aaa authentication login
ログイン時に適用される 1 つ以上の認証方式を設定するには、aaa authentication login グローバル コンフィギュレーション モード コマンドを使用します。デフォルトの認証方式に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
構文
aaa authentication login [authorization] {default | list-name} method1 [method2...]
no aaa authentication login {default | list-name}
パラメータ
-
authorization:特定のリストに認証と許可の適用を指定します。キーワードを設定しない場合は、特定のリストにのみ認証が適用されます。
-
default:この引数の後に続く認証方式を、ユーザがログインするときのデフォルト方式リストとして使用します(このリストに名前はありません)。
-
list-name:ユーザがログインするときに有効にされる、認証方式のリストの名前を指定します(長さ:1 ~ 12 文字)。
-
method1 [method2...]:認証アルゴリズムが(指定された順序で)試行する方式のリストを指定します。他の認証方式が使用されるのは、前の方式が失敗した場合ではなく、エラーが返された場合に限られます。すべての方式でエラーが返された場合でも認証を成功させるには、コマンド ラインに最後の方式として none を指定します。次のリストから 1 つ以上の方式を選択します。
キーワード |
説明 |
---|---|
enable |
認証に有効化パスワードを使用します。 |
line |
認証にライン パスワードを使用します。 |
local |
ローカルに定義されたユーザ名を認証に使用します。 |
none |
認証を使用しません。 |
radius |
認証にすべての RADIUS サーバのリストを使用します。 |
tacacs |
認証にすべての TACACS+ サーバのリストを使用します。 |
デフォルト設定
方式を指定しない場合、デフォルトではローカルで定義されたユーザとパスワードが使用されます。これは、aaa authentication login local コマンドを入力した場合と同じです。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
list-name パラメータとともにこのコマンドを入力して、認証方式のリストを作成します。list-name は、任意の文字列です。method 引数は、認証アルゴリズムが指定された順番で試行する方式のリストを指定します。
注。ログインに対して認証が有効になっており、スイッチが TACACS+ サーバからユーザレベル 15 を受信する場合は enable コマンドは必要なく、レベル 1 を受信する場合は enable コマンドが必要です。
no aaa authentication login list-name コマンドは、別のコマンドで参照されていない場合にのみ、リスト名を削除します。
例
次の例では、コンソールの認証ログイン方式を設定しています。
switchxxxxxx(config)# aaa authentication login authen-list radius local none
switchxxxxxx(config)# line console
switchxxxxxx(config-line)# login authentication authen-list