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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Broadband Access Center(BAC)の Device Provisioning Engine(DPE)上の SNMP エージェントを管理および監視するために使用するコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドについて説明します。
このコマンドは、外部の SNMP マネージャが DPE の SNMP エージェントにアクセスするための、コミュニティのアクセス ストリングを設定するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
特定のコミュニティ ストリングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します(「no snmp-server community」を参照してください)。
• ro :読み取り専用(ro)コミュニティ ストリングを割り当てます。実行できるのは Get 要求(クエリー)だけです。NMS と管理対象デバイスは、同じコミュニティ ストリングを参照する必要があります。
• rw :読み取りと書き込み(rw)コミュニティ ストリングを割り当てます。SNMP アプリケーションでは、Set オペレーションに rw アクセスが必要です。rw コミュニティ ストリングを使用すると、OID 値への書き込みアクセスが可能になります。
(注) デフォルトの ro および rw コミュニティ ストリングは、それぞれ bacread と bacwrite です。BAC を配置する前に、これらの値を変更することをお勧めします。
このコマンドは、特定のコミュニティ ストリングを削除するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
外部の SNMP マネージャが DPE の SNMP エージェントにアクセスするための、コミュニティのアクセス ストリングを設定するには、 snmp-server community コマンドを使用します。詳細については、「snmp-server community」を参照してください。
このコマンドは、MIB II で定義されているシステム接点(sysContact)を示す文字列を入力するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
DPE 担当者のシステム接点を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。詳細については、「no snmp-server」を参照してください。
このコマンドは、DPE 担当者のシステム接点を削除するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
システム接点を示す文字列を入力するには、 snmp-server contact コマンドを使用します。詳細については、「snmp-server contact」を参照してください。
このコマンドは、すべての SNMP 通知の受信者を指定するときに使用します。このコマンドを複数のインスタンスで使用して、複数の通知受信者を指定することができます。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
指定された通知受信者を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。詳細については、「no snmp-server host」を参照してください。
• host-addr:通知の送信先となるホストの IP アドレスを指定します。
• community :SNMP 通知の送信中に使用するコミュニティ ストリングを指定します。
• port:SNMP 通知の送信に使用する UDP ポートを表します。デフォルトの UDP ポート番号は 162 です。
このコマンドは、指定された通知受信者を削除するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
すべての SNMP 通知の受信者を指定するには、 snmp-server host コマンドを使用します。詳細については、「snmp-server host」を参照してください。
このコマンドは、SNMP エージェントから SNMP マネージャに送信される SNMP 通知のタイプを指定するときに使用します。デフォルトではトラップが送信されますが、このコマンドを使用すると、トラップではなく SNMP 情報が送信されます。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
SNMP 通知を切り替えて、デフォルト設定であるトラップに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。詳細については、「no snmp-server inform」を参照してください。
• count :SNMP エージェントからマネージャに情報を送信できる回数を表します。設定したリトライ回数に達する前にタイムアウト期間が終了した場合、SNMP サーバは情報の送信を停止します。
• time :SNMP サーバが情報の送信を継続する時間の長さ(ミリ秒)を表します。タイムアウト期間が終了する前に最大リトライ回数に達した場合、SNMP サーバは情報の送信を停止します。
(注) SNMP 情報を設定するときのリトライ回数およびタイムアウトを指定することはオプションです。指定しない場合は、デフォルト値のリトライ回数 1 回および 5000 ミリ秒が使用されます。
この例では、SNMP 情報は、リトライが停止されるまでに最大 5 回送信されます。リトライが 5 回行われる前に 500 ミリ秒のタイムアウト期間が終了した場合、情報の送信は停止されます。
このコマンドは、SNMP マネージャに送信される SNMP 通知を切り替えて、デフォルト設定であるトラップに戻すときに使用します。
送信される SNMP 通知のタイプを指定するには、 snmp-server inform コマンドを使用します。詳細については、「snmp-server inform」を参照してください。
このコマンドは、MIB II で定義されているシステム ロケーション(sysLocation)を示す文字列を入力するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
システム ロケーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。詳細については、「no snmp-server location」を参照してください。
このコマンドは、システム ロケーションを削除するときに使用します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に snmp-server reload コマンドを実行して SNMP エージェントを再起動する必要があります。詳細については、「snmp-server reload」を参照してください。
システム ロケーションを示す文字列を入力するには、 snmp-server location コマンドを使用します。詳細については、「snmp-server location」を参照してください。
このコマンドは、DPE の SNMP エージェントのプロセスをリロードするときに使用します。このコマンドを入力すると、リロードされた SNMP エージェント プロセスが表示されます。
(注) RDU および DPE で SNMP プロセスが起動すると、システムの動作時間を含むトラップが送信されます。ただし、BAC トラップ通知はデフォルトではディセーブルになっています。対応する MIB オブジェクトを SNMP 経由で設定することによってのみ、トラップ通知をイネーブルにできます。CLI または管理者ユーザ インターフェイス経由で、トラップ通知をイネーブルにすることはできません。
この BAC のリリースでは、CISCO-BACC-SERVER-MIB ファイルで定義されているトラップ通知だけがサポートされます。詳細については、BPR_HOME/rdu/mibs ディレクトリの MIB ファイルを参照してください。
このコマンドは、DPE の SNMP エージェントのプロセスを起動または停止するときに使用します。
• start :DPE の SNMP エージェントのプロセスを開始します。
(注) このコマンドは、SNMP エージェントが動作していないときにのみ使用してください。SNMP エージェントがすでに動作しているときにこのコマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。
Process snmpAgent is already running
このコマンドは、SNMP エージェントがリッスンする UDP ポート番号を特定するときに使用します。
DPE では、他のアプリケーションが使用するポート間の共有違反を回避するためにこのコマンドが必要です。ポート番号を変更することにより、ポートの競合が発生しなくなります。
SNMP エージェントのデフォルトのポート番号 8001 は、Solaris コンピュータ上の他の SNMP エージェントとのポートの競合を回避する標準的な SNMP エージェント ポートとは異なります。
(注) SNMP エージェントが使用する UDP ポートを標準的なポート(番号 161)に変更することをお勧めします。
SNMP エージェントがリッスンするポートを変更してデフォルトの UDP ポート番号に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。詳細については、「no snmp-server udp-port」を参照してください。
このコマンドは、SNMP エージェントがリッスンするポートを変更して、デフォルトの UDP ポート番号(8001)に戻すときに使用します。
(注) SNMP エージェントの標準的なポート番号である 161 以外のポート番号を使用すると、同じ Solaris コンピュータで実行されている他の SNMP エージェントとポートの競合が発生する可能性が高まります。
SNMP エージェントがリッスンする UDP ポート番号を特定するには、 snmp-server udp-port コマンドを使用します。詳細については、「snmp-server udp-port」を参照してください。