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[Software Upgrades] オプションを使用すると、次のようなインストールとアップグレードを実行できます。
• [Install/Upgrade]:アプリケーション ソフトウェアのアップグレード、Cisco Unified Communications Manager ロケール インストーラとダイヤル プランのインストール、および、デバイス パック、電話機のファームウェア ロード、およびその他の COP ファイルのアップロードとインストールをする場合に、このオプションを使用します。
• [TFTP File Management]:電話機が使用するさまざまなデバイス ファイルを TFTP サーバにアップロードする場合に、このオプションを使用します。アップロード可能な TFTP サーバ ファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および電話機の背景画像などがあります。
• 新しいリリースのリリース ノートを読んで、新しい機能について理解し、システムに関係する他の製品(JTAPI、IPMA、RTMT、IPCC、ファイアウォールなど)とアップグレード中に対話する方法を把握します。
Cisco Unified Communications Manager のリリース ノートは、次の URL にあります。
http://cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_release_notes_list.html
• 新しいリリース用の必要なライセンス ファイルがあることを確認します。
Cisco Unified Communications Manager 5.x からアップグレードする場合は、ソフトウェア機能ライセンスを取得してください。ソフトウェア機能ライセンスによって、指定したライセンス バージョンの機能がシステムでアクティブになります。Cisco Unified Communications Manager 6.(x) 以降で 5.0 デバイス ライセンスを使用するには、必ずシステムで実行されている Cisco Unified Communications Manager バージョンのソフトウェア機能ライセンスを取得してください。
ライセンスの取得およびインストール方法に関する詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』の「License File Upload」の章を参照してください。
• アップグレードを開始する前に、システムをバックアップします。
• [Cisco Unified Serviceability] > [Tools] > [Service Activation] を選択して、Cisco Extension Mobility サービスをディセーブルにします。詳細については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
(注) Cisco Extension Mobility サービスをディセーブルにした場合、Cisco Extension Mobility のユーザは、Cisco Extension Mobility をサポートする電話機でログインおよびログアウトできなくなることに注意してください。
• 大量のデバイスを含む大規模な Class A または Class B サブネットに Cisco Unified Communications Manager をインストールしないでください。Cisco Unified Communications Manager を大量のデバイスがある大規模なサブネットにインストールすると、Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)テーブルが短期間でいっぱいになる可能性があります(デフォルトでは最大 1024 エントリ)。ARP テーブルがフルになると、Cisco Unified Communications Manager はエンドポイントとの通信が困難になり、電話を追加できなくなります。
• 新しいリリースにアップグレードする前に、現在インストールされている COP ファイルのマニュアルを参照して、Cisco Unified Communications Manager のアップグレードに関連する考慮事項がないかを確認してください。
(注) Nokia s60 COP ファイルがインストールされている場合、このファイルの新しいバージョンをインストールしてから Cisco Unified Communications Manager をアップグレードしてください。
• Cisco Unified Communications Manager Release 8.0(2) で IPv6 を使用する場合は、Release 8.0(2) にアップグレードする前に DNS サーバを IPv6 にプロビジョニングできます。ただし、Release 8.0(2) をアップグレードしてから、IPv6 の Cisco Unified Communications Manager DNS レコードを設定してください。
• Cisco Unified Communications Manager をアップグレードする前に、Cisco Unified Mobile Communicator デバイス名が 15 文字以下であることを確認してください。Cisco Unified Mobile Communicator のデバイス名が 15 文字より多い場合、アップグレード時にデバイスが移行されません。
• アップグレード前の作業を実行したら、「ソフトウェア アップグレードの考慮事項」を参照してください。
• 「Cisco Unified Communications Manager Release 6.0(1) よりも前のリリースから Release 6.0(1) 以降へのアップグレード」
• 「Cisco Unified Communications Manager Release 6.0(1) よりも前のリリースから Release 7.0(1) 以降へのアップグレード」
• 「Cisco Unified Communications ManagerRelease 5.1(3e) から 7.1.x Release へのアップグレード」
• 「5.x リリースからのアップグレードにおけるパーティションのサイズ制限」
このバージョンの Cisco Unified Communications Manager では、では、コンピュータの運用中にサーバにアップグレード ソフトウェアをインストールすることができます。システムには、2 つのパーティションがあります。1 つはアクティブな、もう 1 つはアクティブでない、ブート可能パーティションです。システムのブートと動作はすべてアクティブ パーティションとしてマークされているパーティションで実行されます。
(注) Cisco Extension Mobility にログイン中またはログアウト中のユーザがいる場合は、アップグレードに失敗することがあります。アップグレードを開始する前に、Cisco Extension Mobility サービスを無効にする必要があります。詳細については、「アップグレード前の作業」を参照してください。
アップグレード ソフトウェアをインストールする場合は、アクティブでないパーティションにインストールします。ソフトウェアのインストール中もシステムは通常通り動作します。準備ができたら、非アクティブ パーティションをアクティブにして、アップグレードしたソフトウェアでシステムをリブートします。現在アクティブなパーティションは、システムの再起動後に非アクティブ パーティションとして認識されます。現在のソフトウェアは、次のアップグレードまで非アクティブ パーティションにそのまま残ります。設定情報は自動的にアクティブ パーティションにあるアップグレード バージョンに移行されます。
クラスタをアップグレードする場合、最初のノードからアップグレードを開始します。「クラスタの並行アップグレード」で説明しているとおり、最初のノードがアップグレードの指定した段階に達すると、後続ノードのアップグレードを並行して開始できます。
クラスタ内のすべてのサーバで、同一リリースの Cisco Unified Communications Manager が実行されている必要があります。唯一の例外は、クラスタ ソフトウェア アップグレードの実行中です。この間は、一時的な不一致が発生しても問題となりません。
何らかの理由でアップグレードから元の状態に戻す場合、ソフトウェアの以前のバージョンがある非アクティブ パーティションでシステムを再起動できます。しかし、ソフトウェアのアップグレード後に行った設定の変更はすべて失われます。
(注) データベースへの変更は、アクティブなパーティションに対してのみ実行できます。アクティブでないパーティションのデータベースは更新されません。アップグレード後にデータベースに変更を加えた場合は、パーティションを切り替えてから同じ変更を繰り返す必要があります。
アップグレード サイクル中に最初のノードをアップグレードして、新しいバージョンに切り替えた後に後続ノードのアップグレードが失敗した場合、またはクラスタ内のいずれかの後続ノードのアップグレードが失敗した場合、次の手順を実行できます。
• 後続ノードで、アップグレードの失敗の原因になったエラーを修正できます。クラスタ内のノードのネットワーク接続を確認し、後続ノードを再起動してから、後続ノードのサーバ メモリおよび CPU 使用率が高すぎないかを確認してください。後続ノードを再度アップグレードします。
• アクティブなパーティションの最初のノードで、サーバにインストールされた最新バージョンのソフトウェアが実行できることを確認してください。アクティブなパーティションの最初のノードで実行されているのと同じソフトウェア バージョンで後続ノードのフレッシュ インストールを実行します。後続ノードを再インストールする場合は、Cisco Unified CM の管理からサーバを削除して、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の手順に従ってサーバを再度追加します。
• 「以前のバージョンへの復帰」に従い、最初のノードおよび後続ノードすべてを前のバージョンに戻し、後続ノードに前のバージョンをインストールします。次に、最初のノードを新しいバージョンに再度アップグレードして(戻すのではない)、後続ノードを新しいバージョンにアップグレードします。最初のノードを、新しいバージョンに再度アップグレードするのではなく前のバージョンに戻すと、データベースが同期されず、同期を修復できません。
パッチまたはアップグレード バージョンは DVD(ローカル ソース)または Cisco Unified Communications Manager サーバがアクセスできるネットワーク ロケーション(リモート ソース)からインストールできます。
Cisco Unified Communications Manager のインストール直後または他の製品バージョンへの切り替え直後の短時間、電話機ユーザによって実行された設定の変更が適用されない場合があります。電話機ユーザ設定の例には、コール転送やメッセージ待機インジケータのライト設定などがあります。これは、インストール後またはアップグレード後に Cisco Unified Communications Manager データベースが同期され、電話機ユーザによる設定の変更が上書きされる場合があるためです。
(注) ソフトウェアのアップグレード プロセスを開始する前にシステム データをバックアップしてください。詳細については、『Disaster Recovery System Administration Guide』を参照してください。
管理者はアップグレード中に Cisco Unified Communications Manager の設定を変更しないでください。設定の変更には、Cisco Unified Communications Manager Administration、Cisco Unified Serviceability、および [User Option] ウィンドウで実行するすべての変更が含まれます。
アップグレード時の設定の変更はアップグレード完了後に失われる可能性があり、一部の設定によりアップグレードが失敗する可能性があります。
Cisco Unified Communications Manager Release 8.0(2) では、この制限はリリース 4.x、5.x、および 6.x に適用されます。
Cisco Unified Communications Manager Release 5.x および 6.x からのアップグレードでは、Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理またはコマンド ライン インターフェイスのいずれかを使用して新しいリリースにアップグレードする前に、すべての設定操作を中断する必要があります。
システムをアップグレードする場合は、この項のアップグレード タスクを実行してから、設定タスクを実行してください。
アップグレード タスクを正常に完了するには、アップグレード作業を次の順番とおりに実行してから設定を変更してください。
(注) アップグレードがクラスタ内すべてのサーバで完了し、サーバをアップグレードされたパーティションに切り替えて、データベースの複製が機能していることを確認するまで設定作業を実行しないことを推奨します。
ステップ 1 設定作業をすべて停止します。つまり、さまざまな Cisco Unified Communications Manager 関連 GUI または CLI(Cisco Unified Communications オペレーティング システム GUI でのアップグレードを除く)での設定作業を実行しないでください。
ステップ 2 クラスタ内の最初のノード(パブリッシャ ノード)をアップグレードします。
ステップ 3 クラスタ内の後続ノード(サブスクライバ ノード)をアップグレードます。
ステップ 4 最初のノードをアップグレードされたパーティションに切り替えます。
ステップ 5 後続ノードをアップグレードされたパーティションに切り替えます。
(注) 後続ノードは、サイト要件に応じてアップグレードされたパーティションにすべて同時に切り替えることも、1 つづつ切り替えることもできます。
ステップ 6 最初のノードと後続ノード間でデータベースの複製が機能していることを確認してください。データベースの複製ステータスは次のいずれかの方法で確認できます。
• Cisco Unified Reporting で、Unified CM データベース ステータス レポートにアクセスします。続行する前に、必ずレポートにエラーがなくデータベースの複製ステータスが良好であることを確認します。Cisco Unified Reporting の使用に関する詳細については、『 Cisco Unified Reporting Administration Guide 』を参照してください。
• Cisco Real Time Monitoring Toolで、[CallManager] タブの Database Summary サービスにアクセスして、データベースの複製ステータスを監視します。次に、データベースの複製ステータスに関する進行状況を示します。
– 1:複製セットアップ スクリプトがこのノードから送信されます。
続行する前に、必ずデータベースの複製ステータスが良好であることを確認します。Real Time Monitoring Tool の使用に関する詳細については、『 Cisco Unified Real Time Monitoring Tool Administration Guide 』を参照してください。
ステップ 7 その他すべてのアップグレード作業が完了したら、必要に応じて設定作業を実行できます。
Cisco Unified Communications Manager Release 4.x および 5.x からのアップグレードでは、アップグレード開始後にエンド ユーザがユーザ方向機能に対して行ったプロビジョニングが失われる可能性があります。
Cisco Unified Communications Manager Release 6.x からのアップグレードでは、ユーザ方向機能に対して行った変更はアップグレード完了後に保存されます。
• Call Forward All(CFA; 全コール転送)
• Message Waiting Indication(MWI; メッセージ待機表示)
• Extension Mobility(EM; エクステンション モビリティ)のログイン
Cisco Unified Communications Manager 5.x または 6.x(アップグレードがサポートされるバージョン)を実行しているクラスタを Cisco Unified Communications Manager 8.0(2) にアップグレードするには、最初のノードをアップグレードします。最初のノードがアップグレードの指定した段階に達すると、後続ノードのアップグレードを並行して開始できます。
最初のノードのアップグレード中に、Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理の [Software Installation/Upgrade] ウィンドウまたはコマンド ライン インターフェイス(CLI)を使用して、インストール ログ(install_log_<date+time>.log)を表示してください。ログに次の情報が表示されていれば、後続のノードのアップグレードを開始できます。
PRODUCT_VERSION が、アップグレード後の製品バージョン(8.0(2) など)。
また、CLI を使用して次の手順に従うと、インストール ログの関連情報を検索できます。
ステップ 1 インストール ログを一覧表示します。次に例を示します。
ステップ 2 ストリング PRODUCT_VERSION の最新インストール ログを検索します。次に例を示します。
ステップ 3 file search コマンドによってインストール ログで PRODUCT_VERSION ストリングが検索されたら、後続ノードのアップグレードを開始できます。
新しいバージョンをアクティブにする準備が整ったら、その他のノードで新しいソフトウェアをアクティブにする前に、最初のノードの新しいソフトウェアをアクティブにしてください。
サポートされるアップグレードについては、製品リリースのリリース ノートおよび次の URL にある Cisco Unified Communications Manager の互換性マトリクスを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_device_support_tables_list.html
Cisco Unified Communications Manager Release 6.0(1) 以降、CAPF では証明書とキーの管理に Certificate Manager Infrastructure が使用されています。このため、Release 6.0(1) よりも前のリリースから Release 6.0(1) 以降にアップグレードすると、CAPF のキーと証明書は自動的に再作成されます。その後 CTL Client アプリケーションを再実行し、CTL ファイルをアップグレードする必要があります。Cisco Unified Communications Managerでの CAPF の使用方法については、『 Cisco Unified Communications Manager Security Guide 』を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager を新しいリリースにアップグレードする前に、まずリリースのライセンスを取得する必要があります。アップグレード後に新しいライセンスをインポートしてからシステムを有効にする必要があります。ライセンスおよびライセンス取得の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager を Release 6.0(1) よりも前のリリースから Release 7.0(1) 以降にアップグレードする場合、サーバ上に /spare パーティションが作成されません。Release 6.0(1) 以降から Release 7.0(1) 以降にアップグレードする場合、または Release 7.0(1) 以降のフレッシュ インストールを実行する場合は、/spare パーティションが作成されます。
この情報は、次のリリースから 7.1.x リリースにアップグレードする場合に適用されます。
• 次の 5.1(3e) Engineering Special リリース
アップグレードする前に、COP ファイル ciscocm.513e_upgrade.cop.sgn をサーバにインストールしてください。この COP ファイルは次の URL から入手できます。
http://tools.cisco.com/support/downloads/go/ImageList.x?relVer=COP-Files&mdfid=280735907&sftType=Unified+Communications+Manager%2FCallManager+Utilities&optPlat=&nodecount=2&edesignator=null&modelName=Cisco+Unified+Communications+Manager+Version+5.1&treeMdfId=278875240&treeName=Voice+and+Unified+Communications&modifmdfid=&imname=&hybrid=Y&imst=N&lr=Y
この COP ファイルをインストールする手順については、COP ファイルに含まれている手順に従ってください。
(注) 互換性のある Cisco Unified Communications Manager 5.1 バージョン(http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/compat/ccmcompmatr.html にある互換性マトリクスを参照)から DVD を使用して以降の Cisco Unified Communications Manager リリースにアップグレードする場合、[Software Installation/Upgrade] ウィンドウで、「To ensure the integrity of the installation file, verify the MD5 hash value against the Cisco Systems website.」というチェックサム手順の指示を無視して [Next] をクリックします。
Cisco Unified Communications Manager 5.x リリースでは固定サイズのディスク パーティションが作成されます。固定パーティションの要件以上の空きディスク容量があるサーバに 5.x リリースをインストーすると、固定サイズのパーティションが作成されます。
このようなサーバを 5.x リリースからアップグレードすると、ディスク パーティションのサイズは固定されたままになります。フレッシュ インストールを実行すると、ディスク パーティションはディスク空き容量の比率に基づいて作成されるので、サーバのディスク空き容量がすべて効率的に使用されます。
サポートされるアプライアンス リリースから Cisco Unified Communications Manager にアップグレードする前に、アップグレードを実行するのに十分なディスク空き容量が共通パーティションにあることを確認してください。十分なディスク空き容量を確保するため、DVD または Cisco.com の ISO ファイルのサイズを確認します。ローカル ソース(DVD)からアップグレードする場合は、ISO ファイルと同じディスク空き容量が必要です。ネットワーク ソースからアップグレードする場合は、ISO ファイルを組み合わせたサイズの 2 倍のディスク空き容量が必要です。
共通パーティションのディスク空き容量を確認するには、次のいずれかの手順を実行します。
• show status CLI コマンドを使用して、Disk/logging 見出しの下に表示される情報を記録します。
• Cisco Unified Communications オペレーティング システム で [Show] > [System] を選択します。
• Real Time Monitoring Tool で [System] > [Server] > [Disk Usage] を選択します。[Disk Usage] の [Host] ドロップダウン リスト ボックスからサーバを選択して、共通パーティションの [Used Space (MB)] を表示します。
十分なディスク空き容量がない場合は、Real Time Monitoring Tool を使用して、コア ファイルおよびトレース ファイルを収集し、サーバから削除します。ファイルの収集に関する詳細については、『 Cisco Unified Real Time Monitoring Tool Administration Guide 』を参照してください。
また、ログ パーティション モニタリング サービスあるいは Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して、サーバのファイルを削除できます。ただし、システム パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、通常の業務時間内にこれらのツールを使用することは推奨しません。ログ パーティション モニタリングの設定に関する詳細については、『 Cisco Unified Real Time Monitoring Tool Administration Guide 』を参照してください。CLI に関する詳細については、『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』を参照してください。
(注) 今後、大量のトレース ファイルが原因で発生するディスク使用率の問題を防止するには、Cisco Unified Serviceability でトレースの設定を確認してください([Trace] > [Configuration])。サービスの最大トレース ファイル数を減らすか、トレース設定をデフォルト値に設定できます。
アップグレード プロセスを開始する前に、適切なアップグレード ファイルを Cisco.com から取得する必要があります。メジャー アップグレード、つまりリリース トレイン間のアップグレード(6.01(1) から 7.0(1) へのアップグレードなど)を実行する場合、Product Upgrade Tool(PUT)を使用して DVD を取得するか、代理店からアップグレードを購入してください。
PUT を使用するには、 https://tools.cisco.com/gct/Upgrade/jsp/index.jsp にアクセスします。シスコ契約番号(Smartnet、SASU または ESW)を入力して、DVD/DVD セットを請求してください。Cisco Unified Communications Manager の契約がない場合は、代理店からアップグレードを購入してください。
マイナー アップグレード、つまりリリース トレイン内のアップグレード(7.0(1) から 7.1(2) へのアップグレードなど)を実行する場合、Cisco.com からもアップグレード ファイルを入手できます。
サポートされる Cisco Unified Communications Manager 5.1(x) リリースからのアップグレード
Cisco Unified Communications Manager Release 5.1(3) からのアップグレードの場合、アップグレードには、パッチ セットと呼ばれる一連のファイルが必要です。このファイルはシスコが提供する DVD のディレクトリ cisco-ipt-k9-patchX.X.X.X-X にあります。X.X.X.X-X はリリースおよびビルド番号を示します。
(注) システムが有効なファイルだと認識できなくなるため、インストールする前にこの中のディレクトリ名またはファイル名は変更しないでください。
Cisco Unified Communications Manager 6.x および 7.x からのアップグレード
Cisco Unified Communications Manager Release 6.x または 7.x からのアップグレードの場合、アップグレード ファイル名は次の形式になります。
インストール プロセス中も、アップグレード ファイルにはローカル DVD かリモートの FTP または SFTP サーバからアクセスできます。アップグレード ファイルにアクセスするときに入力するディレクトリ名とファイル名では、大文字と小文字が区別されることに注意してください。
シスコでは任意の SFTP サーバ製品を使用できますが、Cisco Technology Developer Partner Program(CTDP)を介してシスコが認定する SFTP 製品を使用することをお勧めします。GlobalSCAPE などの CTDP パートナーは、Cisco Unified Communications Manager の特定のバージョンについて同社の製品を認定しています。お使いの Cisco Unified Communications Manager バージョンを認定したベンダーに関する情報については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/pcgi-bin/ctdp/Search.pl
GlobalSCAPE をサポートされる Cisco Unified Communications バージョンで使用する方法については、次の URL を参照してください。
http://www.globalscape.com/gsftps/cisco.aspx
シスコでは社内テストに次のサーバを使用しています。いずれかのサーバを使用できますが、サポートについては各ベンダーにお問い合わせください。
• Open SSH( http://sshwindows.sourceforge.net/ を参照)
• Cygwin( http://www.cygwin.com/ を参照)
• Titan( http://www.titanftp.com/ を参照)
シスコでは、SFTP 製品、freeFTPD の使用はサポートしません。この SFTP 製品では、ファイル サイズが 1GB に制限されているためです。
(注) CTDP プロセスによって認定されていないサードパーティ製品に関する問題については、各サードパーティ ベンダーにお問い合わせください。
この項では、スロットリングがアップグレード プロセスに影響を与え、アップグレード速度の低下または停止の考えられる原因の特定とアップグレード速度を向上できる操作について説明します。
• 「概要」
スロットリングにより、コール処理の低下を防止できますが、アップグレードにかかる時間が長くなる可能性があります。スロットリングはデフォルトでイネーブルです。また、通常の業務時間中にアップグレードを実行する場合不可欠です。アップグレード中にシステムのコール処理の負荷が高いほど、アップグレード タスクにかかる時間が長くなるので注意してください。
使用するサーバ モデルはアップグレード速度に影響を及ぼします。SATA ハード ドライブを搭載したサーバ(MCS-7816、MCS-7825、MCS-7828)は、SAS/SCSI ハード ドライブを搭載したサーバ(MCS-7835 および MCS-7845)よりアップグレードに時間がかかります。
サーバの書き込みキャッシュがディセーブルの場合、アップグレード プロセスの実行速度が遅くなります。旧式サーバのバッテリ切れなど、書き込みキャッシュがディセーブルになる要因はいくつか考えられます。
アップグレードを開始する前に、MCS-7828-H4 および MCS-7835/45 ディスク コントローラの書き込みキャッシュのステータスを確認してください。MCS-7816、MCS-7825、またはその他の MCS-7828 サーバでは書き込みキャッシュのステータスを確認する必要はありません。書き込みキャッシュのステータスを確認するには、Cisco Unified オペレーティング システムの管理にアクセスして [Show] > [Hardware] を選択します。
バッテリ切れにより、書き込みキャッシュがディセーブルになったと判断した場合、ハード ディスク コントローラのキャッシュ バッテリを交換してください。バッテリの交換を実行するには、ローカル サポートの手順に従ってください。
次に示す [Show] > [Hardware] メニューの出力例を参照して、バッテリおよびライトバック キャッシュのステータスを確認する詳細を確認してください。
次の例では書き込みキャッシュがイネーブルであることを示しています。この例では、キャッシュの 50 %が書き込みに予約されており、キャッシュの 50 %が読み取りに予約されています。書き込みキャッシュがディセーブルの場合、キャッシュの 100 %が読み込みに予約されているか、Cache Status が「OK」ではありません。また、バッテリ カウントが「1」になっています。コントローラのバッテリが切れている、またはない場合は「0」と示されます。
例 7-1 書き込みキャッシュがイネーブルの 7835/45-H1、7835/45-H2、7828-H4 サーバ
次の例では、バッテリ ステータスがイネーブルで、書き込みキャッシュ モードが(ライトバック)モードでイネーブルになっています。
例 7-2 書き込みキャッシュがイネーブルの 7835/45-I2 サーバ
この項では、ローカルまたはリモート ソースからのアップグレード手順について説明します。この項は、次の内容で構成されています。
ローカル DVD を使用してソフトウェアをアップグレードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 シスコから提供されるアップグレード ディスクが手元にない場合は、ISO イメージ形式でダウンロードしたアップグレード ファイルを DVD に書き込んで、アップグレード ディスクを作成します。
(注) DVD に .iso ファイルをコピーしただけでは、正しく動作しません。商用ディスク書き込みアプリケーションの多くで、ISO イメージ ディスクを作成できます。
ステップ 2 新しい DVD をアップグレードするローカル サーバのディスク ドライブに挿入します。
ステップ 3 Cisco Unified Communications オペレーティング システム 管理ページにログインします。
ステップ 4 [Software Upgrades] > [Install/Upgrade] に移動します。
[Software Installation/Upgrade] ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 [Source] リストから [DVD] を選択します。
ステップ 6 [Directory] フィールドにスラッシュ(/)を入力します。
ステップ 7 [Next] をクリックしてアップグレード プロセスを続行します。
ステップ 8 インストールするアップグレード バージョンを選択して、[Next] をクリックします。
ステップ 9 次のウィンドウでダウンロードの進行状況を監視します。
ステップ 10 アップグレードをインストールして、アップグレードされたパーティションに自動的に再起動する場合は、[Reboot to upgraded partition] を選択します。システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが起動されます。
ステップ 11 アップグレードをインストールして、後でアップグレードされたパーティションに手動で再起動する場合は、次のいずれかの手順を実行します。
a. [Do not reboot after upgrade] を選択します。
[Upgrade Status] ウィンドウにアップグレード ログが表示されます。
c. インストールが完了したら、[Finish] をクリックします。
d. システムを再起動して、アップグレードをアクティブにするには、[Settings] > [Version] を選択して、[Switch Version] をクリックします。
システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが起動されます。
ネットワーク ロケーションまたはリモート サーバからソフトウェアをアップグレードするには、次の手順を実行します。
(注) Cisco Unified オペレーティング システムの管理にアクセスしている間は、ブラウザの制御機能(表示の更新や再読み込みなど)を使用しないでください。代わりに、インターフェイスに用意されているナビゲーション制御を使用します。
ステップ 1 アップグレードするサーバがアクセスできる FTP または SFTP サーバにアップグレード ファイルを置きます。
サポートされる Release 5.1(x) からアップグレードする場合は、パッチ セットと呼ばれる一連のファイルが必要です。次のいずれかの方法を使用して、パッチ セットのファイルを FTP サーバまたは SFTP サーバに配置してください。
a. シスコから提供されたアップグレード ディスクが手元にある場合は、ディスクの内容をリモート サーバにコピーします。
b. アップグレード ファイルをダウンロードした場合は、ダウンロードしたファイルをリモート サーバにコピーします。
ステップ 2 Cisco Unified Communications オペレーティング システム 管理ページにログインします。
ステップ 3 [Software Upgrades] > [Install/Upgrade] に移動します。
[Software Installation/Upgrade] ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 [Source] リストから [Remote Filesystem] を選択します。
ステップ 5 パッチ ファイルを格納したリモート システム上のディレクトリ パスを、[Directory] フィールドに入力します。
アップグレード ファイルが Linux または Unix サーバ上にある場合は、ディレクトリ パスの先頭にフォワード スラッシュを入力する必要があります。たとえば、アップグレード ファイルが patches ディレクトリにあるにある場合は、 /patches
と入力する必要があります。
アップグレード ファイルが Windows サーバ上に配置されている場合は、FTP サーバまたは SFTP サーバに接続することになるため、次のような適切な構文を使用するよう注意してください。
• パスの記述はフォワード スラッシュ(/)で開始し、パスの区切り文字には常にフォワード スラッシュを使用します。
• パスの先頭部分は、サーバ上の FTP または SFTP ルート ディレクトリにする必要があります。したがって、C: などのドライブ文字で開始される Windows 絶対パスは入力できません。
ステップ 6 [Server] フィールドに、サーバ名または IP アドレスを入力します。
ステップ 7 [User Name] フィールドに、リモート サーバでのユーザ名を入力します。
ステップ 8 [User Password] フィールドに、リモート サーバでのパスワードを入力します。
ステップ 9 [Transfer Protocol] フィールドで、転送プロトコルを選択します。
ステップ 10 [Next] をクリックしてアップグレード プロセスを続行します。
ステップ 11 インストールするアップグレード バージョンを選択して、[Next] をクリックします。
• Cisco Unified Communications Manager Release 5.1(x) からアップグレードする場合は、パッチ セットと呼ばれる一連のファイルが必要です。リストから、インストールするアップグレード バージョンを選択します。アップグレード バージョンの名前はパッチ セットを表しており、ファイル拡張子は含まれていません。
• Cisco Unified Communications Manager Release 6.x または 7.x からのアップグレードの場合は、アップグレード ファイルの拡張子は sgn.iso になります。
ステップ 12 次のウィンドウでダウンロードの進行状況を監視します。
(注) アップグレード プロセスの進行中にサーバとの接続を失った場合、またはブラウザを閉じた場合は、[Software Upgrades] メニューに再度アクセスしようとすると、次のメッセージが表示されることがあります。
Warning: Another session is installing software, click Assume Control to take over the installation.
セッションを引き継ぐ場合は、[Assume Control] をクリックします。
[Assume Control] が表示されない場合は、Real Time Monitoring Tool でアップグレードを監視することもできます。
ステップ 13 アップグレードをインストールして、アップグレードされたパーティションに自動的に再起動する場合は、[Reboot to upgraded partition] を選択します。システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが起動されます。
ステップ 14 アップグレードをインストールして、後でアップグレードされたパーティションに手動で再起動する場合は、次のいずれかの手順を実行します。
a. [Do not reboot after upgrade] を選択します。
[Upgrade Status] ウィンドウにアップグレード ログが表示されます。
c. インストールが完了したら、[Finish] をクリックします。
d. システムを再起動して、アップグレードをアクティブにするには、[Settings] > [Version] を選択して、[Switch Version] をクリックします。
システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが起動されます。
ブリッジ アップグレードは、製造中止された Cisco Unified Communications Manager サーバから Cisco Unified Communications Manager の最新リリースをサポートするサーバに移行するユーザに移行パスを提供します。
サポートが中止されたサーバは、ブリッジ アップグレード サーバとして機能することが許可され、アップグレードおよび起動できますが、Cisco Unified Communications Manager は正しく機能しません。
Cisco Unified Communications Manager のバージョンを製造中止されたサーバ モデルでアップグレードすると、Cisco Unified Communications Manager によってアップグレード ログにメッセージが挿入されます。このアップグレード ログはアップグレードが Cisco Unified Communications オペレーティング システム 管理ページ ウィンドウで開始されると Web ブラウザに表示されるか、CLI を使用してアップグレードを実行した場合は、CLI を使用して表示できます。このメッセージによって、この新しいバージョンを DRS バックアップの取得にのみ使用できることが通知されます。ログの警告メッセージに続いて、ブリッジ アップグレードを実行しない場合にアップグレードをキャンセルできる遅延があります。
システムが新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンを起動するとコンソールに、新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンでは DRS バックアップのみが実行できるという警告が表示されます(「This hardware has limited functionality.Backup and Restore is the only supported functionality」)。コンソールの表示に制限があるため、警告は CLI および GUI セッション中に表示されます。
ブリッジ アップグレードを実行するには、次の手順に従います。
ステップ 2 後続ノード(サブスクライバ)サーバで新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンへのアップグレードを実行します。実行できるアップグレードの種類については、この章の前の項を参照してください。
ステップ 3 すべてのノード間でデータが同期されていることを確認します。これには、CLI コマンドの utils dbreplication runtimestate および utils dbreplication status を使用できます。詳細については、『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unifed Communications Solutions 』を参照してください。
ステップ 4 製造中止されたサーバの最初のノードにある新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンを使用して、DRS バックアップを実行します。DRS バックアップはインストール時に入力されたクラスタ セキュリティ パスワードを使用して暗号化されます。このパスワードは復元時に「古い」パスワードの入力として求められることがあるため、このセキュリティ パスワードは「古い」パスワードとして記録してください。『 Disaster Recovery System Administration Guide 』を参照してください。
ステップ 5 製造中止されたサーバをネットワークから切断します。
ステップ 6 新しいサポートされるサーバの最初のノードに新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンをインストールします。このサーバに新しいライセンスを取得して、インストールする必要があります。ガイドとして『 Installing Cisco Unified Communications Manager 』を参照してください。「新しい」パスワードの入力が求められます。このパスワードはステップ 4で記録した「古い」パスワードとは異なります。『 Installing Cisco Unified Communications Manager 』では、Cisco Unified Communications Managerが受け入れる「新しい」セキュリティ パスワードの要件が示されています。この「新しい」パスワードは覚えておいてください。
ステップ 7 新しいサポートされたサーバの最初のノードで新しい Cisco Unified Communications Manager バージョンを使用して『 Disaster Recovery System Administration Guide 』の「Restoring the First Node only (Rebuilding the Publisher Alone)」の手順を実行します。まず、復元する最初のノードのみを選択します。最初のノードの復元が完了してから後続ノードを復元に選択できます。ステップ 4 で作成した製造中止されたサーバのバックアップ ファイルを使用します。ステップ 4 で記録した「古い」セキュリティ パスワードが求められます。詳細については、『 Disaster Recovery System Administration Guide 』を参照してください。
ステップ 8 新しい最初のノード サーバで、ブリッジ アップグレード前に製造中止になった最初のノード サーバでアクティブであったサービスをすべてアクティブにします。『 Administration Guide for Cisco Unity Connection Serviceability 』を参照してください。
ステップ 9 すべてのノード間でデータが同期されていることを確認します。これには、CLI コマンドの utils dbreplication runtimestate および utils dbreplication status を使用できます。詳細については、『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unifed Communications Solutions 』を参照してください。
• [Cisco Unified Serviceability] > [Tools] > [Service Activation] を選択して、Cisco Extension Mobility サービスをイネーブルにします。詳細については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
(注) Cisco Extension Mobility サービスをディセーブルにしないと、Cisco Extension Mobility のユーザは、Cisco Extension Mobility をサポートする電話機でログインおよびログアウトできなくなることに注意してください。
アップグレード ソフトウェアのインストール中に、アップグレードが途中停止したように見える場合があります。アップグレード ログには新しいログ メッセージが表示されなくなります。アップグレードが途中停止した場合は、アップグレードをキャンセルし、I/O スロットリングを無効にして、アップグレード手順を初めからやり直す必要があります。詳細については、「I/O スロットリングの影響」を参照してください。
アップグレード後も、アップグレード前に実行していたソフトウェア バージョンに戻すことができます。これには、[Switch Version] オプションを使用してシステムをアクティブでないパーティションのソフトウェア バージョンに切り替えます。
• 「以前の製品リリースに戻す場合のデータベース複製の再設定」
(注) クラスタをノンセキュアな Cisco Unified Communications Manager の旧リリース(Release 8.0 よりも前)にダウングレードする場合、バージョンを切り替える前にクラスタをロールバックに備えてください。旧リリースにダウングレードする前にクラスタをロールバックに備えないと、システム上の Cisco Unified IP Phone にある ITL ファイルをそれぞれ手動で削除しなければいけません。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』の「Security by Default」の第 2 章を参照してください。
クラスタを以前のバージョンに戻すには、次の主要手順を実行します。
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ステップ 1 次の URL を入力して、直接 Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理を表示します。
https:// server-name / cmplatform
server-name は、Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名または IP アドレスです。
ステップ 3 [Settings] > [Version] の順に選択します。
[Version Settings] ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 [Switch Versions] ボタンをクリックします。
システムの再起動について確認すると、システムが再起動します。処理が完了するまでに、最大で 15 分かかることがあります。
ステップ 5 バージョンの切り替えが正常に完了したことを確認するには、次の手順を実行します。
a. 開かれている Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理に再度ログインします。
b. [Settings] > [Version] の順に選択します。
[Version Settings] ウィンドウが表示されます。
c. アクティブなパーティションで、適切な製品バージョンが実行されていることを確認します。
d. アクティブにしたサービスがすべて動作していることを確認します。
e. 次の URL を入力し、ユーザ名とパスワードを入力して Cisco Unified Communications Manager Administrationの管理にログインします。
https:// server-name /ccmadmin
f. ログインできること、および設定データが存在することを確認します。
ステップ 1 次の URL を入力して、直接 Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理を表示します。
https:// server-name / cmplatform
server-name は、Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名または IP アドレスです。
ステップ 3 [Settings] > [Version] の順に選択します。
[Version Settings] ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 [Switch Versions] ボタンをクリックします。
システムの再起動について確認すると、システムが再起動します。処理が完了するまでに、最大で 15 分かかることがあります。
ステップ 5 バージョンの切り替えが正常に完了したことを確認するには、次の手順を実行します。
a. 開かれている Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理に再度ログインします。
b. [Settings] > [Version] の順に選択します。
[Version Settings] ウィンドウが表示されます。
c. アクティブなパーティションで、適切な製品バージョンが実行されていることを確認します。
d. アクティブにしたサービスがすべて動作していることを確認します。
クラスタ内のサーバを元のバージョンに戻し、以前の製品リリースを実行する場合は、クラスタ内のデータベース複製を手動で再設定する必要があります。データベース複製を再設定するには、すべてのクラスタ サーバを以前の製品リリースに戻した後、パブリッシャ サーバ上で CLI コマンド utils dbreplication reset all を入力します。
Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理または CLI を使用してバージョンを切り替えようとすると、メッセージが表示され、以前の製品リリースに戻す場合はデータベース複製の再設定が必要になることが通知されます。
次のガイドラインは COP ファイルのインストールに適用されます。この全般的なガイドラインが特定の COP ファイルのマニュアルと矛盾する場合は、COP ファイルのマニュアルに従ってください。
• COP ファイルをクラスタ内のすべてのサーバにインストールします。
• COP ファイルをインストールしたら、サーバを再起動します。
(注) COP ファイルのインストール時に行った設定の変更を確実データベースに上書きするため、Cisco Unified Communications Manager を再起動します。この再起動はオフピーク期間に実行することを推奨します。
ダイヤル プラン ファイルは、この章の初めの方で説明したソフトウェア アップグレードのインストール方法と同じ手順を使用して、ローカル ソースまたはリモート ソースからインストールできます。この手順の詳細については、「ソフトウェア アップグレード手順」を参照してください。
ダイヤル プラン ファイルをシステムにインストールした後、Cisco Unified Communications Manager Administration にログインし、[Call Routing] > [Dial Plan Installer] を選択して、ダイヤル プランのインストールを完了します。
シスコは、ロケール固有のバージョンの Cisco Unified Communications Manager ロケール インストーラを www.cisco.com で提供しています。このロケール インストーラはシステム管理者がインストールするもので、これを使用すると、ユーザがサポートされているインターフェイスを使用するときに、選択した翻訳済みテキストまたはトーン(使用可能な場合)を表示/受信できます。
ユーザ ロケール ファイルは、ユーザが選択したロケールの電話機表示用の翻訳済みテキストとボイス プロンプト(使用可能な場合)、ユーザ アプリケーション、および Web ページを提供します。ユーザ専用のロケール インストーラは Web 上にあります。
ネットワーク ロケール ファイルは、国固有の電話機トーンやゲートウェイ トーン(使用可能な場合)を提供します。ネットワーク専用のロケール インストーラは Web 上にあります。
1 つのロケール インストーラに複数のネットワーク ロケールが組み合されている場合があります。
(注) Cisco Media Convergence Server(MCS)またはシスコ承認の、顧客が提供するサーバは、複数のロケールをサポートできます。複数のロケール インストーラをインストールすることにより、ユーザは複数のロケールから選択できるようになります。
クラスタ内のすべてのサーバをリブートしないと、変更は有効になりません。クラスタ内のすべてのサーバにロケールのインストールが終了するまで、サーバをリブートしないように強くお勧めします。通常の業務時間後にサーバをリブートして、コール処理の中断を最小限にとどめてください。
ロケール ファイルは、この章の初めの方で説明したソフトウェア アップグレードのインストール方法と同じ手順を使用して、ローカル ソースまたはリモート ソースからインストールできます。この手順の詳細については、「ソフトウェア アップグレード手順」を参照してください。
(注) 新しくインストールしたロケールをアクティブにするには、サーバを再起動する必要があります。
Cisco Unified Communications Manager にインストールする必要のあるロケール ファイルについては、「Cisco Unified Communications Manager ロケール ファイル」を参照してください。複数のロケールをインストールしてから、サーバを再起動できます。
Cisco Unified Communications Manager のロケールをインストールする場合、次のファイルをインストールする必要があります。
• ユーザ ロケール ファイル:特定の言語と国に関する言語情報が格納されています。ファイル名の表記は、次のとおりです。
cm-locale- language - country - version .cop
• 複合ネットワーク ロケール ファイル:すべての国に対応した、さまざまなネットワーク項目(電話機のトーン、Annunciator、およびゲートウェイ トーンなど)の国固有のファイルが格納されています。複合ネットワーク ロケール ファイル名の表記は、次のとおりです。
ロケール インストーラをアクティブ化するときに発生する可能性のあるメッセージの説明については、 表 7-1 を参照してください。エラーが発生した場合は、インストール ログにあるメッセージを表示できます。
Cisco Unified Communications Manager ロケール インストーラがサポートしている製品のリストについては、次の URL から『 Cisco IP Telephony Locale Installer for Cisco Unified Communications Manager 』を参照してください。
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/callmgr-locale-51
TFTP サーバに、電話機で使用するファイルをアップロードできます。アップロード可能なファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および背景画像などがあります。このオプションは、接続先の特定のサーバにのみファイルをアップロードするもので、クラスタ内の他のノードはアップグレードされません。
デフォルトでは、ファイルは tftp
ディレクトリにアップロードされます。 tftp
ディレクトリのサブディレクトリにもファイルをアップロードできます。
クラスタ内に 2 台の Cisco TFTP サーバが設定されている場合、両方のサーバで次の手順を実行する必要があります。この手順を実行しても、ファイルがすべてのサーバに配信されるわけではなく、クラスタ内の 2 台の Cisco TFTP サーバにも配信されません。
TFTP サーバ ファイルをアップロードまたは削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Cisco Unified Communications Operating System Administration] ウィンドウで、[Software Upgrades] > [TFTP File Management] を選択します。
[TFTP File Management] ウィンドウが表示され、現在アップロードされているファイルの一覧が表示されます。[Find] を使用すると、ファイルの一覧をフィルタリングできます。
ステップ 2 ファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。
[Upload File] ダイアログボックスが表示されます。
b. ファイルをアップロードするには、[Browse] をクリックし、アップロードするファイルを選択します。
c. tftp
ディレクトリのサブディレクトリにファイルをアップロードするには、[Directory] フィールドにサブディレクトリを入力します。
d. アップロードを開始するには、[Upload File] をクリックします。
ファイルのアップロードが成功すると、[Status] 領域に表示されます。
e. ファイルをアップロードしたら、Cisco TFTP サービスを再起動します。
(注) 複数のファイルをアップロードする場合は、すべてのファイルをアップロードした後に Cisco TFTP サービスを一度だけ再起動してください。
サービスの再起動の詳細については、『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。
ステップ 3 ファイルを削除するには、次の手順を実行します。
a. 削除するファイルの横にあるチェックボックスをオンにします。
また、[Select All] をクリックするとすべてのファイルを選択でき、[Clear All] をクリックするとすべての選択をクリアできます。
b. [Delete Selected] をクリックします。
(注) tftp
ディレクトリに存在するファイルを修正する場合は、CLI コマンド file list tftp を使用して TFTP ディレクトリ内のファイルを表示し、file get tftp を使用して TFTP ディレクトリ内のファイルをコピーします。詳細については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unifed Communications Solutions』を参照してください。
Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理ページ、Cisco Unified Communications Manager の管理ページ、およびコマンド ライン インターフェイスに表示されるカスタマイズされたログオン メッセージが含まれるテキスト ファイルをアップロードできます。
カスタマイズされたログオン メッセージをアップロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Cisco Unified Communications Operating System Administration] ウィンドウで、[Software Upgrades] > [Customized Logon Message] を選択します。
[Customized Logon Message] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 アップロードするテキスト ファイルを選択して、[Browse] をクリックします。
ステップ 3 [Upload File] をクリックします。
システムにカスタマイズされたログオン メッセージが表示されます。
ステップ 4 デフォルトのログオン メッセージに戻すには、[Delete] をクリックします。
カスタマイズされたログオン メッセージが削除され、システムにデフォルトのログオン メッセージが表示されます。