サービス クラスの追加、修正、削除
ボイスメールボックスを持つアカウントに関する制限と権限は、Class of Service(CoS; サービス クラス)で定義します。CoS には次の機能があります。
• Cisco Unity Inbox など、ライセンス付きの機能に対するユーザのアクセスを制御します(CoS に、個別のライセンスが必要な機能へのアクセス権が含まれている場合、十分なライセンスがある場合に限り、その CoS にユーザのグループを割り当てることができます)。
• パーソナル着信転送ルールなど、ライセンスが不要の機能に対するユーザのアクセスを制御します。
• ユーザと Connection がどのように対話するかを制御します。たとえば、CoS では、ユーザ メッセージおよびグリーティングの最大の長さを設定したり、電話ディレクトリへの登録をユーザが選択するのを許可したりします。
• 着信転送オプションを設定します。
• ユーザに許可するプライベート同報リストの数、および各リストに含めることのできるメンバーの数を指定します。
• ユーザが転送や発信時に使用可能な電話番号を設定するときに使用する、制限テーブルを指定します。
CoS は、ボイスメールボックスを持たないユーザ(通常は管理者アカウント)に関連付けられている個々のアカウントまたはテンプレートには指定されません。代わりに、管理者アカウントに関連付けられる権限は Connection の管理の役割によって制御されます(詳細については、「役割」を参照してください)。
次の項を参照してください。
• 「デフォルト サービス クラス」
• 「サービス クラスの追加」
• 「サービス クラスの設定の修正」
• 「サービス クラスへのユーザの割り当ておよび再割り当て」
• 「サービス クラスの削除」
デフォルト サービス クラス
Cisco Unity Connection には、次の定義済みサービス クラスが用意されています。これらを修正することはできますが、削除することはできません。
[ボイスメール ユーザのCOS(Voice Mail User COS)]
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エンド ユーザに適用される設定が含まれています。デフォルトでは、この CoS はデフォルトの[ボイスメール ユーザのテンプレート(Voice Mail User Template)]に関連付けられています。 |
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特殊なデフォルト ユーザ アカウントがメンバーとして属している CoS です。この CoS は読み取り専用で、修正または削除することはできません。 |
サービス クラスの追加
サービス クラスを作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で[ サービス クラス(Class of Service) ]を展開し、[ サービス クラス(Class of Service) ]をクリックします。
ステップ 2 [サービス クラスの検索(Search Class of Service)]ページで、[ 新規追加(Add New) ]をクリックします。
ステップ 3 [サービス クラスの編集(Edit Class of Service)]ページで、必要に応じて次の設定を入力します。
(注) *(アスタリスク)のマークが付いているフィールドは必須です。
ステップ 4 [ 保存(Save) ]をクリックします。
サービス クラスの設定の修正
CoS の設定は、いつでも修正できます。CoS の設定(ユーザ ライセンスが必要な機能を含む)を変更すると、新規または既存の CoS のメンバーに影響します。たとえば、CoS のメンバーが現在、ライセンスされた機能へのアクセスを許可されている場合、管理者が CoS を変更してその機能へのアクセス権を削除すると、それらのユーザは次回 Cisco Unity Connection にログオンしたときから、その機能を利用できなくなります。
CoS に変更を加えるには、次の「サービス クラスの設定を修正する」を実行します。
サービス クラスの設定を修正する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で[ サービス クラス(Class of Service) ]を展開し、[ サービス クラス(Class of Service) ]をクリックします。
ステップ 2 [サービス クラスの検索(Search Class of Service)]ページで、該当するサービス クラスの表示名をクリックします。
(注) 検索結果テーブルにそのサービス クラスが表示されない場合は、ページの上部にある検索フィールドに適切なパラメータを設定し、[検索(Find)]をクリックします。
ステップ 3 [サービス クラスの編集(Edit Class of Service)]ページで、必要に応じて設定を変更します。
ステップ 4 [ 保存(Save) ]をクリックします。
サービス クラスで使用可能な機能の詳細については、 「サービス クラスによって制御される機能の設定」 の章を参照してください。
サービス クラスへのユーザの割り当ておよび再割り当て
CoS は、各ユーザ テンプレートで指定します。したがって、ユーザは、ユーザ アカウントの作成に使用されたテンプレートで指定された CoS に割り当てられます。特定の CoS の設定が個々のユーザまたは複数のユーザに適合しなくなった場合は、いつでもそのユーザを別の CoS に再割り当てすることができます(テンプレートに指定された CoS を変更しても、すでに作成されているユーザ アカウントには影響しません)。
(注) CoS に、個別のライセンスが必要な機能へのアクセス権が含まれている場合、十分なライセンスがある場合に限り、その CoS にユーザのグループを割り当てることができます。
ユーザを CoS に再割り当てする場合は、次のいずれかの手順を実行します。
• 「ユーザをサービス クラスに割り当てるまたは再割り当てする」:1 つのユーザ アカウントの CoS に変更を加えるには、この手順を実行します。
• 「複数のユーザをサービス クラスに再割り当てする」:25 人までのユーザを一度に別の CoS に再割り当てするには、この手順を実行します。
ユーザをサービス クラスに割り当てるまたは再割り当てする
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、[ ユーザ(Users) ]をクリックします。
ステップ 2 [ユーザの検索(Search Users)]ページの検索結果テーブルで、該当するユーザのエイリアスをクリックします。
(注) 検索結果テーブルにそのユーザのエイリアスが表示されない場合は、ページの上部にある検索フィールドに適切なパラメータを設定し、[検索(Find)]をクリックします。
ステップ 3 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの[サービス クラス(Class of Service)]フィールドで、該当するサービス クラスをクリックします。
ステップ 4 [ 保存(Save) ]をクリックします。
複数のユーザをサービス クラスに再割り当てする
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で[ サービス クラス(Class of Service) ]を展開し、[ サービス クラスのメンバシップ(Class of Service Membership) ]をクリックします。
ステップ 2 [サービス クラスのメンバーの検索(Search Class of Service Members)]ページの[サービス クラス メンバーの検索(Find Class of Service Members)]のフィールドに、ユーザの移動元の CoS に応じたパラメータを設定し、[ 検索(Find) ]をクリックします。
ステップ 3 [サービス クラス メンバーの検索結果(Class of Service Members Search Results)]テーブルで、別の CoS に移動するユーザのエイリアスの左にあるチェックボックスをオンにします。一度に最大 25 人のユーザを移動できます。
ステップ 4 [次のサービスクラスへ移動(to)]フィールドで、ステップ 3 で選択したユーザの移動先の CoS の名前をクリックします。
ステップ 5 [ 選択したユーザの移動(Move Selected User) ]をクリックします。
サービス クラスの削除
CoS を削除する前に、その CoS のすべてのメンバーを別の CoS に再割り当てする必要があります。次の「サービス クラスを削除する」の手順を実行します。
サービス クラスを削除する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で[ サービス クラス(Class of Service) ]を展開し、[ サービス クラスのメンバシップ(Class of Service Membership) ]をクリックします。
ステップ 2 [サービス クラスのメンバーの検索(Search Class of Service Members)]ページの[サービス クラス メンバーの検索(Find Class of Service Members)]のフィールドに、削除する CoS に応じたパラメータを設定し、[ 検索(Find) ]をクリックします。
ステップ 3 [サービス クラス メンバーの検索結果(Class of Service Members Search Results)]テーブルで、別のサービス クラスに移動するユーザのエイリアスの左にあるチェックボックスをオンにします。
ステップ 4 [次のサービスクラスへ移動(to)]フィールドで、ステップ 3 で選択したユーザの移動先のサービス クラスの名前をクリックします。
ステップ 5 [ 選択したユーザの移動(Move Selected User) ]をクリックします。
ステップ 6 削除するサービス クラス内にメンバーがないことが[サービス クラス メンバーの検索結果(Class of Service Members Search Results)]テーブルに表示されるまで、ステップ 3 ~ステップ 5 を繰り返します。
(注) 変更内容を検索結果テーブルに反映するには、場合によっては、[更新(Refresh)]をクリックする必要があります。
ステップ 7 [ サービス クラス(Class of Service) ]を展開し、[ サービス クラス(Class of Service) ]をクリックします。
ステップ 8 [サービス クラスの検索(Search Class of Service)]ページで、削除するサービス クラスの表示名の左にあるチェックボックスをオンにします。
(注) 検索結果テーブルにそのサービス クラスが表示されない場合は、ページの上部にある検索フィールドに適切なパラメータを設定し、[検索(Find)]をクリックします。
ステップ 9 [ 選択項目の削除(Delete Selected) ]をクリックします。
ステップ 10 [ OK ]をクリックして、削除を確認します。