サービス クラスの設定
BAC 管理者のユーザ インターフェイスを使用すると、お客様に提供するサービス クラスを設定できます。管理者のユーザ インターフェイスを使用して、選択したサービス クラスを追加、修正、表示、または削除できます。図17-1 に示されるような Manage Class of Service ページで作業を開始します。
図17-1 Manage Class of Service ページ
図17-1 のフィールドとボタンを 表17-1 に示します。
表17-1 Manage Class of Service ページ
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Class of Service |
検索できるテクノロジー サービス クラスを示すドロップダウン リストです。画面に表示される選択肢には次のものがあります。 • CWMP
(注) これらのテクノロジー分野の詳細については、「デフォルトの設定」を参照してください。
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Add |
新しいサービス クラスを追加します。 |
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Class of Service リスト |
サービス クラス オブジェクトの名前が表示されます。 |
Delete |
選択されたサービス クラスを削除します。 |
表17-2 に、Add Class of Service ページに表示されるフィールドとボタンを示します。
表17-2 Add Class of Service ページ
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Class of Service Name and Type
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Class of Service Name |
新しいサービス クラスの名前を入力します。 |
Class of Service Type |
選択できるサービス クラスのタイプが表示されるドロップダウン リストです。 |
Configuration Template File |
サービス クラスと関連付ける設定テンプレート ファイルを選択するドロップダウン リストです。 |
Firmware Rule File |
サービス クラスと関連付けるファームウェア ルール ファイルを選択するドロップダウン リストです。 |
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Property Name |
適切なプロパティを指定します。ドロップダウン リストから適切なプロパティを選択できます。 |
Property Value |
プロパティ名に対する値を指定します。ドロップダウン リストから適切な値を選択できます。 |
Add |
Property Name と Property Value の新しいペアを追加して、新しいサービス クラスを作成します。 |
Submit |
行った変更を有効化または実装します。 |
Reset |
すべての設定を元の設定に戻します。 |
サービス クラスの追加
特定のサービス クラスを追加するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Class of Service を選択します。
ステップ 3 Add をクリックします。
ステップ 4 Add Class of Service ページが表示されます。このページでは、選択したサービス クラスの各種の設定を指定します。新しいサービス クラスの名前を入力します。
たとえば、Gold-Classic という名前の CWMP 用の新しいサービス クラスを作成するとします。その場合、Class of Service Name に provisioned-cwmp を入力し、サービス タイプ ドロップダウン リストから CWMP を選択します。
ステップ 5 設定テンプレート ファイルを選択します。たとえば、 sample-cwmp-config.xml を設定テンプレート ファイルのドロップダウン リストから選択します。
ステップ 6 ファームウェア ルール ファイルも選択します。たとえば、 sample-cwmp-firmware-rules.xml をファームウェア ルール ファイルのドロップダウン リストから選択します。
ステップ 7 Property Name フィールドと Property Value フィールドに、それぞれプロパティ名とプロパティ値を入力します。この操作により、このサービス クラス オブジェクトの標準またはカスタムのプロパティを設定できます。
たとえば、プロパティ名として /IPDevice/connectionRequestMethod を選択します。Property Value ドロップダウン リストから Discovered を選択してから、この手順の残りを続行します。
(注) /IPDevice/connectionRequestMethod の API 定数は、IPDeviceKeys.CONNECTION_REQUEST_METHOD
です。
このページには、プロパティ名とプロパティ値のペアが複数表示される場合があります。サービス クラスから不要なペアを削除するには、Delete ボタンを使用します。
ステップ 8 Add をクリックして、定義するサービス クラスにそのプロパティを追加します。
ステップ 9 Submit をクリックして、この手順を完了させるか、または、 Reset をクリックして、すべてのフィールドを元の設定に戻します。
サービス クラスを確定すると、Manage Class of Service ページが表示され、新規に追加されたサービス クラスが示されます。
サービス クラスの修正
サービス クラスを修正するには、種々のプロパティを選択し、適切なプロパティ値を割り当てます。サービス クラスを初めて作成する場合は、適切なプロパティをすべて選択し、値を割り当てます。入力内容に誤りがあった場合や、特定のサービス クラスを修正することが必要になった場合は、以前の修正を確定する前にプロパティ値を修正するか、または Property Name と Property Value のペアをまとめて削除します。
(注) サービス クラス オブジェクトに変更を加えると、影響を受けるすべてのデバイスに対する命令が Instruction Generation Service(IGS)によって再生成され、DPE に送信されます。IGS では、このタスクはバックグラウンド ジョブとして実行されます。IGS の状態は、View RDU Details ページから確認できます。
サービス クラスのプロパティを追加、削除、または修正するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Class of Service を選択します。
ステップ 3 修正するサービス クラスを選択します。
ステップ 4 適切なサービス クラスに対応するリンクをクリックします。Modify Class of Service ページが表示されます。ページの説明の下に、選択したサービス クラスの名前およびタイプが表示されます。
• 選択したサービス クラスに新しいプロパティを追加するには、次の手順に従います。
–Property Name ドロップダウンから、選択したサービス クラスに割り当てる最初のプロパティを選択し、そのプロパティの適切な値を選択してから、Add をクリックします。
–選択したサービス クラスに割り当てる他のすべてのプロパティについて、この手順を繰り返します。
• 選択したサービス クラスのプロパティを削除するには、次の手順に従います。
–Property Name ドロップダウンのすぐ上にあるリストで、不要なプロパティを見つけます。
– Delete ボタンをクリックします。
• プロパティに現在割り当てられている値を修正するには、次の手順に従います。
–上記と同じ方法で、該当するプロパティを削除します。
–同じプロパティをサービス クラスに再度追加し、Property Value に新しい値を入力します。
(注) 業務に必須のプロパティを削除した場合は、変更を確定する前に、そのプロパティを再度追加し、適切な値を選択する必要があります。
ステップ 5 Submit をクリックして、サービス クラスに対する修正を実行します。Submit をクリックすると、サービス クラスに追加された各プロパティが表示されます。次に、選択したサービス クラスでデバイスに対する命令を再生成するための確認ページが表示されます。
ステップ 6 OK をクリックします。
Manage Class of Service ページで、修正したサービス クラスが使用可能になります。
サービス クラスの削除
既存のサービス クラスはすべて削除できます。ただし、削除する前に、そのサービス クラスに関連付けられたデバイスが存在しないことを確認する必要があります。
ヒント 削除するサービス クラスに関連付けられたデバイスが多数存在する場合は、BAC アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)を使用して、これらすべてのデバイスに別のサービス クラスを再割り当てするプログラムを記述します。
サービス クラスを削除するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Class of Service を選択します。
ステップ 3 適切なサービス クラスの Delete アイコン( )をクリックすると、確認ダイアログボックスが表示されます。
(注) サービス クラスにデバイスが関連付けられている場合、または、デフォルトのサービス クラスとして指定されている場合、そのサービス クラスは削除できません。したがって、unprovisioned-cwmp サービス クラス オブジェクトは削除できません。
ステップ 4 OK をクリックしてファイルを削除するか、または、 Cancel をクリックして Manage Class of Service ページに戻ります(図17-1 を参照してください)。
デバイスが関連付けられているサービス クラスを削除しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
The following error(s) occurred while processing your request.
Error: Class Of Service [sample-COS] has devices associated with it, unable to delete
Please correct the error(s) and resubmit your request.
エラー メッセージでは、特定のサービス クラスが指定されます。この例では、 sample-COS と指定されています。
カスタム プロパティの設定
カスタム プロパティを使用すると、RDU データベースに保存される追加のカスタマイズ可能なデバイス情報を指定できます。Custom Property 設定ページが Configuration メニューの下にあります。このページを使用して、カスタム プロパティを追加または削除します。
注意
カスタム プロパティは使用中でも削除できますが、削除すると、そのプロパティを使用している他の領域に深刻な障害が起こる原因になります。
カスタム プロパティを定義すると、プロパティ階層で使用できるようになります。プロパティ階層の使用方法については、「設定テンプレートのオーサリング」を参照してください。プロパティ階層で使用するためのプロパティは、次のオブジェクトで設定できます。
• Device
• Provisioning Group
• Class of Service
• Device Type
• システム デフォルト
また、プロパティは Group オブジェクトおよび Group Type オブジェクトでも設定できますが、それらのプロパティはプロパティ階層に含まれません。
カスタム プロパティを設定するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Custom Property を選択します。Manage BAC Custom Properties ページが表示されます。
• カスタム プロパティを追加するには、次の手順に従います。
–Manage BAC Custom Properties ページで Add をクリックします。Add Custom Property ページが表示されます。
–新しいカスタム プロパティの名前を入力します。
–ドロップダウン リストからカスタム プロパティ値のタイプを選択します。
–選択後、 Submit をクリックします。プロパティが管理データベースに追加されると、Manage BAC Custom Properties ページが表示されます。
• カスタム プロパティを削除するには、次の手順に従います。
–Manage BAC Custom Properties ページから削除するカスタム プロパティを指定します。
–適切なカスタム プロパティに対応する Delete アイコンをクリックします。カスタム プロパティ削除ダイアログボックスが表示されます。
–OK をクリックして、そのカスタム プロパティを削除します。
デフォルトの設定
Configuration オプションから選択した Defaults ページを使用すると、Regional Distribution Unit(RDU)および CWMP テクノロジーを含む、システム全体のデフォルト設定にアクセスできます。
設定オプションの選択
特定のデフォルト タイプを設定する手順は、すべて共通です。この手順に従って目的のデフォルト ページを表示してから、この章の該当する項で、ページの各部分の説明を参照してください。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーまたは Main Menu ページで、 Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Defaults を選択します。
ステップ 3 Configure Defaults ページが表示されます。画面の左側にあるリストから、適切なデフォルト タイプを選択します。
対応するデフォルト ページが表示されます。
CWMP のデフォルト
CWMP Defaults ページ(図17-2)には、CWMP テクノロジーの設定内容のリストが表示されます。
図17-2 CWMP Defaults の Configure Defaults ページ
図17-2 にあるすべてのフィールドとボタンを 表17-3 に示します。
表17-3 CWMP Defaults の Configure Defaults ページ
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Configuration Generation Extension Point |
他のテクノロジー拡張ポイントが実行される前に実行する共通拡張ポイントを指定します。 |
Activation Extension Point |
デバイスを有効にする拡張ポイントを指定します。 |
Service Level Extension Point |
設定の生成に使用するサービス クラスを特定し、その情報を RDU に返す拡張ポイントを示します。 |
Default Class of Service |
デフォルトのサービス クラスに変更を加えると、デフォルトのサービス クラスに関連付けられたすべてのデバイスに関する命令が再生成されます。Instruction Generation Service(IGS)は、命令の自動再生成を実行し、それらの命令を適切な DPE に配信します。このページにそれ以外の変更を行っても、現行のデバイスに影響を与えません。 |
Connection Request Method |
BAC が接続要求を実行するために試みる方法を指定します。Disabled オプションを選択してこの機能をディセーブルにするか、次の中から選択することができます。 • Discovered • Use FQDN • Use IP 選択した方法によって、BAC が、デバイスへの接続に使用する接続要求 URL を判別する方法が決まります。 |
Connection Request Path |
デバイスの IP アドレスに基づいて URL パスを指定します。DPE はこのパスを使用して、接続要求 URL を構築します。 |
Connection Request Port |
デバイスのポート番号を指定します。DPE はこのポート番号を使用して、接続要求 URL を構築します。 |
Device Operation Timeout |
デバイス操作がタイムアウトになるまでの時間を秒単位で指定します。 |
Custom Discover Parameters |
デバイスから検出される必要があるカスタム パラメータを、カンマ区切り形式で指定します。 |
Custom Firmware Changed Parameters |
デバイスで新しいファームウェア バージョンが報告された場合にチェックする必要がある、カスタム パラメータを指定します。 |
Submit |
行った変更を有効化または実装します。 |
Reset |
すべての設定を元の設定に戻します。 |
RDU のデフォルト
RDU Defaults リンクをクリックすると、RDU Defaults ページ(図17-3 を参照)が表示されます。このページを使用して、RDU の動作に影響を与える設定を行います。
図17-3 RDU Defaults の Configure Defaults ページ
図17-3 にあるすべてのフィールドとボタンを 表17-4 に示します。
表17-4 RDU Defaults の Configure Defaults ページ
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Configuration Extension Point |
他のテクノロジー拡張が実行される前に実行する設定拡張を指定します。 |
Device Detection Extension Point |
デバイスのタイプを判別するために使用する拡張を示します。 |
Publishing Extension Point |
RDU パブリッシング プラグインに使用される拡張を指定します。これは、RDU データを別のデータベースにパブリッシングするときに役立ちます。 |
Extension Point Jar File Search Order |
上記の 4 つのフィールドにリストされている Jar ファイルでクラスを検索するときの順序を指定します。 |
Submit |
行った変更を有効化または実装します。 |
Reset |
すべての設定を元の設定に戻します。 |
(注) RDU 拡張ポイントの詳細については、「RDU 拡張の管理」を参照してください。
システムのデフォルト
Systems Defaults リンクをクリックすると、System Defaults ページ(図17-4 を参照)が表示されます。
図17-4 System Defaults の Configure Defaults ページ
図17-4 にあるすべてのフィールドとボタンを 表17-5 に示します。
表17-5 System Defaults の Configure Defaults ページ
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Default Device Type for Device Detection |
これまで RDU に登録されていないデバイスのデフォルトのデバイス タイプを指定します。次のオプションがあります。 • CWMP • None デバイス検出拡張がデバイス タイプを特定できない場合、デバイス タイプは「デフォルト タイプ」(CWMP または None)に指定されます。デフォルトのデバイス タイプを None に設定した場合、デバイス レコードは RDU に追加されません。
(注) 登録されていないデバイスが RDU に構成を要求できるのは、DPE コマンドライン インターフェイスで service cwmp num allow-unknown-cpe オプションをイネーブルにした場合のみです。それ以外の場合、不明なデバイスからの要求は RDU に転送されません。
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Maximum Troubleshooting Device Count |
一度にトラブルシューティングを行うことができるデバイスの最大数を指定します。デフォルトの数は 100 です。 |
Device History |
デバイス レコードおよびデバイス構成のロギングをイネーブルにするか、ディセーブルにするかを示します。 |
Immediate Operation History |
API から即時モードで開始されたデバイス操作の履歴のロギングをイネーブルにするか、ディセーブルにするかを示します。 |
On-Connect Operation History |
API から接続時モードで開始されたデバイス操作の履歴のロギングをイネーブルにするか、ディセーブルにするかを示します。 |
Instruction Generation History |
デバイスに対する命令の生成履歴のロギングをイネーブルにするか、ディセーブルにするかを示します。 |
Maximum History Entries Per Device |
デバイスごとに格納されるデバイス履歴のエントリの最大数を指定します。デフォルトのエントリ数は 40 です。 |
Performance Statistics Collection |
統計情報の収集をイネーブルにするかどうかを指定します。パフォーマンス統計情報については、「パフォーマンス統計情報の監視」を参照してください。 |
Submit |
行った変更を有効化または実装します。 |
Reset |
すべての設定を元の設定に戻します。 |
ファイルの管理
BAC 管理者のユーザ インターフェイスを使用すると、CWMP ファイルまたはデバイスのソフトウェア イメージを動的に生成するためのテンプレート ファイルおよびパラメータ辞書を管理できます(図17-5 を参照してください)。次に示すいずれかのファイル タイプを追加、削除、置換、またはエクスポートできます。
• Configuration Template:CWMP 設定ポリシーが記述された XML ファイルです。パラメータ値の設定、Notification 属性、および Access Control 属性などが含まれます。詳細については、「設定テンプレートのオーサリング」を参照してください。
• Firmware File:デバイス ファームウェアのイメージです。機能をアップグレードするために、デバイスにダウンロードできます。BAC は、このファイル タイプをその他のバイナリ ファイルと同様に扱います。詳細については、「ファームウェア管理」を参照してください。
• Firmware Rules Template:公開されたスキーマ文書に従って記述された XML ファイルです。各ファームウェア ルール テンプレートには、特定の条件に基づいてファームウェア アップデートをトリガーするルールが 1 つ以上含まれています。詳細については、「ファームウェア管理」を参照してください。
• JAR File:BAC の拡張をロードするために使用されます。
• Parameter Dictionary:デバイスを設定するときに BAC で使用される、有効なオブジェクトとパラメータのリストが記述された XML ファイルです。辞書により、設定テンプレートおよびファームウェア ルール テンプレートで使用されているオブジェクトとパラメータが検証されます。詳細については、「パラメータ辞書」を参照してください。
• Parameter List:デバイスが BAC に接続するたびに取得される、デバイスで事前定義されているパラメータのリストが記述された XML ファイルです。
(注) 図17-5 は、Manage Files ページで Search ボタンをクリックした後に表示されるページです。
図17-5 Manage Files ページ
図17-5 のフィールドとボタンを 表17-6 に示します。
表17-6 Manage Files ページ
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File Type |
File Type |
ファイル タイプを指定します。 |
File Name |
ファイル名を指定します。この値には、完全なファイル名を指定するか、文字列の先頭にワイルドカード文字を含めて、所定のサフィックスに一致するすべてのファイルを対象にすることができます。 |
Page Size |
表示するページの長さを指定します。 |
Search |
選択された File Type および File Name 検索パラメータに一致する名前を使用して、ファイルの検索を開始します。 |
Add |
新しいファイルを追加します。 |
Delete |
選択したファイルをデータベースから削除します。 |
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Files list |
検索基準と一致したファイルのリストが表示されます。
(注) このリストで選択した項目を削除するには、その項目のすぐ左にあるチェックボックスをオンにする必要があります。
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View |
選択したファイルの詳細情報が表示されます。 |
File Type |
ファイルのタイプが示されます。たとえば、Configuration Template、Firmware Rules Template、Parameter List などです。 |
Export |
選択したファイルをクライアントのコンピュータにエクスポートします。 |
ファイルの追加
既存のファイルを RDU データベースに追加するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Files を選択します。
ステップ 3 View Files ページが表示されます。Add をクリックします。
ステップ 4 Add Files ページが表示されます。File Type を選択します。
(注) Firmware ファイル タイプの場合、情報の提供のみを目的とした 2 つの追加フィールド、Firmware Version と Description が表示されます。これらのフィールドには任意の文字列を入力できます。
ステップ 5 Source File Name および File Name に値を入力します。ソースファイルの正確な名前が分からない場合は、Browse 機能を使用して目的のディレクトリを見つけて、そのファイルを選択します。デフォルトでは、最大 10 MB のファイル サイズがサポートされています。
ステップ 6 Submit をクリックします。
View Files ページが表示され、追加されたファイルが示されます。
ファイルの表示
ファイルの内容を表示するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Files を選択します。
ステップ 3 View Files ページが表示されます。File Type を使用して、必要なファイルを検索します。
ステップ 4 検索で指定したファイル タイプに対応する View Details アイコン( )をクリックします。
View File ページが表示されます。
ファイルの置換
既存のファイルを置換するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Files を選択します。
ステップ 3 検索出力リストから、置換するファイルに対応するリンクを選択します。
ステップ 4 Replace File ページが表示されます。選択したファイル名がすでにこのページに表示されています。ファイル名が表示されているファイルと置換する、ソース ファイルのパスおよびファイル名を入力します。
(注) ソース ファイルの正確な名前や場所が分からない場合は、Browse 機能を使用して目的のディレクトリを見つけて、そのファイルを選択します。
ステップ 5 Submit をクリックします。
(注) サービス クラスに関連付けられている設定テンプレートまたはファームウェア テンプレートをアップデートする場合、置換ファイルを送信すると、影響を受けるデバイスに対する命令が BAC によって再生成されることを示す確認ページが表示されます。Instruction Generation Service は、このテンプレートに関連付けられているすべてのデバイスに対する命令を、サービス クラスの関連付けを介して自動的に再生成し、新しい命令を適切な DPE に送信します。
ステップ 6 OK をクリックします。View Files ページが表示されます。
ファイルのエクスポート
エクスポート機能を使用して、ファイルを自分のローカル ハード ドライブにコピーできます。
(注) 次に示す手順は、Internet Explorer を使用している場合のものです。Netscape Navigator を使用している場合は、手順が異なります。
ファイルをエクスポートするには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Files を選択します。
ステップ 3 エクスポートするファイルを指定します。
ステップ 4 バイナリ ファイルをエクスポートするには、 Export アイコン( )をクリックします。ファイルを開くか、または保存するよう求めるメッセージが表示されます。テンプレートなどの XML ファイルをエクスポートする場合、 Export アイコンをクリックすると、ファイルの内容が表示されます。したがって、 Export アイコンを右クリックし、 Save Target As を選択する必要があります。
ステップ 5 BAC 管理者のユーザ インターフェイスに戻ります。
ファイルの削除
既存のファイルを削除するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Files を選択します。
ステップ 3 Files 領域に、修正するファイルのファイル名を入力します。
ステップ 4 Search をクリックします。
ステップ 5 該当のファイルが Files リストに表示されます。該当の 1 つまたは複数のファイルを選択します。
ステップ 6 Delete をクリックします。
注意
サービス クラスに直接リンクされていないが、サービス クラスにリンクされている他のテンプレート ファイルによって参照されるテンプレート ファイルを削除すると、命令の再生成サービスが失敗する原因になります。
(注) サービス クラスに関連付けられているファイルは削除できません。操作を続ける前に、サービス クラスの関連付けを解除する必要があります。詳細については、「サービス クラスの設定」を参照してください。
ライセンス キーの管理
ソフトウェア ライセンスは、特定の機能を有効にするか、または自分の環境の機能を高めるために使用します。それぞれのライセンスは、永久ライセンスまたは評価ライセンスとして入手できます。
• Permanent:永久ライセンスは、自分のネットワーク環境で使用するために購入するライセンスで、それに対応する特定の機能が有効になります。
• Evaluation:評価ライセンスは、インストール後の所定の期間、機能が有効になります。新しい永久ライセンス番号を入力することによって、評価ライセンスを永久ライセンスにアップグレードできます。
注意
評価ライセンス キーがインストールされた状態で、完全運用のネットワークへの展開を行わないようにしてください。評価ライセンスを使用して行ったプロビジョニングは、その評価ライセンスの期限が満了した時点で無効になります。
評価ライセンスから永久ライセンスにアップグレードするときに、ソフトウェアを再インストールしたり、BAC を再設定する必要はありません。BAC 管理者のユーザ インターフェイスを使用して、永久ライセンスを提供するだけです。
Manage License Keys ページ(図17-6)に、自分の実装用に入力したライセンスのリストが表示されます。この BAC リリースでは、CWMP 準拠デバイスおよび DPE の、評価ライセンスと永久ライセンスの両方がサポートされます。また、使用可能な各ライセンスのステータスが有効または期限満了のいずれかで表示されるか、あるいは期限満了日が表示されます。
(注) ライセンスを追加することで、永久ライセンスをアップグレードして、ライセンスされるデバイスの数を増やすことができます。ライセンスされたデバイスの数が上限に達すると、新しいデバイスをプロビジョニングできませんが、すでにプロビジョニングされた既存のデバイスは引き続きサービスを受けられます。
図17-6 Manage License Keys ページ
ライセンスの追加と修正
ライセンスを追加、修正、またはアップグレードするには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの License Keys を選択します。
ステップ 3 シスコシステムズの代理店または Cisco Technical Assistance Center(TAC)の Web サイトから新しいライセンス キーを取得します。TAC の連絡先については、このガイドの「 このマニュアルについて」を参照してください。
ステップ 4 License Key フィールドに新しいライセンス キーを入力します。
ステップ 5 Add/Upgrade をクリックして新しいライセンス キーをインストールします。永久ライセンス キーを入力すると、対応する評価ライセンス キー(そのキーがインストールされていた場合)が無効になります。新しいテクノロジーに対するライセンス キー(永久または評価)を入力すると、テクノロジー リストにそのテクノロジーが表示されます。
RDU 拡張の管理
カスタム拡張の作成は、基本的には、プログラミング作業です。BAC 管理者のユーザ インターフェイスと併用することで、この作業では、BAC の動作を強化したり、新しいデバイス テクノロジーのサポートを追加したりできます。
拡張の管理には、次の作業があります。
• 「新しいクラスの作成」
• 「RDU カスタム拡張のインストール」
• 「RDU 拡張の表示」
(注) 拡張ポイントが連続的に実行されるようにすることによって、複数の拡張ポイントを指定できます。これを行うには、カンマ区切りリスト形式で拡張ポイントを指定します。
新しいクラスの作成
次の手順は、カスタム拡張の作成プロセス全体をより明確に説明するためのものです。さまざまなタイプの拡張を作成できます。次の手順では、パブリッシング拡張を使用します。
新しいクラスを作成するには、次の手順に従います。
ステップ 1 カスタム パブリッシング拡張に関する Java ソース ファイルを作成し、コンパイルします。
ステップ 2 拡張クラスを記述する Jar ファイルのマニフェスト ファイルを作成します。
ステップ 3 カスタム拡張ポイントに関する Jar ファイルを作成します。Jar ファイルには任意の名前を割り当てることができますが、特性を説明するような名前にする必要があります。また、他の既存の Jar ファイルと同じ名前にすることはできません。
RDU カスタム拡張のインストール
Jar ファイルを作成したら、管理者のユーザ インターフェイスを使用してファイルをインストールします。
ステップ 1 「ファイルの追加」を参照して、新しい Jar ファイルを追加します。
(注) JAR ファイル タイプを選択します。Browse 機能を使用して、「新しいクラスの作成」の手順で作成した Jar ファイルを見つけ、このファイルをソース ファイルとして選択します。File Name を空白のままにすると、ソース ファイルと外部ファイルの両方に同じファイル名が割り当てられます。このファイル名が、管理者のユーザ インターフェイスに表示されます。
ステップ 2 Submit をクリックします。
ステップ 3 RDU Defaults の Configure Defaults ページに戻り、新しく追加された Jar ファイルが Extension Point Jar File Search Order フィールドに表示されることを確認します。
ステップ 4 Publishing Extension Point フィールドに拡張クラス名を入力します。
(注) クラス名が Jar ファイル内に存在しない場合や、BAC が他のエラーを検出した場合は、RDU からエラーが返されます。このエラーは、主に Jar ファイルを置換するときに発生します。たとえば、設定したクラスが置換 Jar ファイル内で見つからない場合などです。
ステップ 5 Submit をクリックして、変更を RDU データベースにコミットします。
ステップ 6 RDU 拡張を表示し、正しい拡張がロードされることを確認します。
RDU 拡張の表示
すべての RDU 拡張の属性は、View Regional Distribution Unit Details ページに直接表示できます。このページには、インストールされている拡張 Jar ファイルとロードされた拡張クラス ファイルに関する詳細が表示されます。
プロビジョニング データのパブリッシング
BAC には、追跡したプロビジョニング データを外部データストアにリアルタイムにパブリッシングする機能があります。そのためには、目的のデータストアにデータを書き込むパブリッシング プラグインを開発する必要があります。Manage Publishing ページには、プラグインの名前、その現在のステータス(イネーブルかどうか)、およびイネーブルまたはディセーブルにするためのスイッチが表示されます。
実装に必要なプラグインはすべてイネーブルにすることができますが、パブリッシング プラグインを使用するとシステム パフォーマンスが低下することがあるため、注意が必要です。
(注) BAC にはパブリッシング プラグインが付属していません。管理者は自分でプラグインを作成し、それらを JAR ファイルと同じ方法で BAC にロードする必要があります(「ファイルの追加」を参照してください)。その後、Manage Publishing ページからプラグインを管理します。
データストアの変更のパブリッシング
パブリッシング プラグインをイネーブルまたはディセーブルにするには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Publishing を選択します。
ステップ 3 Manage Publishing ページが表示されます。このページには、使用可能なデータベースのすべてのプラグインのリストが表示され、それぞれのプラグインの現在のステータスが示されます。目的のプラグインをイネーブルまたはディセーブルにするには、対応するステータス インジケータをクリックします。ステータスをクリックすることで、イネーブルとディセーブルが切り替わります。
パブリッシング プラグイン設定の修正
これらの設定は、プラグインの作成者が各自のデータストアの RDU にプラグイン設定を保存するための便利な手段です。パブリッシング プラグイン設定を修正するには、次の手順に従います。
ステップ 1 プライマリ ナビゲーション バーの Configuration を選択します。
ステップ 2 セカンダリ ナビゲーション バーの Publishing を選択します。Manage Publishing ページが表示されます。
ステップ 3 修正するプラグインに対応するリンクをクリックします。Modify Publishing Plug-Ins ページが表示されます。
Modify Publishing Plug-Ins ページに表示されるフィールドを 表17-7 に示します。
表17-7 Modify Publishing Plug-ins ページ
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Plug-In |
パブリッシング プラグインの名前が表示されます。 |
Server |
データストアがあるサーバの名前を指定します。 |
Port |
データストアがあるポートの番号を指定します。 |
IP Address |
データストアがあるサーバの IP アドレスを指定します。通常、この IP アドレスは、サーバ名を使用しない場合に指定します。 |
User |
データストアにアクセスするためのユーザ名を指定します。 |
Password |
データストアにアクセスするためのユーザのパスワードを指定します。 |
Confirm Password |
確認のため、上のフィールドに入力したパスワードをこのフィールドにも入力します。 |
ステップ 4 Server、Port、IP Address、User、Password、および Confirm Password の各フィールドに必要な値を入力します。これらはすべて必須フィールドなので、これらの情報を入力しなければ、次の操作へ進むことができません。
ステップ 5 Submit をクリックして、選択したプラグインへの変更を実行するか、または、Reset をクリックして、このページのすべてのフィールドをクリアします。