この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、実際のアップグレード プロセスを実行する前に注意する必要のある情報を示します。たとえば、さまざまなコンポーネントの一般的なアップグレード方法、アップグレードに関連するコンポーネントのアップグレード リリース バージョン、およびリリース バージョンの互換性について説明します。
(注) IPT コンポーネントの名前の多くは、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムのリリースの一部として変更されています。このマニュアルでは、以前のリリースの製品を指す場合でも、最新の製品名を使用しています。
一般的な方法としては、各 Cisco Unified Communications Manager クラスタ(およびそれに関連付けられているすべての IP テレフォニー コンポーネント)を一度に 1 つアップグレードしてから、次のクラスタをアップグレードします。
(注) 次の URL から、該当するソフトウェアのアップグレード(または新規インストール)および運用に必要なライセンス ファイルにアクセスし、ダウンロードする。http://www.cisco.com/go/license
クラスタごとに、次の順序でシスコ ユニファイド コミュニケーション システム ソリューションのコンポーネントをアップグレードします。
1. インフラストラクチャ コンポーネント。たとえば、Catalyst 6500/6000 スイッチ、ルータ、セキュリティ コンポーネントなど。これらのコンポーネントを最初にアップグレードして、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムのコンポーネントが必要とするサービスをインフラストラクチャがサポートできるようにする必要があります。
2. Cisco Unified Communications Manager Express、PSTN ゲートウェイ、および シスコ ゲートキーパー
(注) これらのコンポーネントを最初にアップグレードして、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムのコンポーネントが必要とするサービスをインフラストラクチャがサポートできるようにする必要があります。
4. Unified Communications Manager などの呼処理コンポーネント
5. Cisco Unified Contact Center Express
6. Cisco Unity コンポーネントなどのアプリケーション サーバ(セキュリティ アプリケーションは含まれていません)
7. Cisco Unified MeetingPlace コンポーネント
8. Cisco Unified Video Advantage などのアプリケーション クライアント
コンポーネントのアップグレード順序の詳細については、「システム アップグレードの実行」を参照してください。
IP テレフォニー コンポーネントのアップグレード シーケンスは、次の点を考慮して決定する必要があります。
• これらのコンポーネントが提供するサービスの重要性。たとえば、基本的な電話サービスは、補足サービスやボイス メッセージ サービスよりも重要であるとみなされます。
• これらのコンポーネントのソフトウェア リリースの下位互換性。詳細については、「下位互換性の問題」を参照してください。
• 「アップグレード リリース バージョン」を参照します。各コンポーネントを Unified
Communications Manager のアップグレードの前後どちらでアップグレードする必要があるか、またはそのようなアップグレード順序が重要でないかについて、ベース リリース セットごとに説明します。
各リリース セット内のコンポーネントは、互いに互換性があり、正常に相互運用できます。たとえば、特定のベース リリース セット内のコンポーネントは相互に互換性があり、相互運用できます。また、ターゲット リリース セット内のコンポーネントは相互に互換性があり、相互運用できます。
マルチステージ システム アップグレードおよびマルチサイト移行アップグレードでは、各段階(メンテナンス期間)でリリース セット内の一部のコンポーネントだけをアップグレードします。そのため、これらのアップグレードでは特に、下位の互換性や非互換性の影響も考慮に入れて操作の順序を決める必要があります。下位互換性の詳細については、この項の後半で説明します。
統合システムの各コンポーネントをアップグレードする場合、一部のコンポーネントを次のリリース レベルにアップグレードしたあと、それらのコンポーネントを以前のリリース レベルのままのコンポーネントと相互運用できないと、システム全体がサービス低下状態で動作する可能性があります。
先にアップグレードするコンポーネントは、以前のリリース レベルのままである他のコンポーネントと相互運用できる必要があります。たとえば、Unified Communications Manager はゲートウェイの前にアップグレードします。そのため、Unified Communications Manager は、次のリリース レベルになっても、アップグレードされておらず以前のリリース レベルのままのゲートウェイと相互運用できる必要があります。
互換性の詳細については、「アップグレード リリース バージョン」の項を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager は、アップグレード シーケンスの初期にアップグレードされるため、シスコ ユニファイド コミュニケーション ソフトウェア リリース バージョンを実行する他のコンポーネントとの互換性を備えている必要があります。
次の場合、Unified Communications Manager をアップグレードする前に、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムの再インストールまたは移行が可能です。
• 既存のアプリケーション バージョンと既存の Unified Communications Manager バージョン間に互換性がある。
• 既存のアプリケーション バージョンと Unified Communications Manager の新しいバージョン間に互換性がない。
• 新しいアプリケーション バージョンと Unified Communications Manager の新旧バージョンの両方の間に互換性がある。
次の場合、Unified Communications Manager をアップグレードしたあとで、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムの再インストールまたは移行を行う必要があります。
• 既存のアプリケーション バージョンと既存の Unified Communications Manager バージョン間に互換性がある。
• 既存のアプリケーション バージョンと Unified Communications Manager の新しいバージョン間に互換性がない。
• 新しいアプリケーション バージョンと Unified Communications Manager の新しいバージョン間に互換性はあるが、既存のバージョンとの間には互換性がない。
Unified Communications Manager の互換性および相互運用性については、次のサイトを参照してください。
Cisco Unified Communications Manager Compatibility Information
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_device_support_tables_list.html
IPC Systems Test Release 4.x から Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) にアップグレードする場合は、Cisco Unified Communications Manager に関する次の制約事項に注意してください。
• Cisco Unified Communications Manager のクラスタが 1 対 1 の冗長モデルで構成されている場合は、アップグレード中のダウンタイムを最小限に抑えることができます。これを行うには、プライマリ サブスクライバとバックアップ サブスクライバの間でデバイス登録の負荷を分散させます。この方法により、いずれかのサブスクライバ サーバで障害が発生したり、メンテナンスのための停止が行われたりした場合、残りのサブスクライバにフェールオーバーしなければならないのは、半分のデバイスだけであり、すべてのデバイスが引き続き動作できることが保証されます。
• シスコシステムズによって認定されているソフトウェアに限り、システム インストーラでアップロードして処理できます。以前の Unified Communications Manager 4.x バージョンで使用していたサードパーティまたは Windows ベースのソフトウェア アプリケーションを、現在の Unified Communications Manager 7.0(1) リリース バージョンでインストールしたり使用したりすることはできません。
• アップグレードを実行する前に、Backup and Restore System(BARS)を使用して、Unified Communications Manager データを外部ネットワーク ディレクトリにバックアップすることを推奨します。この方法により、アップグレードが失敗した場合のデータ損失を防止できます。
• Cisco Unified Communications Manager Upgrade Utility を使用して、Cisco Unified Communications Manager クラスタに含まれるサーバの状態を検出してから、Cisco Unified Communications Manager へのアップグレードを実行します。このユーティリティによって、Cisco Unified Communications Manager のアップグレードが失敗する原因になりかねない問題を特定できます。クラスタ内のすべてのサーバが検証に合格してから、サーバをアップグレードすることを推奨します。
• Cisco CDR Analysis and Reporting(CAR)データを Unified Communications Manager 7.x に移行させる場合は、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバに CAR プラグインがインストールされていることを確認してから、Data Migration Assistant(DMA)をインストールして実行します。CDR レコードを Unified Communications Manager 7.x に持ち込む必要がない場合は、CDR レコードを削除してから DMA を実行することを推奨します。
• Data Migration Assistant(DMA)を使用して、Unified Communications Manager 4.x バージョンから 7.x バージョンへ、Cisco Unified Communications Manager データを移行させます。アップグレードを実行する前に、Cisco Uified Communications Manager パブリッシャ サーバに DMA をインストールして実行する必要があります。
–カスタム MoH(Music on Hold; 保留音)ファイル
–カスタム電話のファームウェア(シスコのオプション パッケージ ファイル)
アップグレードの前に、これらのファイルを外部ネットワーク ディレクトリに移します。さらに、アップグレードのあとで、これらのファイルを再びシステムにアップロードします。
• DMA は、Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ サーバ上のファイルを移行させません。DMA の実行前に、サブスクライバからパブリッシャにこれらのファイルを移動させる必要があります。
• Cisco Unified Communications Manager と Unified Communications Manager の混在環境で、Cisco Emergency Responder クラスタ化を使用している場合、Cisco Emergency Responder 1.3(x) は Cisco Emergency Responder 2.0(3) または Cisco Emergency Responder 7.0 が動作している Cisco Emergency Responder クラスタに参加できます。Cisco Emergency Responder 1.3 は、Cisco Emergency Responder 1.2(x) または Cisco Emergency Responder 1.1(x) が動作している Cisco Emergency Responder クラスタには参加できません。Cisco Emergency Responder をアップグレードする前に、新しい Cisco Emergency Responder リリース バージョンをサポートする 4.1 以降のリリースに、Cisco Communications Manager クラスタをアップグレードすることも必要になる場合があります。
• Unified Contact Center Express(従来の Cisco Customer Response Solutions)4.0(2)SR1 は Unified Communications Manager 7.0(1) をサポートしません。また、Unified Contact Center Express 7.0(1) は Unified Communications Manager 4.x をサポートしません。長期間にわたるサービス停止を避けるには、Unified Communications Manager とそのコンポーネントをアップグレードした後、同じメンテナンス期間中に Cisco Unified Contact Center Express システムのフレッシュ インストールを実行する必要があります。
• Cisco Unity Express をアップグレードする場合は、ターゲット リリース セットに含まれているバージョン 2.3.x への暫定アップグレードを実行してから、バージョン 3.1 にアップグレードします。
• Cisco IP Communicator 2.1(x) では、次の機能がサポートされます。
• Cisco Emergency Responder をアップグレードする場合は、最初にバージョン 1.3(x) にアップグレードする必要があります。その後、リリース セット バージョン 2.0(3) またはリリース セット バージョン 7.0 にアップグレードできます。
• Unified IP Phone の電話ライセンスが Unified Communications 4.x データベースに設定されていない場合は、Data Migration Assistant を実行する前にライセンスを設定し、ツールがこれらのライセンスを検出して取得できるようにします。
• Unified Communications Manager サーバをアップグレードする場合は、Unified IP Phone のソフトウェアが、Unified Communications Manager に付属のバージョンに自動的にアップグレードされることに注意してください。
Cisco Unified Communications System Release 5.x から Release 7.0(1) にアップグレードする場合は、Cisco Unified Communications Manager に関する次の制約事項を考慮してください。
• Unified Communications Manager では、ソフトウェアのインストールおよびアップグレードはすべて、Software Upgrade メニュー オプションを使用して実行する必要があります。シスコシステムズによって認定されているソフトウェアに限り、システム インストーラでアップロードして処理できます。
• アップグレードを実行する前に、Disaster Recovery Framework を使用して、
Unified Communications Manager および CDR Analysis and Reporting(CAR)のデータベースを外部ネットワーク ディレクトリにバックアップすることを推奨します。この方法により、アップグレードが失敗した場合のデータ損失を防止できます。
• Unified Communications Manager のクラスタが 1 対 1 の冗長モデルで構成されている場合は、アップグレード中のダウンタイムを最小限に抑えることができます。これを実現するには、最初のノード(プライマリ)と後続バックアップ ノード(サブスクライバ)の間でデバイス登録の負荷を分散させます。この方法により、いずれかの後続ノード サーバで障害が発生したり、メンテナンスのための停止が行われたりした場合、残りのサブスクライバにフェールオーバーしなければならないのは、半分のデバイスだけであり、すべてのデバイスが引き続き動作できることが保証されます。
• Cisco Unified Contact Center Express 7.0(1) と Windows 2003 オペレーティング システムの両方を新しくインストールする必要がありますが、データ移行用の移行パスがあります。Cisco Unified Contact Center Express システムは、Unified Communications およびそのコンポーネントをアップグレードしたあとでインストールする必要があります。
• 1 対 1 の冗長モデルで構成された Unified Communications Manager クラスタをアップグレードする場合は、最初のノードを必ず最初にアップグレードする必要があります。アップグレードした最初のノードをリブートする前に、すべての後続ノードを同時にアップグレードします。これらの後続ノードもリブートしません。クラスタのすべてのノードをアップグレードしたあとで、次の作業を順番どおりに行います。
–最初のノードでリブートして、バージョンを Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替え、最初のノードが初期化されて完全に機能するようになるまで待ちます。
–アップグレード ライセンス、および必要な他のライセンスをインストールします。
–TFTP サーバおよび MoH サーバから先にリブートし、Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替えます。
–TFTP サーバが完全に設定ファイルを構築するまで待ちます。
–後続のバックアップおよび呼処理ノードでリブートし、バージョンを
Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替えて、これらのサーバが完全に初期化されるまで待ちます。
–クラスタ内の残りのアクティブな後続呼処理ノードでリブートし、バージョンを Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替えて、アップグレードを完了します。
• Cisco Unified Communications Manager 5.1(3) リリースを Cisco Unified Communications Manager 7.0(1) にアップグレードしたあとで、Cisco Unified Communications Manager 7.0 のソフトウェア機能ライセンス ファイルをアップロードし、Cisco Unified Communications Manager サービスを再起動します。これらの作業を実行するまで、Cisco Unified Communications Manager サービスはアクティブになりません。ライセンスの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager System Guide 』のライセンスの章を参照してください。
• Cisco Emergency Responder 1.3(2) を Cisco Emergency Responder 7.0(1) にアップグレードしたあとで、Cisco Emergency Responder 7.0(1) のソフトウェア機能ライセンス ファイルをアップロードし、Cisco Emergency Responder サービスを再起動します。これらの作業を実行するまで、Cisco Emergency Responder サービスはアクティブになりません。
• Cisco IP Communicator 2.0(x) では、次の機能がサポートされます。SIP 機能および Unified IP Phones 5.(0)3 電話機能
• Cisco Unified MobilityManager は移行パスがないので、Unified MobilityManager のすべてのユーザを Unified Communications Manager の組み込み機能に手動で移行させる必要があります。
• Cisco Unified MeetingPlace Video Integration は、次のものをサポートしています。
–Cisco Unified Videoconferencing MCU 3540 4.x リリース。これは現在、単一の会議で複数の EMP を使用できるようにするカスケーディング MCU(仮想)機能を提供しません。
–Cisco Unified Videoconferencing MCU 3545 5.x リリース。これは、仮想 MCU 機能を提供します。
仮想 MCU 機能が不要な場合は、ハードウェアおよびソフトウェアを Cisco Unified Videoconferencing MCU 3545 5.x リリースにアップグレードする必要はありません。
• Unified Communications Manager サーバをアップグレードする場合は、Unified IP Phone のソフトウェアが、Unified Communications Manager に付属のバージョンに自動的にアップグレードされることに注意してください。
Cisco Unified Communications System Release 6.0(1) から Release 7.0(1) にアップグレードする場合は、Cisco Unified Communications Manager に関する次の制約事項に注意してください。
• Unified Communications Manager では、Unified OS Administrator GUI または CLI インターフェイスのどちらかから Software Upgrade メニュー オプションを使用して、すべてのソフトウェア インストールとアップグレードを行う必要があります。シスコシステムズによって認定されているソフトウェアに限り、システム インストーラでアップロードして処理できます。
• アップグレードを実行する前に、Disaster Recovery Framework を使用して、
Unified Communications Manager および CDR Analysis and Reporting(CAR)のデータベースを外部ネットワーク ディレクトリにバックアップすることを推奨します。この方法により、アップグレードが失敗した場合のデータ損失を防止できます。
• Unified Communications Manager のクラスタが 1 対 1 の冗長モデルで構成されている場合は、アップグレード中のダウンタイムを最小限に抑えることができます。これを行うには、最初のノード(プライマリ)と後続のバックアップ ノード(サブスクライバ)の間でデバイス登録の負荷を分散させます。この方法により、いずれかの後続ノード サーバで障害が発生したり、メンテナンスのための停止が行われたりした場合、残りの後続ノードにフェールオーバーするのは、半分のデバイスだけであり、すべてのデバイスが引き続き動作できます。
• Cisco Unified Communications Manager 6.x リリースを Cisco Unified Communications Manager 7.0(1) にアップグレードしたあとで、Cisco Unified Communications Manager 7.0 のソフトウェア機能ライセンス ファイルをアップロードし、Cisco Unified Communications Manager サービスを再起動します。これらの作業を実行するまで、Cisco Unified Communications Manager サービスはアクティブになりません。ライセンスの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』のライセンスの章を参照してください。
• Cisco Emergency Responder 2.0(x) を Cisco Emergency Responder 7.0(1) にアップグレードしたあとで、Cisco Emergency Responder 7.0(1) のソフトウェア機能ライセンス ファイルをアップロードし、Cisco Emergency Responder サービスを再起動します。これらの作業を実行するまで、Cisco Emergency Responder サービスはアクティブになりません。
• Unified Communications Manager のクラスタをアップグレードする場合は、最初のノードを必ず最初にアップグレードする必要があります。最初のノードをアップグレード後にリブートする前に、すべての後続ノードを同時にアップグレードします。これらの後続ノードもリブートしません。
クラスタ内のすべてのノードをアップグレードしたあと、次の作業を順序どおりに実行します。
1. 最初のノードでリブートして、バージョンを Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替え、そのノードが初期化されて完全に機能するようになるまで待ちます。
2. アップグレード ライセンス、および必要な他のライセンスをすべてインストールします。
3. リブートし、バージョンを Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替えます。この手順は、まず TFTP および Music-On-Hold(MOH; 保留音)サーバで実行します。
4. TFTP サーバが完全に設定ファイルを構築するまで待ちます。
5. 後続のバックアップおよび呼処理サーバでリブートし、バージョンを Unified Communications Manager 7.0(1) に切り替えて、これらのサーバが完全に初期化されるまで待ちます。
6. クラスタ内の残りのアクティブな呼処理サーバでリブートし、バージョンを Unified Communications Manager 6.1(1a) に切り替えて、アップグレードを完了します。
(注) 推奨アップグレード手順の詳細については、次の URL から『Cisco Unified Communications SRND based on Cisco Unified Communications Manager 7.x』の「Call Processing」の章を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/netsol/ns656/networking_solutions_program_home.html
• Unified Communications Manager サーバをアップグレードする場合は、Unified IP Phone のソフトウェアも、Unified Communications Manager に付属のバージョンに自動的にアップグレードされることに注意してください。
Unified Presence をアップグレードする場合の考慮事項は、次のとおりです。
• Unified Presence のアップグレードは Unified Communications Manager をアップグレードする前に行います。Unified Communications Manager Release 7.0(1) は Unified Presence Release 1.x との間に下位互換性がないからです。
• Unified Communications Manager のアップグレード後、Unified Presence の Serviceability Page を使用して、Intercluster Sync Agent をいったん停止してから再起動します。この手順によって、Unified Communications Manager 5.x と 6.x 間でデータベース スキーマが異なるために必要にな、再初期化と再同期が完了します。
• Unified Communications Manager 上で SIP Trunk Destination Port を 5060 に変更します。これは、Unified Presence Release 7.0(1) の SIP トランク リスニング ポートが 5060 に変更されたからです。
• Unified Presence クラスタの両方のノードをアップグレードします。順序は最初のノードが先で、そのあとで後続ノードです。
Unified Presence Release 7.0(1) では、プロキシ プロファイルの設定が不要です。Unified Presence Release 6.0(1) から 7.0(1) にアップグレードする場合は、設定されているプロキシ プロファイルを削除します。Release 7.0(1) ではこれらのプロキシ プロファイルにアクセスできません。また、使用されることもありません。
Unified IP Phone をアップグレードする場合の考慮事項は、次のとおりです。
• Unified IP Phone の電話ライセンスが Unified Communications 4.x データベースに設定されていない場合は、Data Migration Assistant を実行する前にライセンスを設定し、ツールがこれらのライセンスを検出して取得できるようにします。
• Unified Communications Manager サーバをアップグレードする場合は、Unified IP Phone のファームウェアも、Unified Communications Manager にバンドルされているバージョンに自動的にアップグレードされることに注意してください。
SIP Unified IP Phone の詳細、および SCCP 電話機と SIP 電話機の機能の違いについては、次のマニュアルを参照してください。
• 『 Cisco 7900 Series IP Phones Maintain and Operate Guides 』
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/prod_maintenance_guides_list.html
• 『 Cisco 7900 Series IP Phones End-User Guides 』
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/products_user_guide_list.html
• 『 Cisco Unified Communications SRND based on Cisco Unified Communications Manager 6.x 』の
「IP Telephony Endpoints」の章
www.cisco.com/go/srnd
マルチステージ システム アップグレードのシナリオでは、コンポーネント間の下位互換性など、追加の考慮事項があります。
1 つのコンポーネントの特定のバージョンに、別のコンポーネントの以前のバージョンとの下位互換性があると、それら 2 つのコンポーネント バージョン間でサービスの機能および動作が保持されます。2 つのコンポーネントまたはアプリケーション間の下位互換性が原因で、コンポーネントのアップグレード順序が制限されたり、アップグレード中にサービス停止が発生したりすることがあります。
マルチステージ システム アップグレードまたはマルチサイト移行アップグレードのシナリオのように、2 つのコンポーネントが別個のメンテナンス期間中にアップグレードされる場合、2 つのメンテナンス期間に挟まれた期間中は、システム全体が部分的にアップグレードされた状態で存在します。
この項で説明するように、メンテナンス期間に挟まれた期間中は、2 つのコンポーネント間に下位互換性があるかどうかによって、サービス機能が保持されるかどうかが決まります。2 つのコンポーネント間に下位互換性がない場合、2 つのメンテナンス期間に挟まれた期間中は、サービス停止が発生します。
アップグレード プロセス中に、下位互換性に関連するいくつかの状況(「下位互換性のシナリオ」を参照)が発生する可能性があります。詳細については、「 互換性ガイド」に示されているコンポーネント互換性マトリクスを参照してください。
2 つのコンポーネントのバージョンが、互いに他のコンポーネントの以前のバージョンとの下位互換性を持っている場合があります。たとえば、Unified MeetingPlace と Unified Communications Manager などです。この場合、アップグレードの順序は、下位互換性による制限を受けません。どちらのコンポーネントを先にアップグレードしてもよく、どちらのコンポーネントも他方のコンポーネントと相互運用できます。図5-1 を参照してください。
これらのコンポーネントのアップグレードは、複数のメンテナンス期間にわたって実行できます。このタイプのアップグレードについては、「システム アップグレードの計画」のマルチステージ システム アップグレード方法およびマルチサイト移行アップグレード方法で説明しています。
図5-1 両方の新しいリリース バージョンに下位互換性がある場合
片方の新しいバージョンだけが、他方のコンポーネントの以前のバージョンとの下位互換性を持っている場合があります。このモデルに適合するコンポーネントはありません。
この場合は、アップグレード中のサービス停止を避けるため、下位互換性を持つコンポーネントを先にアップグレードする必要があります。図5-2 を参照してください。
たとえば、Unified MobilityManager 1.1(1) は Unified Communications Manager 6.0(1) をサポートしないため、Unified MobilityManager 1.1(1) から 1.2(3) へのアップグレードは、Unified Communications Manager 4.1(3)SR2 から Unified Communications Manager 6.0(1) へのアップグレード 後 に実行する必要があります。
これらのコンポーネントのアップグレードは、2 つの別個のメンテナンス期間にわたって実行できます。このタイプのアップグレードについては、「システム アップグレードの計画」のマルチステージ システム アップグレード方法およびマルチサイト移行アップグレード方法で説明しています。
図5-2 片方の新しいリリース バージョンに下位互換性がある場合
どちらの新しいバージョンにも、他方のコンポーネントの以前のバージョンとの下位互換性がない場合があります。たとえば、Unified Contact Center Express と Unified Communications Manager などです。
この場合は、最初の製品がアップグレードされてから 2 番めのコンポーネントがアップグレードされるまでの間、サービス停止状態になります。図5-3 を参照してください。
たとえば、Unified Contact Center Express(従来の Cisco Customer Response Solutions)4.0(2) は Unified Communications Manager 6.0(1) をサポートしません。また、Unified Contact Center Express(従来の Cisco Customer Response Solutions)5.0(1) は Cisco Unified Communications Manager 4.x をサポートしません。どちらのコンポーネントも互いに下位互換性を持たないため、サービス停止を防ぐには、両方のコンポーネントを同じメンテナンス期間中にアップグレードする必要があります。このアップグレードについては、「システム アップグレードの計画」の単一ステージ アップグレード方法で説明しています。
図5-3 どちらの新しいリリース バージョンにも下位互換性がない場合
この項の各表では、ベース リリース セットおよびターゲット リリースセット内のコンポーネントのリリース バージョンを示し、Unified Communications Manager 7.0(1) に関連する追加の互換性情報およびアップグレード シーケンス情報を提供します。
• カラム 1 ― アップグレード プロセスに関連する IP テレフォニー コンポーネント
• カラム 2 ― ベース リリース セット内のコンポーネントのリリース バージョン
• カラム 3 ― ターゲット リリース セット内のコンポーネントのリリース バージョン
• カラム 4 ― ベース リリース セット内の IP テレフォニー コンポーネントが、ターゲット リリース内の Unified Communications Manager のバージョンとの互換性を持っているかどうか。
• カラム 5 ― Unified Communications Manager に対する IP テレフォニー コンポーネントのアップグレード順序。「任意」は、Unified Communications Manager のアップグレードの前後どちらでも、そのコンポーネントをアップグレードできることを意味します。
表5-1 に、IPC Systems Test Release 4.2 および Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) の各リリース セット内に存在する IP テレフォニー コンポーネントのソフトウェア バージョンを示します。
コンポーネント名 |
リリース セット |
リリース セット |
Communications Manager 7.0(1) との互換性 |
順序(Unified Communications Manager に対して) |
---|---|---|---|---|
Cisco Unified Communications Manager ― Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Unified Communications Manager のアップグレード後、Unified Communications Manager と同じメンテナンス期間中に Cisco Unified Contact Center Express の |
||||
Cisco Unified Contact Center Express ― Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Microsoft Exchange 2003 SP2(Cisco Unity およびパートナー Exchange サーバ上)および Microsoft Exchange 2000SP1 または Exchange 2003SP2(他のメッセージ ストア サーバ上) |
||||
Cisco Unity、 |
||||
未使用 2 |
||||
After Unified Communications Manager または |
||||
7.0 3 |
||||
7.0/12.4(20)T 4 |
||||
Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(Unified SRST) |
7.0/12.4(20)T 4 |
|||
Cisco Unified Videoconferencing Multipoint Control Unit(MCU)3511 および統合された Enhanced Media Processor(EMP) 1 |
||||
12.4(18c) 5 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
4.0(3) 7 |
||||
2.1 8 |
||||
2.「未使用」とは、可用性が欠如している、サポート終了日が過ぎている、そのリリース セットのテスト要件ではないなどのさまざまな理由で、その特定のテスト環境でテストされなかったコンポーネントを示します。 3.2008 年第 4 四半期に利用可能になる Engineering Special または Service Release で、CSCsr83757 の障害に対処できます。 4.Cisco IOS Firewall のバージョンは 12.4(20)T1 です。 5.IOS Mainline Release 12.4(18b) は、IP テレフォニー環境で実行するロールバック テストに含まれる、追加の基本 PSTN 機能および負荷テストに使用されていました。 6.Cisco IOS Release 12.4(15)Tx は、Cisco 37xx シリーズおよび Communications Media Module プラットフォームでサポートされる最終リリースです。これらのコンポーネントは Release 12.4(20)T ではサポートされません。 8.CSCsh72308 の障害を修正するパッチが使用可能です。パッチの入手方法については、この障害の回避策を参照してください。 |
表5-2 に、IPC Systems Test Release 4.4 および Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) の各リリース セット内に存在する IP テレフォニー コンポーネントのソフトウェア バージョンを示します。
コンポーネント名 |
リリース セット |
リリース セット |
Communications Manager 7.0(1) との互換性 |
順序(Unified Communications Manager に対して) |
---|---|---|---|---|
Cisco Unified Communications Manager ― Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Unified Communications Manager のアップグレード後、Unified Communications Manager と同じメンテナンス期間中に Cisco Unified Contact Center Express の |
||||
Cisco Unified Contact Center Express ― Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Microsoft Exchange 2003 SP2(Cisco Unity およびパートナー Exchange サーバ上)および Microsoft Exchange 2000SP1 または Exchange 2003SP2(他のメッセージ ストア サーバ上) |
||||
Cisco Unity、 |
||||
未使用 10 |
||||
After Unified Communications Manager または |
||||
7.0 11 |
||||
7.0/12.4(20)T 12 |
||||
Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(Unified SRST) |
7.0/12.4(20)T 4 |
|||
Cisco Unified Videoconferencing Multipoint Control Unit(MCU)3511 および統合された Enhanced Media Processor(EMP) 1 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3521(ISDN BRI) 1 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3526(ISDN PRI) 1 |
||||
12.4(20)T 4 |
||||
12.4(18c) 13 |
||||
12.4(15)T7 14 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
12.4(15)T7 6 |
||||
4.0(3) 15 |
||||
1.3 16 |
||||
10.「未使用」とは、可用性が欠如している、サポート終了日が過ぎている、そのリリース セットのテスト要件ではないなどのさまざまな理由で、その特定のテスト環境でテストされなかったコンポーネントを示します。 11.2008 年第 4 四半期に利用可能になる Engineering Special または Service Release で、CSCsr83757 の障害に対処できます。 12.Cisco IOS Firewall のバージョンは 12.4(20)T1 です。 13.IOS Mainline Release 12.4(18b) は、IP テレフォニー環境で実行するロールバック テストに含まれる、追加の基本 PSTN 機能および負荷テストに使用されていました。 14.Cisco IOS Release 12.4(15)Tx は、Cisco 37xx シリーズおよび Communications Media Module プラットフォームでサポートされる最終リリースです。これらのコンポーネントは Release 12.4(20)T ではサポートされません。 16.CSCsh72308 の障害を修正するパッチが使用可能です。パッチの入手方法については、この障害の回避策を参照してください。 |
表5-3 に、Cisco Unified Communications System Release 5.1(3) および Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) の各リリース セット内に存在する IP テレフォニー コンポーネントのソフトウェア バージョンを示します。
コンポーネント名 |
リリース セット |
リリース セット |
Communications Manager 7.0(1) との互換性 |
順序(Unified Communications Manager に対して) |
---|---|---|---|---|
Cisco Unified Communications Manager ― Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Unified Communications Manager のアップグレード後、Unified Communications Manager と同じメンテナンス期間中に Cisco Unified Contact Center Express のフレッシュ インストールを実行 |
||||
Cisco Unified Contact Center Express ― Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Microsoft Exchange 2003 SP3(Cisco Unity およびパートナー Exchange サーバ上)、Microsoft Exchange 2003(他のメッセージ ストア サーバ上) |
Microsoft Exchange 2003 SP2(Cisco Unity およびパートナー Exchange サーバ上)および Microsoft Exchange 2000SP1 または Exchange 2003SP2(他のメッセージ ストア サーバ上) |
|||
Cisco Unity、 |
||||
After Unified Communications Manager または |
||||
7.0 18 |
||||
7.0/12.4(20)T 19 |
||||
Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(Unified SRST) |
7.0/12.4(20)T 3 |
|||
Cisco Unified Videoconferencing Multipoint Control Unit(MCU)3511 および統合された Enhanced Media Processor(EMP) 1 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3521(ISDN BRI) 1 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3526(ISDN PRI) 1 |
||||
12.4(20)T 3 |
||||
12.4(18c) 20 |
||||
12.4(15)T7 21 |
||||
12.4(15)T7 5 |
||||
12.4(15)T7 5 |
||||
12.4(20)T 3 |
||||
12.4(15)T7 5 |
||||
4.0(3) 22 |
||||
2.1 23 |
||||
18.2008 年第 4 四半期に利用可能になる Engineering Special または Service Release で、CSCsr83757 の障害に対処できます。 19.Cisco IOS Firewall のバージョンは 12.4(20)T1 です。 20.IOS Mainline Release 12.4(18b) は、IP テレフォニー環境で実行するロールバック テストに含まれる、追加の基本 PSTN 機能および負荷テストに使用されていました。 21.Cisco IOS Release 12.4(15)Tx は、Cisco 37xx シリーズおよび Communication Media Module プラットフォームでサポートされる最終リリースです。これらのコンポーネントは Release 12.4(20)T ではサポートされません。 23.CSCsh72308 の障害を修正するパッチが使用可能です。パッチの入手方法については、この障害の回避策を参照してください。 |
表5-4 に、Cisco Unified Communications System Release 5.1(1) および Release 7.0(1) の各リリース セット内に存在する IP テレフォニー コンポーネントのソフトウェア バージョンを示します。
コンポーネント名 |
リリース セット |
リリース セット |
Communications Manager 7.0(1) との互換性 |
順序(Unified Communications Manager に対して) |
---|---|---|---|---|
6.0(1) 24 |
あり 25 |
|||
Cisco Unified Communications Manager、Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Cisco Unified Contact Center Express、Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Microsoft Exchange 2003 SP2(Cisco Unity およびパートナー Exchange サーバ上)および Microsoft Exchange 2000SP1 または Exchange 2003SP2(他のメッセージ ストア サーバ上) |
Microsoft Exchange 2003 SP2(Cisco Unity およびパートナー Exchange サーバ上)および Microsoft Exchange 2000SP1 または Exchange 2003SP2(他のメッセージ ストア サーバ上) |
|||
Cisco Unity、 |
||||
Cisco Unity Connection 27 |
||||
7.0/ IOS 12.4(20 )T 28 |
||||
7.0/12.4(20)T 5 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Multipoint Control Unit(MCU)3511および Enhanced Media Processor(EMP) 3 |
未使用 29 |
|||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3521(ISDN BRI) 3 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3526(ISDN PRI) 3 |
||||
12.4(20)T 5 |
||||
Cisco IOS Mainline Release 30 |
||||
12.4(15)T7 31 |
||||
12.4(15)T7 8 |
||||
12.4(15)T7 8 |
||||
12.4(20)T 5 |
||||
12.4(20)T 5 |
||||
12.4(15)T7 8 |
||||
12.4(20)T 5 |
||||
4.0(3) 32 |
||||
2.1 33 |
||||
24.このベース リリースの場合、Unified Communications Manager をいったん暫定バージョンの Release 6.1(2) にアップグレードしてから、ターゲットのリリース バージョンにアップグレードする必要があります。 27.2008 年第 4 四半期に利用可能になる Engineering Special または Service Release で、CSCsr83757 の障害に対処できます。 28.Cisco IOS Firewall のバージョンは 12.4(20)T1 です。 29.「未使用」とは、可用性が欠如している、サポート終了日が過ぎている、そのリリース セットのテスト要件ではないなどのさまざまな理由で、その特定のテスト環境でテストされなかったコンポーネントを示します。 30.IOS Mainline Release 12.4(18b) は、IP テレフォニー環境で実行するロールバック テストに含まれる、追加の基本 PSTN 機能および負荷テストに使用されていました。 31.Cisco IOS Release 12.4(15)Tx は、Cisco 37xx シリーズおよび Communication Media Module プラットフォームでサポートされる最終リリースです。これらのコンポーネントは Release 12.4(20)T ではサポートされません。 33.CSCsh72308 の障害を修正するパッチが使用可能です。パッチの入手方法については、この障害の回避策を参照してください。 |
表5-5 に、Cisco Unified Communications System Release 6.1(1) および Release 7.0(1) の各リリース セット内に存在する IP テレフォニー コンポーネントのソフトウェア バージョンを示します。
コンポーネント名 |
リリース セット |
リリース セット |
Communications Manager 7.0(1) との互換性 |
順序(Unified Communications Manager に対して) |
---|---|---|---|---|
あり 34 |
||||
Cisco Unified Communications Manager Business Edition 35 |
||||
Cisco Unified Communications Manager、Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Cisco Unified Contact Center Express、Cisco IP Telephony Operating System |
||||
Cisco Unity、 |
||||
7.0 37 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3521(ISDN BRI) 3 |
||||
Cisco Unified Videoconferencing Gateway 3526(ISDN PRI) 3 |
||||
12/4(20)T 38 |
||||
12.4(18c) 39 |
||||
12.4(15)T7 40 |
||||
12/4(15)T7 7 |
||||
12/4(15)T7 7 |
||||
12/4(20)T 5 |
||||
12/4(15)T7 7 |
||||
12/4(20)T 5 |
||||
4.0(3) 41 |
||||
2.1 42 |
||||
37.2008 年第 4 四半期に利用可能になる Engineering Special または Service Release で、CSCsr83757 の障害に対処できます。 38.Cisco IOS Firewall のバージョンは 12.4(20)T1 です。 39.IOS Mainline Release 12.4(18b) は、IP テレフォニー環境で実行するロールバック テストに含まれる、追加の基本 PSTN 機能および負荷テストに使用されていました。 40.Cisco IOS Release 12.4(15)Tx は、Cisco 37xx シリーズおよび Communication Media Module プラットフォームでサポートされる最終リリースです。これらのコンポーネントは Release 12.4(20)T ではサポートされません。 42.CSCsh72308 の障害を修正するパッチが使用可能です。パッチの入手方法については、この障害の回避策を参照してください。 |