コール スロットリングの概要
コール スロットリングによって、システムは新しいコール試行を自動的にスロットルまたは拒否できます。このアクションは、ユーザがオフフックからダイヤル トーンを聴取するまでに遅延を認識するようになる状況で実行されます。
この遅延を引き起こす可能性があるいくつかの要因は、次のとおりです。
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過度なコール アクティビティ
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低い CPU の可用性
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ルーティング ループ
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ディスク I/O の制限
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ディスク フラグメンテーション
システムはコール スロットリング パラメータに指定された値を使用して、ダイヤル トーンに遅延が生じている可能性があるかどうかを判別し、状況に応じてそれ以上コール スロットリングが必要なくなるタイミングも判別します。
ダイヤル トーンの過度な遅延を防ぐためにスロットリングが必要な場合、システムは Code Yellow 状態に切り替わり、新しいコール試行をスロットル(拒否)します。
ダイヤルトーンの遅延が、call throttling サービス パラメータで設定したしきい値を上回るとシステムが計算した場合、Unified Communications Manager は新しいコールを拒否します。コール スロットリングを有効化すると、新しいコールを試みたユーザはリオーダー音を受信します。電話のモデルに応じて、電話機のディスプレイにプロンプトが表示される場合もあります。
コール スロットリングは、ユーザがシステム管理者に不満を言ったり、システムのダウンや電話の破損ではないかと疑問を抱かせたりすることのある過度な遅延のタイプを効果的に防ぎます。このような遅延が発生するタイミングを予測するため、システムは常にシステムをモニタしています。
ダイヤルトーンへの遅延が call throttling サービス パラメータのガイドラインの範囲内である場合は、Unified Communications Manager は 現在の Code Yellow ステータスを終了してスロットリングを中止し、新しいコールを再び許可します。