この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Catalyst 3750 スイッチは、Cisco IOS ソフトウェアでサポートされています。ここでは、ソフトウェア機能を設定するためのスイッチ CLI(コマンドライン インターフェイス)の使用方法について説明します。
これらの機能をサポートするコマンドの完全な説明については、「Catalyst 3750 スイッチ Cisco IOS コマンド」を参照してください。ブート ローダ コマンドの詳細情報については、 付録 A「Catalyst 3750 スイッチ ブート ローダ コマンド」 を参照してください。 debug コマンドの詳細情報については、 付録 B「Catalyst 3750 スイッチ デバッグ コマンド」 を参照してください。 show platform コマンドの詳細情報については、 付録 C「Catalyst 3750 スイッチ show platform コマンド」 を参照してください。Cisco IOS Release 12.2 の詳細情報については、『 Cisco IOS Release 12.2 Command Summary 』を参照してください。
タスク指向の設定手順については、このリリースのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
このマニュアルでは、IP バージョン 6(IPv6)について特に言及しないかぎり、IP とは IP バージョン 4(IPv4)を意味します。
スイッチ スタックおよびスタック メンバー インターフェイスは、スタック マスターを経由して管理します。スイッチごとにスタック メンバーを管理することはできません。スタック マスターには、1 台または複数のスタック メンバーのコンソール ポートを経由して接続できます。複数の CLI セッションをスタック マスターに使用する場合は注意が必要です。1 つのセッションで入力したコマンドは、別のセッションには表示されません。したがって、コマンドを入力したセッションを追跡できない場合があります。
(注) スイッチ スタックを管理する場合は、1 つのCLIセッションを使用することを推奨します。
特定のスタック メンバー ポートを設定する場合は、CLI コマンド インターフェイス表記にスタック メンバー番号を含めてください。インターフェイス表記の詳細情報については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring Interfaces」を参照してください。
特定のスタック メンバーをデバッグする場合は、 session stack-member-number イネーブル EXEC コマンドでスタック マスターからアクセスできます。スタック メンバー番号は、システム プロンプトに追加されます。たとえば、 Switch-2#
はスタック メンバー 2 のイネーブル EXEC モードのプロンプトであり、スタック マスターのシステム プロンプトは Switch
です。特定のスタック メンバーへの CLI セッションで使用できるのは、 show コマンドと debug コマンドに限ります。
ここでは、CLI コマンド モード構造について説明します。コマンド モードは、特定の Cisco IOS コマンドをサポートします。たとえば、 interface interface-id コマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで入力されたときだけ機能します。
表1-1 に、主なコマンド モード、各モードへのアクセス方法、各モードで表示されるプロンプト、およびモードの終了方法を示します。表示されているプロンプトは、デフォルト名 Switch を使用しています。
装置にアクセスすると、自動的にユーザ EXEC コマンド モードに入ります。ユーザ レベルで使用可能な EXEC コマンドは、イネーブル レベルで使用可能な EXEC コマンドのサブセットです。一般に、ユーザ EXEC コマンドは、端末設定の一時的変更、基本テストの実行、システム情報の一覧表示などに使用します。
サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
イネーブル コマンドの多くは動作パラメータの設定に関係しているので、無許可の使用を防ぐため、イネーブル コマンドへのアクセスはパスワードで保護する必要があります。イネーブル コマンド セットには、ユーザ EXEC モードのコマンドと、それ以外のコマンド モードにアクセスするための configure イネーブル EXEC コマンドが含まれます。
システム管理者がパスワードを設定した場合は、イネーブル EXEC モードへのアクセスが許可される前にパスワードの入力を要求するプロンプトが表示されます。パスワードは画面には表示されません。また、大文字と小文字が区別されます。
イネーブル EXEC モードのプロンプトは、装置名のあとにポンド記号( #
)が付きます。
イネーブル EXEC モードにアクセスするには、 enable コマンドを入力します。
サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
グローバル コンフィギュレーション コマンドは、装置全体に影響を与える機能に適用されます。グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure イネーブル EXEC コマンドを使用します。デフォルトでは、管理コンソールからコマンドを入力します。
configure コマンドを入力すると、コンフィギュレーション コマンドの送信元の入力を要求するメッセージが表示されます。
コンフィギュレーション コマンドの送信元として、端末またはNVRAM(不揮発性 RAM)のいずれかを指定できます。
次の例では、グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスする方法を示します。
サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
グローバル コンフィギュレーション コマンド モードを終了してイネーブル EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドまたは exit コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。
インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、インターフェイスの動作を変更します。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、常にインターフェイス タイプを定義するグローバル コンフィギュレーション コマンドのあとに来ます。
インターフェイス コンフィギュレーション モードにアクセスするには、 interface interface-id コマンドを使用します。次の新しいプロンプトはインターフェイス コンフィギュレーション モードを示しています。
サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了してイネーブル EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。
標準範囲 VLAN(仮想 LAN)(VLAN ID 1 ~ 1005)を設定したり、VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキング プロトコル)モードがトランスペアレントであるときに拡張範囲 VLAN(VLAN ID 1006 ~ 4094)を設定したりする場合は、このモードを使用します。VTP モードがトランスペアレントである場合は、VLAN 設定および VTP 設定は実行コンフィギュレーション ファイルに保存されるので、 copy running-config startup-config イネーブル EXEC コマンドを実行して、これをスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。VTP がトランスペアレント モードまたはサーバ モードの場合、VLAN ID が 1 ~ 1005 の VLAN の設定は、VLAN データベースに保存されます。拡張範囲 VLAN 設定は、VLAN データベースには保存されません。
config-vlan モードを開始するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。
サポートされるキーワードは、同じではありませんが、VLAN コンフィギュレーション モードで利用できるコマンドと類似しています。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
拡張範囲 VLAN については、Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズ以外のすべての特性は、デフォルト設定のままにしておいてください。
グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit を入力します。イネーブル EXEC モードに戻る場合は、 end を入力します。 shutdown 以外のすべてのコマンドは、config-vlan モードを終了したときに有効になります。
VLAN コンフィギュレーション コマンドを使用すれば、VLAN ID 1 ~ 1005 の VLAN パラメータを作成または変更できます。
VLAN コンフィギュレーション モードにアクセスするには、 vlan database イネーブル EXEC コマンドを入力します。
サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
イネーブル EXEC モードに戻る場合は、 abort VLAN コンフィギュレーション コマンドを入力して、設定しようとしたデータベースを放棄します。または、 exit を入力して、設定しようとする新しい VLAN データベースを実装し、イネーブル EXEC モードに戻ります。exit または apply を入力した場合、設定が VLAN データベースに保存され、VLAN コンフィギュレーション モードからの設定はスイッチ コンフィギュレーション ファイルに保存することはできません。
ライン コンフィギュレーション コマンドは、端末回線の動作を変更します。ライン コンフィギュレーション コマンドは、常に回線番号を定義するライン コマンドのあとに来ます。端末パラメータ設定を回線ごと、あるいはある範囲の回線全体で変更するには、このコマンドを使用します。
ライン コンフィギュレーション モードを開始するには、 line vty line_number [ ending_line_number ] コマンドを使用します。新しいプロンプトは、ライン コンフィギュレーション モードを示しています。次の例では、仮想端末回線 7 でライン コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。
サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンド全体のリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。
ライン コンフィギュレーション モードを終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを使用します。ライン コンフィギュレーション モードを終了してイネーブル EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl- Z を押します。
表1-2 では、Cisco IOS Release 12.2(18)SE より前のソフトウェア リリースと機能は同じでも、構文が変わっているコマンドについて説明します。
Release 12.2(18)SE より前のリリース |
Release 12.2(18)SE 以降 |
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スイッチの IGMP 1スヌーピング マルチキャスト テーブルまたはマルチキャスト情報を表示します。 |
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Auto-QoS2 機能のデバッグをイネーブルにします。 |