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このリファレンスでは、次のデバイスのコマンドライン インターフェイス(CLI)について説明します。
7000 および 8000 シリーズ
ASA FirePOWER
NGIPSv
(注) | Firepower Management Center で CLI を使用することはできません。Firepower Management Center は、Linux シェル アクセスをサポートし、Cisco Technical Assistance Center(TAC) の監督下でのみサポートされます。 |
従来型デバイスに CLI(コマンドライン インターフェイスへのログイン を参照)を使用してログインすると、この章で説明するコマンドを使用して、デバイスを表示、設定、およびトラブルシューティングすることができます。
(注) | 7000 または 8000 シリーズ デバイスをリブートし、できるだけ早く CLI にログインしても、Web インターフェイスが使用できるようになるまで、実行するすべてのコマンドは監査ログに記録されません。 |
CLI コマンドでは大文字と小文字が区別されません。ただし、ユーザ名や検索フィルタなど、テキストが CLI フレームワークの一部ではないパラメータでは区別されるので注意してください。
CLI モードには show や configure など多数あり、これらのモードにはモード名で始まる一連のコマンドが含まれています。モードを開始して、そのモードで有効なコマンドを入力することも、任意のモードからフル コマンドを入力することもできます。たとえば、Analyst1 というユーザ アカウントの情報を表示するには、CLI プロンプトで次のように入力します。
show user Analyst1
すでに show モードを開始している場合は、CLI プロンプトで次のように入力します。
user Analyst1
各モードで、ユーザが使用できるコマンドは、ユーザの CLI アクセスによって異なります。ユーザ アカウントを作成する場合は、手動で次のいずれかの CLI アクセス レベルに割り当てることができます。
[基本(Basic)]:ユーザは読み取り専用のアクセス権を持ち、システム パフォーマンスに影響を与えるコマンドを実行することはできません。
[設定(Configuration)]:ユーザは、読み取り/書き込みアクセス権があり、システム パフォーマンスに影響を与えるコマンドを実行することができます。
7000 および 8000 シリーズ デバイスでは、Web インターフェイスの [ユーザ管理(User Management)] ページでコマンド ラインの権限を割り当てることができます。NGIPSv と ASA FirePOWER では、CLI を使用してコマンド ラインの権限を割り当てます。
基本的な CLI コマンドを使用して、CLI とやりとりすることができます。これらのコマンドはデバイスの動作に影響しません。基本的なコマンドは、すべての CLI ユーザが使用可能です。
現行のユーザは、自身のパスワードを変更することができます。コマンドを発行すると、CLI は現在の(古い)パスワードを入力するようユーザに要求し、その後で新しいパスワードを 2 回入力するよう要求します。
configure password
> configure password Enter current password: Enter new password: Confirm new password:
ユーザをデフォルトのモードに戻します。(ユーザは、いずれかの下位レベルの CLI コンテキストから上位のデフォルト モードへ移動します)。
end
configure network ipv4> end >
CLI コンテキストを、次に高い CLI コンテキスト レベルへ移動します。デフォルト モードからこのコマンドを発行すると、ユーザは現行の CLI セッションからログアウトします。これは、CLI コマンドの logout を発行するのと同じです。
exit
configure network ipv4> exit configure network>
help
> help
history limit
history 25
logout
> logout
? abbreviated_command ? command [arguments] ?
> ?
?? abbreviated_command end?? command [arguments] ??
> configure manager add ??
show コマンドは、デバイスの状態に関する情報を提供します。これらのコマンドはデバイスの動作モードを変更しません。また、これらのコマンドを実行しても、システムの動作に対する影響は最小限になります。ほとんどの show コマンドはすべての CLI ユーザが利用できますが、show user コマンドを発行できるのは、Configuration CLI アクセス権限を持つユーザのみです。
セキュリティ インテリジェンスの設定
アクセス コントロール ポリシーで呼び出されるあらゆるサブポリシーの名前
侵入変数セット データ
ロギングの設定
ポリシー レベルのパフォーマンス、前処理、全般設定などのその他の詳細設定
また、送信元と宛先ポートのデータ(ICMP エントリのタイプとコードを含む)および各アクセス コントロール ルールに一致する接続数(ヒット数)などの、ポリシーに関連する接続情報も表示します。
show access-control-config
> show access-control-config
デバイスで現在アクティブ(障害/停止)状態になっているハードウェアのアラームを表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
show alarms
> show alarms
ネットワークに適用できる Address Resolution Protocol テーブルを表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show arp-tables
> show arp-tables
show audit-log
> show audit-log
7000 または 8000 シリーズ デバイスで、使用中のインライン セットを一覧表示し、それらのセットについて次のいずれかのバイパス モード ステータスを表示します。
armed:インターフェイス ペアが、障害発生時にハードウェア バイパスになるように設定されている([バイパス モード:バイパス(Bypass Mode: Bypass)])か、または、configure bypass close コマンドを使用して強制的にフェールクローズされました。
engaged:インターフェイス ペアが、オープンに失敗したか、または、configure bypass open コマンドを使用して強制的にハードウェア バイパスになりました。
off:インターフェイス ペアがフェールクローズ([バイパス モード:非バイパス(Bypass Mode: Non-Bypass)])に設定されており、インターフェイス ペアで障害が発生した場合にはパケットがブロックされます。
show bypass
> show bypass s1p1 ↔ s1p2: status 'armed' s1p1 ↔ s1p2: status 'engaged'
ハイ アベイラビリティの設定、ステータス、メンバー デバイスまたはスタックの情報を表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
show high-availability config
> show high-availability config
show high-availability ha-statistics
> show high-availability ha-statistics
デバイス上のすべての CPU のプラットフォームに適合する現行の CPU の使用率の統計情報を表示します。7000 および 8000 シリーズ デバイスでは、次の値が表示されます。
show cpu [procnum]
ここで procnum は、使用率の情報を表示するプロセッサの数を表します。有効な値は 0 から、システム上の合計プロセッサ数から 1 引いた数までの範囲です。procnum が 7000 または 8000 シリーズ デバイスで使用されている場合は無視されます。このプラットフォームについては、使用率の情報はすべてのプロセッサについてのみ表示されるためです。
> show cpu
データベースの表示(show database)コマンドは、デバイスの管理インターフェイスを設定します。
show database processes
> show database processes
show database slow-query-log
> show database slow-query-log
show device-settings
> show device-settings
show disk
> show disk
show disk-manager
> show disk-manager
show dns
> show dns
expert
> expert
ハードウェア ファンの現在のステータスを表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
show fan-status
> show fan-status
現在設定されている 8000 シリーズ の fastpath ルールを表示します。このコマンドは 8000 シリーズ デバイスでは使用できません。
show fastpath-rules
> show fastpath-rules
Web インターフェイスの現在の状態を表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show gui
> show gui
デバイスのホスト名およびアプライアンス UUID を表示します。CLI を使用してデバイスのホスト名を編集する場合は、管理する Firepower Management Center に変更が反映されることを確認します。場合によっては、デバイス管理設定を手動で編集する必要があります。
show hostname
> show hostname
show hosts
> show hosts
show hyperthreading
> show hyperthreading
すべてのインライン セキュリティ ゾーンと関連するインターフェイスの設定データを表示します。このコマンドは ASA FirePOWER では使用できません。
show inline-sets
> show inline-sets
パラメータが指定されていない場合は、設定されているすべてのインターフェイスのリストが表示されます。パラメータが指定されている場合は、指定されたインターフェイスの詳細情報が表示されます。
show interfaces interface
> show interfaces
show ifconfig
> show ifconfig
LCD のハードウェア ディスプレイが有効か無効かを表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show lcd
> show lcd
show link-aggregation コマンドは、リンク集約グループ(LAG)の設定および統計情報を表示します。このコマンドは、NGIPSv および ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
LAG ID、インターフェイスの数、設定モード、ロード バランシング モード、LACP 情報、物理インターフェイスのタイプなど、設定された各 LAG の構成の詳細を表示します。
show link-aggregation configuration
> show link-aggregation configuration
ステータス、リンク ステートと速度、コンフィギュレーション モード、送受信されたパケットのカウンタ、および送受信されたバイトのカウンタなど、設定された各 LAG の統計情報をインターフェイスごとに表示します。
show link-aggregation statistics
> show link-aggregation statistics
デバイスのポートのタイプ、リンク、スピード、速度、デュプレックスの状態およびバイパス モードを表示します。このコマンドは ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
show link-state
> show link-state
show log-ips-connection
> show log-ips-connection
Firepower Management Center の設定および通信のステータスを表示します。登録キーおよび NAT ID は、登録が保留中の場合のみ表示されます。
デバイスが、スタック設定のセカンダリ デバイスとして設定されている場合、管理している両方の Management Center、およびプライマリ デバイスに関する情報が表示されます。
show managers
> show managers
show memory
> show memory
show model
> show model
管理インターフェイスに設定されている MPLS レイヤ数を 0~6 で表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show mpls-depth
> show mpls-depth
show nat コマンドは、管理インターフェイスの NAT データと設定情報を表示します。このコマンドは、NGIPSv および ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
ダイナミック ルールに従って変換されている NAT フローを表示します。これらのエントリは、フローがルールに一致している場合に、ルールがタイムアウトになるまで表示されます。したがって、リストは正確ではないことがあります。タイムアウトはプロトコルに依存します。ICMP は 5 秒、UDP は 120 秒、TCP は 3600 秒、他のすべてのプロトコルは 60 秒です。
show nat active-dynamic
> show nat active-dynamic
スタティック ルールに従って変換されている NAT フローを表示します。これらのエントリは、デバイスにルールが展開されるとすぐに表示されます。リストは、スタティックな NAT ルールに一致しているアクティブなフローを示しているわけではありません。
show nat active-static
> show nat active-static
show nat allocators
> show nat allocators
show nat config
> show nat config
show nat dynamic-rules allocator_id
> show nat dynamic-rules 9
show nat flows allocator-id
> show nat flows 81
show nat static-rules
> show nat static-rules
show netstat
> show netstat
管理インターフェイスの IPv4 および IPv6 の設定、MAC アドレス、HTTP プロキシ アドレス、ポート、ユーザ名(設定されている場合)を表示します。
show network
> show network
インストールされているすべてのモジュール、およびモジュールの情報(シリアル番号など)を表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show network-modules
> show network-modules
インターフェイス、宛先アドレス、ネットワーク マスク、およびゲートウェイ アドレスなど、設定済みのすべてのネットワーク スタティック ルートとその情報が表示されます。
show network-static-routes
> show network-static-routes
show ntp
> show ntp
show perfstats
> show perfstats
デバイスのすべての挿入されたポートのポート統計を表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show portstats [copper | fiber | internal | external | all]
銅線は、すべての銅線ポートを指定します。光ファイバはすべての光ファイバ ポートを指定します。内部はすべての内部ポートをします。外部はすべての外部(銅線および光ファイバ)ポートをします。すべてはすべてのポート(外部および内部)を指定します。
> show portstats fiber
現在のハードウェアの電源状態を表示します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show power-supply-status
> show power-supply-status
show process-tree
> show process-tree
show processes sort-flag filter
ここで、メモリ(の降順)でソートする場合は、sort-flag に -m を指定し、プロセス名ではなくユーザ名でソートする場合は -u を指定します。また、コマンドのフルネームおよびパスを表示する場合は verbose を指定します。filter パラメータは、コマンドの検索語または結果をフィルタするために使用するユーザ名を指定します。見出し行は表示されたままです。
> show processes -u user1
show route
> show route
パラメータが指定されていない場合は、すべての仮想ルータに関するルーティング情報を表示します。パラメータが指定されている場合は、指定のルータに関するルーティング情報や、該当する場合には、指定のルーティング プロトコル タイプを表示します。パラメータはすべてオプションです。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show routing-table name [ ospf | rip | static ]
name は、情報を必要とする特定のルータ名です。ospf、rip、static は、ルーティング プロトコル タイプを指定します。
> show routing-table Vrouter1 static
show serial-number
> show serial-number
現在適用されている SSL ポリシーの設定(ポリシーの説明、デフォルトのロギング設定、有効なすべての SSL ルールとルールの設定など)、信頼できる CA 証明書、および復号化不可能なトラフィックのアクションを表示します。
show ssl-policy-config
> show ssl-policy-config
管理対象デバイスのスタッキングの設定とポジションを表示します。プライマリとして設定されているデバイスでは、すべてのセカンダリ デバイスのデータも示されます。高可用性ペアのスタックの場合、このコマンドは、スタックが高可用性ペアのメンバーであることも示します。スタッキングを有効または無効にする(大半の場合は無効にする)には、ユーザは Web インターフェイスを使用する必要があります。スタッキングが有効になっていない場合、コマンドは Stacking not currently configured というメッセージを返します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show stacking
> show stacking
デバイスに関して最もよく使用される情報(バージョン、タイプ、UUID など)のサマリーを表示します。詳細は次の show コマンドを参照してください。version、interfaces、device-settings、および access-control-config。
show summary
> show summary
show time
> show time
パラメータが指定されていない場合は、すべてのポートから送信された、および受信したバイトの詳細情報を表示します。ポートが指定されている場合は、指定されたポートの情報のみを表示します。ASA FirePOWER モジュールに対してポートを指定することはできません。システムはデータ プレーン インターフェイスのみを表示します。
show traffic-statistics port
> show traffic-statistics s1p1
NGIPSv のみに適用できます。指定されたユーザに関する設定の詳細情報を表示します。次の値が表示されます。
show user username username username ...
> show user jdoe
NGIPSv のみに適用できます。すべてのローカル ユーザの設定の詳細情報を表示します。次の値が表示されます。
show users
> show users
製品のバージョンとビルドを表示します。detail パラメータが指定されている場合は、追加のコンポーネントのバージョンが表示されます。
show version [detail]
> show version
パラメータが指定されていない場合は、現在設定されているすべての仮想ルータのリスト、および DHCP リレー、OSPF、および RIP の情報が表示されます。パラメータが指定されている場合は、指定されたルータに関する情報が、指定されたルート タイプによって制限されて表示されます。パラメータはすべてオプションです。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show virtual-routers [ dhcprelay | ospf | rip ] name
ここで dhcprelay、ospf、および rip はルート タイプを表します。name は、情報を表示する特定のルータの名前を表します。ospf を指定した場合は、ルート タイプ、および(存在する場合は)ルート名に対して neighbors、topology、または lsadb を指定することができます。
> show virtual-routers ospf VRouter2
パラメータが指定されていない場合は、設定されているすべての仮想スイッチのリストが表示されます。パラメータが指定されている場合は、指定されたスイッチに関する情報が表示されます。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
show virtual-switches name
> show virtual-switches Vswitch1
VMware Tools が、仮想デバイス上で現在有効になっているかどうかを示します。このコマンドは、NGIPSv のみで使用できます。
VMware ツールは、仮想マシンのパフォーマンスを向上させるためのユーティリティ スイートです。これらのユーティリティを使用すると、VMware 製品の便利な機能をすべて活用できます。このシステムは、すべての仮想アプライアンスで次のプラグインをサポートします。
VMware ツールおよびサポートされるプラグインの詳細については、VMware の Web サイト(http://www.vmware.com)を参照してください。
show vmware-tools
> show vmware-tools
show VPN コマンドは、VPN ステータス、および VPN 接続の設定情報を表示します。このコマンドは、NGIPSv デバイスと ASA FirePOWER デバイスでは使用できません。
show vpn config
> show vpn config
show vpn config virtual router
> show vpn config VRouter1
show vpn status
> show vpn status
show vpn status virtual router
> show vpn status VRouter1
show vpn counters
> show vpn counters
show vpn counters virtual router
> show vpn counters VRouter1
コンフィギュレーション コマンドを使用して、システムを設定および管理することができます。これらのコマンドはシステムの動作に影響を与えます。そのため、基本(Baisc)レベルのパスワード設定(configure password)コマンドを除き、設定 CLI アクセス権限を持つユーザのみがこれらのコマンドを発行できます。
7000 または 8000 シリーズ デバイスで、インライン ペアをフェールオープン(ハードウェア バイパス)モードまたはフェールクローズ モードにします。このコマンドは、インライン セットの [バイパス モード(Bypass Mode)] オプションが [バイパス(Bypass)] に設定されている場合にのみ使用できます。
デバイスを再起動するとインライン セットのフェールオープン モードが解除されるということに注意してください。
configure bypass {open | close} {interface}
> configure bypass open s1p1
デバイスで高可用性のバイパスを無効にしたり、設定したりします。このコマンドは、NGIPSv、ASA FirePOWER、またはセカンダリ スタック メンバとして設定されているデバイスでは使用できません。
configure high-availability {disable | bypass}
> configure high-availability disable
デバイスの Web インターフェイス(システムのメジャーな更新時に表示される、簡潔なアップグレード Web インターフェイスなど)を有効または無効にします。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
configure gui [enable | disable]
> configure gui disable
デバイスの正面の LCD ディスプレイを有効または無効にします。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
configure lcd {enable | disable}
> configure lcd disable
configure log-ips-connections {enable | disable}
> configure log-ips-connections disable
configure manager コマンドは、管理元の Firepower Management Center へのデバイスの接続を設定します。
管理元の Firepower Management Center からの接続を承認するようデバイスを設定します。このコマンドは、デバイスがアクティブに管理されていない場合にのみ機能します。
デバイスを Firepower Management Center に登録するには、常に一意の英数字の登録キーが必要です。ほとんどの場合は、登録キーと一緒にホスト名または IP アドレスを指定する必要があります。ただし、デバイスと Firepower Management Center が NAT デバイスによって分離されている場合は、登録キーと一緒に一意の NAT ID を入力し、ホスト名の代わりに DONTRESOLVE を指定します。
configure manager add {hostname | IPv4_address | IPv6_address | DONTRESOLVE} regkey [nat_id]
ここで、{hostname | IPv4_address | IPv6_address | DONTRESOLVE} は、このデバイスを管理する Firepower Management Center の DNS ホスト名、または IP アドレス(IPv4 または IPv6)を指定します。Firepower Management Center を直接アドレス指定できない場合は、DONTRESOLVE を使用します。DONTRESOLVE を使用する場合は nat_id が必要です。regkey は、デバイスを Firepower Management Center に登録するために必要な一意の英数字の登録キーです。nat_id は、Firepower Management Center とデバイス間の登録プロセスで使用される任意の英数字の文字列です。hostname が DONTRESOLVE に設定されている場合に必要です。
> configure manager add DONTRESOLVE abc123 efg456
Firepower Management Center の接続情報をデバイスから削除します。このコマンドは、デバイスがアクティブに管理されていない場合のみ機能します。
configure manager delete
> configure manager delete
管理インターフェイスで MPLS レイヤの数を設定します。このコマンドは NGIPSv および ASA FirePOWER では使用できません。
configure mpls-depth depth
> configure mpls-depth 3
configure network コマンドは、デバイスの管理インターフェイスを設定します。
configure network dns searchdomains {searchlist}
> configure network dns searchdomains foo.bar.com,bar.com
configure nework dns servers {dnslist}
> configure network dns servers 10.123.1.10,10.124.1.10
configure network hostname {name}
> configure network hostname sfrocks
7000 & 8000 シリーズ および NGIPSv デバイスで、HTTP プロキシを設定します。コマンドを発行した後で、CLI はユーザに対して HTTP プロキシのアドレスとポート、プロキシの認証が必要かどうかを尋ねます。認証が必要な場合はプロキシのユーザ名、プロキシのパスワード、およびプロキシのパスワードの確認を入力するよう要求されます。
NGIPSv 上でこのコマンドを使用して、HTTP プロキシ サーバを設定し、仮想デバイスが動的解析のためにファイルを AMP クラウドへ送信できるようにします。
configure network http-proxy
> configure network http-proxy Manual proxy configuration Enter HTTP Proxy address: Enter HTTP Proxy Port: Use Proxy Authentication? (y/n) [n]: Enter Proxy Username: Enter Proxy Password: Confirm Proxy Password:
7000 シリーズ、8000 シリーズ、または NGIPSv デバイスで、任意の HTTP プロキシの設定を削除します。
configure network http-proxy-disable
> configure network http-proxy-disable Are you sure that you wish to delete the current http-proxy configuration? (y/n):
configure network ipv4 delete [management_interface]
ここで、management_interface は管理インターフェイス ID です。インターフェイスを指定しない場合、このコマンドはデフォルトの管理インターフェイスを設定します。このパラメータは、configure management-interface コマンドを使って複数の管理インターフェイスを有効にする場合にのみ必要です。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。他のプラットフォームではこのパラメータを指定しないでください。管理インターフェイス ID は、デフォルト管理インターフェイスでは eth0、オプションのイベント インターフェイスでは eth1 です。
> configure network ipv4 delete eth1
デバイスの管理インターフェイスの IPv4 設定を DHCP に設定します。管理インターフェイスは DHCP サーバと通信して、設定情報を取得します。
configure network ipv4 dhcp [management_interface]
ここで、management_interface は管理インターフェイス ID です。DHCP はデフォルトの管理インターフェイスでのみサポートされているため、この引数を使用する必要はありません。
> configure network ipv4 dhcp
configure network ipv4 manual ipaddr netmask [gw] [management_interface]
ここで ipaddr は IP アドレスで、netmask はサブネットマスク、gw はデフォルト ゲートウェイの IPv4 アドレスです。management_interface は管理インターフェイス ID です。インターフェイスを指定しない場合、このコマンドはデフォルトの管理インターフェイスを設定します。このパラメータは、configure management-interface コマンドを使って複数の管理インターフェイスを有効にする場合にのみ必要です。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。他のプラットフォームではこのパラメータを指定しないでください。管理インターフェイス ID は、デフォルト管理インターフェイスでは eth0、オプションのイベント インターフェイスでは eth1 です。
> configure network ipv4 manual 10.123.1.10 255.255.0.0 10.123.1.1
configure network ipv6 delete [management_interface]
ここで、management_interface は管理インターフェイス ID です。インターフェイスを指定しない場合、このコマンドはデフォルトの管理インターフェイスを設定します。このパラメータは、configure management-interface コマンドを使って複数の管理インターフェイスを有効にする場合にのみ必要です。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。他のプラットフォームではこのパラメータを指定しないでください。管理インターフェイス ID は、デフォルト管理インターフェイスでは eth0、オプションのイベント インターフェイスでは eth1 です。
> configure network ipv6 delete
デバイスの管理インターフェイスの IPv6 設定を DHCP に設定します。管理インターフェイスは DHCP サーバと通信して、設定情報を取得します。
configure network ipv6 dhcp [management_interface]
ここで、management_interface は管理インターフェイス ID です。DHCP はデフォルトの管理インターフェイスでのみサポートされているため、この引数を使用する必要はありません。
> configure network ipv6 dhcp
configure network ipv6 manual ip6addr/ip6prefix [ip6gw] [management_interface]
ここで ip6addr/ip6prefix は IP アドレスとプレフィックス長、ip6gw はデフォルト ゲートウェイの IPv6 アドレスを表します。management_interface は管理インターフェイス ID です。インターフェイスを指定しない場合、このコマンドはデフォルトの管理インターフェイスを設定します。このパラメータは、configure management-interface コマンドを使って複数の管理インターフェイスを有効にする場合にのみ必要です。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。他のプラットフォームではこのパラメータを指定しないでください。管理インターフェイス ID は、デフォルト管理インターフェイスでは eth0、オプションのイベント インターフェイスでは eth1 です。
> configure network ipv6 manual 2001:DB8:3ffe:1900:4545:3:200:f8ff:fe21:67cf 64
デバイスの管理インターフェイスの IPv6 設定をルータに設定します。管理インターフェイスは IPv6 ルータと通信して、設定情報を取得します。
configure network ipv6 router [management_interface]
ここで、management_interface は管理インターフェイス ID です。インターフェイスを指定しない場合、このコマンドはデフォルトの管理インターフェイスを設定します。このパラメータは、configure management-interface コマンドを使って複数の管理インターフェイスを有効にする場合にのみ必要です。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。他のプラットフォームではこのパラメータを指定しないでください。管理インターフェイス ID は、デフォルト管理インターフェイスでは eth0、オプションのイベント インターフェイスでは eth1 です。
> configure network ipv6 router
管理インターフェイスを無効にします。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。
configure network management-interface disable ethn
n は、設定する管理インターフェイスの数です。eth0 デフォルト管理インターフェイスです。eth1 はオプションのイベント インターフェイスです。シスコでは、管理チャネルとイベント チャネルの両方を有効にして、eth0 デフォルト管理インターフェイスを有効のままにすることを推奨しています。Firepower Management Center および管理対象デバイスで個別のイベント インターフェイスを使用する方法の詳細については、管理インターフェイス を参照してください。
> configure network management-interface disable eth1
指定された管理インターフェイスでイベント トラフィック チャネルを無効にします。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。
configure network management-interface disable-event-channel ethn
n は、設定する管理インターフェイスの数です。eth0 デフォルト管理インターフェイスです。eth1 はオプションのイベント インターフェイスです。シスコでは、管理チャネルとイベント チャネルの両方を有効にして、eth0 デフォルト管理インターフェイスを有効のままにすることを推奨しています。Firepower Management Center および管理対象デバイスで個別のイベント インターフェイスを使用する方法の詳細については、管理インターフェイス を参照してください。
> configure network management-interface disable-event-channel eth1
指定された管理インターフェイスで管理トラフィック チャネルを無効にします。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。
configure network management-interface disable-management-channel ethn
n は、設定する管理インターフェイスの数です。eth0 デフォルト管理インターフェイスです。eth1 はオプションのイベント インターフェイスです。シスコでは、管理チャネルとイベント チャネルの両方を有効にして、eth0 デフォルト管理インターフェイスを有効のままにすることを推奨しています。Firepower Management Center および管理対象デバイスで個別のイベント インターフェイスを使用する方法の詳細については、管理インターフェイス を参照してください。
> configure network management-interface disable-management-channel eth1
指定した管理インターフェイスを有効にします。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。
configure network management-interface enable ethn
n は、有効にする管理インターフェイスの数です。eth0 デフォルト管理インターフェイスです。eth1 はオプションのイベント インターフェイスです。
デバイスを管理する場合、Firepower Management Center 管理インターフェイスには 2 つの別個のトラフィック チャネルがあります。管理トラフィック チャネルはすべての内部トラフィック(デバイスの管理に固有のデバイス間トラフィックなど)を伝送し、イベント トラフィック チャネルはすべてイベント トラフィック(Web イベントなど)を伝送します。必要に応じて、Management Center で個別のイベント専用インターフェイスを設定し、イベント トラフィックを処理することもできます(Firepower Management Center Web インタ フェースで、この設定が実行されていることを確認してください)。イベント専用インターフェイスは 1 つだけ設定できます。イベント トラフィックは大量の帯域幅を使用する可能性があるので、管理トラフィックからイベント トラフィックを分離することで、Management Center のパフォーマンスを向上させることができます。
デフォルトの eth0 インターフェイスには、デフォルトで管理とイベント チャンネルの両方が含まれています。必要に応じて、イベント専用インターフェイスとして eth0 インターフェイスを有効にできます。可能であれば、デバイス イベント インターフェイスと Firepower Management Center イベント インターフェイスの間で、イベント トラフィックが送信されます。イベント ネットワークがダウンすると、イベント トラフィックは、デフォルトの管理インターフェイスに戻ります。可能な場合には別個のイベント インターフェイスが使用されますが、管理インターフェイスが常にバックアップとなります。
管理インターフェイスを有効にすると、管理とイベント チャンネルの両方がデフォルトで有効にされます。管理チャネルとイベント チャネルの両方にデフォルト管理インターフェイスを使用することをお勧めします。その後、別個のイベント専用インターフェイスを有効にします。Firepower Management Center イベント専用インターフェイスは管理チャネルのトラフィックを受け入れることができないので、デバイス イベント インターフェイスで管理チャネルを単に無効にしてください。
configure network {ipv4 | ipv6} manual コマンドを使用して、管理インターフェイスのアドレスを設定します。
> configure network management-interface enable eth1 > configure network management-interface disable-management-channel eth1
指定された管理インターフェイスでイベント トラフィック チャネルを有効にします。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。
configure network management-interface enable-event-channel ethn
n は、設定する管理インターフェイスの数です。eth0 デフォルト管理インターフェイスです。eth1 はオプションのイベント インターフェイスです。シスコでは、管理チャネルとイベント チャネルの両方を有効にして、eth0 デフォルト管理インターフェイスを有効のままにすることを推奨しています。Firepower Management Center および管理対象デバイスで個別のイベント インターフェイスを使用する方法の詳細については、管理インターフェイス を参照してください。
> configure network management-interface enable-event-channel eth1
指定された管理インターフェイスで管理トラフィック チャネルを有効にします。複数の管理インターフェイスは、8000 シリーズ デバイスおよび ASA 5585-X with FirePOWER サービスでのみサポートされています。
configure network management-interface enable-management-channel ethn
n は、設定する管理インターフェイスの数です。eth0 デフォルト管理インターフェイスです。eth1 はオプションのイベント インターフェイスです。シスコでは、管理チャネルとイベント チャネルの両方を有効にして、eth0 デフォルト管理インターフェイスを有効のままにすることを推奨しています。Firepower Management Center および管理対象デバイスで個別のイベント インターフェイスを使用する方法の詳細については、管理インターフェイス を参照してください。
> configure network management-interface enable-management-channel eth1
configure network management-interface tcpport port
> configure network management-interface tcpport 8500
configure network management-port number
> configure network management-port 8500
configure network static-routes ipv4 add interface destination netmask gateway
interface は管理インターフェイス、destination は宛先 IP アドレス、netmask はネットワーク マスク アドレス、gateway は追加するゲートウェイ アドレスです。
> configure network static-routes ipv4 add eth1 10.115.24.0 255.255.255.0 10.115.9.2
configure network static-routes ipv4 delete interface destination netmask gateway
interface は管理インターフェイス、destination は宛先 IP アドレス、netmask はネットワーク マスク アドレス、gateway は削除するゲートウェイ アドレスです。
> configure network static-routes ipv4 delete eth1 10.115.24.0 255.255.255.0 10.115.9.2
configure network static-routes ipv6 add interface destination prefix gateway
interface は管理インターフェイス、destination は宛先 IP アドレス、prefix は IPv6 プレフィックス長、gateway は追加するゲートウェイ アドレスです。
> configure network static-routes ipv6 add eth1 2001:DB8:3ffe:1900:4545:3:200: f8ff:fe21:67cf 64
configure network static-routes ipv6 delete interface destination prefix gateway
interface は管理インターフェイス、destination は宛先 IP アドレス、prefix は IPv6 プレフィックス長、gateway は削除するゲートウェイ アドレスです。
> configure network static-routes ipv6 delete eth1 2001:DB8:3ffe:1900:4545:3:200:f8ff: fe21:67cf 64
現行のユーザは、自身のパスワードを変更することができます。コマンドを発行すると、CLI は現在の(古い)パスワードを入力するようユーザに要求し、その後で新しいパスワードを 2 回入力するよう要求します。
configure password
> configure password Enter current password: Enter new password: Confirm new password:
7000 および 8000 シリーズ のデバイスでは、次のデバイスに存在するスタック構成はすべて削除されます。
プライマリとして設定されているデバイスでは、スタックは完全に削除されます。
セカンダリとして設定されているデバイスでは、そのデバイスはスタックから削除されます。
このコマンドは、NGIPSv または ASA FirePOWER モジュールでは使用できません。また、これを使用してデバイスの高可用性ペアを解除することはできません。
スタッキング階層の上位アプライアンスとの通信を確立できない場合は、このコマンドを使用します。Firepower Management Center を通信で使用できる場合は、代わりに Firepower Management Center の Web インターフェイスを使用するよう伝えるメッセージが表示されます。同様に、プライマリ デバイスを使用できる場合に、セカンダリとして設定されているデバイス上で stacking disable を入力すると、プライマリ デバイスからコマンドを入力するよう伝えるメッセージが表示されます。
configure stacking disable
> configure stacking disable
NGIPSv でのみ使用できます。configure user コマンドは、デバイスのローカル ユーザ データベースを管理します。
configure user access username [basic | config]
username は、アクセスを変更するユーザの名前を表します。basic は basic アクセスを、config は configuration アクセスを表します。
> configure user access jdoe basic
指定された名前とアクセス レベルを使用して新しいユーザを作成します。このコマンドでは、ユーザのパスワードを入力するよう要求されます。
configure user add username [basic | config]
ここで、username は新しいユーザの名前を指定します。basic は基本アクセス、config は設定アクセスを表します。
> configure user add jdoe basic Enter new password for user jdoe: Confirm new password for user jdoe:
configure user aging username max_days warn_days
ここで、username はユーザの名前、max_days はパスワードが有効な最大日数、warn_days は有効期限が切れる前にユーザがパスワードを変更するために確保されている日数を表します。
> configure user aging jdoe 100 3
configure user delete username
> configure user delete jdoe
configure user disable username
> configure user disable jdoe
configure user enable username
> configure user enable jdoe
ユーザが次にログインするときに、パスワードの変更を要求します。ユーザがログインしてパスワードを変更すると、強度のチェックが自動的に有効になります。
configure user forcereset username
> configure user forcereset jdoe
configure user maxfailedlogins username number
> configure user maxfailedlogins jdoe 3
configure user password username
> configure user pasword jdoe Enter new password for user jdoe: Confirm new password for user jdoe:
ユーザのパスワードに対する強度の要件を有効または無効にします。ユーザ パスワードの有効期限が切れた場合、または configure user forcereset コマンドを使用した場合は、ユーザが次にログインしたときにこの要件が自動的に有効になります。
configure user strengthcheck username {enable | disable}
username はユーザの名前を表します。enable は指定されたユーザのパスワードの要件を設定し、disable は、指定されたユーザのパスワードの要件を削除します。
> configure user strengthcheck jdoe enable
configure user unlock username
> configure user unlock jdoe
NGIPSv での VMware Tools の機能を有効または無効にします。このコマンドは、NGIPSv のみで使用できます。
VMware ツールは、仮想マシンのパフォーマンスを向上させるためのユーティリティ スイートです。これらのユーティリティを使用すると、VMware 製品の便利な機能をすべて活用できます。このシステムは、すべての仮想アプライアンスで次のプラグインをサポートします。
VMware ツールおよびサポートされるプラグインの詳細については、VMware の Web サイト(http://www.vmware.com)を参照してください。
configure vmware-tools [enable | disable]
> configure vmware-tools enable
system コマンドを使用して、システム全体のファイルおよびアクセス コントロールの設定を管理することができます。Configuration CLI アクセス権を持つユーザのみが、システム モードでコマンドを発行できます。
system access-control コマンドは、ユーザがデバイス上でアクセス制御設定を管理できるようにします。
system access-control archive
> system access-control archive
system access-control clear-rule-counts
> system access-control clear-rule-counts
これまでに導入されたアクセス制御設定に対して、システムの復帰を行います。このコマンドをスタックまたは高可用性ペアのデバイスで使用することはできません。
system access-control rollback
> system access-control rollback
system disable-http-user-cert
> system disable-http-user-cert
system file コマンドを使用すると、ユーザは、デバイス上の common ディレクトリにあるファイルを管理することができます。
FTP を使用して、ログイン ユーザ名を使用しているホスト上のリモート ロケーションへファイルを転送します。ローカル ファイルは common ディレクトリに配置する必要があります。
system file copy hostname username path filenames filenames ...
hostname はターゲットのリモート ホストの名前または IP アドレスを表します。username はリモート ホスト上のユーザの名前、path はリモート ホスト上の宛先パス、filenames は転送するローカル ファイルを表します。複数のファイル名はスペースで区切って指定します。
> system file copy sfrocks jdoe /pub *
system file delete filenames filenames ...
> system file delete *
ファイル名が指定されていない場合は、common ディレクトリ内のすべてのファイルについて変更の時刻、サイズ、およびファイル名が表示されます。ファイル名が指定されている場合は、指定されたファイル名と一致したファイルで、変更の時刻、サイズ、およびファイル名が表示されます。
system file list filenames
> system file list
SCP を使用して、ログイン ユーザ名でホストのリモート ロケーションにファイルを転送します。ローカル ファイルは、/var/common ディレクトリに配置する必要があります。
system file secure-copy hostname username path filenames filenames ...
hostname では、対象のリモート ホストの名前または ip アドレスを指定します。username では、リモート ホストのユーザ名を指定します。path では、リモート ホストの宛先パスを指定します。filenames では、転送するローカル ファイルを指定します。ファイル名はスペースで区切ります。
> system file secure-copy 10.123.31.1 jdoe /tmp *
system generate-troubleshoot
この構文は、どのトラブルシューティング データを表示するかを指定するための、オプションのパラメータのリストを表示します。
> system generate-troubleshoot
ユーザが、指定された LDAP サーバのクエリを実行できるようにします。すべてのパラメータが必須であることに注意してください。
system ldapsearch host port baseDN userDN basefilter
host は LDAP サーバのドメイン、port は LDAP サーバのポート、baseDN は検索する DN(識別名)、userDN は LDAP ディレクトリへバンドするユーザの DN、basefilter は検索するレコードを表します。
> system ldapsearch ldap.example.com 389 cn=users, dc=example,dc=com cn=user1,cn=users,dc=example,dc=com, cn=user2
expert コマンドを削除し、デバイス上の bash シェルへアクセスします。
注意 | このコマンドは、サポートからのホットフィックスがない場合は取り消すことはできません。使用には注意が必要です。 |
system lockdown-sensor
> system lockdown-sensor
以前に適用していた NAT の設定に、システムを戻します。このコマンドは NGIPSv または ASA FirePOWER では使用できません。このコマンドをスタックまたは高可用性ペアのデバイスで使用することはできません。
system nat rollback
> system nat rollback
system reboot
> system reboot
system restart
> system restart
system shutdown
> system shutdown