この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Broadband Access Center(BAC)の Device Provisioning Engine(DPE)を管理および監視するために使用するコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドについて説明します。
• 「dpe provisioning-group primary」
• 「no dpe provisioning-group primary」
• 「interface ethernet provisioning enabled」
このコマンドは、DPE キャッシュ全体を消去して、サーバをクリーンな状態にリセットするときに使用します。DPE を再起動すると、RDU に接続されて、RDU データベースに格納されている情報を基にキャッシュが再作成されます。
(注) DPE キャッシュを消去する前に、dpe stop コマンドを実行して必ず DPE を停止してください。詳細については、「dpe start | stop」を参照してください。
DPE で大きな問題が発生したときは、キャッシュをクリアするだけです。このコマンドを実行すると、自動的に DPE のデバイス キャッシュが再作成されるか、キャッシュへの読み込みが再開されます。このプロセスは、完了までに長時間かかる場合があります。
コマンドを入力すると、DPE キャッシュがクリアされ、その結果クリアになったディスク領域の大きさを示すプロンプトが表示されます。キャッシュがクリアできなかった場合は、失敗の理由が表示されます。
このコマンドは、CLI サーバが DPE と通信するためのポートを指定するときに使用します。
(注) ポート番号を変更する前に、DPE を停止する必要があります。稼動中の DPE でこのコマンドを実行しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
ERROR: DPE must be stopped before changing the port number.
このコマンドによって変更された内容を有効にするには、DPE を再起動する必要があります。DPE の起動と停止については、「dpe start | stop」を参照してください。
このコマンドは、特定のプライマリ プロビジョニング グループのメンバとして DPE を指定するときに使用します。ほとんどの DPE は単一のプライマリ プロビジョニング グループを使用して構成されますが、複数のプロビジョニング グループを選択すると、複数の DHCP サーバでこの DPE を使用できるようになります。
デバイス数の多い新しいプロビジョニング グループを割り当てたときに、ネットワーク内のデバイス数およびデバイス構成のサイズによっては、DPE を再起動するのに長時間かかる場合があります。これは、各プロビジョニング グループではキャッシュの同期化、新しいプロビジョニング グループではキャッシュの完全な再作成が必要なためです。
(注) 通常の状況では、プロビジョニング グループは、DPE が最初にネットワーク上に配置されたときにのみ変更する必要があります。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にしてください。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
構成されたプライマリ プロビジョニング グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。詳細については、「no dpe provisioning-group primary」を参照してください。
• name:割り当てられたプライマリ プロビジョニング グループを表します。
• name* :複数のプロビジョニング グループのエントリを許可します。複数のプロビジョニング グループを指定するときは、名前の間にスペースを挿入する必要があります。
(注) 配置済みのテクノロジーによっては、DPE が所属できるプロビジョニング グループを 1 つ以上指定できる場合があります。この BAC のリリースでは、DPE を 1 つのプロビジョニング グループに指定することを要求する CWMP 技術のみがサポートされます。
このコマンドは、構成されたプライマリ プロビジョニング グループをクリアするときに使用します。プライマリ プロビジョニング グループが利用できない場合、他のプロビジョニング グループのバックアップまたは TFTP ファイル キャッシュとして、DPE を使用することができます。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にしてください。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
DPE サーバで使用されるプライマリ プロビジョニング グループを設定するには、「dpe provisioning-group primary」を使用します。
このコマンドは、この DPE が接続される RDU を表示するときに使用します。通常、RDU はデフォルトのポートに設定しますが、セキュリティ上の理由から、RDU を非デフォルトのポートで実行するように設定することもできます。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にしてください。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
これは、RDU ホストの完全修飾ドメイン名を指定したときの結果です。
このコマンドは、DPE を再起動するときに使用します。DPE は、リロード オペレーションを行う前に実行されている必要があります。DPE が 60 秒以内に停止されていない場合、BAC プロセス ウォッチドッグ(bprAgent)によって DPE が自動的に停止され、その旨を伝えるアラート メッセージが表示されます。メッセージが表示された後、DPE が再起動します。
このコマンドは、RDU との通信に必要な共有秘密情報を設定するときに使用します。2 台のサーバで設定された共有秘密情報が一致しない場合、通信は失敗します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して、変更内容を有効にしてください。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
このコマンドは、DPE を起動または停止するときに使用します。
• start :DPE を起動します。このコマンドは、DPE が実行されていないときにのみ使用できます。DPE を正常に起動しても、DPE が正常に実行されるという保証はありません。DPE ログをチェックして、DPE が正しく起動されたことを確認します。さらに、ログを定期的にチェックして、別のエラーが発生していないかどうかを確認します。
• stop :DPE を停止します。このコマンドは、DPE が実行されているときにのみ使用できます。DPE が 60 秒以内に停止されていない場合、DPE エージェントによって DPE が自動的に停止され、その旨を伝えるアラート メッセージが表示されます。
このコマンドは、イーサネットのインターフェイスをプロビジョニング要求の処理に使用するかどうかを制御するときに使用します。このコマンドにより、DPE による RDU とのインタラクションが、CPE とのインタラクションから分離されます。具体的には、イネーブル化されたインターフェイスの完全修飾ドメイン名が、CPE デバイスが実行するファイルのダウンロード用 URL として設定されます(FQDN の設定については、「interface ethernet provisioning fqdn」を参照してください)。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して、変更内容を有効にしてください。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
• intf0 | intf1:イーサネットのインターフェイスを表します。
このコマンドは、特定のインターフェイスに完全修飾ドメイン名(FQDN)を設定するときに使用します。プロビジョニング FQDN は、特定の DPE インターフェイスを接続するために CPE デバイスに設定する FQDN です。CWMP では、RDU のプロビジョニング グループ オブジェクトで異なる値が設定されている場合を除き、この FQDN は CPE のリダイレクト(または同等の)機能を実行するときに、自動構成サーバの URL を作成するために使用されます。
(注) 特定のプロビジョニング グループ内では、すべての DPE に必ず同一の FQDN を使用してください。DPE がロード バランサの背後にある場合は、ロード バランサの FQDN をインターフェイス FQDN として使用し、同じロード バランサ グループの一部であるすべての DPE で、この FQDN が同一であることを確認してください。
インターフェイスに FQDN を設定する前に、このインターフェイスでプロビジョニングがイネーブルになっていることを確認してください。インターフェイス上でプロビジョニングをイネーブルにするには、「interface ethernet provisioning enabled」を参照してください。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して、変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
このコマンドは、DPE にキャッシュされたデバイス構成を表示するときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
この使用例の目的上、デバイスの ID を 0014XX-XXX000000001 と仮定します。
このコマンドは、DPE が実行されているかどうかをチェックするときに使用します。結果として、プロセスの状態および稼動の統計(実行されている場合)が表示されます。このコマンドによって、DPE が正常に実行されているかどうかは確認できません。プロセスが実行されているかどうかのみ示されます。ただし、DPE が実行されているときには、このコマンドが出力する統計を使用して、DPE によって要求が正常にサービスされているかどうかを確認できます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
このコマンドは、現在の DPE 設定を表示するときに使用します。コマンドを入力すると、DPE の構成が表示されます。