使用可能なレポートについて
ライセンス:任意
使用可能なレポートには、ASA FirePOWER モジュールで使用可能なメイン レポートが含まれます。それらのレポートは、[ASA FirePOWER Reporting] メニューから表示できます。
一般に、名前、[View More] リンクなど、多くの項目をクリックして、個々の項目または監視するカテゴリ全体に関する詳細な情報を取得できます。
Network Overview
このレポートには、ネットワークのトラフィックに関するサマリー情報が表示されます。この情報は、詳細な分析を必要とするエリアの識別、またはネットワークが一般的な予期内で動作していることの確認に使用します。
Users
このレポートには、ネットワークの上位ユーザが表示されます。アクティブ認証に失敗したユーザは、ユーザ レポートのユーザ名 ANONYMOUS の下に表示されます。ただし、ゲスト アクセスを有効にしてる場合には、ユーザ名が Guest となります。認証の必要がないためマッピングをもたないユーザは、IP アドレスで表示されます。この情報は、ユーザの異常活動の識別に役立ちます。
ヒント |
ユーザ名は、ユーザの ID 情報がトラフィック フローに関連付けられている場合に限り使用できます。ユーザ ID が大多数のトラフィックのレポートで使用できるようにする場合は、アクセス コントロール ポリシーでアクティブ認証を使用する必要があります。 |
Applications
このレポートには、侵入イベントをトリガーしたトラフィックで検出された HTTP トラフィックの内容または要求された URL を表すアプリケーションが表示されます。モジュールが HTTP のアプリケーション プロトコルを検出し、特定の Web アプリケーションを検出できなかった場合、モジュールはここで一般的な Web ブラウジング指定を提供することに注意してください。
Web categories
このレポートには、訪問する Web サイトのカテゴリに基づいて、ネットワークで使用されている Web サイトのカテゴリ(ギャンブル、広告、検索エンジン、ポータルなど)が表示されます。ユーザが訪問する上位カテゴリを識別し、アクセス コントロール ポリシーによって望ましくないカテゴリが十分にブロックされているかどうかを判別するために、この情報を使用します。
Policies
このレポートには、アクセス コントロール ポリシーがネットワークのトラフィックにどのように適用されたかが表示されます。ポリシーを削除した場合、名前に「- DELETED」が付きます。この情報を使用すると、ポリシーの効果の評価に役立ちます。
Ingress zones
このレポートには、イベントをトリガーしたパケットの入力セキュリティ ゾーンが表示されます。パッシブ展開環境では、このセキュリティ ゾーン フィールドだけに入力されます。
Egress zones
インライン展開環境の場合、このレポートには、イベントをトリガーとして使用したパケットの出力セキュリティ ゾーンが表示されます。パッシブ展開環境では、このセキュリティ ゾーンのフィールドには入力されません。
Destinations
このレポートには、ネットワーク トラフィックの分析に基づいて、ネットワークで使用中のアプリケーション(Facebook など)が表示されます。この情報を使用すると、ネットワークで使用された上位アプリケーションの識別に役立ち、不要なアプリケーションの使用量を減らすために追加のアクセス コントロール ポリシーが必要かどうかを判断できます。
Attackers
このレポートには、イベントをトリガーした送信元ホストが使用する送信元 IP アドレスが表示されます。
Targets
このレポートには、イベントをトリガーした受信ホストが使用する宛先 IP アドレスが表示されます。
Threats
このレポートには、ネットワークに対し検出された各脅威に割り当てられた固有の識別番号と説明のテキストが表示されます。
Files logs
このレポートには、検出されたファイルのタイプ(たとえば HTML や MSEXE)が表示されます。