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Cisco CallManager Serviceability のサービス管理では、Tomcat Java Webserver に関連付けられている機能サービスやネットワーク サービスと servlet を操作します。機能サービスは Cisco CallManager 関連の機能の使用を可能にするもので、ネットワーク サービスはユーザ側のシステムが機能するために必要です。
サービスまたは servlet に異常がある場合は、アラーム モニタにアラームが書き込まれます。このアラーム情報を表示した後で、サービスのトレースを実行できます。サービスと servlet は、Trace Configuration ウィンドウの異なるトレース レベルに表示されます。
この章では、サービスと servlet、Service Activation、Control Center について説明します。この章は、次の項で構成されています。
• 「機能サービス」
• 「参考情報」
Cisco CallManager をインストールしても、システムで機能サービスが自動的にアクティブになるわけではありません。機能サービスとは、Cisco CallManager 機能を使用するのに必要な Cisco CallManager 関連のサービスのことです。Cisco CallManager Serviceability では、機能サービスのアクティブ化、開始、停止ができます。機能サービスをアクティブにすると、関連付けられたサービス パラメータを Cisco CallManager Administration で変更できるようになります。Cisco CallManager をアップグレードする場合、アップグレードの前にシステム上ですでにアクティブにされていたサービスは、アップグレード後に自動的にアクティブにされて開始します。
アクティブ化によってサービスがオンになって開始します。Service Activation ウィンドウでサービスをアクティブにすれば、Control Center の Feature Services ウィンドウでサービスを開始する必要はありません。何らかの理由でサービスが開始しない場合は、Control Center の Feature Services ウィンドウでサービスを開始する必要があります。
Service Activation ウィンドウでは、Cisco CallManager Serviceability によって、機能サービスが次のグループに分類されています。
Control Center の Feature Services ウィンドウでは、Cisco CallManager Serviceability によって、サービスが同じグループに分類されて Service Activation ウィンドウに表示されます。
ヒント サービスのアクティブ化に関する推奨事項については、「Service Activation」および『Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド』の「機能サービスのアクティブ化と非アクティブ化」を参照してください。
Cisco CallManager サービスは、ソフトウェア限定のコール処理に加え、シグナリングおよびコール制御の機能も備えています。
ヒント このサービスをアクティブにする前に、Cisco CallManager Administration のCisco CallManager Find/List ウィンドウに、Cisco CallManager が表示されていることを確認してください。サーバが表示されていない場合、このサービスをアクティブにする前に Cisco CallManager を追加します。Cisco CallManager を追加する方法については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
ヒント Service Activation で Cisco CallManager サービスまたは CTIManager サービスを非アクティブにした場合、サービスが非アクティブになった Cisco CallManager はデータベースから削除されます。したがって、Cisco CallManager は Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)に表示されなくなるため、Cisco CallManager Administration の設定操作で Cisco CallManager を選択できません。その後、同じ Cisco CallManager のサービスを再度アクティブにした場合、データベースは再び Cisco CallManager を作成し、サーバ名または IP アドレスに「CM_」というプレフィックスを追加します。たとえば、IP アドレスが 172.19.140.180 であるサーバで Cisco CallManager サービスまたは CTIManager サービスを再度アクティブにすると、Cisco CallManager Administration に「CM_172.19.140.180」と表示されます。これで、Cisco CallManager Administration で、新しい「CM_」プレフィックスが追加された Cisco CallManager を選択できるようになります。
次のサービスを使用するには、Cisco CallManager サービスをアクティブにする必要があります。
Cisco Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)は、FTP の簡易版である TFTP に準拠したファイルを作成および提供します。Cisco TFTP は、組み込み型コンポーネント実行可能ファイル、呼び出し音ファイル、およびデバイス コンフィギュレーション ファイルを提供します。
コンフィギュレーション ファイルには、デバイス(電話機およびゲートウェイ)の接続先となる Cisco CallManager のリストが含まれています。デバイスがブートすると、コンポーネントは Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバにネットワーク構成情報をクエリーします。DHCP サーバはデバイスの IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイ、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバ アドレス、および TFTP サーバの名前またはアドレスを応答します。デバイスは、TFTP サーバにコンフィギュレーション ファイルを要求します。コンフィギュレーション ファイルには、Cisco CallManager と、デバイスがそれらの Cisco CallManager に接続するときに経由する TCP ポートのリストが含まれます。
Cisco IP Voice Media Streaming App
Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスは、Cisco CallManager で MTP、会議、および Music on Hold(MOH; 保留音)、および Annunciator を使用するための音声メディア ストリーミング機能を提供します。Cisco IP Voice Media Streaming Application は、Cisco CallManager からのメッセージを、IP Voice Media Streaming ドライバにリレーし、それによって RTP ストリーミングを処理します。
Cisco Messaging Interface を使用すると、Simplified Message Desk Interface(SMDI)に準拠した外部ボイス メッセージ システムと Cisco CallManager を接続できます。CMI サービスは、ボイス メッセージ システムと Cisco CallManager 間の通信を可能にします。SMDI は、電話システムが、着信コールをインテリジェントに処理するために必要な情報をボイス メッセージ システムに提供する方法を定義します。
CTI Manager には、アプリケーションとのインターフェイスとなる CTI コンポーネントが含まれます。CTI Manager を使用すると、アプリケーションはクラスタ内のすべての Cisco CallManager のリソースと機能にアクセスでき、フェールオーバー機能を向上できます。1 つのクラスタ内で 1 つまたは複数の CTI Manager をアクティブにできますが、個々のサーバに存在できる CTI Manager は 1 つだけです。アプリケーション(JTAPI/TAPI)は複数の CTI Manager に同時接続できますが、メディアの停止により 1 つのデバイスを開くために同時に使用できるアプリケーションは 1 つだけです。
Cisco CallManager Attendant Console Server
Cisco CallManager Attendant Console Server サービスは、Cisco WebAttendant および Attendant Console クライアントとパイロット ポイントに対応した中央集中型のサービスを提供します。Cisco WebAttendant および Attendant Console クライアントの場合、このサービスはコール制御機能、Cisco CallManager ドメイン内のすべてのアクセス可能な回線の回線状態情報、およびディレクトリ情報のキャッシュを提供します。パイロット ポイントの場合、このサービスはハント グループにリストされた電話番号への自動リダイレクションと、Cisco CallManager で障害が発生したときのフェールオーバーを提供します。
Cisco Extended Functions サービスは、Quality Report Tool(QRT)を含む一部の Cisco CallManager 機能をサポートします。個々の機能の詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』および『 Cisco IP Phone アドミニストレーション ガイド for Cisco CallManager 』を参照してください。
Cisco CallManager Cisco IP Phone Service
Cisco CallManager Cisco IP Phone Service をアクティブにすると、Cisco CallManager Administration で設定した Cisco IP Phone サービスのサービス URL が初期化されます。
Cisco Dialed Number Analyzer サービスは、Serviceability Web ページからアクティブ化および非アクティブ化できます。
このツールをアクティブにすると、多量のリソースが消費されます。クラスタ内のすべてのノードでこのサービスをアクティブにするのはお勧めできません。このサービスは、オフピーク時のみ、またはコール処理アクティビティが少ないクラスタのノードの 1 つだけでアクティブにすることをお勧めします。
Cisco DHCP Monitor Service は、データベース テーブルにおける IP Phone の IP アドレス変更をモニタします。変更が検出されると、/etc./dhcpd.conf ファイルが変更され、DHCPD デーモンが再起動します。
Cisco IP Manager Assistant をアクティブにすると、マネージャとそのアシスタントはより効率的に協業できます。Cisco IPMA は、プロキシ回線サポートと共有回線サポートの 2 つの操作モードをサポートしています。Cisco IPMA サービスは、1 つのクラスタ内でプロキシ回線サポートと共有回線サポートの両方をサポートしています。『Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド』を参照してください。
機能は、コールルーティング サービス、マネージャのための電話機能の拡張、および主にアシスタントが使用するデスクトップ インターフェイスで構成されます。
サービスにより、マネージャへのコールが代行受信され、事前に設定されたコール フィルタに基づいて、選択したアシスタント、マネージャ、またはその他のターゲットにルーティングされます。マネージャはコール ルーティングを動的に変更できます。たとえば、電話機のソフトキーを押すことで、マネージャはサービスにすべてのコールをアシスタントにルーティングするように指示し、これらのコールのステータスを受け取ることができます。
Cisco CallManager ユーザには、マネージャとアシスタントがいます。ルーティング サービスはマネージャ コールを代行受信し、それらを適切にルーティングします。アシスタント ユーザは、マネージャの代わりにコールを処理します。Cisco IPMA は、マネージャ用の機能とアシスタント用の機能から構成されます。
Cisco WebDialer には、クリックツーダイヤル機能があります。この機能を使用すると、Cisco CallManager クラスタ内のユーザは、Web ページやデスクトップ アプリケーションから、クラスタの内側または外側にいる他のユーザに対してコールを開始できます。Cisco WebDialer は、クラスタ内のユーザどうしが相互にコールできる Web ページです。Cisco WebDialer には、WebDialer servlet と Redirector servlet の 2 つのコンポーネントがあります。
Redirector servlet には、サードパーティ アプリケーションから Cisco WebDialer を使用する機能が用意されています。Redirector servlet は、WebDialer ユーザに対して適切な Cisco CallManager クラスタを検索し、要求をそのクラスタ内の WebDialer にリダイレクトします。Redirector 機能は、Simple Object Access Protocol(SOAP)ベースの WebDialer アプリケーションでは使用できないため、HTTP/HTML ベースの WebDialer クライアント アプリケーションだけに適用されます。
Cisco CAR Scheduler サービスでは、レポート生成や CDR ファイルの CAR データベースへのロードなど、CAR 関連のタスクをスケジュールできます。
このサービスを機能させるためには、最初のノードで Cisco CallManager サービスをアクティブにし、それが動作していることを確認します。
Cisco CAR Web Service は CAR のユーザ インターフェイスをロードします。CAR は、CDR データを使用して csv レポートまたは pdf レポートを生成する Web ベースのレポート作成アプリケーションです。
このサービスを機能させるためには、最初のノードで Cisco CallManager サービスをアクティブにし、それが動作していることを確認します。
Cisco AXL Web Service では、Cisco CallManager データベース エントリを変更し、AXL を使用する AVVID クライアントベースのアプリケーションからストアド プロシージャを実行できます。
Cisco Bulk Provisioning Service
Cisco Bulk Provisioning Service は、最初のノードでのみアクティブにできます。Bulk Administration Tool(BAT)を使用して電話機とユーザを管理する場合は、このサービスをアクティブにする必要があります。
Cisco Serviceability Reporter サービスは、次の日次レポートを生成します。
• Performance Protection Report
このサービスは、クラスタ内のすべての Cisco CallManager ノードにインストールされます。Reporter は、ログに記録された情報に基づいて、1 日に一度レポートを生成します。Cisco CallManager Serviceability 内で Reporter が生成したレポートには、Tools メニューからアクセスできます。
各要約レポートには、その特定のレポートの統計情報を示すさまざまな図が含まれています。
Cisco Serviceability Reporter には、次の 2 つのサービス パラメータがあります。
• Report Generation Time:午前 0 時からの時間(分単位)。レポートは最終日のこの時刻に生成されます。
• Report Deletion Age:レポートをディスクに保持する必要のある日数。指定した日数を過ぎたレポートは、システムにより削除されます。
このサービスは、Cisco CallManager で利用可能なプロビジョニングと統計情報への SNMP 経由のアクセスを提供します。
この Cisco CTL Provider サービスは、ローカル システム アカウント特権で実行され、クラスタのセキュリティ モードをノンセキュア モードから混合モードに変更するためのクライアント側プラグインである Cisco CTL Provider ユーティリティと連携して動作します。プラグインをインストールすると、Cisco CTL Provider サービスは CTL ファイル用に、クラスタ内のすべての Cisco CallManager サーバと Cisco TFTP サーバのリストを取得します。CTL ファイルには、クラスタ内のセキュリティ トークンとサーバのリストが含まれます。
このサービスをアクティブにすると、Cisco CTL Provider サービスがデフォルトの CTL ポートである 2444 に復帰します。ポートの変更方法については、Cisco CallManager のセキュリティに関するマニュアルを参照してください。クラスタ全体のセキュリティ モードをノンセキュア モードからセキュア モードに変更するには、Cisco CTL Client をインストールして設定し、このサービスをアクティブにする必要があります。
Cisco Certificate Authority Proxy Function (CAPF)
Cisco Certificate Authority Proxy Function(CAPF)サービスは、CAPF アプリケーションと連携して動作し、設定に応じて次のタスクを実行できます。
• サポートされる Cisco IP Phone モデルにローカルで有効な証明書を発行する。
• SCEP を使用して、サポートされている Cisco IP Phone モデルの代わりにサードパーティ認証局に証明書を要求する。
• トラブルシューティングのために電話機の証明書を取得する。
(注) RTMT でリアルタイム情報を表示すると、Cisco Certificate Authority Proxy Function(CAPF)サービスは、最初のノードについてのみ表示します。
Windows バージョンの Cisco CallManager と異なり、Cisco CallManager 5.0 には Embedded ディレクトリが含まれていません。このため、Cisco CallManager データベースにすべてのユーザ情報が保存されます。たとえば Microsoft Active Directory または Netscape/iPlanet Directory などの統合企業ディレクトリを Cisco CallManager とともに使用する場合、Cisco DirSync サービスによってユーザ データが Cisco CallManager データベースに移行されます。Cisco DirSync サービスは、企業ディレクトリのパスワードとの同期は行いません。
Cisco DRF Master Agent サービスでは、DRF Master Agent を GUI または Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)で使用して、必要に応じて、バックアップのスケジュール、復元の実行、依存関係の表示、ジョブのステータスの確認、およびジョブの取り消しを行います。Cisco DRF Master Agent はまた、バックアップと復元のプロセス用にストレージ メディアを提供します(Cisco CallManager 5.0 のテープ ドライブ)。
ネットワーク サービスは、Cisco CallManager のインストール時に自動的にインストールされ、Cisco CallManager システムがクラスタを機能させるのに必要な、データベースやプラットフォーム サービスなどのサービスを提供します。これらのサービスは Cisco CallManager の基本機能に必須なので、Service Activation ウィンドウではアクティブにできません。必要に応じて、たとえばトラブルシューティングの場合は、Call Control の Network Services ウィンドウでネットワーク サービスを停止してから開始(または再開始)する必要があります。
Call Control の Network Services ウィンドウに示されているとおり、ネットワーク サービスは、Cisco CallManager のインストール後に自動的に開始します。
Control Center の Network Services ウィンドウでは、Cisco CallManager Serviceability によって、サービスが次のグループに分類されています。
A Cisco DB は、Progress データベース エンジンです。
Cisco Tomcat サービスは、Cisco CallManager 5.0 で Web サーバをサポートします。
このサービスは、エージェント プロトコル エンジンとして動作し、SNMP 要求関連の認証、許可、アクセス制御、およびプライバシー機能を提供します。
このサービスは、RFC 1213 で定義されている変数への SNMP アクセスを提供します。このアクセスにより、たとえば、システム、インターフェイス、IP などの変数を読み書きします。
このサービスは、ストレージ リソース、プロセス テーブル、デバイス情報、インストール ソフトウェア ベースなどのホスト情報への SNMP アクセスを提供します。
このサービスは、SNMP 要求を、システム上で動作する別の SNMP エージェントに転送します。
このサービスは、システム上にインストールされ実行されているアプリケーションへの SNMP アクセスを提供します。これによって SYSAPPL-MIB が実装されます。
このサービスは、Cisco Discovery Protocol を使用して Cisco CallManager ノード上のネットワーク接続情報への SNMP アクセスを提供します。
このサービスは、さまざまな Cisco CallManager コンポーネントが生成する syslog メッセージの収集をサポートします。
このサービスは Cisco IPT Platform Administration と連携しているので、ユーザはソフトウェア アップデートに関する電子メールを送信することができます。
Cisco License Manager は、お客様によって購入され使用されているライセンスを追跡します。ライセンスのチェックインとチェックアウトを制御し、ライセンスの発行や再要求を処理します。Cisco License Manager は、Cisco CallManager アプリケーションの管理に加え、IP Phone ユニット ライセンスの数を管理します。電話機の台数がライセンス数を超えた場合、管理者にそれを通知するアラームが発行されます。このサービスはすべてのノードで動作しますが、ライセンスの発行と再要求は、最初のノード上のサービスが行います。
Cisco Certificate Expiry Monitor
このサービスは、Cisco CallManager によって生成された証明書の期限切れを定期的に確認し、期限日が近づいたときに通知を送信します。
Cisco Database Layer Monitor サービスは、データベース レイヤのさまざまな面をモニタします。このサーバは、変更通知とモニタを担当します。
Cisco CallManager Admin サービスは、Cisco CallManager を設定するためのインターフェイスを備えた Web アプリケーションである Cisco CallManager Administration をサポートします。このサービスは、Cisco CallManager のインストール後に自動的に起動し、ユーザは Web ページにアクセスできるようになります。サーバ上でこのサービスを停止すると、そのサーバをブラウズする際に、Cisco CallManager Administration の GUI にアクセスできなくなります。
Cisco CallManager Serviceability
Cisco CallManager Serviceability サービスは Cisco CallManager Serviceability をサポートします。Cisco CallManager Serviceability は、Cisco CallManager の問題をトラブルシューティングするためのインターフェイスを備えた Web アプリケーションです。このサービスは Cisco CallManager のインストール後に自動的に起動し、ユーザは Web ページにアクセスできるようになります。サーバ上でこのサービスを停止すると、そのサーバをブラウズする際に、Cisco CallManager Serviceability GUI にアクセスできなくなります。
Cisco CallManager Personal Directory
Cisco CallManager Personal Directory は、Cisco Personal Directory をサポートします。
Cisco Log Partition Monitoring Tool
Cisco Log Partition Monitoring Tool サービスは、Log Partition Monitoring 機能をサポートします。この機能は、事前に設定したしきい値とポーリング間隔を使用して、1 つのサーバ上(またはクラスタ内のすべてのサーバ上)のログ パーティションのディスク使用状況をモニタします。
Cisco CDP は、Cisco CallManager を他のアプリケーションにアドバタイズします。その結果、たとえば SNMP や CiscoWorks2000 などのアプリケーションが、Cisco CallManager のネットワーク管理タスクを実行できます。
Cisco Trace Collection Servlet
Cisco Trace Collection Servlet は、Cisco Trace Collection Service と連携してトレース収集をサポートします。この機能により、ユーザは RTMT クライアントを使用してトレースを表示できます。このサービスは、Cisco CallManager のインストール後に自動的に開始します。サーバ上でこのサービスを停止すると、そのサーバ上でトレースの収集と表示ができなくなります。
Cisco Trace Collection Service
Cisco Trace Collection Service は、Cisco Trace Collection Servlet と連携してトレース収集をサポートします。この機能により、ユーザは RTMT クライアントを使用してトレースを表示できます。このサービスは、Cisco CallManager のインストール後に自動的に開始します。サーバ上でこのサービスを停止すると、そのサーバ上でトレースの収集と表示ができなくなります。
ヒント Cisco Trace Collection Service の再起動が必要な場合は、初期化の時間を短縮するため、Cisco Trace Collection Servlet の前に再起動することをお勧めします。
The Real-time Information Server(RIS)は、デバイス登録ステータス、パフォーマンス カウンタ統計情報、生成された重大なアラームなど、リアルタイムの Cisco CallManager 情報を保持します。Cisco RIS Data Collector サービスは、Real-Time Monitoring Tool(RTMT)、SOAP アプリケーション、Cisco CallManager Administration、および AlertMgrCollector(AMC)などのアプリケーションのインターフェイスを提供し、クラスタ内のすべての RIS ノードに格納されている情報を取得します。
Real-Time Monitoring Tool(RTMT)のために使用されるこの AMC(Alert Manager and Collector)サービスは、以前の Windows バージョンの Cisco CallManager で Cisco RIS Data Collector サービスのコンポーネントとして存在していました。このサービスを使用すると、RTMT によってクラスタのノードに存在するリアルタイム情報を取得できます。
Cisco Extension Mobility Application
Cisco Extension Mobility サービスでは、Cisco CallManager エクステンション モビリティ機能の電話設定に対する期間制限などの、ログイン設定を定義できます。Cisco CallManager エクステンション モビリティ機能では、Cisco CallManager クラスタ内のユーザは、クラスタ内の Cisco IP Phone 7960/7940 にログインすることにより、その電話機を一時的に自分専用として設定できます。ユーザがログインすると、ユーザの、個人の電話番号、短縮ダイヤル、サービス リンク、およびその他のユーザ固有のプロパティが電話機で使用されます。ログアウト後は、電話機は元のユーザ プロファイルを使用します。
Cisco CallManager Serviceability RTMT
Cisco CallManager Serviceability RTMT サービスは、Cisco CallManager Real-Time Monitoring Tool(RTMT)をサポートします。このツールは、トレースの収集と表示、パフォーマンス モニタリング オブジェクトの表示、アラートの操作、デバイスやシステム パフォーマンス、CTI アプリケーションなどのモニタを行います。
Cisco RTMT Reporter servlet は、RTMT のレポートを公開します。
Cisco Tomcat Stats Servlet を使用すると、RTMT または CLI によって、Tomcat perfmon カウンタをモニタできます。このサービスによる CPU 時間などのリソースの消費が多すぎる場合以外、このサービスを停止しないでください。
Cisco SOAP-Real-Time Service API
Cisco SOAP-Real-Time Service API では、デバイスと CTI アプリケーションについてのリアルタイム情報を収集できます。このサービスは、サービスをアクティブ化、開始、および停止するための API も提供します。
Cisco SOAP Performance Monitoring API
Cisco SOAP Performance Monitoring API サービスでは、SOAP API を使用してさまざまなアプリケーションのパフォーマンス モニタリング カウンタを使用できます。たとえば、サービスごと、CPU の使用状況ごと、Cisco Callmanager カウンタごとにメモリ情報をモニタできます。
Cisco SOAP-Log Collection API サービスでは、ログ ファイルの収集と、リモート SFTP サーバでのログ ファイルの収集のスケジュールを行います。収集できるログ ファイルの例には、syslog、コア ダンプ ファイルなどがあります。
Cisco DRF Local サービスは、DRF Master Agent の主要部分として機能する Cisco DRF Local Agent をサポートします。ノード上のコンポーネントは、Cisco DRF Local Agent に登録して、障害回復フレームワークを使用します。Cisco DRF Local Agent は、Cisco DRF Master Agent から受信したコマンドを実行します。Cisco DRF Local Agent は、Cisco DRF Master Agent にステータス、ログ、およびコマンド結果を送信します。
Cisco CDR Repository Manager サービスは、Cisco CallManager が含まれている最初のノード上でのみアクティブにできます。このサービスは自動的に開始します。
Cisco CDR Agent サービスは、Cisco CallManager によって生成された CDR ファイルと CMR ファイルをローカル ホストから CDR リポジトリ ノードに転送し、そこでCDR Repository Manager サービスが SFTP 接続上で実行されます。
このサービスを機能させるためには、最初のノードで Cisco CallManager サービスをアクティブにし、それが動作していることを確認します。
Cisco CallManager Serviceability の Service Activation ウィンドウでは、複数の機能サービスをアクティブまたは非アクティブにできます。また、デフォルト サービスを選択してアクティブにできます。Cisco CallManager Serviceability は、機能サービスを自動モードでアクティブにし、単一サーバ設定に基づいてサービスの依存関係を確認します。ある機能サービスをアクティブにするよう選択すると、単一サーバ設定に基づいてそのサービスに実行を依存しているサービスが他に存在する場合は、それらのサービスを選択するように Cisco CallManager Serviceability によって要求されます。Set Default ボタンをクリックすると、Cisco CallManager Serviceability は、単一サーバ設定に基づいて Cisco CallManager を実行するために必要なサービスを選択します。サービスは、アクティブにすると自動的に開始します。サービスは、Control Center から開始または停止します。
Cisco CallManager Serviceability の Control Center では、クラスタ内の特定のサーバについて、一度に 1 つのサービスのステータスを表示し、そのサービスを開始および停止できます。これらのタスクを実行するため、Cisco CallManager Serviceability には 2 つの Control Center ウィンドウが用意されています。ネットワーク サービスを開始、停止、再起動するには、Control Center の Network Services ウィンドウにアクセスします。機能サービスを開始、停止、再起動するには、Control Center の Feature Services ウィンドウにアクセスします。
ヒント Control Center ウィンドウと Service Activation ウィンドウにナビゲートするには、Related Links ドロップダウン リスト ボックスと Go ボタンを使用します。
Cisco CallManager (機能)サービスを開始して停止すると、その Cisco CallManager サービスに登録されている Cisco IP Phone とゲートウェイはすべて、セカンダリ Cisco CallManager サービスにフェールオーバーされます。別の Cisco CallManager サービスに登録できない場合にだけ、デバイスと電話機を再起動する必要があります。Cisco CallManager サービスを開始して停止すると、その Cisco CallManager をホームとする他のインストール済みアプリケーション(Conference Bridge や Cisco Messaging Interface など)もこれに準じます。
表2-1 は、サービスのインストールと設定の手順を示しています。
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Cisco CallManager サーバで実行する機能サービスをアクティブにします。 (注) Cisco CallManager からアップグレードしている場合は、アップグレード前に開始していたサービスが、Cisco CallManager Serviceability によって自動的にアクティブにされて開始されます。 |
• 「機能サービス」 • 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「機能サービスのアクティブ化と非アクティブ化」 |
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• Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド • Cisco CallManager Administration の Service Parameter ウィンドウの i ボタン ヘルプ |
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必要に応じて、Cisco CallManager Serviceability トレース ツールを使用して問題のトラブルシューティングを行います。 |
• 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「トレースの設定」 • 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「RTMT の トレース収集とログ集中管理」 |
• 「機能サービス」
• Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド
• Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド