はじめる前に
このモジュールでは、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)を設定する前に決定する必要がある一般的事項、Cisco Unified CME を設定するためのツールに関する情報、およびテレフォニー設定を作成または変更するためのワークフローについて説明します。
Cisco Unified CME の設定に関する前提条件
• 購入した Cisco Unified CME の使用を許諾する基本 Cisco Unified CME 機能ライセンスと電話機ユーザ ライセンス。
(注) Cisco Unified Communications Manager など、H.450 規格をサポートしていないネットワーク デバイスへの H.323 コール転送および自動転送をサポートするには、ネットワークにタンデム ゲートウェイが必要です。タンデム ゲートウェイは、Cisco IOS release 12.3(7)T 以降のリリースを実行している必要があり、H.323 ゲートキーパー、IP-to-IP ゲートウェイ、および H.450 タンデム機能を含む Integrated Voice and Video Services 機能ライセンス(FL-GK-NEW-xxx)が必要です。
• IP ネットワークが動作可能で、シスコの Web にアクセスできること。
• 有効な Cisco.com アカウントを持っていること。
• ファイルのダウンロードのため、TFTP サーバにアクセスできる。
• シスコ ルータおよび Cisco Unified CME に推奨されるすべてのサービス ハードウェアがインストールされている。インストールの詳細については、「シスコ音声サービス ハードウェアの設置方法」を参照してください。
• 推奨される Cisco IOS IP Voice 以上のイメージがルータのフラッシュ メモリにダウンロードされている。
– 推奨される Cisco Unified CME のバージョンをサポートする Cisco IOS ソフトウェア リリースを判断するには、『 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Compatibility Matrix 』を参照してください。
– 各 Cisco IOS ソフトウェア リリースの機能リストについては、『 Feature Navigator 』を参照してください
– インストールの詳細については、「Cisco IOS ソフトウェアのインストール方法」を参照してください。
• VoIP ネットワーキングが動作していること。品質とセキュリティを高めるには、データと音声に個別の仮想 LAN(VLAN)を使用することを推奨します。各 VLAN に割り当てる IP ネットワークは、その VLAN 上にあるすべてのノードのアドレスをサポートできるよう、十分に大規模なものにする必要があります。Cisco Unified CME 電話機は、音声ネットワークからその IP アドレスを受け取り、PC、サーバ、およびプリンタなどのすべての他のノードは、データ ネットワークからそれぞれの IP アドレスを受け取ります。設定については、「シスコ スイッチでの VLAN の設定方法」を参照してください。
Cisco Unified CME の設定に対する制約事項
• Cisco Unified CME は、Cisco Unified Communications Manager クラスタのメンバとして登録できません。
• G.729 で会議と保留音(MOH)をサポートするには、G.711 間での G.729 のトランスコーディングに、ハードウェア デジタル シグナル プロセッサ(DSP)が必要です。
• 3 者間会議が確立されると、参加者はコール転送を使用して、残りの会議参加者を別の番号へ参加させることができません。
• Cisco Unified CME は、以下をサポートしていません。
– CiscoWorks IP Telephony Environment Monitor(ITEM)
– 要素管理システム(EMS)統合
– メディア ゲートウェイ コントロール プロトコル(MGCP)のオンネット コール
– Cisco IP Softphone、Cisco Unified Communications Manager Auto Attendant、または Cisco Personal Assistant などの Java Telephony Application Programming Interface(JTAPI)アプリケーション
– テレフォニー アプリケーション プログラミング インターフェイス(TAPI)
Cisco Unified CME は、TAPI 機能のごく一部だけを実装しています。複数の独立クライアントの動作(電話回線あたり 1 台のクライアントなど)はサポートされますが、自動着信呼分配(ACD)および Cisco Unified Contact Center(旧 Cisco IPCC)など、複雑な機能のために必要な複数ユーザまたは複数コールの処理は十分にサポートしていません。また、この TAPI バージョンには、直接メディアおよび音声処理機能がありません。
設定の計画について
Cisco Unified CME を設定する前に、次の概念を理解しておく必要があります。
• 「システム設計」
• 「電話ハッカーの侵入阻止」
• 「設定方法の概要」
• 「Cisco Unified CME GUI」
• 「ワークフロー」
電話ハッカーの侵入阻止
シスコ ルータ プラットフォームに音声対応 Cisco IOS ソフトウェア イメージをインストールする場合、プラットフォーム上で適切な機能をイネーブルにして、電話ハッカーによる侵入の可能性を防止する必要があります。これらの機能は、音声コールを処理する Unified Communications アプリケーションすべてに展開します。アプリケーションには、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)、Cisco Survivable Remote Site Telephony(Cisco Unified SRST)、Cisco Unified Border Element、Cisco IOS ベースのルータ、スタンドアロンのアナログおよびデジタルの PBX、公衆電話交換網(PSTN)ゲートウェイ、Cisco contact-center VoiceXML ゲートウェイなどがあります。これらの機能には次のようなものがあります。
• 音声ポートで 2 次ダイヤル トーンをディセーブルにする:デフォルトでは、2 次ダイヤル トーンはシスコ ルータ ゲートウェイの音声ポートで再生されます。インバウンド発信者に対して 2 次ダイヤル トーンが再生されないようにするには、Foreign Exchange Office(FXO)ポートには Private Line Automatic Ringdown(PLAR)、T1/E1 ポートには Direct-Inward-Dial(DID)を使用します。
• シスコ ルータのアクセス コントロール リスト(ACL):ACL を定義して、ルータまたはゲートウェイへのコールの明示的に有効な発信者を許可でき、ルータまたはゲートウェイによって不正な Session Initiation Protocol(SIP)または未知の発信者からの H.323 コールが処理および接続されないようにします。
• 使用されていない SIP および H.323 ポートを閉じる:配置で SIP または H.323 プロトコルのいずれかが使用されていない場合、そのプロトコルのポートを閉じます。シスコ音声ゲートウェイに、Time Division Multiplex(TDM)トランクまたは IP のいずれかを使用して発信コールを PSTN にルーティングするようにダイヤルピアが設定されている場合、使用されていない H.323 または SIP ポートを閉じて、不正エンドポイントからのコールが接続されないようにします。これらのプロトコルが使用されており、ポートを開いておく必要がある場合、ACL を使用して正当な発信元へのアクセスを制限します。
• SIP ポート 5060 を変更する:SIP がアクティブに使用されている場合、ポートを既知のポート 5060 以外に変更することを検討します。
• SIP 登録:SIP トランクで SIP 登録を使用できる場合、この機能をオンにします。これは、正当な発信元だけがコールを接続できる認証および検証レベルが追加されるためです。SIP 登録が使用できない場合は、適切な ACL が設定されていることを確認します。
• SIP ダイジェスト認証:SIP ダイジェスト認証機能が登録または招待に使用できる場合、この機能をオンにします。これは、正当な発信元だけがコールを接続できる認証および検証レベルが追加されるためです。
• 明示的な着信ダイヤルピアと発信ダイヤルピア:明示的なダイヤルピアを使用して、ルータ、特に Cisco Unified CME、Cisco Unified SRST、および Cisco Unified Border Element で使用される IP 間接続で許可される通話のタイプとパラメータを制御します。着信ダイヤルピアはコールの発信元、発信ダイヤルピアは宛先をさらに制御します。着信ダイヤルピアは常にコールに使用されます。ダイヤルピアが明示的に定義されていない場合、暗黙のダイヤルピア 0 を使用してすべてのコールを許可します。
• 明示的な宛先パターン:宛先パターンに .T より細かい粒度のダイヤルピアを使用して、許可されていないオフネット コール宛先をブロックします。特定の宛先パターンを持つダイヤルピアで Class Of Restriction(COR; 制限クラス)を使用すると、PSTN のさまざまな宛先へのコールをさらに詳細に制御できます。
• トランスレーション ルール:トランスレーション ルールを使用して、コールが PSTN に接続する前にダイヤルされた番号を操作し、PSTN の宛先にダイヤルできるユーザを詳細に制御します。正当なユーザは、特定の PSTN(国際など)の場所に PSTN のアクセス コードおよび拡張番号をダイヤルします。
• Tcl および VoiceXML スクリプト:Tcl/VoiceXML スクリプトをダイヤルピアに付加して、データベース検索や追加のルータ外許可チェックを実行し、発信番号または宛先番号に基づいてコール フローを許可または拒否します。Tcl/VoiceXML スクリプトを使用して、インバウンド DID コールにプレフィックスを追加することもできます。プレフィックスと DID が内線と一致すると、コールは完了します。一致しない場合、無効な番号がダイヤルされたというプロンプトを発信者に対して再生できます。
• ホスト名の検証:「ホスト名の許可」機能を使用して、Request Uniform Resource Identifier(Request URI)に完全修飾ドメイン名(FQDN)ホスト名を含む初期 SIP Invite を、正当な発信元ホスト名の設定済みリストに対して検証します。
• ダイナミック ドメイン ネーム サービス(DNS):DNS をダイヤルピアの「セッション ターゲット」として使用している場合、通話接続の実際の IP アドレスの宛先は、次の通話では異なる場合があります。音声ソース グループおよび ACL を使用して、DNS 応答で予想される有効なアドレス範囲を制限します(このアドレス範囲は後でコール設定宛先に使用されます)。
設定の詳細については、『Cisco IOS Unified Communications Toll Fraud Prevention』および『 Configuring Toll Fraud Prevention』を参照してください。
設定方法の概要
IP テレフォニー システムの初期設定を作成するか、従業員の異動に関連する日常的な追加および変更などの継続的なメンテナンスを実行するかによって、設定方法を選択します。 表 2 に、Cisco Unified CME を設定するためのさまざまな方法の比較を示します。
表 2 Cisco Unified CME の設定方法の比較
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Cisco IOS コマンドライン インターフェイス サポートされる機能については、 表 6 を参照してください。 Cisco IOS コマンドの使用については、「Cisco IOS コマンドを使用した設定の作成または変更」を参照してください。 |
• 設定するシスコ ルータに保存可能な、実行コンフィギュレーション用のコマンドを生成します。 • 初期設定および継続的なメンテナンス中にすべてのパラメータと機能を設定または変更するために使用します。 |
Cisco IOS コマンドと Cisco Unified CME に関する知識が必要です。 |
「Cisco Unified CME GUI」 Cisco Unified CME GUI の使用については、「Cisco Unified CME GUI を使用した設定の変更または管理」を参照してください。 |
• グラフィカル ユーザ インターフェイス • 継続的なシステム メンテナンスに使用します。 • 電話機と内線番号を変更、追加、および削除し、ボイスメール、IP Phone の URL、2 次ダイヤル トーンパターン、タイムアウト、転送パターン、および保留音ファイルを設定します。 • 3 つの設定可能なアクセス レベルがあります。 |
• 番号変換、コール ルーティング、および制限クラスなどの音声機能をプロビジョニングすることはできません。 • DHCP、IP アドレッシング、および VLAN などのデータ機能をプロビジョニングすることはできません。 • Cisco Unified CME に登録された IP Phone だけをプロビジョニングできます。一括管理を使用して、複数の電話機を同時にインポートすることはできません。IP Phone ファームウェアを管理できません。 • Cisco Unified CME バージョンをアップグレードした場合は、フラッシュ メモリ内のファイルの手動アップグレードが必要です。 |
音声バンドル
音声バンドルには、セキュアなデータ ルーティングのための Cisco Integrated Services Router、IP テレフォニーをサポートするための Cisco Unified CME ソフトウェアとライセンス、音声ゲートウェイ機能に対する Cisco IOS SP Services または Advanced IP Services ソフトウェアが含まれ、ボイスメールと自動受付機能に Cisco Unity Express を追加する柔軟性が提供されます。音声バンドルは、世界中のビジネスの多様なニーズを満たすよう設計されています。ソリューションを完成するには、PSTN またはホスト PBX、Cisco IP Phones、および Power-over Ethernet(PoE)をサポートしている Cisco Catalyst データ スイッチとのインターフェイスとして、デジタルまたはアナログ トランク インターフェイスを追加します。
表 3 に、Cisco IPC Express を導入するためのシスコ ツールのリストを示します。
表 3 Cisco IPC Express を導入するためのシスコ ツール
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Cisco Configuration Professional Express(Cisco CP Express)および Cisco Configuration Professional(Cisco CP) |
Cisco CP Express は、ルータのフラッシュ メモリに格納される基本ルータ設定ツールです。Cisco CP 付きで注文したすべてのデバイスに付属します。Cisco CP Express によって、ユーザはデバイスの基本的な設定を行い、高度な設定とモニタリング機能のために Cisco CP をインストールできます。 Cisco CP とは、高度な設定およびモニタリングのための次世代ツールです。このツールによって、ルータの LAN インターフェイスと WAN インターフェイス、ファイアウォール、IPSec VPN、ダイナミック ルーティング、およびワイヤレス通信などを設定できます。Cisco CP は、PC にインストールされます。CD-ROM で提供されますが、www.cisco.com からダウンロードすることもできます。 |
「Cisco Unified CME GUI」 |
Cisco Unified CME GUI によって、ユーザはシステムと電話機のオプション機能のサブセットを設定できます。 |
Cisco Network Assistant |
Cisco Network Assistant は、中小企業のネットワークに合わせて最適化された、PC ベースのネットワーク管理アプリケーションです。ユーザ フレンドリな GUI を通じて、設定管理、インベントリ レポート、パスワード同期、および Cisco SMB-Class スイッチ、ルータ、アクセス ポイントに対するドラッグ アンド ドロップ IOS アップグレードなどの共通サービスを適用できます。 |
Cisco Unity Express の初期化ウィザード 該当する『 Cisco Unity Express GUI Administrator Guide 』( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5520/prod_maintenance_guides_list.html )の「Configuring the System for the First Time」を参照してください。 |
Cisco Unity Express GUI の初期化ウィザードでは、ユーザ、ボイスメールボックス、およびボイスメールと自動受付のその他機能を設定するために必要な情報の入力が、ユーザに要求されます。このウィザードは、Cisco Unity Express GUI に初めてログインすると、自動的に起動されます。 |
Router and Security Device Manager(SDM) |
Cisco Router and Security Device Manager(Cisco SDM)は、シスコ ルータ用の直観的な Web ベースのデバイス管理ツールです。Cisco SDM は、スマート ウィザードによって、ルータとセキュリティの設定を簡略化します。スマート ウィザードは、顧客とシスコ パートナーが、コマンドライン インターフェイス(CLI)の知識を必要とせずに、シスコ ルータをすばやく簡単に導入し、設定するために役立ちます。 Cisco 7301 ルータに対して Cisco 830 シリーズでサポートされた Cisco SDM は、Cisco 1800 シリーズ、Cisco 2800 シリーズ、および Cisco 3800 シリーズのルータに付属し、工場でプレイインストールされています。 |
Cisco Unified CME GUI
Cisco Unified CME GUI は、ほとんどのシステムレベル機能と電話機レベル機能を管理するための Web ベース インターフェイスを提供します。特に、GUI によって、従業員の異動に関連するルーチンの追加と変更が容易になり、技術担当者以外のスタッフがこのような変更を実行できるようになります。
GUI は、次のユーザ クラスをサポートするために 3 レベルのアクセスを提供します。
• システム管理者:すべてのシステム全体および電話機ベースの機能を設定できます。システム管理者は、Cisco IOS ソフトウェアと VoIP ネットワーク設定に精通しています。
• カスタマー管理者:システム全体の機能にアクセスすることなく、日常的な電話機の追加と変更を実行できます。カスタマー管理者は、Cisco IOS ソフトウェアに精通している必要がありません。
• 電話機ユーザ:自分の電話機で機能のごく一部をプログラムし、Cisco Unified CME ディレクトリを検索することができます。
Cisco Unified CME GUI は、HTTP を使用して、Cisco Unified CME ルータと管理者または電話機ユーザの PC 間で情報を転送します。ルータは HTTP サーバとして設定する必要があり、システム管理者の初期のユーザ名とパスワードを定義する必要があります。追加のカスタマー管理者と電話機ユーザは、Cisco IOS コマンドライン インターフェイスまたは GUI 画面を使用して追加できます。
Cisco Unified CME は eXtensible Markup Language(XML)Cascading Style Sheet(.css サフィクスの付いたファイル)をサポートしているため、ブラウザの GUI 表示のカスタマイズに使用できます。
GUI は、リモート サーバ機能を通じて、システム管理者に対する認証、許可、およびアカウンティング(AAA)をサポートします。サーバを通じた認証に失敗した場合は、ローカル ルータが検索されます。
Cisco Unified CME GUI は、使用する前にインストールおよびセットアップする必要があります。Cisco Unified GUI の使用については、GUI のオンライン ヘルプを参照してください。
Cisco Unified CME GUI の使用については、「Cisco Unified CME GUI を使用した設定の変更または管理」を参照してください。
Cisco Unified CME の設定:ワークフロー
表 4 に、Cisco Unified CME をインストールおよび設定し、設定を変更するための作業について、作業を実行する順序で示します。また、各作業をサポートする本ガイドのモジュールへのリンクも示してあります。
(注) すべての Cisco Unified CME に対してすべての作業が要求されるわけではありません。要求される作業は、ソフトウェア バージョン、および新しい Cisco Unified CME であるか、Cisco Unified CME をサポートするためにアップグレードしている既存のシスコルータであるか、新しい機能のために、または電話機の追加や削除のためにアップグレードまたは変更している既存の Cisco Unified CME であるかによって異なります。
表 5 に、Cisco Unified CME とこのガイドで取り上げるモジュールで、一般に設定される機能を追加するためのタスク リストを示します。機能の詳細なリストと、このガイドの対応する情報へのリンクについては、「Cisco Unified CME Features Roadmap」(P.1)を参照してください。
シスコ音声サービス ハードウェアの設置方法
(注) 通常、シスコ ルータには、シスコ音声サービス ハードウェアが付属し、注文したその他のオプション装置がすでに設置されています。ハードウェアが設置されていない場合、または Cisco Unified CME や Cisco Unity Express をサポートするために既存のシスコ ルータをアップグレードする場合は、ハードウェア コンポーネントを設置する必要があります。
音声バンドルには、Cisco Unity Express に必要なすべてのコンポーネントは含まれていません。構成に Cisco Unity Express を含める方法の詳細については、現地の Cisco IP Communications Express パートナーに問い合わせてください。
前提条件
• シスコ ルータと Cisco Unified CME に推奨されるすべてのハードウェア、および必要に応じて Cisco Unity Express が注文および配送されているか、すでに現地にあること。
ハードウェアの設置
シスコ ルータと音声サービス ハードウェアを設置するには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. ネットワークにシスコ ルータを設置します。
2. シスコ ルータに接続します。
3. show version コマンドまたは show flash コマンドを使用して、ルータに搭載されているメモリ容量を確認します。
4. DRAM とフラッシュ メモリの要件を確認します。
5. システム メモリを設置またはアップグレードします。
6. シスコ音声サービス ハードウェアを設置します。
7. Smartinit をディセーブルにし、合計メモリの 10% を入出力(I/O)メモリに割り当てます。
手順の詳細
ステップ 1
ネットワークにシスコ ルータを設置します。シスコ ルータの設置に関する説明については、www.cisco.com>Technical Support & Documentation>Product Support>Routers >
router you are using >Install and Upgrade Guides にあるマニュアルを参照してください。
ステップ 2 シスコ音声サービス ハードウェアを設置します。
a. シスコ インターフェイス カードの設置に関する説明については、www.cisco.com>Technical Support & Documentation>Product Support>Cisco Interfaces and Modules> interface you are using >Install and Upgrade Guides or Documentation Roadmap にあるマニュアルを参照してください。
b. Catalyst スイッチを設置し、設定するには、『 Cisco Network Assistant 』を参照してください。
c. Cisco EtherSwitch モジュールの設置に関する説明については、www.cisco.com>Technical Support & Documentation>Product Support>Cisco Switches> switch you are using >Install and Upgrade Guides にあるマニュアルを参照してください。
ステップ 3 ターミナルまたはターミナル エミュレーションを搭載した PC を使用してシスコ ルータに接続します。ターミナルまたはターミナル エミュレーションを実行している PC をルータのコンソール ポートに接続します。
次のターミナル設定を使用します。
• 9600 ボーレート
• パリティなし
• 8 データ ビット
• 1 ストップ ビット
• フロー制御なし
(注) 次の手順で示すメモリの推奨値と Cisco IP Phone の最大数は、一般的な Cisco Unified CME 構成だけを対象としています。電話機の数が多く、構成が複雑なシステムは、すべてのプラットフォームで動作するとは限らず、追加のメモリまたはパフォーマンスの高いプラットフォームが要求されることがあります。
ステップ 4 ルータにログインし、 show version EXEC コマンドまたは show flash 特権 EXEC コマンドを使用して、ルータに搭載されているメモリ容量を確認します。 show version コマンドの実行後に、次の行を確認します。
例:
Cisco 2691 (R7000) processor (revision 0.1) with 177152K/19456K bytes of memory
31360K bytes of ATA System Compactflash (Read/Write)
最初の行は、ルータに搭載されている DRAM とパケット メモリの容量を示しています。プラットフォームの中には、DRAM の一部分をパケット メモリとして使用するものがあります。メモリ要件にはこの点が考慮されているため、ルータで使用可能な DRAM の量を調べるには(メモリ要件の観点から)両方の数を加算する必要があります。
2 番めの行は、ルータに搭載されているフラッシュ メモリの容量を示しています。
または
show flash コマンドの実行後に、次の行を確認します。シスコ ルータに搭載されている合計フラッシュ メモリを決定するために使用される数値に対して、使用可能な数値を加算します。
例:
2252800 bytes available, (29679616 bytes used]
ステップ 5 使用している Cisco Unified CME バージョンとシスコ ルータ モデルに対する DRAM とフラッシュ メモリの要件を確認します。Cisco Unified CME 仕様については、該当する『 Cisco Unified CME Supported Firmware, Platforms, Memory, and Voice Products 』を参照してください。
ステップ 6 ルータに搭載されているメモリ容量と、必要なメモリ容量を比較します。ルータにシステム メモリを設置または増設するには、www.cisco.com>Technical Support & Documentation>Product Support>Routers> router you are using >Install and Upgrade Guides にあるマニュアルを参照してください。
ステップ 7 memory-size iomem i/o memory-percentage 特権 EXEC コマンドを使用して、Smartinit をディセーブルにし、合計メモリの 10% を入出力(I/O)メモリに割り当てます。
例:
Router# memory-size iomem 10
Cisco IOS ソフトウェアのインストール方法
(注) 音声バンドル内のシスコ ルータには、推奨 Cisco IOS ソフトウェア リリースおよび機能セットと、Cisco Unified CME および Cisco Unity Express をサポートするために必要な Cisco Unified CME 電話ファームウェアおよび GUI ファイルが事前にロードされています。推奨ソフトウェアがインストールされていない場合、または Cisco Unified CME と Cisco Unity Express をサポートするために既存のシスコ ルータをアップグレードする場合は、必要なイメージとファイルをダウンロードし、展開する必要があります。
前提条件
• 十分なメモリ、すべてのシスコ音声サービス ハードウェア、およびその他のオプション ハードウェアを含むシスコ ルータが設置されていること。
Cisco IOS ソフトウェアのインストール
推奨ソフトウェアがシスコ ルータにインストールされていることを確認し、必要に応じて Cisco IOS Voice 以上のイメージをダウンロードおよびインストールするには、次の手順を実行します。
手順の概要
1. ルータにインストールされている Cisco IOS ソフトウェア リリースを確認します。
2. その Cisco IOS リリースが、推奨される Cisco Unified CME をサポートしているかどうかを調べます。
3. 推奨される Cisco IOS IP Voice 以上のイメージをフラッシュ メモリにダウンロードして展開します。
4. reload コマンドを使用して、Cisco Unified CME をに新しいソフトウェアをリロードします。
手順の詳細
ステップ 1 ルータにインストールされている Cisco IOS ソフトウェア リリースを確認します。ルータにログインし、 show version EXEC コマンドを使用します。
例:
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 12.3 T Software (C2600-I-MZ), Version 12.3(11)T, RELEASE SOFTWARE
ステップ 2 シスコ ルータにインストールされている Cisco IOS リリースと、『 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 』の情報を比較して、その Cisco IOS リリースが推奨される Cisco Unified CME をサポートしているかどうかを調べます。
ステップ 3 必要に応じて、推奨される Cisco IOS IP Voice 以上のイメージをルータのフラッシュ メモリにダウンロードして展開します。
ソフトウェアのインストールについては、www.cisco.com>Technical Support & Documentation>Product Support> Cisco IOS Software> Cisco IOS Software Mainline release you are using > Configuration Guides> Cisco IOS Configuration Fundamentals and Network Management Configuration Guide>Part 2: File Management>Locating and Maintaining System Images にある情報を参照してください。
ステップ 4 Cisco IOS リリースを交換またはアップグレード後、Cisco Unified CME ルータに新しいソフトウェアをリロードするには、 reload 特権 EXEC コマンドを使用します。
例:
System configuration has been modified. Save [yes/no]:
Building configuration...
Proceed with reload? Confirm.
11w2d: %Sys-5-RELOAD: Reload requested by console. Reload reason: reload command
System bootstrap, System Version 12.2(8r)T, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Press RETURN to get started.
シスコ スイッチでの VLAN の設定方法
Cisco Catalyst スイッチ、内部 Cisco NM、HWIC、またはファスト イーサネット スイッチング モジュールで、音声とデータ用の 2 つの仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)を設定するには、次の どちらかの 作業だけを実行します。
• 「Network Assistant を使用した Cisco Catalyst スイッチの設定」
• 「Cisco IOS コマンドを使用した Cisco Catalyst スイッチの設定」
• 「内部シスコ イーサネット スイッチング モジュールでの VLAN の設定」
Network Assistant を使用した Cisco Catalyst スイッチの設定
外部 Cisco Catalyst スイッチで、音声とデータ用の 2 つの仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)を設定し、ネットワークで Cisco Quality-of-Service(QoS)ポリシーを実装するには、次の手順を実行します。
前提条件
• 十分なメモリ、すべてのシスコ音声サービス ハードウェア、およびその他のオプション ハードウェアを含むシスコ ルータが設置されていること。
• 推奨される Cisco IOS リリースおよび機能セットと、必要な Cisco Unified CME 電話ファームウェアおよび GUI ファイルがインストールされていること。
• Cisco Network Assistant を使用して、Cisco Unified CME ルータのスイッチで VLAN を設定できるかどうかを確認する。該当する『 Release Notes for Cisco Network Assistant 』の「Devices Supported」を参照してください。
(注) Cisco Network Assistant をダウンロードし、インストールして、実行するためには、LAN で Cisco Unified CME ルータに接続された PC が必要です。
• Cisco Network Assistant を使用して、Cisco Catalyst スイッチで VLAN を設定する場合は、Cisco Network Assistant をインストールし、実行する PC が、最低のハードウェア要件とオペレーティング システム要件を満たしていることを確認する。『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』の「 Installing, Launching, and Connecting Network Assistant 」を参照してください。
• 管理コンソールから Cisco Catalyst スイッチを管理するには、スイッチの RJ-45 コンソール ポートを管理ステーションまたはモデムに接続する RJ-45-to-RJ-45 ロールオーバー ケーブルと適切なアダプタが必要(どちらもスイッチに付属)。
ケーブルの詳細と、管理ステーションまたはモデムをコンソール ポートに接続する方法の詳細については、『 Catalyst 2820 Series Installation and Configuration Guide 』の「 Connecting to the Console Port 」を参照してください。
手順の概要
1. Cisco Network Assistant をインストール、起動、および接続します。
2. Network Assistant を使用して、スイッチ ポートで 2 つの VLAN をイネーブルにし、Cisco Unified CME ルータとスイッチの間でトランクを設定し、Cisco IOS Quality-of-Service(QoS)を設定します。
手順の詳細
ステップ 1 Cisco Network Assistant をインストール、起動、および接続します。この説明については、『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』の「 Installing, Launching, and Connecting Network Assistant 」を参照してください。
ステップ 2 Cisco Network Assistant を使用して、次の作業を実行します。追加の情報と手順については、オンライン ヘルプを参照してください。
• スイッチ ポートで 2 つの VLAN をイネーブルにします。
• Cisco Unified CME ルータとスイッチの間でトランクを設定します。
• Cisco IOS Quality-of-Service(QoS)を設定します。
Cisco IOS コマンドを使用した Cisco Catalyst スイッチの設定
音声とデータ用の 2 つの仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)、Cisco Unified CME ルータとスイッチ間のトランク、および外部 Cisco Catalyst スイッチの Cisco IOS Quality-of-Service(QoS)を設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
• 十分なメモリ、すべてのシスコ音声サービス ハードウェア、およびその他のオプション ハードウェアを含むシスコ ルータが設置されていること。
• 推奨される Cisco IOS リリースおよび機能セットと、必要な Cisco Unified CME 電話ファームウェアおよび GUI ファイルがインストールされていること。
• 管理コンソールから Cisco Catalyst スイッチを管理するには、スイッチの RJ-45 コンソール ポートを管理ステーションまたはモデムに接続する RJ-45-to-RJ-45 ロールオーバー ケーブルと適切なアダプタが必要(どちらもスイッチに付属)。
ケーブルの詳細と、管理ステーションまたはモデムをコンソール ポートに接続する方法の詳細については、『 Catalyst 2820 Series Installation and Configuration Guide 』の「Connecting to the Console Port」を参照してください。
手順の概要
1. enable
2. vlan database
3. vlan vlan-number name vlan-name
4. vlan vlan-number name vlan-name
5. exit
6. wr
7. configure terminal
8. macro global apply cisco-global
9. interface slot-number / port-number
10. macro apply cisco-phone $AVID number $VVID number
11. interface slot-number / port-number
12. macro apply cisco- router $NVID number
13. end
14. wr
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Switch> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
vlan database
Switch# vlan database |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
vlan vlan-number name vlan-name
Switch(vlan)# vlan 10 name data VLAN 10 modified Name: DATA |
設定している VLAN の番号と名前を指定します。 • vlan-number :設定しているダイヤルピアに割り当てる一意の値。範囲:2 ~ 1004。 • name :設定している vlan-number に関連付ける VLAN の名前。 |
ステップ 4 |
vlan vlan-number name vlan-name
Switch(vlan)# vlan 100 name voice VLAN 100 modified Name: VOICE |
設定している VLAN の番号と名前を指定します。 |
ステップ 5 |
exit
Switch(vlan)# exit |
このコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
wr
Switch# wr |
コンフィギュレーション ファイルに変更内容を書き込みます。 |
ステップ 7 |
configure terminal
Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 8 |
macro global apply cisco-global
Switch (config)# macro global apply cisco-global |
QoS 用の Smartports グローバル コンフィギュレーション マクロを適用します。 |
ステップ 9 |
interface slot-number / port-number
Switch (config)# interface fastEthernet 0/1 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードで設定するインターフェイスを指定します。 • slot-number / port-number :Cisco IP Phone または PC を接続するインターフェイスのスロットとポート 。 (注) スロット番号とポート番号の間に、スラッシュを入力する必要があります。 |
ステップ 10 |
macro apply cisco-phone $AVID number $VVID number
Switch (config-if)# macro apply cisco-phone $AVID 10 $VVID 100 |
設定しているポートに、Smartports マクロの VLAN 設定と QoS 設定を適用します。 • $AVID number :以前のステップで設定したデータ VLAN。 • $VVID number :以前のステップで設定した音声 VLAN。 |
ステップ 11 |
interface slot-number / port-number
Switch (config-if)# interface fastEthernet 0/24 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードで設定するインターフェイスを指定します。 • slot-number / port-number -- シスコ ルータを接続するインターフェイスのスロットとポート 。 (注) スロット番号とポート番号の間に、スラッシュを入力する必要があります。 |
ステップ 12 |
macro apply cisco- router $NVID number
Switch (config-if)# macro apply cisco-router $NVID 10 |
設定しているポートに、Smartports マクロの VLAN 設定と QoS 設定を適用します。 • $NVID number :以前のステップで設定したデータ VLAN。 |
ステップ 13 |
end
Switch(config-if)# end |
特権 EXEC コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 14 |
wr
Switch# wr |
コンフィギュレーション ファイルに変更内容を書き込みます。 |
内部シスコ イーサネット スイッチング モジュールでの VLAN の設定
内部シスコ イーサネット スイッチング モジュールで、音声とデータ用の 2 つの仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)を設定するには、次の手順を実行します。
前提条件
• 十分なメモリ、すべてのシスコ音声サービス ハードウェア、およびその他のオプション ハードウェアを含むシスコ ルータが設置されていること。
• 推奨される Cisco IOS リリースおよび機能セットと、必要な Cisco Unified CME 電話ファームウェアおよび GUI ファイルがインストールされていること。
• スイッチが特権 EXEC モードになっていること。
手順の概要
1. enable
2. vlan database
3. vlan vlan-number name vlan-name
4. vlan vlan-number name vlan-name
5. exit
6. wr
手順の詳細
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ステップ 1 |
enable
Switch> enable |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
vlan database
Switch# vlan database |
VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
vlan vlan-number name vlan-name
Switch(vlan)# vlan 10 name data VLAN 10 modified Name: DATA |
設定している VLAN の番号と名前を指定します。 • vlan-number :設定しているダイヤルピアに割り当てる一意の値。範囲:2 ~ 1004。 • name :設定している vlan-number に関連付ける VLAN の名前。 |
ステップ 4 |
vlan vlan-number name vlan-name
Switch(vlan)# vlan 100 name voice VLAN 100 modified Name: VOICE |
設定している VLAN の番号と名前を指定します。 |
ステップ 5 |
exit
Switch(vlan)# exit |
このコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 |
wr
Switch# wr |
コンフィギュレーション ファイルに変更内容を書き込みます。 |
Cisco Unified CME の設定方法
ここでは、次の作業について説明します。
• 「Cisco IOS コマンドを使用した設定の作成または変更」
• 「Cisco Unified CME GUI を使用した設定の変更または管理」
前提条件
• ターミナルまたはターミナル エミュレーションを実行している PC を使用してシスコ ルータへの物理または仮想コンソール接続を確立するハードウェアおよびソフトウェアが使用可能であり動作可能である。
• ターミナルまたはターミナル エミュレーションを搭載した PC を使用してシスコ ルータに接続します。ターミナルまたはターミナル エミュレーションを実行している PC をルータのコンソール ポートに接続します。
設定するルータに接続するには、次のターミナル設定を使用します。
– 9600 ボーレート
– パリティなし
– 8 データ ビット
– 1 ストップ ビット
– フロー制御なし
Cisco Unified CME GUI を使用した設定の変更または管理
Cisco Unified CME GUI を使用して設定を変更するには、オンライン ヘルプを参照してください。
制約事項
• GUI へのアクセスに使用する Web ブラウザは、Microsoft Internet Explorer 5.5 以降のバージョンにする必要があります。その他のタイプのブラウザを使用して、GUI にアクセスすることはできません。
• 番号変換、コール ルーティング、および制限クラスなどの音声機能をプロビジョニングすることはできません。
• DHCP、IP アドレッシング、および VLAN などのデータ機能をプロビジョニングすることはできません。
• Cisco Unified CME に登録された IP Phone だけをプロビジョニングできます。一括管理を使用して、複数の電話機を同時にインポートすることはできません。IP Phone ファームウェアを管理できません。
• Cisco Unified CME を新しいバージョンにアップグレードした場合は、ルータのフラッシュ メモリ内のファイルの手動アップグレードが必要です。
• 他にも、次のような細かい制限があります。
– XML コンフィギュレーション ファイルを使用してカスタマー管理者ログインを作成する場合、その XML ファイルのサイズは 4000 バイト以下にする必要があります。
– システム管理者のパスワードは、GUI から変更できません。GUI から変更できるのは、カスタマー管理者または電話機ユーザのパスワードだけです。
– 100 台を超える電話機を設定する場合、すべての電話機の表示を選択すると、結果が表示されるまでに長い時間がかかります。
機能概要
表 6 に、Cisco Unified CME とこのガイドで取り上げるモジュールで、一般に設定される機能のリストを示します。機能の詳細なリストと、このガイドの対応する情報へのリンクについては、「Cisco Unified CME Features Roadmap」(P.1)を参照してください。
その他の参考資料
次の各項では、Cisco Unified CME 機能に関連するその他の資料について説明します。
シスコのテクニカル サポート
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右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。 以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。 ・テクニカル サポートを受ける ・ソフトウェアをダウンロードする ・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける ・ツールおよびリソースへアクセスする - Product Alert の受信登録 - Field Notice の受信登録 - Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索 ・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する ・トレーニング リソースへアクセスする ・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。 |
http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html |