Cisco Unified Communications Manager ユーザのインポートによる Cisco Unity Connection ユーザの作成(Cisco Unified CM Version 5.x 以降)
Connection が Cisco Unified CM データベースにアクセスするには AXL サーバが必要であるため、まず、ユーザのインポート元となる Cisco Unified CM サーバのための AXL サーバを設定する必要があります。Cisco Unified CM Administration に使用する AXL サーバは、[編集(Edit)] >[Cisco Unified Communications Manager AXLサーバ(Cisco Unified Communications Manager AXL Servers)]ページで設定します。Cisco Unified CM AXL サービスを有効にして(デフォルトでは無効)、[Cisco Unified Communications Manager AXLサーバ(Cisco Unified Communications Manager AXL Servers)]ページにオプションとして表示されるようにする必要があります。
Cisco Unity Connection の管理の[ツール(Tools)] >[ユーザをインポート(Import Users)]ページを使用して、Cisco Unified Communications Manager のユーザからボイスメール アカウントを持つ複数のユーザを作成します。また、ボイスメールボックスがなくても、Connection にアプリケーション ユーザをインポートできます。
この方法でユーザ アカウントを作成した場合、Connection は Cisco Unified CM からユーザのエイリアス、内線番号、および姓名を取得し、その他の情報は指定したユーザ テンプレートから取得して入力します。Cisco Unified CM から取得したフィールドのデータは、Connection の管理では修正できません。その情報は、Cisco Unified CM の管理ページで変更する必要があります。
[ユーザを同期化(Synch Users)]ページを使用すると、[ユーザをインポート(Import Users)]ページを使用して作成されたボイスメール ユーザの情報を Cisco Unified CM から手動でリフレッシュできます。また、[タスク管理(Task Management)]ページを使用して、Cisco Unified CM のユーザ データを定期的に自動で同期するタスクを作成することもできます。
Cisco Unified Communications Manager ユーザのインポートによる Cisco Unity Connection ユーザの作成(Cisco Unified Communications Manager Version 4.1(x) のみ)
Cisco Unity Connection が Cisco Unified CM Version 4.1(x) と統合されている場合、Cisco Unified CM の管理者は、Cisco Unified CM Administration の[Directory Number Configuration]ページまたは[User Configuration]ページのいずれかで、通常の個別 Connection ユーザ アカウント(Cisco Unified CM でボイスメールボックスと呼ばれているもの)を作成できます。Connection ユーザ アカウントは、ブラウザによって暗号化されたセキュア伝送をネットワーク内でクレデンシャルに使用して作成されます。
ユーザを Cisco Unified CM からインポートしてユーザ アカウントを作成した場合、それらのアカウントは、選択された Connection ユーザ テンプレートが提供する最小限の設定データしか保持していません。このテンプレートが提供する項目のほかにユーザ アカウントをカスタマイズする必要がある場合は、Cisco Unity Connection の管理を使用してカスタマイズを完了します。アカウントが作成された後、Connection と Cisco Unified CM の間では、ユーザ データの自動同期は実行されないことに注意してください。両方のシステムに存在するユーザ アカウントを修正する場合、ユーザ アカウントの同期を維持する必要があるときは、両方のシステムでユーザ アカウントを手動で修正する必要があります。
Cisco Unified CM ユーザをインポートして Connection アカウントを作成するには、次の作業を示されている順序どおりに実行します。
1. 「Cisco Unity Connection のログオン アカウントと環境の設定」
2. 「Cisco Unified CM Administration での Cisco Unity Connection ボイスメールボックスの作成」
Cisco Unity Connection のログオン アカウントと環境の設定
Connection 上と Cisco Unified Communications Manager 上でボイスメールボックス作成環境を設定するには、次の手順を実行します。
Cisco Unity Connection のログオン アカウントと環境を設定する
ステップ 1 『 Cisco Unity Connection インストレーション ガイド 』、Cisco Unity Connection インテグレーション ガイド、およびその他の必要なシスコ マニュアルの手順に従って、Connection および Cisco Unified CM Version 4.1(x) の設定と統合を完了します。
ステップ 2 Connection ボイスメール ポートが Cisco Unified Communications Manager で設定済みであることを確認します。
a. Cisco Unified CM Administration で、 [Feature] > [Voice Mail] > [Cisco Voice Mail Port] をクリックします。
b. 検索条件を入力し、 [Find] をクリックします。Connection ボイスメール ポートに、登録先となる Cisco Unified CM、および Connection サーバの IP アドレスが示されている必要があります。
ステップ 3 ボイスメールボックスを持つユーザを作成するための Connection ユーザ テンプレートが設定され、使用可能な状態になっていることを確認します。
ステップ 4 Cisco Unified CM および Connection が、ファイアウォールから見て物理的に同じ側に配置されていることを確認します。
ステップ 5 Cisco Unity Connection の管理に IP アドレスでアクセスできることを確認します。Cisco Unified CM サーバ上で Web ブラウザを開いて、https://<Connection の IP アドレス>/cuadmin を参照します。
ステップ 6 Cisco Unified CM Administration アプリケーションで、 [Cisco Unified CM Serviceability] >[Tools] >[Control Center] を参照し、Cisco Unified CM サーバ名をクリックして、RIS データ コレクタがアクティブ化され、動作していることを確認します。
ステップ 7 Voicemailbox.asp ファイルを Connection サーバからダウンロードします。このファイルは、https://<マシン名>/concerto から入手可能です。
ステップ 8 Voicemailbox.asp ファイルを Connection サーバから Cisco Unified CM サーバの C:\CiscoWebs\Admin ディレクトリにコピーします。
ステップ 9 Cisco Unity Connection の管理で、User Administrator 役割を持つユーザを新規作成します。
ステップ 10 ユーザの[編集(Edit)]>[パスワードの変更(Change Password)]ページで、このユーザの一意のパスワードを設定します。その後、Cisco Unified CM Administration を使用して Connection ユーザを作成するときは、このユーザのログオン クレデンシャルを入力して、Connection に対する要求の認証を受けます。
Cisco Unified CM Administration での Cisco Unity Connection ボイスメールボックスの作成
Integrated Mailbox Configuration では、セッションごとに、ユーザ名とパスワードを使用して認証を受けるように要求されます。認証が成功した場合は、Cisco Unified CM Administration にログオンしている限り、再認証を要求されません。
Cisco Unity Cisco Unified CM Integrated Mailbox Configuration を使用して Cisco Unity Connection ボイスメールボックスを作成する
ステップ 1 Cisco Unified CM Administration アプリケーションにログオンします。
ステップ 2 次の一連のサブステップのいずれかを実行します。
ボイスメールボックスを[User Configuration]ページから作成する
a. [User] >[Global Directory] をクリックします。[User Information]ページが開きます。
b. ユーザを検索します。ユーザ全員のリストを参照するには、[User Search]ダイアログボックスを空白のままにして[Search]をクリックします。
c. ユーザのリストで、目的のユーザの名前をクリックします。[User Configuration]ページが開きます。
d. [Primary Extension]の隣に表示されている [Create Voice Mailbox] リンクをクリックします。
(注) [Create Voice Mailbox]リンクは、ユーザの[Voice Mail Profile]が[Primary Extension Directory Number]と関連付けられていない限り表示されません。
e. ステップ 3 に進みます。
ボイスメールボックスを[Directory Number Configuration]ページから作成する
a. [Device] >[Phone] をクリックします。[Find and List Phones]ページが開きます。
b. 電話デバイスを検索します。すべての電話デバイスのリストを参照するには、検索ダイアログボックスを空白のままにして [Find] をクリックします。
c. デバイスのリストで、目的のデバイスの名前をクリックします。[Phone Configuration]ページが開きます。
d. ページの左側にある[Directory Numbers]のリストで、目的の[Base Phone]をクリックします。[Directory Number Configuration]ページが開きます。
e. ページの右上に表示されている [Create Voice Mailbox] リンクをクリックします。
(注) [Create Voice Mailbox]リンクは、[Voice Mail Profile]設定をパイロット番号を含めるように設定するか、パイロット番号として[None]を指定するように設定していない限り表示されません。[Voice Mail Profile]が[No Voice Mail]に設定されている場合、[Create Voice Mailbox]リンクは表示されません。
f. ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 [Enter Network Password]画面が表示された場合は、Cisco Unity Cisco Unified CM Integrated Mailbox Configuration の管理者名とパスワードを入力します。
ステップ 4 ボイスメールボックスの [Extension]、[Alias]、[First Name]、[Last Name]、 および [Display Name] に、Connection に表示する値が設定されていることを確認します。必要に応じて内容を変更してください。
[Display Name]が入力されていない場合、表示名は Connection ユーザ テンプレートの設定に基づいて作成されます。
ステップ 5 ドロップダウン メニューで、ボイスメールボックスに適用される [Voice Mailbox Template] を選択します。Integrated Mailbox Configuration では、ボイスメールボックスを持つユーザを作成するための一連のテンプレートから選択できます。ボイスメールボックスを持たないユーザを作成するためのテンプレートは選択できません。
ステップ 6 [List in Directory] のステータスを確認します。デフォルトでは、このチェックボックスはオンになっています(ユーザ テンプレートでの設定内容は上書きされます)。
ステップ 7 [Insert] をクリックします。ボイスメールボックスが Connection に追加されます。
ステップ 8 ボイスメールボックスのデータが正しいことを確認します。内容に誤りがある場合は、 [Delete] をクリックし、この手順をステップ 2 から繰り返します。
ステップ 9 [Close] をクリックします。