DCNM-LAN サーバの起動
ここでは、次の内容について説明します。
• 「単一の DCNM-LAN サーバの起動」
• 「DCNM-LAN サーバ クラスタの起動」
単一の DCNM-LAN サーバ(Microsoft Windows Server)の起動
Microsoft Windows Server を実行するサーバ システムでは、Windows サービスを介して、または [Start DCNM-LAN Server] アイコンをクリックして、DCNM-LAN サーバを起動できます。
はじめる前に
DCNM-LAN サーバをインストールしておく必要があります。
サーバ クラスタを起動している場合は、正しい順序でサーバを起動してください。詳細については、「DCNM-LAN サーバ クラスタの起動」を参照してください。
手順の詳細
ステップ 1 [Control Panel] ウィンドウを開き、[Administrative Tools] > [Services] の順に選択します。
[Services] ウィンドウが開きます。
ステップ 2 [Cisco DCNM Server] を右クリックして、[Start] を選択します。
(注) または、[Start] > [All Programs] > [Cisco DCNM Server] > [Start DCNM Server] の順に選択します。ただし、ショートカットの場所は、DCNM-LAN サーバをインストールしたときの選択内容によって異なります。
DCNM-LAN サーバが起動している間、スプラッシュ画面が開きます。DCNM-LAN サーバが実行されると、この画面は閉じます。
単一の DCNM-LAN サーバ(RHEL)の起動
RHEL を実行するサーバ システムでは、Start_DCNM_LAN_Server スクリプトで DCNM-LAN サーバを起動できます。このスクリプトはホーム フォルダ内か、Cisco DCNM-LAN のインストール時にリンク フォルダの設定で指定したフォルダ内にあります。
(注) Start_DCNM_LAN_Server は、/usr/local/Cisco/dcm/dcnm/bin/startdcnm.sh を起動します。
はじめる前に
DCNM-LAN サーバをインストールする必要があります。
サーバ クラスタを起動している場合は、正しい順序でサーバを起動してください。詳細については、「DCNM-LAN サーバ クラスタの起動」を参照してください。
手順の詳細
ステップ 1 Start_DCNM_LAN_Server スクリプトを使用して、RHEL オペレーティング システム上でサーバを起動します。
DCNM-LAN サーバのサーバ コンソール ウィンドウが開き、サーバ起動時に実行されるプロセスが表示されます。サーバが実行されると、「Started in X m: XX s: XXX ms」メッセージが表示されます。
DCNM-LAN サーバ クラスタの起動
セカンダリ サーバのオペレーティング システムに応じて、DCNM-LAN サーバの起動には、Windows GUI、CLI、または DCNM Install Manager ツールを使用できます。RHEL が動作しているセカンダリ サーバでは、CLI または DCNM Install Manager ツールを使用できます。Microsoft Windows が動作しているセカンダリ サーバの場合、DCNM-LAN サーバは Windows GUI で起動できます。
Windows GUI または RHEL CLI を使用した起動
DCNM-LAN サーバ クラスタを起動するときは、各サーバを 1 台ずつ起動する必要があり、サーバ起動の順序が重要です。起動時刻の最も古いサーバが、サーバ クラスタでマスター サーバ ロールを実行します。
はじめる前に
プライマリ インストール サーバをマスター サーバとして使用することを推奨します。クラスタ サーバ環境の配置の詳細については、『 Cisco DCNM Installation and Licensing Guide, Release 5.x 』を参照してください。
クラスタ内で実行しているサーバがある場合は、そのサーバを停止してからクラスタを起動します。どのサーバをマスター サーバにするかを制御するには、他のサーバよりも先にマスター サーバを起動する必要があります。詳細については、「DCNM-LAN サーバの停止」を参照してください。
Install Manager を使用した起動
DCNM Install Manager は、Linux が動作するサーバ用の GUI ツールです。セカンダリ サーバ(リモート ノード)上でのサイレント モード操作の実行を支援するように設計されています。
(注) DCNM Install Manager は、Windows サーバをサポートしていません。
手順の詳細
ステップ 1 Install Manager にアクセスするには、dcnm-install-manager.sh ファイルの場所(DCNM-LAN サーバがインストールされた bin フォルダ内)に移動します。
Linux が動作しているサーバの場合、デフォルトの bin フォルダは、/usr/local/Cisco/dcm/dcnm/bin です。
ステップ 2 dcnm-install-manager.sh ファイルをダブルクリックして、Install Manager を起動します。
ステップ 3 ツールバーで、Install Manager GUI の上部付近にある [New] アイコンをセカンダリ サーバの台数と同じ回数だけクリックします。
[New] アイコンがクリックされるたびに、[Server Nodes] のリスト内に新しい行が作成されます。
(注) ツールバーで、[Delete] アイコンをクリックすると、[Server Nodes] のリスト内で選択されている行が削除されます。このステップでは、クラスタ サーバ環境からセカンダリ サーバは削除されません。
ステップ 4 [Server Nodes] のリスト内でそれぞれ 1 行で表されている各セカンダリ サーバについて、次を入力します。
• [Server Name/IP Address] フィールドに、サーバ名または IP アドレス。
• [Protocol] フィールドに、接続に使用されるプロトコル。
このプロトコルは Telnet または SSH のいずれかです。
• [User Credentials] フィールドに、セカンダリ サーバへの接続に使用されるユーザ クレデンシャル(ユーザ ID とパスワード)。
このユーザ クレデンシャルは、サーバへの SSH 接続に使用されます。サーバへの Telnet 接続には、ユーザ クレデンシャルは必要ありません。
別の方法として、GUI の [Default Credentials] セクションでクレデンシャルを入力することにより、デフォルト ユーザ クレデンシャルを設定することもできます。このデフォルト クレデンシャルは、[User Credential] フィールドが空白のときに使用されます。
• (任意)[Comments] フィールドに、セカンダリ サーバを識別する際に役立つコメント。
[Server Nodes] のリスト内の [Last Action Status] 列には、最後に実行された操作の成功または失敗ステータスが示されます。[Last Action Status] の [+] アイコンをクリックすると、表示が展開され、サーバに対して実行された操作のログがすべて表示されます。
ステップ 5 [Server Nodes] のリスト内で、起動するセカンダリ サーバを選択します。
ステップ 6 ツールバーで、[Verify] アイコンをクリックして、選択したセカンダリ サーバへの接続を確認します。
接続に関する問題がある場合は、先に進む前に修正します。
ステップ 7 ツールバーで、[Start] アイコンをクリックして、選択したセカンダリ サーバを起動します。
(注) Install Manager はスタンドアロン アプリケーションです。指定された設定は保存されず、永続的ではありません。Install Manager GUI を閉じると、設定は失われます。
DCNM-LAN サーバの停止
ここでは、次の内容について説明します。
• 「単一の DCNM-LAN サーバの停止」
• 「DCNM-LAN サーバ クラスタの停止」
単一の DCNM-LAN サーバ(Microsoft Windows Server)の停止
Microsoft Windows Server を実行するサーバ システムでは、Windows サービスを介して、または [Stop DCNM Server] アイコンをクリックして、DCNM-LAN サーバを停止できます。
手順の詳細
ステップ 1 [Control Panel] ウィンドウを開き、[Administrative Tools] > [Services] の順に選択します。
ウィンドウが開き、Windows サービスのリストが表示されます。
ステップ 2 [Cisco DCNM Server] を右クリックして、[Stop] を選択します。
(注) または、[Start] > [All Programs] > [Cisco DCNM Server] > [Stop DCNM Server] の順に選択します。ただし、ショートカットの場所は、DCNM-LAN サーバをインストールしたときの選択内容によって異なります。
DCNM-LAN サーバのシャットダウン中は、スプラッシュ画面が表示されます。DCNM-LAN サーバが停止すると、スプラッシュ画面は閉じます。
単一の DCNM-LAN サーバ(RHEL)の停止
RHEL を実行するサーバ システムでは、Stop_DCNM_LAN_Server スクリプトで DCNM-LAN サーバを停止できます。このスクリプトはホーム フォルダ内か、Cisco DCNM-LAN のインストール時にリンク フォルダの設定で指定したフォルダ内にあります。
(注) Stop_DCNM_LAN_Server は、/usr/local/Cisco/dcm/dcnm/bin/stopdcnm.sh を起動します。
手順の詳細
ステップ 1
Stop_DCNM_LAN_Server スクリプトを使用して、RHEL オペレーティング システム上のサーバを停止します。
DCNM-LAN サーバのサーバ コンソール ウィンドウが開き、サーバ停止時に実行されるプロセスが表示されます。サーバが停止すると、「Stopped at X m: XX s: XXX ms」メッセージが表示されます。
DCNM-LAN サーバ クラスタの停止
セカンダリ サーバのオペレーティング システムに応じて、DCNM-LAN サーバの停止には、CLI または DCNM Install Manager ツールを使用できます。RHEL が動作しているセカンダリ サーバでは、CLI または DCNM Install Manager ツールを使用できます。Microsoft Windows が動作しているセカンダリ サーバの場合、DCNM-LAN サーバは CLI で停止できます。
CLI を使用した停止
クラスタ サーバ DCNM-LAN 配置の場合、stop-dcnm-cluster スクリプトを使用してクラスタ内のすべてのサーバを停止できます。
はじめる前に
DCNM-LAN サーバ クラスタ内でどのサーバが現在のマスター サーバであるかを確認してください。これはクラスタ管理機能を使って確認できます。詳細については、「サーバ情報の表示」を参照してください。
手順の詳細
ステップ 1 マスター サーバで、コマンド プロンプトにアクセスします。
ステップ 2 次のように cd コマンドを使用して、ディレクトリを Cisco DCNM インストレーション ディレクトリにある bin ディレクトリに変更します。
cd path
ここで、 path は、bin ディレクトリへの相対パスまたは絶対パスです。Microsoft Windows では、Cisco DCNM bin ディレクトリのデフォルト パスは C:¥Program Files¥Cisco Systems¥dcm¥dcnm¥bin です。RHEL の場合、bin ディレクトリへのデフォルト パスは /usr/local/cisco/dcm/dcnm/bin です。
ステップ 3 stop-dcnm-cluster スクリプトを実行します。スクリプト名は、次の表に示すようにサーバ オペレーティング システムによって異なります。
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Microsoft Windows |
stop-dcnm-cluster.bat |
Linux |
stop-dcnm-cluster.sh |
このスクリプトにより、クラスタ内の各 DCNM-LAN サーバが停止を指示されます。
例
次の Microsoft Windows サーバの例は、DCNM-LAN サーバ クラスタを停止する方法を示しています。DCNM-LAN はデフォルト ディレクトリにインストールされています。
C:\Documents and Settings\Administrator>cd "C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\bin"
C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\bin>stop-dcnm-cluster.bat
C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\bin>set JAVA_HOME=C:\Program Files\Cisco Systems\
C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\bin>"C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\ jboss-4.2.2.GA\bin\twiddle.bat" -s 172.28.254.254:1099 invoke "com.cisco.dcbu.dcm:service=ClusterServerInfo" stopServerInstancesInCluster 10
Shutdown Triggered for all Servers Successfully
C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\bin>
Install Manager を使用した停止
Cisco DCNM Install Manager は、Linux が動作するサーバ用の GUI ツールです。セカンダリ サーバ(リモート ノード)上でのサイレント モード操作の実行を支援するように設計されています。
(注) Cisco DCNM Install Manager は、Windows サーバをサポートしていません。
手順の詳細
ステップ 1 Install Manager にアクセスするには、dcnm-install-manager.sh ファイルの場所(DCNM-LAN サーバがインストールされた bin フォルダ内)に移動します。
Linux が動作しているサーバの場合、デフォルトの bin フォルダは、/usr/local/Cisco/dcm/dcnm/bin です。
ステップ 2 dcnm-install-manager.sh ファイルをダブルクリックして、Install Manager を起動します。
ステップ 3 ツールバーで、Install Manager GUI の上部付近にある [New] アイコンをセカンダリ サーバの台数と同じ回数だけクリックします。
[New] アイコンがクリックされるたびに、[Server Nodes] のリスト内に新しい行が作成されます。
(注) ツールバーで、[Delete] アイコンをクリックすると、[Server Nodes] のリスト内で選択されている行が削除されます。このステップでは、クラスタ サーバ環境からセカンダリ サーバは削除されません。
ステップ 4 [Server Nodes] のリスト内でそれぞれ 1 行で表されている各セカンダリ サーバについて、次を入力します。
• [Server Name/IP Address] フィールドに、サーバ名または IP アドレス。
• [Protocol] フィールドに、接続に使用されるプロトコル。
このプロトコルは Telnet または SSH のいずれかです。
• [User Credentials] フィールドに、セカンダリ サーバへの接続に使用されるユーザ クレデンシャル(ユーザ ID とパスワード)。
このユーザ クレデンシャルは、サーバへの SSH 接続に使用されます。サーバへの Telnet 接続には、ユーザ クレデンシャルは必要ありません。
別の方法として、GUI の [Default Credentials] セクションでクレデンシャルを入力することにより、デフォルト ユーザ クレデンシャルを設定することもできます。このデフォルト クレデンシャルは、[User Credential] フィールドが空白のときに使用されます。
• (任意)[Comments] フィールドに、セカンダリ サーバを識別する際に役立つコメント。
[Server Nodes] のリスト内の [Last Action Status] 列には、最後に実行された操作の成功または失敗ステータスが示されます。[Last Action Status] の [+] アイコンをクリックすると、表示が展開され、サーバに対して実行された操作のログがすべて表示されます。
ステップ 5 [Server Nodes] のリスト内で、停止するセカンダリ サーバを選択します。
ステップ 6 ツールバーで、[Verify] アイコンをクリックして、選択したセカンダリ サーバへの接続を確認します。
接続に関する問題がある場合は、先に進む前に修正します。
ステップ 7 ツールバーで、[Stop] アイコンをクリックして、選択したセカンダリ サーバを停止します。
(注) Install Manager はスタンドアロン アプリケーションです。指定された設定は保存されず、永続的ではありません。Install Manager GUI を終了すると、設定は失われます。