Cisco IPT Platform Administration Web ページの使用方法
Cisco IPT Platform Administration Web ページでは、Cisco MobilityManager サーバ プラットフォームを設定および管理できます。次の機能を実行できます。
• プラットフォーム コンポーネントのステータスを確認する:Status ウィンドウに、読み取り専用の次のハードウェア情報およびプラットフォーム情報が表示されます。
–プラットフォーム ステータス:Cisco MobilityManager サーバのインストール中に入力した情報が表示されます。これには、ホスト名、イーサネット ポートのステータス、IP アドレス、メモリ使用状況、および CPU 使用率が含まれます。
–ハードウェア ステータス:ハードウェア プラットフォームの情報が表示されます。
• ネットワークの設定を行う:IP アドレスと、アプリケーションをインストールしたときに入力した Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)情報を修正できます。また、Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)サーバおよびクライアントを追加すること、NTP 設定を同期することもできます。
• 他のネットワーク デバイスとの接続性を検証する:PING ユーティリティを使用して、ネットワークの接続性を検証できます。
• ソフトウェアのアップグレードを実行する:Cisco MobilityManager サーバ ソフトウェアの現在のバージョンを確認し、ローカル ソース(CD-ROM または DVD)またはリモート ソース(ネットワーク上のサーバ)からソフトウェアをアップグレードできます。
• システムのリブート:システムをリブートして現在のソフトウェア イメージの使用を継続することも、システムをリブートして別のソフトウェア イメージの使用を開始することもできます。
関連項目
• 「ログイン」
• 「Show Status」
• 「Settings」
• 「Software Upgrade の各種ウィンドウ」
• 「システムの電源オフまたはリブート」
ログイン
Cisco IPT Platform Administration にアクセスしてログインするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration ウィンドウで、 Show Navigation をクリックします。
ステップ 2 左側のパネルで、 Platform Administration をクリックします。
ステップ 3 Cisco IPT Platform Administration Logon ウィンドウで、ユーザ名とパスワードを入力します。
(注) ユーザ名とパスワードは、インストール中に設定されています。
ステップ 4 Submit をクリックします。
Show Status
Show Status メニューの次のオプションを使用して、プラットフォーム ステータスおよびハードウェア ステータスの情報を表示します。
• Platform Status:プラットフォームのインストール中に入力した情報が表示されます。これには、ホスト名、イーサネット ポートのステータス、IP アドレス、メモリ使用状況、および CPU 使用率が含まれます。
• Hardware Status:プラットフォームのモデル、CPU タイプ、メモリ、オブジェクト ID、および OS バージョンが表示されます。
プラットフォーム ステータス
Platform Status ウィンドウを開くには、 Show Status > Platform Status を選択します。 表6-1 に、このウィンドウに表示されるフィールドの説明を示します。
表6-1 Platform Status のフィールド
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Host Name |
Cisco Platform Administration がインストールされた MCS 78xx ホストの名前が表示されます。 |
Date/Time |
プラットフォームのインストール中に指定した大陸と地域に基づいて、日付と時刻が表示されます。 |
Locale |
プラットフォームのインストール中に選択した言語が表示されます。 |
Time Zone |
インストール中に選択した時間帯が表示されます。 |
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Status |
イーサネット ポート 0 および 1 について、ポートが Up であるか Down であるかが示されます。 |
DHCP |
イーサネット ポート 0 および 1 について、DHCP が有効であるかどうかが示されます。 |
IP Address |
イーサネット ポート 0 および 1 の IP アドレスが表示されます。 |
IP Mask |
イーサネット ポート 0 および 1 のサブネット マスク アドレスが表示されます。 |
Primary DNS |
プライマリのドメイン ネーム サーバの IP アドレスが表示されます。 |
Domain |
プラットフォーム ドメインの名前が表示されます。 |
Secondary DNS |
セカンダリのドメイン ネーム サーバの IP アドレスが表示されます。 |
Gateway |
イーサネット ポート 0 上のネットワーク ゲートウェイの IP アドレスが表示されます。 |
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CPU |
アイドル状態の CPU キャパシティの割合、システム プロセスを実行している割合、およびユーザ プロセスを実行している割合が表示されます。 |
Memory |
総メモリ、空きメモリ、および使用メモリのサイズが KB 単位で表示されます。 |
Disk/active |
アクティブ ディスク上の総ディスク スペース、空きディスク スペース、および使用ディスク スペースのサイズが表示されます。 |
Disk/inactive |
非アクティブ ディスク上の総ディスク スペース、空きディスク スペース、および使用ディスク スペースのサイズが表示されます。 |
Disk/logging |
ディスク ロギングに使用される総ディスク スペース、空きディスク スペース、および使用ディスク スペースのサイズが表示されます。 |
ハードウェア ステータス
Hardware Status ウィンドウを開くには、 Show Status > Hardware Status を選択します。 表6-2 に、このウィンドウに表示されるフィールドの説明を示します。
表6-2 Hardware Status のフィールド
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Hardware Platform |
プラットフォーム サーバのモデル識別情報が表示されます。 |
Number of Processors |
プラットフォーム サーバのプロセッサ数が表示されます。 |
CPU Type |
プラットフォーム サーバのプロセッサ タイプが表示されます。 |
Memory |
総メモリ量が MB 単位で表示されます。 |
Object ID |
ソフトウェア オブジェクト ID が表示されます。 |
OS Version |
プラットフォーム上で実行されているソフトウェア オペレーティング システムのバージョンが表示されます。 |
Settings
次の表示と変更を行うには、Settings ウィンドウを使用します。
• IP の設定
• ホストの設定
• NTP の設定
• PING ユーティリティ
IP の設定
IP Settings ウィンドウには、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)がイーサネット接続 0 および 1 でアクティブであるかどうかが示され、関連するイーサネット IP アドレスがリストされます。また、ネットワーク ゲートウェイの IP アドレスも表示されます。
IP の設定を修正するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Settings > IP Settings を選択します。
ステップ 2 表6-3 の説明に従って、適切なフィールドに新しい値を入力します。
ステップ 3 Execute をクリックします。
表6-3 IP Settings のフィールド
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Ethernet 0 and Ethernet 1
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DHCP |
DHCP がアクティブであるかどうかが示されます。 |
IP Address |
DHCP サーバの IP アドレスが示されます。 |
IP Mask |
DHCP サーバの IP サブネット マスク アドレスが示されます。 |
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Gateway |
ネットワーク ゲートウェイの IP アドレスが示されます。 |
ホストの設定
Host Settings ウィンドウには、プラットフォーム ホストの名前と IP アドレスが表示されます。 プラットフォームのインストール手順の中で値を設定する必要があります。
新しいホストを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Settings > Host Settings を選択します。
ステップ 2 Add をクリックします。
ステップ 3 新しいホスト名と IP アドレスを入力します。
ステップ 4 Save をクリックします。
NTP の設定
NTP Settings ウィンドウには、NTP の設定が表示されます。このウィンドウでは、プラットフォームを NTP サーバまたは NTP クライアントのいずれかとして設定できます。また、このウィンドウでは、NTP サービスの開始および停止を行うこともできます。
NTP の設定を行うには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Settings > NTP Settings を選択します。
ステップ 2 表6-4 の説明に従って、情報を入力します。
ステップ 3 Save をクリックします。
表6-4 NTP Settings のフィールド
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Status |
NTP サービスがアクティブであるかどうかが示されます。NTP サービスのステータスを制御するには、 Start または Stop をクリックします。 |
NTP Server Configuration(プラットフォームがサーバの場合)
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Add/Delete |
NTP サーバを追加または削除します。 NTP サーバを追加する手順 1. Add をクリックします。 2. サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。 3. Save をクリックします。確認メッセージが表示されます。 4. NTP Settings をクリックして NTP Settings ウィンドウに戻ります。 NTP サーバを削除する手順 1. サーバ エントリの左側のチェックボックスをオンにします。 2. Delete をクリックします。 3. Save をクリックします。確認メッセージが表示されます。 4. NTP Settings をクリックして NTP Settings ウィンドウに戻ります。 |
Address |
NTP サーバの IP アドレスが表示されます。 |
Hostname |
NTP サーバの名前が表示されます。 |
Status |
NTP サーバがアクティブであるかどうかが示されます。 |
NTP Client Configuration(プラットフォームがクライアントの場合)
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Add/Delete |
NTP クライアントを追加または削除します。 NTP クライアントを追加する手順 1. Add をクリックします。 2. IP アドレスとマスクを入力するか、ホスト名を入力します。 3. Save をクリックします。確認メッセージが表示されます。 4. NTP Settings をクリックして NTP Settings ウィンドウに戻ります。 NTP クライアントを削除する手順 1. エントリの左側のチェックボックスをオンにします。 2. Delete をクリックします。 3. Save をクリックします。確認メッセージが表示されます。 4. NTP Settings をクリックして NTP Settings ウィンドウに戻ります。 |
Address |
NTP クライアントの IP アドレスが表示されます。 |
Hostname |
NTP クライアントの名前が表示されます。 |
Mask |
NTP クライアントのサブネット マスクが表示されます。 |
PING ユーティリティ
Ping Utility ウィンドウでは、PING メッセージをネットワーク内の別のサーバに送信できます。
PING ユーティリティを使用するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Utilities > Ping を選択します。
ステップ 2 送信先の IP アドレスと送信する PING パケットの数を入力します。
ステップ 3 Execute をクリックします。
ステップ 4 Ping Utility ウィンドウに、PING 統計情報が表示されます。 Cancel または Done をクリックして、PING 操作を終了します。
Software Upgrade の各種ウィンドウ
次に示す Software Upgrade のウィンドウでは、Cisco IPT プラットフォーム ソフトウェアをローカル ソースまたはリモート ソースからアップグレードしたり、現在のソフトウェア バージョンを表示したりできます。また、個々のソフトウェア コンポーネントを確認することもできます。
• From Local Source
• From Remote Source
• Show Current Version
• Check Component Info
注意 プラットフォーム ソフトウェアをアップグレードする前に、それ以外のすべてのソフトウェアのアップグレードとインストールが完了していることを確認してください。最新の Install/Upgrade ログで、他の Install/Upgrade プロセスが存在しないことを確認してください。
From Local Source
CD または DVD からサーバ ソフトウェアをアップグレードするには、From Local Source ウィンドウを使用します。
始める前に
• アップグレード ディスクを作成または取得します。
• システム データをバックアップします。「データベースのバックアップと復元」を参照してください。
アップグレードを実行するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 新しい CD または DVD を、アップグレードするローカル サーバのディスク ドライブに挿入します。
ステップ 2 Software Upgrade > From Local Source を選択します。
ステップ 3 表6-5 の説明に従って、必要なアップグレード情報を入力します。
ステップ 4 Submit をクリックします。
アップグレード ステータスを示すメッセージが表示されます。このとき、以前にダウンロードしたソフトウェア イメージのリストも表示されます。
ステップ 5 アップグレードが完了する前に操作を終了する場合は、 Cancel をクリックします。
表6-5 Local Source Upgrade のフィールド
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Upgrade Software Directory on CD/DVD |
ソフトウェア アップグレードがある(CD または DVD 上の)ディレクトリを入力します。 |
Platform |
Linux(デフォルト)を選択します。 |
From Remote Source
リモート ネットワーク ロケーションからソフトウェアをアップグレードするには、From Remote Source ウィンドウを使用します。
始める前に
システム データをバックアップします。「データベースのバックアップと復元」を参照してください。
リモート ロケーションからアップグレードするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Software Upgrade > From Remote Source を選択します。
ステップ 2 必要なアップグレード情報を入力します。
表6-6 に、アップグレード情報の説明を示します。
ステップ 3 Submit をクリックします。
ステップ 4 ダウンロードするソフトウェア バージョンを選択します。
ステップ 5 ソフトウェアをアップグレードすることを確定します。
ステップ 6 システムをリブートします。
アップグレード ステータスを示すメッセージが表示されます。このとき、以前にダウンロードしたソフトウェア イメージのリストも表示されます。
表6-6 Remote Source Upgrade のフィールド
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Remote Software Server |
ソフトウェアのダウンロード元とするリモート サーバのホスト名または IP アドレスを入力します。 |
Remote User |
リモート サーバ上に設定されているユーザの名前を入力します。 |
Remote User Password |
このユーザに対してリモート サーバ上で設定されているパスワードを入力します。 |
Upgrade Software Directory |
ソフトウェアのダウンロード元とするディレクトリの名前を入力します。 |
Download Protocol |
sftp(デフォルト)または ftp を選択します。 |
Platform |
Linux を選択します。 |
Show Current Version
Show Current Version ウィンドウでは、Cisco IPT Platform 上で実行されているソフトウェアの現在のバージョンを表示できます。
現在のソフトウェア バージョンを表示するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Software Upgrade > Show Current Version を選択します。
ステップ 2 Retrieve をクリックして、バージョン情報を取得します。
ステップ 3 情報の確認が終了したら、 OK をクリックします。
Check Component Info
Check Component Info ウィンドウでは、次のカテゴリの情報を確認できます。
• インストールされたソフトウェア パッケージ
• インストール プロセス
• ポストインストール プロセス
• アップグレード プロセス
• ディレクトリまたはファイルのコンテンツ
コンポーネント情報を確認するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Software Upgrade > Check Component Info を選択します。
ステップ 2 次のいずれかの情報タイプを選択します。
• Software Packages
• Install
• Post Install
• Upgrade
または、取得するファイルの名前を入力します。
ステップ 3 (オプション)ファイルから取得する行数を入力します。0 と入力すると、ファイル全体が取得されます。
ステップ 4 Retrieve をクリックします。
ステップ 5 情報ウィンドウが開きます。情報ウィンドウで、次の機能を実行します。
• アップデートされた情報を取得するには、 Refresh クリックします。
• 情報ウィンドウを閉じるには、 Cancel をクリックします。
• IPT Platform Administration のページを引き続き使用するには、ウィンドウの左側にあるメニューから選択します。
システムの電源オフまたはリブート
ローカル ソースまたはリモート ソースからソフトウェアをアップグレードすると、ソフトウェア アップグレードがサーバのスタンバイ パーティションにダウンロードされます。Switch Versions and Reboot ウィンドウでは、アクティブ パーティション(以前のバージョンのソフトウェアを実行しているパーティション)からスタンバイ パーティション(アップグレードされたソフトウェアがあるパーティション)に切り替えることができます。
また、現在のソフトウェア バージョンを実行しているシステムをリブートしたり、電源を完全にオフにすることもできます。
Switch Versions and Reboot
ローカル ソースまたはリモート ソースからソフトウェアをアップグレードすると、ソフトウェア アップグレードがサーバのスタンバイ パーティションにダウンロードされます。このウィンドウでは、アクティブ パーティション(以前のバージョンのソフトウェアを実行しているパーティション)からスタンバイ パーティション(アップグレードされたソフトウェアがあるパーティション)に切り替えることができます。方法は次のとおりです。
注意 バージョンを切り替えてリブートする前に、完全なデータ バックアップを必ず実行してください。
• ソフトウェア バージョンを切り替えてシステムをリブートするには、 Proceed をクリックします。
• ソフトウェア バージョンを切り替えてシステムをリブートする作業をキャンセルするには、 Cancel をクリックします。
Reboot Current Version
Reboot Current Version ウィンドウでは、システムをリブートし、同じバージョンのソフトウェアを引き続き実行することができます。
注意 システムをリブートする前に、データ バックアップを必ず実行してください。
• システムをリブートするには、 Proceed をクリックします。
• システムのリブートをキャンセルするには、 Cancel をクリックします。
Poweroff System
Poweroff System ウィンドウでは、次の方法でシステムを正常にシャットダウンできます。
注意 シャットダウン プロセスを開始する前に、システム データを必ずバックアップしてください。
• システムのシャットダウンを開始するには、 Confirm をクリックします。
• システムのシャットダウンをキャンセルするには、 Cancel をクリックします。
Cisco IPT Platform Administration コマンドライン インターフェイス
この項では、基本的なプラットフォーム管理機能を実行するコマンドについて説明します。この項で説明されているすべてのコマンドは、Cisco IPT Platform Administration Web アプリケーションでも使用できます。「Cisco IPT Platform Administration Web ページの使用方法」を参照してください。
(注) Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)は、Cisco IPT Platform Administration Web アプリケーションが使用できない場合に限り使用することをお勧めします。
次の CLI コマンドを使用できます。
• file list
• file view
• ping
• restart
• service list
• service start
• service stop
• set hostname
• set ip(DHCP)
• set ip(IP)
• set security
• set task alarm
• set task trace
• show status
• show hw
• show security
• show files activelog
• show files activlog cli.log
• show files inactive log
• show files install
• show files install ks.cfg
• show files install partAlloc
• show files install install.log
• show files install install.post
• tracert
CLI セッションの開始
Cisco IPT Platform Administration CLI には、次の方法でローカルまたはリモートのロケーションからアクセスできます。
• Cisco MobilityManager のインストール中に使用したモニタとキーボードを使用するか、シリアル ポートに接続されているターミナル サーバを使用して、Cisco IPT Platform Administration CLI に直接アクセスします。
• SSH を使用して、Cisco IPT Platform Administration CLI とのセキュア接続をクライアント ワークステーションから確立します。
始める前に
Cisco IPT Platform が、次の情報が設定された状態でインストールされていることを確認します。
• プライマリの IP アドレスとホスト名
• 管理者 ID
• パスワード
これらの情報は、Cisco IPT Platform Administration CLI にログインするために必要になります。
CLI セッションを開始するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 次のいずれかのオプションを使用して、CLI に接続します。
• リモート システムから、SSH を使用して Cisco IPT Platform Administration CLI にセキュアに接続します。SSH クライアントで、次のように入力します。
ssh adminname@hostname
adminname には管理者 ID を入力し、 hostname にはインストール中に定義したホスト名を入力します。
たとえば、ssh admin@ipt-1 と入力します。
• 直接接続から、次のプロンプトが自動的に表示されます。
ipt-1 は、システムのホスト名を表しています。
インストール中に定義した管理者 ID を入力します。
ステップ 2 パスワードを入力します。
CLI プロンプトが表示されます。プロンプトには、次の例のように管理者 ID が含まれます。
admin:
CLI コマンドを入力できます。
関連項目
CLI の基本
CLI セッションの終了
CLI の基本
この項では、コマンドライン インターフェイスを使用するための基本的なヒントを示します。
コマンドの補完
コマンドを補完するには、 Tab キーを使用します。
• コマンドの開始部分を入力し、Tab キーを押すと、コマンドが補完されます。たとえば、se と入力し、Tab キーを押すと、set が補完されます。
• メニュー コマンドを入力し、Tab キーを押すと、このメニューで使用できるすべてのコマンドまたはメニュー コマンドが表示されます。たとえば、set を入力し、Tab キーを押すと、すべての set メニュー コマンドが表示されます。アスタリスク(*)は、メニューであることを示します。
• コマンドに達してから Tab キーを押し続けると、現在のコマンドラインが繰り返されます。さらなる拡張はありません。
コマンドのヘルプの取得
任意のコマンドのヘルプを、次の 2 種類の形式で取得できます。
• 詳細なヘルプ。これには、コマンドの定義と使用例が含まれています。
• 簡易クエリー ヘルプ。これには、コマンド構文だけが含まれています。
CLI プロンプトから詳細なヘルプを取得するには、次のように入力します。
help <command>
<command> には、コマンド名またはメニュー コマンドとパラメータを入力します。例6-1 を参照してください。
CLI プロンプトからコマンド構文情報を取得するには、次のように入力します。
<command> ?
<command> には、コマンド名またはメニュー コマンドとパラメータを入力します。例6-2 を参照してください。
(注) メニュー コマンドの後に疑問符(?)を入力すると、Tab キーを押した場合と同じ結果が得られます。コマンド補完候補がリストされます。
次の例は、ヘルプ コマンドの一般的な使用方法を示しています。
例6-1 詳細なヘルプの例
This will send one or more ping packets to a remote destination
admin:ping www.cisco.com 5
PING www.cisco.com (198.133.219.25) from 172.22.119.166 : 56(84) bytes of data.
64 bytes from 198.133.219.25: icmp_seq=1 ttl=246 time=0.837 ms
64 bytes from 198.133.219.25: icmp_seq=2 ttl=246 time=0.962 ms
64 bytes from 198.133.219.25: icmp_seq=3 ttl=246 time=1.04 ms
64 bytes from 198.133.219.25: icmp_seq=4 ttl=246 time=0.635 ms
64 bytes from 198.133.219.25: icmp_seq=5 ttl=246 time=0.666 ms
例6-2 クエリーの例
dest mandatory dotted IP or host name
count optional count value (default is 4)
CLI セッションの終了
CLI セッションを終了するには、CLI プロンプトで quit を入力します。システムは、次のいずれかの方法で応答します。
• リモートでログインしている場合は、ログオフすると、SSH セッションが切断されます。
• ローカルでログインしている場合は、ログオフすると、次の例のようにログイン プロンプトに戻ります。
Cisco IPT Platform CLI コマンド リスト
表6-7 に、Cisco IPT Platform Administration CLI で使用できるコマンドの説明を示します。
注意 一部のコマンドは、使用することでコール処理が遅くなる場合があります。詳細については、
表6-7 の注釈を参照してください。
表6-7 CLI コマンドの説明
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Cisco IPT Platform Administration での対応操作
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ping de st [count] |
指定した宛先に対して ping コマンドを実行します。 dest (必須):宛先、ipV4 またはドメイン名。 count (オプション):実行する PING の数。 |
Utilities > Ping |
file list |
ディレクトリ内のログ ファイルをリストします。 ソート修飾子: デフォルト dir(名前)とファイル(名前) d 日付(要求した場合は、サイズが無効になります) s サイズ r すべてのソートの反転 表示修飾子: デフォルト ファイルのみ、2 列 l 日付とサイズが含まれた長いリスト file-spec:ワイルドカード指定 ファイル名では、上記の修飾子を使用した通常のリストが生成されます。 ディレクトリでは、ディレクトリのフル パスを表示するリストが生成されます。 構文: file list activel og [-options] [file-spec] inactivelog [-options] [file-spec] install [-options] [file-spec] options オプション -tsrl file-spec オプション 表示するファイル |
- |
file view |
ログ ファイルを表示します。 ソート修飾子: デフォルト dir(名前)とファイル(名前) d 日付(要求した場合は、サイズが無効になります) s サイズ r すべてのソートの反転 表示修飾子: デフォルト ファイルのみ、2 列 l 日付とサイズが含まれた長いリスト file-spec:ワイルドカード指定 ファイル名では、上記の修飾子を使用した通常のリストが生成されます。 ディレクトリでは、ディレクトリのフル パスを表示するリストが生成されます。 構文: file view active log [file-spec] inactivelog [file-spec] install [file-spec] file-spec オプション 表示するファイル
(注) file-spec のワイルドカード指定は可能ですが、単一のファイルに解決される必要があります。
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set ip |
インストール時に設定されたネットワーク設定の次の要素を設定または変更します。 • DHCP のオンまたはオフ • 新しい IP アドレスおよび IP マスクの設定 • 新しいゲートウェイ アドレスの設定 構文: set dhcp iface op iface (必須):インターフェイス名 {eth0 | eth1} op (必須):演算 {yes | no} 例:
set ip iface addr mask iface (必須):インターフェイス名 {eth0 | eth1} addr (必須):割り当てる IP アドレス mask (必須):割り当てる IP マスク 例:
set ip eth0 10.10.140.8 255.255.255.0
set gw addr addr (必須):割り当てる IP アドレス 例:
(注) set ip コマンドでは、システムが強制的にリブートされるので、注意して使用してください。このコマンドを実行する前に、確認を求める警告が表示されます。
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Settings > IP Settings |
set password admin |
インストール中に設定された管理者アカウント(デフォルトで唯一のアカウント)のパスワードを変更します。 新しいパスワードの入力と確認を求められます。 |
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set security orgunit orgname locality state country |
このマシン上の Tomcat のセキュリティ証明書とキーを作成します。Cisco IPT プラットフォームへのブラウザ アクセスで http の代わりにセキュアな https プロトコルが使用されるように設定してある場合は、このセキュリティ キーが使用されます。
(注) このコマンドは、https をサポートしていない Cisco IPT Platform には適用されません。
元のキーに障害がある場合、または証明書が有効期限切れになった場合は、set security コマンドを使用します。新しいキーの作成後、そのキーを表示するには、show security を使用します。 パラメータ間にはスペースを入力します。 orgunit (必須):組織ユニット orgname (必須):組織名 locality (必須):場所 state (必須):州 country (必須):国(英字 2 文字) 例:
admin:set security mydept mycorp SanJose CA US
Successful in generating self signed certificate for unitname tomcat
Successfully generated self signed certificate for tomcat
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service list service start [service name] service stop [service name] |
サービスをリスト、開始、または停止します。 |
- |
show files install [filename] |
インストール ログ ファイルのリストを表示します。 filename (任意):表示するファイルの名前 |
Cisco IPT Platform Administration で、Collect Diagnostics コマンドを使用して診断ファイルを収集します。 |
show hw |
ハードウェア プラットフォームとシリアル番号を表示します。 |
Show Status > Hardware |
show security |
Tomcat セキュリティ キーおよび証明書情報を表示します。 Cisco IPT プラットフォームへのブラウザ アクセスで http の代わりにセキュアな https プロトコルが使用されるように設定してある場合は、このセキュリティ キーが使用されます。 |
- |
show status |
次のプロパティの動的ステータスを表示します。 • Host name • Date • Time Zone • Primary DNS • Secondary DNS • Domain • Gateway • イーサネット 0 およびイーサネット 1: –DHCP(yes または no) –インターフェイスのステータス –IP Address –IP Mask • リソース: –Memory:Total、Free、Used –CPU(%):Idle、System、User –Disk Usage:パーティション / から得られる Disk/active、パーティション /partB から得られる Disk/inactive、 パーティション /common から得られる Disk/logging |
Show Status > Platform Status |
show trace |
トレース情報を表示します。 |
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show version active show version inactive |
アクティブまたは非アクティブな Cisco IPT Platform Administration ソフトウェア バージョンを表示します。 |
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syst em [parameter] |
パラメータでの指定に応じて、再起動、バージョンの切り替え、サーバの再起動またはシャットダウンを実行します。 system restart:現在のバージョンを再起動します。 system switch-ver:バージョンを切り替えて再起動します。 system poweroff:グレースフルにシャットダウンします。
(注) このコマンドを実行する前に、確認を求める警告が表示されます。
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System Poweroff or Reboot > Reboot Current Version System Poweroff or Reboot > Switch Versions and Reboot System Poweroff or Reboot > Poweroff System |
tracer oute dest [ethX] |
traceroute コマンドを実行し、宛先までのパケットの経路をトレースします。ホスト間のルーティング問題をデバッグするために、次のように使用します。 dest (必須):宛先、ipV4 またはドメイン名 ethX (オプション): 発信元イーサネット インターフェイス、eth0 または eth1 |
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