この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、IP テレフォニー コンポーネントのアップグレード プロセス、アップグレード プロセスに関連するソフトウェア リリース、およびネットワークの規模に応じて使用できるさまざまなアップグレード方法の概要を示します。
• シスコ ユニファイド コミュニケーション システムの概要
• リリース セット
(注) IP テレフォニー コンポーネントの名前の多くは、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムのリリースの一部として変更されています。このマニュアルでは、以前のリリースの製品を指す場合でも、最新の製品名を使用しています。
シスコ ユニファイド コミュニケーション システムは、インテリジェントな IP ネットワークに組み込まれる多機能のビジネス コミュニケーション システムです。このシステムは、あらゆる規模の企業で音声、データ、およびビデオによる通信を実現します。シスコ ユニファイド コミュニケーション システムは、北米および European and Emerging Markets(EUEM)で規定された、ごく一般的に導入される中規模市場および企業向けトポロジ モデルです。
シスコシステムズでは、顧客の多種多様なニーズを満たす統合システムを提供しています。シスコ ユニファイド コミュニケーションは、あらゆる呼制御、会議、ボイスメール、ボイス メッセージ、カスタマー コンタクト、IP 電話、テレビ電話、テレビ会議、リッチ メディア クライアント、および音声アプリケーション製品を含め、各 Cisco IP Communications 製品のフルレンジを表します。これらの製品およびアプリケーションは、統合システムとして設計、開発、テスト、マニュアル作成、販売、およびサポートが行われています。エンタープライズ向けのシスコ ユニファイド コミュニケーション システムは、中核の呼処理コンポーネントである Cisco Unified Commnications Manager を中心にした IP テレフォニー テレフォニー製品が土台になります。中間市場向けのシスコ ユニファイド コミュニケーション システムは、呼処理コンポーネントである Cisco Unified Commnications Manager Business Edition を中心にした IP テレフォニー製品が土台になります。
シスコ ユニファイド コミュニケーション システムのテストは、企業向け音声製品の相互運用性を指定(設計)して検証し、これらの製品が 1 つの統合システムとして連動することを保証するためのプロセスです。
このマニュアルで説明しているアップグレード プロセスでは、アップグレード方法、アップグレード操作の準備、操作の順序(IP テレフォニー コンポーネントのアップグレード シーケンスなど)、および他の依存関係(ソフトウェアの下位互換性など)を扱っています。
ここでは、ベース リリース セット内のコンポーネントのアップグレードに関連する情報を提供します(ベース リリース セットとは、アップグレード対象のリリース セットです)。詳細については、「リリース セット」を参照してください。
ここでは、次のインストール手順、アップグレード手順、およびバックアップ手順については説明していません。
• 既存の実稼働ネットワークに含まれておらず、新しいリリースの一部として新規に追加されるコンポーネント。この情報については、各コンポーネントのマニュアルを参照してください。
• 個々のスタンドアロン コンポーネント(Unified Communications Manager や Cisco Unity など)。シスコ ユニファイド コミュニケーション システム コンポーネントのシステム レベルのアップグレード手順だけを扱っています。
• サードパーティの共存アプリケーション(ただし、アップグレード プロセスおよびバックアップ プロセス中にこのようなアプリケーションを使用する場合があります)。たとえば、次のようなものがあります。
• 追加のサードパーティ オフボード アプリケーション。たとえば、次のようなものがあります。
–コンポーネントのサーバ交換(ハードウェア アップグレード)。この情報については、個々のコンポーネントのマニュアルを参照してください。
リリース セットとは、統合された 1 つのシスコ ユニファイド コミュニケーション システムとして連動することがテスト済みの製品、コンポーネント、およびソフトウェア バージョンの組み合せです。システム リリースの中にも、リリース セットと呼ばれるものがあります。
ベース リリースまたはベース リリース セットとは、アップグレード対象のリリース セットです。 ターゲット リリースまたはターゲット リリース セットとは、ベース リリース セットがアップグレードされる先のリリース セットです。
この文書では、アップグレードに関連するエンタープライズ システムについて説明します。
• ベース リリース ― 現在の環境に次のいずれかのベース リリース セットが含まれていることがあります。
–IP Communications Systems Test Release 4.2 ― このリリース セットをテストするために開発された導入モデルおよびトポロジの詳細については、マニュアル『 Systems Test Architecture Reference Manual for North America IPT 』を参照してください。次の URL にあります。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/ip_tele/gblink/system/gbtst4x/4_2/index.htm
–IP Communications Systems Test Release 4.4 ― このリリース セットをテストするために開発された導入モデルおよびトポロジの詳細については、マニュアル『 Systems Test Architecture Reference Manual for North America IPT 』を参照してください。次の URL にあります。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/ip_tele/gblink/system/gbtst4x/4_4/index.htm
–Cisco Unified Communications System Release 5.1(3) ― このリリース セットをテストするために開発された IP テレフォニー導入モデルおよびトポロジの詳細については、『 Review Tested Site Models for IP Telephony 』および『 Review Tested Site Models for Contact Center 』を参照してください。
–Cisco Unified Communications System Release 6.0(1) ― このリリース セットをテストするために開発された IP テレフォニー導入モデルおよびトポロジの詳細については、『 Review Tested Site Models for IP Telephony 』および『 Review Tested Site Models for Contact Center 』を参照してください。
(注) このベース リリースの場合、Unified Communications Manager をいったん暫定バージョンの Release 6.1(2) にアップグレードしてから、ターゲットのリリース バージョンにアップグレードする必要があります。
–Cisco Unified Communications System Release 6.1(1) ― このリリース セットをテストするために開発された IP テレフォニー導入モデルおよびトポロジの詳細については、『 Review Tested Site Models for IP Telephony 』および『 Review Tested Site Models for Contact Center 』を参照してください。
–Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) ― ベース リリース セットに関係なく、アップグレード プロセスのゴールとなる新しいソフトウェア リリース セット。このリリース セットをテストするために開発された IP テレフォニー導入モデルおよびトポロジの詳細については、『 Review Tested Site Models for IP Telephony 』を参照してください。
(注) IP Communications Systems Test Release 4.5 および Cisco Unified Communications System Release 5.0(2) からのアップグレード パスは、コンタクト センタ環境でテストされています。コンタクト センタへのインストールおよびアップグレードの詳細については、
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/uc_system/UC7.0.1/cc_system_inst_upg/siumc_701.pdf を参照してください。
この文書では、アップグレードに関連する中間市場システムについて説明します。
• ベース リリース ― 現在の環境に次のいずれかのベース リリース セットが含まれていることがあります。
–Cisco Unified Communications System Release 6.1(1) ― このリリース セットをテストするために開発された IP テレフォニー導入モデルおよびトポロジの詳細については、『 Review Tested Site Models for IP Telephony 』を参照してください。
–Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) ― ベース リリース セットに関係なく、アップグレード プロセスのゴールとなる新しいソフトウェア リリース セット。このリリース セットをテストするために開発された IP テレフォニー導入モデルおよびトポロジの詳細については、『 Review Tested Site Models for IP Telephony 』を参照してください。
ベース リリース セットおよびターゲット リリース セットに含まれているコンポーネントのソフトウェア バージョンの詳細については、「システム アップグレードの準備」を参照してください。
ステップ 1 ハードウェアおよびソフトウェアの要件を確認します。
たとえば、導入されているハードウェア構成およびオペレーティング システムが、ターゲット リリースをサポートし、アップグレードの準備ができていることを確認します。
サポートされている MCS サーバのリストについては、次のマニュアルを参照してください。
• Cisco 7800 Series Media Convergence Servers Brochures
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/voiceapp/ps378/prod_brochure_list.html
• Cisco Unified Communications Manager Server Support Matrix
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/voiceapp/ps378/prod_brochure0900aecd8062a4f9.html
• Cisco Unity Connection Supported Platforms List
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/voicesw/ps6789/ps5745/ps6509/product_data_sheet0900aecd80372879.html
ステップ 2 必要なハードウェア機器チェックをすべて実行します。
たとえば、アップグレード プロセスを開始する前に、アップグレード作業を実行するサーバの DVD ROM ドライブが動作することを確認します。
ステップ 3 既存の ネットワーク コンポーネントをベース リリース セットからターゲット リリース セットにアップグレードします。既存のコンポーネントのリストについては、 表4-1 を参照してください。
(注) 既存のネットワークには、いずれかのベース リリース セットですでにサポートされているコンポーネントが含まれています。
「システムのアップグレード パス」の項に記載されている推奨アップグレード パス、および「システム アップグレードの方法」の項に記載されているアップグレード方法を使用して、アップグレードを実行します。どのアップグレード パスおよびアップグレード方法を選択するかは、次のようなさまざまなファクタによって決まります。
• ネットワークに現在導入されているベース リリース セット
ステップ 4 マルチステージでアップグレードするコンポーネント間で検証および確認テストを実行し、ネットワーク内のコンポーネントが相互動作することを確認します。マルチステージ アップグレードおよびコンポーネントの相互動作の検証および確認の詳細については、「 システム アップグレードの実行」を参照してください。
ステップ 5 ターゲット リリースでサポートされている 新しい コンポーネントをインストールして設定します。
各コンポーネントのインストールおよび設定に関するマニュアル(「 ターゲット リリース セット内の新しいコンポーネントおよび機能 」に記載)を参照してください。
ステップ 6 ターゲット リリースに含まれないコンポーネントや End-Of-Life(EOL; サポート終了日)または End-Of-Sale(EOS; 販売終了)になったコンポーネントを、ネットワークから削除する(取り外す)か、または置換(交換)します。
適切な手順に従って、これらのコンポーネントをアンインストールします。これらのコンポーネントのリストについては、「ターゲット リリース セットに含まれていないコンポーネント」を参照してください。
(注) 置換(交換)が推奨される製品のリストについては、EOS/EOL の Web サイト
http://www.cisco.com/en/US/products/prod_end_of_life.html を参照してください。シスコの EOS/EOL ポリシーについては、
http://www.cisco.com/en/US/products/products_end-of-life_policy.html を参照してください。
この項では、アップグレード プロセスに関連するベース リリース セットに含まれるコンポーネント、ターゲット リリース セットで新しくインストールする必要のあるコンポーネント、およびターゲット リリース セットに含まれていないためアンインストールする必要のあるコンポーネントを示します。
• ターゲット リリース セット内の新しいコンポーネントおよび機能
• ターゲット リリース セットに含まれていないコンポーネント
表4-1 に、Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) にアップグレードするベース リリース セットに含まれているコンポーネントを示します。
(注) ダッシュ( ― )は、使用不能であったため、またはベース リリース セットに含まれていなかったために、テストされなかった製品を示します。
|
|
|
|||
---|---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|
X 1 |
X 1 |
X 1 |
X 1 |
X 1 |
|
Cisco Unified Videoconferencing 3511Multipoint Control Unit(MCU) |
|||||
Cisco Unified Videoconferencing 3515 Multipoint Control Unit (MCU) |
|||||
Cisco Unified Videoconferencing Enhanced Media Processor(EMP)Module |
|||||
X 2 |
X 2 |
||||
X 1 |
|||||
X 3 |
|||||
X 1 |
|||||
Cisco Catalyst 6506、6509(Supervisor Engine 32) 4 |
|||||
Cisco IP Phone モデル 7902G、7905G、7910G、7912G、7920、7935、7936、7940G、7960G、7970G |
|||||
Cisco Unified IP Phone モデル 7906G、7911G、7921G、7931G、7941G、7942G、7945G、7961G、7962G、7965G、7971G、7975G、7985G |
|||||
Cisco Unified IP Phone 7937G および Cisco Unified SIP Phone 3911 |
|||||
2.Cisco 2621XM は、EUEM サイト モデルでテストされていません。 3.SRTP は、MGCP ゲートウェイだけでサポートされており、H.323 ゲートウェイおよび SIP ゲートウェイではサポートされていません。 |
Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) リリース セットでは、いくつかのコンポーネントが新しく導入されています。これらの新しいコンポーネントは、ネットワーク上で(アップグレードするのではなく)インストールして設定する必要があります。新しいコンポーネントは、次のとおりです。
この項では、Release 4.2 からアップグレードする場合に Release 7.0(1) リリース セットで新規となるコンポーネントを示します。これらのコンポーネントのインストールおよび設定については、記載されている URL で各コンポーネントのマニュアルを参照してください。
• Cisco Unified Videoconferencing 3540 MCU
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/video/ps1870/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Videoconferencing 3545 MCU
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/video/ps1870/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Personal Communicator
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6844/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Communications Manager Business Edition
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7273/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Provisioning Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7125/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Service Statistics Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7285/index.html
• Cisco netManager Unified Communications
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7243/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Unified Phone Proxy
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7057/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified IP Phone 3911/7906G/7911G/7921G/7931G/7937G/7941G/7942G/7945G/7961G/7962G/
7965G/7971G/7975G/7985G
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Application Environment
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7058/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Adaptive Security Appliance
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6120/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Security Monitoring, Analysis, and Response System
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6241/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Mobility Advantage
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7270/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Mobile Communicator
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7271/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Unified Communications 500 Series for Small Business
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7293/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Presence
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6837/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified MeetingPlace Audio Server
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified MeetingPlace IP Gateway
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified MeetingPlace Video Integration
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified MeetingPlace for Microsoft Outlook
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified MeetingPlace Express
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6533/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Business Attendant Console
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7282/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Catalyst 3560 Series Switches
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/switches/ps5528/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Catalyst 4503 Switch
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/switches/ps4324/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Intrusion Prevention System Appliance IPS-4200
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/vpndevc/ps4077/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Resource Management Essentials
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/cscowork/ps2073/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Video Advantage
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5662/prod_installation_guides_list.html
• Cisco 1861 Integrated Services Router
http://www.cisco.com/en/US/products/ps5853/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Messaging Gateway
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8605/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Readiness Assessment Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8542/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Presence
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6837/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Personal Communicator
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6844/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Provisioning Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7125/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Service Statistics Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7285/index.html
• Cisco Resource Management Essentials
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/cscowork/ps2073/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Videoconferencing 3545 MCU
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/video/ps1870/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified IP Phone 3911/7931G/7937G/7942G/7945G/7962G/7965G/7975G/7985G
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Application Environment
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7058/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Unified Phone Application Suite
• Cisco Unified Border Element
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5640/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Unified Video Conferencing
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/video/ps1870/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Unified Voice Messaging Gateway
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8605/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Adaptive Security Appliance
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6120/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Security Monitoring, Analysis, and Response System
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6241/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Communications Manager Business Edition
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7273/prod_installation_guides_list.html
• Cisco 1700 Series Modular Access Routers
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps221/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Provisioning Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7125/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Service Statistics Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7285/index.html
• Cisco netManager Unified Communications
• Cisco Unified Phone Proxy
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7057/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified IP Phone 3911/7931G/7937G/7942G/7945G/7962G/7965G/7975G/7985G
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Application Environment
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7058/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Adaptive Security Appliance
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6120/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Security Monitoring, Analysis, and Response System
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6241/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Conferencing for TelePresence
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7266/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco 1861 Integrated Services Router
http://www.cisco.com/en/US/products/ps5853/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Communications Manager Business Edition
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7273/prod_installation_guides_list.html
この項では、Release 6.0(1) からアップグレードする場合に Release 7.0(1) リリース セットで新規となるコンポーネントを示します。これらのコンポーネントのインストールおよび設定については、記載されている URL で各コンポーネントのマニュアルを参照してください。
• Cisco 1861 Integrated Services Router
http://www.cisco.com/en/US/products/ps5853/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Messaging Gateway
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8605/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified IP Phone 7937G
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified SIP Phone 3911
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7193/prod_installation_guides_list.html
• Cisco Unified Readiness Assessment Manager
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8542/prod_installation_guides_list.html
この項では、Release 6.1(1) からアップグレードする場合に Release 7.0(1) リリース セットで新規となるコンポーネントを示します。これらのコンポーネントのインストールおよび設定については、記載されている URL で各コンポーネントのマニュアルを参照してください。
次のコンポーネントは、ターゲット リリースではサポートされなくなったため、削除する(取り外す)か、または適切な新しいコンポーネントに置換(交換)する必要があります。
• Cisco Unified Mobility Manager ― Cisco Unified Communications Manager 7.0(1) の一部として含まれる
• Cisco Unified Videoconferencing 3511 MCU
• Cisco Unified Videoconferencing 3540 MCU
• Cisco Unified Videoconferencing 3521 BRI Gateway ― Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3522(ISDN BRI)
• Cisco Unified Videoconferencing 3526 PRI Gateway ― Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3527(ISDN PRI)
• Cisco Personal Assistant ― Cisco Unity で置換
• Tandberg 990 MXP(H.323 ビデオ エンドポイント)
(注) 上記コンポーネントのうち置換(交換)が推奨されるもののリストについては、EOS/EOL の Web サイト http://www.cisco.com/en/US/products/prod_end_of_life.html を参照してください。シスコの EOS/EOL ポリシーについては、http://www.cisco.com/en/US/products/products_end-of-life_policy.html を参照してください。
この項では、一般的な始点から最新のシスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリースに移行するときに必要となる概要情報を示します。システム リリースには、次のタイプのリリースがあります。
• メジャー リリース ― 主要な新しいリリース バージョンの始まりを示します。このリリース タイプは一般に、Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unity、Cisco Unified MeetingPlace、Cisco Unified Contact Center Express ソリューションのうち少なくとも 1 つのコンポーネントのメジャー リリースをベースにしています。
• マイナー リリース ― 既存のメジャー リリースに機能および修正を追加します。このリリース タイプは、既存のコンポーネントに対する修正と、コンポーネントの新しいバージョンで構成できます。
• メンテナンス リリース ― 1 つまたは複数のコンポーネントのバグ フィックスを含みます。このリリース タイプは、既存のメジャー リリースまたはマイナー リリースに基づきます。
IPC Systems Test リリース セットからシスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリース セットにアップグレードする場合は、次のアップグレード パスを使用できることに注意してください。
(注) すべての IPC Systems Test リリースのリストには、
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/uc_system/GB_resources/ipcmtrix.htm からアクセスできます。
• メジャー IPC Systems Test からメジャー IPC Systems Test へ。たとえば、Systems Test 3.0 から 4.0 へ(図4-1 を参照)。
• メジャー IPC Systems Test からマイナー IPC Systems Test へ。たとえば、Systems Test 4.0 から 4.1 へ(図4-1 を参照)。
• マイナー IPC Systems Test からマイナー IPC Systems Test へ。たとえば、Systems Test 4.1 から 4.2 へ。
• マイナー IPC Systems Test からメジャー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムへ。たとえば、Systems Test 4.2 から Unified Communications 7.0(1) へ。
• マイナー IPC Systems Test からマイナー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムへ。たとえば、Systems Test 4.2 から Unified Communications 6.1(1) へ。
上記のアップグレード パスについては、図4-1 を参照してください。
(注) 横向きの矢印は、個々のリリース内のアップグレード パスを示します。縦向きの矢印は、あるリリースから次のリリースへのアップグレード パスを示します。
シスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリース セットからアップグレードする場合は、次のアップグレード パスを使用できることに注意してください。
• メジャー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムからマイナー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムへ。たとえば、Cisco Unified Communications System Release 6.0(1) から Release 6.1(1) へ。
• メジャー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムまたはマイナー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムからシスコ ユニファイド コミュニケーション システム メンテナンス リリースへ。たとえば、Cisco Unified Communications System Release 5.0(1) から Release 5.0(2) へ、および Release 5.1(1) から Release 5.1(2) へ。
• マイナー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムからメジャー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムへ。たとえば、Cisco Unified Communications System Release 6.1(1) から Release 7.0(1) へ。
• シスコ ユニファイド コミュニケーション システム メンテナンス リリースからマイナー シスコ ユニファイド コミュニケーション システムへ。たとえば、Cisco Unified Communications System Release 5.0(2) から Release 6.0(1) へ。
(注) IP テレフォニー コンポーネントのすべてのシスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリースのリストは、
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/uc_system/unified/communications/system/versions/IPTMtrix.html の Cisco Unified Communications System Release Summary Matrix for IP Telephony for Enterprise and Midmarket にあります。
図4-1 に、これらのアップグレード パスの一部を示します。
図4-1 Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へのアップグレード パス
IP テレフォニー環境では、Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へのアップグレード パスとして、次のパスを使用できます。
• マイナー IP Communications Systems Release 4.2 からメジャー Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へ。
• マイナー IP Communications Systems Release 4.4 からメジャー Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へ。
• マイナー Cisco Unified Communications System Release 5.1(3) からメジャー Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へ。
• メジャー Cisco IP Communications Systems Release 6.0(1) からメジャー Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へ。
(注) このベース リリースの場合、Unified Communications Manager をいったん暫定バージョンの Release 6.1(2) にアップグレードしてから、ターゲットのリリース バージョンにアップグレードする必要があります。
• マイナー Cisco Unified Communications System Release 6.1(1) からメジャー Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) へ。
この項では、さまざまなターゲット リリース導入シナリオにおける、すべてのコンポーネントのアップグレード方法について説明します。追加情報や解説が必要である場合を除き、各コンポーネントのアップグレードに関する詳細は記載していません。
ターゲット リリースにアップグレードする場合は、次のアップグレード方法を使用できます。
• 既存のハードウェアを使用した単一ステージ アップグレード(flash-cut) ― ネットワーク上のすべてのコンポーネントを、単一のメンテナンス期間内に、ベース リリース セットからターゲット リリース セットにアップグレードできます。
• 新しいハードウェアを使用した単一ステージ アップグレード(flash-cut または shrink-and-grow) ― 新しいハードウェアを使用してパラレル ネットワークを構築し、プレステージ設定を行って既存の実稼働ネットワークをサポートするようにする必要があります。
その後、次のいずれかの方法で、すべてのユーザを既存の実稼働ネットワークから新しいネットワークに移動できます。
–flash-cut アップグレード プロセスを使用して、一度のメンテナンス期間で
–shrink-and-grow アップグレード プロセスを使用して複数のメンテナンス期間で(新しいハードウェアに新しいリリース バージョンを実装するときには単一のメンテナンス期間が使用されるが、ユーザを移行するときに複数の期間が使用される)
(注) パラレル ネットワーク上でプレステージ設定を行う場合は、バックアップと復元の手順を使用しないことをお勧めします。多くのアプリケーションでは、バックアップと復元のプロセスで、同じホスト名と IP アドレスを使用するように要求されます。この方法では、真のパラレル ネットワークを作成できません。なぜなら 2 つのシステムが同じホスト名と IP アドレスで同じネットワーク上に存在できないためです。ただし、例外があります。たとえば、Unified Communications Manager システムを IP Communications Systems Test 4.x リリース セットから Cisco Unified Communications System 7.0(1) にアップグレードする場合は、Data Migration Assistant(DMA)を使用すると、パラレル ネットワーク上にプレステージ設定を行うときに、別のホスト名と IP アドレスを使用できます。
単一ステージ アップグレードによるアップグレード方法は、ネットワーク上に少数のコンポーネントしかない小規模なサイト(300 席以下)に適切です。
• 既存のハードウェアを使用したマルチステージ システム アップグレード(ハイブリッド システム) ― 各サイト内のコンポーネントを、別のメンテナンス期間中に、ベース リリース セットのソフトウェアからターゲット リリース セットのソフトウェアに段階的にアップグレードできます。
各中間段階の完了時、各サイト内のネットワークは ハイブリッド システム として存在します。このハイブリッド システムは、次のような混合状態になっています。
–一部のコンポーネントは、ベース リリース セットで動作しています。
–他のアップグレード済みコンポーネントは、ターゲット リリース セットで動作しています。
(注) ハイブリッド システムとは、製品間のバージョンのことを指し、同じ製品でバージョンが異なることを意味するのではありません。たとえば、同じクラスタ内のすべての Unified Communications Manager サーバは、同じソフトウェア リリース バージョンのままとなります。
マルチステージ システム アップグレード方法は、ネットワーク上に多くのコンポーネントが存在する中規模から大規模のサイト(中規模は 301 ~ 1,499 席、大規模は 1,500 ~ 4,999 席)にお勧めします。
• マルチサイト移行(リリース セットのインターワーキングを含むハイブリッド ネットワークを介して) ― コンポーネントを、別のメンテナンス期間中に、サイトごとにベース リリース セットのソフトウェアからターゲット リリース セットのソフトウェアにアップグレードします。
各メンテナンス期間の完了時、複数のサイトにまたがる ハイブリッド ネットワーク が存在します。このハイブリッド ネットワークでは、次のようなサイトが混合された状態です。
–コンポーネントがベース リリース セットで動作しているサイト
–コンポーネントがターゲット リリース セットで動作しているサイト
–コンポーネントがハイブリッド システムであるサイト(「既存のハードウェアを使用したマルチステージ システム アップグレード(ハイブリッド システム)」を参照)
このモデルは、各サイトが別個にアップグレードされることを想定しています。ただし、マルチサイト移行方法では、サイト間で共有されるコンポーネントを持つ分散アプリケーションのことを考慮する必要があります。たとえば、複数の Unified Communications Manager クラスタ、中央集中型 TFTP クラスタ、または Clustering-over-WAN(CoW; WAN 経由のクラスタリング)を使用する Unified Communications Manager クラスタをサポートする Cisco Emergency Responder を導入している場合は、これらのサイトを同時にアップグレードする必要があります。
ユーザを既存の実稼働ネットワークから、ターゲット リリース セットのソフトウェアで動作する新しいネットワークに段階的に移動できます。
マルチサイト移行方法は、ネットワーク上に非常に多くのコンポーネントが存在する大規模なマルチサイト環境(5,000 席以上)にお勧めします。
ネットワーク上のすべてのコンポーネントを、単一のメンテナンス期間内に、ベース リリース セットからターゲット リリース セットのソフトウェアにアップグレードします。すべてのコンポーネントが単一のメンテナンス期間内にアップグレードされるため、ベース リリース セットとターゲット リリース セット間の相互運用性は不要です。
既存のハードウェア上の単一ステージ アップグレード方法は、単一のメンテナンス期間内に実行する必要があるため、通常、大規模なサイトおよびネットワークではお勧めできません。
図4-2 に、既存のハードウェア上の単一ステージ アップグレード方法に関連する単一のメンテナンス期間の例を示します。
図4-2 既存のハードウェアを使用した単一ステージ アップグレード
新しいハードウェアを使用してシスコ ユニファイド コミュニケーション システムのパラレル ネットワークを構築し、プレステージ設定を行って既存の実稼働ネットワークをサポートするようにする必要があります。その後、単一のメンテナンス期間(flash-cut を使用)または複数のメンテナンス期間(shrink-and-grow を使用)のいずれかで、すべてのユーザを既存の実稼働ネットワークから、ターゲット リリース セットのソフトウェアで動作する新しいネットワークに移動できます。
新しいハードウェア上の単一ステージ アップグレード方法は、次の理由から、大規模なサイトおよびネットワークではお勧めできません。
• 単一のメンテナンス期間内にアップグレードを実行できない。
図4-3 に、新しいハードウェア上の単一ステージ アップグレード方法に関連するメンテナンス期間の例を示します。
図4-3 新しいハードウェアを使用した単一ステージ アップグレード
各コンポーネントまたはサイトを、別のメンテナンス期間中に、ベース リリース セットのソフトウェアからターゲット リリース セットのソフトウェアに段階的にアップグレードできます。各中間段階の完了時、各サイトは ハイブリッド システム として存在します。このハイブリッド システムは、次のような混合状態になっています。
• 一部のコンポーネントは、ベース リリース セットのソフトウェアで動作しています。
• 他のアップグレード済みコンポーネントは、ターゲット リリース セットのソフトウェアで動作しています。
既存のハードウェア上のマルチステージ システム アップグレードは、中規模から大規模なネットワークにお勧めの方法です。この場合、単一サイト内の個々のコンポーネントまたはマルチサイト環境内の個々のサイトが、数日または数週間の期間で徐々にアップグレードされます。
このタイプのステージングは、次のような理由で必要となります。
• 関連するすべてのコンポーネントを完全にアップグレードするためにシステムをアウト オブ サービス状態にする時間(メンテナンス期間)を十分に確保できない。
段階的なアップグレードは、メンテナンス休止期間を挟んだ、一連のメンテナンス期間であるとみなすことができます。各メンテナンス期間中に、1 つまたは複数のシステム コンポーネント、またはコンポーネントのサブセットがアップグレードされます。
企業では、通常、サービスの中断による混乱が最小限で、少数のユーザにしか影響が及ばないときに(たとえば、夜間や週末に)メンテナンス期間を確保します。
段階的なアップグレードが完了するまでは、ネットワーク全体が部分的にアップグレードされた状態で存在します。つまり、一部のコンポーネントはターゲット リリース セットのソフトウェアにアップグレードされており、残りのコンポーネントはベース リリース セットのソフトウェアで動作しています。
段階的なアップグレードの実行中は、ターゲット リリース セットのコンポーネントをベース リリース セットのコンポーネントと相互運用するために、コンポーネントの下位互換性が重要となります。下位互換性を持たないコンポーネントがある場合は、複数のメンテナンス期間にまたがる長期の(場合によっては数週間の)サービス停止が発生することがあります。
したがって、マルチステージ アップグレードの実行中は、ベース リリース セットとターゲット リリース セットのソフトウェア バージョン間の相互運用性を確保する必要があります。ソフトウェアおよび下位互換性に関する考慮事項の詳細については、「システム アップグレードの準備」を参照してください。
図4-4 に、既存のハードウェア上のマルチステージ システム アップグレード方法に関連するメンテナンス期間の例を示します。
図4-4 既存のハードウェアを使用したマルチステージ システム アップグレード(ハイブリッド システム)
コンポーネントを、別のメンテナンス期間中に、サイトごとにベース リリース セットからターゲット リリース セットにアップグレードします。
各メンテナンス期間の完了時、複数のサイトにまたがる ハイブリッド ネットワーク が存在します。各サイト内で、単一ステージまたはマルチステージのアップグレード方法を使用して、特定のサイトのコンポーネントをベース リリース セットからターゲット リリース セットにアップグレードできます。
純粋な ベース リリース セットのバージョンを持つサイトと、 純粋な ターゲット リリース セットのバージョンを持つサイトの間のインターワーキングを期待できます。図4-5 を参照してください。ただし、これらの 純粋な サイトと ハイブリッド システム サイト間のインターワーキングは実現できません。ソフトウェアおよび下位互換性に関する考慮事項の詳細については、「システム アップグレードの準備」を参照してください。
(注) 複数のサイトに共通のコンポーネント(共有されている Cisco Emergency Responder など)が、相互運用性、サイトのアップグレード順序、または同時にアップグレードするサイトの選択に影響を及ぼすことがあります。
ユーザを既存の実稼働ネットワークから、ターゲット リリース セットのソフトウェアで動作する新しいネットワークに段階的に移動できます。既存のベース ネットワーク上のユーザ数が減り、それに応じてターゲット ネットワーク上のユーザ数が増えます。
この移行プロセスは、必要に応じて、数週間、ときには数か月にわたることがあります。このアップグレード方法を使用している間は、2 つのネットワーク(既存と新規)が相互に通信できなければなりません。
図4-5 に、マルチサイト移行方法に関連するメンテナンス期間の例を示します。
表4-2 に、アップグレード方法の概要を示します。
|
|
|
アップグレード |
---|---|---|---|
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|