DCNM-LAN クライアントのインストールおよび起動の前提条件
DCNM-LAN クライアントのインストールおよび使用には、次の前提条件があります。
• DCNM-LAN クライアント ソフトウェアをインストールおよび使用するには、サポートされているオペレーティング システムをシステム上で実行している必要があります。クライアントのシステム要件については、次のサイトにある 『Cisco DCNM Release Notes, Release 5.x 』 を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps9369/tsd_products_support_series_home.html
• インストレーション プロセスでは、Java バージョン 1.6.0_21 を使用します。このバージョンの Java がシステムに存在しない場合は、インストレーション プロセスによりシステム上にインストールされます。
DCNM-LAN クライアント インストーラでは、Java バージョン 1.6.0_21 JRE をダウンロードするためにインターネット アクセスが必要です。システムがインターネットにアクセスできない場合、別のシステムを使用して Java インストーラをダウンロードし、DCNM-LAN クライアントをインストールするシステムにコピーします。Java バージョン 1.6.0_21 JRE は、Oracle Technology Network Web サイトからダウンロードできます。
ネットワーク環境で Java インストーラのダウンロードを許可させるプロキシ接続が必要な場合は、コントロール パネルからアクセスできるインターネット オプションでプロキシが設定されていることを確認します。
• 一部の DCNM-LAN 機能はライセンスが必要です。ライセンス対象機能を使用するには、事前に DCNM-LAN ライセンスをインストールします。ライセンス対象機能の詳細やライセンス インストールの詳細については、『 Cisco DCNM Installation and Licensing Guide, Release 5.x 』を参照してください。
DCNM-LAN クライアントのダウンロードおよび起動
DCNM-LAN クライアントは、DCNM-LAN サーバ上に存在する Web サーバから取得できます。DCNM-LAN クライアントは、Web ブラウザまたはコマンド プロンプトのいずれかを使用して、ダウンロードおよび起動できます。
DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動すると、自動的に、ローカル システム上にソフトウェアのイメージが保存され、DCNM-LAN クライアントが起動されます。以降、DCNM-LAN クライアントを起動するときは、ローカル システム上のイメージを使用して、すぐに起動できます。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「Web ブラウザを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する」
• 「コマンド プロンプトを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する」
• 「コマンド プロンプトを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する(Java Web Start Launcher を使用しない場合)」
Web ブラウザを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する
Web ブラウザを使用して、DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動できます。
手順の詳細
ステップ 1 DCNM-LAN クライアントを使用するコンピュータ上で Web ブラウザを開き、次のアドレスにアクセスします。
http:// server_IP_address_or_DNS_name : web_server_port /dcnm-client/index.html
たとえば、DCNM-LAN サーバの IP アドレスが 172.0.2.1 で、Web サーバ ポートが 8080 の場合は、次のアドレスを使用します。
http://172.0.2.1:8080/dcnm-client/index.html
ブラウザに DCNM-LAN クライアントのページが表示されます。
ステップ 2 [Launch DCNM Client] をクリックします。
DCNM-LAN サーバがブラウザに dcnm.jnlp ファイルを送信します。このファイルは、Java Web Start Launcher によってオープンされる必要があります。
ステップ 3 ブラウザから指示される場合は、dcnm.jnlp ファイルを開くようにします。ファイルを保存する必要はありません。
DCNM-LAN クライアント インストーラは、システム上にすでに Java がインストールされているかどうかを確認します。コンピュータ上にサポートされているバージョンの Java がインストーラで見つからなかった場合は、Java バージョン 1.6.0_21 をインストールするようにインストーラから指示されます。
(注) Cisco DCNM クライアント インストーラでは、Java バージョン 1.6.0_21 JRE をダウンロードするためにインターネット アクセスが必要です。システムでインターネットにアクセスできない場合は、別のシステムを使用して Java インストーラをダウンロードし、Cisco DCNM クライアントをインストールするシステムにコピーして Java をインストールしてから、Cisco DCNM クライアントのインストレーションを再開します。Java バージョン 1.6.0_21 JRE は、Oracle Technology Network Web サイトからダウンロードできます。
ネットワーク環境で Java インストーラのダウンロードを許可させるプロキシ接続が必要な場合は、コントロール パネルからアクセスできるインターネット オプションでプロキシが設定されていることを確認します。
ステップ 4 Java バージョン 1.6.0_21 をインストールするようにインストーラから指示される場合の手順は、次のとおりです。
a. [OK] をクリックして、サポートされているバージョンの Java のインストールを開始します。
b. Java インストーラが期限切れのクレデンシャルでデジタル署名されているというセキュリティの警告が通知されたら、[Run] をクリックしてインストールを続行します。
c. Java インストレーション ウィザードを実行します。
ヒント サポートされているバージョンの Java を、コンピュータにインストール済みのブラウザで使用されるデフォルトのバージョンにするかどうかを指定する場合は、[License Agreement] ダイアログボックスの [Custom setup] を選択します。Java インストレーションの後半、[Browser Registration] ダイアログボックスで、DCNM-LAN でサポートされている Java バージョンを使用させるブラウザを指定できます。
DCNM-LAN クライアントがコンピュータにインストールされます。
(注) インストーラによるソフトウェアのインストールが完了するまで、1 分以上かかることがあります。
DCNM-LAN クライアントのログイン ウィンドウが開きます。
ログインの手順については、「DCNM-LAN クライアントへのログイン」を参照してください。
コマンド プロンプトを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する
コマンド プロンプトを使用して、DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動できます。
手順の詳細
ステップ 1 DCNM-LAN クライアントを使用するコンピュータで、コマンド プロンプトにアクセスします。
ステップ 2 次のように cd コマンドを使用して、ディレクトリを Java バージョン 1.6.0_21 インストレーション ディレクトリにある bin ディレクトリに変更します。
cd path
ここで、 path は、bin ディレクトリへの相対パスまたは絶対パスです。たとえば、Microsoft Windows の場合、Java バージョン 1.6.0_21 の bin ディレクトリのデフォルト パスは、C:¥Program Files¥dcm¥Java¥jre1.6.0_21¥bin です。
ステップ 3 次のように該当するコマンドを入力します。
• Microsoft Windows の場合
javaws.exe server_IP_address_or_DNS_name : web_server_port /dcnm-client/dcnm.jnlp
• RHEL の場合
./javaws server_IP_address_or_DNS_name : web_server_port /dcnm-client/dcnm.jnlp
Java Web Start Launcher は、DCNM-LAN サーバから dcnm.jnlp ファイルを取得し、DCNM-LAN クライアントをコンピュータにインストールします。
(注) インストーラによるソフトウェアのインストールが完了するまで、1 分以上かかることがあります。
DCNM-LAN クライアントのログイン ウィンドウが開きます。
ログインの手順については、「DCNM-LAN クライアントへのログイン」を参照してください。
コマンド プロンプトを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する(Java Web Start Launcher を使用しない場合)
コマンド プロンプトを使用した DCNM-LAN クライアントのダウンロードおよび起動は、Java Web Start Launcher を使用せずにスタンドアロン モードで行うこともできます。
はじめる前に
DCNM-LAN クライアントを実行するコンピュータには、Java バージョン 1.6.0_21 JRE がインストールされている必要があります。
DCNM-LAN クライアントを実行するコンピュータは、クライアントのシステム要件を満たしている必要があります。クライアントのシステム要件については、次のサイトにある『 Cisco DCNM Release Notes, Release 5.x 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps9369/tsd_products_support_series_home.html
(注) DCNM-LAN クライアントがスタンドアロン モードでインストールされている場合、Cisco DCNM-SAN 相互起動機能はサポートされません。(スタンドアロン モードの DCNM-LAN クライアントは、Java Web Start アプリケーションではありません)。
手順の詳細
ステップ 1 DCNM-LAN サーバがインストールされているコンピュータ上でコマンド プロンプトにアクセスし、DCNM-LAN サーバがインストールされているディレクトリに移動します。
• Windows DCNM-LAN サーバの場合、DCNM-LAN サーバは <DCNM_INSTALL_LOCATION>\dcm\dcnm\ui-client ディレクトリにインストールされています。
<DCNM_INSTALL_LOCATION> のデフォルトは、C:\Program Files\Cisco Systems です。
• RHEL DCNM-LAN サーバの場合、DCNM-LAN サーバは <DCNM_INSTALL_LOCATION>/dcm/dcnm/ui-client ディレクトリにインストールされています。
<DCNM_INSTALL_LOCATION> のデフォルトは、/usr/cisco です。
ステップ 2 ui-client ディレクトリ内で、construct_DCNM_LAN_SA_Client スクリプトを探し、実行します。
• Windows DCNM-LAN サーバの場合、construct_DCNM_LAN_SA_Client.bat を実行します。
• RHEL DCNM-LAN サーバの場合、construct_DCNM_LAN_SA_Client.sh を実行します。
ステップ 3 ui-client ディレクトリを、DCNM-LAN クライアントを実行するコンピュータにコピーします。
ステップ 4 DCNM-LAN クライアントの準備を行うコンピュータ上で、コマンド プロンプトにアクセスし、Java JRE がインストールされている場所を JAVA_HOME に設定します。
次に例を示します。
• Microsoft Windows の場合
set JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jre1.6.0_21
• RHEL の場合
export JAVA_HOME=/usr/java/jre1.6.0_21
ステップ 5 DCNM-LAN クライアントの準備を行うコンピュータ上で、DCNM-LAN サーバからコピーされた ui-client ディレクトリに移動します。
ステップ 6 ui-client ディレクトリ内で、dcnm-client-sa スクリプトを探し、実行して、DCNM-LAN クライアントを起動します。
• Windows DCNM-LAN サーバの場合、dcnm-client-sa.bat を実行します。
• RHEL DCNM-LAN サーバの場合、dcnm-client-sa.sh を実行します。
DCNM-LAN クライアントのログイン ウィンドウが開きます。
ログインの手順については、「DCNM-LAN クライアントへのログイン」を参照してください。
DCNM-LAN クライアントへのログイン
DCNM-LAN クライアントにログインする場合は、有効な DCNM-LAN ユーザ アカウントを指定する必要があります。
はじめる前に
DCNM-LAN クライアントにログインする前に、次の情報を用意しておく必要があります。
• 有効な DCNM-LAN ユーザ名およびパスワード。
• DCNM-LAN サーバの IP アドレスまたは DNS 名。クラスタ サーバの配置では、これをマスター サーバの IP アドレスまたは DNS 名にする必要があります。
• DCNM-LAN サーバ ポート番号。デフォルトでは、サーバ ポート番号は 1099 です。
• プロキシ サーバ アドレス、HTTP ポート番号、Socks ポート番号(ネットワーク環境でプロキシ サーバが必要な場合)。
手順の詳細
ステップ 1 DCNM-LAN クライアントを起動します。これまでに DCNM-LAN クライアントをコンピュータにダウンロードおよび起動したことがある場合は、クライアント インストーラによってコンピュータに追加されたショートカットの 1 つを使用して、クライアントを起動できます。クライアントのダウンロードおよび起動の詳細については、次のいずれかを参照してください。
• 「Web ブラウザを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する」
• 「コマンド プロンプトを使用して DCNM-LAN クライアントをダウンロードおよび起動する」
DCNM-LAN クライアントのログイン ウィンドウが開きます。
ステップ 2 [DCNM-LAN Server] フィールドに、DCNM-LAN サーバの DNS 名または IP アドレスを入力します。デフォルトで、このフィールドには、クライアントが前回サーバにログインしたときに指定したアドレスまたは名前が表示されます。クライアントのダウンロード後にログインしている場合、このフィールドには、クライアントをダウンロードしたサーバのアドレスが表示されます。
(注) クラスタ サーバ環境に DCNM-LAN を配置している場合は、マスター DCNM-LAN サーバの DNS 名または IP アドレスを入力します。
ステップ 3 [Username] フィールドに、DCNM-LAN ユーザ名を入力します。サーバのインストール後初めて DCNM-LAN にログインしている場合は、サーバのインストレーション時に指定したローカル管理者名を入力します。詳細については、「デフォルトの管理者クレデンシャル」を参照してください。
ステップ 4 [Password] フィールドに、指定した DCNM-LAN ユーザ名のパスワードを入力します。
ステップ 5 (任意)DCNM-LAN サーバ ポートを変更する必要がある場合は、次の手順を実行します。
a. [Port] フィールドが表示されていない場合は、[More >>] をクリックします。
b. [Port] フィールドに、ポート番号を入力します。
デフォルトの DCNM-LAN サーバ ポート番号は 1099 ですが、DCNM-LAN サーバのインストール時または再インストール時に別のポート番号を指定できます。
ステップ 6 (任意)DCNM-LAN サーバへの接続にプロキシ サーバを使用する必要がある場合は、次の手順を実行します。
a. [Connect to the DCNM-LAN server with a proxy server] チェックボックスが表示されていない場合は、[More >>] をクリックします。
b. [Connect to the DCNM-LAN server with a proxy server] をオンにします。
チェックボックスの下に [Proxy Server] 領域が表示されます。
c. [Address] フィールドに、プロキシ サーバの IP アドレスを入力します。
d. [HTTP Port] フィールドおよび [Socks Port] フィールドに、プロキシ サーバが HTTP 接続および Socks 接続を受け入れるポート番号を入力します。
e. (任意)プロキシ サーバで認証が必要な場合は、[Authentication] をオンにし、表示されるフィールドに有効なユーザ名とパスワードを入力します。
ステップ 7 [Login] をクリックします。
DCNM-LAN クライアントが開きます。DCNM-LAN クライアントの使用方法の詳細については、「Cisco DCNM-LAN クライアントの使用方法」を参照してください。