コールパークの設定チェックリスト
コールパーク機能を使用すると、コールを保留にし、Cisco Unified Communications Manager システム内の別の電話機(たとえば、別のオフィスや会議室の電話機)からそのコールに応答することができます。電話機でアクティブなコールを受けているときに、[パーク] ソフトキーまたはコールパーク ボタンを押して、そのコールをコールパーク内線番号にパークすることができます。システム内の別の電話機から誰かがそのコールパーク内線番号をダイヤルすると、そのパークされているコールを取得できます。
コールパーク内線番号として、1 つの電話番号またはある範囲の電話番号を定義できます。各コールパーク内線番号でパークできるコールは 1 つだけです。
表 5-1 に、コールパークを設定する際のチェックリストを示します。コールパーク機能の詳細については、「コールパークの概要」および「関連項目」を参照してください。
表 5-1 コールパークの設定チェックリスト
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ステップ 1 |
コーリング サーチ スペース内にパーティションを持つユーザだけがパーティションを使用できるようにコールパーク内線番号のパーティションを設定します。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「メディア ターミネーション ポイントの設定」 |
ステップ 2 |
クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager に対して固有のコールパーク番号を設定するか、コールパーク内線番号の範囲を定義します。 |
「コールパーク番号の設定」 |
ステップ 3 |
適切な Cisco Unified Communications Manager グループに、コールパークで使用されるすべてのサーバを追加します。 (注) サーバと Cisco Unified Communications Manager は、インストール時に設定されます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco Unified Communications Manager グループの設定」 |
ステップ 4 |
コールパークにアクセスできる各デバイスに Standard User ソフトキー テンプレートを割り当てます。ソフトキーを使用できない電話機に対しては、Call Park ボタンのある電話ボタン テンプレートが自動的に設定されます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ソフトキー テンプレートの設定」 |
ステップ 5 |
[ユーザグループの設定(User Group Configuration)] ウィンドウで、Standard CTI Allow Call Park Monitoring ユーザ グループにアプリケーションとエンド ユーザを割り当てます。これは、コールパーク監視機能を必要とする CTI アプリケーションに関連付けられたユーザだけに適用されます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
ステップ 6 |
コールパーク機能が使用可能であることをユーザに通知します。 |
ユーザが Cisco Unified IP Phone でコールパーク機能にアクセスする方法については、電話機のマニュアルを参照してください。 |
ダイレクト コールパークの設定チェックリスト
ダイレクト コールパークは、ユーザが選択し、待機状態になっているダイレクト コールパーク番号に対して、ユーザがコールを転送できる機能です。ダイレクト コールパーク番号は、Cisco Unified Communications Manager の [ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定します。設定されたダイレクト コールパーク番号は、クラスタ全体に存在します。電話機がダイレクト コールパーク Busy Lamp Field(BLF; ビジー ランプ フィールド)をサポートしている場合、特定のダイレクト コールパーク番号のビジー/アイドル ステータスを監視するようにその電話機を設定できます。また、ユーザは BLF を使用してダイレクト コールパーク番号を短縮ダイヤルすることもできます。BLF をサポートしている電話機モデルのリストについては、「インタラクションおよび制限事項」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager が、各ダイレクト コールパーク番号でパークできるコールは 1 つだけです。パークされたコールを取得するには、ユーザは、設定された取得用プレフィックスをダイヤルしてから、コールがパークされているダイレクト コールパーク番号をダイヤルする必要があります。取得用プレフィックスは、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定します。
表 5-2 に、ダイレクト コールパークを設定する際のチェックリストを示します。詳細については、「ダイレクト コールパークの概要」および「関連項目」を参照してください。
表 5-2 ダイレクト コールパークの設定チェックリスト
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ステップ 1 |
コーリング サーチ スペース内にパーティションを持つユーザだけがパーティションを使用できるようにダイレクト コールパーク番号のパーティションを設定します。パークされたコールを正常に取得するには、ユーザがコールを取得するコーリング サーチ スペースに、ダイレクト コールパーク番号を含むパーティションが含まれている必要があります。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「メディア ターミネーション ポイントの設定」 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
ステップ 2 |
固有のダイレクト コールパーク番号を定義するか、ダイレクト コールパーク番号の範囲を定義します。範囲は、ワイルドカードを使用して指定する必要があります。たとえば、範囲 40XX は、4000 ~ 4099 の範囲を設定します。
注意 4000-4040 のように、ダッシュを使用して範囲を入力しないでください。
(注) ダイレクト コールパーク BLF を使用して監視できるのは、個々のダイレクト コールパーク番号だけです。番号の範囲を設定しても、BLF は、範囲または範囲内の任意の番号のビジー/アイドル ステータスの監視をサポートすることはできません。 |
「ダイレクト コールパーク番号の設定」 |
ステップ 3 |
ダイレクト コールパークにアクセスできる各デバイスに Standard User ソフトキー テンプレートを割り当てます。ソフトキーを使用できない電話機に対しては、[転送] ボタンのある電話ボタン テンプレートが自動的に設定されます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ソフトキー テンプレートの設定」 |
ステップ 4 |
ダイレクト コールパーク BLF をサポートする電話機モデルについては、1 つまたは複数の [コールパークBLF] ボタンを含むように電話ボタン テンプレートを設定し、ダイレクト コールパーク BLF の設定値を設定します。 |
『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の 「BLF/ダイレクト コールパーク ボタンの設定」 |
ステップ 5 |
ダイレクト コールパーク機能が使用可能であることをユーザに通知します。 |
ユーザが Cisco Unified IP Phone でダイレクト コールパーク機能にアクセスする方法については、電話機のマニュアルを参照してください。 |
コールパークの概要
コールパーク機能を使用すると、コールを保留にし、Cisco Unified Communications Manager システム内の別の電話機(たとえば、別のオフィスや会議室の電話機)からそのコールに応答することができます。電話機でアクティブなコールを受けているときに、[パーク] ソフトキーまたはコールパーク ボタンを押して、そのコールをコールパーク内線番号にパークすることができます。システム内の別の電話機から誰かがそのコールパーク内線番号をダイヤルすると、そのパークされているコールを取得できます。
コールパーク内線番号として、1 つの電話番号またはある範囲の電話番号を定義できます。各コールパーク内線番号でパークできるコールは 1 つだけです。
コールパーク機能は Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で動作します。クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager にコールパーク内線番号が定義されている必要があります (クラスタ間でコールパークを使用する方法については、 「クラスタ間でのコールパークの使用」を参照してください)。コールパーク内線番号として、1 つの電話番号またはある範囲の電話番号を定義できます。電話番号または番号範囲は固有である必要があります。
有効なコールパーク内線番号は、整数とワイルドカード文字(X)から構成されます。最大 2 桁のワイルドカード文字(XX)を設定できます(たとえば、80XX)。XX を設定すると、最大 100 個のコールパーク内線番号が提供されます。コールがパークされると、Cisco Unified Communications Manager は、次に使用可能なコールパーク内線番号を選択し、電話機にその番号を表示します。
Cisco Unified Communications Managerが、各コールパーク内線番号でパークできるコールは 1 つだけです。
(注) ユーザがクラスタ内のサーバ間でコールパークを使用する場合は、クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager サーバにコールパーク内線番号を設定してください。設定の詳細については、「コールパーク番号の設定」を参照してください。
コールパーク機能の使用
図 5-1 に、コールパークのプロセスを示します。
1. 電話機 A のユーザが電話機 B にコールします。
2. 電話機 A のユーザが、プライバシーのため会議室で通話するとします。電話機 A のユーザは [パーク] ソフトキーを押します。
3. 電話機 A が登録されている Cisco Unified Communications Manager サーバは、最初に使用できるコールパーク電話番号 1234 を送信します。この番号は、電話機 A に表示されます。電話機 A のユーザは、コールパーク電話番号を確認します(電話機 C でその電話番号をダイヤルできます)。
4. 電話機 A のユーザはオフィスを出て、使用できる会議室に行きます。その会議室の電話機は、電話機 C として指定されています。ユーザは電話機 C をオフフックにし、1234 をダイヤルして、パークされたコールを取得します。
5. システムによって電話機 C と電話機 B の間にコールが確立されます。
図 5-1 コールパークのプロセス
クラスタ間でのコールパークの使用
ユーザは、割り当てられたルート パターン(たとえば、クラスタ間トランクのルート パターンとしての 80XX)とコールパーク番号(たとえば 8022)をダイヤルして、パークされたコールを別の Cisco Unified Communications Manager クラスタから取得できます。また、コーリング サーチ スペースとパーティションが正しく設定されていることを確認してください。
次の例を参照してください。
パークされたコールを別のクラスタから取得する例
ネットワークに 2 つのクラスタ(クラスタ A とクラスタ B)があります。クラスタ A にはユーザ A1 とユーザ A2 がいます。クラスタ B にはユーザ B1 とユーザ B2 がいます。
クラスタ A には、81xx の範囲のコールパーク番号が設定されています。クラスタ B には、82xx の範囲のコールパーク番号が、管理者によって設定されています。
クラスタ A には、他のクラスタのパーク範囲へのルート パターンとして 82xx が設定されています(クラスタ B へのルート)。クラスタ B には、他のクラスタのパーク範囲へのルート パターンとして 81xx が設定されています(クラスタ A へのルート)。
ユーザ A1 が 8101 にコールをパークすると、ルート パターン設定により、クラスタ A とクラスタ B 内のすべてのユーザ(正しいパーティションが設定されている)が、パークされたコールを取得できます。ユーザ B1 が 8202 にコールをパークすると、ルート パターン設定により、クラスタ A とクラスタ B 内のすべてのユーザ(正しいパーティションが設定されている)が、パークされたコールを取得できます。図 5-2 を参照してください。
図 5-2 クラスタ間トランクによる、パークされたコールの取得
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コールパークのシステム要件
コールパークが動作するには、次のソフトウェア コンポーネントが必要です。
• Cisco Unified Communications Manager
次の SCCP を実行する電話機および SIP を実行する電話機は、Standard User と Standard Feature ソフトキー テンプレートの Park ソフトキーでのコールパークをサポートしています。
• Cisco Unified IP Phone(7941、7961、7970、7971)
SCCP を実行する次の電話機は、Standard User と Standard Feature ソフトキー テンプレートの Park ソフトキーでのコールパークをサポートしています。
• Cisco Unified IP Phone(7905、7912、7920、7931、7940、7960)
(注) コールパークは、プログラム可能な回線キー機能を使用して、任意の回線(回線 1 を除く)またはボタンで設定できます。
SCCP を実行する次の電話機は、電話ボタン テンプレートの Call Park ボタンによるコールパークをサポートしています。
• Cisco Unified IP Phone 30(30 SP+ および 30 VIP)
• Cisco Unified IP Phone 12(12 S、12 SP、12 SP+)
• Cisco Unified IP Phone 7910
追加情報
「関連項目」を参照してください。
インタラクションおよび制限事項
次の項では、コールパークにおけるインタラクションおよび制限事項について説明します。
• 「インタラクション」
• 「制限事項」
CTI アプリケーション
CTI アプリケーションは、コールパーク DN のアクティビティの監視などのコール パーク機能にアクセスします。コールパーク DN を監視するには、アプリケーションまたは CTI アプリケーションに関連付けられたエンド ユーザを Standard CTI Allow Call Park Monitoring ユーザ グループに追加する必要があります。
保留音
保留音を使用すると、ユーザは、ストリーミング ソースから提供される音楽を使用して、コールを保留にできます。保留音では、次の 2 つのタイプの保留を使用できます。
• ユーザ保留:ユーザが保留ボタンまたは [保留] ソフトキーを押すと、システムによってこのタイプの保留が呼び出されます。
• ネットワーク保留:ユーザが転送、会議、またはコールパーク機能をアクティブにすると、このタイプの保留が自動的に呼び出されます。
ルート プラン レポート
ルート プラン レポートには、Cisco Unified Communications Manager で設定されているパターンと電話番号が示されます。コールパークに電話番号を割り当てる前に、ルート プラン レポートを使用して、パターンと電話番号の重複を検索します。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ルート プラン レポート」 の章を参照してください。
コーリング サーチ スペースとパーティション
デバイスのコーリング サーチ スペースに基づいてユーザによるコールパークへのアクセスを制限するには、コールパーク電話番号または範囲をパーティションに割り当てます。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「コーリング サーチ スペースの設定」 および 「パーティションの設定」 を参照してください。
即時転送
コールパークは即時転送([即転送] ソフトキー)をサポートしています。たとえば、ユーザ A がユーザ B にコールし、ユーザ B がコールをパークしたとします。ユーザ B はコールを取得し、[即転送] ソフトキーを押してそのコールをボイスメール メールボックスに送信しました。ユーザ A に、ユーザ B のボイスメール メールボックスのグリーティングが再生されます。
割り込み
次に、コールパークでの割り込みと C 割り込みの違いについて説明します。
コールパークでの割り込み
発信先の電話機(割り込み先の電話機)がコールを制御します。割り込みの発信側は発信先の電話機に「ピギーバッキング」します。割り込み中でも、共通機能のほとんどが発信先の電話機に属しているので、割り込みの発信側は機能を利用できません。発信先がコールをパークした場合、割り込みの発信側はそのコール(割り込み)をリリースする必要があります。
コールパークでの C 割り込み
割り込みの発信先と発信側はピアとして動作します。C 割り込み機能は会議ブリッジを使用し、それをミートミー会議のように動作させます。両方の電話機(割り込みの発信先と発信側)がそれぞれの機能を完全に利用できます。
ダイレクト コールパーク
ダイレクト コールパークとコールパーク用 [パーク] ソフトキーを同時に設定しないことをお勧めしますが、両方を設定する可能性もあります。両方を設定する場合、コールパークとダイレクト コールパークの番号が重複しないことを確認してください。
Q.SIG クラスタ間トランク
ユーザが QSIG クラスタ間トランクまたは QSIG ゲートウェイ トランクを越えてコールをパークすると、パークされた発信側(parkee)にパーク先番号メッセージが表示されません。電話機には、パーク前に接続された番号が表示されたままです。コールはパークされ、コールをパークしたユーザはコールを取得できます。パークされた状態からコールが取得されると、コールは継続しますが、パークされた発信側には新しく接続された番号が表示されません。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
制限事項
コールパークには、次の制限事項があります。
• Cisco Unified Communications Managerが、各コールパーク内線番号でパークできるコールは 1 つだけです。
• 各コールパーク電話番号、パーティション、および範囲が Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で固有であることを確認してください。
• 複数ノードにわたるシェアドライン デバイスの場合、回線は、デバイスが最初に登録されたノードに登録されます。たとえば、subscriber2 からのデバイスが最初に登録され、回線が subscriber2 およびパブリッシャ サーバで作成された場合、回線は subscriber2 に属します。各ノードは、コールパーク番号で設定する必要があります。
• フェールオーバー/フォールバックを行うには、パブリッシャ サーバとサブスクライバ ノードでコールパーク番号を設定します。この設定を使用すると、プライマリ ノードがダウンした場合でも、回線/デバイスの割り当てがセカンダリ ノードに変更され、セカンダリ ノードのコールパーク番号が使用されます。
• デバイスを登録する各 Cisco Unified Communications Manager には、固有のコールパーク電話番号と範囲が必要です。
• Cisco Unified IP Phone 7902 はコールをパークできません(パークされたコールの取得しかできません)。
• Cisco Unified Communications Manager の管理機能は、コールパークの設定に使用するコールパーク番号または範囲を検証しません。無効な番号または範囲、および範囲が重複する可能性を特定するには、Cisco Unified Communications Manager Dialed Number Analyzer ツールを使用します。
• [サーバの設定(Server Configuration)] ウィンドウ([システム(System)] > [サーバ(Server)])で削除中のノードの Cisco Unified Communications Manager に対してコールパーク番号が設定されると、サーバの削除は失敗します。ノードを削除するには、事前に Cisco Unified Communications Manager の管理ページでコールパーク番号を削除する必要があります。
• Cisco Unified Communications Manager の管理機能は、Call Park Reversion Timer に入力された値が Call Park Display Timer に入力された値より小さいかどうかをチェックしません。Call Park Reversion Timer に入力した値が Call Park Display Timer の値より小さい場合、コールパーク番号は電話機に表示されません。
設定の詳細については、「コールパーク番号の設定」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コールパークのインストールとアクティブ化
システム機能のコールパークは、Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアに標準で備わっています。この機能は、特にインストールする必要はありません。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コールパークの設定
この項の内容は次のとおりです。
• 「コールパークのサービス パラメータの設定」
• 「コールパーク番号の検索」
• 「コールパーク番号の設定」
• 「コールパーク番号の削除」
ヒント コールパークを設定する前に、「コールパークの設定チェックリスト」を参照してください。
コールパークのサービス パラメータの設定
Cisco Unified Communications Manager には、コールパーク用に、Call Park Display Timer と Call Park Reversion Timer という 2 つのクラスタ全体のサービス パラメータが用意されています。各サービス パラメータではデフォルトが設定されているので、特別な設定は必要ありません。
• Call Park Display Timer:デフォルトでは 10 秒に指定されています。このパラメータは、コールをパークした電話機にコールパーク番号を表示する時間の長さを指定します。このタイマーは、Cisco CallManager サービスとコールパークが設定されたクラスタ内の各サーバに対して設定します。
• Call Park Reversion Timer:デフォルトでは 60 秒に指定されています。このパラメータは、コールのパーク状態を継続する時間を指定します。このタイマーは、Cisco CallManager サービスとコールパークが設定されたクラスタ内の各サーバに対して設定します。このタイマーが時間切れになると、パークされたコールは、コールをパークしたデバイスに戻ります。
(注) タイマーを設定するには、[システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)] を選択し、[Clusterwide Parameters (Feature-General)] ペインの [Call Park Display Timer] フィールドと [Call Park Reversion Timer] フィールドを更新します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コールパーク番号の検索
ネットワーク上には複数のコールパーク番号が存在する場合があります。Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、特定のコールパーク番号を検索できます。コールパーク番号を検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでコールパーク番号の検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、コールパーク番号の検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] > [コールパーク(Call Park)] を選択します。
[コールパーク番号の検索と一覧表示(Find and List Call Park Numbers)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または [フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
すべてのレコードまたは条件に一致するレコードが表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コールパーク番号の設定
この項では、1 つのコールパーク内線番号またはコールパーク内線番号の範囲を追加、コピー、および更新する方法について説明します。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] > [コールパーク(Call Park)] を選択します。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 新しいコールパーク番号を追加するには、[新規追加(Add New)] をクリックします。
• コールパーク番号をコピーするには、「コールパーク番号の検索」の手順を実行してコールパーク番号または番号の範囲を検索します。[コピー(Copy)] アイコンをクリックします。
• コールパーク番号を更新するには、「コールパーク番号の検索」の手順を実行してコールパーク番号または番号の範囲を検索します。
[コールパーク番号の設定(Call Park Number Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 適切な設定値を入力するか更新します( 表 5-3 を参照)。
ステップ 4 新規コールパーク番号または変更されたコールパーク番号をデータベースに保存するには、[保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コールパークの設定項目
コールパーク機能を使用すると、コールを保留にし、Cisco Unified Communications Manager システム内の別の電話機(たとえば、別のオフィスや会議室の電話機)からそのコールに応答することができます。電話機でアクティブなコールを受けているときに、[パーク] ソフトキーまたはコールパーク ボタンを押して、そのコールをコールパーク内線番号にパークすることができます。システム内の別の電話機から誰かがそのコールパーク内線番号をダイヤルすると、そのパークされているコールを取得できます。
コールパーク内線番号として、1 つの電話番号またはある範囲の電話番号を定義できます。各コールパーク内線番号でパークできるコールは 1 つだけです。 表 5-1 に、コールパークの設定チェックリストを示します。
表 5-3 に、コールパークの設定項目を示します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表 5-3 コールパークの設定項目
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[コールパーク番号/範囲(Call Park Number/Range)] |
コールパーク内線番号を入力します。数字列またはワイルドカード文字 X(システムでは 1 つまたは 2 つの X を使用できます)を入力できます。たとえば、5555 を入力すると 1 つのコールパーク内線番号 5555 が定義され、55XX を入力すると 5500 ~ 5599 のコールパーク内線番号の範囲が定義されます。 (注) 1 つのコールパーク範囲の定義で、最大 100 のコールパーク番号を作成できます。コールパーク番号は固有の番号にしてください。 (注) Cisco Unified Communications Manager サーバ間でコールパーク番号が重複することがないようにしてください。各 Cisco Unified Communications Manager サーバの番号範囲は固有である必要があります。 |
[説明(Description)] |
このコールパーク番号に簡単な説明を付けます。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、および山カッコ(<>)は使用できません。 |
[パーティション(Partition)] |
パーティションを使用してコールパーク番号へのアクセスを制限する場合は、ドロップダウン リスト ボックスから希望のパーティションを選択します。コールパーク番号へのアクセスを制限しない場合は、パーティションに [<なし>(<None>)] を選択します。 多数のパーティションが設定されている場合のパーティションの検索手順については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』のを参照してください。 (注) コールパーク内線番号とパーティションの組み合せが、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で固有であることを確認してください。 |
[Cisco Unified CM] |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、コールパーク番号が適用される Cisco Unified Communications Manager を選択します。 (注) 1 つのコールパーク範囲の定義で、最大 100 のコールパーク番号を作成できます。コールパーク番号は固有の番号にしてください。 (注) Cisco Unified Communications Manager サーバ間でコールパーク番号が重複することがないようにしてください。各 Cisco Unified Communications Manager サーバの番号範囲は固有である必要があります。 |
コールパーク番号の削除
この項では、Cisco Unified Communications Manager データベースからコールパーク番号を削除する方法について説明します。
手順
ステップ 1 「コールパーク番号の検索」の手順を実行して、コールパーク番号またはコールパーク番号の範囲を検索します。
ステップ 2 削除するコールパーク番号またはコールパーク番号の範囲をクリックします。
ステップ 3 [削除(Delete)] をクリックします。
(注) コールパーク番号の横にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすることによって、[コールパーク番号の検索と一覧表示(Find and List Call Park Numbers)] ウィンドウから複数のコールパーク番号を削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、ウィンドウ内のすべてのコールパーク番号を削除できます。
Cisco Unified IP Phone 8961、9951、および 9971 のパーク モニタリング
パーク モニタリングは、Cisco Unified IP Phone 8961、9951、または 9971(SIP 電話機だけ)がコールをパークした場合にだけ、サポートされます。パーク モニタリングでは、パークされたコールのステータスを監視します。パークされたコールが取得されるまで、またはパークされた発信側によって終了されるまで、パーク モニタリング コール バブルはクリアされません。パークされたコールは、パーク元の電話機で同じコール バブルを使用して取得できます。
(注) コールパーク番号および設定の設定手順は、他の電話機モデルの場合と同じです。
次の項では、パーク モニタリングの設定のオプションについて説明します。
• 「パーク モニタリングのサービス パラメータの設定」
• 「[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウでのパーク モニタリング パラメータの設定」
• 「[ハントパイロットの設定(Hunt Pilot Configuration)] ウィンドウでのパーク モニタリング パラメータの設定」
パーク モニタリングのサービス パラメータの設定
Cisco Unified Communications Manager には、パークモニタリング用に、Park Monitoring Reversion Timer、Park Monitoring Periodic Reversion Timer、および Park Monitoring Forward No Retrieve Timer という 3 つのクラスタ全体のサービス タイマー パラメータが用意されています。各サービス パラメータではデフォルトが設定されているので、特別な設定は必要ありません。これらのタイマー パラメータは、パーク モニタリング専用のパラメータです。Call Park Display Timer と Call Park Reversion Timer は、パーク モニタリングには使用されません。これらのパラメータの説明については、 表 5-4 を参照してください。
表 5-4 パーク モニタリングのサービス パラメータ
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[Park Monitoring Reversion Timer] |
デフォルトは 60 秒です。このタイマーは、Cisco CallManager サービスとコールパークが設定されたクラスタ内の各サーバに対して設定します。このパラメータによって、Cisco Unified Communications Manager がユーザにパークしたコールの取得を求めるまでに待機する秒数が決まります。このタイマーはユーザが電話の [パーク] ソフトキーを押すと起動し、タイマーの期限が切れるとリマインダが発行されます。 このサービス パラメータで指定した値は、[パークモニタリング(Park Monitoring)] セクションの [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウ( [コールルーティング(Call Routing)] > [電話番号(Directory Number)] )で、回線ごとに上書きできます。値 0 を指定すると、Park Monitoring Periodic Reversion Timer サービス パラメータ(下記を参照)で指定した定期復帰期間がただちに使用されます。たとえば、このパラメータが 0 に設定され、Park Monitoring Periodic Reversion Timer が 15 に設定されている場合、パークされたコールに関するプロンプトがユーザにただちに表示され、その後 Park Monitoring Forward No Retrieve Timer(下記を参照)が時間切れになるまで 15 秒ごとにプロンプトが表示されます。 |
[Park Monitoring Periodic Reversion Timer] |
デフォルトは 30 秒です。このタイマーは、Cisco CallManager サービスとコールパークが設定されたクラスタ内の各サーバに対して設定します。このパラメータによって、コールがパークされたことを示すプロンプトをユーザに再度表示するまでに Cisco Unified Communications Manager が待機する間隔(秒)が決まります。ユーザは、プロンプトが表示されている間にオフフックにするだけで、パークされたコールに接続できます。Cisco Unified Communications Manager は、コールのパーク状態が続いている間は、[Park Monitoring Forward No Retrieve Timer](下記を参照)で指定した時間まで、パークされたコールに関するプロンプトをユーザに表示し続けます。パークされたコールに関する定期的なプロンプトを無効にするには、値 0 を指定します。 |
[Park Monitoring Forward No Retrieve Timer] |
デフォルトは 300 秒です。このタイマーは、Cisco CallManager サービスとコールパークが設定されたクラスタ内の各サーバに対して設定します。このパラメータによって、パーク アラート通知が発生する秒数が決定されます。アラート通知後に、パークされたコールが、パーク元の [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウで指定した未取得時のパーク モニタリング転送の接続先に転送されます (Cisco Unified Communications Manager の管理ページで転送先を指定していない場合、コールは、コールをパークした回線に戻ります)。このパラメータは、Park Monitoring Reversion Timer サービス パラメータの期限が切れると、開始されます。Park Monitoring Forward No Retrieve Timer の期限が切れると、コールはパークから削除され、指定した宛先に転送されるか、パーク元の回線に戻されます。 |
(注) タイマーを設定するには、[システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)] を選択し、[Clusterwide Parameters(System - General)] ペインの [Park Monitoring Reversion Timer] フィールド、[Park Monitoring Periodic Reversion Timer] フィールド、および [Park Monitoring Forward No Retrieve Timer] フィールドを更新します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウでのパーク モニタリング パラメータの設定
[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウ([コールルーティング(Call Routing)] > [電話番号(Directory Number)])には、「パークモニタリング」と呼ばれる領域があります。この領域で、 表 5-5 に示されている 3 つのパラメータを設定できます。
表 5-5 [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウのパーク モニタリング パラメータ
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[Park Monitoring Forward No Retrieve Destination External] |
パークされた発信側が外部のユーザである場合、コールは、パーク元の Park Monitoring Forward No Retrieve Destination External パラメータで指定した宛先に転送されます。[Park Monitoring Forward No Retrieve Destination External] フィールドの値が空の場合、パークされた発信側はパーク元の回線にリダイレクトされます。 |
[Park Monitoring Forward No Retrieve Destination Internal] |
パークされた発信側が内部のユーザである場合、コールは、パーク元の Park Monitoring Forward No Retrieve Destination Internal パラメータで指定した宛先に転送されます。[Park Monitoring Forward No Retrieve Destination Internal] が空の場合、パークされた発信側がパーク元の回線にリダイレクトされます。 |
[Park Monitoring Reversion Timer] |
このパラメータによって、Cisco Unified Communications Manager がユーザにパークしたコールの取得を求めるまでに待機する秒数が決まります。このタイマーはユーザが電話の [パーク] ソフトキーを押すと起動し、タイマーの期限が切れるとリマインダが発行されます。 デフォルトは 60 秒です。 (注) ゼロ以外の値を設定すると、その値によって、[サービス パラメータ(Service Parameters)] ウィンドウで設定したこのパラメータの値が上書きされます。一方、ここに 0 を設定すると、[サービス パラメータ(Service Parameters)] ウィンドウの値が使用されます。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
[ハントパイロットの設定(Hunt Pilot Configuration)] ウィンドウでのパーク モニタリング パラメータの設定
ハント リスト経由でルーティングされたコールがパークされた場合、Park Monitoring Forward No Retrieve Timer が期限切れになったときに、Hunt Pilot Park Monitoring Forward No Retrieve Destination パラメータ値が使用されます(この値がブランクの場合を除く)。この値は、[ハントパイロットの設定(Hunt Pilot Configuration)] ウィンドウ([コールルーティング(Call Routing)] > [ルート/ハント(Route/Hunt)] > [ハントパイロット(Hunt Pilot)])で設定されます。Hunt Pilot Park Monitoring Forward No Retrieve Destination パラメータ値がブランクの場合、Park Monitoring Forward No Retrieve Timer が期限切れになったときに、[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウで設定された宛先にコールが転送されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパークの概要
ダイレクト コールパークは、ユーザが選択し、待機状態になっているダイレクト コールパーク番号に対して、ユーザがコールを転送できる機能です。ダイレクト コールパーク番号は、Cisco Unified Communications Manager の [ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定します。設定されたダイレクト コールパーク番号は、クラスタ全体に存在します。電話機がダイレクト コールパーク ビジー ランプ フィールド(BLF)をサポートしている場合、特定のダイレクト コールパーク番号のビジー/アイドル ステータスを監視するようにその電話機を設定できます。また、ユーザは BLF を使用してダイレクト コールパーク番号を短縮ダイヤルすることもできます。BLF をサポートしている電話機モデルのリストについては、「インタラクションおよび制限事項」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager が、各ダイレクト コールパーク番号でパークできるコールは 1 つだけです。パークされたコールを取得するには、ユーザは、設定された取得用プレフィックスをダイヤルしてから、コールがパークされているダイレクト コールパーク番号をダイヤルする必要があります。取得用プレフィックスは、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定します。
例 1:ダイレクト コールパーク機能の使用:パークされたコールを取得する
次の例では、ダイレクト コールパーク機能の使用方法とパークされたコールの取得方法を示します。
1. ユーザ A1 および A2 がコールで接続されます。
2. コールをパークするには、A1 は [転送] ソフトキー(または、使用可能であれば [転送] ボタン)を押し、ダイレクト コールパーク番号(たとえば)80 をダイヤルするか、ダイレクト コールパーク番号 80 の BLF ボタン(電話機モデルが BLF ボタンをサポートしている場合)を押します。
3. A1 は、[転送] ソフトキー(または [転送] ボタン)をもう一度押すか、またはオンフックにして、ダイレクト コールパーク転送を完了します。この操作によって、A2 はダイレクト コールパーク番号 80 にパークされます。
(注) Transfer On-hook Enabled サービス パラメータが [True] に設定されている場合は、[転送] ソフトキー(または [転送] ボタン)をもう一度押すのではなく、オンフックにするだけで転送を完了できます。『Cisco Unified Communications Manager システム ガイド』のを参照してください。
4. 正しく設定されたパーティションとコーリング サーチ スペースを備える任意の電話機から、ユーザ B1 は、ダイレクト コールパーク プレフィックス(たとえば 21)をダイヤルしてからダイレクト コールパーク番号 80 をダイヤルし、コールを取得します。B1 は A2 に接続します。
例 2:ダイレクト コールパーク機能の使用:パークされたコールを取得しない
次の例では、パークされたコールを取得せず、復帰番号へ戻す場合のダイレクト コールパーク機能の使用方法を示します。
1. ユーザ A1 および A2 がコールで接続されます。
2. コールをパークするには、A1 は [転送] ソフトキー(または、使用可能であれば [転送] ボタン)を押し、ダイレクト コールパーク番号(たとえば)80 をダイヤルするか、ダイレクト コールパーク番号 80 の BLF ボタン(電話機モデルが BLF ボタンをサポートしている場合)を押します。
3. A1 は、[転送] ソフトキー(または [転送] ボタン)をもう一度押すか、またはオンフックにして、ダイレクト コールパーク転送を完了します。この操作によって、A2 はダイレクト コールパーク番号 80 にパークされます。
(注) Transfer On-hook Enabled サービス パラメータが [True] に設定されている場合は、[転送] ソフトキー(または [転送] ボタン)をもう一度押すのではなく、オンフックにするだけで転送を完了できます。『Cisco Unified Communications Manager システム ガイド』のを参照してください。
4. Call Park Reversion Timer(サービス パラメータ)が時間切れになる前に、コールが取得されることはありません。
5. A2 は設定された復帰番号を復元します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパークのシステム要件
ダイレクト コールパークが動作するには、次のソフトウェア コンポーネントが必要です。
• Cisco Unified Communications Manager
ユーザは、Cisco Unified IP Phone 7905、7912、7920、7940、7960、7970 など、転送を実行できる電話機からダイレクト コールパークを使用して、コールをパークおよび取得できます。 Cisco VG248 Analog Phone Gateways もダイレクト コールパークをサポートしています。
次に示す、SCCP を実行する電話機および SIP を実行する電話機は、ダイレクト コールパーク BLF をサポートしています。
• Cisco Unified IP Phone(7941、7961、7970、7971)
• Cisco Unified IP Phone 拡張モジュール(7914、7915、7916)
SCCP を実行する次の電話機は、ダイレクト コールパーク BLF をサポートしています。
• Cisco Unified IP Phone(7905、7912、7920、7940、7960)
追加情報
「関連項目」を参照してください。
インタラクションおよび制限事項
次の項では、ダイレクト コールパークにおけるインタラクションおよび制限事項について説明します。
• 「インタラクション」
• 「制限事項」
保留音
保留音を使用すると、ユーザは、ストリーミング ソースから提供される音楽を使用して、コールを保留にできます。保留音では、次の 2 つのタイプの保留を使用できます。
• ユーザ保留:ユーザが保留ボタンまたは [保留] ソフトキーを押すと、システムによってこのタイプの保留が呼び出されます。
• ネットワーク保留:ユーザが転送、会議、またはコールパーク機能をアクティブにすると、このタイプの保留が自動的に呼び出されます。ダイレクト コールパークは転送機能であるため、この保留のタイプはダイレクト コールパークに適用されます。
ルート プラン レポート
ルート プラン レポートには、Cisco Unified Communications Manager で設定されているパターンと電話番号が示されます。ダイレクト コールパークに電話番号を割り当てる前に、ルート プラン レポートを使用して、パターンと電話番号の重複を検索します。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ルート プラン レポート」 の章を参照してください。
コーリング サーチ スペースとパーティション
デバイスのコーリング サーチ スペースに基づいてユーザによるダイレクト コールパークへのアクセスを制限するには、ダイレクト コールパーク電話番号または範囲をパーティションに割り当てます。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「コーリング サーチ スペースの設定」 および 「パーティションの設定」 を参照してください。
即時転送
ダイレクト コールパークは即時転送([即転送] ソフトキー)をサポートしています。たとえば、ユーザ A がユーザ B にコールし、ユーザ B がコールをパークしたとします。ユーザ B はコールを取得し、[即転送] ソフトキーを押してそのコールをボイスメール メールボックスに送信しました。ユーザ A に、ユーザ B のボイスメール メールボックスのグリーティングが再生されます。
割り込み
次に、ダイレクト コールパークでの割り込みと C 割り込みの違いについて説明します。
ダイレクト コールパークでの割り込み
発信先の電話機(割り込み先の電話機)がコールを制御します。割り込みの発信側は発信先の電話機に「ピギーバッキング」します。割り込み中でも、共通機能のほとんどが発信先の電話機に属しているので、割り込みの発信側は機能を利用できません。ダイレクト コールパークを使用して発信先がコールをパークした場合、割り込みの発信側はそのコール(割り込み)をリリースする必要があります。
ダイレクト コールパークでの C 割り込み
割り込みの発信先と発信側はピアとして動作します。C 割り込み機能は会議ブリッジを使用し、それをミートミー会議のように動作させます。両方の電話機(割り込みの発信先と発信側)がそれぞれの機能を完全に保持できます。
コールパーク
ダイレクト コールパークとコールパーク用 [パーク] ソフトキーを同時に設定しないことをお勧めしますが、両方を設定する可能性もあります。両方を設定する場合、コールパークとダイレクト コールパークの番号が重複しないことを確認してください。
ダイレクト コールパーク機能を使用してパークされた発信者(parkee)は、パークされている間は標準のコールパーク機能を使用できません。
制限事項
ダイレクト コールパークには、次の制限事項があります。
• Cisco Unified Communications Manager が、各ダイレクト コールパーク番号でパークできるコールは 1 つだけです。
• 各ダイレクト コールパーク電話番号、パーティション、および範囲が Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で固有であることを確認してください。[パーク] ソフトキーもアクティブになっている場合(推奨されていません)、コールパーク番号とダイレクト コールパーク番号の間で重複がないことを確認してください。
• ダイレクト コールパーク機能を使用してパークされた発信者(parkee)は、パークされている間は標準のコールパーク機能を使用できません。
• ダイレクト コールパーク BLF は、ダイレクト コールパーク番号の範囲を監視できません。ダイレクト コールパーク BLF を使用してユーザが監視できるのは、個々のダイレクト コールパーク番号だけです。たとえば、ダイレクト コールパーク番号の範囲 8X を設定しても、ダイレクト コールパーク BLF を使用して 80 ~ 89 の範囲全体を監視することはできません。
• デバイスが(BLF ボタンを使用して)監視するように設定されているダイレクト コールパーク番号は削除できません。ダイレクト コールパーク番号または範囲は使用中で削除できないことを示すメッセージが表示されます。番号を使用しているデバイスを判別するには、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウにある [依存関係レコード(Dependency Records)] リンクをクリックします。
• 復帰番号が設定されていない場合、Call Park Reversion Timer が時間切れになった後、コールは parker(パーク側)に戻されます。SIP を実行する電話機用のダイレクト コールパークは、ビジー ランプ フィールド(BLF)とパーク コードへのコール転送を組み合せたものとして設計されています。転送機能は、SCCP を実行する電話機の転送機能と同じです。SIP を実行する電話機用のダイレクト コールパークには、次の制限事項があります。
– ダイレクト コールパークは、SIP を実行する Cisco Unified IP Phone 7940 および 7960 の [転送] ソフトキーを使用して呼び出されます。
– SIP を実行する Cisco Unified IP Phone 7940 および 7960 でブラインド転送のソフトキーが使用された場合、ダイレクト コールパークはサポートされません。
– SIP を実行する Cisco Unified IP Phone 7940 および 7960 と、SIP を実行するサードパーティの電話機では、ダイレクト コールパーク BLF はサポートされません。
– SIP を実行する Cisco Unified IP Phone のうち、ダイレクト コールパーク BLF をサポートするのは、7941、7961、7970、および 7971 です。
設定の詳細については、「ダイレクト コールパーク番号の設定」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパークのインストールとアクティブ化
ダイレクト コールパークのシステム機能は、Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアに標準で備わっています。転送を実行できる電話機であれば、ダイレクト コールパークを使用できます。この機能は、特にインストールする必要はありません。コールパークまたはダイレクト コールパークのいずれか一方を設定する(両方を設定しない)ことをお勧めします。両方を設定する場合、ダイレクト コールパークとコールパークの番号が重複しないことを確認してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパークの設定
この項の内容は次のとおりです。
• 「ダイレクト コールパークのサービス パラメータの設定」
• 「ダイレクト コールパーク番号の検索」
• 「ダイレクト コールパーク番号の設定」
• 「ダイレクト コールパークの設定項目」
• 「BLF/ダイレクト コールパーク ボタンの設定」
• 「BLF/ダイレクト コールパークの設定項目」
• 「ダイレクト コールパークとその影響を受けるデバイスの同期」
• 「ダイレクト コールパーク番号の削除」
ヒント ダイレクト コールパークを設定する前に、「ダイレクト コールパークの設定チェックリスト」を参照してください。
ダイレクト コールパークのサービス パラメータの設定
Call Park Reversion Timer のクラスタ全体のサービス パラメータは、ダイレクト コールパークに影響を与えます。このパラメータは、コールのパーク状態を継続する時間を指定します。デフォルトは 60 秒です。このタイマーが時間切れになると、パークされたコールは、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウの設定に応じて、コールをパークしたデバイスまたは別の指定された番号に戻されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパーク番号の検索
ネットワーク上には複数のダイレクト コールパーク番号が存在する場合があります。Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、特定のダイレクト コールパーク番号を検索できます。ダイレクト コールパーク番号を検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでダイレクト コールパーク番号の検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、ダイレクト コールパーク番号の検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] > [ダイレクトコールパーク(Directed Call Park)] を選択します。
[ダイレクトコールパークの検索と一覧表示(Find and List Directed Call Parks)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または [フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
すべてのレコードまたは条件に一致するレコードが表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパーク番号の設定
この項では、1 つのダイレクト コールパーク内線番号またはダイレクト コールパーク内線番号の範囲を追加、コピー、および更新する方法について説明します。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] > [ダイレクトコールパーク(Directed Call Park)] を選択します。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 新しいダイレクト コールパーク番号を追加するには、[新規追加(Add New)] をクリックします。
• ダイレクト コールパーク番号をコピーするには、「ダイレクト コールパーク番号の検索」の手順を実行してダイレクト コールパーク番号または番号の範囲を検索します。[コピー(Copy)] アイコンをクリックします。
• ダイレクト コールパーク番号を更新するには、「ダイレクト コールパーク番号の検索」の手順を実行してコールパーク番号または番号の範囲を検索します。
[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 適切な設定値を入力するか更新します( 表 5-6 を参照)。
ステップ 4 新規コールパーク番号または変更されたコールパーク番号をデータベースに保存するには、[保存(Save)] をクリックします。
(注) ダイレクト コールパーク番号を更新した場合、その番号でパークされたコールが Cisco Unified Communications Manager によって戻されるのは、Call Park Reversion Timer が時間切れになった後だけです。
(注) ダイレクト コールパーク番号または範囲を変更するたびに、BLF を使用してそれらのダイレクト コールパーク番号を監視するように設定されているデバイスを再起動して、表示を修正する必要があります。変更通知により、ダイレクト コールパーク番号が検出されると、影響を受けるデバイスは自動的に再起動されます。[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウの [複数のデバイスの再起動(Restart Devices)] ボタンを使用することもできます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパークの設定項目
ダイレクト コールパークは、ユーザが選択し、待機状態になっているダイレクト コールパーク番号に対して、ユーザがコールを転送できる機能です。ダイレクト コールパーク番号は、Cisco Unified Communications Manager の [ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定します。設定されたダイレクト コールパーク番号は、クラスタ全体に存在します。電話機がダイレクト コールパーク ビジー ランプ フィールド(BLF)をサポートしている場合、特定のダイレクト コールパーク番号のビジー/アイドル ステータスを監視するようにその電話機を設定できます。また、ユーザは BLF を使用してダイレクト コールパーク番号を短縮ダイヤルすることもできます。BLF をサポートしている電話機モデルのリストについては、「インタラクションおよび制限事項」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager が、各ダイレクト コールパーク番号でパークできるコールは 1 つだけです。パークされたコールを取得するには、ユーザは、設定された取得用プレフィックスをダイヤルしてから、コールがパークされているダイレクト コールパーク番号をダイヤルする必要があります。取得用プレフィックスは、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定します。
表 5-2 に、ダイレクト コールパークを設定する際のチェックリストを示します。ダイレクト コールパークの詳細については、「ダイレクト コールパークの概要」および「関連項目」を参照してください。
表 5-6 に、ダイレクト コールパークの設定項目を示します。
表 5-6 ダイレクト コールパークの設定項目
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[番号(Number)] |
ダイレクト コールパーク番号を入力します。数字列またはワイルドカード文字 X(システムでは 1 つまたは 2 つの X を使用できます)を入力できます。たとえば、5555 を入力すると 1 つのダイレクト コールパーク内戦番号 5555 が定義され、55XX を入力すると 5500 ~ 5599 のダイレクト コールパーク内線番号の範囲が定義されます。ダイレクト コールパーク番号が固有の番号であり、コールパーク番号と重複しないことを確認してください。 |
[説明(Description)] |
このダイレクト コールパーク番号または範囲に簡単な説明を付けます。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、および山カッコ(<>)は使用できません。 |
[パーティション(Partition)] |
パーティションを使用してダイレクト コールパーク番号へのアクセスを制限する場合は、ドロップダウン リスト ボックスから希望のパーティションを選択します。ダイレクト コールパーク番号へのアクセスを制限しない場合は、パーティションをデフォルトの [<なし>(<None>)] のままにしておきます。 多数のパーティションが設定されている場合のパーティションの検索手順については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』のを参照してください。 (注) ダイレクト コールパーク番号とパーティションの組み合せが、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で固有であることを確認してください。 |
[復帰番号(Reversion Number)] |
パークされているコールが取得されない場合にそのコールを戻す番号を入力するか、このフィールドを空白にしておきます。 (注) 復帰番号は、数字だけで構成されます。ワイルドカードは使用できません。 |
[復帰コーリングサーチスペース(Reversion Calling Search Space)] |
ドロップダウン リスト ボックスを使用してコーリング サーチ スペースを選択するか、コーリング サーチ スペースをデフォルトの [<なし>(<None>)] のままにしておきます。 |
[取得用プレフィックス(Retrieval Prefix)] |
この必須フィールドにはパークされたコールを取得するためのプレフィックスを入力します。パークされたコールを取得する試行とダイレクト パークを開始する試行を区別するための取得用プレフィックスが必要です。 |
(注) ダイレクト コールパーク番号を変更するたびに、ダイレクト コール BLF を使用してそれらのダイレクト コールパーク番号を監視するように設定されているデバイスを再起動して、表示を修正する必要があります。変更通知により、ダイレクト コールパーク番号が検出されると、影響を受けるデバイスは自動的に再起動されます。[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウの [複数のデバイスの再起動(Restart Devices)] ボタンを使用することもできます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
BLF/ダイレクト コールパーク ボタンの設定
BLF/ダイレクト コールパーク ボタンを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで BLF/ダイレクト コールパーク ボタンを設定するには、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』のの章の説明に従って、電話機を検索します。
ステップ 2 ユーザ デバイス プロファイルに対して BLF/ダイレクト コールパーク ボタンを設定するには、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』のの章の説明に従って、ユーザ デバイス プロファイルを検索します。
ステップ 3 設定ウィンドウが表示されたら、[割り当て情報(Association Information)] ペインの [新規BLFダイレクトコールパークの追加(Add a new BLF Directed Call Park)] リンクをクリックします。
ヒント 電話機またはデバイス プロファイルに適用した電話ボタン テンプレートが BLF/ダイレクト コールパークをサポートしていない場合、このリンクは [割り当て情報(Association Information)] ペインに表示されません。
ステップ 4 表 5-7 の説明に従って設定を行います。
ステップ 5 設定を完了したら、[保存(Save)] をクリックしてウィンドウを閉じます。
[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [割り当て情報(Association Information)] ペインに、電話番号が表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
BLF/ダイレクト コールパークの設定項目
表 5-7 に、BLF/ダイレクト コールパーク ボタンの設定項目を示します。
表 5-7 BLF/ダイレクト コールパーク ボタンの設定項目
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[電話番号(Directory Number)] |
[電話番号(Directory Number)] ドロップダウン リスト ボックスには、Cisco Unified Communications Manager データベースに存在する電話番号のリストが表示されます。 SCCP を実行する電話機または SIP を実行する電話機では、3 で 6002 というように、ユーザが短縮ダイヤル ボタンを押した場合にシステムがダイヤルする番号(および対応するパーティション(表示されている場合))を選択します。特定のパーティションなしで表示される電話番号は、デフォルト パーティションに属します。 |
[ラベル(Label)] |
BLF/ダイレクト コールパーク ボタンに表示するテキストを入力します。 このフィールドは国際化をサポートしています。電話機が国際化をサポートしていない場合、システムは [ラベルASCII(Label ASCII)] フィールドに表示されるテキストを使用します。 |
[ラベルASCII(Label ASCII)] |
BLF/ダイレクト コールパーク ボタンに表示するテキストを入力します。 ASCII ラベルは、[ラベル(Label)] フィールドに入力したテキストの非国際化バージョンを表します。電話機が国際化をサポートしていない場合、システムはこのフィールドに表示されるテキストを使用します。 ヒント [ラベル(Label)] フィールドとは異なるテキストを [ラベルASCII(Label ASCII)] フィールドに入力した場合、Cisco Unified Communications Manager の管理ページは、テキストが異なっていても両方のフィールドの設定を受け付けます。 |
ダイレクト コールパークとその影響を受けるデバイスの同期
設定が変更されたダイレクト コールパーク情報とデバイスを同期するには、次の手順を実行します。この手順は、できる限り干渉の程度が低い方法で未処理の設定項目を適用するものです (たとえば、影響を受けるデバイスでリセットや再起動が不要な場合もあります)。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] > [ダイレクトコールパーク(Directed Call Park)] を選択します。
[ダイレクトコールパークの検索と一覧表示(Find and List Directed Call Parks)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 使用する検索条件を選択します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
ウィンドウに、検索条件に一致したダイレクト コールパークのリストが表示されます。
ステップ 4 該当するデバイスと同期するダイレクト コールパークをクリックします。[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 必要に応じて、追加の設定変更を行います。
ステップ 6 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 7 [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。
[設定情報の適用(Apply Configuration Information)] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 8 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイレクト コールパーク番号の削除
この項では、Cisco Unified Communications Manager データベースからダイレクト コールパーク番号を削除する方法について説明します。
手順
ステップ 1 「ダイレクト コールパーク番号の検索」の手順を実行して、ダイレクト コールパーク番号またはコールパーク番号の範囲を検索します。
ステップ 2 削除するダイレクト コールパーク番号またはコールパーク番号の範囲をクリックします。
ステップ 3 [削除(Delete)] をクリックします。
(注) ダイレクト コールパーク番号を削除すると、Cisco Unified Communications Manager は、その番号でパークされているコールをただちに戻します。これは、番号が削除されると、その番号にパークされたコールはパーク状態を維持できなくなるか、通常の方法で取得できなくなり、元に戻す必要があるためです。
(注) デバイスが(BLF ボタンを使用して)監視するように設定されているダイレクト コールパーク番号は削除できません。ダイレクト コールパーク番号は使用中で削除できないことを示すメッセージが表示されます。番号を使用しているデバイスを判別するには、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウにある [依存関係レコード(Dependency Records)] リンクをクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
処理されたダイレクト コールパーク(Cisco Unified IP Phone 8961、9951、および 9971)
処理されたダイレクト コールパークは、Cisco Unified IP Phone 8961、9951、または 9971(SIP 電話機だけ)上でだけサポートされます。処理されたダイレクト コールパークとは、エンド ユーザが 1 つのボタンを押すだけで、コールをダイレクト パークできるようにする機能です。この機能を使用するには、BLF ダイレクト コールパーク ボタンを設定する必要があります。設定後は、アクティブ コールのアイドル状態の BLF ダイレクト コールパーク機能ボタンをユーザが押すと、そのアクティブ コールは、ダイレクト コールパーク機能ボタンに関連付けられている Dpark スロットにただちにパークされます。
追加情報
次の項を参照してください。
• 「BLF/ダイレクト コールパーク ボタンの設定」
• 「関連項目」