ISE SGT およびカスタム SGT ルール条件
ISE をアイデンティティ ソース(ISE SGT)として設定するかまたはカスタム SGT オブジェクト(custom SGT)を作成することで、アクセス コントロール用に SGT を使用できます。システムによる ISE SGT とカスタム SGT ルール条件の扱いは、次のように異なります。
ISE SGT:設定済みの ISE 接続がある
アクセス コントロール ルールでは、ISE SGT は ISE 属性条件として使用できます。[SGT/ISE Attributes] タブの [Available Attributes] リストから [Security Group Tag] を選択すると、システムは使用可能なタグを ISE に照会して、[Available Metadata] リストに入力します。パケットに SGT 属性が存在するかしないかにより、システムの応答が次のように決まります。
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SGT 属性がパケット内に存在している場合、システムはその値を抽出し、それをアクセス コントロール ルール内の ISE SGT 条件と比較します。
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SGT 属性がパケットにない場合、システムはパケットのソース IP アドレスと関連付けられている SGT が ISE で既知であるかどうかを判別し、SGT をアクセス コントロール ルール内の ISE SGT 条件と比較します。
カスタム SGT:設定済みの ISE 接続がない
カスタム SGT オブジェクトを作成し、それをアクセス コントロール ルール内の条件として使用できます。[SGT/ISE Attributes] タブの [Available Attributes] リストから [Security Group Tag] を選択すると、システムは [Available Metadata] リストに、ユーザが追加した SGT オブジェクトを入力します。パケットに SGT 属性が存在するかしないかにより、システムの応答が次のように決まります。
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SGT 属性がパケット内に存在している場合、システムはその値を抽出し、それをアクセス コントロール ルール内のカスタム SGT 条件と比較します。
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SGT 属性がパケット内にない場合、システムはパケットをアクセス コントロール ルール内のカスタム SGT 条件と照合しません。