ネットワーク接続された Cisco Unity Connection 8.5 ロケーション間での単一または複数ユーザの移動
(注) この項の情報は、Cisco Unified Communications Manager Business Edition(CMBE) には適用されません。
Cisco Unity Connection 8.5 のロケーション(ネットワーク上のサーバまたはクラスタを表すロケーション)間でボイス メールボックスがあるユーザを移動するには、Cisco Object Backup and Restore Application Suite(COBRAS)ホット モードを使用します。ホット モードでは、ソース ロケーションからターゲット ロケーションにユーザ プロファイル情報およびユーザ メールボックス(新しいボイス メッセージと保存されたボイス メッセージのすべてが含まれますが、削除されたボイス メッセージ、受信者、ファクスや電子メール メッセージは含まれません)を移動します。移動中に、移動されるユーザの情報がソース ロケーションとターゲット ロケーションの両方で変更され、複製が完了すると、サイト内または組織内のすべてのロケーションが適切に更新されます。ホット モードを使用するには、ソース ロケーションとターゲット ロケーションの両方で Connection 8.5 以降を実行している必要があり、ロケーションがサイト内またはサイト間ネットワーキングを通じてネットワーク接続されている必要があります。
ホット モードは、一度に単一のユーザまたは小規模のユーザ グループに対して使用するよう設計されています。COBRAS ブリーフケース モードと比較すると、ホット モードにはオブジェクト間の関係を維持できるという利点があります(たとえば、移動されるユーザを参照している他のユーザのプライベート同報リストやパーソナル着信転送ルールが、新しいロケーションをポイントするよう自動的に更新されます)。ただし、ホット モードでの移動には時間がかかる場合があります。大規模なユーザ グループの移動やサーバの移行の際にこのような関係を維持する必要がない場合は、「Cisco Unity Connection 8.0 以前のロケーション間でのユーザの移行、ネットワークに接続されていない Connection ロケーション間でのユーザの移行、または 1 つのロケーションから別のロケーションへの大規模なユーザ グループの移行」で説明されている COBRAS ブリーフケース モード方法の使用を検討してください。このような関係を維持する必要がある場合は、ホット モードの使用時に大規模なユーザ グループを小集団に分割してください。
ホット モードを使用するには、 http://www.ciscounitytools.com/Applications/General/COBRAS/COBRAS.html から最新バージョンの COBRAS をダウンロードし、トレーニング ビデオとヘルプを参照してください。
注意 ユーザを移動する前に、COBRAS のヘルプ ファイルと『COBRAS Hot Mode for Connection to Connection』ヘルプ ファイルをよくお読みください。
Cisco Unity Connection 8.0 以前のロケーション間でのユーザの移行、ネットワークに接続されていない Connection ロケーション間でのユーザの移行、または 1 つのロケーションから別のロケーションへの大規模なユーザ グループの移行
(注) この項の情報は、Cisco Unified Communications Manager Business Edition(CMBE) には適用されません。
ソース サーバまたはターゲット サーバのいずれかで Connection 8.5 より前のバージョンを実行している場合、またはロケーションがサイト内またはサイト間ネットワーキングを介してネットワーク接続されていない場合、Cisco Object Backup and Restore Application Suite(COBRAS)ツールでブリーフケース モードを使用して、ボイス メールボックスのあるユーザを移動します。ブリーフケース モードでは、1 つのロケーションから別のロケーションに関連するすべてのオブジェクトを移動し、元のロケーションが自動的にクリーンアップされるわけではありません。そのため、ソース ロケーションから情報をコピーし、オブジェクトを削除し、ターゲット ロケーションで復元する必要があります。
ブリーフケース モードでユーザを移行するときに、ユーザの音声名およびボイス メッセージをコピーするかどうかを選択できます。