ローカリゼーションについて
ローカリゼーション サポートを設定するには、次の概念を理解する必要があります。
• 「システム定義のロケール」
• 「Cisco Unified SIP IP Phone のローカリゼーション サポート」
• 「ユーザ定義のロケール」
• 「電話機の表示のローカリゼーション サポート」
• 「複数のロケール」
• 「Cisco Unified SCCP IP Phone の Locale Installer」
• 「Cisco Unified SIP IP Phone の Locale Installer」
システム定義のロケール
Cisco Unified CME には、英語など 12 の言語、および米国など 16 の国のシステム定義のローカリゼーション サポートが組み込まれています。ネットワーク ロケールでは国独自のトーンと断続周期が指定され、ユーザ ロケールでは、テキスト表示に使用する言語が指定されます。
システム定義のロケールの設定は、IP Phone のタイプに応じて異なります。
• Cisco Unified IP Phone 7905、7912、7940、および 7960:システム定義のネットワーク ロケールおよびユーザ ロケールは、Cisco IOS ソフトウェアに事前にロードされています。外部ファイルは不要です。これらの電話機のロケールを設定するには、 network-locale コマンドおよび user-locale コマンドを使用します。
• Cisco Unified IP Phone 6921、6945、7906、7911、7921、7931、7941、7961、7970、7971、8941、8945、および Cisco IP Communicator:システム定義のロケールをサポートするロケール ファイルをダウンロードし、そのファイルをフラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバに保存する必要があります。「Cisco Unified IP Phone 6921、6945、7906、7911、7921、7931、7941、7961、7970、7971、および Cisco IP Communicator 用のシステム定義のロケールのインストール」を参照してください。
• Cisco Unified 3905、6941、6945、8961、9951、および 9971 SIP IP Phone:システム定義のロケールをサポートするロケール ファイルをダウンロードし、そのファイルをフラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバに保存する必要があります。
(注) Cisco Unified SIP IP Phone に対してローカリゼーション用の TFTP エイリアスが自動的に作成されることはありません。TFTP エイリアスの手動での作成方法の詳細については、「Cisco Unified IP Phone 8961、9951、9971 のシステム定義ロケールのインストール」を参照してください。
Cisco Unified 3905 SIP IP Phone および Cisco Unified 6945、8941、および 8945 SCCP IP Phone では、Cisco Unified CME 8.8 までのすべてのロケールがサポートされます。
Cisco Unified SIP IP Phone のローカリゼーション サポート
Cisco Unified CME 8.6 では、英語など 12 の言語、および米国など 16 の国のシステム定義のローカリゼーション サポートが提供されます。ネットワーク ロケールでは国独自のトーンと断続周期が指定され、ユーザ ロケールでは、テキスト表示に使用する言語が指定されます。ユーザ定義ので追加のローカリゼーション サポートを作成してください。ユーザ定義のロケールの詳細については、「ユーザ定義のロケール」を参照してください。
Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでは、ローカリゼーションが拡張され、Cisco Unified 6941 および 6945 SIP IP Phone がサポートされるようになりました。
load コマンドは、ユーザ定義とシステム定義の両方のロケールをサポートしています。
(注) ロケール ファイルは、コンフィギュレーション ファイルと同じ場所に保存する必要があります。
ユーザ定義のロケール
ユーザ定義のロケール機能では、Cisco IOS ソフトウェアで事前定義されているシステム定義のロケール以外のネットワークおよびユーザ ロケールをサポートできます。たとえば、システム定義ではない中国語(繁体字)の言語およびトーンの使用が必要な電話機がサイトにある場合、中国語(繁体字)のロケール ファイルをインストールする必要があります。
Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、特定のユーザおよびネットワーク ロケールをサポートするファイルをダウンロードし、そのファイルをフラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバに保存できます。これらのファイルをシステム ロケーションに保存することはできません。ユーザ定義のロケールはすべての電話機に割り当てることも、個々の電話機に割り当てることもできます。
ユーザ ロケールのユーザ定義の言語コードは ISO 639 コードに基づいています。これは米国議会図書館の Web サイト( http://www.loc.gov/standards/iso639-2/ )から入手できます。ネットワーク ロケールのユーザ定義の国コードは ISO 3166 コードに基づいています。
設定については、「ユーザ定義のロケールのインストール」を参照してください。
電話機の表示のローカリゼーション サポート
Cisco Unified IP Phone 8961、9951、および 9971 では、IP Phone のタイプ(.jar)用のロケール ファイルまたは Cisco Unified CME のディクショナリ ファイルによって管理されるメニューとプロンプトがローカライズされます。Cisco IOS コマンドによって設定された表示オプションはローカライズされません。
次の表示項目が、IP Phone(.jar ファイル)によってローカライズされます。
• 機能ボタンでアクセスされるシステム メニュー(たとえば、メッセージ、ディレクトリ、サービス、設定、情報)
• コール処理メッセージ
• ソフトキー(たとえば、[リダイヤル(Redial)]、[不在(CFwdALL)])
次の表示項目は、Cisco Unified CME のディクショナリ ファイルによってローカライズされます。
• ディレクトリ サービス(ローカル ディレクトリ、ローカル短縮ダイヤル、および個人短縮ダイヤル)
• ステータス行
Cisco IOS コマンドによって設定された表示オプションはローカライズされず、英語だけで表示できます。たとえば、次のような機能が含まれます。
• 発信者 ID(Caller ID)
• ヘッダー バー
• 電話ラベル
• システム メッセージ
複数のロケール
Cisco Unified CME 8.6 以降のバージョンでは、最大 5 つのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールを指定し、ephone テンプレートを使用して複数のロケールを個々の ephone または ephone のグループに割り当てることができます。たとえば、電話機 A、B、および C にフランス語を指定し、電話機 D、E、および F にドイツ語を指定し、電話機 G、H、および I に英語を指定することができます。電話機ごとに割り当てることができるユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールは 1 つだけです。
マルチロケール システムで定義できる 5 つのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールは、それぞれがロケール タグによって識別されます。タグ 0 で識別されるロケールは常にデフォルト ロケールです。サポートされる任意のロケールをこのデフォルトとして定義できます。たとえば、JP(日本語)をユーザ ロケール 0 として定義する場合、すべての電話機のデフォルト ユーザ ロケールが JP になります。タグ 0 のロケールを指定しなかった場合、デフォルトは US(米国)です。
代替のロケールを複数の電話機に割り当てるには、電話機ごとにコンフィギュレーション ファイルを使用して各電話機のコンフィギュレーション ファイルを作成する必要があります。コンフィギュレーション ファイルでは、自動的にデフォルトの user-locale 0 および network-locale 0 が使用されます。代替のロケール コードを設定し、ロケールを個々の ephone に割り当てる ephone テンプレートを作成することによって、個々の電話機に対してこれらのデフォルトを上書きすることができます。
設定については、「複数のロケールの設定」を参照してください。
Cisco Unified SCCP IP Phone の Locale Installer
Cisco Unified CME 7.0(1) よりも前のバージョンでは、ローカリゼーションの設定に最大 16 の手順が必要でした。そのほとんどが手動で、一部ではファイル名の変更が必要でした。Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでは、ロケールのインストールで次の点が改善されました。
• すべての SCCP IP Phone に対して 1 つの手順をサポートするロケール インストーラ。
• Cisco Unified CME では、新しいファームウェアロード テキスト ファイルが解析され、自動的にローカリゼーション用の TFTP エイリアスが作成されて、TAR ファイル内のファイル用に最大 5 つのエイリアスを手動で作成するという要件が不要。この機能を Cisco Unified CME 7.0(1) で使用するには、8-2-2 以降のバージョンのすべての電話機タイプに対する、電話機ファームウェア用の load コマンドを設定するときに、ファイル サフィクスを含めて完全なファイル名を使用する必要があります。次に、例を示します。
Router(config-telephony)# load 7941 SCCP41.8-3-3S.loads
Router(config-telephony)#
(注) Cisco Unified CME 4.3 以前のバージョンでは、Cisco ATA と Cisco Unified IP Phone 7905 および 7912 を除く電話機タイプに対して、ファイルのサフィクスを含めないでください。次に、例を示します。
Router(config-telephony)# load 7941 SCCP41.8-2-2SR2S
• Cisco Unified CME 7.0 以前のバージョンのコンフィギュレーション方式との下位互換性。
設定については、「Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでの Locale Installer の使用」を参照してください。
Cisco Unified SIP IP Phone の Locale Installer
Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでは、Cisco Unified SIP IP Phone のロケールをインストールするための次の機能拡張がサポートされます。
• すべての Cisco Unified SIP IP Phone に対して 1 つの手順をサポートするロケール インストーラ。
• 新しい load キーワード。すべての Cisco Unified SIP IP Phone タイプに対して ser-locale コマンドを設定するときに、ファイルのサフィクス(.tar)を含めて完全なファイル名を使用する必要があります。コマンド構文は ser-locale [ user-locale-tag ] {[ user-defined-code ] country-code } [ load TAR-filename ] です。次に例を示します。
Router(config-register-global)#
user-locale 2 DE load CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar
ロケール インストーラを使用する場合は、手動コンフィギュレーションを実行する必要がありません。代わりに、特権 EXEC コンフィギュレーション モードで copy コマンドを使用してロケール ファイルをコピーします。
(注) Cisco Unified CME ルータにロケール ファイルを保存するときに、ロケール ファイルを /its ディレクトリ(flash:/its または slot0:/its)にコピーする必要があります。
次に例を示します。
Router# copy tftp://12.1.1.100/CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar flash:/its
設定については、「Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでの Locale Installer の使用」を参照してください。
SCCP:ローカリゼーション サポートの設定方法
ここでは、次の作業について説明します。
• 「Cisco Unified IP Phone 6921、6945、7906、7911、7921、7931、7941、7961、7970、7971、および Cisco IP Communicator 用のシステム定義のロケールのインストール」(必須)
• 「ユーザ定義のロケールのインストール」(任意)
• 「Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでの Locale Installer の使用」(任意)
• 「ユーザ定義のロケールの確認」(任意)
• 「複数のロケールの設定」(任意)
• 「複数のロケールの確認」(任意)
Cisco Unified IP Phone 6921、6945、7906、7911、7921、7931、7941、7961、7970、7971、および Cisco IP Communicator 用のシステム定義のロケールのインストール
ネットワーク ロケール ファイルを使用すると、IP Phone で、指定された国に適したネットワーク トーンを再生できます。サポートする国用のトーン ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。
ユーザ ロケール ファイルを使用すると、IP Phone で指定された言語のメニューおよびプロンプトを表示できます。サポートする各言語の JAR ファイルおよびディクショナリ ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。
システム定義のロケールのロケール ファイルをダウンロードしてインストールするには、次の手順を実行します。
ヒント ロケール インストーラを使用すると、Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでシステム定義およびユーザ定義のロケールのインストールおよびコンフィギュレーションが簡略化されます。Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでロケール インストーラを使用するには、「Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでの Locale Installer の使用」を参照してください。
前提条件
• Cisco Unified CME 4.0(2) 以降のバージョン。
• で説明されているように、電話機ごとにコンフィギュレーション ファイルを作成すること。
• ロケール ファイルをダウンロードするには、Cisco.com のアカウントがあること。
制約事項
• SIP 電話機では、ローカリゼーションがサポートされません。
• 日本語とロシア語のディレクトリ ファイルを除いて、電話機のファームウェア、コンフィギュレーション ファイル、およびロケール ファイルを同じディレクトリに保存する必要があります。日本語とロシア語の場合はフラッシュ メモリに保存する必要があります。
ステップ 1 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/CME-Locale にアクセスします。
Software Download Center にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで適切なボタンをクリックし、表示される説明に従ってください。
ステップ 2 Cisco Unified CME のバージョンを選択します。
ステップ 3 インストールするロケールの TAR ファイルを選択します。各 TAR ファイルには言語および国に固有のロケール ファイルが含まれており、次の命名規則が使用されています。
CME-locale- language _ country - CMEversion
たとえば、CME-locale-de_DE-4.0.2-2.0 は Cisco Unified CME 4.0(2) 用のドイツ語(ドイツ)です。
ステップ 4 TAR ファイルを、Cisco Unified CME ルータからアクセス可能な TFTP サーバにダウンロードします。各ファイルには、該当するバージョンの Cisco Unified CME でサポートされるすべての電話機タイプに必要なすべてのファームウェアが含まれています。
ステップ 5 archive tar コマンドを使用して、ファイルをフラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバに展開します。
Router# archive tar /xtract source-url flash: /file-url
たとえば、CME-locale-de_DE-4.0.2-2.0.tar の内容を TFTP サーバ 192.168.1.1 からルータのフラッシュ メモリに展開するには、次のコマンドを使用します。
Router# archive tar /xtract tftp://192.168.1.1/cme-locale-de_DE-4.0.2-2.0.tar flash:
ステップ 6 ファイル名に使用されるコードの説明およびサポートされるディレクトリ名のリストについては、 表 32 および 表 33 を参照してください。
電話機タイプごとに、次の命名規則を使用した JAR ファイルがあります。
language - phone -sccp.jar
たとえば、de-td-sccp.jar は Cisco Unified IP Phone 7970 用のドイツ語です。
また、各 TAR ファイルには、国独自のネットワーク トーンおよび断続周期のファイル g3-tones.xml が含まれます。
表 32 ロケール JAR ファイルの電話機タイプ コード
|
|
6921 |
rtl |
6945 |
rtl |
7906/7911 |
tc |
7931 |
gp |
7941/7961 |
mk |
7970/7971 |
td |
8941/8945 |
gh |
CIPC |
ipc |
表 33 システム定義のユーザ ロケールとネットワーク ロケール
|
|
|
|
|
英語 |
en |
English_United_States |
US |
United_States |
English_United_Kingdom |
UK |
United_Kingdom |
CA |
カナダ |
デンマーク語 |
dk |
Danish_Denmark |
DK |
デンマーク |
オランダ語 |
nl |
Dutch_Netherlands |
NL |
オランダ |
フランス語 |
fr |
French_France |
FR |
フランス |
CA |
カナダ |
ドイツ語 |
de |
German_Germany |
DE |
ドイツ |
AT |
オーストリア |
CH |
スイス |
イタリア語 |
it |
Italian_Italy |
IT |
イタリア |
日本語 |
jp |
Japanese_Japan |
JP |
日本 |
ノルウェー語 |
no |
Norwegian_Norway |
NO |
ノルウェー |
ポルトガル語 |
pt |
Portuguese_Portugal |
PT |
Portugal |
ロシア語 |
ru |
Russian_Russia |
RU |
Russian_Federation |
スペイン語 |
es |
Spanish_Spain |
ES |
スペイン |
スウェーデン語 |
se |
Swedish_Sweden |
SE |
スウェーデン |
ステップ 7 Cisco Unified CME ルータ上のフラッシュ メモリまたはスロット 0 にロケール ファイルを保存する場合、次の形式でユーザ ロケール(テキスト表示)およびネットワーク ロケール(トーン)の TFTP エイリアスを作成します。
Router(config)# tftp-server flash:/ jar_file alias directory_name /td-sccp.jar
Router(config)# tftp-server flash:/g3-tones.xml alias directory_name /g3-tones.xml
表 33 に示した該当するディレクトリ名を使用し、JAR ファイル名から 2 文字の言語コードを削除します。
たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970 用のドイツ語(ドイツ)の TFTP エイリアスは次のようになります。
Router(config)# tftp-server flash:/de-td-sccp.jar alias German_Germany/td-sccp.jar
Router(config)# tftp-server flash:/g3-tones.xml alias Germany/g3-tones.xml
(注) Cisco 3800 シリーズ ルータでは、ディレクトリ名に /its を含める必要があります(flash:/its or slot0:/its)。たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970 用のドイツ語の TFTP エイリアスは次のようになります。
Router#
tftp-server flash:/its/de-td-sccp.jar alias German_Germany/td-sccp.jar
ステップ 8 外部 TFTP サーバにロケール ファイルを保存する場合は、TFTP ルート ディレクトリの下に各ユーザおよびネットワーク ロケール用のディレクトリを作成します。
表 33 に示した該当するディレクトリ名を使用し、JAR ファイル名から 2 文字の言語コードを削除します。
たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970 用のドイツ語のユーザ ロケール ディレクトリおよびドイツのネットワーク ロケール ディレクトリは次のようになります。
TFTP-Root/German_Germany/td-sccp.jar
TFTP-Root/Germany/g3-tones.xml
ステップ 9 ロシア語および日本語の場合は、UTF8 ディクショナリ ファイルをフラッシュ メモリにコピーして、特別な句を使用する必要があります。
• これらのロケールにはフラッシュ メモリだけを使用できます。ロシア語の場合は、russian_tags_utf8_phrases、日本語の場合は Japanese_tags_utf8_phrases をコピーします。
• user-locale jp コマンドおよび user-locale ru コマンドを使用て、UTF8 という句を Cisco Unified CME にロードします。
ステップ 10 電話機にロケールを割り当てます。すべての電話機にデフォルト ロケールを設定するには、telephony-service コンフィギュレーション モードで user-locale コマンドと network-locale コマンドを使用します。
ステップ 11 複数のユーザ ロケールまたはネットワーク ロケールをサポートするには、「複数のロケールの設定」を参照してください。
ステップ 12 コンフィギュレーション ファイルを再構築するには、 create cnf-files コマンドを使用します。
ステップ 13 電話機をリセットし、ローカライズされた表示にするには、 reset コマンドを使用します。
ユーザ定義のロケールのインストール
システムで事前定義されていないロケールの場合は、XML ファイルをダウンロードする必要があります。最大 5 つのユーザ定義ロケール ファイルをインストールして電話機で使用するには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 4.0(3) 以降のバージョン。
• で説明されているように、電話機ごとにコンフィギュレーション ファイルを作成すること。
• ロケール ファイルをダウンロードするには、Cisco.com のアカウントがあること。
制約事項
• ユーザ定義のロケールは、Cisco Unified IP Phone 7920 または 7936 ではサポートされません。
• コンフィギュレーション ファイルの場所が「system:」の場合、ユーザ定義のロケールはサポートされません。
• telephony-service setup コマンドから電話機をプロビジョニングするためのセットアップ ツールを使用する場合、選択できるのはデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールだけで、システムでサポートされるロケール コードの選択が制限されます。セットアップ ツールで複数のロケールまたはユーザ定義のロケールを使用することはできません。
• ユーザ定義のロケールを使用する場合、「Cisco/Personal Directory」、「Speed Dial/Fast Dial」のように Cisco Unified CME によって解釈される文字列を除いて、通常は電話機ではユーザ定義のフォントを使用してテキストが表示されます。
ステップ 1 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/CME-Locale にアクセスします
Software Download Center にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで適切なボタンをクリックし、表示される説明に従ってください。
ステップ 2 Cisco Unified CME のバージョンを選択します。
ステップ 3 インストールするロケールの TAR ファイルを選択します。各 TAR ファイルには言語および国に固有のロケール ファイルが含まれており、次の命名規則が使用されています。
CME-locale- language _ country - CMEversion - fileversion
たとえば、CME-locale-zh_CN-4.0.3-2.0 は Cisco Unified CME 4.0(3) 用の中国語(中国繁体字)です。
ステップ 4 TAR ファイルを、Cisco Unified CME ルータからアクセス可能な TFTP サーバにダウンロードします。各ファイルには、該当するバージョンの Cisco Unified CME でサポートされるすべての電話機タイプに必要なすべてのファームウェアが含まれています。
ステップ 5 archive tar コマンドを使用して、ファイルをフラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバに展開します。
Router# archive tar /xtract source-url flash: /file-url
たとえば、CME-locale-zh_CN-4.0.3-2.0.tar の内容を TFTP サーバ 192.168.1.1 からルータのフラッシュ メモリに展開するには、次のコマンドを使用します。
Router# archive tar /xtract tftp://192.168.1.1/cme-locale-zh_CN-4.0.3-2.0.tar flash:
ステップ 6 Cisco Unified IP Phone 7905、7912、7940、または 7960 の場合は、ステップ 11 に進みます。
Cisco Unified IP Phone 7911、7941、7961、7970、または 7971 の場合は、ステップ 7 に進みます。
ステップ 7 電話機タイプごとに、次の命名規則を使用した JAR ファイルがあります。
language - type -sccp.jar
たとえば、zh-td-sccp.jar は Cisco Unified IP Phone 7970 用の中国語(繁体字)です。
ファイル名に使用されるコードの説明については、 表 34 および 表 35 を参照してください。
表 34 ロケール ファイルの電話機タイプ コード
|
|
6921 |
rtl |
6945 |
rtl |
7906/7911 |
tc |
7931 |
gp |
7941/7961 |
mk |
7970/7971 |
td |
8941/8945 |
gh |
CIPC |
ipc |
表 35 ユーザ定義ロケールの言語コード
|
|
ブルガリア語 |
bg |
中国語 |
zh |
クロアチア語 |
hr |
チェコ共和国 |
cs |
フィンランド語 |
fi |
ギリシャ語 |
el |
ハンガリー語 |
hu |
韓国語 |
ko |
ポーランド語 |
pl |
ポルトガル語(ブラジル) |
pt |
ルーマニア語 |
ro |
セルビア語 |
sr |
スロバキア語 |
sk |
スロベニア語 |
sl |
トルコ語 |
tr |
ステップ 8 Cisco Unified CME ルータ上のフラッシュ メモリまたはスロット 0 にロケール ファイルを保存する場合は、次の形式で TFTP エイリアスを作成します。
Router(config)# tftp-server flash:/ jar_file alias directory_name /td-sccp.jar
JAR ファイル名から 2 文字の言語コードを削除し、次の表記法で、サポートされる 5 文字のディレクトリ名のいずれかを使用します。
user_define_ number 。ここで、 number は 1 ~ 5 です。
たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970 の中国語のエイリアスは次のようになります。
Router(config)# tftp-server flash:/zh-td-sccp.jar alias user_define_1/td-sccp.jar
(注) Cisco 3800 シリーズ ルータでは、ディレクトリ名に /its を含める必要があります(flash:/its or slot0:/its)。たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970 用の中国語の TFTP エイリアスは次のようになります。
Router(config)#
tftp-server flash:/its/zh-td-sccp.jar alias user_define_1/td-sccp.jar
ステップ 9 外部 TFTP サーバにロケール ファイルを保存する場合は、TFTP ルート ディレクトリの下にディレクトリを作成します。
JAR ファイル名から 2 文字の言語コードを削除し、次の表記法で、サポートされる 5 文字のディレクトリ名のいずれかを使用します。
user_define_ number 。ここで、 number は 1 ~ 5 です。
たとえば、Cisco Unified IP Phone 7970 の中国語の場合、JAR ファイル名から「zh」を削除し、TFTP サーバの TFTP-Root の下に「user_define_1」ディレクトリを作成します。
TFTP-Root/user_define_1/td-sccp.jar
ステップ 10 ステップ 13 に進みます。
ステップ 11 選択したロケールおよび電話機のタイプに応じて、次の 1 つまたは複数の XML ファイルをダウンロードします。必要なすべてのファイルが JAR ファイルに含まれています。
7905-dictionary.xml
7905-font.xml
7905-kate.xml
7920-dictionary.xml
7960-dictionary.xml
7960-font.xml
7960-kate.xml
7960-tones.xml
SCCP-dictionary.utf-8.xml
SCCP-dictionary.xml
ステップ 12 これらのファイルの名前を変更し、フラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバにコピーします。user_define_ number _ filename という形式を使用してファイル名を変更します。ここで、 number は 1 ~ 5 です。たとえば、最初のユーザ ロケールをセットアップする場合、次の名前を使用します。
user_define_1_7905-dictionary.xml
user_define_1_7905-font.xml
user_define_1_7905-kate.xml
user_define_1_7920-dictionary.xml
user_define_1_7960-dictionary.xml
user_define_1_7960-font.xml
user_define_1_7960-kate.xml
user_define_1_7960-tones.xml
user_define_1_SCCP-dictionary.utf-8.xml
user_define_1_SCCP-dictionary.xml
ステップ 13 language _tags_file および language _utf8_tags_file を他のロケール ファイルの場所(フラッシュ メモリ、スロット 0、または TFTP サーバ)にコピーします。ファイル名を user_define_ number _tags_file および user_define_ number _utf8_tags_file にそれぞれ変更します。ここで、 number は 1 ~ 5 で、ユーザ定義のディレクトリと一致します。
ステップ 14 電話機にロケールを割り当てます。「複数のロケールの設定」を参照してください。
ステップ 15 コンフィギュレーション ファイルを再構築するには、 create cnf-files コマンドを使用します。
ステップ 16 電話機をリセットし、ローカライズされた表示にするには、 reset コマンドを使用します。
前提条件
• Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョン。
• 各電話機のコンフィギュレーション ファイル用に Cisco Unified CME を設定する必要があります。を参照してください。
• cnf-file location コマンドによって指定された格納場所がフラッシュ メモリの場合、ローカル TAR ファイルの内容を展開するために十分な領域がフラッシュ ファイル システムに存在している必要があります。
• ロケール ファイルをダウンロードするには、Cisco.com のアカウントがあること。
制約事項
• 外部 TFTP サーバを使用する場合は、手動でルート ディレクトリにユーザ ロケール フォルダを作成する必要があります。これは TFTP サーバの制限事項です。
• ロケールのサポートは、Cisco Unified CME でサポートされる電話機のファームウェア バージョンに制限されます。
• ユーザ定義のロケールは、Cisco Unified IP Phone 7920 または 7936 ではサポートされません。
• コンフィギュレーション ファイルの場所がシステムの場合、ユーザ定義のロケールはサポートされません。
• telephony-service setup コマンドから電話機をプロビジョニングするためのセットアップ ツールを使用する場合、選択できるのはデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールだけで、システムでサポートされるロケール コードの選択が制限されます。セットアップ ツールで複数のロケールまたはユーザ定義のロケールを使用することはできません。
• ユーザ定義のロケールを使用する場合、「Cisco/Personal Directory」、「Speed Dial/Fast Dial」のように Cisco Unified CME によって解釈される文字列を除いて、通常は電話機にはユーザ定義のフォントを使用してテキストが表示されます。
• 国コード U1 ~ U5 を使用してユーザ定義のロケールをインストールおよび設定してから、同じラベルを使用する新しいロケールをインストールした場合は、電話機をリセットしても最初の言語ロケールのままになります。これは IP Phone の制限事項です。この制限を回避するには、別の国コードを使用して新しいパッケージを設定する必要があります。
• ユーザ定義の各国コード(U1 ~ U5)は、一度に 1 つの user-locale-tag だけに使用できます。次に、例を示します。
Router(config-telephony)# user-locale 2 U2 load Finnish.pkg
Router(config-telephony)# user-locale 1 U2 load Chinese.pkg
LOCALE ERROR: User Defined Locale U2 already exists on locale index 2.
ステップ 1 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/CME-Locale にアクセスします
Software Download Center にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで適切なボタンをクリックし、表示される説明に従ってください。
ステップ 2 Cisco Unified CME のバージョンを選択します。
ステップ 3 インストールするロケールの TAR ファイルを選択します。各 TAR ファイルには言語および国に固有のロケール ファイルが含まれており、次の命名規則が使用されています。
CME-locale- language _ country - CMEversion
たとえば、CME-locale-de_DE-7.0.1.0 は Cisco Unified CME 7.0(1) 用のドイツ語(ドイツ)です。
ステップ 4 cnf-file location コマンドで事前に指定した場所に、TAR ファイルをダウンロードします。各ファイルには、該当するバージョンの Cisco Unified CME でサポートされるすべての電話機タイプに必要なすべてのファームウェアが含まれています。
a. cnf-file の場所がフラッシュ メモリの場合:TAR ファイルを flash:/its ディレクトリにコピーします。
b. cnf-file の場所が slot0 の場合:TAR ファイルを slot0:/its ディレクトリにコピーします。
c. cnf-file の場所が tftp の場合:ロケールごとに次の形式を使用して TFTP サーバのルート ディレクトリにフォルダを作成し、この TFTP-Root フォルダに TAR ファイルをコピーします。
システム定義のロケールの場合は、表 36 に示すロケール フォルダ名を使用します。たとえば、次のように、システム定義のドイツ語用のフォルダを作成します。
TFTP-Root/de_DE-7.0.1.0.tar
最大 5 つのユーザ定義のロケールの場合、表 36 に示すように User_Define_ n というフォルダ名を使用します。ユーザ定義のロケールとは、Cisco IOS ソフトウェアで事前に定義されているシステム定義のロケール以外の言語です。たとえば、次のように、ユーザ定義のロケールの中国語(User_Define_1)用フォルダを作成します。
TFTP-Root/CME-locale-zh_CN-7.0.1.0.tar
(注) Cisco Unified CME でサポートされるユーザ定義言語のリストについては、『Cisco Unified CME Localization Matrix』を参照してください。
表 36 システム定義およびユーザ定義のロケール
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英語 |
English_United_States |
US |
English_United_Kingdom |
UK |
CA |
デンマーク語 |
Danish_Denmark |
DK |
オランダ語 |
Dutch_Netherlands |
NL |
フランス語 |
French_France |
FR |
CA |
ドイツ語 |
German_Germany |
DE |
AT |
CH |
イタリア語 |
Italian_Italy |
IT |
日本語 |
Japanese_Japan |
JP |
ノルウェー語 |
Norwegian_Norway |
NO |
ポルトガル語 |
Portuguese_Portugal |
PT |
ロシア語 |
Russian_Russia |
RU |
スペイン語 |
Spanish_Spain |
ES |
スウェーデン語 |
Swedish_Sweden |
SE |
U n |
User_Define_n 2 |
Un 2 |
ステップ 5 TAR ファイルの内容を展開するには、telephony-service コンフィギュレーション モードで user-locale [ user-locale-tag ] country-code load TAR-filename コマンドを使用します。国コードについては、表 36 を参照してください。たとえば、U1 がユーザ定義のロケール Chinese(User_Define_1)の国コードの場合、CME-locale-zh_CN-7.0.1.0.tar ファイルの内容を展開するには、次のコマンドを使用します。
Router (telephony-service)# user-locale U1 load CME-locale-zh_CN-7.0.1.0.tar
ステップ 6 電話機にロケールを割り当てます。「複数のロケールの設定」を参照してください。
ステップ 7 コンフィギュレーション ファイルを再構築するには、 create cnf-files コマンドを使用します。
ステップ 8 電話機をリセットし、ローカライズされた表示にするには、 reset コマンドを使用します。
複数のロケールの設定
デフォルトのユーザおよびネットワーク ロケールに対して 1 つまたは複数の代替ロケールを定義し、個々の電話機に割り当てるには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョン。
• Cisco Unified CME システム内の個々の電話機に代替ユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールを指定するには、電話機ごとのコンフィギュレーション ファイルを使用する必要があります。詳細については、を参照してください。
• また、適切な XML ファイルをダウンロードした後、ユーザ定義のロケール コードを代替ロケールとして使用することもできます。「ユーザ定義のロケールのインストール」を参照してください。
制約事項
• Cisco Unified IP Phone 7902G、7910、7910G、または 7920、あるいは Cisco Unified IP Conference Stations 7935 および 7936 では、複数のユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールがサポートされません。
• telephony-service setup コマンドから電話機をプロビジョニングするためのセットアップ ツールを使用する場合、選択できるのはデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールだけで、システムで事前に定義されるロケール コードを選択する必要があります。セットアップ ツールで複数のロケールまたはユーザ定義のロケールを使用することはできません。
手順の概要
1. enable
2. configure terminal
3. telephony-service
4. user-locale [ user-locale-tag ] {[ user-defined-code ] country-code }
5. network-locale network-locale-tag [ user-defined-code ] country-code
6. create cnf-files
7. exit
8. ephone-template template-tag
9. user-locale user-locale-tag
10. network-locale network-locale-tag
11. exit
12. ephone phone-tag
13. ephone-template template-tag
14. exit
15. telephony service
16. reset { all [ time-interval ] | cancel | mac-address mac-address | sequence-all }
17. 終了
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
telephony-service
Router(config)# telephony-service |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
user-locale [ user-locale-tag ] {[ user-defined-code ] country-code }
Router(config-telephony)# user-locale 1 U1 ZH |
電話機の表示用言語を指定します。 • user-locale-tag :ロケールにロケール識別子を割り当てます。範囲は 0 ~ 4 です。デフォルト:0。この引数は、デフォルト(0)以外の一部のロケールを定義する場合に必要です。 • user-defined-code :(任意)ユーザ定義コードの 1 つを、指定された国コードに割り当てます。有効なコードは [U1] 、 [U2] 、 [U3] 、 [U4] 、および [U5] です。 • country-code : ? と入力すると、システム定義のコードの一覧が表示されます。デフォルト:US(米国)。有効な任意の ISO 639 コードをユーザ定義コード(U1 ~ U5)に割り当てることができます。 |
ステップ 5 |
network-locale network-locale-tag [ user-defined-code ] country-code
Router(config-telephony)# network-locale 1 FR |
トーンおよび断続周期の国を指定します。 • network-locale-tag :国コードにロケール識別子を割り当てます。範囲は 0 ~ 4 です。デフォルト:0。この引数は、デフォルト(0)以外の一部のロケールを定義する場合に必要です。 • user-defined-code :(任意)ユーザ定義コードの 1 つを、指定された国コードに割り当てます。有効なコードは [U1] 、 [U2] 、 [U3] 、 [U4] 、および [U5] です。 • country-code : ? と入力すると、システム定義のコードの一覧が表示されます。デフォルト:US(米国)。有効な任意の ISO 3166 コードをユーザ定義コード(U1 ~ U5)に割り当てることができます。 |
ステップ 6 |
create cnf-files
Router(config-telephony)# create cnf-files |
IP Phone で必要とされる XML コンフィギュレーション ファイルを構築します。ユーザ ロケールまたはネットワーク ロケールなどのコンフィギュレーション ファイル パラメータを更新した後、このコマンドを使用します。 |
ステップ 7 |
exit
Router(config-telephony)# exit |
telephony-service コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 |
ephone-template template-tag
Router(config)# ephone template 1 |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを開始します。 • template-tag :設定タスク中にこのテンプレートを識別する一意のシーケンス番号。 |
ステップ 9 |
user-locale user-locale-tag
Router(config-ephone-template)# user-locale 2 |
ユーザ ロケールをこの ephone テンプレートに割り当てます。 • user-locale-tag :ステップ 4 で作成されたロケール タグ。範囲は 0 ~ 4 です。 |
ステップ 10 |
network-locale network-locale-tag
Router(config-ephone-template)# network-locale 2 |
ネットワーク ロケールをこの ephone テンプレートに割り当てます。 • network-locale-tag :ステップ 5 で作成されたロケール タグ。範囲は 0 ~ 4 です。 |
ステップ 11 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
ephone テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 12 |
ephone phone-tag
Router(config)# ephone 36 |
ephone コンフィギュレーション モードを開始します。 • phone-tag :設定タスク中にこの ephone を識別する一意のシーケンス番号。 |
ステップ 13 |
ephone-template template-tag
Router(config-ephone)# ephone-template 1 |
ephone テンプレートを ephone に適用します。 • template-tag :この ephone に適用するテンプレートの数。 |
ステップ 14 |
exit
Router(config-ephone)# exit |
ephone コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 15 |
telephony-service
Router(config)# telephony-service |
telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 16 |
reset { all [ time-interval ] | cancel | mac-address mac-address | sequence-all }
Router(config-telephony)# reset all |
DHCP サーバおよび TFTP サーバへの接続を含めて、コンフィギュレーション情報を最新にするため、すべての電話機または指定された電話機の完全なリブートを実行します。 • all :Cisco Unified CME システム内のすべての電話機。 • time-interval :(任意)電話機のリセットの間隔(秒単位)。範囲は 0 ~ 60 です。デフォルトは 15 です。 • cancel : reset sequence-all コマンドで開始した連続するリセット サイクルを中断します。 • mac-address mac-address :特定の電話機。 • sequence-all :1 台の電話機の再登録を待ってから、次の電話機のリセットを開始することで、必ず一度に 1 台ずつ、すべての電話機をリセットします。 |
ステップ 17 |
end
Router(config-telephony)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
複数のロケールの確認
ステップ 1 show telephony-service tftp-bindings コマンドを使用して、ディレクトリ、言語、およびトーンのコンフィギュレーション ファイルを含めて、TFTP を使用して IP Phone にアクセスできるコンフィギュレーション ファイルのリストを表示します。
Router(config)# show telephony-service tftp-bindings
tftp-server system:/its/SEPDEFAULT.cnf
tftp-server system:/its/SEPDEFAULT.cnf alias SEPDefault.cnf
tftp-server system:/its/XMLDefault.cnf.xml alias XMLDefault.cnf.xml
tftp-server system:/its/ATADefault.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEP00036B54BB15.cnf.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-font.xml alias German_Germany/7960-font.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-dictionary.xml alias German_Germany/7960-dictionary.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-kate.xml alias German_Germany/7960-kate.xml
tftp-server system:/its/germany/SCCP-dictionary.xml alias German_Germany/SCCP-dictionary.xml
tftp-server system:/its/germany/7960-tones.xml alias Germany/7960-tones.xml
ステップ 2 電話機ごとのコンフィギュレーション ファイルが cnf-file perphone コマンドで定義されていることを確認します。
ステップ 3 show telephony-service ephone-template コマンドを使用して、各 ephone テンプレートのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールの設定を確認します。
ステップ 4 show telephony-service ephone コマンドを使用して、正しいテンプレートが電話機に適用されていることを確認します。
ステップ 5 コンフィギュレーション ファイルの場所が TFTP ではない場合は、 debug tftp events コマンドを使用して、Cisco Unified CME が探しているファイルがどれで、そのファイルが見つかって正しく開かれたかどうかを確認します。通常、3 つの状態(「looking for x file」、「opened x file」、および「finished x file」)があります。3 つのすべての状態が表示されている場合は、ファイルが見つかっています。外部 TFTP サーバの場合は、TFTP サーバのログを使用できます。
SIP:ローカリゼーション サポートの設定方法
SIP IP Phone でローカリゼーション サポートを設定するには、次の設定手順を実行します。
• 「Cisco Unified IP Phone 8961、9951、9971 のシステム定義ロケールのインストール」(必須)
• 「Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでの Locale Installer の使用」(任意)
• 「複数のロケールの設定」(任意)
• 「複数のロケールの確認」(任意)
Cisco Unified IP Phone 8961、9951、9971 のシステム定義ロケールのインストール
ネットワーク ロケール ファイルを使用すると、IP Phone で、指定された国に適したネットワーク トーンを再生できます。サポートする国用のトーン ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。
ユーザ ロケール ファイルを使用すると、IP Phone で指定された言語のメニューおよびプロンプトを表示できます。サポートする各言語の JAR ファイルおよびディクショナリ ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。
システム定義のロケールのロケール ファイルをダウンロードしてインストールするには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 8.6 以降のバージョン。Cisco Unified IP Phone 9971 の場合は Cisco Unified CME 8.8 以降のバージョン。
• ロケール ファイルをダウンロードするには、Cisco.com のアカウントがあること。
制約事項
電話機のファームウェア、コンフィギュレーション ファイル、およびロケール ファイルが同じディレクトリ内に保存されている必要があります。
ステップ 1 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/CME-Locale にアクセスします。
Software Download Center にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで適切なボタンをクリックし、表示される説明に従ってください。
ステップ 2 Cisco Unified CME のバージョンを選択します。
ステップ 3 インストールするロケールの TAR ファイルを選択します。各 TAR ファイルには言語および国に固有のロケール ファイルが含まれており、次の命名規則が使用されています。
CME-locale- language _ country - CMEversion
たとえば、CME-locale-de_DE-8.6 は Cisco Unified CME 8.6 用のドイツ語(ドイツ)です。
ステップ 4 TAR ファイルを、Cisco Unified CME ルータからアクセス可能な TFTP サーバにダウンロードします。各ファイルには、該当するバージョンの Cisco Unified CME でサポートされるすべての電話機タイプに必要なすべてのファームウェアが含まれています。
ステップ 5 archive tar コマンドを使用して、ファイルをフラッシュ メモリ、スロット 0、または外部 TFTP サーバに展開します。
Router# archive tar /xtract source-url flash: /file-url
たとえば、CME-locale-de_DE-8.6.tar の内容を TFTP サーバ 192.168.1.1 からルータのフラッシュ メモリに展開するには、次のコマンドを使用します。
Router# archive tar /xtract tftp://192.168.1.1/cme-locale-de_DE-8.6.tar flash:
ステップ 6 ファイル名に使用されるコードの説明およびサポートされるディレクトリ名のリストについては、 表 37 および 表 38 を参照してください。
電話機タイプごとに、次の命名規則を使用した JAR ファイルがあります。
language - phone -sip.jar
たとえば、de-gh-sip.jar は Cisco Unified IP Phone 8961 用のドイツ語です。
また、各 TAR ファイルには、国独自のネットワーク トーンおよび断続周期のファイル g4-tones.xml が含まれます。
表 37 ロケール JAR ファイルの電話機タイプ コード
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3905 |
cin |
6941 |
rtl |
6945 |
rtl |
8961 |
gh |
9951 |
gd |
9971 |
gd |
表 38 システム定義のユーザ ロケールとネットワーク ロケール
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英語 |
en |
English_United_States |
US |
United_States |
English_United_Kingdom |
UK |
United_Kingdom |
GB |
United_Kingdom |
CA |
カナダ |
AU |
オーストラリア |
デンマーク語 |
dk |
Danish_Denmark |
DK |
デンマーク |
オランダ語 |
nl |
Dutch_Netherlands |
NL |
オランダ |
フランス語 |
fr |
French_France |
FR |
フランス |
CA |
カナダ |
ドイツ語 |
de |
German_Germany |
DE |
ドイツ |
AT |
オーストリア |
CH |
スイス |
イタリア語 |
it |
Italian_Italy |
IT |
イタリア |
日本語 |
jp |
Japanese_Japan |
JP |
日本 |
ノルウェー語 |
no |
Norwegian_Norway |
NO |
ノルウェー |
ポルトガル語 |
pt |
Portuguese_Portugal |
PT |
Portugal |
ロシア語 |
ru |
Russian_Russia |
RU |
Russian_Federation |
スペイン語 |
es |
Spanish_Spain |
ES |
スペイン |
スウェーデン語 |
se |
Swedish_Sweden |
SE |
スウェーデン |
ステップ 7 Cisco Unified CME ルータ上のフラッシュ メモリまたはスロット 0 にロケール ファイルを保存する場合、次の形式でユーザ ロケール(テキスト表示)およびネットワーク ロケール(トーン)の TFTP エイリアスを作成します。
Router(config)# tftp-server flash:/ jar_file alias directory_name /gh-sip.jar
Router(config)# tftp-server flash:/g4-tones.xml alias directory_name /g4-tones.xml
表 37 に示した該当するディレクトリ名を使用し、JAR ファイル名から 2 文字の言語コードを削除します。
たとえば、Cisco Unified IP Phone 8961 用のドイツ語(ドイツ)の TFTP エイリアスは次のようになります。
Router(config)# tftp-server flash:/de-gh-sip.jar alias German_Germany/
Router(config)# tftp-server flash:/g4-tones.xml alias Germany/g4-tones.xml
ステップ 8 外部 TFTP サーバにロケール ファイルを保存する場合は、TFTP ルート ディレクトリの下に各ユーザおよびネットワーク ロケール用のディレクトリを作成します。
表 37 に示した該当するディレクトリ名を使用し、JAR ファイル名から 2 文字の言語コードを削除します。
たとえば、Cisco Unified IP Phone 8961 のドイツ語のユーザ ロケール ディレクトリおよびドイツのネットワーク ロケール ディレクトリは次のようになります。
TFTP-Root/German_Germany/gh-sip.jar
TFTP-Root/Germany/g4-tones.xml
ステップ 9 電話機にロケールを割り当てます。すべての電話機にデフォルト ロケールを設定するには、音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードで user-locale コマンドと network-locale コマンドを使用します。
ステップ 10 複数のユーザ ロケールまたはネットワーク ロケールをサポートするには、「複数のロケールの確認」を参照してください。
ステップ 11 コンフィギュレーション ファイルを再構築するには、 create profile コマンドを使用します。
ステップ 12 電話機をリセットし、ローカライズされた表示にするには、 reset コマンドを使用します。
Cisco Unified CME 9.0 以降のバージョンでの Locale Installer の使用
Cisco Unified SIP IP Phone を Cisco Unified CME で使用するためにロケール ファイルをインストールして設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
• Cisco Unified CME 9.0(1) 以降のバージョン。
• cnf-file location コマンドによって指定された格納場所がフラッシュ メモリの場合、ローカル TAR ファイルの内容を展開するために十分な領域がフラッシュ ファイル システムに存在している必要があります。
• ロケール ファイルをダウンロードするには、Cisco.com のアカウントがあること。
制約事項
• 外部 TFTP サーバを使用する場合は、手動でルート ディレクトリにユーザ ロケール フォルダを作成する必要があります。これは TFTP サーバの制限事項です。
• ロケールのサポートは、Cisco Unified CME でサポートされる電話機のファームウェア バージョンに制限されます。
• コンフィギュレーション ファイルの場所が「system:」の場合、ユーザ定義のロケールはサポートされません。
• 国コード U1 ~ U5 を使用してユーザ定義のロケールをインストールおよび設定してから、同じラベルを使用する新しいロケールをインストールした場合は、電話機をリセットしても最初の言語ロケールのままになります。これは IP Phone の制限事項です。この制限を回避するには、別の国コードを使用して新しいパッケージを設定する必要があります。
• ユーザ定義の各国コード(U1 ~ U5)は、一度に 1 つの user-locale-tag だけに使用できます。次に、例を示します。
Router(config-register-global)# user-locale 2 U2 load Finnish.pkg
Router(config-register-global)# user-locale 1 U2 load Chinese.pkg
LOCALE ERROR: User Defined Locale U2 already exists on locale index 2.
手順の概要
1. ソフトウェア ダウンロード サイトに移動します。
2. Cisco Unified CME のバージョンを選択します。
3. インストールするロケールの TAR ファイルを選択します。
4. cnf-file location コマンドで事前に指定した場所に、TAR ファイルをダウンロードします。
5. TAR ファイルの内容を展開するには、音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードで user-locale [ user-locale-tag ] {[user-defined-code] country-code } [ load TAR-filename ] コマンドを使用します。
6. 電話機にロケールを割り当てます。
7. Cisco Unified SIP IP Phone に必要な設定プロファイル ファイルを生成するには、音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードで create profile コマンドを使用します。
8. 電話機をリセットし、ローカライズされた表示にするには、 reset コマンドを使用します。
手順の詳細
ステップ 1 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/CME-Locale にアクセスします
Software Download Center にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで適切なボタンをクリックし、表示される説明に従ってください。
ステップ 2 Cisco Unified CME のバージョンを選択します。
ステップ 3 インストールするロケールの TAR ファイルを選択します。各 TAR ファイルには言語および国に固有のロケール ファイルが含まれており、次の命名規則が使用されています。
CME-locale- language _ country - CMEversion .tar
たとえば、CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar は Cisco Unified CME 9.0 用のドイツ語(ドイツ)です。
ステップ 4 cnf-file location コマンドで事前に指定した場所に、TAR ファイルをダウンロードします。各ファイルには、該当するバージョンの Cisco Unified CME でサポートされるすべての電話機タイプに必要なすべてのファームウェアが含まれています。
ロケール インストーラを使用する場合は、手動コンフィギュレーションを実行する必要がありません。代わりに、特権 EXEC コンフィギュレーション モードで copy コマンドを使用してロケール ファイルをコピーします。
(注) Cisco Unified CME ルータにロケール ファイルを保存するときに、ロケール ファイルを /its ディレクトリ(flash:/its または slot0:/its)にコピーする必要があります。
a. cnf-file の場所がフラッシュ メモリの場合:TAR ファイルを flash:/its ディレクトリにコピーします。
次に例を示します。
Router# copy tftp://12.1.1.100/CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar flash:/its
b. cnf-file の場所が slot0 の場合:TAR ファイルを slot0:/its ディレクトリにコピーします。
c. cnf-file の場所が tftp の場合:ロケールごとに次の形式を使用して TFTP サーバのルート ディレクトリにフォルダを作成し、この TFTP-Root フォルダに TAR ファイルをコピーします。
システム定義のロケールの場合は、表 39 に示すロケール フォルダ名を使用します。たとえば、次のように、システム定義のドイツ語用のフォルダを作成します。
TFTP-Root/de_DE-8.6.3.0.tar
最大 5 つのユーザ定義のロケールの場合、表 39 に示すように User_Define_ n というフォルダ名を使用します。ユーザ定義のロケールとは、Cisco IOS ソフトウェアで事前に定義されているシステム定義のロケール以外の言語です。たとえば、次のように、ユーザ定義のロケールの中国語(User_Define_1)用フォルダを作成します。
TFTP-Root/CME-locale-zh_CN-Chinese-8.6.3.0.tar
(注) Cisco Unified CME でサポートされるユーザ定義言語のリストについては、『Cisco Unified CME Localization Matrix』を参照してください。
表 39 システム定義およびユーザ定義のロケール
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英語 |
English_United_States |
US |
English_United_Kingdom |
UK |
CA |
デンマーク語 |
Danish_Denmark |
DK |
オランダ語 |
Dutch_Netherlands |
NL |
フランス語 |
French_France |
FR |
CA |
ドイツ語 |
German_Germany |
DE |
AT |
CH |
イタリア語 |
Italian_Italy |
IT |
日本語 |
Japanese_Japan |
JP |
ノルウェー語 |
Norwegian_Norway |
NO |
ポルトガル語 |
Portuguese_Portugal |
PT |
ロシア語 |
Russian_Russia |
RU |
スペイン語 |
Spanish_Spain |
ES |
スウェーデン語 |
Swedish_Sweden |
SE |
U n |
User_Define_n 1 |
Un 1 |
ステップ 5 TAR ファイルの内容を展開するには、音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードで user-locale [ user-locale-tag ] {[user-defined-code] country-code } [ load TAR-filename ] コマンドを使用します。国コードについては、表 39 を参照してください。
(注) すべての Cisco Unified SIP IP Phone タイプに対して user-locale コマンドを設定するときに、ファイルのサフィクス(.tar)を含めて完全なファイル名を使用する必要があります。
たとえば、U1 がユーザ定義のロケール Chinese(User_Define_1)の国コードの場合、CME-locale-zh_CN-Chinese-8.6.3.0.tar ファイルの内容を展開するには、次のコマンドを使用します。
Router(config-register-global)# user-locale U1 load CME-locale-zh_CN-Chinese-8.6.3.0.tar
ステップ 6 電話機にロケールを割り当てます。「複数のロケールの設定」を参照してください。
ステップ 7 Cisco Unified SIP IP Phone に必要な設定プロファイル ファイルを生成するには、音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードで create profile コマンドを使用します。
ステップ 8 電話機をリセットし、ローカライズされた表示にするには、 reset コマンドを使用します。
複数のロケールの設定
デフォルトのユーザおよびネットワーク ロケールに対して 1 つまたは複数の代替ロケールを定義し、個々の電話機に割り当てるには、次の手順を実行します。
制約事項
• 複数のユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールは、Cisco Unified IP Phone 8961、9951、および 9971 だけでサポートされます。
手順の概要
1. enable
2. configure termina l
3. voice register global
4. user-locale [ user-locale-tag ] {[ user-defined-code ] country-code }
5. network-locale network-locale-tag [ user-defined-code ] country-code
6. create profile
7. exit
8. voice register template template-tag
9. user-locale user-locale-tag
10. network-locale network-locale-tag
11. exit
12. voice register pool pool-tag
13. voice register template template-tag
14. exit
15. voice register globa l
16. reset
17. 終了
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register global
Router(config)#voice register global |
音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME でサポートされるすべての SIP 電話機に対してパラメータを設定します。 |
ステップ 4 |
user-locale [ user-locale-tag ] {[ user-defined-code ] country-code }
Router(config-register-global)# user-locale 1 DE |
電話機の表示用言語を指定します。 • user-locale-tag :ロケールにロケール識別子を割り当てます。範囲は 0 ~ 4 です。デフォルト:0。この引数は、デフォルト(0)以外の一部のロケールを定義する場合に必要です。 • country-code : ? と入力すると、システム定義のコードの一覧が表示されます。デフォルト:US(米国)。 |
ステップ 5 |
network-locale network-locale-tag [ user-defined-code ] country-code
Router(config-register-global)# network-locale 1 FR |
トーンおよび断続周期の国を指定します。 • network-locale-tag :国コードにロケール識別子を割り当てます。範囲は 0 ~ 4 です。デフォルト:0。この引数は、デフォルト(0)以外の一部のロケールを定義する場合に必要です。 • country-code : ? と入力すると、システム定義のコードの一覧が表示されます。デフォルト:US(米国)。有効な任意の ISO 3166 コードをユーザ定義コード(U1 ~ U5)に割り当てることができます。 |
ステップ 6 |
create profile
Router(config-register-global)# create profile |
SIP 電話機に必要なプロビジョニング ファイルを生成し、ファイルを tftp-path コマンドで指定した場所に書き込みます。 |
ステップ 7 |
exit
Router(config-telephony)# exit |
音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 |
voice register template templat e-tag
Router(config)voice register template 10 |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME の SIP 電話機の共通パラメータのテンプレートを定義します。 • 範囲:1 ~ 10。 |
ステップ 9 |
user-locale user-locale-tag
Router(config-ephone-template)# user-locale 2 |
ユーザ ロケールをこの ephone テンプレートに割り当てます。 • user-locale-tag :ステップ 4 で作成されたロケール タグ。範囲は 0 ~ 4 です。 |
ステップ 10 |
network-locale network-locale-tag
Router(config-ephone-template)# network-locale 2 |
ネットワーク ロケールをこの ephone テンプレートに割り当てます。 • network-locale-tag :ステップ 5 で作成されたロケール タグ。範囲は 0 ~ 4 です。 |
ステップ 11 |
exit
Router(config-ephone-template)# exit |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 12 |
voice register pool pool-tag
Router(config)#voice register pool 5 |
音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定します。 |
ステップ 13 |
voice register template templat e-tag
Router(config)voice register template 10 |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME の SIP 電話機の共通パラメータのテンプレートを定義します。 • 範囲:1 ~ 10。 |
ステップ 14 |
exit
Router(config-ephone)# exit |
音声レジスタ テンプレート コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 15 |
voice register global
Router(config)#voice register global |
音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME でサポートされるすべての SIP 電話機に対してパラメータを設定します。 |
ステップ 16 |
reset
Router(config-register-global)# reset |
DHCP サーバおよび TFTP サーバへの接続を含めて、コンフィギュレーション情報を最新にするため、すべての電話機または指定された電話機の完全なリブートを実行します。 |
ステップ 17 |
end
Router(config-register-global)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
複数のロケールの確認
ステップ 1 show voice register tftp-bind コマンドを使用して、ディレクトリ、言語、およびトーンのコンフィギュレーション ファイルを含めて、TFTP を使用して IP Phone にアクセスできるコンフィギュレーション ファイルのリストを表示します。
Router#sh voice register tftp-bind
tftp-server syncinfo.xml url system:/cme/sipphone/syncinfo.xml
tftp-server SIPDefault.cnf url system:/cme/sipphone/SIPDefault.cnf
tftp-server softkeyDefault_kpml.xml url system:/cme/sipphone/softkeyDefault_kpml
.xml
tftp-server softkeyDefault.xml url system:/cme/sipphone/softkeyDefault.xml
tftp-server softkey2_kpml.xml url system:/cme/sipphone/softkey2_kpml.xml
tftp-server softkey2.xml url system:/cme/sipphone/softkey2.xml
tftp-server featurePolicyDefault.xml url system:/cme/sipphone/featurePolicyDefau
lt.xml
tftp-server featurePolicy2.xml url system:/cme/sipphone/featurePolicy2.xml
tftp-server SEPACA016FDC1BD.cnf.xml url system:/cme/sipphone/SEPACA016FDC1BD.cnf
.xml
ステップ 2 show voice register template all コマンドを使用して、各 ephone テンプレートのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールの設定を確認します。
ステップ 3 show voice register pool all コマンドを使用して、正しいテンプレートが電話機に適用されていることを確認します。
ステップ 4 コンフィギュレーション ファイルの場所が TFTP ではない場合は、 debug tftp events コマンドを使用して、Cisco Unified CME が探しているファイルがどれで、そのファイルが見つかって正しく開かれたかどうかを確認します。通常、3 つの状態(「looking for x file」、「opened x file」、および「finished x file」)があります。3 つのすべての状態が表示されている場合は、ファイルが見つかっています。外部 TFTP サーバの場合は、TFTP サーバのログを使用できます。
ローカリゼーションの設定例
ここでは、次の例を示します。
• 「複数のユーザ ロケールとネットワーク ロケール:例」
• 「ユーザ定義のロケール:例」
• 「ユーザ定義のロケールとしての中国語:例」
• 「システム定義のロケールとしてのスウェーデン語:例」
• 「SCCP:Locale Installer:例」
• 「SIP:複数のユーザ ロケールとネットワーク ロケール:例」
• 「SIP:Locale Installer:例」
複数のユーザ ロケールとネットワーク ロケール:例
次の例では、デフォルト ロケール 0 をドイツ語に設定する例を示します。これによって、ドイツ語がデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールとして定義されます。ephone テンプレートを使用して個々の電話機に別のロケールを適用しない限り、ドイツ語がすべての電話機で使用されます。
telephony service
cnf-file location flash:
cnf-file perphone
user-locale 0 DE
network-locale 0 DE
前のコマンドを使用してドイツ語をデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールとして定義した後、次のコマンドを使用してデフォルト値 0 を US に戻します。
telephony service
no user-locale 0 DE
no network-locale 0 DE
ドイツ語をデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールとして定義するためのもう 1 つの方法は、次のコマンドを使用することです。
telephony service
cnf-file location flash:
cnf-file perphone
user-locale DE
network-locale DE
前のコマンドを使用した後、次のコマンドを使用してデフォルトを US に戻します。
telephony service
no user-locale DE
no network-locale DE
次の例では、3 つの代替ロケールとして JP(日本)、FR(フランス)、および ES(スペイン)を定義します。ephone テンプレートを使用して適用された代替がないすべての電話機のデフォルトは US です。この例では、ephone 11 がロケールに JP を使用し、ephone 12 が FR、ephone 13 が ES、ephone 14 がデフォルトの US を使用します。
telephony-service
cnf-file location flash:
cnf-file perphone
create cnf-files
user-locale 1 JP
user-locale 2 FR
user-locale 3 ES
network-locale 1 JP
network-locale 2 FR
network-locale 3 ES
create cnf-files
ephone-template 1
user-locale 1
network-locale 1
ephone-template 2
user-locale 2
network-locale 2
ephone-template 3
user-locale 3
network-locale 3
ephone 11
button 1:25
ephone-template 1
ephone 12
button 1:26
ephone-template 2
ephone 13
button 1:27
ephone-template 3
ephone 14
button 1:28
ユーザ定義のロケール:例
次の例は、中国語(繁体字)用の ZH として定義された、コード U1 に割り当てられた user-locale tag 1 を示しています。システムで中国語(繁体字)は事前定義されていないため、適切な XML ファイルをダウンロードしてこの言語をサポートする必要があります。
この例では、ephone 11 が中国語(繁体字)(ZH)を使用し、ephone 12 がデフォルトの米国英語を使用します。ephone テンプレートを使用して適用された代替がないすべての電話機のデフォルトは米国英語です。
telephony-service
cnf-file location flash:
cnf-file perphone
user-locale 1 U1 ZH
network-locale 1 U1 CN
ephone-template 2
user-locale 1
network-locale 1
ephone 11
button 1:25
ephone-template 2
ephone 12
button 1:26
ユーザ定義のロケールとしての中国語:例
次に、Cisco Unified CME でユーザ定義のロケールを中国語に設定した場合の user-locale コマンドからの出力例を示します。
Router(config-register-global)# user-locale U1 load chinese.pkg
LOCALE INSTALLER MESSAGE: VER:1
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Langcode:zh
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Language:Chinese
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-font.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-kate.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: mk-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: td-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7921-font.dat
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7921-kate.utf-8.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7921-kate.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary.utf-8.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary-ext.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7921-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g3-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: utf8_tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: New Locale configured
Processing file:flash:/its/user_define_1_tags_file
Processing file:flash:/its/user_define_1_utf8_tags_file
CNF-FILES: Clock is not set or synchronized, retaining old versionStamps
CNF files updating complete
システム定義のロケールとしてのスウェーデン語:例
次に、Cisco Unified CME でシステム定義のロケールをスウェーデン語に設定した場合の user-locale コマンドからの出力例を示します。
Router(config-register-global)# user-locale SE load swedish.pkg
LOCALE INSTALLER MESSAGE: VER:1
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Langcode:se
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Language:swedish
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g3-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: gp-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: ipc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: mk-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: td-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: New Locale configured
CNF-FILES: Clock is not set or synchronized, retaining old versionStamps
CNF files updating complete
すべての電話機に適用されるデフォルトがシステム定義のロケール
次の例は、Cisco Unified CME のシステム定義のロケールを設定し、ロケールがデフォルトのロケール インデックス(user-locale-tag 0)に存在している場合の user-locale コマンドからの出力です。 user-locale-tag 引数は、複数のロケールを使用する場合にだけ必要です。それ以外の場合に使用すると、指定された言語がすべての SCCP 電話機に適用されるデフォルトになります。
Router(config-telephony)# user-locale SE load CME-locale-sv_SV-7.0.1.1a.tar
Updating CNF files
LOCALE INSTALLER MESSAGE: VER:1
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Langcode:se
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Language:swedish
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g3-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: gp-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: ipc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: mk-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: td-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: New Locale configured
CNF-FILES: Clock is not set or synchronized, retaining old versionStamps
CNF files updating complete
Router(config-telephony)# create cnf-files
Router(config-telephony)# ephone 3
Router(config-ephone)# reset
すべての電話機に適用されるデフォルト言語がユーザ定義のロケール
次の例は、Cisco Unified CME のユーザ定義のロケールを設定し、ロケールがデフォルトのロケール インデックス(user-locale-tag 0)に存在している場合の user-locale コマンドからの出力です。 user-locale-tag 引数は、複数のロケールを使用する場合に必要です。それ以外の場合に使用すると、指定された言語がすべての SCCP 電話機に適用されるデフォルトになります。
Router(config-telephone)# user-locale U1 load CME-locale-xh_CN-7.0.1.1.tar
Updating CNF files
LOCALE INSTALLER MESSAGE: VER:1
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Langcode:fi
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Language:Finnish
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-kate.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7920-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-font.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-kate.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: mk-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: td-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: utf8_tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g3-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary.utf-8.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: ipc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: gp-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: New Locale configured
Processing file:flash:/its/user_define_2_tags_file
Processing file:flash:/its/user_define_2_utf8_tags_file
CNF-FILES: Clock is not set or synchronized, retaining old versionStamps
CNF files updating complete
Router(config-telephony)# create cnf-files
Router(config-telephony)# ephone 3
Router(config-ephone)# reset
デフォルト以外のロケール インデックスでのロケールの設定
次の例は、Cisco Unified CME で特定の SCCP 電話機(ephone 1)の代替ロケールとしてユーザ定義のロケールを設定する場合の、 user-locale コマンドの出力を示しています。 user-locale-tag 引数は、複数のロケールを使用する場合にだけ必要です。このコンフィギュレーションでは、ユーザ ロケール インデックス 2 のロケールがユーザ定義のフィンランド語(U2)です。
Router(config-telephony)# user-locale 2 U2 load CME-locale-fi_FI-7.0.1.1.tar
Updating CNF files
LOCALE INSTALLER MESSAGE: VER:1
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Langcode:fi
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Language:Finnish
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7905-kate.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7920-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-font.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-kate.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: 7960-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: mk-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: td-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: utf8_tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g3-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary.utf-8.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: SCCP-dictionary.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: ipc-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: gp-sccp.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: New Locale configured
Processing file:flash:/its/user_define_2_tags_file
Processing file:flash:/its/user_define_2_utf8_tags_file
CNF-FILES: Clock is not set or synchronized, retaining old versionStamps
CNF files updating complete
Router(config-telephony)# ephone-template 1
Router(config-ephone-template)# user-locale 2
Router(config-ephone-template)# ephone 1
Router(config-ephone)# ephone-template 1
The ephone template tag has been changed under this ephone, please restart or reset ephone to take effect.
Router(config-ephone)# telephony-service
Router(config-telephony)# create cnf-files
Router(config-telephony)# ephone 1
Router(config-ephone)# reset
SIP:複数のユーザ ロケールとネットワーク ロケール:例
次の例では、デフォルト ロケール 0 をドイツ語に設定する例を示します。これによって、ドイツ語がデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールとして定義されます。ephone テンプレートを使用して個々の電話機に別のロケールを適用しない限り、ドイツ語がすべての電話機で使用されます。
voice register global
user-locale 0 DE
network-locale 0 DE
前のコマンドを使用してドイツ語をデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールとして定義した後、次のコマンドを使用してデフォルト値 0 を US に戻します。
voice register global
no user-locale 0 DE
no network-locale 0 DE
ドイツ語をデフォルトのユーザ ロケールおよびネットワーク ロケールとして定義するためのもう 1 つの方法は、次のコマンドを使用することです。
voice register global
user-locale DE
network-locale DE
前のコマンドを使用した後、次のコマンドを使用してデフォルトを US に戻します。
voice register global
no user-locale DE
no network-locale DE
SIP:代替ロケール
次の例では、3 つの代替ロケールとして JP(日本)、FR(フランス)、および ES(スペイン)を定義します。ephone テンプレートを使用して適用された代替がないすべての電話機のデフォルトは US です。この例では、ephone 11 がロケールに JP を使用し、ephone 12 が FR、ephone 13 が ES、ephone 14 がデフォルトの US を使用します。
voice register global
create profile
user-locale 1 JP
user-locale 2 FR
user-locale 3 ES
network-locale 1 JP
network-locale 2 FR
network-locale 3 ES
create profile
voice register template 1
user-locale 1
network-locale 1
voice register template 2
user-locale 2
network-locale 2
voice register pool 1
number 1 dn 1
template 1
user-locale 3
network-locale 3
voice register pool 2
number 2 dn 2
template 2
voice register pool 6
number 3 dn 3
template 3
SIP:Locale Installer:例
次の例は、ロケール インストーラでは特権 EXEC コンフィギュレーション モードで copy コマンドを使用してロケール ファイルをコピーするだけで、Cisco Unified SIP IP Phone でロケールを設定できることを示しています。またこの例は、ロケール ファイルが /its ディレクトリにコピーされたことも示しています。
Router# copy tftp://100.1.1.1/CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar flash:/its
Destination filename [/its/CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar]?
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# voice register global
Router(config-register-global)# user-locale DE load CME-locale-de_DE-German-8.6.3.0.tar
LOCALE INSTALLER MESSAGE (SIP):Loading Locale Package...
LOCALE INSTALLER MESSAGE: VER:3
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Langcode:de_DE
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Language:German
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g3-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: utf8_tags_file
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: gd-sip.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: gh-sip.jar
LOCALE INSTALLER MESSAGE: Filename: g4-tones.xml
LOCALE INSTALLER MESSAGE: New Locale configured
Router(config-register-global)#