この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Telnet またはコンソールを使用して Cisco SIP IP phone に接続し、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して IP フォンのデバッグ、またはトラブルシューティングを行うことができます。 表 4-1 では、使用可能な CLI コマンドを示します。
Telnet セッションで CLI を使用するには、IP フォンの IP アドレスが必要です。 IP フォンの IP アドレスを取得するには、Settings を押し、Network Configuration を選択してください。 IP Address までスクロールダウンすると、アドレスが表示されます。 デフォルトの Telnet パスワードは「cisco」です。
settings キーを使用して、数種類のステータス情報にアクセスできます。 settings キーを使用して入手できる情報は、システム管理に役立ちます。ステータス情報にアクセスするには、 settings を選択し、Settings メニューの Status を選択します。Status メニューから、次の 3 つのオプションを選択できます。
• Status Messages:診断メッセージを表示します。
• Network Status:パフォーマンス メッセージを表示します。
• Firmware Version:IP フォンの現在のファームウェア バージョンに関する情報を表示します。
Setting Status メニューを使用して入手できるステータス メッセージの他に、現在のコールに関するステータス メッセージも入手できます。
ネットワーク問題の診断に使用できるステータス メッセージを表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Settings キーを押します。 Settings メニューが表示されます。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。 Setting Status メニューが表示されます。
ステップ 4 Status Messages を選択します。
ステップ 5 Select ソフト キーを押します。 Status Messages パネルが表示されます。
ステップ 6 Status Messages パネルを終了するには、 Exit ソフト キーを押します。
IP フォンおよびネットワーク パフォーマンスに関する統計情報を表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Settings キーを押します。 Settings メニューが表示されます。
ステップ 3 Select ソフト キーを押します。 Setting Status メニューが表示されます。
ステップ 4 Network Statistics を選択します。
ステップ 5 Select ソフト キーを押します。 Network Statistics パネルが表示されます。
• Rcv:スイッチを通さずに、IP フォンが受信したパケットの数。
• Xmit:スイッチを通さずに、IP フォンが送信したパケットの数。
• REr:IP フォンが受信した、エラーが含まれているパケットの数。
• BCast:IP フォンが受信したブロードキャスト パケットの数。
• Phone State Message:IP フォンのステータスを示す TCP メッセージ。可能なメッセージは、次のとおりです。
–Phone Initialized:IP フォンの電源オン以降、TCP 接続は切断されていません。
–Phone Closed TCP:IP フォンによって TCP 接続がクローズされました。
–TCP Timeout:再試行のタイムアウトにより、TCP 接続がクローズされました。
–Error Code:TCP 接続がクローズされた異常理由を示すエラー メッセージ。
• Elapsed Time:前回の電源のオフ→オン間に経過した時間の長さ(日数、時間数、分数、および秒数)。
• Port 0 Full, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 0 Half, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 0 Full, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 0 Half, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Full, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Half, 100:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 100 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Full, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより全二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
• Port 1 Half, 10:ネットワークはリンク状態にあり、オート ネゴシエーションにより半二重 10 Mbps 接続になっていることを示します。
ステップ 6 Network Statistics パネルを終了するには、 Exit ソフト キーを押します。
(注) Network Statistics パネルに表示された値をリセットするには、IP フォンの電源をいったんオフにしてから、再度オンにしてください。