rmon alarm
アラーム条件を設定するには、rmon alarm グローバル コンフィギュレーション モード コマンドを使用します。アラームを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
構文
rmon alarm index mib-object-id interval rising-threshold falling-threshold rising-event falling-event [type {absolute | delta}] [startup {rising | rising-falling | falling}] [owner name]
no rmon alarm index
パラメータ
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index:アラーム インデックスを指定します。(範囲:1 ~ 65535)
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mib-object-id:サンプリングする変数のオブジェクト識別子を指定します。(有効な OID)
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interval:データをサンプリングして上昇しきい値および下限しきい値と比較する間隔(秒単位)。(範囲:1 ~ 2147483647)
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rising-threshold:上昇しきい値を指定します。(範囲:0 ~ 2147483647)
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falling-threshold:下限しきい値を指定します。(範囲:0 ~ 2147483647)
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rising-event:上昇しきい値を超えるとトリガーされるイベントのインデックスを指定します。(範囲:0 ~ 65535)
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falling-event:下限しきい値を超えるとトリガーされるイベントのインデックスを指定します。(範囲:0 ~ 65535)
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type {absolute | delta}:(オプション)選択された変数をサンプリングし、しきい値と比較される値を計算するのに使用される方式。次の値が可能です。
absolute:選択した変数値をサンプリング間隔の最後にしきい値と直接比較することを指定します。
delta:最後のサンプルの選択した変数値を現在の値から差し引き、その差異をしきい値と比較することを指定します。
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startup {rising | rising-falling | falling}:(オプション)このエントリが有効になったときに送信できるアラームを指定します。次の値が可能です。
rising:最初のサンプル(このエントリが有効になった後)が rising-threshold 以上であれば、単一の上昇アラームを生成することを指定します。
rising-falling:最初のサンプル(このエントリが有効になった後)が rising-threshold 以上であれば、単一の上昇アラームを生成することを指定します。最初のサンプル(このエントリが有効になった後)が falling-threshold 以下の場合は、単一の下限アラームを生成します。
falling:最初のサンプル(このエントリが有効になった後)が falling-threshold 以下であれば、単一の下限アラームを生成することを指定します。
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owner name:(オプション)このアラームを設定した人の名前を指定します。(有効な文字列)
デフォルト設定
デフォルトの方式タイプは absolute です。
デフォルトの startup 方向は rising-falling です。
所有者名が指定されていない場合は、デフォルトで空の文字列になります。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
例
次の例では、インデックス 1000、MIB オブジェクト ID D-Link、サンプリング間隔 360000 秒(100 時間)、上昇しきい値 1000000、下限しきい値 1000000、上昇しきい値イベント インデックス 10、下限しきい値イベント インデックス 10、absolute 方式タイプ、および上昇下限アラームでアラームを設定しています。
switchxxxxxx(config)# rmon alarm 1000 1.3.6.1.2.1.2.2.1.10.1 360000 1000000 1000000 10 20