MWAMの発注オプション
MWAMは、次のいずれかの形態で出荷されます。
• WS-SVC-MWAM-1 ― アプリケーション イメージ搭載済み(最新バージョンのアプリケーション ソフトウェアをロードする場合を除いてロード不要)。次の2種類のオプションを利用できます。
–MEM-MWAM-512MB ― 1つのMWAMプロセッサに512 MBのメモリを使用する場合の標準オプション
–MEM-MWAM-1GB ― 1つのMWAMプロセッサに1 GBのメモリを使用する場合のオプション
• SC-SVC-NAP-1.0 ― NOAP(アプリケーション イメージ未搭載)(アプリケーション イメージのロードが必要)
イメージのロード プロセス
NOAP MWAMは、ユーザがシスコ ソフトウェア センタからAPイメージをダウンロードしないかぎり動作しません(MPおよびAPソフトウェアについては、「 MWAMソフトウェア 」を参照)。出荷前にロード済みのMWAMでは、必要なイメージがインストールされているので、ダウンロード作業が必要になるのはイメージを最新バージョンにアップグレードする場合 だけ です。
ダウンロードの基本的な手順は、次のとおりです。
1. MPからMWAMを起動します。
2. APイメージをコンパクト フラッシュ(cf)カードにコピーします。
3. (アプリケーション イメージをロードするために)MWAMをAPにリセットします。
4. MPイメージをコンパクト フラッシュ カードにコピーします。
5. (必要に応じて)アプリケーションに対応するROMMONイメージをアップグレードします。
(注) ROMMONイメージは、必ずアップグレードしなければならないわけではありません。アプリケーションのリリース ノートを参照して、ROMMONのアップグレードが必要かどうかを確認してください。
イメージのアップグレード プロセスによって、3つのMWAMプロセッサ コンプレックスにアプリケーション イメージがロードされます。
APおよびMPイメージのアップグレード
NOAP MWAMのアップグレード手順
MWAMは、初回の取り付け時に自動的にAPから起動しようとします。しかし、NOAP MWAMはアプリケーション イメージがロードされていないので、起動できません。この場合には、次に示すようなメッセージがコンソールに表示されます。
*May 5 18:03:35.839:SP:oir_disable_notice:slot6:lcp failed to go online
NOAP MWAMをオンライン状態に戻すには、次の作業を行う必要があります。
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|
ステップ 1 |
Router#
configure terminal
|
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
Router(config)#
no power enable module
slot_number
|
MWAMの電源をオフにします。 |
ステップ 3 |
Router(config)#
boot device module
slot_number
cf:1
|
次回の電源投入時に、MWAMがMPから起動されるようにします。 |
ステップ 4 |
Router(config)#
power enable module
slot_number
|
MWAMの電源をオンにします。MWAMはMPから起動されます。 |
ステップ 5 |
Router(config)#
no boot device module
slot_number
cf:1
|
次回の起動サイクルでは、MWAMがデフォルトのパーティション(AP)から起動されるようにします。 |
これでNOAP MWAMは、標準のアップグレード手順でロードできるようになりました。
標準アップグレード手順
表 4-1 に、MWAMに利用できる標準のアップグレード手順を示します。
表 4-1 標準アップグレード手順
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APのアップグレード手順 |
使用可能な最新バージョンにアプリケーション イメージをアップグレードします。この手順はMPから行い、モジュールのリセットが必要です。 |
MPのアップグレード手順 |
メンテナンス パーティションをアップグレードします。この手順を使用することはほとんどありません。この手順は、指示された場合にかぎって使用してください。 |
インラインIOSイメージのアップグレード手順 |
IOS専用イメージを使用してアプリケーションをアップグレードします。この手順はAPから行います。モジュールのリセットに伴う停止時間が大幅に短縮されます。高速アップグレード手順ともいいます。 |
APおよびMPのアップグレード
APおよびMPアップグレード手順では、MWAMのコンパクト フラッシュ上のAPおよびMPイメージをアップグレードします。一方のパーティションからもう一方のパーティションをアップグレードすることになります。通常、MPからAPをアップグレードし、そのあとでAPからMPをアップグレードします。APまたはMPをアップグレードするのは、新しいAP/MP機能または修正された機能を使用するためです。
インラインIOSイメージ アップグレード
インラインIOSイメージ アップグレード手順(別名、高速アップグレード手順)はAPアップグレードと類似しています。どちらの手順でも、アプリケーションが使用するイメージをアップグレードします。ただし、この手順はAPから行うので、モジュールのリセットが不要です。アップグレード後、各MWAMプロセッサをリロードしてイメージをアクティブにする必要があります。この手順を使用すると、モジュールのリセットに伴う停止時間が大幅に短縮されます。
アップグレード時の注意事項
作業を始める前に、アップグレード時の注意事項を確認してください(MPおよびAPソフトウェアについては、「 MWAMソフトウェア 」を参照)。
• hw-module module slot_number reset cf:1 コマンドを使用して、MPに切り替えます。MPモードではプロセッサ コンプレックスが完全には初期化されず、IOSイメージを実行できません。MPモードで動作する主な目的は、APイメージをアップグレードすることです。
• hw-module module slot_number reset コマンドを使用して、APに切り替えます。これが標準の動作モードです。
• show module コマンドを使用して、実行しているパーティション イメージのソフトウェア バージョンを表示します。APイメージを実行している場合に show module を使用すると、APイメージのバージョンが表示されます。MPイメージを実行している場合には、MPイメージのバージョンが表示されます。
• MWAMイメージで使用するフォーマットは、次のとおりです。
–MPイメージ: mp.2-1-0-11.bin.gz (例)
–APイメージ: c6svc-5mwam-g4js-bf21_10.123-5a.B (例)
–インラインIOSイメージ: c6svc-mwam-g4js-bi21_10.123-5a.B (例)
APのアップグレード手順
(注) アプリケーション イメージのダウンロードには、最大30分かかることもあります。
アプリケーション イメージを使用可能な最新バージョンにアップグレードするには、まず、Cisco.comのソフトウェア センタでイメージを探します。ソフトウェア センタのURLは次のとおりです。
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/ssg
注意 アップグレード手順の出力詳細を表示するために、スーパバイザ モジュール上でlogging consoleコマンドをグローバルに設定することを推奨します。
アプリケーション イメージのアップグレード手順は、次のとおりです。
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ステップ 1 |
Sup-7600#
hw-module module
slot_number
reset cf:1
|
MWAM上のMPをリセットします(所要時間は約3分)。
(注) MPイメージがすでに稼働している場合は、この手順を省略します。
|
ステップ 2 |
Sup-7600#
show module
slot_number
|
MPが起動し、MWAMのステータスがOKになっていることを確認します。 |
ステップ 3 |
Sup-7600#
copy tftp://
path
/
filename
pclc#
slot
-fs:
|
APイメージをコンパクト フラッシュにコピーします。
(注) コピー操作に数分かかることがあります。
|
ステップ 4 |
Sup-7600#
show module
slot_number
|
コピー プロセスをモニタし、モジュールがオンライン(OK)になったことを確認してから作業を続けます。 |
ステップ 5 |
Sup-7600#
hw-module module
slot_number
reset
|
MWAMをAPにリセットします。
(注) MPのアップグレード手順を行うには、APイメージが稼働していなければなりません。
|
ステップ 6 |
Sup-7600#
show module
slot_number
|
コピーしたAPイメージが出力に含まれていることを確認します。 |
APイメージをアップグレードする例を示します。
APのアップグレードの例
Sup-7606# hw-module module 4 reset cf:1
Device BOOT variable for reset = <cf:1>
Warning:Device list is not verified. <<<<<<<<<<<< This message is informational.
Proceed with reload of module? [confirm]
% reset issued for module 4
. Following output displays MP image version because MWAM is reset to MP (cf:1)
Mod MAC addresses Hw Fw Sw Status
--- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
4 0010.7b00.0c98 to 0010.7b00.0c9f 0.301 7.2(1) 2.1(0.11)m Other
Sup-7606# copy tftp://mwamimages/ap/c6svc-5mwam-g4js-bf21_10.123-5a.B pclc#4-fs:
Do not reset the card till upgrade is complete
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 29048727/58096640 bytes]
29048727 bytes copied in 1230.204 secs (23616 bytes/sec)
2d21h: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 4: <Application upgrade has started>
2d21h: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 4: <Do not reset the module till upgrade completes!!>
2d21h: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 4: <Application upgrade has succeeded>
2d21h: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 4: <You can now reset the module
Mod MAC addresses Hw Fw Sw Status
--- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
4 0010.7b00.0c98 to 0010.7b00.0c9f 0.301 7.2(1) 2.1(0.11)m OK
Sup-7606# hw-module module 4 reset <<<<< Resets MWAM to AP
Device BOOT variable for reset = <cf:4>
Proceed with reload of module? [confirm]
% reset issued for module 4
SP:The PC in slot 4 is shutting down. Please wait ...
SP:PC shutdown completed for module 4
%C6KPWR-SP-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%C6KPWR-SP-STDBY-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%DIAG-SP-3-NO_TEST:Module 4:No test to run
%OIR-SP-6-INSCARD:Card inserted in slot 4, interfaces are now online
MPのアップグレード手順
注意 MPのアップグレード手順は、TACの担当者から指示があった場合にかぎって行います。
MPイメージのアップグレードが必要になることは、ほとんどありません。MPをアップグレードするように指示された場合、手順は次のとおりです。
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|
ステップ 1 |
Router#
copy tftp://
path
/
filename
pclc#
slot
-fs:
|
MPイメージをコンパクト フラッシュにコピーします。
(注) この作業を行うには、APイメージが稼働していなければなりません。
|
ステップ 2 |
Router#
show module
slot_number
|
コピー プロセスをモニタし、モジュールがオンライン(OK)になったことを確認してから作業を続けます。 |
ステップ 3 |
Router#
hw-module module
slot_number
reset cf:1
|
MWAMをMPにリセットします。 |
ステップ 4 |
Router#
show module
slot_number
|
コピーしたMPイメージが出力に含まれていることを確認します。 |
ステップ 5 |
Router#
hw-module module
slot_number
reset
|
MWAMをAPにリセットします。 |
MPイメージをアップグレードする例を示します。
MPのアップグレードの例
Sup-7606# copy tftp://mwamimages/mp/mp.2-1-0-11.bin.gz pclc#4-fs:
Accessing tftp://mwamimages/mp/mp.2-1-0-11.bin.gz...
Loading mwamimages/mp/mp.2-1-0-11.bin.gz from 10.69.1.129 (via Vlan172):!
OOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
10300959 bytes copied in 124.360 secs (82832 bytes/sec)
3d19h:%SVCLC-SP-5-STRRECVD:mod 4:<Upgrade of MP was successful.>
3d19h:%SVCLC-SP-5-STRRECVD:mod 4:<You can now reset the module>
. Following output shows AP image name because MWAM is reset to AP (cf:4)
Mod Ports Card Type Model Serial No.
--- ----- -------------------------------------- ------------------ -----------
4 3 MWAM Module WS-SVC-MWAM-1 SAD063703NL
Mod MAC addresses Hw Fw Sw Status
--- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
4 0010.7b00.0c98 to 0010.7b00.0c9f 0.301 7.2(1) 1.2(2.1) Ok
Sup-7606# hw-module module 4 reset cf:1
Device BOOT variable for reset = <cf:1>
Warning:Device list is not verified. <<<<<<<<<<<< This message is informational.
Proceed with reload of module? [confirm]
% reset issued for module 4
. Following output shows MP image name because MWAM is reset to MP (cf:1)
Mod MAC addresses Hw Fw Sw Status
--- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
4 0010.7b00.0c98 to 0010.7b00.0c9f 0.301 7.2(1) 2.1(0.11)m Other
Sup-7606# hw-module module 4 reset <<<<< Resets MWAM to AP (normal operation)
Device BOOT variable for reset = <cf:4>
Proceed with reload of module? [confirm]
% reset issued for module 4
SP:The PC in slot 4 is shutting down. Please wait ...
SP:PC shutdown completed for module 4
%C6KPWR-SP-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%C6KPWR-SP-STDBY-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%DIAG-SP-3-NO_TEST:Module 4:No test to run
%OIR-SP-6-INSCARD:Card inserted in slot 4, interfaces are now online
インラインIOSイメージのアップグレード手順
この機能はIOS 12.3(5a)Bで組み込まれました。
APのアップグレード手順 では、MWAMをリセットし、イメージをアップグレードしてから、もう一度モジュールをリセットする必要があります。インラインIOSイメージ アップグレード(別名、高速アップグレード)を使用すると、モジュールをリセットしなくてもIOSイメージをアップグレードできます。ただし、個々のMWAMはやはり、イメージをロードするためにリセットする必要があります。
IOSイメージを使用可能な最新バージョンにアップグレードするには、まず、Cisco.comのソフトウェア センタでイメージを探します。ソフトウェア センタのURLは次のとおりです。
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/ssg
(注) インラインIOSイメージにはROMMONイメージも組み込まれています。
IOSイメージのアップグレード手順は、次のとおりです。
|
|
ステップ 1 |
Sup-7606#
copy tftp://
path
/
filename
pclc#
slot
-fs:
|
IOS専用イメージをコンパクト フラッシュにコピーします。
(注) この作業を行うには、APイメージが稼働していなければなりません。
|
ステップ 2 |
Sup-7606#
show module
slot_number
|
コピー プロセスをモニタし、モジュールがオンライン(OK)になったことを確認してから作業を続けます。 |
ステップ 3 |
|
PCとのセッションを開始し、 reload all コマンドを実行します。
(注) または、hw-module module slot_number resetコマンドを使用してMWAMをリセットし、すべてのプロセッサに新しいイメージをロードします。
|
ステップ 4 |
|
プロセッサ上のイメージを表示します。 |
ステップ 5 |
root@mwam-5#
show version
|
イメージのバージョンを表示します。 |
インラインIOSアップグレードの実行例を示します。
インラインIOSアップグレードの例
Sup-7606# copy tftp://mwamimages/ios/c6svc-5mwam-g4js-bi21_10.123-5a.B.bin pclc#5-fs:
Destination filename [svcmwam-js-mz.geo_t_040205.bin]?
Accessing tftp://mwamimages/ios/svcmwam-js-mz.geo_t_040205.bin...
Loading mwamimages/ios/svcmwam-js-mz.geo_t_040205.bin from 10.102.16.25 (via Vlan1): !OOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
11549631 bytes copied in 107.552 secs (107386 bytes/sec)
2w1d: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 5: <Application upgrade has started>
2w1d: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 5: <Do not reset the module till upgrade completes!!>
2w1d: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 5: <Configuring svcmwam-js-mz.geo_t_040205>
2w1d: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 5: <Application upgrade has succeeded>
2w1d: %SVCLC-SP-5-STRRECVD: mod 5: <You can now reset the module>
Mod MAC addresses Hw Fw Sw Status
--- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
4 0010.7b00.0c98 to 0010.7b00.0c9f 0.301 7.2(1) 2.1(0.11)m Other
Sup-7606#session slot 5 processor 1
The default escape character is Ctrl-^, then x.
You can also type 'exit' at the remote prompt to end the session
Trying 127.0.0.91 ... Open
SVCMWAM Image version 2.1(0.1b)
Tue Oct 14 11:04:43 EDT 2003
Copyright (c) 2002-2003 by cisco Systems, Inc.
Kernel 2.4.10.komodo on an i686
SVCMWAM Image version 2.1(0.1b)
Tue Oct 14 11:04:43 EDT 2003
Copyright (c) 2002-2003 by cisco Systems, Inc.
SVCMWAM Image version 2.1(0.1b)
Tue Oct 14 11:04:43 EDT 2003
Copyright (c) 2002-2003 by cisco Systems, Inc.
Device name Partition# Image name
----------- ---------- ----------
Compact flash(cf) 6 SIMPSON_RAM.bin
Version Information:Compiled Tue 19-Aug-03 13:35 by dchih
svcmwam-g4js-mz.123-7.3.T
Compiled Wed 11-Feb-04 21:26 by eaarmas$
AP software is c6svc-5mwam-g4js-bi21_10.123-5a.B
root@mwam-5# show version
SVCMWAM Image version 2.1(0.3b)
Thu Feb 19 05:30:06 EST 2004
Copyright (c) 2002-2003, 2004 by cisco Systems, Inc.
AP software is c6svc-5mwam-g4js-bi21_10.123-5a.B
AP software is based upon Maintenance image version:3.1(0.2)
IOS Software is svcmwam-g4js-mz.123-7.3.T
6 Processor Configuration
Line Card Number :WS-SVC-MWAM-1
Number of Pentium-class Processors : 1
BIOS Vendor:Phoenix Technologies Ltd.
BIOS Version:4.0-Rel 6.0.4
Total available memory:500 MB
Size of compact flash:122 MB
以前のIOSイメージに戻す場合
旧バージョンのIOSイメージに戻す場合は、PCとのセッションを確立し、rootとしてログインして次のコマンドを実行します。
Restoring configuration files
Operation completed successfully
この作業によって、以前のIOSイメージが復元されます。さらに、MWAMプロセッサ(1つまたは複数)をリロードしてイメージをアクティブにする必要があります。
(注) 以前のイメージに戻すことができるのは、MWAMをリセットまたは再起動していない場合にかぎられます。以前のIOSイメージは、一時ストレージに保管されています。MWAMをリセットまたは再起動してしまうと、以前のイメージは使用できなくなります。
ROMMONイメージのアップグレード
アプリケーション イメージのダウンロード/アップグレード後、各プロセッサ コンプレックスのROMMONイメージをアップグレードしなければならない場合があります(注を参照)。
(注) ROMMONイメージはアプリケーション イメージにバンドルされています。ROMMONイメージは必要な場合にかぎってアップグレードしてください。アプリケーションのリリース ノートを参照して、ROMMONのアップグレードが必要かどうかを確認してください。
ROMMONイメージをアップグレードするには、適切なコンソールから次の作業を行います。
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ステップ 1 |
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イネーブルEXECモードを開始します。 |
ステップ 2 |
Sup-7606#
session slot
slot_number
processor processor_number (2-6)
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MWAMプロセッサとのセッションを確立します。
(注) あるコンプレックス上の1つのプロセッサとの間でセッションを確立すると、そのコンプレックス上の両方のプロセッサがアップグレードされます。プロセッサとコンプレックスの対応については、表 1-1を参照してください。
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ステップ 3 |
Proc-4-2#
upgrade rom-monitor
|
プロセッサ コンプレックスに対応するROMMONイメージを(コンパクト フラッシュ カードから)取得します。 |
ステップ 4 |
各プロセッサ コンプレックスに対して、上記の手順を繰り返します。 |
すべてのコンプレックス上にROMMONイメージをロードします。 |
ステップ 5 |
Sup-7606#
hw-module module
slot_number
reset
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モジュール上のROMMONイメージをアップグレードするためにMWAMをリセットします。 |
Sup-7606# session slot 4 processor 2
The default escape character is Ctrl-^, then x.
You can also type 'exit' at the remote prompt to end the session
Trying 127.0.0.42 ... Open <<<<< last part of address indicates slot 4, processor 2
Press RETURN to get started!
Proc-4-2#upgrade rom-monitor
MWAM: ROMMON image upgrade in progress.
Loading SIMPSON_RAM.bin from 128.0.1.1 (via GigabitEthernet0/1): !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 190592/380928 bytes]
MWAM: Erasing FUR Region.
MWAM: Verifying new ROMMON image.
MWAM: ROMMON image upgrade complete.
MWAM: The card must be reset for this to take effect.
~Upgrade commands and output for processors 4 and 6 elided~
Sup-7606# hw-module module 4 reset
Device BOOT variable for reset = <cf:4>
Proceed with reload of module? [confirm]
% reset issued for module 4
SP:The PC in slot 4 is shutting down. Please wait ...
SP:PC shutdown completed for module 4
%C6KPWR-SP-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%C6KPWR-SP-STDBY-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%DIAG-SP-3-NO_TEST:Module 4:No test to run
%OIR-SP-6-INSCARD:Card inserted in slot 4, interfaces are now online
アプリケーション イメージの起動
APは各MWAM固有のもので、そのMWAM上のプロセッサのCisco IOSアプリケーション イメージが保存されています。デフォルトでは、初回の電源投入時に、MWAMはアプリケーション イメージを起動します。
アプリケーション イメージを手動で起動する場合は、次のコマンドを使用します。
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ステップ 1 |
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イネーブルEXECモードを開始します。 |
ステップ 2 |
Sup-7606#
hw-module module
slot_number
reset
|
MWAMを再起動します。 |
たとえば、スロット4にMWAMが搭載されている場合は、次のコマンドを入力します。
Sup-7606# hw-module module 4 reset
Device BOOT variable for reset = <cf:4>
Proceed with reload of module? [confirm]
% reset issued for module 4
SP:The PC in slot 4 is shutting down. Please wait ...
SP:PC shutdown completed for module 4
%C6KPWR-SP-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%C6KPWR-SP-STDBY-4-DISABLED:power to module in slot 4 set off (Reset)
%DIAG-SP-3-NO_TEST:Module 4:No test to run
%OIR-SP-6-INSCARD:Card inserted in slot 4, interfaces are now online