(任意)指定した vPC の要約情報を表示します。有効な範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc brief コマンドは、vPC ドメイン ID、ピアリンク ステータス、キープアライブ メッセージ ステータス、設定が一致しているかどうか、ピア リンクが形成されたかまたは形成に失敗したかどうかを表示します。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
vPC ドメイン コンフィギュレーション モードでの単一モジュールにおける vPC の実行に対し、トラッキング対象オブジェクトを設定してある場合は、トラック オブジェクトを表示できます。
例
次に、vPC に関する要約情報を表示する例を示します。
switch(config)# show vpc brief
(*) - local vpc is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer adjacency formed ok
vPC keep-alive status : peer is alive
Configuration consistency status: success
Number of vPC configured : 1
---------------------------------------------------------------------
id Port Status Active vlans
-- ---- ------ --------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------
id Port Status Consistency Reason Active vlans
-- ---- ------ ----------- -------------------------- ------------
20 Po20 up success success 1-100
次に、vPC に関する要約情報を表示する例を示します。この例では、ポート チャネルで整合性検査が失敗し、デバイスが失敗の理由を表示します。
switch(config)# show vpc brief
(*) - local vpc is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer adjacency formed ok
vPC keep-alive status : peer is alive
Configuration consistency status: failed
Configuration consistency reason: vPC type-1 configuration incompatible - STP interface port type inconsistent
Number of vPC configured : 1
---------------------------------------------------------------------
id Port Status Active vlans
-- ---- ------ --------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------
id Port Status Consistency Reason Active vlans
-- ---- ------ ----------- -------------------------- ------------
20 Po20 up failed vPC type-1 configuration -
次に、vPC 内のトラッキング対象オブジェクトに関する情報を表示する例を示します。
switch(config)# show vpc brief
(*) - local vpc is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer adjacency formed ok
vPC keep-alive status : peer is alive
Configuration consistency status: success
Number of vPC configured : 3
---------------------------------------------------------------------
id Port Status Active vlans
-- ---- ------ --------------------------------------------------
関連コマンド
|
|
feature vpc |
デバイスで vPC をイネーブルにします。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
vpc |
vPC ドメインとピアを設定します。 |
show vpc consistency-parameters
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)インターフェイス全体で互換性が必要なパラメータの一貫性を表示するには、 show vpc consistency-parameters コマンドを使用します。
show vpc consistency-parameters { global | interface port-channel channel-number | vpc number }
構文の説明
global |
(任意)両端の vPC ピア リンクの タイプ 1 グローバル パラメータのコンフィギュレーションをすべて表示します。 |
interface port-channel channel-number |
(任意)両端の vPC ピア リンクの タイプ 1 インターフェイス パラメータのコンフィギュレーションをすべて表示します。 |
vpc number |
(任意)指定した vPC の両端の vPC ピア リンクの タイプ 1 インターフェイス パラメータのコンフィギュレーションをすべて表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
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|
4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc consistency-parameters コマンドは、両端の vPC ピア リンクの vPC タイプ 1 パラメータのコンフィギュレーションをすべて表示します。
(注) すべてのタイプ 1 コンフィギュレーションは、vPC ピア リンクの両端で同じである必要があります。同じでないと、リンクが確立されません。
vPC タイプ 1 コンフィギュレーション パラメータは次のとおりです。
• ポート チャネル モード:on、off、active
• チャネルごとのリンク速度
• チャネルごとのデュプレックス モード
• チャネルごとのトランク モード
– Native VLAN
– トランク上の許可 VLAN
– Native VLAN トラフィックのタギング
• Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)モード
• 多重スパニング ツリーの STP 領域コンフィギュレーション
• イネーブルまたはディセーブル状態(VLAN ごとに同一)
• STP グローバル設定
– Bridge Assurance 設定
– ポート タイプ設定:すべての vPC ピア リンク ポートをネットワーク ポートとして設定することを推奨します。
– ループ ガード設定
• STP インターフェイス設定:
– ポート タイプ設定
– ループ ガード
– ルート ガード
• Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)
• 許可 VLAN ビット設定
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc を参照してください。
例
次に、指定したポート チャネルの vPC 一貫性パラメータを表示する例を示します。
switch(config)# show vpc consistency-parameters global
Type 1 : vPC will be suspended in case of mismatch
Name Type Local Value Peer Value
------------- ---- ---------------------- -----------------------
QoS 1 ([], [3], [0], [1-2], ([], [3], [0], [1-2],
Network QoS (MTU) 1 (1538, 2240, 5038, (1538, 2240, 5038,
4038, 9216, 9216) 4038, 9216, 9216)
Network Qos (Pause) 1 (F, T, F, F, F, F) (F, T, F, F, F, F)
Input Queuing (Bandwidth) 1 (5, 10, 20, 0, 20, 40) (5, 10, 20, 0, 20, 40)
Input Queuing (Absolute 1 (F, F, F, T, F, F) (F, F, F, T, F, F)
Output Queuing (Bandwidth) 1 (5, 10, 20, 0, 20, 40) (5, 10, 20, 0, 20, 40)
Output Queuing (Absolute 1 (F, F, F, T, F, F) (F, F, F, T, F, F)
STP Mode 1 Rapid-PVST Rapid-PVST
STP MST Region Name 1 "" ""
STP MST Region Revision 1 0 0
STP MST Region Instance to 1
STP Loopguard 1 Disabled Disabled
STP Bridge Assurance 1 Enabled Enabled
STP Port Type, Edge 1 Normal, Disabled, Normal, Disabled,
BPDUFilter, Edge BPDUGuard Disabled Disabled
STP MST Simulate PVST 1 Enabled Enabled
Allowed VLANs - 1-330,335,338-450,1000 1-330,333-447,1000-102
-1023,2000-2023 8,2000-2018
Local suspended VLANs - 331-334,336-337,448-45 -
次に、指定したポート チャネルの vPC 一貫性パラメータを表示する例を示します。
switch(config)# show vpc consistency-parameters interface port-channel 20
Type 1 : vPC will be suspended in case of mismatch
Name Type Local Value Peer Value
------------- ---- ------------------------ --------------------------
STP Port Type 1 Default Default
Allowed VLAN - 1-100 1-100
関連コマンド
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show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
vpc |
vPC ドメインとピアを設定します。 |
show vpc orphan-ports
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の一部ではないが、共通の VLAN を持っているポートを表示するには、 show vpc orphan-ports コマンドを使用します。
show vpc orphan-ports
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc orphan-ports コマンドは、vPC の一部ではないが、vPC の一部であるポートと同じ VLAN を共有しているポートを表示します。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、vPC の孤立ポートを表示する例を示します。
switch(config)# show vpc orphan-ports
--------::Going through port database. Please be patient.::--------
------- -------------------------
関連コマンド
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feature vpc |
デバイスで vPC をイネーブルにします。 |
show vpc brief |
vPC に関する要約情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)のピア キープアライブ メッセージの宛先 IP とメッセージのステータスを表示するには、 show vpc peer-keepalive コマンドを使用します。
show vpc peer-keepalive
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc peer-keepalive コマンドは、vPC のピア キープアライブ メッセージの宛先 IP を表示します。また、このコマンドは送受信ステータスと、ピアからの最終の更新を秒単位およびミリ秒単位で表示します。
(注) vPC ピア キープアライブ メッセージを送受信するために、ピア デバイスに個別の VRF を作成することを推奨します。ピア リンク自体を使用して vPC ピアキープアライブ メッセージを送信しないでください。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、ピアキープアライブ メッセージの情報を表示する例を示します。
switch(config)# show vpc peer-keepalive
vPC keep-alive status : peer is alive
--Last send at : 2008.05.17 18:23:53 986 ms
--Sent on interface : Eth7/16
--Receive status : Success
--Last receive at : 2008.05.17 18:23:54 99 ms
--Received on interface : Eth7/16
--Last update from peer : (0) seconds, (486) msec
vPC Keep-alive parameters
--Destination : 192.168.145.213
--Keepalive interval : 1000 msec
--Keepalive timeout : 5 seconds
--Keepalive hold timeout : 3 seconds
--Keepalive udp port : 3200
関連コマンド
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show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show vpc role
ピア デバイスの Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ロールに関する情報を表示するには、 show vpc role コマンドを使用します。
show vpc role
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc role コマンドは、vPC ステータスに関する次の情報を表示します。
• ピアの隣接状態
• 作業対象の VDC の vPC ロール
• vPC MAC アドレス
• vPC システム プライオリティ
• 作業対象のデバイスの MAC アドレス
• 作業対象のデバイスのシステム プライオリティ
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、作業対象のデバイスの vPC ロール情報を表示する例を示します。
switch(config)# show vpc role
----------------------------------------------------
Dual Active Detection Status : 0
vPC system-mac : 00:23:04:ee:be:01
vPC system-priority : 32667
vPC local system-mac : 00:22:55:79:ea:c1
vPC local role-priority : 32667
----------------------------------------------------
Dual Active Detection Status : 0
vPC system-mac : 00:23:04:ee:be:01
vPC system-priority : 32667
vPC local system-mac : 00:22:55:79:de:41
vPC local role-priority : 32667
プライマリ vPC ピア デバイスをリロードすると、セカンダリ vPC ピア デバイスはプライマリ デバイスのロールを担います。次に、新しいプライマリ デバイス上で vPC ロールが表示される例を示します。
switch(config)# show vpc role
----------------------------------------------------
vPC role : secondary, operational primary
Dual Active Detection Status : 0
vPC system-mac : 00:23:04:ee:be:64
vPC system-priority : 32667
vPC local system-mac : 00:22:55:79:de:41
vPC local role-priority : 32667
関連コマンド
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role |
vPC デバイスにプライマリまたはセカンダリのロールを割り当てます。 |
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
show vpc statistics
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の統計情報を表示するには、 show vpc statistics コマンドを使用します。
show vpc statistics { peer-keepalive | peer-link | vpc number }
構文の説明
peer-keepalive |
ピアキープアライブ メッセージに関する統計情報を表示します。 |
peer-link |
ピア リンクに関する統計情報を表示します。 |
vpc number |
指定した vPC に関する統計情報を表示します。有効な範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
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4.1(3)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
peer-link パラメータは、vPC ピアリンク ポート チャネルの show interface port-channel channel number コマンドと同じ情報を表示します。
vpc number パラメータは、指定した vPC ポート チャネルの show interface port-channel channel number コマンドと同じ情報を表示します。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、ピアキープアライブ メッセージに関する統計情報を表示する例を示します。
switch# show vpc statistics peer-keepalive
vPC keep-alive status : peer is alive
VPC keep-alive statistics
----------------------------------------------------
peer-keepalive tx count: 1036
peer-keepalive rx count: 1028
average interval for peer rx: 995
Count of peer state changes: 1
関連コマンド
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show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
system-mac
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ドメインの MAC アドレスを手動で設定するには、 system-mac コマンドを使用します。vPC システムのデフォルトの MAC アドレスを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
system-mac mac_address
no system-mac mac_address
構文の説明
mac_address |
指定した vPC ドメインに設定する aaaa.bbbb.cccc 形式の MAC アドレス。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC ドメインを作成するとき、Cisco NX-OS ソフトウェアは自動的に vPC システムの MAC アドレスを作成します。これは、Link Aggregation Control Protocol(LACP)などのリンクスコープ内の操作にだけ使用されます。ただし、vPC ドメインの MAC アドレスを手動で設定すように選択することもできます。
例
次に、vPC ドメインの MAC アドレスを設定する例を示します。
switch(config-vpc-domain)# system-mac 23fb.4ab5.4c4e
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ リンクのステータスを表示します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc role |
vPC システム プライオリティを表示します。 |
show vpc statistics |
キープアライブ メッセージのコンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
system-priority
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ドメインのシステム プライオリティを手動で設定するには、 system-priority コマンドを使用します。デフォルトのシステム プライオリティを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
system-priority priority_value
no system-priority priority_value
構文の説明
priority_value |
指定した vPC ドメインに設定するシステム プライオリティ。有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 32667 です。 |
コマンド デフォルト
システム プライオリティのデフォルトは 32667 です。
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Link Aggregation Control Protocol(LACP)を実行しているときには、vPC ピア デバイスが LACP 上で必ずプライマリ デバイスになるように、vPC システム プライオリティを手動で設定することを推奨します。システム プライオリティを手動で設定する場合には、必ず同じプライオリティ値を両方の vPC ピア デバイスに設定します。これらの値が一致しないと、vPC は起動しません。
例
次に、vPC ドメインのシステム プライオリティを設定する例を示します。
switch(config-vpc-domain)# system-priority 3000
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc role |
vPC システム プライオリティを表示します。 |
vpc
他のポート チャネルを Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)に移動して、ダウンストリーム デバイスに接続するには、 vpc コマンドを使用します。vPC からポート チャネルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vpc number
no vpc number
構文の説明
number |
ダウンストリーム デバイスに接続するポート チャネル番号。有効な範囲は 1 ~ 4096 です。 (注) vPC ピア デバイスからダウンストリーム デバイスに接続するためにポート チャネルに割り当てる vPC 番号は、両方の vPC ピア デバイスで同じである必要があります。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポート チャネルには、デバイスの任意のモジュールを使用できます。
(注) 冗長性を確保するために、vPC ドメイン ダウンストリーム ポート チャネルを 2 つのデバイスに接続することを推奨します。
ダウンストリーム デバイスに接続するには、ダウンストリーム デバイスからプライマリ vPC ピア デバイスへのポート チャネルを作成し、ダウンストリーム デバイスからセカンダリ デバイスへの別のポート チャネルを作成します。最後に、各 vPC ピア デバイスで作業し、ダウンストリーム デバイスに接続するポート チャネルに vPC 番号を割り当てます。vPC の作成時にトラフィックが中断されることはほとんどありません。
(注) ポート チャネル番号と vPC 番号を別の番号にすることはできますが、vPC 番号は両方の Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで同じである必要があります。
例
次に、ダウンストリーム デバイスに接続するために、選択されたポート チャネルを vPC に設定する例を示します。
switch(config)# interface port-channel 20
関連コマンド
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|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc brief |
vPC ピア リンクに関する情報など、各 vPC の情報を表示します。 |
show vpc consistency-parameters |
すべての vPC インターフェイス全体で一貫している必要があるパラメータのステータスを表示します。 |
vpc domain
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ドメインを作成して、ドメイン ID を割り当てるには、 vpc domain コマンドを使用します。デフォルトの vPC 設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vpc domain domain_id
no vpc domain domain_id
構文の説明
domain_id |
vPC ドメイン ID。有効な範囲は 1 ~ 1000 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC ドメインを作成して、スイッチで vPC を設定する前に、 feature vpc コマンドを使用して、vPC 機能をイネーブルにする必要があります。
vPC ドメインには、両方の vPC ピア デバイス、vPC ピア キープアライブ リンク、vPC ピア リンク、ダウンストリーム デバイスに接続されている vPC ドメイン内のすべてのポート チャネルが含まれます。各デバイスに設定できる vPC ドメイン ID は、1 つだけです。
vPC ドメイン ID を設定するときには、隣接する、ダブルサイド vPC を構成する可能性のある vPC 対応デバイスで使用されている ID とは異なる ID を必ず使用してください。システム ID はスイッチの MAC アドレス ID から取得されるため、この一意の ID が必要となります。vPC では、この MAC アドレスはドメイン ID から取得されます。その結果、ピアツーピアの vPC コンフィギュレーションでは、隣接するスイッチが同じドメイン ID を使用している場合、LACP ネゴシエーションでシステム ID の競合が発生し、LACP ネゴシエーションが成功しないことがあります。
vPC ドメインでは、 peer-config-check-bypass コマンドを使用して、タイプ チェックを無視するようにプライマリ vPC デバイスを必ず設定してください。
例
次に、vPC ドメインを作成する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
feature vpc |
スイッチで vPC をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
peer-config-check-bypass |
MCT がダウンしているときに、プライマリでのタイプ チェックを無視します。 |
peer-keepalive |
vPC ピア キープアライブ リンクを設定します。 |
role priority |
vPC デバイスのロール プライオリティを設定します。 |
show vpc brief |
各 vPC ドメインに関する要約情報を表示します。 |
vpc peer-link
指定した vPC ドメインのピア リンクとして設定するポート チャネルを各デバイス上で指定して、Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ピア リンクを作成するには、 vpc peer-link コマンドを使用します。ピア リンクを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vpc peer-link
no vpc peer-link
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.2(1)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
冗長性を確保するため、トランク モードで vPC ピア リンクとして指定したレイヤ 2 ポート チャネルを設定し、各 vPC ピア デバイス上の個別のモジュールで 2 つのポートを使用することを推奨します。
Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは 768 個のハードウェア ポート チャネルがサポートされています。ハードウェアでサポートされているポート チャネルの合計数を表示するには、 show port-channel capacity コマンドを使用します。
例
次に、このデバイスで vPC ピア リンクとして使用するポート チャネルを選択し、選択したポート チャネルを vPC ピア リンクとして設定する例を示します。
switch(config)# interface port-channel 20
switch(config-if)# vpc peer-link
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show port-channel capacity |
デバイスで設定されているポート チャネルの数と、未使用のポート チャネルの数を報告します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc brief |
vPC に関する要約情報を表示します。 |
show vpc brief |
vPC ピア リンクに関する情報など、各 vPC の情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ メッセージの情報を表示します。 |