地理的ロケーション情報、つまり位置情報は、世界における物理的位置を表し、人、イベント、またはデバイスの過去、現在、または将来の場所に相当します。
Cisco Unified Communications Manager の管理では、すべてのデバイスに対して位置情報を指定できます。
位置情報は、Request for Comments(RFC)4119 標準に基づいています。位置情報では、country、A1、A2、A3、A4、A5、A6、PRD、POD、STS、HNO、HNS、LMK、LOC、FLR、NAM、および PC の各フィールドを表す Civic ロケーション形式が使用されます。
Cisco Unified Communications Manager の管理では、位置情報は手動で設定します。
ヒント ロケーションと位置情報を混同しないでください。ロケーション([システム(System)] > [ロケーション(Location)] メニュー オプションを使用して設定)では、集中型コール処理システムで Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)を行うために使用されるエンティティを定義できます。位置情報([システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] メニュー オプションを使用して設定)では、論理パーティションなどの機能用に Cisco Unified Communications Manager デバイスを関連付けるために使用する地理的ロケーションを指定できます。
表 23-1 に、位置情報を設定する際のチェックリストを示します。位置情報の詳細については、「位置情報について」および 「関連項目」を参照してください。
表 23-1 位置情報の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
新しい [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] ウィンドウで一連の位置情報を定義します。 |
「位置情報の設定」 |
ステップ 2 |
デバイス プール、デバイス、トランク、ゲートウェイ、または MGCP ポートに位置情報を割り当てます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
ステップ 3 |
Default Geolocation エンタープライズ パラメータで指定されたデフォルト位置情報に位置情報を割り当てます。 |
「位置情報の設定」 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「論理パーティション用のエンタープライズ パラメータ」 |
ステップ 4 |
位置情報を必要とする機能に関与していないデバイスについては、位置情報を 未指定 として定義するか、未定義のままにします。 (注) このような関連付けがない状態は、個々のデバイス レベル、デバイス プール レベル、またはエンタープライズ パラメータ レベルで定義できます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタの設定チェックリスト
Cisco Unified Communications Manager の管理者は、位置情報フィルタを使用する機能に関与するすべてのデバイスに対して位置情報フィルタを定義します。位置情報フィルタを使用すると、17 の位置情報フィールドから特定のフィールドを選択して、選択したフィールドから識別子を作成できます。位置情報フィルタは手動で設定します。
その後、Cisco Unified Communications Manager の管理者は位置情報フィルタをデバイスに割り当てます。
位置情報フィルタを設定するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [システム(System)] > [位置情報フィルタ(Geolocation Filter)] メニュー オプションを使用します。
表 23-2 に、位置情報フィルタを設定する際のチェックリストを示します。位置情報フィルタの詳細については、「位置情報フィルタについて」および 「関連項目」を参照してください。
表 23-2 位置情報の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
新しい [位置情報フィルタの設定(Geo Location Filter Configuration)] ウィンドウで一連のフィルタ規則を定義します。 |
「位置情報フィルタの設定」 |
ステップ 2 |
デバイス プール、トランク、クラスタ間トランク、ゲートウェイ、または MGCP ポートに位置情報フィルタを割り当てます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
ステップ 3 |
論理パーティション機能については、Logical Partitioning Default Filter エンタープライズ パラメータで指定されたデフォルト フィルタに位置情報フィルタを割り当てます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「論理パーティション用のエンタープライズ パラメータ」 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ロケーション伝達の設定チェックリスト
ロケーション伝達には、次の動作を可能にするための設定が必要です。
• クラスタ間での位置情報の伝達
– コールの確立時、およびコール中の参加とリダイレクト時に、クラスタ間で位置情報を伝達できるようにする。
(注) エンタープライズ パラメータと論理パーティションの設定からは、ロケーション伝達は制御されません。トランクを介して通信するデバイスが位置情報と関連している場合に、クラスタ間で位置情報が伝達されるようにトランク(SIP または ICT)を設定するには、[位置情報の送信(Send Geolocation Information)] チェックボックスをオンにします。
現在のリリースの論理パーティション機能では、Cisco Unified Communications Manager は設定された位置情報を回線デバイス(SIP または SCCP を実行している電話機)に送信しません。
表 23-3 に、複数クラスタ論理パーティション環境でロケーション伝達を設定する際のチェックリストを示します。
表 23-3 ロケーション伝達の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
新しい [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] ウィンドウで一連の位置情報を定義します。 |
「位置情報の設定」 |
ステップ 2 |
ロケーション伝達に関与する必要があるデバイスに対して、デバイス プール、デバイス、SIP トランク、クラスタ間トランク、ゲートウェイ、または MGCP ポートに位置情報を割り当てます。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
ステップ 3 |
Default Geolocation エンタープライズ パラメータで指定されたデフォルト位置情報に位置情報を割り当てます。 この割り当てにより、クラスタのデフォルト位置情報を指定できます。 位置情報がデバイス レベルまたはデバイス プール レベルで関連付けられていないデバイスについては、Default Geolocation エンタープライズ パラメータで指定された値が適用されます。 |
「位置情報の設定」 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「論理パーティション用のエンタープライズ パラメータ」 |
ステップ 4 |
デバイスに関する位置情報をクラスタ間で伝達する必要がある場合は、必ずロケーション伝達を設定します。 そのためには、次のように、クラスタ間で位置情報を伝達する必要があるデバイスの Intercluster Trunk(ICT; クラスタ間トランク)または SIP トランクで [位置情報の送信(Send Geolocation Information)] チェックボックスをオンにします。 • ローカル クラスタのクラスタ間トランク(ICT)または SIP トランクで [位置情報の送信(Send Geolocation Information)] チェックボックスをオンにします。 • リモート クラスタの ICT または SIP トランクで [位置情報の送信(Send Geolocation Information)] チェックボックスをオンにします。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
地理的ロケーション情報、つまり位置情報は、世界における物理的位置を表し、人、イベント、またはデバイスの過去、現在、または将来の場所に相当します。
Cisco Unified Communications Manager の管理では、すべてのデバイスに対して位置情報を指定できます。
位置情報は、Request for Comments(RFC)4119 標準に基づいています。位置情報では、country、A1、A2、A3、A4、A5、A6、PRD、POD、STS、HNO、HNS、LMK、LOC、FLR、NAM、および PC の各フィールドを表す Civic ロケーション形式が使用されます。
Cisco Unified Communications Manager の管理では、位置情報は手動で設定します。
ヒント ロケーションと位置情報を混同しないでください。ロケーション([システム(System)] > [ロケーション(Location)] メニュー オプションを使用して設定)では、集中型コール処理システムで Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)を行うために使用されるエンティティを定義できます。位置情報([システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] メニュー オプションを使用して設定)では、論理パーティションなどの機能用に Cisco Unified Communications Manager デバイスを関連付けるために使用する地理的ロケーションを指定できます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の概要
位置情報の設定では、次の要素のプロビジョニングが必要になります。
• 位置情報識別子の設定
– 一連の位置情報(都市住所)を定義できます。
– これらの位置情報は、VoIP 電話機、VoIP ゲートウェイ、IP トランク、デバイス プール、およびエンタープライズ パラメータに割り当てることができます。
– 位置情報から一部のフィールドを選択する位置情報フィルタを定義して、VoIP ゲートウェイ、IP トランク、デバイス プール、およびエンタープライズ パラメータに関連付けることができます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の特徴
Cisco Unified Communications Manager の管理者は、次の項目を定義する必要があります。
• 位置情報を必要とする機能に関与するすべてのデバイスに対する 位置情報 。位置情報は、Request for Comments(RFC)4119 標準に基づいています。位置情報では、country、A1、A2、A3、A4、A5、A6、PRD、POD、STS、HNO、HNS、LMK、LOC、FLR、NAM、および PC の各フィールドを表す Civic ロケーション形式が使用されます。位置情報は手動で設定します。
その後、Cisco Unified Communications Manager の管理者は位置情報をデバイスに割り当てます。
Cisco Unified Communications Manager クラスタ内の次のエンティティに位置情報と位置情報フィルタの値を割り当てることができます。
• デバイス プール
• CTI ルート ポイント
• 電話機(オプション)
• CTI ポート
(注) 電話機の場合、電話機に位置情報フィルタを関連付けるためのドロップダウン リスト ボックスは指定しません。
• SIP トランク
• クラスタ間トランク(ICT)
• H.323 ゲートウェイ
• T1、E1、PRI、FXO タイプの MGCP ポート
Media Termination Point(MTP; メディア ターミネーション ポイント)、Conference Bridge(CFB; 会議ブリッジ)、アナンシエータ、Music on Hold(MOH; 保留音)サーバなどのメディア デバイスに位置情報を関連付ける必要はありません。
Cisco Unified Communications Manager のデバイス層には、コール処理で使用される位置情報の値が内部的に関連付けられます。次に、一連の処理を示します。
1. デバイスがデバイス レベルまたはデバイス プール レベルでの設定用に GeolocationPkid および GeolocationFilterPkid を読み取ります。
2. デバイスは、コール シグナリング時に CC(たとえば、CcRegisterPartyA)および PolicyAndRSVPRegisterReq メッセージでこの Pkid と deviceType の情報を伝達します。
3. この情報を受信したクラスタ間トランク(ICT)または SIP トランクのデバイス層は、その情報を使用してロケーション伝達を行います。
4. Cisco Unified Communications Manager から電話機への位置情報の伝達は行われません。
位置情報のソース
位置情報の値は次のロジックによって決定されます。
1. デバイス ウィンドウから位置情報の値が読み取られます。値がデバイス ページに設定されていない場合、移動中の電話デバイスについては、ローミング設定からデバイス プール(DP)が読み取られます。移動中でない電話デバイスについては、デバイス設定から DP が読み取られます。
2. トランク、ICT、または MGCP ポート デバイスについては、デバイス設定から DP が読み取られます。
3. 選択された DP の DP 設定ウィンドウから位置情報の値が読み取られます。
4. DP に位置情報の値が設定されていない場合、空白値が使用されます。
5. 使用可能な位置情報の値が空白の場合、コール処理では、Default Geolocation エンタープライズ パラメータで指定された設定値が使用されます。
位置情報の標準レコードは 未指定 です。位置情報をデバイスに関連付ける必要がない場合は、この値を使用します。そのようなシナリオでは、位置情報に基づく機能は実行されません。また、位置情報が指定されていないデバイスは、クラスタ間コールにおけるクラスタ間での位置情報の伝達に関与しません。
なお、Default Geolocation エンタープライズ パラメータは、[エンタープライズパラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)] ウィンドウのドロップダウン リスト ボックスから設定できます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
共有回線およびルート リストでの位置情報の使用方法
着信側がグループ デバイスの場合、グループ内のデバイスごとに別個の位置情報を適用できます。早期在席シナリオの場合、デバイスが応答を受け取るまで、実際に接続されているデバイスはわかりません。そのため、デバイスが応答するまで、位置情報は集約されます。
• コール制御および機能の層は、デバイスが応答するまで、一時位置情報(「MixedDevice」)を受信します。
• デバイスが応答すると、そのデバイスの実際の位置情報が使用可能になり、コール制御および関連するすべての機能に伝達されます。
位置情報の例
表 23-4 に、位置情報の例を示します。
表 23-4 位置情報の例
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IN-KA-BLR-BLD1 |
(country=IN、A1=KA、A3=Bangalore、A4= A4、A5=12、A6=Langford Road、PRD=12、LOC=BLD1、NAM=unified comm、PC=560001) |
IN-KA-BLR-BLD2 |
(country=IN、A1=KA、A3=Bangalore、A4= A4、A6=Outer Ring Road、LOC=BLD2、NAM=unified comm、PC=560002) |
IN-MH-MUM-BLD1 |
(country=IN、A1=MH、A3=Mumbai、A4= A4、LOC=bld1、NAM=unified comm、PC=220001) |
IN-KA-BLR-ICTtoSJ |
(country=IN、A1=KA、A3=Bangalore、NAM=ICTToSJ) |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報識別子
位置情報識別子は、位置情報、位置情報フィルタ、および Cisco Unified Communications Manager デバイスのデバイス タイプで構成されます。
位置情報および位置情報フィルタの詳細については、次の各項を参照してください。
• 「位置情報について」
• 「位置情報フィルタについて」
位置情報フィルタを使用すると、17 の位置情報フィールドから特定のフィールドを選択できます。位置情報フィルタを手動で設定するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [システム(System)] > [位置情報フィルタ(Geolocation Filter)] メニュー オプションを使用します。特定の Cisco Unified Communications Manager 機能に位置情報フィルタを関連付ける場合、特定の機能用に設定されたデバイスの設定ウィンドウにあるドロップダウン リスト ボックスを使用します。
Cisco Unified Communications Manager デバイスのデバイス タイプには、次のいずれかの値を指定します。
• [ボーダー(Border)]:PSTN トランク、クラスタ間トランク(ICT)、ゲートウェイ、および MGCP ポートにアクセスするように指定するには、この値を使用します。
• [内部(Interior)]:VoIP 電話機または内部エンドポイントの場合は、この値を使用します。
[ボーダー(Border)] および [内部(Interior)] デバイス タイプに関連付ける Cisco Unified Communications Manager デバイスの詳細なリストについては、 「論理パーティション」 の章の 表 31-2 を参照してください。
次に、位置情報識別子の例を示します。
{ geolocPkid =9dc76052-3a37-78c2-639a-1c02e8f5d3a2, filterPkid =d5bdda76-6a86-56c5-b5fd-6dff82b37493, geolocVal =,devType=8}
意味は次のとおりです。
geolocVal フィールドは、Cisco Unified Communications Manager データベースが位置情報レコードを参照せず、別のソース(たとえば、リモート クラスタからのロケーション伝達 PIDF-LO XML)からの位置情報データが適用される場合に使用されます。
このような場合、Cisco Unified Communications Manager は位置情報フィールド用に名前/値ペアを作成します。
例: "country=US:A1=Texas:A3=Richardson:LOC=Building 6"(値は、geolocVal フィールドを介して伝達されます)
(注) このような場合、geolocPkid はヌルのまま維持され、コール制御または機能は位置情報識別子を使用して geolocVal フィールドにアクセスします。
次に、位置情報識別子の論理表現を示します。
"Border:country=US:A1=Texas:A3=Richardson:LOC=Building 6"
(注) この位置情報識別子は、位置情報識別子のメンバ フィールドから作成されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報のインタラクション
位置情報には、次のインタラクションがあります。
• ロケーション伝達
ロケーション伝達の詳細については、「ロケーション伝達について」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の設定
ヒント 位置情報を設定する前に、「位置情報の設定チェックリスト」および 「位置情報フィルタの設定チェックリスト」を参照してください。
位置情報を設定するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] メニュー オプションを使用します。
ヒント ロケーションと位置情報を混同しないでください。ロケーション([システム(System)] > [ロケーション(Location)] メニュー オプションを使用して設定)では、集中型コール処理システムで Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)を行うために使用されるエンティティを定義できます。位置情報([システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] メニュー オプションを使用して設定)では、論理パーティションなどの機能用に Cisco Unified Communications Manager デバイスを関連付けるために使用する地理的ロケーションを指定できます。
位置情報の設定については、次の項を参照してください。
• 「位置情報の検索」
• 「位置情報の設定」
• 「位置情報の削除」
• 「位置情報の設定項目」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の検索
ネットワーク上には複数の位置情報が存在する場合があります。Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、位置情報を検索できます。Cisco Unified Communications Manager データベース内の特定の位置情報を検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで位置情報の検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、位置情報の検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] を選択します。
[位置情報の検索と一覧表示(Find and List Geo Locations)] ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードが表示される場合もあります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または [フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の設定
位置情報を追加または更新するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] を選択します。
[位置情報の検索と一覧表示(Find and List Geo Locations)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 新しい位置情報を追加するには、[新規追加(Add New)] をクリックします。
[位置情報の設定(Geolocation Configuration)] ウィンドウが表示されます。
• 位置情報を更新するには、「位置情報の検索」の説明に従って特定の位置情報を検索します。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表 23-5 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
位置情報を追加した場合、ウィンドウの下部にあるリスト ボックスに新しい位置情報が表示されるようになります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の削除
既存の位置情報を削除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] を選択します。
[位置情報の検索と一覧表示(Find and List Geo Locations)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の位置情報を検索するには、検索条件を入力して、[検索(Find)] をクリックします。
検索条件に一致した位置情報のリストが表示されます。
ステップ 3 次のいずれかの操作を実行します。
• 削除する位置情報の横にあるチェックボックスをオンにし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックします。
• [すべてを選択(Select All)] をクリックしてから [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックして、ウィンドウ内のすべての位置情報を削除します。
• 削除する位置情報の名前をリストから選択し、[削除(Delete)] をクリックします。
確認のダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 [OK] をクリックします。
指定した位置情報が削除されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報の設定項目
地理的ロケーション情報、つまり位置情報は、世界における物理的位置を表し、人、イベント、またはデバイスの過去、現在、または将来の場所に相当します。
Cisco Unified Communications Manager の管理では、すべてのデバイスに対して位置情報を指定できます。
Cisco Unified Communications Manager の管理では、位置情報は手動で設定します。
ヒント ロケーションと位置情報を混同しないでください。ロケーション([システム(System)] > [ロケーション(Location)] メニュー オプションを使用して設定)では、集中型コール処理システムで Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)を行うために使用されるエンティティを定義できます。位置情報([システム(System)] > [位置情報の設定(Geolocation Configuration)] メニュー オプションを使用して設定)では、論理パーティションなどの機能用に Cisco Unified Communications Manager デバイスを関連付けるために使用する地理的ロケーションを指定できます。
表 23-5 に、位置情報の設定に使用する設定項目を示します。
表 23-5 位置情報の設定項目
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[位置情報の設定(Geolocation Configuration)]
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[名前(Name)] |
対象の位置情報の一意の名前を入力します。 名前には、最大 50 文字の ASCII 文字を使用できます。引用符(")、右山カッコ(>)、左山カッコ(<)、バックスラッシュ(¥)、アンパサンド(&)、およびパーセント記号(%)を除くすべての文字を使用できます。 |
[説明(Description)] |
対象の位置情報の説明を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 |
[2文字の省略形を使用した国(Country using the two-letter abbreviation)] |
対象の位置情報を設定する国に対応する 2 文字の省略形を入力します。ISO 3166 コードを使用します。 国は 2 文字の ASCII 文字で表す必要があります。 デフォルト値は空白です。 例: US(米国の場合)、IN(インドの場合) |
[都道府県(A1)(State,Region,or Province (A1))] |
対象の位置情報の国内地域(都道府県など)を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Texas、Karnataka、Maharashtra |
[郡(A2)(County or Parish (A2))] |
対象の位置情報の郡を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Tarrant、Harris、Plaquemines |
[市(A3)(City or Township (A3))] |
対象の位置情報の市を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Bangalore、New Delhi、Mumbai、Dallas、Tokyo、Sydney |
[区(A4)(Borough or City District (A4))] |
対象の位置情報の区や町を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Manhattan、Brooklyn、Westminster、Hollywood |
[地域(A5)(Neighborhood (A5))] |
対象の位置情報の地域または区画を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Midtown、Soho、Southbank |
[町名番地(A6)(Street (A6))] |
対象の位置情報の町名番地を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Main、Commerce、Champs-Elysees、Broadway |
[NやWなど、町名番地に付与される方角(Leading Street Direction,such as N or W、PRD)] |
対象の位置情報の、町名番地に付与される方角を入力します。 このフィールドには、最大 10 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: N、S、E、W(43 N Wabash Avenue のような場合) |
[SWなど、後に続く町名番地のサフィックス(Trailing Street Suffix,such as SW、POD)] |
対象の位置情報の、後に続く町名番地のサフィックスを入力します。 このフィールドには、最大 10 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: SW、NE、NW、SE(245 E 45th St NW のような場合) |
[通りや広場など、住所のサフィックス(Address Suffix,such as Avenue,Platz、STS)] |
対象の位置情報の住所のサフィックスを入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Avenue、Boulevard、Platz、rue |
[住居番号(Numeric house number、HNO)] |
対象の位置情報の住居番号を入力します。 このフィールドには、最大 10 文字の数値を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: 2666,14,12345 |
[A、1/2などの住居番号のサフィックス(House Number Suffix,such as A,1/2、HNS)] |
対象の位置情報の住居番号のサフィックスを入力します。 このフィールドには、最大 20 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: A、1/2、bis |
[目印(Landmark、LMK)] |
対象の位置情報の目印を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Central Library |
[部屋番号などの追加ロケーション情報(Additional Location Information,such as Room Number、LOC)] |
対象の位置情報の追加ロケーション情報(部屋番号など)を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Room 222、Suite 555 |
[階数(FLR)(Floor (FLR))] |
対象の位置情報の階数を入力します。 このフィールドには、最大 10 文字の ASCII 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: 23、2nd |
[会社名または居住者名(NAM)(Name of Business or Resident (NAM))] |
対象の位置情報の会社名、居住者名、またはオフィス賃借人を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: Cisco Systems、Joe's Barbershop |
[郵便番号(PC)(Zip or Postal Code (PC))] |
対象の位置情報の郵便番号を入力します。 このフィールドには、最大 20 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 例: 75042-0401、SW1V 1RP |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタについて
Cisco Unified Communications Manager の管理者は、次の項目を定義します。
• 位置情報フィルタを使用する機能に関与するすべてのデバイスに対する 位置情報フィルタ 。フィルタを使用すると、17 の位置情報フィールドから特定のフィールドを選択して、選択したフィールドから識別子を作成できます。位置情報フィルタは手動で設定します。
その後、Cisco Unified Communications Manager の管理者は位置情報フィルタをデバイスに割り当てます。
位置情報フィルタの値は次のロジックによって決定されます。
1. 移動中の電話デバイスについては、ローミング設定の DP から位置情報フィルタの値が読み取られます。移動中でない電話デバイスについては、デバイス設定の DP から位置情報フィルタの値が読み取られます。
2. トランク、クラスタ間トランク、または MGCP ポート デバイスについては、デバイス ウィンドウから位置情報フィルタの値が読み取られます。値が設定されていない場合は、DP から読み取られます。
3. DP に位置情報フィルタの値が設定されていない場合、空白値が使用されます。
4. 使用可能なフィルタが空白の場合、コール処理では、Default Geolocation Filter エンタープライズ パラメータで指定された値が使用されます。
位置情報フィルタの例
表 23-6 に、位置情報フィルタの例を示します。
表 23-6 位置情報フィルタの例
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India-Filter1 |
(UseCountry、UseA1、UseA3、UseLOC) |
India-GW-Filter2 |
(UseCountry、UseA1、UseA3、UseLOC、UseNAM) |
India-ICT-Trunk-Filter3 |
(UseCountry、UseA1、UseA3、UseNAM) |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタの設定
ヒント 位置情報フィルタを設定する前に、「位置情報フィルタの設定チェックリスト」を参照してください。
位置情報フィルタを設定するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [システム(System)] > [位置情報フィルタ(Geolocation Filter)] メニュー オプションを使用します。
位置情報フィルタの設定方法については、次の各項を参照してください。
• 「位置情報フィルタの検索」
• 「位置情報フィルタの設定」
• 「位置情報フィルタの削除」
• 「位置情報フィルタの設定項目」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタの検索
ネットワーク上には複数の位置情報フィルタが存在する場合があります。Cisco Unified Communications Manager では、特定の条件に基づいて、位置情報フィルタを検索できます。Cisco Unified Communications Manager データベース内の特定の位置情報フィルタを検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで位置情報フィルタの検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、位置情報フィルタの検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [位置情報フィルタ(Geolocation Filter)] を選択します。
[位置情報フィルタの検索と一覧表示(Find and List Geo Location Filters)] ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードが表示される場合もあります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または [フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタの設定
位置情報フィルタを追加または更新するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [位置情報フィルタ(Geolocation Filter)] を選択します。
[位置情報フィルタの検索と一覧表示(Find and List Geo Location Filters)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 新しい位置情報フィルタを追加するには、[新規追加(Add New)] をクリックします。
[位置情報フィルタの設定(Geo Location Filter Configuration)] ウィンドウが表示されます。
• 位置情報フィルタを更新するには、「位置情報フィルタの検索」の説明に従って特定の位置情報フィルタを検索します。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表 23-7 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
位置情報フィルタを追加した場合、ウィンドウの下部にあるリスト ボックスに新しい位置情報フィルタが表示されるようになります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタの削除
既存の位置情報フィルタを削除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [システム(System)] > [位置情報フィルタ(Geolocation Filter)] を選択します。
[位置情報フィルタの検索と一覧表示(Find and List Geo Location Filters)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定の位置情報フィルタを検索するには、検索条件を入力して、[検索(Find)] をクリックします。
検索条件に一致した位置情報フィルタのリストが表示されます。
ステップ 3 次のいずれかの操作を実行します。
• 削除する位置情報フィルタの横にあるチェックボックスをオンにし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックします。
• [すべてを選択(Select All)] をクリックしてから [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックして、ウィンドウ内のすべての位置情報フィルタを削除します。
• 削除する位置情報フィルタの名前をリストから選択し、[削除(Delete)] をクリックします。
確認のダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 [OK] をクリックします。
指定した位置情報フィルタが削除されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
位置情報フィルタの設定項目
Cisco Unified Communications Manager の管理者は、次の項目を定義します。
• 位置情報フィルタを使用する機能に関与するすべてのデバイスに対する 位置情報フィルタ 。フィルタを使用すると、17 の位置情報フィールドから特定のフィールドを選択して、選択したフィールドから識別子を作成できます。位置情報フィルタは手動で設定します。
その後、Cisco Unified Communications Manager の管理者は位置情報フィルタをデバイスに割り当てます。
表 23-7 に、位置情報フィルタの設定に使用する設定項目を示します。
表 23-7 位置情報フィルタの設定項目
|
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[位置情報フィルタの設定(Geo Location Filter Configuration)]
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[名前(Name)] |
対象の位置情報フィルタの一意の名前を入力します。デフォルトでは、名前はブランクにできません。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字を入力できます。引用符(")、右山カッコ(>)、左山カッコ(<)、バックスラッシュ(¥)、アンパサンド(&)、およびパーセント記号(%)を除くすべての文字を使用できます。 |
[説明(Description)] |
対象の位置情報フィルタの説明を入力します。 このフィールドには、最大 50 文字の ASCII 文字または Unicode 文字を入力できます。 デフォルト値は空白です。 |
[2文字の省略形を使用した国(Country using the two-letter abbreviation)] |
指定した位置情報の [国(Country)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[都道府県(A1)(State,Region,or Province (A1))] |
指定した位置情報の [都道府県(A1)(State,Region,or Province (A1))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[郡(A2)(County or Parish (A2))] |
指定した位置情報の [郡(A2)(County or Parish (A2))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[市(A3)(City or Township (A3))] |
指定した位置情報の [市(A3)(City or Township (A3))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[区(A4)(Borough or City District (A4))] |
指定した位置情報の [区(A4)(Borough or City District (A4))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[地域(A5)(Neighborhood (A5))] |
指定した位置情報の [地域(A5)(Neighborhood (A5))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[町名番地(A6)(Street (A6))] |
指定した位置情報の [町名番地(A6)(Street (A6))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[NやWなど、町名番地に付与される方角(Leading Street Direction,such as N or W、PRD)] |
指定した位置情報の [NやWなど、町名番地に付与される方角(Leading Street Direction,such as N or W、PRD)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[SWなど、後に続く町名番地のサフィックス(Trailing Street Suffix,such as SW、POD)] |
指定した位置情報の [SWなど、後に続く町名番地のサフィックス(Trailing Street Suffix,such as SW、POD)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[通りや広場など、住所のサフィックス(Address Suffix,such as Avenue,Platz、STS)] |
指定した位置情報の [通りや広場など、住所のサフィックス(Address Suffix,such as Avenue,Platz、STS)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[住居番号(Numeric house number、HNO)] |
指定した位置情報の [住居番号(Numeric house number、HNO)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[A、1/2などの住居番号のサフィックス(House Number Suffix,such as A,1/2、HNS)] |
指定した位置情報の [A、1/2などの住居番号のサフィックス(House Number Suffix,such as A,1/2、HNS)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[目印(Landmark、LMK)] |
指定した位置情報の [目印(Landmark、LMK)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[部屋番号などの追加ロケーション情報(Additional Location Information,such as Room Number、LOC)] |
指定した位置情報の [部屋番号などの追加ロケーション情報(Additional Location Information,such as Room Number、LOC)] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[階数(FLR)(Floor (FLR))] |
指定した位置情報の [階数(FLR)(Floor (FLR))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[会社名または居住者名(NAM)(Name of Business or Resident (NAM))] |
指定した位置情報の [会社名または居住者名(NAM)(Name of Business or Resident (NAM))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
[郵便番号(PC)(Zip or Postal Code (PC))] |
指定した位置情報の [郵便番号(PC)(Zip or Postal Code (PC))] フィールドを使用して対象の位置情報フィルタを作成するには、このボックスをオンにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ロケーション伝達について
ロケーション伝達には、次の動作を可能にするための設定が必要です。
• クラスタ間での位置情報の伝達
– コールの確立時、およびコール中の参加とリダイレクト時に、クラスタ間で位置情報を伝達できるようにする。
(注) エンタープライズ パラメータと論理パーティションの設定からは、ロケーション伝達は制御されません。トランクを介して通信するデバイスが位置情報と関連している場合に、クラスタ間で位置情報が伝達されるようにトランク(SIP または ICT)を設定するには、[位置情報の送信(Send Geolocation Information)] チェックボックスをオンにします。
現在のリリースの論理パーティション機能では、Cisco Unified Communications Manager は設定された位置情報を回線デバイス(SIP または SCCP を実行している電話機)に送信しません。
ここでは、次のトピックについて説明します。
• 「SIP トランクおよびクラスタ間トランクの間での位置情報の伝達」
• 「SIP トランクでの位置情報関連のエラー処理」
• 「クラスタ間トランクでの位置情報関連のエラー処理」
• 「受信された位置情報の処理」
• 「コール中に位置情報が変更された場合の機能インタラクション」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
SIP トランクおよびクラスタ間トランクの間での位置情報の伝達
位置情報の伝達には、次の特徴があります。
• 位置情報は、クラスタ間で送信されます。
• 位置情報は、コールの確立時、およびコール中の参加とリダイレクト時に送信されます。
SIP トランクでは、RFC 4119 で定義されているとおり、Presence Information Data Format Location Object(PIDF-LO)のロケーション伝達がサポートされています。PIDF-LO は、プレゼンス ドキュメント内のロケーション情報のカプセル化を規定するものです。
• ロケーション伝達では、ロケーション伝達に関する draft-ietf-sip-location-conveyance-10 で規定されているように、一部の SIP 拡張がサポートされています。
• デバイス タイプの指定を伝達する場合、SIP 拡張に関する draft-ietf-simple-prescaps-ext-08 に規定されているように、User Agent Capability Presence Status を使用します。
• ロケーション伝達では、SIP 拡張に関する draft-ietf-geopriv-pdif-lo-profile-11 に規定されているように、<device> 要素内の PIDF-LO がサポートされています。
• INVITE および UPDATE 要求では PIDF-LO XML が伝送されます。
• 位置情報フィールドでは、ASCII 文字と Unicode 文字がサポートされています。
また、クラスタ間トランクでも、PIDF-LO XML を使用するロケーション伝達がサポートされています。ただし、この場合、一部の XML 要素が除外されます。
• 対象となる要素は、Setup、Alert、Progress、Connect、および Notify 要求です。
• 位置情報フィールドでは、ASCII 文字がサポートされています。
SIP トランクまたはクラスタ間トランクでは、コール制御メッセージで送信される位置情報とデバイス タイプを使用して PIDF-LO XML が作成されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
SIP トランクでの位置情報関連のエラー処理
ロケーション伝達用に位置情報を伝送する着信要求は、次のように準拠性がチェックされます。
1. 位置情報ヘッダーには PIDF-LO の包含が指定されているが、メッセージ本文では PIDF-LO が伝送されない。
2. 位置情報ヘッダーに含まれる CID ヘッダーが表す URI と同じ URI を使用する、対応する Content-ID ヘッダーが存在しない。
3. 位置情報ヘッダーに CID ヘッダー以外の URI が含まれている(たとえば、LbyR を表す SIP または SIPS URI)。
非準拠 SIP 要求を受信した SIP トランクは、「424(不正なロケーション情報)」応答で応答します。
次のような場合、位置情報の処理は無視されます。SIP トランクは、情報提供を目的として、次の発信 SIP 応答(たとえば、180 または 200)で Geolocation-Error ヘッダーを送信します。
• PIDF-LO に「geopriv」、「location-info」、「civicAddress」、「usage-rules」などの必須要素が欠落している場合。
• usage-rules で示された retention-expiry 時間がすでに経過している場合(GMT での現在時刻と比較)。このような場合、処理は無視されます。
受信された位置情報は無視されるので、SIP トランクではローカルに設定された位置情報が引き続き使用されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
クラスタ間トランクでの位置情報関連のエラー処理
クラスタ間トランクで受信された位置情報の処理中にエラーが発生した場合、そのトランクにローカルに設定された位置情報が使用されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
受信された位置情報の処理
PIDF-LO XML を受信したクラスタは、受信した位置情報を解析し、その情報をコロン区切りの名前/値ペアとして、CcNotifyInd 信号の GeolocationInfo データ構造を使用して伝達します。
例:"Country=US:A1=NC:A3=RTP:LOC=BLD9"
受信された PIDF-LO の位置情報の内容は、トランクにローカルに設定された位置情報(トランク間のデバイス用に使用されるもの)よりも優先されます。
例:{geolocPkid=,filterPkid=d5bdda76-6a86-56c5-b5fd-6dff82b37493,geolocVal="Country=US:A1=NC:A3=RTP:LOC=BLD9",devType=4}
追加情報
「関連項目」を参照してください。
コール中に位置情報が変更された場合の機能インタラクション
発信位置情報の変更
Supplementary Service(SS; 補足サービス)機能のインタラクション(転送、会議、パーク取得など)が発生すると、着信側が変更されます。
このようなシナリオでは、SIP トランクまたはクラスタ間トランク デバイスがコール制御から有効な位置情報を受信し、その情報が送信済みの位置情報と異なる場合、更新された位置情報が UPDATE(SIP トランク)または Notify(クラスタ間トランク)メッセージで伝達されます。
着信位置情報の変更
リモート クラスタで SS 機能のインタラクションが発生した場合、更新された位置情報が UPDATE または Notify メッセージとして SIP トランクまたはクラスタ間トランクを介して受信されます。
このような更新が受信されると、SIP トランクまたはクラスタ間トランクは PIDF-LO を解析し、その PIDF-LO をコール制御および LPSession プロセスに伝達します。
PIDF-LO の例
次に、SIP トランク間で送信される PIDF-LO の例を示します。ロケーション伝達に関連する項目は 太字 で表記されています。
UPDATE sip:4400@10.10.10.2:5060;transport=tcp SIP/2.0
Date: Sat, 12 Jul 2008 13:28:42 GMT
Call-Info: <urn:x-cisco-remotecc:callinfo>; security= NotAuthenticated
Geolocation: <cid:4900@10.10.10.1>;inserted-by=”10.10.10.1”
Content-ID: 4900@10.10.10.1
From: <sip:4900@10.10.10.1>;tag=4d1edcb1-f546-4ee7-966c-2973fbc56475-31638661
P-Asserted-Identity: <sip:4900@10.10.10.1>
User-Agent: Cisco-CUCM7.1
To: <sip:4400@10.10.10.2>;tag=e1258ce2-8620-4005-9aa1-72d99cd54050-31642615
Contact: <sip:4900@10.10.10.1:5060;transport=tcp>
Content-Type: application/pidf+xml
Call-ID: bbb3f900-8781b563-b-47f54c0a@10.10.10.2
Via: SIP/2.0/TCP 10.10.10.1:5060;branch=z9hG4bK179f431e3
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xmlns:dm=”urn:ietf:params:xml:ns:pidf:data-model”
xmlns:caps=”urn:ietf:params:xml:ns:pidf:caps”
xmlns:cisco=”http://www.cisco.com”
entity=”pres:geotarget@example.com”>
<cisco:gateway>false</cisco:gateway>
<cl:country>IN</cl:country>
<gp:retransmission-allowed>yes</gp:retransmission-allowed>
<gp:retention-expiry>2008-09-03T17:58:19Z</gp:retention-expiry>
<timestamp>2008-09-02T17:58:19Z</timestamp>
追加情報
「関連項目」を参照してください。