この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | 新しいリリースの場合は、リリース ノートをお読みください。 http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-release-notes-list.html |
新機能を理解し、アップグレードがシステムに関連付けられている他のシスコ製品とどのように相互作用するかを確認します。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 2 | Smart Licensing 要件の検討 | リリース 12.0(1) では、Prime License Manager の代わりに Smart Licensing が導入されました。顧客スマート アカウントを設定する必要があります。必要に応じて、組織の構造に基づいてスマート アカウント下でバーチャル アカウントを作成することもできます。Cisco スマート アカウントの詳細については https://www.cisco.com/c/en/us/buy/smart-accounts.html を、スマート ソフトウェア ライセンシングの概要の詳細については https://www.cisco.com/c/en/us/buy/smart-accounts/software-licensing.html を参照してください。 | ||
ステップ 3 | アップグレードする元のソフトウェア バージョンが仮想マシンで実行されていることを確認します。現在の展開が MCS ハードウェア上で稼動している場合は、仮想クラスタに既存のクラスタを移行する方法について、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-maintenance-guides-list.html の『Cisco Prime Collaboration Deployment Administration Guide』を参照してください。 |
サーバ ハードウェアで Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスを直接インストールまたは実行することはできません。これらのアプリケーションは仮想マシンで実行する必要があります。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 4 | このリリースの必要条件および制限について理解しておきます。 要件および制約事項 |
ネットワーク要件、プラットフォーム要件、ソフトウェア要件を含め、システムがすべての要件を満たしていることを確認します。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 5 | ネットワークの状態の確認:
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システムの状態は、アップグレードに必要な時間に影響します。アップグレードに必要な時間は、これらのセクションに記載されている条件をシステムが満たしていることを確認することによって、削減することができます。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 6 | 証明書チェーン内の信頼証明書を含め、期限切れの証明書がパーティション上に存在しないことを確認します。期限切れの証明書がある場合、次の手順を 1 つ以上実行します。 |
Unified Communications Manager および IM and Presence サービス ノードのみで更新アップグレードをする場合はこの手順を実行します。更新アップグレード中、期限切れの証明書はインポートされません。このため、アップグレード プロセス中に新規の証明書が生成され、結果的にエラーが発生する場合があります。 | ||
ステップ 7 | 新規のバックアップを取る |
既存のシステムを復元する必要がある場合、新しいバックアップ ファイルを作成する必要があります。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。
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ステップ 8 | カスタム着信音と背景イメージのバックアップ |
TFTP ディレクトリにカスタム着信音または背景画像がある場合、これらのファイル用に別のバックアップを作成する必要があります。これらはディザスタ リカバリ システム(DRS)のバックアップ ファイルには含まれていません。 | ||
ステップ 9 | ネットワーク接続の確認 |
Cisco Unified Communications Manager ノードと NTP、SMTP、および DNS などのネットワーク内のサービスとの接続を確認するには、次の手順を使用します。 | ||
ステップ 10 | IPv6 ネットワーキングの確認 |
この手順は、Cisco Unified Communications Manager ノードのみに適用されます。最初のノード(Cisco Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノード)と Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノード上の IPv6 ネットワーキングを確認します。Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードで IPv6 が正しく設定されていないと、ロードの検出に 20 分ほどかかることがあります。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 11 | IM and Presence と Cisco Unified Communications Manager との間の接続の確認 |
IM and Presence サービス ノードが Cisco Unified Communications Manager に接続できることを確認します。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 12 | 設定およびログイン情報の収集 |
アップグレード プロセス中に問題が発生した場合は、Unified Communications Manager ノードの現在の設定とログイン情報を記録します。 | ||
ステップ 13 | 登録済みデバイスの数を記録する |
アップグレードが完了した後、エンドポイントとリソースを確認できるようにデバイスの数をキャプチャするには、Real Time Monitoring Tool(RTMT)を使用します。また、導入する仮想マシン(VM)のキャパシティを超えていないことを確認するために、この情報を使用することもできます。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 14 | 割り当てられたユーザ数を記録する |
アップグレードが完了した後でこの情報を確認できるように、IM and Presence サービス ノードに割り当てられたユーザ数を記録します。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 15 | TFTP パラメータの記録 |
アップグレード プロセスは、TFTP パラメータを変更します。アップグレードが完了した後、パラメータをリセットできるように、現在の設定を記録します。 | ||
ステップ 16 | エンタープライズ パラメータの記録 |
Unified Communications Manager ノードおよび IM and Presence サービス ノード両方のエンタープライズ パラメータの設定を記録します。複数のエンタープライズ パラメータはどちらのタイプのノードにも存在し、Unified Communications Manager ノードの設定はアップグレード中に IM and Presence サービス ノードの設定を上書きする可能性があります。アップグレードが完了した後、必要なときに復元できるように設定を記録します。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 17 | ユーザ レコードのエクスポート |
一括管理ツール(BAT)を使用して、ユーザ レコードをエクスポートします。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 | ||
ステップ 18 | IP フォンのファームウェアのアップグレード |
アップグレード前のタスクとして新しいリリースに対応するファームウェアに IP フォンをアップグレードできます。アップグレード後に IP フォンが自動的に新しいファームウェアをダウンロードしますが、アップグレード後の電話のダウンタイムを最小限に抑えるためにアップグレード前に制御された方法でエンドポイントに新しいファームウェア ファイルを適用することを選択できます。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 19 | 重要なサービスの確認 |
重要なサービスがすべて有効になっていることを確認します。 | ||
ステップ 20 | Cisco Extension Mobility の非アクティブ化 |
この手順は、リリース 9.x 以前からアップグレードする場合にのみ実行します。リリース 9.x 以前からのアップグレードでは、アップグレードを開始する前に、Cisco Unified Communications Manager ノードで Cisco Extension Mobility サービスを停止する必要があります。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 21 | TFTP サービスの非アクティブ化 |
アップグレードを開始する前に、Cisco Unified Communications Manager ノードで TFTP サービスを停止します。 | ||
ステップ 22 | IM and Presence Sync Agent の停止 |
IM and Presence のアップグレードの一環として Cisco Unified Communications Manager をアップグレードする必要がある場合は、アップグレード プロセスを開始する前に IM and Presence Sync Agent サービスを停止する必要があります。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 23 | 使用可能な共通のパーティション領域を確認する |
アップグレードに十分な共通パーティション領域があることを確認します。通常、共通パーティション領域として少なくとも 25GB が必要です。ただし、多数の TFTP データ(デバイス ファームウェアのロード)や保留音(MOH)ファイルがある場合、または多数のロケール ファイルがインストールされている場合は、展開においてさらに多くの領域が必要となることがあります。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 24 | 十分な共通パーティション領域がない場合は、次の手順を 1 つ以上実行します。 |
このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。
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ステップ 25 | アップグレード ファイルの取得 |
Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence サービスのアップグレード ファイルをダウンロードします。更新アップグレードには、アップグレードの COP ファイルをダウンロードする必要もあります。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 26 | 新しいリリース用の必要なライセンス ファイルがあることを確認します。 |
Cisco Unified Communications Manager と、そのアプリケーションやエンドポイントへのライセンス割り当てやモニタリングを行うには、Cisco Prime License Manager を使用します。ライセンスの生成およびインストールの詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/cloud-systems-management/prime-license-manager/products-user-guide-list.html の『Cisco Prime License Manager User Guide』を参照してください。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。
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ステップ 27 | データベース レプリケーションのタイムアウトを増やす |
これはオプションです。この手順は、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードのみに適用されます。大規模なクラスタをアップグレードするときは、この手順を使用します。データベース レプリケーション タイムアウトを増やす場合は、クラスタ全体をアップグレードし、Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードが正常に複製をセットアップした後にタイムアウト値をデフォルトに戻す必要があります。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 28 | プレゼンス冗長グループに対するハイ アベイラビリティの無効化 |
この手順は、IM and Presence Service ノードのみに適用されます。高可用性のプレゼンス冗長グループを設定している場合、アップグレード プロセス中は無効にする必要があります。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 | ||
ステップ 29 | 仮想マシンにシリアル ポートを追加する |
アップグレードが失敗した場合にログをダンプできるように、仮想マシンにシリアル ポートを追加します。この手順は、すべてのノードに対して実行します。 このステップは、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行します。 |
クラスタ ノード間のネットワークの問題がないことを確認するには、Cisco Unified Reporting Tool(CURT)を使用してデータベース ステータス レポートを生成します。たとえば、ノード間のデータベース レプリケーションや、音声およびビデオのシグナリングの Quality of Service(QoS)に影響する、到達可能性や遅延の問題がないことを確認します。
アップグレードを開始する前にデータベース レプリケーションが正常に機能していることを確認するには次の手順を使用します。
ステップ 1 | Cisco Unified Serviceability のインターフェイスから、 を選択します。 |
ステップ 2 | リンクをクリックし、最新のレポートを選択します。 |
ステップ 3 | [CallActivitiesRep] をクリックして新しいタブのコール アクティビティ レポートを開き、[試行済みコール(Calls Attempted)] の数が仮想マシンの容量に対して大きすぎないことを確認します。http://www.cisco.com/goucsrnd にある「Cisco Collaboration Systems Solution Reference Network Designs (SRND)」でシステムの推奨事項を確認することで、[試行済みコール(Calls Attempted)] の数のしきい値を決定できます。 |
ステップ 4 | Cisco Unified Serviceability のインターフェイスに戻り、各ノードの [PerformanceRep] リンクをクリックしてパフォーマンス保護の統計レポートを表示します。 |
ステップ 5 | 各パフォーマンス保護統計レポートで、システムが、導入サイズに対して指定されているクラスタ全体またはノードごとの制限を超えていないことを確認します。 導入サイジングについては、以下を参照してください。
|
コマンド行インターフェイス(CLI)診断コマンドを使用して、開始およびアップグレードを行う前にネットワークの問題を診断および解決します。
削除できる証明書は、信頼できる証明書だけです。システムで生成される自己署名証明書は削除できません。
![]() 注意 | 証明書を削除すると、システムの動作に影響する場合があります。証明書が既存のチェーンの一部である場合、証明書を削除すると証明書チェーンが壊れることがあります。この関係は、[証明書の一覧(Certificate List)] ウィンドウ内の関連する証明書のユーザ名とサブジェクト名から確認できます。この操作は取り消すことができません。 |
アップグレードを開始する前に、証明書チェーン内の信頼証明書を含め、期限切れの証明書がパーティション上に存在しないことを確認します。証明書が期限切れの場合、再作成します。電話機を再起動してサービスを再起動する必要があるため、営業時間後にこの手順を実行します。Cisco Unified OS の管理に "cert" タイプとしてリストされている証明書のみ再作成できます。
![]() 注意 | 証明書を再作成すると、システムの動作に影響する場合があります。証明書を再作成すると、サード パーティの署名付き証明書(アップロードされている場合)を含む既存の証明書が上書きされます。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified OS の管理(Cisco Unified OS Administration)] から を選択します。 | ||
ステップ 2 | [自己署名証明書の新規作成(Generate New Self-Signed Certificate)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 | ||
ステップ 3 | [生成(Generate)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | 再作成された証明書の影響を受けるサービスをすべて再起動します。証明書名と説明の詳細については、関連項目のセクションを参照してください。 | ||
ステップ 5 | CAPF 証明書または CallManager 証明書の再作成後に CTL クライアントを再実行します(設定している場合)。
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証明書を再作成したら、システムのバックアップを実行して、最新のバックアップに再作成した証明書が含まれるようにします。
関連サービス |
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tomcat-ECDSA |
Tomcat と TFTP |
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この自己署名ルート証明書は、MGCP ゲートウェイおよび H.323 ゲートウェイとの IPsec 接続のインストール中に生成されます。 |
Cisco Disaster Recovery System(DRS)Local と Cisco DRF Master |
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この自己署名ルート証明書は、Cisco Unified Communications Manager のインストール時に自動的にインストールされます。この証明書は、ノード名およびグローバル固有識別子(GUID)など、ノードの ID を提供します。 |
CallManager、CAPF、および CTI |
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このルート証明書は、Cisco クライアント設定を完了すると、現在のノードまたはクラスタ内のすべてのノードにコピーされます。 |
CallManager と CAPF |
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TVS |
アップグレードを実行する前に、システムをバックアップして、バックアップ ファイルが、現在インストールされているソフトウェアと完全一致することを確認する必要があります。現在のバージョンと一致しないバックアップ ファイルからシステムを復元しようすると、復元は失敗します。
この手順は、すべてのアップグレードおよび移行方法で実行してください。
![]() 注意 | バックアップが古い場合、データが失われたり、システムを復元できないことがあります。 |
バックアップ ファイルの格納場所としてネットワーク デバイスを使用していることを確認します。Unified Communications Manager の仮想化展開では、テープ ドライブによるバックアップ ファイルの保存はサポートされません。
システムが次のバージョン要件を満たしていることを確認してください。
すべての Cisco Unified Communications Manager クラスタ ノードは、同じバージョンの Cisco Unified Communications Manager アプリケ−ションを実行している必要があります。
すべての IM and Presence Service クラスタ ノードは、同じバージョンの IM and Presence Service アプリケーションを実行している必要があります。
アプリケーションごとに、バージョン文字列のすべてが一致する必要があります。たとえば、IM and Presence データベース パブリッシャ ノードが、バージョン 11.5.1.10000-1 の場合、すべての IM and Presence サブスクライバ ノード は 11.5.1.10000-1 である必要があります。また、バージョン 11.5.1.10000-1 のバックアップ ファイルを作成することも必要です。
バックアップ プロセスは、リモート サーバに利用可能な容量がないためや、ネットワーク接続が中断されたために失敗することがあります。バックアップが失敗する原因となった問題に対処した後、新規のバックアップを開始する必要があります。
クラスタ セキュリティ パスワードのレコードがあることを確認します。このバックアップの完了後に、クラスタ セキュリティ パスワードを変更した場合は、パスワードを認識している必要があります。パスワードを認識していないと、バックアップ ファイルを使用してシステムを復元できなくなります。
TFTP ディレクトリにカスタム着信音または背景画像がある場合、これらのファイル用に別のバックアップを作成する必要があります。これらはディザスタ リカバリ システム(DRS)のバックアップ ファイルには含まれていません。
ネットワーク内のすべてのノードとサービスの間の接続を確認するには、次の手順を使用します。
ステップ 1 | 次のいずれかの方法を使用して、CLI セッションを開始します。 |
ステップ 2 | ネットワークの各ノードで show network cluster コマンドを実行して、クラスタ内の show network cluster 間の接続を確認します。 |
ステップ 3 | NTP サーバがある場合は、utils ntp status コマンドを実行して、NTP サーバへの接続を確認します。 |
ステップ 4 | SMTP サーバがある場合は、サーバに ping して接続を確認します。 |
ステップ 5 | DNS を使用している場合は、ネットワークの各ノードで show network eth0 コマンドを実行して、DNS とドメインが設定されていることを確認します。 |
ステップ 6 | DNS 名前解決が正しく動作していることを次のように確認します。 |
この手順は、Cisco Unified Communications Manager ノードのみに適用されます。
最初のノード(Cisco Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノード)と Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノード上の IPv6 ネットワーキングを確認します。Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードで IPv6 が正しく設定されていないと、ロードの検出に 20 分ほどかかることがあります。
IM and Presence サービス ノードが Cisco Unified Communications Manager に接続できることを確認します。
ステップ 1 | Cisco Unified CM IM and Presence の管理インターフェイスから、 システムが自動でトラブルシューティング チェックを実行します。 を選択します。 |
ステップ 2 | トラブルシューティング チェックの結果がロードされたら、すべての[Sync Agent トラブルシュータ(Sync Agent Troubleshooter)] のテストで、[結果(Outcome)]列に合格したことを示す緑色のチェックマークがあることを確認します。 |
ステップ 3 | [Sync Agent トラブルシュータ(Sync Agent Troubleshooter)] のテストのいずれかが失敗した場合は、[問題(Problem)] と [解決策(Solution)] 列の情報を使用して問題を解決してから、アップグレード プロセスを続行します。 |
アップグレード プロセス中に問題が発生した場合は、Unified Communications Manager ノードの現在の設定とログイン情報を記録します。
アップグレードの完了後にエンドポイントとリソースを確認できるように、アップグレードを開始する前にリアルタイム モニタリング ツール(RTMT)を使用してデバイスの数をキャプチャします。また、導入する仮想マシン(VM)のキャパシティを超えていないことを確認するために、この情報を使用することもできます。
アップグレードが完了した後でこの情報を確認できるように、IM and Presence サービス ノードに割り当てられたユーザ数を記録します。
アップグレード プロセス中に、TFTP サービス パラメータの [最大サービス数(Maximum Serving Count)] は、増加したデバイス登録要求数を許可するように変更されます。アップグレードが完了した後、パラメータをリセットできるように既存の設定を記録します。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理インターフェイスから、 を選択します。 |
ステップ 2 | [Server(サーバ)] ドロップダウン リストから TFTP サービスを実行するノードを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] ドロップダウン リストから、[Cisco TFTP サービス(Cisco TFTP service)] を選択します。 |
ステップ 4 | [詳細設定(Advanced)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6 | [最大サービス数(Maximum Serving Count)] に設定されている値を記録します。 |
Unified Communications Manager ノードおよび IM and Presence サービス ノード両方のエンタープライズ パラメータの設定を記録します。Unified Communications Manager ノードと IM and Presence ノードの両方に複数のエンタープライズ パラメータが存在します。同じパラメータがある場所で、Unified Communications Manager ノードの設定は、アップグレード プロセス中に IM and Presence サービス ノードの設定を上書きします。IM and Presence サービス ノードに固有のエンタープライズ パラメータはアップグレード中、保持されます。
アップグレードが完了した後、必要なときに復元できるように設定を記録します。
一括管理ツール(BAT)を使用して、ユーザ レコードをエクスポートします。
ステップ 1 | Cisco Unified CM Administration から、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | [検索(Find)] をクリックして、すべてのユーザ レコードを表示します。 |
ステップ 3 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 4 | [ファイル名(File Name)] テキストボックスにファイル名を入力し、[ファイル形式(File Format)] ドロップダウンリストからファイル形式を選択します。 |
ステップ 5 | [ジョブ情報(Job Information)] 領域に、ジョブの説明を入力します。 |
ステップ 6 | ユーザ レコードをすぐにエクスポートする場合は、[今すぐ実行(Run Immediately)] をクリックします。 |
ステップ 7 | [送信(Submit)] をクリックします。 |
ステップ 8 | エクスポートしたファイルをダウンロードするには、 を選択します。 |
ステップ 9 | 生成したファイルの検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。 |
ステップ 10 | ダウンロードするファイルに該当するチェックボックスをオンにし、[選択項目のダウンロード(Download Selected)] をクリックします。 |
ステップ 11 | [ファイルのダウンロード(File Download)] ポップアップ ウィンドウで、[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 12 | [名前をつけて保存(Save As)] ポップアップ ウィンドウで、ファイルの保存場所を選択して [保存(Save)] をクリックします。このファイルは、サーバの外部にコピーし、リモート PC またはリモート デバイスに保存するようにしてください。 |
アップグレード前のタスクとして新しいリリースに対応するファームウェアに IP フォンをアップグレードできます。アップグレード後に電話機が自動的に新しいファームウェアをダウンロードしますが、アップグレード後の電話のダウンタイムを最小限に抑えるために、アップグレード前に制御された方法でエンドポイントに新しいファームウェア ファイルを適用することができます。
グループの電話機に新しいファームウェアを適用すると、アップグレード後の TFTP サーバの負荷を取り除き、個々のデバイスのアップグレードを高速化できます。その後、Unified Communications Manager サーバの TFTP サービスを再起動し、ダウンタイムを最小限に抑えるために制御した順序で IP フォンを再起動します。ファームウェアをアップグレードしているときは電話を呼び出しに使用できないため、アップグレード ウィンドウ以外のメンテナンス ウィンドウを使用して電話ファームウェアをアップグレードすることを推奨します。
ステップ 1 | Cisco Unified OS の管理から、 の順に選択します。 | ||
ステップ 2 | ソフトウェアの場所セクションに適切な値を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [使用可能なソフトウェア(Available Software)] ドロップダウン リストで、デバイス パッケージ ファイルを選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | MD5 の値が正しいことを確認し、[次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 5 | 警告ボックスで、正しいファームウェアを選択したことを確認し、[インストール(Install)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | 成功メッセージを受信したことを確認します。
| ||
ステップ 7 | TFTP サーバを停止し、再起動します。 | ||
ステップ 8 | 新しいロードにデバイスをアップグレードするには、影響を受けたデバイスをリセットします。 | ||
ステップ 9 | Cisco Unified CM の管理から、 の順に選択し、新しいロードに(特定のデバイスに対して)ロード ファイルの名前を手動で変更します。 | ||
ステップ 10 | [保存(Save)] をクリックし、デバイスをリセットします。 |
すべての重要なサービスが有効になっていることを確認するには、Cisco Unified Real Time Monitoring Tool(RTMT)を使用します。
ステップ 1 | Unified RTMT インターフェイスから、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | システムの重要なサービスを表示するには、[システム(System)] タブを選択します。 |
ステップ 3 | Cisco Unified Communications Manager の重要なサービスを表示するには、ドロップダウン リストから Cisco Unified Communications Manager ノードを選択し、[音声/ビデオ(Voice/Video)] タブをクリックします。 |
ステップ 4 | IM and Presence サービスの重要なサービスを表示するには、[IM and Presence] タブをクリックし、ドロップダウン リストから IM and Presence サービス ノードを選択します。 |
ステップ 5 | 重要なサービスが停止されていることをステータスが示している場合、アップグレードを開始する前にそれらを再度有効にします。 |
この手順は、リリース 9.x 以前からアップグレードする場合にのみ実行します。リリース 9.x 以前からのアップグレードでは、アップグレードを開始する前に、Cisco Unified Communications Manager ノードで Cisco Extension Mobility を停止する必要があります。
ステップ 1 | Cisco Unified Serviceability から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] リストから、サービスを非アクティブ化するノードを選択し、[移動(Go)] をクリックします。 |
ステップ 3 | Cisco Extension Mobility サービスを選択解除します。 |
ステップ 4 | [停止(Stop)] をクリックします。 |
ステップ 5 | Cisco Extension Mobility サービスを実行している各ノードに対し、ステップ 2 ~ 4 を繰り返します。 |
ステップ 6 | これらのサービスを無効にしたすべてのノードのリストを作成します。アップグレードの完了後にサービスを再起動する必要があります。 |
アップグレードを開始する前に、Cisco Unified Communications Manager のノードで次の手順を使用して TFTP サービスを停止します。
ステップ 1 | Cisco Unified Serviceability から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] リストから、サービスを非アクティブ化するノードを選択し、[移動(Go)] をクリックします。 |
ステップ 3 | Cisco TFTP サービスを選択解除します。 |
ステップ 4 | [停止(Stop)] をクリックします。 |
ステップ 5 | Cisco TFTP サービスを実行している各ノードに対し、ステップ 2 ~ 4 を繰り返します。 |
ステップ 6 | これらのサービスを無効にしたすべてのノードのリストを作成します。アップグレードの完了後にサービスを再起動する必要があります。 |
IM and Presence のアップグレードの一環として Cisco Unified Communications Manager をアップグレードする必要がある場合は、アップグレード プロセスを開始する前に IM and Presence Sync Agent サービスを停止する必要があります。
Real-Time Monitoring Tool(RTMT)を使用して、共通パーティションにアップグレード用の十分な空き領域があることを確認します。
この手順を使用して、基準値の上限と下限を調節し、トレースの削減と不要ログ ファイルの削除を行います。トレースの早すぎるパージを避けるために、アップグレード後、基準値の上限と下限を元の値に戻す必要があります。基準値のデフォルトの上限は 85 です。基準値のデフォルトの下限は 80 です。
ステップ 1 | Real Time Monitoring Tool(RTMT)のインターフェイスで、左側のナビゲーション ウィンドウで [アラート セントラル(Alert Central)] をダブルクリックします。 |
ステップ 2 | [システム(System)] タブで、[LogPartitionLowWaterMarkExceeded] を右クリックし、[アラート/プロパティの設定(Set Alert/Properties)] を選択します。 |
ステップ 3 | [次へ(Next)] を選択します。 |
ステップ 4 | スライダの値を 30 に調節します。 |
ステップ 5 | [システム(System)] タブで、[LogPartitionHighWaterMarkExceeded] を右クリックし、[アラート/プロパティの設定(Set Alert/Properties)] を選択します。 |
ステップ 6 | [次へ(Next)] を選択します。 |
ステップ 7 | スライダの値を 40 に調節します。 |
共通のパーティションに追加のスペースを作成するには、この手順の 1 つ以上のステップを実行できます。この手順に示す COP ファイルと Readme ファイルをダウンロードするには、https://software.cisco.com に移動し、[ダウンロードとアップグレード(Download & Upgrade)] セクションの [ソフトウェアダウンロード(Software Download)] リンクをクリックしてから、 に移動します。
ステップ 1 | 次のいずれかのオプションを使用して、TFTP ディレクトリから古いまたは未使用のファームウェア ファイルを手動で削除します。 | ||
ステップ 2 | リリース 9.x 以前からアップグレードする場合は、仮想環境のディスク領域に余裕があれば、Disk Expansion COP ファイル(ciscocm.vmware-disk-size-reallocation-<latest_version>.cop.sgn)を使用して、vDisk のサイズを拡大します。 先に進む前に、この COP ファイルに関する Readme ファイルを確認してください。 | ||
ステップ 3 | 前のステップでアップグレードに十分なディスク容量が作成されなかった場合にのみ、この手順を実行します。Free Common Space COP ファイル(ciscocm.free_common_space_v<latest_version>.cop.sgn)を使用します。 この COP ファイルを使用すると、システムを再構築することなく、共通パーティションの非アクティブ側を削除して使用可能なディスク領域を増やすことができます。先に進む前に、この COP ファイルに関する Readme ファイルを確認してください。
|
新しいリリースのアップグレード ファイルのダウンロードと、必要な Cisco オプション パッケージ(COP)ファイルのアップグレードを行う必要があります。
ステップ 1 | 必要 COP ファイルがあれば、下の表の手順を参照して特定します。 |
ステップ 2 | Cisco.com からアプリケーションのアップグレード ファイルをダウンロードします。ソフトウェアは、export restricted(K9)バージョンと export unrestricted(XU)バージョンを使用できるため、適切なファイルを選択していることを確認してください。
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ステップ 3 | https://software.cisco.com に進み、[ダウンロードとアップグレード(Download & Upgrade)] セクションの [ソフトウェアダウンロード(Software Download)] リンクをクリックしてから、 に移動して Cisco Unified Communications Manager の COP ファイルをダウンロードします。 |
ステップ 4 | https://software.cisco.com に移動し、[ダウンロードとアップグレード(Download & Upgrade)] セクションの [ソフトウェアダウンロード(Software Download)] リンクをクリックしてから、 に移動し、[UTILS] を選択して IM and Presence サービスの COP ファイルをダウンロードします。 |
次の表は、COP ファイルが必要なアップグレード パスを示しています。Cisco Unified OS 管理インターフェイスを使用してアップグレードを開始する前、または Prime Collaboration Deployment(PCD)ツールを使用してアップグレードまたは移行を開始する前に、各ノードに COP ファイルをインストールする必要があります。PCD を使用している場合は、アップグレードを開始する前に COP ファイルの一括インストールを実行できます。
移行前 | 移行後 | アップグレード タイプ |
---|---|---|
8.5(x) 以前のリリース |
12.0(1) |
更新アップグレード。必須 COP ファイル: オプションの COP ファイル: |
8.6(x) |
12.0(1) |
更新アップグレード。必須 COP ファイル: オプションの COP ファイル: |
9.1(x) |
12.0(1) |
更新アップグレード。必須 COP ファイル: オプションの COP ファイル: |
10.5(x) |
12.0(1) |
標準アップグレード:COP ファイルは不要。 |
11.0(x) |
12.0(1) |
標準アップグレード:COP ファイルは不要。 |
11.5(x) |
12.0(1) |
|
元の Cisco Unified Presence Release | アップグレード先の IM and Presence Release | アップグレード タイプ |
---|---|---|
8.5(4) ~ 8.6(1) |
12.0(1) |
更新アップグレード。以下の COP ファイルが必要: |
元の IM and Presence リリース |
アップグレード先の IM and Presence Release |
アップグレード タイプ |
---|---|---|
9.1(x) |
12.0(1) |
更新アップグレード。以下の COP ファイルが必要: |
10.5(x) |
12.0(1) |
標準アップグレード:COP ファイルは不要。 |
11.0(x) |
12.0(1) |
標準アップグレード:COP ファイルは不要。 |
11.5(x) |
12.0(1) |
標準アップグレード:COP ファイルは不要。 |
この手順は、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードでのみ実行してください。
Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードが複製を要求する時間を十分にとれるように、大規模なクラスタをアップグレードする場合は、データベース レプリケーションのタイムアウト値を大きくします。タイマーが期限切れになると、最初の Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノード、および期限内に複製を要求した他のすべての Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードは、Cisco Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノードによって、バッチ データ レプリケーションを開始します。
この手順は、IM and Presence Service ノードのみに適用されます。IM and Presence プレゼンス冗長グループのハイ アベイラビリティを無効にするために使用します。
ステップ 1 | Cisco Unified CM Administration のユーザ インターフェイスから、 を選択します。 |
ステップ 2 | プレゼンス冗長グループの検索パラメータを入力して、[検索(Find)] をクリックします。 |
ステップ 3 | 検索結果から、無効化するプレゼンス冗長グループを選択します。 |
ステップ 4 | [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウで、[ハイ アベイラビリティを有効にする(Enable High Availability)] チェックボックスをオフにします。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
アップグレードが失敗した場合にログをダンプできるように、仮想マシンにシリアル ポートを追加します。
システムのアップグレードが正常に完了した後は、シリアル ポートの削除 の手順を実行します。アップグレードに失敗した場合は、アップグレードに失敗した後のログ ファイルのダンプ を参照してください。