デバイスとクレデンシャル機能の設定
ここでは、次の内容について説明します。
• 「デバイスの追加」
• 「デバイスの検出」
• 「デバイスの非管理対象化」
• 「デバイスの削除」
• 「デフォルトのデバイス クレデンシャルの設定」
• 「デフォルトのデバイス クレデンシャルの消去」
• 「デバイスの一意なクレデンシャルの設定」
• 「デバイスの一意なクレデンシャルの消去」
デバイスの追加
デバイスを追加できます。デバイスを追加した後、デバイスを検出できます。詳細については、「デバイスの検出」を参照してください。
はじめる前に
デバイスの IPv4 アドレスを確認します。
DCNM-LAN がデフォルトのデバイス クレデンシャルを使用しているデバイスと通信できるかどうか、または DCNM-LAN にデバイスを追加するとき一意なデバイス クレデンシャルを追加する必要があるかどうかを確認します。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に検出済みのデバイスが表示されます。
ステップ 2 メニュー バーで、[Actions] > [New Device] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に空白行が表示されます。
ステップ 3 新規デバイスの [IP Address] 列に、DCNM-LAN がそのデバイスに接続するときに使用する必要のある IPv4 アドレスを入力します。
ステップ 4 Enter を押します。
ステップ 5 (任意)一意なデバイス クレデンシャルを追加する必要がある場合は、[User Credentials] 列で、追加したデバイスのエントリをダブルクリックし、下矢印ボタンをクリックして、一意なデバイス クレデンシャルを設定します。
ステップ 6 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を DCNM-LAN サーバに適用します。
新規デバイスのステータスは「Unmanaged」です。
デバイスの検出
デバイスを検出できます。
管理対象外のデバイスを検出すると、ステータスが「Managed」に変わります。検出中、DCNM-LAN はデバイスの実行コンフィギュレーションを取得します。
デバイスを再検出すると、DCNM-LAN が取得するコンフィギュレーション データで、デバイスの既存のコンフィギュレーション データが置換されます。DCNM-LAN が保持しているデバイスのコンフィギュレーション データが正しくない場合は(たとえば、デバイス管理者がコマンドライン インターフェイスを使用して実行コンフィギュレーションを変更した場合など)、この手順を使用して、DCNM-LAN が保持しているデバイスのコンフィギュレーション データを更新できます。
(注) デバイスを検出しても、そのデバイスの実行コンフィギュレーションは影響を受けません。
はじめる前に
一意のデバイス クレデンシャルを使用してデバイス エントリを設定していること、または DCNM-LAN がデフォルトのデバイス クレデンシャルを使用してデバイスに接続できることを確認してください。詳細については、「デフォルトのデバイス クレデンシャルの設定」を参照してください。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に検出済みのデバイスが表示されます。
ステップ 2 検出するデバイスをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで、[Actions] > [Discover] の順に選択します。
デバイス ディスカバリが開始されます。デバイスのステータスが「Discovering(検出中)」に変わります。
ステップ 4 ステータスが「Managed」に変わるまで待ちます。
通常は、5 分未満でデバイス ディスカバリが行われます。ステータスが「Managed」に変わったら、DCNM-LAN を使用してデバイスを設定できます。
変更内容を保存する必要はありません。
デバイスの非管理対象化
デバイスのステータスを「Unmanaged」にすることができます。
はじめる前に
ステータスを変更するデバイスを正しく選択していることを確認してください。DCNM-LAN は管理対象外デバイスの実行コンフィギュレーションを制御できません。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に検出済みのデバイスが表示されます。
ステップ 2 ステータスを「Unmanaged」に変更するデバイスをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで、[Actions] > [Unmanage] の順に選択します。
少し経つと、デバイスのステータスが「Unmanaged」に変わります。
変更内容を保存する必要はありません。
デバイスの削除
デバイスを削除できます。デバイスを削除すると、そのデバイスに関するすべてのコンフィギュレーション データが DCNM-LAN から削除されます。
DCNM-LAN で管理するつもりのないデバイスは削除することを検討する必要があります。また、VDC をサポートするデバイスのネットワーク管理者がデバイスのコマンドライン インターフェイスを使用して VDC を削除する場合は、その VDC を表しているデバイスを DCNM-LAN から削除する必要があります。
(注) デバイスを削除しても、そのデバイスの実行コンフィギュレーションは影響を受けません。
はじめる前に
削除対象のデバイスを正しく選択していることを確認します。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に検出済みのデバイスが表示されます。
ステップ 2 削除するデバイスをクリックします。
ステップ 3 メニュー バーで、[Actions] > [Delete] の順に選択します。
[Devices] 領域からデバイスが消去されます。
変更内容を保存する必要はありません。
デフォルトのデバイス クレデンシャルの設定
デフォルトのクレデンシャルを設定できます。デフォルトのクレデンシャルは、検出された Cisco NX-OS デバイスに対して接続するとき、DCNM-LAN がデバイスに対して自身を認証するために使用します。DCNM-LAN は、一意なデバイス クレデンシャルが設定されていない検出済みの各デバイスと通信するとき、デフォルトのデバイス クレデンシャルを使用します。
(注) デバイス クレデンシャルは、DCNM-LAN サーバのユーザごとに一意です。
はじめる前に
デフォルトのデバイス クレデンシャルの内容を確認します。DCNM-LAN がデフォルトのクレデンシャルを使用して通信するすべての Cisco NX-OS デバイスには、DCNM-LAN に設定するデフォルトのクレデンシャルと同じユーザ名とパスワードが設定されたネットワーク管理者アカウントを定義しておく必要があります。
(注) 強力なパスワードを使用することをお勧めします。強力なパスワードの一般的なガイドラインとしては、パスワードの長さを 8 文字以上にすることや、少なくとも 1 つの文字、数字、および記号を使用することなどが挙げられます。たとえば、Re1Ax@h0m3 というパスワードは 10 文字で、1 つの記号と 3 つの数字に加えて大文字と小文字が使用されています。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペイン内の [Devices] 領域の上の [Default Credentials] 領域に、検出済みのデバイスの一覧が表示されます。
ステップ 2 [User Name] フィールドに、デフォルトのクレデンシャルのユーザ名を入力します。有効なユーザ名は 1 ~ 32 文字です。数字、記号、文字(大文字小文字を区別)を使用できます。
(注) Cisco NX-OS では、最大 28 文字のユーザ名をサポートしています。
ステップ 3 [Password] フィールドの右側にある下矢印ボタンをクリックします。
ステップ 4 [Password] フィールドと [Confirm Password] フィールドに、デフォルトのクレデンシャルのパスワードを入力します。数字、記号、文字(大文字小文字を区別)を使用できます。
(注) Cisco NX-OS では、最大 64 文字のパスワードをサポートしています。
ステップ 5 [OK] をクリックします。
ステップ 6 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を DCNM-LAN サーバに適用します。
デフォルトのデバイス クレデンシャルの消去
デフォルトのデバイス クレデンシャルを消去できます。
(注) デフォルトのデバイス クレデンシャルを消去すると、各管理対象デバイスに一意なクレデンシャルを設定していない限り、DCNM-LAN は検出済みのデバイスに接続できなくなります。
はじめる前に
デフォルトのデバイス クレデンシャルなしで DCNM-LAN を使用する場合は、次の手順を実行する前に、検出済みの各デバイスに一意なデバイス クレデンシャルが設定されていることを確認する必要があります。詳細については、「デバイスの一意なクレデンシャルの設定」を参照してください。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペイン内の [Devices] 領域の上の [Default Credentials] 領域に、検出済みのデバイスの一覧が表示されます。
ステップ 2 [Default Credentials] 領域で、[Clear] をクリックします。
[User Name] フィールドと [Password] フィールドが消去されます。
ステップ 3 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を DCNM-LAN サーバに適用します。
デバイスの一意なクレデンシャルの設定
検出済みのデバイスに一意なクレデンシャルを設定できます。検出済みのデバイスに一意なクレデンシャルが存在する場合、DCNM-LAN は、デフォルトのデバイス クレデンシャルではなく一意なクレデンシャルを使用してそのデバイスに接続します。
(注) デバイス クレデンシャルは、DCNM-LAN サーバのユーザごとに一意です。
はじめる前に
検出済みのデバイスに設定されているネットワーク管理者用ユーザ アカウントのユーザ名とパスワードを確認します。
(注) 強力なパスワードを使用することをお勧めします。強力なパスワードの一般的なガイドラインとしては、パスワードの長さを 8 文字以上にすることや、少なくとも 1 つの文字、数字、および記号を使用することなどが挙げられます。たとえば、Re1Ax@h0m3 というパスワードは 10 文字で、1 つの記号と 3 つの数字に加えて大文字と小文字が使用されています。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に検出済みのデバイスが表示されます。
ステップ 2 デバイスの [User Credentials] 列で、入力値をダブルクリックして、下矢印ボタンをクリックします。
ステップ 3 [User Name] フィールドに、ユーザ名を入力します。有効なユーザ名は 1 ~ 32 文字です。数字、記号、文字(大文字小文字を区別)を使用できます。
(注) Cisco NX-OS では、最大 28 文字のユーザ名をサポートしています。
ステップ 4 [Password] フィールドと [Confirm Password] フィールドに、パスワードを入力します。数字、記号、文字(大文字小文字を区別)を使用できます。
(注) Cisco NX-OS では、最大 64 文字のパスワードをサポートしています。
ステップ 5 [OK] をクリックします。
ステップ 6 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を DCNM-LAN サーバに適用します。
デバイスの一意なクレデンシャルの消去
検出済みデバイスの一意なクレデンシャルを消去できます。
(注) 検出済みデバイスの一意なクレデンシャルを消去すると、DCNM-LAN はデフォルトのクレデンシャルを使用してデバイスに接続するようになります。
はじめる前に
一意なデバイス クレデンシャルなしで DCNM-LAN を運用する場合は、次の手順を実行する前に、DCNM-LAN にデフォルトのデバイス クレデンシャルが設定されていることを確認する必要があります。詳細については、「デフォルトのデバイス クレデンシャルの設定」を参照してください。
手順の詳細
ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、[DCNM Server Administration] > [Devices and Credentials] の順に選択します。
[Contents] ペインの [Devices] 領域に検出済みのデバイスが表示されます。
ステップ 2 デバイスの [User Credentials] 列で、入力値をダブルクリックして、下矢印ボタンをクリックします。
ステップ 3 [User Name] フィールドのテキストをすべて削除します。
ステップ 4 [Password] フィールドのテキストをすべて削除します。
ステップ 5 [Confirm Password] フィールドのテキストをすべて削除します。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
ステップ 7 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を DCNM-LAN サーバに適用します。