この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、スタンドアロン スイッチをコマンドライン インターフェイス(CLI)ベースでセットアップする手順について説明します。スイッチを電源に接続する前に、「スイッチの設置」および「AC および DC 電源モジュールの取り付けと取り外し」を参照して安全に関する注意事項を確認してください。
スイッチのコンソール ポートを PC またはワークステーションのシリアル ポートに接続し、Telnet セッションを通じてスイッチにアクセスすることにより、設定済みスイッチ、または未設定のスイッチ上で CLI にアクセスできます。
スイッチの電源を入れる前に、ターミナル エミュレーション セッションを起動して、Power-on Self-Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)からの出力が表示されるようにします。
端末エミュレーション ソフトウェア(その多くは、ハイパーターミナルや Procomm Plus などの PC アプリケーション)によって、スイッチと PC または端末間の通信が可能になります。
次の手順で、ターミナル エミュレーション セッションを起動します。
ステップ 1 PC または端末を使用している場合、端末エミュレーション プログラムを起動します。
ステップ 2 PC または端末のボー レートおよびキャラクタ フォーマットを、以下に示すコンソール ポートのデフォルト特性に合わせて設定します。
スイッチに電源を投入するには、AC 電源コードの一端をスイッチの AC 電源コネクタに接続し、電源コードのもう一端を AC 電源コンセントに接続します。
DC スイッチに電源を投入するには、「AC および DC 電源モジュールの取り付けと取り外し」を参照してください。
スイッチを設定するには、セットアップ プログラムを完了する必要があります。このプログラムは、スイッチの電源が入ると自動的に実行されます。スイッチがローカル ルータやインターネットと通信するのに必要な IP アドレスやその他の設定情報を割り当てる必要があります。
セットアップ プログラムを完了し、スイッチの初期設定を作成する手順は次のとおりです。
ステップ 1 最初の 2 つのプロンプトで Yes を入力します。
ステップ 2 スイッチのホスト名を入力し、Return を押します。
ホスト名は、コマンド スイッチでは 28 文字以内、メンバ スイッチでは 31 文字以内に制限されています。どのスイッチのホスト名でも、最後の文字には -n (n は数字)を使用しないでください。
ステップ 3 イネーブル シークレット パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。先頭の文字を数字にしてもかまいません。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化されますが、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。
ステップ 4 イネーブル パスワードを入力し、Return を押します。
ステップ 5 仮想端末(Telnet)パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。
ステップ 6 (任意)プロンプトに従って、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定します。CLI を使用して、あとで SNMP を設定することもできます。あとで SNMP を設定する場合は、 no と入力します。
ステップ 7 管理ネットワークに接続するインターフェイスのインターフェイス名(物理的なインターフェイスまたは VLAN(仮想 LAN)の名前)を入力して、Return を押します。このリリースでは、インターフェイス名には必ず vlan1 を使用してください。
ステップ 8 インターフェイスを設定するために、スイッチの IP アドレスとサブネット マスクを入力し、Return を押します。下に示す IP アドレスとサブネット マスクは一例です。
ステップ 9 Y を入力して、スイッチをクラスタ コマンド スイッチとして設定します。N を入力すると、メンバ スイッチまたはスタンドアロン スイッチとして設定されます。
N を入力した場合は、CLI を使用してスイッチをコマンド スイッチとしてあとで設定できます。あとで設定する場合は、 no と入力します。
以上でスイッチの初期設定が完了しました。スイッチに初期設定が表示されます。以下に出力例を示します。
設定を保存し、スイッチを次回再起動する際に使用する場合は、オプション 2 を選択して NVRAM に保存します。
セットアップ プログラムが完了すると、スイッチは作成されたデフォルト設定を実行できます。CLI を使用すると、この設定の変更や他の管理タスクを実行できます。