ICMP エコー動作
Internet Control Message Protocol(ICMP)エコー動作は、IPv4 または IPv6 を使用する 2 台のデバイス間のエンドツーエンド応答時間を測定します。応答時間は、ICMP エコー要求メッセージを宛先に送信して ICMP エコー応答を受信するまでの時間を測定して算出します。ICMP エコーは、ネットワーク接続問題のトラブルシューティングに役立ちます。ICMP エコー動作の結果を表示および分析することで、ネットワーク IP 接続の実況状況を判断できます。
次の図では、ICMP エコー動作は ping ベースのプローブを使用して送信元 IP SLA デバイスと宛先 IP デバイスの間の応答時間を測定します。多くのお客様が、応答時間の測定に IP SLA ICMP ベース動作、社内 ping テスト、または ping ベース専用プローブを使用しています。
IP SLA ICMP エコー動作と ICMP ping テストは同じ IETF 仕様に準拠しているので、どちらの方法でも同じ応答時間が得られます。
IP SLA ICMP エコー動作に関する注意事項と制限事項
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キーワードが付いているshow コマンドinternal はサポートされていません。
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宛先デバイスには Cisco のネットワーキング デバイスを使用することを推奨しますが、RFC 862 エコー プロトコルをサポートするネットワーキング デバイスであれば使用できます。