自動登録の概要
自動登録では、新しい電話機をネットワークに接続したときに、Unified Communications Manager がそれらの電話機にディレクトリ番号を自動的に割り当てることができます。
現在、自動登録はセキュア モードで有効になっています。この拡張機能によって、新しい電話のプロビジョニング中にクラスタを保護できるため、システムのセキュリティが強化されます。また、新しい電話を登録する際にクラスタ セキュリティを無効にする必要がないため、登録プロセスが簡素化されるメリットもあります。
911(緊急)および 0(オペレータ)コールのみを許可するデバイス プールを作成しておくと、自動登録が有効になっている場合に許可されていないエンドポイントがネットワークに接続するのを防ぐために使用できます。新しいエンドポイントはこのプールに登録できますが、アクセスは制限されます。連続して起動しネットワークへの登録を試みる不正なデバイスによる不正アクセスは阻止されます。電話番号に影響を与えることなく、自動登録された電話を新しい場所に移動し、別のデバイス プールに割り当てることができます。
システムは、自動登録している新しい電話が SIP または SCCP を実行しているかどうかを認識しません。自動登録を有効にしている場合は、実行している方を指定する必要があります。SIP と SCCP の両方をサポートするデバイス(Cisco IP Phone 7911、7940、7941、7960、7961 シリーズなど)は、[自動登録電話プロトコル(Auto Registration Phone Protocol)] エンタープライズ パラメータで指定するプロトコルを使用して自動登録されます。
単一のプロトコルのみサポートするデバイスは、そのプロトコルとともに自動登録されます。Auto Registration Phone Protocol 設定は無視されます。たとえば、SCCP のみをサポートするすべての Cisco IP Phone は、[自動登録電話プロトコル(Auto Registration Phone Protocol)] パラメータが [SIP] に設定されている場合でも、SCCP を使用して自動登録されます。
自動登録は、ネットワークに追加する電話が 100 台未満の場合に使用することを推奨します。100 台を超える電話を追加するには、一括管理ツール(BAT)を使用します。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration ガイド』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-maintenance-guides-list.html)を参照してください。