この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「設定の変更」
Cisco SIP IP phone の設定は、次の方法のいずれかで変更できます。
• IP フォンのボタンやソフト キーを使用する。まず、「設定モードに入る」 の説明に従ってください。
• TFTP サーバ上でデフォルトおよび IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルを編集する。「TFTP サーバを使用した SIP パラメータの変更」 を参照してください。
• Telnet またはコンソールを使用して Cisco SIP IP phone に接続し、コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用する。IP フォンの IP アドレスが必要です。Settings を押し、Network Configuration を選択し、IP Address までスクロール ダウンしてアドレスを見付けます。デフォルトの Telnet パスワードは「cisco」です。
(注) Cisco SIP IP phone のデバッグとトラブルシューティングには、CLI のみを使用してください。
• ネットワーク設定値。「ネットワーク設定値の変更」 を参照してください。
• SIP 設定値。「SIP 設定値の変更」 を参照してください。
• コール設定値。「SIP 設定値の変更」 を参照してください。
• XML URL 設定値。「SIP 設定値の変更」 を参照してください。
• 日付、時刻、および夏時間の設定値。「日付、時刻、および夏時間の設定」 を参照してください。
ユーザは、Cisco SIP IP phone のネットワーク設定値を表示し、その設定値を指定することができます。ネットワーク設定値には、IP フォンのダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)サーバ、MAC アドレス、IP アドレス、ドメイン ネームなどの情報があります。
Cisco SIP IP phone のネットワーク設定情報にアクセスすると、LCD の右上隅にロック アイコンが表示されます。デフォルトでは、ネットワーク設定情報はロックされています。先に IP フォンのロックを解除しないと、ネットワーク設定パラメータを変更することはできません。
Cisco SIP IP phone の設定モードのロックを解除するには、2 通りの方法があります。リリース 4.2 以降の IP フォン用の方法と、リリース 4.1 以前の IP フォン用の方法です。
リリース 4.2 以降では、IP フォンの Settings メニューに「Unlock Config」項目が表示されます。ユーザが Unlock Config を選択すると、キーパッドの英数字入力機能を使用して、IP フォンのパスワードを入力するように求められます。IP フォンのパスワードを設定するには、phone_password 設定パラメータを使用します。正しいパスワードを入力すると、設定モードのロックが解除され、設定を変更できるようになります。
Network Configuration メニューまたは SIP Configuration メニューが表示されている場合は、LCD の右上隅にあるロック アイコンがロック解除状態を示します。ロック解除アイコンは、システム管理者がネットワーク設定値と SIP 設定値を変更できることを示しています。
Cisco リリース 4.2 より前のリリースの Cisco SIP IP phone のロックを解除するには、 **# を押します。
(注) **# を押すと、IP フォンの設定モードがアクティブになります。しかし、設定モードのロック解除を示す表示はありません。
Network Configuration パネルまたは SIP Configuration パネルが表示されている場合は、LCD の右上隅にあるロック アイコンがロック解除状態に変わります。Cisco SIP IP phone メニューの他の画面が表示されている場合は、次回に Network Configuration メニューまたは SIP Configuration メニューにアクセスすると、ロック解除アイコンが表示され、ネットワークと SIP の設定値を変更できます。
Cisco SIP IP phone の設定モードをロックするには、2 通りの方法があります。リリース 4.2 以降の IP フォン用の方法と、リリース 4.1 以前の IP フォン用の方法です。
設定が正常にロックされると、「Lock Config」というメニュー項目が表示されます。この項目を選択すると、設定が再度ロックされます。また、Settings メニューを終了した場合も、設定が再度ロックされます。詳細については、「設定モードのロック解除」 を参照してください。
Network Configuration メニューまたは SIP Configuration メニューが表示されている場合は、LCD の右上隅にあるロック アイコンがロック状態を示します。ロック アイコンは、ユーザがネットワーク設定値と SIP 設定値を変更できないことを示しています。
設定値の変更を完了してから Cisco SIP IP phone をロックするには、 **# を押します。
Network Configuration パネルまたは SIP Configuration パネルが表示されている場合は、LCD の右上隅にあるロック アイコンがロック状態に変わります。Cisco SIP IP phone メニューの他の画面が表示されている場合は、次回に Network Configuration パネルまたは SIP Configuration パネルにアクセスすると、ロック アイコンがロック状態で表示されます。
ネットワーク設定値を指定する際には、次のことに注意してください。
• 「設定モードのロック解除」の説明に従って、設定モードのロックを解除します。デフォルトでは、ネットワーク接続に影響を与える可能性のある設定値をエンド ユーザが変更できないように、ネットワーク パラメータはロックされています。
• 「Cisco SIP IP Phone のメニュー インターフェイスの使用」に説明されている、Cisco SIP IP phone メニューの使用に関するガイドラインを確認します。
• 変更を行った後、「設定モードのロック」の説明のとおりに設定モードを再度ロックします。
ステップ 1 s ettings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 2 Network Configuration を選択します。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。Network Configuration メニューが表示されます。 表 3-1 に、Network Configuration メニューで選択可能なネットワーク パラメータをリストしています。
ステップ 4 完了したら、 Save ソフト キーを押します。IP フォンは、新しい情報をフラッシュ メモリ内にプログラムし、リセットします。
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可。ただし、管理 VLAN を Catalyst スイッチ上で割り当てるように設定している場合、その設定値は、IP フォンで加えられたすべての変更を上書きします。 |
IP フォンが接続されている VLAN の固有 ID。このフィールドの値は、シスコ ネットワーク以外の交換回線ネットワークでのみ使用されます。 |
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代替 TFTP サーバを使用するかどうかを指定します。このフィールドは、システム管理者がローカル TFTP サーバの代わりに、リモート TFTP サーバを指定できるようにします。このパラメータに入力する値は、Yes か No です。デフォルト値は No です。Yes を指定した場合は、TFTP Address パラメータ内の IP アドレスを、代替 TFTP サーバのアドレスに変更する必要があります。 |
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IP フォンが使用するデフォルト ゲートウェイの IP アドレス。Default Routers 2 ~ 5 は、プライマリ ゲートウェイが利用不能の場合、IP フォンが代替ゲートウェイとして使用を試みるゲートウェイの IP アドレスです。 |
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IP フォンの IP アドレスを解放して、ネットワークで再利用できるようにするかどうかを指定します。このフィールドを Yes に設定すると、IP フォンは、DHCP 解放メッセージを DHCP サーバに送り、解放状態になります。IP フォンが解放状態になると、その状態がしばらく続きます。管理者は、その間に IP フォンをネットワークから取りはずすことができます。一定の時間が経過すると、解放状態は終了し、IP フォンは DHCP サーバから別の IP アドレスを獲得しようとします。IP フォンを新しいネットワーク セグメントに移動するときは、最初に DHCP アドレスを解放することが必要です。 |
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IP フォンがネットワーク設定値(IP アドレス、サブネット マスク、ドメイン ネーム、デフォルト ルータ リスト、DNS サーバ リスト、TFTP アドレス)を指定するのに、DHCP を使用するかどうかを指定します。このフィールドに有効な値は Yes と No です。デフォルトでは、IP フォン上で DHCP が使用可能になります。手作業で IP 設定値を指定する場合は、最初に DHCP を使用不可にしておくことが必要です。 |
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DHCP サーバの IP アドレス。このサーバから、IP フォンは自身の IP アドレスや、その他のネットワーク設定値を受け取ります。 |
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IP フォンがコンピュータ名を IP アドレスに変換するために使用する DNS サーバの IP アドレス。DNS Server 1 が利用不能の場合、IP フォンは DNS Server 2 ~ 5 の使用を試みます。 |
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新しいダイナミック DNS サーバの IP アドレスを指定できます。新しい DNS サーバが指定されると、そのサーバは、IP フォンがブート時に初期 DNS アドレスを使用した後、それ以降のすべての DNS 要求に使用されます。DNS アドレスは次の順に使用されます。 |
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新しいダイナミック TFTP サーバの IP アドレスを指定できます。始めにデフォルト TFTP サーバに照会した後、IP フォンは、新しい TFTP サーバにデフォルトおよび MAC 特有のコンフィギュレーション ファイルを再要求します。ダイナミック TFTP サーバはフラッシュ メモリに保存されません。 |
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IP フォン上でローカルに定義された設定値をすべて消去して、値をデフォルト値にリセットするかどうかを指定します。Yes を選択すると、DHCP が再度使用可能になります。ローカル設定値の消去について詳しくは、「ローカル定義設定値の消去」を参照してください。 |
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IP フォンに割り当てられている固有のホスト名。このフィールドの値は、常に SIP mac です( mac は IP フォンの MAC アドレス)。 |
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HTTP プロキシ サーバの IP アドレス。ドット区切りの IP アドレスまたは DNS 名のどちらかを使用できます(レコードのみ)。 |
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イーサネット ポートのネゴシエーション モード。有効な値は次のとおりです。 • Auto:ポートのネゴシエーションを自動的に行います(これがデフォルト値です)。 • Full100:ポートを全二重 100 Mbps 接続に設定します。 • Half100:ポートを半二重 100 Mbps 接続に設定します。 |
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IP フォンのポート 2 に接続されるデバイス タイプ。有効な値は次のとおりです。 (注) 値が PC である場合、ポート 2 は PC にしか接続できません。接続が不明な場合は、デフォルト値を使用してください。「PC」値を設定しているときに、ポート 2 をスイッチに接続すると、スパニングツリー ループとネットワークの混乱が生じる恐れがあります。 |
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IP フォンがメンバーになっている VLAN の固有 ID。この ID は、Cisco 検出プロトコル(CDP)を使用して入手します。 |
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IP フォンが使用する IP サブネット マスク。サブネット マスクは、IP アドレスをネットワーク ID と ホスト ID に区分します。 |
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IP フォンが、自身のコンフィギュレーション ファイルと、ファームウェア イメージをダウンロードする元の TFTP サーバの IP アドレス。 |
Cisco SIP IP phone の SIP パラメータを変更できます。SIP パラメータを変更する際には、次のことに注意してください。
• デフォルトのコンフィギュレーション ファイルに定義されているパラメータは、フラッシュ メモリに保存されている値を上書きする。
• IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルに定義されているパラメータは、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルに指定されている値を上書きする。
• 各 IP フォンでローカルに入力されたパラメータは、次回のリブートまで有効である(IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルが存在する場合)。
• TFTP サーバを使用して IP フォンを設定しないことを選択した場合には、IP フォンをローカルで管理する必要がある。
表 3-2 は、設定が可能な SIP パラメータの一覧です。「コンフィギュレーション ファイル」欄は、コンフィギュレーション ファイルで指定するパラメータ名を示しています。SIP Configuration、
Network Configuration、Call Preferences、および Time and Date の各メニュー欄は、ユーザ インターフェイスに表示されるものと同じパラメータ名を示しています。メニュー欄に NA が表示される場合、そのメニューを使用してパラメータを定義することはできません。
ファイル |
メニュー |
Configuration メニュー |
メニュー |
メニュー |
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この節の説明に従って、TFTP サーバを使用して SIP パラメータを取得するように IP フォンを設定した場合は、コンフィギュレーション ファイルを使用して SIP パラメータを変更することも可能です。
「SIP パラメータの設定」 で説明されているように、SIP パラメータを定義するのに使用できるコンフィギュレーション ファイルには、2 種類あります。デフォルトの コンフィギュレーション ファイルと IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルです。デフォルトのコンフィギュレーション ファイルを使用する場合、ファイルは TFTP サーバのルート ディレクトリに保存されていることが必要です。IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルは、TFTP サーバのルート ディレクトリ、または IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルが保存されているサブディレクトリに保存できます。
必須ではありませんが、すべての IP フォンに共通する SIP パラメータの値の定義には、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルを使用することをお勧めします。デフォルトのコンフィギュレーション ファイルを使用すれば、ネットワークのコントロールとメンテナンスが容易になります。その後で、IP フォンに固有のパラメータだけを IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルに定義することもできます。IP フォンに固有のパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイル内で定義するか、手作業で設定するかのどちらかにしてください。デフォルトのコンフィギュレーション ファイルには、IP フォンに特有のパラメータを定義しないでください。
すべての IP フォンに共通の SIP パラメータは、デフォルトのコンフィギュレーション ファイル(SIPDefault.cnf)で維持することをお勧めします。こうしたパラメータをデフォルトのコンフィギュレーション ファイルで維持することによって、イメージ バージョンのアップグレード時などに、一括して変更することができ、各 IP フォンごとに IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルを変更する必要がなくなります。
• SIPDefault.cnf ファイルが Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにダウンロードされていることを確認します。
• 「SIP パラメータの設定」 で説明しているガイドラインを確認します。
(注) 詳細については、「日付、時刻、および夏時間の設定」を参照してください。
ステップ 1 ASCII エディタを使用して、SIPDefault.cnf ファイルを開き、必要に応じて、 表 3-3 に表示されている SIP パラメータの値を定義または変更します。
ステップ 2 ファイルを同じファイル名、SIPDefault.cnf で、TFTP サーバのルート ディレクトリに保存します。
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オプション |
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番号非通知呼び出しブロックを設定します。有効な値は次のとおりです。 • 0:デフォルトで使用不可ですが、ユーザ インターフェイスを使用してオン/オフを切り替えることができます。使用不可にすると、番号非通知呼び出しを受信します。 • 1:デフォルトで使用可能ですが、ユーザ インターフェイスを使用してオン/オフを切り替えることができます。使用可能にすると、番号非通知呼び出しは拒否されます。 • 2:常に使用不可であり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 • 3:常に使用可能であり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 |
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番号の自動入力を設定します。有効な値は 0(自動入力を使用不可にする)または 1(自動入力を使用可能にする)です。デフォルト値は 1 です。 |
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DND と同じように動作します。このパラメータは、Services->Call Preferences メニューでユーザが選択できます。この値を使用可能にすると、受話器を掛けた状態で、現在保留中のコールがある場合、IP フォンが鳴ります。この値が使用不可である場合、この状態で IP フォンは鳴りません。指定できる値は次のとおりです。 • 0:デフォルトでオフですが、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることができます。 • 1:デフォルトでオンですが、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることができます。 • 2:常にオフであり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 • 3:常にオンであり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 |
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コール ウェイティングを設定します。有効な値は次のとおりです。 • 0:デフォルトで使用不可ですが、ユーザ インターフェイスを使用してオン/オフを切り替えることができます。使用不可である場合、コール ウェイティング呼び出しを受信しません。 • 1:デフォルトで使用可能ですが、ユーザ インターフェイスを使用してオン/オフを切り替えることができます。使用可能である場合、コール ウェイティング呼び出しを受け入れます。 • 2:常に使用不可であり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 • 3:常に使用可能であり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 |
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発信者電話番号非通知を設定します。使用可能にすると、IP フォンは発信者識別機能が使用可能になっている IP フォンに、自身の番号または E メール アドレスを通知しません。有効な値は次のとおりです。 • 0:デフォルトで使用不可ですが、ユーザ インターフェイスを使用してオン/オフを切り替えることができます。使用不可にすると、発信者の ID が Request-URI ヘッダー フィールドに入ります。 • 1:デフォルトで使用可能ですが、ユーザ インターフェイスを使用してオン/オフを切り替えることができます。使用可能にすると、Request-URI ヘッダー フィールドにユーザ ID の代わりに「Anonymous」が入ります。 • 2:常に使用不可であり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 • 3:常に使用可能であり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 |
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コンファレンス ブリッジが停止するときに、2 つのリーフノードの結合を試みるかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。 |
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外部ディレクトリ サーバの URL を指定します。この URL にアクセスするのは、Directory キーを押し、External Directory オプションを選択する場合です。たとえば、次の directory_url を使用してください。 |
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• 0:デフォルトでオフですが、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることができます。 • 1:デフォルトでオンですが、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることができます。IP フォンは、この IP フォンに発信されたすべてのコールをブロックし、Missed Calls ディレクトリにそれらのコールのログを記録します。 • 2:常にオフであり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 • 3:常にオンであり、ユーザ インターフェイスを使用してローカル側でオン/オフを切り替えることはできません。この設定値は、IP フォンを「発信専用」の IP フォンに設定します。このパラメータは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで指定してください。 |
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日付、時刻、および DST を設定します。詳細については、「日付、時刻、および夏時間の設定」 を参照してください。 |
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Audio/Video Transport(AVT)パケットのペイロード タイプを設定します。値の範囲は 96 ~ 127 です。指定する値が 127 を越える場合、IP フォンはデフォルト値の 101 に設定されます。 |
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インバンド シグナリング形式を設定します。有効な値は、1(インバンド DTMF ディジットを生成する)および 0(インバンド DTMF ディジットを生成しない)です。デフォルト値は 1 です。 |
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アウトオブバンド シグナリングを設定します(ゲートウェイの IP 側でのトーン検出用)。 (注) Cisco SIP IP phone は、AVT トーン方式を使用したアウトオブバンド シグナリングをサポートします。 • none:アウトオブバンド DTMF ディジットを生成しません。 • avt:リモート側から要求された場合に、アウトオブバンド DTMF ディジットを生成します(インバンド DTMF シグナリングを使用不可にします)。それ以外の場合は、アウトオブバンド DTMF ディジットを生成しません。 • avt_always:常に、アウトオブバンド DTMF ディジットを生成します。このオプションは、インバンド DTMF シグナリングを使用不可にします。 |
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新しいダイナミック DNS サーバの IP アドレスを指定します。新しい DNS サーバが指定されると、そのサーバは、IP フォンがブート時に初期 DNS アドレスを使用した後、それ以降の DNS 要求に使用されます。DNS アドレスは次の順に使用されます。 ダイナミック DNS アドレスはフラッシュ メモリに保存されません。ドット区切りの IP アドレスだけが受け入れられます。この値を消去するには、コンフィギュレーション ファイルから除去するか、その値をヌル値「 」または「UNPROVISIONED」に変更します。 |
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新しいダイナミック TFTP サーバの IP アドレスを指定します。始めにデフォルト TFTP サーバに照会した後、IP フォンは、新しい TFTP サーバにデフォルト、および MAC 特有のコンフィギュレーション ファイルを再要求します。ダイナミック TFTP サーバはフラッシュ メモリに保存されません。IP フォンが 2 つの TFTP サーバ間でバウンスしないように、IP フォンがサポートする dyn_tftp_addr 値の数が制限されます。ドット区切りの IP アドレスだけが受け入れられます。この値を消去するには、コンフィギュレーション ファイルから除去するか、その値をヌル値「 」または「UNPROVISIONED」に変更します。 |
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メディアに対するリアルタイム トランスポート プロトコル(RTP)範囲の終わりを設定します。有効な値は 16,384 ~ 32,766 です。デフォルトは 32,766 です。 |
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HTTP プロキシ サーバの IP アドレスを指定します。ドット区切りの IP アドレスまたは DNS 名のどちらかを使用できます(レコードのみ)。 |
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Cisco SIP IP phone が実行する必要があるファームウェア バージョンを指定します。イメージ バージョンの名前(シスコ社によってリリースされた名前)を入力します。拡張子は入力しないでください。バージョンはファイル ヘッダーにも組み込まれているので、ファイル名を変更してイメージ バージョンを変更することはできません。ファイル名を変更してイメージ バージョンを変更しようとすると、ファームウェアは、ヘッダー内のバージョンをファイル名と比較した時点で、エラーを検出します。 |
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会社のロゴ ファイルのロケーションを指定します。このロゴは、IP フォンの画面に表示されます。イメージに割り当てられている背景スペースは 90 x 56 ピクセルです。これより大きいイメージは、自動的に 90 x 56 ピクセルに縮小されます。イメージの推奨ファイル サイズは 5 ~ 15 Kb です。たとえば、次の logo_url を使用します。「http://10.10.10.10/companylogo.bmp」 (注) このパラメータは Windows 256 色ビットマップ形式だけをサポートしています。CMXML PhoneImage オブジェクトは、このパラメータに対してサポートされていません。Windows ビットマップ(.bmp)ファイル以外を使用すると、予期しない結果が生じる可能性があります。 |
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NAT またはファイアウォール サーバの WAN IP アドレスを指定します。ドット区切りの IP アドレスまたは DNS 名のどちらかを使用できます(レコードのみ)。 |
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NAT を使用可能または使用不可にします。有効な値は次のとおりです。 NAT が使用可能である場合、Contact ヘッダーは次のように表示されます。 nat_address が無効または UNPROVISIONED である場合、Contact ヘッダーは次のように表示されます。 NAT が使用可能である場合、セッション記述プロトコル(SDP)メッセージは、nat_address、ならびに C および M フィールド内の start_media_port と end_media_port 範囲間の RTP ポートを使用します。すべての RTP トラフィックは、SDP でアドバタイズされるポートから発信されます。 |
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NAT 受信処理を使用可能または使用不可にします。有効な値は、次のとおりです。 nat_received_processing が使用可能であるときに、REGISTER からの 200 OK 応答の Via ヘッダー内に received= タグがある場合、Contact ヘッダー内の nat_address ではなく、received= タグ内の IP アドレスが使用されます。この切り替えが起きた場合、IP フォンは、古い IP アドレスの登録を解除し、新しい IP アドレスを登録します。 |
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イーサネット ポートのネゴシエーション モードを指定します。有効な値は次のとおりです。 • Full100:ポートを全二重 100 Mbps 接続に設定します。 • Half100:ポートを半二重 100 Mbps 接続に設定します。 • Full10:ポートを全二重 10 Mbps 接続に設定します。 |
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IP フォンのポート 2 に接続されるデバイス タイプを設定します。有効な値は次のとおりです。 (注) 値が PC である場合、ポート 2 は PC にしか接続できません。接続が不明な場合は、デフォルト値を使用してください。「PC」値を使用するときに、ポート 2 をスイッチに接続すると、スパニングツリー ループとネットワークの混乱が生じます。 |
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発信プロキシ サーバの IP アドレスを指定します。ドット区切りの IP アドレスまたは DNS 名のどちらかを使用できます。 |
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発信プロキシ サーバのポート番号を指定します。デフォルトは 5060 です。発信プロキシが使用可能になっている場合、すべての SIP 要求は、 NAT モードと発信プロキシ モードは、別々に使用可能または使用不可にすることができます。最上位の Via ヘッダーに received= タグがない場合、およびソース IP アドレスが最上位 Via ヘッダー内の IP アドレスと異なる場合、すべての応答の Via ヘッダーに received= タグが追加されます。応答は、次の条件でソースに戻されます。 • received= タグが最上位の Via ヘッダーにある場合、応答は、その received= タグに含まれている IP アドレスに戻される。 • received= タグがないときに、最上位の Via ヘッダー内の IP アドレスがソース IP アドレスと異なる場合、応答はソース IP アドレスに戻される。それ以外の場合、応答は、最上位の Via ヘッダー内の IP アドレスに戻される。 |
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コンソールまたは Telnet アクセスに使用されるパスワードを指定します。デフォルトのパスワードは「cisco」です。 |
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Telnet またはコンソール アクセスを使用する場合に表示されるプロンプトを指定します。デフォルトの IP フォン プロンプトは「SIP Phone」です。 |
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コールの発信時に使用するコーデックを指定します。有効な値は、g711alaw、g711μlaw、g729a、および none です。デフォルト値は g711μlaw です。 |
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バックアップ プロキシ サーバまたはゲートウェイの IP アドレスを指定します。このアドレスは、ドットで区切られた十進数の IP 表記法で入力します。 |
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緊急プロキシ サーバまたはゲートウェイの IP アドレスを指定します。このアドレスは、ドットで区切られた十進数の IP 表記法で入力します。 |
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初期化時に IP フォンをプロキシ サーバに登録する必要があるかどうかを指定します。有効な値は 0 と 1 です。0 を指定すると、初期化時の登録が使用不可になります。初期化時の登録を使用可能にするときは、1 を指定します。デフォルト値は 0 です。 IP フォンを初期化してプロキシ サーバに登録した後、このパラメータの値を手作業で 0 に変更すると、IP フォンはプロキシ サーバから登録解除されます。登録を再度開始するには、このパラメータの値を再度 1 に変更します。 (注) 登録を使用可能にするときに、認証が必要な場合は、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイル内の linex_authname パラメータと linex_password パラメータ(x は 1 ~ 6 の番号)に値を指定する必要があります。IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルの設定については、「IP フォン特有の SIP コンフィギュレーション ファイルの変更」 を参照してください。 |
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IP フォンが使用するプライマリ SIP プロキシ サーバの IP アドレスを指定します。このアドレスは、ドットで区切られた十進数の IP 表記法で入力します。 |
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プライマリ SIP プロキシ サーバのポート番号を指定します。これは、SIP クライアントがメッセージを受信するポートです。デフォルト値は 5060 です。 (注) IP フォンの回線を追加する場合、proxyN_address パラメータと |
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回線 1 以外の IP フォン回線が使用する SIP プロキシ サーバの IP アドレス、または DNS 名を指定します。IP アドレスの場合、ドット区切りの IP 10 進数表記を使用してください。proxyN_address パラメータが FQDN に設定される場合、IP フォンは、Req-URI、To、および From フィールド内の FQDN を使用して、REGISTER および INVITE メッセージを送信します。ドット区切りの IP アドレスを使用したい場合は、proxyN_address パラメータをドット区切りの IP アドレスとして設定する必要があります。 |
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Remote-Party-ID ヘッダーが通話者の ID(たとえば、名前と番号)のネットワーク検証、およびスクリーニングをサポートし、通話者のプライバシーを提供することを指定します。有効な値は次のとおりです。 • 0:Remote party ID が使用不可です。IP フォンは Remote Party ID の送受信を行いません。 • 1:Remote party ID が使用可能です。IP フォンは Remote Party ID を送信し、Remote Party ID を受信することができます。 |
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呼び出し音が鳴っているときに、発信者が在席転送の 2 番目のレグを転送できるかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。 |
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services BTXML ファイルの URL を指定します。この URL にアクセスするには、Services ボタンを押します。たとえば、次の services_url を使用します。 |
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INVITE 要求以外の SIP メッセージを再送する最大回数を指定します。有効な値は、任意の正の整数です。デフォルト値は 10 です。 |
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詳細については、「日付、時刻、および夏時間の設定」 を参照してください。 |
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メディアの RTP 範囲の始まりを指定します。有効な値は 16,384 ~ 32,766 です。デフォルトは 16,384 です。 |
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リモート リブートを実行する前に、syncinfo.xml ファイル内の値と比較する値を指定します。有効な値は、長さ 32 文字までの文字ストリングです。 |
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IP フォンの Telnet を使用可能にします。有効な値は次のとおりです。 • 1:Telnet は使用可能であり、特権コマンドはありません。 |
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必須1 |
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ユーザ インターフェイスに表示される時刻のデフォルト形式を、12 時間制または 24 時間制のどちらにするか指定します。有効な値は次のとおりです。 • 0:デフォルトの表示形式は 12 時間制です。ただし、ユーザ インターフェイスを使用して 24 時間制に変更できます。 • 1:デフォルトの表示形式は 24 時間制です。ただし、ユーザ インターフェイスを使用して 12 時間制に変更できます。 • 2:表示形式は 12 時間制であり、ユーザ インターフェイスを使用して 24 時間制に変更することはできません。 |
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詳細については、「日付、時刻、および夏時間の設定」 を参照してください。 |
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SIP INVITE が満了するまでの時間数(秒)を指定します。この値は、Expire ヘッダー フィールドで使用されます。有効な値は任意の正数ですが、推奨値は 180 秒です。デフォルト値は 180 です。 |
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REGISTRATION 要求が満了するまでの時間数(秒)を指定します。この値は、Expire ヘッダー フィールドに挿入されます。有効な値は任意の正数ですが、推奨値は 3600 秒です。デフォルト値は 3600 です。 |
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SIP メッセージの再伝送タイマーの最小値(ミリ秒)を指定します。有効な値は、任意の正の整数です。デフォルト値は 500 です。 |
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SIP メッセージの再伝送タイマーの最大値(ミリ秒)を指定します。有効な値は、timer_t1 より大きい任意の正の整数です。デフォルト値は 4000 です。 |
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REGISTER メッセージ内の「user=」パラメータを設定します。有効な値は次のとおりです。 • phone:値 user=phone が、REGISTER の To、From、および Contact ヘッダーに挿入されます。 • ip:値 user=ip が、REGISTER の To、From、および Contact ヘッダーに挿入されます。 |
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SIP メッセージに使用される UDP ポートを指定します。nat_enable = 1 である場合、すべての SIP REQUESTS は、UDP ソース ポートとして voip_control_port を使用します。有効な値は 1025 ~ 65,535 です。デフォルトは 5060 です。 |
次に示すのは、SIP のデフォルト コンフィギュレーション ファイルの例です。
コンフィギュレーション ファイルを変更する前に、次の点に注意してください。
• 「デフォルトの SIP コンフィギュレーション ファイルの変更」 で説明しているガイドラインの内容を再度確認してください。
• 回線パラメータ(line x のように識別されるもの)は、IP フォンの回線を定義します。E メール アドレスを使用するように回線を設定した場合、その回線は E メール アドレスでしか呼び出せません。同様に、番号を使用するように回線を設定した場合、その回線は番号でしか呼び出せません。それぞれの回線には、別々のプロキシを設定できます。
IP フォン特有の SIP コンフィギュレーション ファイルを変更するには、ASCII テキスト エディタを使用して、ファイルを開きます。そのファイル内で、 表 3-4 に表示されている SIP パラメータの値を指定します。すべての変数について、 x は数字 1 ~ 6 を示しています。
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オプション |
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必須2 |
初期化時にプロキシ サーバによって登録が要求される場合、IP フォンが認証に使用する名前。登録が可能なときに、line x _authname パラメータの値が指定されていない場合は、回線 1 に対して定義されたパラメータ値が使用されます。回線 1 に対してパラメータ値が定義されていない場合、デフォルトの line1_authname として UNPROVISIONED が使用されます。 |
|
発信者の識別のために表示される識別名。たとえば、このパラメータに Jon Doe と指定すれば、発信者 ID を受け取った IP フォン側に jdoe@company.com と表示される代わりに、John Doe と表示されます。このパラメータの値を指定しない場合は、識別名は使用されません。 |
||
登録時に使用する番号または E メール アドレス。番号を入力するときは、ダッシュを含めずに番号だけを入力します。たとえば、555-1212 は 5551212 のように入力します。E メール アドレスを入力する場合は、ホスト名を含めずに E メール ID を入力します。 |
||
初期化時にプロキシ サーバによって登録が要求される場合、IP フォンが認証に使用するパスワード。 登録が可能なときに、line x _password パラメータの値が指定されていない場合は、回線 1 に対して定義されたパラメータ値が使用されます。回線 1 に対して値が定義されていない場合、デフォルトの line1_password として UNPROVISIONED が使用されます。 |
||
line x _name の長さがディスプレイ領域の使用可能なスペースに収まらない場合に、IP フォンの LCD に表示する、line x _name に関連した名前または番号。たとえば、line x _name の値が電話番号 111-222-333-4444 である場合、LCD には代わりに 34444 が表示されるようにするには、このパラメータに 34444 を指定します。 または、linex_name パラメータの値が E メール アドレス「username@company.com」である場合、LCD に代わりにユーザ名だけが表示されるようにするには、 このパラメータは、表示用だけに使用されます。このパラメータに値が指定されていない場合、line x _name 変数の値が表示されます。 |
||
LCD 最上部のステータス ラインに表示するラベル。このフィールドは、エンド ユーザのディスプレイ専用です。たとえば、IP フォンのラベルに「John Doe's phone」と表示できます。IP フォン ラベルの指定には、11 文字まで使用できます。 |
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TFTP サーバ(ルート ディレクトリ、または IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルがすべて入っているサブディレクトリ)にファイルを保存します。ファイル名を SIPXXXXYYYYZZZZ.cnf にします。ここで、XXXXYYYYZZZZ は IP フォンの MAC アドレスです。MAC アドレスを表わす部分には英大文字を使用し、拡張子 cnf には小文字を使用してください(たとえば、SIP00503EFFD842.cnf)。 |
次に示すのは、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルの例です。
TFTP サーバを使用して SIP パラメータを設定しなかった場合、IP フォンを接続した後で、IP フォン上から直接、手作業でパラメータを設定できます。
• 「設定モードのロック解除」の説明に従って、設定モードのロックを解除します。デフォルトでは、コール機能に影響を与える可能性のある設定値をエンド ユーザが変更できないように、SIP パラメータはロックされています。
• 「Cisco SIP IP Phone のメニュー インターフェイスの使用」に説明されている、Cisco SIP IP phone メニューの使用に関するガイドラインの内容を再度確認します。
• 回線パラメータ(line x のように識別されるもの)は、IP フォンの回線を定義します。E メール アドレスを使用するように回線を設定した場合、その回線は E メール アドレスでしか呼び出せません。同様に、番号を使用するように回線を設定した場合、その回線は番号でしか呼び出せません。
• Preferred Codec および Out of Band DTMF パラメータを設定するときは、必要なオプションが表示されるまで Change ソフト キーを押し、次に Save ソフト キーを押します。
• 変更を行った後、「設定モードのロック」の説明のとおりに設定モードを再度ロックします。
ステップ 1 settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 2 SIP Configuration を選択します。SIP Configuration メニューが表示されます。
ステップ 3 Line 1 Settings を選択します。
ステップ 4 Select ソフト キーを押します。Line 1 Configuration メニューが表示されます。
ステップ 5 必要に応じて、 表 3-5 に表示されているパラメータを選択し、 Select ソフト キーを押して設定します。
ステップ 6 Back ソフト キーを押して、Line 1 Configuration メニューを終了します。
ステップ 7 IP フォンに対して追加の回線を設定する場合は、次の Line x Settings を選択し、 Select ソフト キーを押してステップ 5 とステップ 6 を繰り返してから、ステップ 8 に進みます。
ステップ 8 回線設定値のほかに、 表 3-6 に表示されている SIP Configuration メニューのパラメータを選択し、 Select を押して設定できます。
ステップ 9 パラメータの設定が完了したら、 Save ソフト キーを押して変更内容を保存し、SIP Configuration メニューを終了します。
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オプション |
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必須3 |
初期化時にプロキシ サーバによって登録が要求される場合、IP フォンが認証に使用するパスワード。登録が可能なときに、Authentication Password パラメータの値が指定されていないと、デフォルト論理パスワードが使用されます。デフォルト論理パスワードは SIP mac-address です( mac-address は IP フォンの MAC アドレスです)。 |
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発信者の識別のために表示される識別名。たとえば、このパラメータに Jon Doe と指定すれば、発信者 ID を受け取った IP フォン側に jdoe@company.com と表示される代わりに、John Doe と表示されます。このパラメータの値を指定しない場合は、Name の値が使用されます。 |
||
登録時に使用する記述番号または E メール アドレス。番号を入力するときは、ダッシュを含めずに番号だけを入力します。たとえば、555-1212 は 5551212 のように入力します。E メール アドレスを入力する場合は、ホスト名を含めずに E メール ID を入力します。 |
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IP フォンが使用するプライマリ SIP プロキシ サーバの IP アドレス。このアドレスは、ドットで区切られた十進数の IP 表記法で入力します。 |
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プライマリ SIP プロキシ サーバのポート番号。これは、SIP クライアントが使用するポートです。デフォルト値は 5060 です。 |
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line x _name の値がディスプレイ領域に収まらない場合に IP フォンの LCD に表示する、line x _name に関連した名前または番号。line x _name の値が電話番号 111-222-333-4444 である場合、LCD には代わりに 34444 が表示されるようにするには、このパラメータに 34444 を指定します。または、linex_name パラメータの値が E メール アドレス「username@company.com」である場合、LCD にユーザ名だけが表示されるようにするには、「username」を指定します。このパラメータは、表示用だけに使用されます。このパラメータに値が指定されていない場合、Name 変数の値が表示されます。 |
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オプション |
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バックアップ プロキシ サーバまたはゲートウェイの IP アドレス。このアドレスは、ドットで区切られた十進数の IP 表記法で入力します。 |
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緊急プロキシ サーバまたはゲートウェイの IP アドレス。このアドレスは、ドットで区切られた十進数の IP 表記法で入力します。 |
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NAT またはファイアウォール サーバの WAN IP アドレス。ドット区切りの IP アドレスまたは DNS 名のどちらかを使用できます(レコードのみ)。 |
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アウトオブバンド シグナリングの検出と生成(ゲートウェイの IP 側でのトーン検出)を行うかどうか、行う場合には、その時期を指定します。Cisco SIP IP phone は、AVT トーン方式によるアウトオブバンド シグナリングをサポートします。有効な値は次のとおりです。 • none:アウトオブバンド DTMF ディジットを生成しません。 • avt:リモート側から要求された場合に、アウトオブバンド DTMF ディジットを生成します(インバンド DTMF シグナリングを使用不可にします)。それ以外の場合は、アウトオブバンド DTMF ディジットを生成しません。 • avt_always:常に、アウトオブバンド DTMF ディジットを生成します。このオプションは、インバンド DTMF シグナリングを使用不可にします。 |
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LCD 最上部の状況行に表示するラベル。このフィールドは、エンド ユーザのディスプレイ専用です。たとえば、IP フォンのラベルに「John Doe's phone」と表示できます。IP フォン ラベルの指定には、11 文字まで使用できます。 |
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コールの発信時に使用するコーデック。有効な値は、g711alaw、g711μlaw、g729a です。デフォルト値は g711μlaw です。 |
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REGISTRATION 要求が満了するまでの時間数(秒)。この値は、Expire ヘッダー フィールドで使用されます。有効な値は任意の正数ですが、推奨値が 3600 秒です。デフォルト値は 3600 です。 |
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初期化時に IP フォンをプロキシ サーバに登録する必要があるかどうかを指定します。有効な値は Yes と No です。 No ソフト キーを選択すると、初期化時の登録が不可になります。 Yes ソフト キーを選択すると、初期化時の登録が可能になります。デフォルトは No です。IP フォンを初期化してプロキシ サーバに登録した後、このパラメータの値を No に変更すると、IP フォンはプロキシ サーバから登録解除されます。登録を再度開始するには、このパラメータの値を再度 Yes に変更します。 (注) 登録を可能にし、認証が必要となる場合は、Authentication Name と |
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必須4 |
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SIP メッセージに使用される UDP ポート。nat_enable = 1 である場合、すべての SIP REQUESTS は、UDP ソース ポートとして voip_control_port を使用します。有効な値は 1,025 ~ 65,535 です。デフォルトは 5060 です。 |
コールの設定値を変更できるのは、システム管理者が各設定値の設定変数を 0 または 1 に設定している場合だけです。変数が 2 または 3 に設定される場合、Call Preferences メニューでコールの設定値を変更することはできません。各パラメータについては、 表 3-2 を参照してください。
Call Preferences メニューを使用して各 IP フォンのコール設定値を変更する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 2 Call Preferences を選択します。Call Preferences 設定メニューが表示されます。
ステップ 4 次のパラメータを選択し、 Select ソフト キーを押して設定します。
ステップ 6 パラメータの設定が完了したら、 Save ソフト キーを押して変更内容を保存し、終了します。
現在の日付と時刻は、Cisco SIP IP phone 上で SNTP によって維持され、IP フォンの LCD に表示されます。現在の日付と時刻が維持されるほかに、DST(夏時間)とタイム ゾーンの設定も維持されます。DST の設定値は、絶対コンフィギュレーション(たとえば、4 月 1 日に始まり、10 月 1 日に終わる)、または相対コンフィギュレーション(たとえば、4 月の第 1 日曜日に始まり、10 月の末日に終わる)を使用して指定できます。
日付の形式は、date_format パラメータを使用して設定できます。
世界のタイム ゾーンの省略形をサポートします。これらの省略形は、すべて大文字でなければなりません。
日付と時刻に関連したパラメータは、SIPDefault.cnf ファイル内で定義することをお勧めします。タイム ゾーン パラメータは、手作業で IP フォン上で設定するか、コンフィギュレーション ファイル内で設定できます。
日付、時刻、タイム ゾーン、および DST の設定値を指定する前に、次の点に注意してください。
• 「デフォルトの SIP コンフィギュレーション ファイルの変更」で説明しているガイドラインの内容と制約事項を再度確認してください。
• 絶対 DST または相対 DST のどちらを設定するか決定します。
• SNTP パラメータは、IP フォンが SNTP サーバから現在の時刻を取得する方法を指定します。SNTP パラメータを設定する前に、 表 3-7 と 表 3-8 のガイドラインの内容を再度確認してください。
表 3-7 では、sntp_server パラメータにヌル値(0.0.0.0)が指定された場合に行われるアクションの一覧を示します。
表 3-8 は、sntp_server パラメータに有効な IP アドレスが指定された場合に行われるアクションの一覧です。
ステップ 1 ASCII エディタを使用して、SIPDefault.cnf ファイルを開き、必要に応じて、次の SNTP 特有の SIP パラメータの値を定義または変更します。
• sntp_mode:(必須)IP フォンが SNTP サーバをリスン(聴取)するモード。有効な値は、unicast、multicast、anycast、または directedbroadcast です。
sntp_server パラメータの値に応じたこれらの値の効果については、 表 3-7 と 表 3-8 を参照してください。
• sntp_server:(必須)IP フォンが時刻データを取得する元の SNTP サーバの IP アドレス。
sntp_server パラメータの値に応じたこれらの値の効果については、 表 3-7 と 表 3-8 を参照してください。
• time_zone:(必須)IP フォンの設置場所のタイム ゾーン。有効な値は、 表 3-9 に表示されているタイム ゾーンの省略形です。これらの省略形には大文字小文字の区別があり、すべて大文字でなければなりません。
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相対時間 |
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CET(中央ヨーロッパ時間)、 |
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NZT(ニュージーランド時間/ |
ステップ 2 共通の DST 設定値を指定するには、次のパラメータに値を指定します。
• dst_offset:DST が有効になっているときの IP フォンの時刻からのオフセット(相対時間)。DST の終了に合わせて、指定したオフセットは IP フォンの時刻に適用されなくなります。有効な値は、時/分、-時/分、+時/分、時、-時、および +時です。
• dst_auto_adjust:DST を IP フォン上で自動的に調整するかどうか。有効な値は 0(DST の自動調整を使用不可にする)または 1(DST の自動調整を使用可能にする)です。デフォルト値は 1 です。
• dst_start_month:DST が始まる月。有効な値は、January、February、March、April、May、June、July、August、September、October、November、および December、または 1 ~ 12(1 は 1 月、12 は 12 月)です。月の名前を指定する場合、値には大文字小文字の区別はありません。米国では、デフォルト値は April です。
• dst_stop_month:DST が終わる月。有効な値は、January、February、March、April、May、June、July、August、September、October、November、および December、または 1 ~ 12(1 は 1 月、12 は 12 月)です。月の名前を指定する場合、値には大文字小文字の区別はありません。米国では、デフォルト値は October です。
• dst_start_time:DST が始まる日の時刻。有効な値は、時/分(02/00)または時(02:00)です。米国では、デフォルト値は 02:00 です。
• dst_stop_time:DST が終わる日の時刻。有効な値は、時/分(02/00)または時(02:00)です。米国では、デフォルト値は 02:00 です。
ステップ 3 絶対 DST を設定するには、次のパラメータに値を指定します。相対 DST を設定する場合は、ステップ 4 に進みます。
有効な値は、日を指定する場合は 1 ~ 31、相対 DST を指定する場合は 0 です。0 を指定すると、このフィールドは無視され、dst_start_day_of_week パラメータの値が代わりに使用されます。
有効な値は、日を指定する場合は 1 ~ 31、相対 DST を指定する場合は 0 です。0 を指定すると、このフィールドは無視され、dst_stop_day_of_week パラメータの値が代わりに使用されます。
ステップ 4 相対 DST を設定するには、次のパラメータに値を指定します。
• dst_start_day_of_week:DST が始まる曜日。
有効な値は、Sunday または Sun、Monday または Mon、Tuesday または Tue、Wednesday または Wed、Thursday または Thu、Friday または Fri、Saturday または Sat、Sunday または Sun、あるいは 1 ~ 7(1 は日曜日、7 は土曜日)です。曜日の名前を指定する場合、値に大文字小文字の区別はありません。米国では、デフォルト値は Sunday です。
• dst_start_week_of_month:DST が始まる月の週。
有効な値は 1 ~ 6 と 8 です。1 は第 1 週、その後の数値は以降の週を示し、8 は最終週が何週目かに関係なく月の最終週を指定します。米国では、デフォルト値は 1 です。
• dst_stop_day_of_week:DST が終わる曜日。
有効な値は、Sunday または Sun、Monday または Mon、Tuesday または Tue、Wednesday または Wed、Thursday または Thu、Friday または Fri、Saturday または Sat、Sunday または Sun、あるいは 1 ~ 7(1 は日曜日、7 は土曜日)です。曜日の名前を指定する場合、値に大文字小文字の区別はありません。米国では、デフォルト値は Sunday です。
• dst_stop_week_of_month:DST が終わる月の週。
有効な値は 1 ~ 6 と 8 です。1 は第 1 週、その後の数値は以降の週を示し、8 は最終週が何週目かに関係なく月の最終週を指定します。米国では、デフォルト値は 8 です。
ステップ 5 ファイルを同じファイル名、SIPDefault.cnf で、TFTP サーバのルート ディレクトリに保存します。
次に示すのは、絶対 DST コンフィギュレーションの設定例です。
相対 DST コンフィギュレーションの設定例を次に示します。
IP フォン上で設定されたローカル定義のネットワーク設定値と SIP 設定値は、消去できます。
ローカル定義のネットワーク設定値を消去すると、値はデフォルト値にリセットされます。
• 「設定モードのロック解除」の説明に従って、設定モードのロックを解除します。
• IP フォン上で DHCP を使用不可にした場合、IP フォンの設定値を消去すると、DHCP が再び使用可能になります。
• Erase Config パラメータを選択するときは、下矢印を押してスクロールして、このパラメータを選択するか、このパラメータを表す数字(LCD 上のパラメータ名の左側に表示)のキーを押してください。
ステップ 1 settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 2 Network Configuration を選択します。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。Network Configuration 設定値が表示されます。
ステップ 4 Erase Configuration を選択します。
ステップ 6 Save ソフト キーを押します。IP フォンは、新しい情報をフラッシュ メモリ内にプログラムし、リセットします。
ローカル定義の SIP 設定値を消去すると、値はデフォルト値にリセットされます。
(注) 各 IP フォンが TFTP サーバを使用して SIP パラメータを取り込むように、システムをセットアップしてある場合、パラメータが定義されているコンフィギュレーション ファイルを編集して、そのパラメータを削除する必要があります。パラメータを削除する場合、ファイル内の変数を除去するか、その値をヌル値「 」または「UNPROVISIONED」に変更してください。変数とその値の両方を除去すると、IP フォンは、フラッシュ メモリに保存されている、その変数の設定値を使用します。
(注) telnet_level パラメータが、特権コマンドを実行できるように設定されている場合、SIP コンフィギュレーション全体を消去できます。IP フォンがコンフィギュレーション ファイルを取り出すことができるように、erase_protflash コマンドを使用してください。
「設定モードのロック解除」の説明に従って、設定モードのロックを解除します。
ステップ 1 settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 2 SIP Configuration を選択します。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。SIP Configuration 設定値が表示されます。
ステップ 6 現在の値を削除するには、 << ソフト キーを押します。
ステップ 7 Validate ソフト キーを押して、変更内容を保存して Edit パネルを終了します。
ステップ 8 回線パラメータを変更している場合は、 Back ソフト キーを押して Line Configuration パネルを終了します。
ステップ 9 Save ソフト キーを押します。IP フォンは、新しい情報をフラッシュ メモリ内にプログラムし、リセットします。
settings キーを使用して、数種類のステータス情報にアクセスできます。 settings キーを使用して入手できる情報は、システム管理に役立ちます。ステータス情報にアクセスするには、 settings を選択し、Settings メニューの Status を選択します。Status メニューから、次の 3 つのオプションが使用できます。
• Status Messages:診断メッセージを表示します。
• Network Status:パフォーマンス メッセージを表示します。
• Firmware Version:IP フォンの現行ファームウェア バージョンに関する情報を表示します。
Setting Status メニューを使用して入手できるステータス メッセージの他に、現在のコールに関するステータス メッセージも入手できます。
ネットワーク問題の診断に使用できるステータス メッセージを表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。Setting Status メニューが表示されます。
ステップ 4 Status Messages を選択します。
ステップ 5 Select ソフト キーを押します。Status Messages パネルが表示されます。
ステップ 6 Status Messages パネルを終了するには、 Exit ソフト キーを押します。
IP フォンおよびネットワーク パフォーマンスに関する統計情報を表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。Setting Status メニューが表示されます。
ステップ 4 Network Statistics を選択します。
ステップ 5 Select ソフト キーを押します。Network Statistics パネルが表示されます。
• Rcv:スイッチを通さずに、IP フォンが受信したパケットの数。
• Xmit:スイッチを通さずに、IP フォンが送信したパケットの数。
• REr:IP フォンが受信した、エラーが含まれているパケットの数。
• BCast:IP フォンが受信したブロードキャスト パケットの数。
• Phone State Message:IP フォンの状況を示す TCP メッセージ。可能なメッセージは、次のとおりです。
–Phone Initialized:IP フォンの電源オン以降、TCP 接続は切断されていません。
–Phone Closed TCP:IP フォンによって TCP 接続がクローズされました。
–TCP Timeout:再試行のタイムアウトにより、TCP 接続がクローズされました。
–Error Code:TCP 接続がクローズされた異常理由を示すエラー メッセージ。
• Elapsed Time:前回の電源のオフ→オン間に経過した時間の長さ(日数、時間数、分数、および秒数)。
• Port 0 Full, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 0 Half, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 0 Full, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 0 Half, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Full, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Half, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Full, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Half, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
ステップ 6 Network Statistics パネルを終了するには、 Exit ソフト キーを押します。
(注) Network Statistics パネルに表示された値をリセットするには、IP フォンの電源をいったんオフにしてから、再度オンにします。
ファームウェア バージョンを表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Settings キーを押します。Settings メニューが表示されます。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。Setting Status メニューが表示されます。
ステップ 4 Firmware Versions を選択します。
ステップ 5 Select ソフト キーを押します。Firmware Versions パネルが表示されます。
• Application Load ID:IP フォン上の現在のソフトウェア イメージ。
• Boot Load ID:製造時に IP フォンに記録されたブートストラップ ローダー イメージ バージョン。このイメージ名は変更できません。
ステップ 6 Firmware Versions パネルを終了するには、 Exit ソフト キーを押します。
Cisco SIP IP phone 上のファームウェアをアップグレードするには、2 通りの方法があります。IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルを使用して、1 台毎に IP フォンのファームウェアをアップグレードする方法と、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルを使用して、システム全体の IP フォンのファームウェアをアップグレードする方法です。
1 台毎にファームウェアをアップグレードする場合は、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで image_version を指定します。システム全体の IP フォンのファームウェアをアップグレードする場合は、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルに image_version を指定し、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルには、image_version を定義しないでください。
• Cisco SIP IP phone のファームウェアの最新バージョンが、Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにコピーされていることを確認します。
アップグレード方法を決定するには、 表 3-10 のアップグレード シナリオを参照してください。
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P003xxxx または P003xxxxxxxx(これらのイメージは、出荷時に Cisco SIP IP phone にロードされています) |
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ステップ 1 新しいイメージ P0S3- xx-y-zz .bin を、Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにコピーします。ここで、 xx はリリース メジャー バージョン、 y はリリース マイナー バージョン、 zz は、メンテナンス番号です。
ステップ 2 テキスト エディタを使用して、コンフィギュレーション ファイルを開き、image_version 変数に指定されているイメージ バージョンを更新します。image_version 変数の中のバージョン名が、ダウンロードした最新のファームウェアのバージョン名(.bin 拡張子が付かない)と一致していることが必要です(たとえば、P0S3- xx-y-zz) 。
IP フォンは、TFTP サーバと通信して、自身のコンフィギュレーション ファイルを要求します。IP フォンは、ファイルに定義されているイメージと、フラッシュ メモリに保存されているイメージを比較します。ファイルに定義されているイメージが、フラッシュ メモリに保存されているイメージと異なっていると判断した場合、IP フォンは、コンフィギュレーショ ン ファイル(TFTP サーバのルート ディレクトリに保存)に定義されているイメージをダウンロードします。新規イメージがダウンロードされると、IP フォンは、そのイメージをフラッシュ メモリ内にプログラムし、リブートします。
(注) デフォルトのコンフィギュレーション ファイルで image_version パラメータを定義しない場合は、IP フォン特有のコンフィギュレーション ファイルで新規イメージ バージョンを使用するように更新し、再始動した IP フォンだけが、最新のファームウェア バージョンを使用するようになります。その他の IP フォンはすべて、それぞれのコンフィギュレーション ファイルが、新規イメージ バージョンを使用するように更新されるまでは、古いバージョンを使用することになります。
ステップ 1 P0S30202.bin バイナリ イメージを Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにコピーします。
ステップ 2 Skinny Client Control Protocol(SCCP)、または MGCP プロトコルを実行する Cisco IP フォンから二重ブートしようとする場合は、テキスト エディタで OS79XX.TXT ファイルを開き、P0S30202 を組み込むようにそのファイルを変更します。
ステップ 3 テキスト エディタで IP フォンのコンフィギュレーション ファイルを開き、image_version 変数を編集して P0S30202 を読み取ります。
IP フォンは、TFTP サーバと通信して、自身のコンフィギュレーション ファイルを要求します。IP フォンは、ファイルに定義されているイメージと、フラッシュ メモリに保存されているイメージを比較します。ファイルに定義されているイメージが、フラッシュ メモリに保存されているイメージと異なっていると判断した場合、IP フォンは、コンフィギュレーション ファイル(TFTP サーバのルート ディレクトリに保存)に定義されているイメージをダウンロードします。新規イメージがダウンロードされると、IP フォンは、そのイメージをフラッシュ メモリ内にプログラムし、リブートします。
ステップ 5 新しいイメージ P0S3- xx-y-zz .bin を、Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにコピーします。ここで、 xx はリリース メジャー バージョン、 y はリリース マイナー バージョン、 zz は、メンテナンス番号です。
ステップ 6 テキスト エディタを使用して、コンフィギュレーション ファイルを開き、image_version 変数に指定されているイメージ バージョンを更新します。image_version 変数の中のバージョン名が、ダウンロードした最新のファームウェアのバージョン名(.bin 拡張子が付かない)と一致していることが必要です(たとえば、P0S3- xx-y-zz) 。
ステップ 1 P0S30202.bin バイナリ イメージを Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにコピーします。
ステップ 2 SCCP または MGCP プロトコルを実行する Cisco IP フォンから二重ブートしようとする場合は、テキスト エディタで OS79XX.TXT ファイルを開き、P0S30202 を組み込むようにそのファイルを変更します。
ステップ 3 新しいイメージ P0S3- xx-y-zz .bin を、Cisco.com から TFTP サーバのルート ディレクトリにコピーします。ここで、 xx はリリース メジャー バージョン、 y はリリース マイナー バージョン、 zz は、メンテナンス番号です。
ステップ 4 テキスト エディタを使用して、コンフィギュレーション ファイルを開き、image_version 変数に指定されているイメージ バージョンを更新します。image_version 変数の中のバージョン名が、ダウンロードした最新のファームウェアのバージョン名(.bin 拡張子が付かない)と一致していることが必要です(たとえば、P0S3- xx-y-zz) 。
IP フォンは、TFTP サーバと通信して、自身のコンフィギュレーション ファイルを要求します。IP フォンは、ファイルに定義されているイメージと、フラッシュ メモリに保存されているイメージを比較します。ファイルに定義されているイメージが、フラッシュ メモリに保存されているイメージと異なっていると判断した場合、IP フォンは、コンフィギュレーション ファイル(TFTP サーバのルート ディレクトリに保存)に定義されているイメージをダウンロードします。新規イメージがダウンロードされると、IP フォンは、そのイメージをフラッシュ メモリ内にプログラムし、リブートします。
Cisco SIP IP phone のバージョン 2.0 以降では、NOTIFY メッセージと syncinfo.xml ファイルを使用してイメージのアップグレードとリモート リブートを実行できます。また、check-sync Event ヘッダーを持つ NOTIFY を使用して、dialplan.xml ファイルを IP フォンにプッシュダウンすることもできます。
(注) イメージのアップグレードとリモート リブートを実行するには、IP フォン ネットワーク内に SIP プロキシ サーバと TFTP サーバが存在している必要があります。
ファームウェア イメージをアップグレードし、リモート リブートを実行する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ASCII エディタを使用して、TFTP サーバのルート ディレクトリにある SIPDefault.cnf ファイルを開き、image_version パラメータを最新イメージの名前に変更します。
ステップ 2 ASCII エディタを使用して、TFTP サーバのルート ディレクトリにある syncinfo.xml ファイルを開き、イメージ バージョンおよび同期のパラメータを次のように指定します。
• image_version は IP フォンのイメージ バージョン。アスタリスク(*)をワイルドカード文字として使用できます。
• sync_number は IP フォンの同期レベル。IP フォンのデフォルト同期レベルは 1 です。有効な値は、32 文字までの文字ストリングです。
ステップ 3 IP フォンに NOTIFY メッセージを送信します。NOTIFY メッセージの中に、Event ヘッダーとして「check-sync」が含まれていることを確認します。NOTIFY メッセージの例は次のとおりです。
NOTIFY メッセージによって IP フォン上でリモート リブート プロセスが開始されると、次のアクションが実行されます。
1. IP フォンが現在アイドル状態になっている場合、IP フォンは 20 秒間待機してから、syncinfo.xml ファイルを取得するために TFTP サーバと交信します。IP フォンがアイドル状態になっていない場合、IP フォンはアイドル状態になるまで 20 秒間待機してから、syncinfo.xml ファイルを取得するために TFTP サーバと交信します。
2. IP フォンは syncinfo.xml ファイルを読み取り、必要に応じて次のアクションを実行します。
a. 最新イメージが指定されているかどうか判別します。指定されている場合、IP フォンはステップ c. に進みます。指定されていない場合、IP フォンはステップ b. に進みます。
b. image_version パラメータにワイルドカード エントリ(*)があるかどうか判別します。ワイルドカード エントリがある場合、IP フォンはステップ c. に進みます。ない場合、IP フォンはステップ d. に進みます。
c. 同期値が IP フォンに保存されている値と異なるかどうか判別します。異なる場合、IP フォンはステップ e. に進みます。同じ場合、IP フォンはステップ d. に進みます。
次に IP フォンは、「初期化プロセスの概要」に説明されている通常のリブート プロセスを実行し、新規イメージを検出して、syncinfo.xml ファイルで指定された値の同期値を使用して新規イメージにアップグレードします。