システム概要の表示
RTMT の System Summary により、1 つのモニタリング ペインで重要な一般情報を監視できます。System Summary には、次の定義済みオブジェクトに関する情報を表示できます。
• 仮想メモリの使用状況
• CPU の使用状況
• 共通パーティションの使用状況
• アラート履歴ログ
追加情報
「関連項目」を参照してください。
サーバ ステータスの監視
[Servers] カテゴリでは、CPU とメモリの使用状況、プロセス、ディスク スペースの使用状況、およびサーバ上の各種アプリケーションの重要なサービスが監視されます。
[CPU and Memory] モニタには、各サーバの CPU の使用状況と仮想メモリの使用状況が表示されます。サーバの CPU ごとに、各プロセッサが各種モードと処理(User、Nice、System、Idle、IRQ、SoftIRQ、IOWait)でのプロセスの実行に費やす時間の割合などの情報が表示されます。CPU 使用率とは、アイドル時間を除く、すべてのモードと処理の実行に費やされる合計時間の割合のことです。メモリの場合、この情報には、Total、Used、Free、Shared、Buffers、Cached、Total Swap、Used Swap、Free Swap メモリがキロバイト単位で表示され、さらに使用中の仮想メモリの割合も表示されます。
[Processes] モニタには、システム上で実行中のプロセスに関する情報が表示されます。RTMT は、プロセス ID(PID)、CPU 使用率、Status、Shared Memory(KB)、Nice(レベル)、VmRSS(KB)、VmSize(KB)、VmData(KB)、Thread Count、Page Fault Count、および Data Stack Size(KB)といった情報をプロセスごとに表示します。
[Disk Usage] モニタリング カテゴリには、共通およびスワップ パーティションのディスク使用率が図で表示されます。また、各ホストの各パーティション(Active、Boot、Common、Inactive、Swap、SharedMemory)のディスク使用率も表示されます。
[Critical Services] モニタリング カテゴリには、重要なサービスの名前、ステータス(サービスが起動、ダウン、アクティブ、管理者により停止、開始中、停止中、不明、のいずれか)、およびサービスが起動され、システムで実行されている経過時間が表示されます。
各状態の個別の説明については、 表3-1 を参照してください。
表3-1 [Critical Services] のステータス
[Critical Services] のステータス
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starting |
サービスは現在、開始モードです。このステータスは、[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified CallManager Serviceability の Control Center に示されます。 |
up |
サービスは現在、実行中です。このステータスは、[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified CallManager Serviceability の Control Center に示されます。 |
stopping |
サービスは現在、停止中です。このステータスは、[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified CallManager Serviceability の Control Center に示されます。 |
down |
サービスを停止するタスクを実行していませんが、サービスが予期せず停止されました。[Critical Services] ペインに、サービスのダウンが示されます。 サービスのステータスがダウンになると、CriticalServiceDown アラートが生成されます。 |
stopped by Admin |
サービスを停止するタスクを意図的に実行しました。たとえば、Cisco Unified CallManager のバックアップまたは復元、アップグレードの実行、Cisco Unified CallManager Serviceability やコマンドライン インターフェイス(CLI)などでサービスを停止した場合です。 [Critical Services] ペインにこのステータスが示されます。 |
not activated |
サービスは現在、アクティブなステータスではありません。このステータスは、[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified CallManager Serviceability の Control Center に示されます。 |
unknown state |
サービスの状態が判別できません。このステータスは、[Critical Services] ペインに示されます。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
定義済みのシステム オブジェクトの表示と監視
Quick Launch Channel で [System] を選択すると、RTMT のモニタリング ペインに、定義済みのシステム オブジェクトに関する情報が表示されます。
表3-2 は、RTMT が監視する定義済みのオブジェクトに関する情報です。
ヒント 定義済みのオブジェクトのモニタでズームインするには、目的の図の領域上でマウスの左ボタンをクリックしてドラッグします。領域を選択したら、マウス ボタンを放します。RTMT が、監視表示を更新します。モニタをズームアウトして最初のデフォルトの表示にリセットするには、「R」キーを押します。
表3-2 システムのカテゴリ
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System Summary |
仮想メモリの使用状況、CPU の使用状況、共通パーティションの使用状況、およびアラート履歴ログに関する情報が表示されます。 定義済みのシステム オブジェクトに関する情報を表示するには、[System] > [System Summary] を参照してください。 |
Server |
• CPU and Memory:サーバの CPU 使用状況と仮想メモリの使用状況に関する情報が表示されます。 CPU と仮想メモリの使用状況に関する情報を表示するには、[System] > [Server] > [CPU and Memory] を選択します。特定のサーバの CPU およびメモリ使用状況を監視するには、[Host] ドロップダウン リスト ボックスからサーバを選択します。 • Process:サーバで実行中のプロセスに関する情報を表示します。 システムで実行中のプロセスに関する情報を表示するには、[System] > [Server] > [Process] を選択します。特定のサーバのプロセス使用状況を監視するには、[Host] ドロップダウン リスト ボックスからサーバを選択します。 • Disk Usage:サーバでのディスク使用状況に関する情報を表示します。 システムのディスク使用状況に関する情報を表示するには、[System] > [Server] > [Disk Usage] を選択します。特定のサーバのディスク使用状況を監視するには、[Host] ドロップダウン リスト ボックスからサーバを選択します。 • Critical Services:重要なサービスの名前、ステータス(サービスが起動、ダウン、アクティブ、管理者により停止、開始中、停止中、不明、のいすれか)、および特定の Cisco Unified Communications ノードに特定の状態でサービスが存在している経過時間を表示します。 重要なサービスに関する情報を表示するには、[System] > [Server] > [Critical Services] を選択します。重要なサービスを表示するには、[System] タブをクリックします。 –Cisco Unified Communications Manager の重要なサービスを表示するには、[CallManager] タブをクリックします。 –特定のサーバの重要なサービスを監視するには、[Host] ドロップダウン リスト ボックスからサーバを選択し、目的の重要なサービスのタブをクリックします。 重要なサービスのステータスが管理者によるサービス停止を示している場合は、管理者が意図的にサービスを停止するタスクを実行しています。たとえば、管理者が Cisco Unified Communications Manager のバックアップまたは復元、アップグレードの実行、Cisco Unified CallManager Serviceability やコマンドライン インターフェイス(CLI)などでサービスを停止した場合です。 重要なサービスのステータスが不明状態と表示されている場合は、サービスの状態が判別できていません。 重要なサービスの状態の詳細については、「サーバ ステータスの監視」を参照してください。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。