ユーザ インポート ツールによる LDAP データからの Cisco Unity Connection ユーザの作成
『 Cisco Unity Connection システム アドミニストレーション ガイド 』の「 Cisco Unity Connection と LDAP ディレクトリの連動 」の章の手順に従って、Cisco Unity Connection を設定して LDAP ディレクトリと統合した場合は、Connection データを LDAP ディレクトリのデータに同期したことになります。このプロセスでは、Connection サーバ上の非表示の Cisco Unified CM データベースに、LDAP データが不可視的にインポートされています。ユーザ インポート ツールを使用して Connection ユーザを作成すると、Cisco Unified CM データベースから Connection データベースにデータがインポートされます(Connection 7.x は、LDAP ディレクトリと統合するために Cisco Unified CM の LDAP 実装を使用します)。
注意 [LDAPセットアップ(LDAP Setup)]ページに値を入力した場合、非表示の Cisco Unified CM データベースの[ユーザID(User ID)]フィールドにインポートされた後で Connection にインポートされる LDAP ディレクトリ内のフィールドを選択したことになります。ここで選択した LDAP フィールドは、LDAP ディレクトリ内のどのユーザに対しても値がある必要があります。さらに、このフィールドの値はそれぞれ一意でなければなりません。選択したフィールド内に値がない LDAP ユーザは、Connection にインポートできません。
この方法でユーザ アカウントを作成した場合、Connection は[LDAPディレクトリ設定(LDAP Directory Configuration)]ページで指定した LDAP フィールドからデータを取得し、指定したユーザ テンプレートからその他の情報を補います。LDAP ディレクトリから取得した値を持つフィールドのデータは、Connection の管理では変更できません。代わりに、LDAP ディレクトリ内の値を変更する必要があります。
Connection データを LDAP データと定期的に再同期するように Connection を設定している場合、LDAP ディレクトリ内の新しい値は次回の自動再同期の際に Connection データベースに自動的にインポートされます。ただし、LDAP ディレクトリに新規ユーザが追加されている場合は、この再同期によって新規の Connection ユーザが作成されることはありません。ユーザ インポート ツールまたは一括管理ツールのいずれかを使用して、新規の Connection ユーザを手動で作成する必要があります。
LDAP ユーザ データをインポートして Cisco Unity Connection ユーザを作成する
ステップ 1 System Administrator 役割を持つユーザとして、Cisco Unity Connection の管理にログオンします。
ステップ 2 [ ツール(Tools) ]を展開し、[ ユーザをインポート(Import Users) ]をクリックします。
ステップ 3 [Unified Communications Managerを検索(Find Unified Communications Manager)]リストで、[ LDAPユーザ(LDAP User) ]をクリックします。
ステップ 4 Connection と統合されている LDAP ディレクトリ内のユーザの一部だけをインポートする場合は、適切な指定内容を入力します。
ステップ 5 [ 検索(Find) ]をクリックします。
ステップ 6 [ベースにするテンプレート(Based on Template)]リストで、選択したユーザの作成時に Connection が使用するテンプレートを選択します。
(注) 多数のユーザをインポートする場合は、各ページに表示される行(ユーザ)の数を変更できます。
ステップ 7 Connection ユーザの作成対象となる LDAP ユーザのチェックボックスをオンにします。
ステップ 8 必要に応じて、作成するユーザの内線番号を入力します。
ステップ 9 [ 選択項目をインポート(Import Selected) ]をクリックします。
一括管理ツールによる LDAP データからの Cisco Unity Connection ユーザの作成
『 Cisco Unity Connection システム アドミニストレーション ガイド 』の「 Cisco Unity Connection と LDAP ディレクトリの連動 」の章の手順に従って、Cisco Unity Connection を設定して LDAP ディレクトリと統合した場合は、Connection データを LDAP ディレクトリのデータに同期したことになります。このプロセスでは、Connection サーバ上の非表示の Cisco Unified CM データベースに、LDAP データが不可視的にインポートされています(Connection 7.x は、LDAP ディレクトリと統合するために Cisco Unified CM の LDAP 実装を使用します)。
一括管理ツールを使用して Connection ユーザを作成する場合は、次の手順を実行します。
1. Cisco Unified CM データベースから CSV ファイルにデータをエクスポートします。
2. CSV ファイルを更新します。たとえば、表計算アプリケーションの数式を使用すると、LDAP ディレクトリからエクスポートされた電話番号を Connection 内線番号に変換することができます。
注意 LDAP ディレクトリ内のユーザが[LDAPセットアップ(LDAP Setup)]ページの[ユーザID用LDAP属性(LDAP Attribute for User ID)]リストで指定されたフィールドの値を失った場合は、失った値を LDAP ディレクトリに追加してから、Connection データベースと LDAP ディレクトリとを再同期する必要があります。失った値を CSV ファイルに入力して CSV ファイルをインポートすることはしないでください。Connection が LDAP ディレクトリ内のユーザを特定できなくなります。
3. 更新された CSV ファイルを Connection データベースに再インポートします。
この方法でユーザ アカウントを作成した場合、Connection は CSV ファイルからデータを取得し、指定したユーザ テンプレートからその他の情報を補います。LDAP ディレクトリから取得した値を持つフィールドのデータは、Connection の管理では変更できません。代わりに、LDAP ディレクトリ内の値を変更する必要があります。
Connection データを LDAP データと定期的に再同期するように Connection を設定している場合、LDAP ディレクトリ内の新しい値は次回の自動再同期の際に Connection データベースに自動的にインポートされます。ただし、LDAP ディレクトリに新規ユーザが追加されている場合は、この再同期によって新規の Connection ユーザが作成されることはありません。ユーザ インポート ツールまたは一括管理ツールのいずれかを使用して、新規の Connection ユーザを手動で作成する必要があります。
一括管理ツールを使用して Cisco Unity Connection ユーザを作成する
ステップ 1 System Administrator 役割を持つユーザとして、Cisco Unity Connection の管理にログオンします。
ステップ 2 [ ツール(Tools) ]を展開し、[ 一括管理ツール(Bulk Administration Tool) ]をクリックします。
ステップ 3 Connection サーバ上の非表示の Cisco Unified CM データベースに現存するデータをエクスポートします。
a. [操作の選択(Select Operation)]で、[ エクスポート(Export) ]をクリックします。
b. [オブジェクト タイプの選択(Select Object Type)]で、[ LDAPディレクトリからのユーザ(Users from LDAP Directory) ]をクリックします。
c. [ CSVファイル(CSV File) ]フィールドで、エクスポートされたデータを保存するファイルのフル パスを入力します。
d. [ 送信(Submit) ]をクリックします。
ステップ 4 表計算アプリケーションまたはテキスト エディタで CSV ファイルを開き、必要に応じてデータを更新します。詳細については、「Cisco Unity Connection 一括管理ツールの使用」を参照してください。
ステップ 5 更新された CSV ファイルのデータをインポートします。
a. System Administrator 役割を持つユーザとして、Cisco Unity Connection の管理にログオンします。
b. [ ツール(Tools) ]を展開し、[ 一括管理ツール(Bulk Administration Tool) ]をクリックします。
c. [操作の選択(Select Operation)]で、[ 作成(Create) ]をクリックします。
d. [オブジェクト タイプの選択(Select Object Type)]で、[ LDAPディレクトリからのユーザ(Users from LDAP Directory) ]をクリックします。
e. [ CSVファイル(CSV File) ]フィールドで、データのインポート元となるファイルのフル パスを入力します。
f. [失敗したオブジェクトのファイル名(Failed Objects Filename)]フィールドに、作成されなかったユーザに関するエラー メッセージを Connection が出力するファイルのフル パスを入力します。
g. [ 送信(Submit) ]をクリックします。
ステップ 6 インポートが完了したら、[失敗したオブジェクトのファイル名(Failed Objects Filename)]フィールドで指定したファイルを参照して、すべてのユーザが正常に作成されたことを確認します。