機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の警告および機能情報については、 https://tool.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の項または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性に関する情報
混在シャーシは、少なくとも 1 個の F1 シリーズ モジュールと少なくとも 1 個の M シリーズ モジュールを含む Cisco Nexus 7000 シリーズ シャーシです。F1 シリーズ モジュールはレイヤ 2 トラフィックしか処理しないため、シャーシを介してレイヤ 3 トラフィックを渡すようにそのモジュールを設定する必要があります。
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性に関するライセンス要件
次の表に、この機能のライセンス要件を示します。
|
|
Cisco NX-OS |
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性にライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。Cisco NX-OS のライセンス スキームの詳細については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。 |
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性に関する注意事項と制限事項
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性には次の注意事項と制限があります。
• F1 シリーズ モジュールへのプロキシ レイヤ 3 ルーティングを実行するために、Cisco Nexus 7000 シリーズ シャーシで F2、F2e、または F3 シリーズ モジュールは使用できません。
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の設定
混在シャーシでレイヤ 3 ゲートウェイを設定するには、プロキシ ルーティング機能を使用します。VLAN インターフェイスを設定することで特定の VLAN でルーティングをイネーブルにすると、システムにより負荷分散ルーティング機能が自動的に提供されます。レイヤ 3 ルーティングおよび VLAN インターフェイスの詳細については、 『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide 』 を参照してください。
F1 シリーズ モジュールと M シリーズ モジュール間の相互運用性を設定するには、次の手順を使用してレイヤ 3 ルーティングに使用する M シリーズ モジュール上の物理インターフェイスを指定します。
はじめる前に
混在シャーシ内のプロキシ ルーティング機能を使用する F1 シリーズ モジュール上で、VLAN ごとに VLAN インターフェイスを設定する必要があります。
同じ VDC で M シリーズ モジュールと F1 シリーズ モジュール両方からのインターフェイスが必要です。
手順の概要
1. configure terminal
2. hardware proxy layer-3 routing {use | exclude} { module mod-number | interface slot/port} [ module-type f1 ]
3. (任意) show hardware proxy layer-3 detail
4. (任意) copy running-config startup-config
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
hardware proxy layer-3 routing { use | exclude } { module mod-number | interface slot/port } [ module-type f1 ] 例: switch(config)# hardware proxy layer-3 routing use module 1, 2-6, 7 |
特定のモジュールと M シリーズ モジュールの物理インターフェイスを F1 シリーズ モジュールでプロキシ ルーティングを提供するように設定します。 |
ステップ 3 |
show hardware proxy layer-3 detail 例: switch(config)# show hardware proxy layer-3 detail |
(任意)プロキシ レイヤ 3 の機能に関する情報を表示します。 |
ステップ 4 |
copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の設定の確認
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
|
|
show hardware proxy layer-3 counters {brief | detail} |
プロキシ転送のため F1 シリーズ モジュールから各 M シリーズ モジュールに送信されたパケット数を表示します。 コマンドを入力して、カウンタをクリアします。 |
show hardware proxy layer-3 detail |
両方のタイプのモジュールを含むシャーシ内の F1 シリーズ モジュールから M シリーズ モジュールへのプロキシ ルーティングに関する情報を表示します。 |
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の設定例
次に、混在シャーシ内の F1 シリーズ モジュールでプロキシ ルーティングを実行するために M シリーズ モジュール上で物理インターフェイスを指定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# hardware proxy layer-3 routing use module 1, 7
switch(config)# show hardware proxy layer-3 detail
その他の関連資料
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の実行に関連する追加情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
関連資料
|
|
ユニキャスト ルーティング CLI 用モジュールの相互運用性 |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Command Reference 』 |
VDC |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide 』 |
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の機能履歴
表 14-1 に、この機能のリリース履歴を示します。
表 14-1 ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性の機能履歴
|
|
|
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性 |
6.1(1) |
M2 シリーズ モジュールのサポートが追加されました。 |
ユニキャスト ルーティング対応のモジュールの相互運用性 |
5.1(1) |
この機能が導入されました。 |